説明

インダクタンスの要素を付加した分布定数コンデンサー素子

【課題】 現在、利用する回路はフィードバック(正帰還)回路のみとなっており、今後の応用回路の模索が必要。
また、コンダクタンス、インダクタンスの容量が低い。
【解決手段】 コンデンサーを使用している回路に本素子を加えて音色等を確認する。
また、コンダクタンス、インダクタンスの容量が低い点は長さを長くするか、形状を平たくしたりして容量の増加を模索する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
コンデンサー、コイル、コンデンサー・コイル複合素子
【背景技術】
【0002】
コンデンサー、及びコイルの単独の部品があり、容量の計算式も整っていると共に測定方法も確立している。
【発明の概要】
芯線にスパイラル上に複線を巻いたことによるコンダクタンスとリアクタンスの要素を持つ分布定数コンデンサー。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アンプのフィードバック(正帰還)回路に於いてコンデンサーによる発信、エコーを緩和する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
アンプのフィードバック(正帰還)回路に本素子を使用する。
【発明の効果】
【0006】
アンプのフィードバック(正帰還)回路に本素子を使用することにより、発信をおこさず、伸びの良い音のオーディオアンプを作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
コイルの要素を含んだコンデンサーの等価回路です。
【図1】等価回路
【図2】形態図 図1の形態図です。
【図3】素子記号 図1の素子記号です。
【発明を実施するための形態】
【0008】
アンプの出力側のホットとアンプの入力側のコールドに本素子を使用し接続する。
(フィードバック(正帰還))
【実施例】
【0009】
出力トランスを使用したA級動作真空管アンプの場合、第1段増幅のグリットと出力側のトランスのホット側を1pF〜5pFの容量の本素子で結合(フィードバック(正帰還))する。
【産業上の利用可能性】
【0010】
コンデンサー結合で発信しやすい回路などへの応用。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯線にスパイラル状に複線を巻いてコンデンサーとして使用する方法。
【請求項2】
芯線、スパイラル状の複線の形状(丸い線、平たい線)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−34323(P2012−34323A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−182595(P2010−182595)
【出願日】平成22年8月2日(2010.8.2)
【出願人】(509169734)
【Fターム(参考)】