インデックスシート、写真収納ケース、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
【課題】 写真プリントを簡単に整理することができ、その整理した写真プリントを後から検索し易くする。
【解決手段】 スロット600や入出力装置400との間で複数の写真画像及びその写真画像に対する見出し情報の入出力処理を行う入出力処理部301と、複数の写真画像に基づいて写真プリント画像を生成する写真プリント画像生成部303と、複数の写真画像の縮小画像を含むインデックスプリント画像、及び、見出し情報を含む見出し画像を、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合することでインデックスシート画像を生成するインデックスシート画像生成部304と、これらの生成された画像を装置本体200にて印刷するための処理を行うプリント画像処理部305とを備えた。
【解決手段】 スロット600や入出力装置400との間で複数の写真画像及びその写真画像に対する見出し情報の入出力処理を行う入出力処理部301と、複数の写真画像に基づいて写真プリント画像を生成する写真プリント画像生成部303と、複数の写真画像の縮小画像を含むインデックスプリント画像、及び、見出し情報を含む見出し画像を、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合することでインデックスシート画像を生成するインデックスシート画像生成部304と、これらの生成された画像を装置本体200にて印刷するための処理を行うプリント画像処理部305とを備えた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真プリントに添付されるインデックスシート、写真プリントを収納するための写真収納ケース、及びインデックスシートの画像を生成するための画像処理装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
写真店等で写真プリントを依頼すると、写真プリントは伝票付きの封筒にばらで入れられてくるのが普通である。従って、写真プリントを受け取った顧客は、その整理を行わなければならない。
そのような整理の手段の一つにアルバムがある。例えば、写真プリントを厚手の紙に貼って保管するもの、いわゆるフエルアルバム(写真プリントを糊付きフィルムに挟んで保管するタイプのもの)、薄いフィルムポケットに収納するもの等である。また、最近では、クリアファイル状のビニールポケットに写真プリントを入れて持ち運べるようにし、かつ、保管できるようにしたものもある。
【0003】
ところが、封筒に入れて渡された写真プリントをアルバムに整理するという作業自体が面倒なため、結局多くの写真プリントが整理されずにたまってしまい、時間的制約の多い現代人にとってはあまり役に立つものとは言えない。
また、アルバムは、一般に、写真プリントの体積に比して台紙が非常に大きな体積を占有してしまう。長年にわたって写真プリントが蓄積されると、アルバムの収納に非常に大きな場所が必要となってしまう。
更に、整理した写真プリントの中から特定の写真プリントを探す場合、表紙のタイトルを見て判断するか、表紙にタイトルがない場合は中味を見直す必要があり、手間がかかっていた。
かかる事情に鑑み、簡易な写真収納ケースであって、インデックスシートを外から見えるように収納できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−255234号公報(第2、3頁、第3−5図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この写真収納ケースにおいては、インデックスシートが外から見えるように収納されているに過ぎない。例えば、この写真収納ケースを本棚等に陳列することを考えると、インデックスシートは見えなくなってしまうので、ケースを取り出してインデックスシートを確認しなければ中身を判別することができないという問題点があった。
また、インデックスシートは、縮小画像であるので、そのケースに収納されている写真プリントがいつ撮影したものか、いかなるイベントで撮影したものか等は、すぐには分からないという問題点もあった。
【0006】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、写真プリントを簡単に整理することができ、その整理した写真プリントを後から検索し易くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的のもと、本発明では、インデックスシートに背表紙部(見出し領域)とインデックスプリント部(インデックスプリント領域)とを、見出し領域の見出しが背表紙として機能するように形成するようにした。即ち、本発明のインデックスシートは、特定の写真プリント群に含まれる写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートであり、特定の写真プリント群に含まれる複数の写真プリントの画像が形成されたインデックスプリント領域と、インデックスプリント領域と折り目を共有する領域であって、特定の写真プリント群に対する見出し画像が形成された見出し領域とを有する。
【0008】
また、本発明は、写真プリントを収納するための写真収納ケースとして捉えることもできる。その場合、本発明の写真収納ケースは、第1の面、及び、その第1の面に隣接する第2の面を含む少なくとも5つの面と、写真プリントの元画像が形成されたインデックスプリント領域、及び、その写真プリントに対する見出し情報を表示するための見出し領域からなるインデックスシートとを有し、インデックスシートは、インデックスプリント領域が第1の面に垂直な方向から視認でき、かつ、見出し領域が第2の面に垂直な方向から視認できるように取り付けられている。
【0009】
更に、本発明は、写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートの画像を生成する画像処理装置として捉えることもできる。その場合、本発明の画像処理装置は、複数の写真画像を取得する画像取得部と、複数の写真画像に対する見出し情報を取得する情報取得部と、画像取得部により取得された複数の写真画像から選択された所定数の画像を含むインデックスプリント画像と、情報取得部により取得された見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合することにより、見出し有りインデックスシート画像を生成するインデックスシート画像生成部とを備えている。
【0010】
更にまた、本発明は、写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートの画像を生成する画像処理方法として捉えることもできる。その場合、本発明の画像処理方法は、複数の写真画像を取得するステップと、複数の写真画像に対する見出し情報を取得するステップと、複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成するステップとを含んでいる。
【0011】
一方、本発明は、所定の機能をコンピュータに実現するためのプログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明のプログラムは、コンピュータに、複数の写真画像を取得する機能と、複数の写真画像に対する見出し情報を取得する機能と、複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成する機能とを実現させるものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、写真プリントを簡単に整理することができるようになり、その整理した写真プリントを後から検索し易くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
[写真収納ケース]
図1は、本実施の形態に係る第1の写真収納ケースの断面図である。
この第1のケースは、CD(Compact Disk)ケース又はカセットテープケースのように、開口部と反対側に支点(回転中心)を設けている。そして、蓋部を、この回転中心の周りに、破線矢印で示すように回転させることにより、写真プリントの出し入れができるようになっている。また、ケースの内側には、図示する位置に、インデックスシートを固定するための突起TE、TTを設けている。
尚、以下では、ケースの内寸をd、ケースの本体及び蓋部の厚みをt、蓋部内側の開口部から最も遠くにある点から突起TEまでの長さをw1、同じ点から突起TTまでの長さをw2とする。
【0014】
また、図2は、本実施の形態に係る第2の写真収納ケースの断面図である。
この第2のケースは、開口部側に支点を持ったポケット型の形状となっている。このような形状の場合も、図では、第1のケースと同様の突起TE、TTを設けているが、開口部に対向する面(ポケットの底面)が突起の役割を果たすので、突起TEは設けなくてもよい。
いずれの写真収納ケースにおいても、その素材としては、例えば、ポリカーボネート樹脂を用いることができる。そして、写真収納ケースの外面のうち、後述するインデックスシートのインデックスプリント領域と背表紙領域が固定される面に用いられる樹脂は、透明又は半透明であることが好ましい。また、材質的な高級感を出すためにアクリル樹脂などを使用してもよい。
【0015】
ところで、本実施の形態に係る写真収納ケースでは、上述したように突起TE、TTを設け、インデックスシートを固定できるようにしている。
そこで、図3(a)に、インデックスシートを固定した状態のケースの一部を示している。インデックスシートが固定される部分以外については省略している。図示するように、インデックスシートの一端が突起TEで固定され、他端が突起TTで固定されている。そして、インデックスシートは、ケースの外から見て山折りにされている。
尚、図1、2、及び図3(a)では、突起TE、TTは、断面が直方体の構造とした。このような構造は、加工しやすいという利点があるが、突起TE、TTの形状は、これに限られるものではない。図3(a)の円で囲んだ部分の拡大図を図3(b)に示す。図3(b)では、右側に示すような、インデックスシートが脱落しにくいオーバーハング型の方が好ましい。
【0016】
また、本実施の形態に係る写真収納ケースとしては、L版(89mm×127mm)の写真プリントを収納するものとすると、例えば、図4に示すような4種類のサイズのものを作成することができる。ここでは、ネガからの写真プリントを収納する場合も想定して、24枚用、36枚用を作成することとし、更に、50枚用、75枚用も作成することとしている。尚、プリントの厚みは、通常の銀塩写真プリント用紙の厚手のものを想定して0.25mmとしている。そして、インデックスシートを固定する突起の高さ(引っかかり高さ)を0.8mmとし、積層厚みに余裕を持たせた。これにより、積層厚みは、24枚用ケースで6.8mm、36枚用ケースで9.8mm、50枚用ケースで13.3mm、75枚用ケースで19.55mmとなっている。
【0017】
そして、この積層厚みを踏まえて、内寸dは、24枚用ケースで10mm、36枚用ケースで14mm、50枚用ケースで18mm、75枚用ケースで25mmとしている。また、厚みtは、高級感を持たせるためには1.5mm又は2mm程度が好ましいので、ここでは、1.5mmとしている。その結果、外寸は、24枚用ケースで13mm、36枚用ケースで17mm、50枚用ケースで21mm、75枚用ケースで28mmとなっている。
尚、図4のようなケースの種類はあくまで一例であり、36枚相当は50枚と近くなるので50枚用ケースで代用するようにしてもよい。以下の説明では、36枚用ケースは用意せず、50枚用ケースで代用することを前提とする。
【0018】
また、突起TE、TTは、例えば、幅1mm、高さ0.8mmとなるように形成することができる。そして、突起TE、TTの間隔(w1+w2)は、L判を収納する場合であれば、(127+α)mmとするのが望ましい。即ち、L判の場合、突起TE、TTで固定すべきインデックスシートの長さは127mmであるが、突起TE、TTの間隔をそのまま127mmとすると、図3(a)に示すように、インデックスシートの厚さ及び山折り部分のたわみのために突起TE、TTの間に収まりきらなくなってしまうので、余裕分としてαmm長くしているのである。ここで、α=0.5mm程度であればよい。
尚、24枚用、50枚用、75枚用で内寸が異なるので、突起TE、TTの間隔を同じにするためには、蓋部における突起TTの位置を、これらのケースの種類に応じて変更する必要がある。しかしながら、画像処理ソフトの簡便化及びカバー側樹脂の金型共通化のためには、突起TTの位置は固定してもよい。この場合はカット長さを調整することで対応することができる。
また、本実施の形態では、L判の写真プリントを収納する収納ケースを考えたが、DSC判、キングサイズ等についても同様の考え方で作成することができる。
【0019】
[インデックスシート]
インデックスシートは、図5に示すように、24枚用、50枚用、75枚用の3種類の収納ケースごとに、フォーマットの異なる3種類のものを作成する。即ち、収納ケースの種類に応じて、背表紙の画像が形成された領域(背表紙領域)の幅が異なるものを作成する。具体的には、24枚用ケースに収納するインデックスシートには幅9mmの背表紙領域を設け、50枚用ケースに収納するインデックスシートには幅17mmの背表紙領域を設け、75枚用ケースに収納するインデックスシートには幅24mmの背表紙領域を設ける。
尚、背表紙には、選択されたカラーを背景とし、指定された情報を印字するようにした。この印字する情報には、目安のポイントマークとそのカラーバリエーション、外部から入力された文字列等が含まれる。また、印字する日付は、写真ファイルの付随情報から抽出するようにしてもよい。
【0020】
一方、インデックスシートのうち、縮小画像が形成される領域(インデックスプリント領域)は、外部からの指定により任意の形態を採用することができる。図5(a),(c)では、通常よく見られるように、5コマずつ4段に配置したインデックスプリントを形成している。これに対し、図5(b)では、そのフォーマットにおけるセンターの6コマ分を代表の1枚で置き換えたインデックスプリントを形成している。
つまり、本実施の形態のインデックスシートは、背表紙領域とインデックスプリント領域とが、写真収納ケースに収納する際に折られる部分(折り目)を介して接したものである。
尚、図示する例は、写真収納ケースの外から見えるように取り付けるインデックスシートの例であり、このインデックスシートに収まりきらない写真については、2枚目以降のインデックスシートに含めることもできる。デジタルカメラで撮影した写真の場合、枚数の上限がないので、基本的にインデックスシート枚数も変化する。尚、2枚目以降のインデックスシートにおいては、背表紙領域は設ける必要はない。
【0021】
[画像形成装置]
図6は、本実施の形態が適用される画像形成装置100の外観を示した図である。
図6に示すように、本実施の形態が適用される画像形成装置100は、入力された画像データを用紙に展開して印刷する装置本体200と、画像形成装置100の有する各種機能の選択をユーザに対して可能にするとともに画像形成装置100の操作パネルとして用いられる入出力装置400とを備えている。また、接続された外部機器等から受信した画像データを処理する処理装置300と、外部機器と接続される通信手段として機能する通信装置500とを備えている。更に、各種DVD(Digital Versatile Disc)や各種CD等の光ディスク、各種メモリ型カード等の可搬性のある記録媒体を挿抜可能に構成されたスロット600が設けられている。
【0022】
装置本体200は、例えば電子写真方式を用いて、入力された画像データに基づきトナー像を形成してフルカラーのプリント画像を得るプリンタとして機能する。また、スキャナを備え、このスキャナにより読み取られた画像データを出力するデジタル複写機としても機能する。更には、通信装置500を介して電話回線に接続されスキャン画像データの送受信と受信した画像データを出力するファクシミリとしても機能させることができる。このように、従来からある複合機として機能すると共に、装置本体200は、例えばデジタルカメラ(デジタルカメラとして機能する携帯電話等を含む)によって撮影された撮影画像を写真プリントする写真プリント装置として機能している。この写真プリント装置として機能させるために、装置本体200では、通常のトナー像形成に加えて、他の高画質化処理が行われる。また、例えば透明トナーなどを付加して光沢度(グロス)を向上させるなどにより、銀塩写真フィルムを用いた場合と同等レベルの写真プリントの出力を可能としている。この装置本体200の詳細な動作については後述する。
【0023】
処理装置300は、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ等のコンピュータ装置であり、各種記憶媒体からデータを読み取るドライブ装置を備えている。
入出力装置400は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイを備えている。ディスプレイの表面には、例えばタッチパネルを形成し、ユーザインタフェースとしての入力機能も備えることも可能である。タッチパネルの機能を備えていない場合には、例えば装置本体200の上面などに別に入力パネル(図示せず)やポインティングデバイス等を設け、入出力装置400に対するユーザからの操作入力を可能とするように構成することもできる。
【0024】
通信装置500は、例えばケーブルを備え、このケーブルに接続される機器の情報や画像データを取得できる。また、処理装置300からの命令を、ケーブルに接続される機器に送信できる双方向通信を可能としている。利用できるインタフェース規格としては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers1394)、SCSI(Small Computer System Interface)等である。ケーブルを有する場合の他、これらのデータ伝送方法が利用できるインタフェースコネクタを有するだけの構成とすることも可能である。尚、通信装置500のケーブルは、ユーザの選別を容易にするために、例えば通信機能毎に色分けがなされたり、また、機器を接続する端子部にUSBやIEEE1394などの名称が書かれたタックが付加されたりしていることが好ましい。
【0025】
次に、処理装置300の機能構成について説明する。
図7は、処理装置300の機能構成を示したブロック図である。
処理装置300は、入出力処理部301と、画像生成部302と、プリント画像処理部305とを含んでいる。
入出力処理部301は、スロット600に挿入された記録媒体から画像を入力したり、入出力装置400から各種情報を入力したり、入出力装置400に対してサムネイルを表示したりする。写真プリントする画像としてユーザが選択した画像を取得するという観点からは、画像取得部として把握することができ、写真プリントに対する見出し情報を取得するという観点からは、情報取得部として把握することができる部分である。
画像生成部302では、写真プリント画像生成部303が、写真プリントの画像を生成し、インデックスシート画像生成部304がインデックスシートの画像を生成する。
プリント画像処理部305は、画像生成部302が生成した画像を装置本体200にて印刷するための処理を行う。
【0026】
尚、これらの機能部分は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、処理装置300のCPUが、入出力処理部301、画像生成部302(写真プリント画像生成部303、インデックスシート画像生成部304を含む)、プリント画像処理部305を実現するプログラムを外部記憶装置から主記憶装置に読み込んで処理を行う。
【0027】
次に、処理装置300による画像処理の動作について説明する。
図8は、入出力処理部301の動作を示したフローチャートである。
まず、入出力処理部301は、スロット600に挿入された記録媒体に記録された画像を取得する(ステップ101)。そして、それらの画像のサムネイルを生成して入出力装置400に表示する(ステップ102)。その後、ユーザが、この表示されたサムネイルの中からプリントしたい画像のサムネイルを選択すると、入出力処理部301は、その選択された画像を特定する情報(選択情報)を受け取る(ステップ103)。
次に、入出力処理部301は、インデックスシートの背表紙の色や背表紙に印字したいマーク、文字列等の情報(背表紙情報)と、インデックスプリントに含めるサムネイルの数、配置フォーマット等の形態に関する情報(インデックスプリント形態情報)との入力を促す(ステップ104)。これにより、ユーザが、入出力装置400からこれらの情報を入力すると、入出力処理部301は、入力された情報を受け取る(ステップ105)。尚、これらの情報は、ステップ103で選択された画像の数に応じて変化することがあるが、ユーザがこれを選択するようにしてもよい。
【0028】
その後、入出力処理部301は、選択された画像の数に基づいて、使用する収納ケースの種類と、各収納ケースに収納する写真プリントの枚数とを決定する(ステップ106)。
尚、ステップ106における収納ケースの種類及び各収納ケースに収納する写真プリントの枚数の決定方法は、いかなるものでもよい。例えば、選択される画像の数ごとに、使用する収納ケースの数及び各収納ケースに収納する写真プリントの数を対応付けた対応表を定義しておき、その対応表を参照して決定するようにしてもよい。例えば、選択された画像の数「76」に対し、50枚用収納ケースを2つ使用し、各収納ケースには写真プリントを38枚ずつ収納する、といった情報を定義しておくというものである。
或いは、選択された画像の数に応じて、最適な収納ケースの数及び各収納ケースに収納する写真プリントの数を計算により自動的に求めるようにしてもよい。
【0029】
図9は、画像生成部302の動作を示したフローチャートである。
画像生成部302は、収納ケースごとに、その収納ケースに収納する写真プリントの画像の生成と、その収納ケースに収納するインデックスシートの画像の生成とを行う。尚、前者は、画像生成部302内の写真プリント画像生成部303によって行い、後者は、画像生成部302内のインデックスシート画像生成部304によって行われる。
ここでは、1つの収納ケースに着目した場合の動作を示す。この収納ケースにはN枚の写真プリントを収納すべきことが決まっているものとし、この収納ケースに収納するインデックスシートのインデックスプリント領域に含めるサムネイルの数としては、Mが指定されているものとする。
【0030】
まず、写真プリント画像生成部303は、写真プリント画像の数をカウントするインデックスiに「1」を設定し(ステップ111)、iがNに達するまで、ステップ112及びステップ113の処理を繰り返す。即ち、i番目の画像から写真プリントのサイズを切り出す処理(トリミング)等を行うことにより写真プリント画像を生成し(ステップ112)、iに1を加算する(ステップ113)。
そして、iがNに達したかどうかは、ステップ114で判定され、iがNを超えていなければ、ステップ112に戻り、iがNを超えていれば、ステップ115以降のインデックスシート画像の生成処理に移る。
【0031】
そこで、インデックスシート画像生成部304は、1枚目のインデックスシートのプリント画像を生成する(ステップ115)。具体的には、図8のステップ105で受け取った背表紙情報を含む背表紙の画像と、1番目からM番目までの写真プリント画像のサムネイルとを含むインデックスシート画像を生成する。そして、NがMよりも大きいかどうか、即ち、この1枚目のインデックスシートに含めていない画像がまだあるかどうかを判定する(ステップ116)。
【0032】
その結果、NがM以下の場合、つまり、インデックスシートに含めていない画像が存在しない場合は、そのまま処理を終了する。
一方、NがMより大きい場合、つまり、インデックスシートに含めていない画像が存在する場合は、インデックスシートの枚数をカウントするインデックスjに「2」を設定し(ステップ117)、インデックスシートに含めるべき画像がなくなるまでステップ118及びステップ119の処理を繰り返す。即ち、まず、インデックスシートのプリント画像を生成する(ステップ118)。具体的には、M×(j−1)+1番目からM×j番目までの写真プリント画像のサムネイルを含むインデックスシート画像を生成する。尚、2枚目以降のインデックスシートには、背表紙は設けない。それは、2枚目以降のインデックスシートは、収納ケースの外から見えるように固定するのではなく、写真プリントと同様にケース内部に収納することを想定しているためである。次に、jに1を加算する(ステップ119)。
そして、インデックスシートに含めるべき画像がなくなったかどうかは、ステップ120で判定される。NがM×(j−1)よりも大きければ、ステップ118に戻り、NがM×(j−1)以下であれば、処理を終了する。
【0033】
図10は、本実施の形態に係る画像形成装置100の装置本体200の概略構成を示している。この装置本体200は、記録材としての記録紙Pに画像を形成するプリンタ本体10、積載された原稿束から原稿を順次搬送する原稿送り装置50、及び、スキャンによって画像を読み取るスキャナ装置90を有している。但し、本装置が図示しない制御用パーソナルコンピュータやLANに接続したプリンタの場合は、原稿送り装置50、スキャナ装置90は必須ではない。
【0034】
プリンタ本体10は、矢印方向に回転可能に配設される感光体ドラム11、矢印方向に回動可能に配設され、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる転写材としての中間転写ベルト17、中間転写ベルト17上に転写されたトナー像を記録材である記録紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部19、二次転写された画像を記録紙P上に定着させると共に記録紙Pに銀塩写真調の光沢を付与する光沢定着部20を有している。
【0035】
感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11が帯電される帯電器12、感光体ドラム11上に静電潜像が書込まれるレーザ走査装置等の露光器13、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する4つの現像器を回転可能に取り付けた回転式現像装置14、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト17に転写する一次転写ロール18、転写後に感光体ドラム11上に残留トナーを除去するドラムクリーナ16等の電子写真用デバイスが順次配設されている。尚、露光器13は、画像処理部(IPS)15から入力されたデジタル画像信号に基づいて、感光体ドラム11上に対する静電潜像の書き込みを行う。
【0036】
次に、用紙搬送系について説明する。用紙搬送系は、記録紙Pを積載する複数(本実施の形態では4つ)の用紙トレイ31〜34、プリンタ本体10の外部から記録紙Pを供給する手差しトレイ35を有している。また、各用紙トレイ31〜34の上部には、積載された記録紙Pに接触して上面から取り上げる引き込みロール(ナジャーロール)36を有し、さらにその下流側には記録紙Pを一枚ずつ捌く供給ロールおよび捌きロールからなる用紙捌き部37、その下流側には記録紙Pを一旦停止させた後に所定のタイミングをもって再送するテイクアウェイロール38を有している。このテイクアウェイロール38は、より下段の用紙トレイ32〜34から記録紙Pが供給される場合には、その記録紙Pを単純に用紙経路に搬送するための搬送ロールとして機能する。
【0037】
このテイクアウェイロール38の下流側に当たる用紙経路41には、原稿をさらに下流側のロールまで搬送すると共にループ形成を行うプレレジロール39、一旦、停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、二次転写部19に対してレジストレーション調整を施しながら記録紙Pを供給するレジストレーションロール(レジロール)40を有している。更に、その下流側には搬送ベルト42が設けられており、未定着画像が転写された記録紙Pはこの搬送ベルト42によって光沢定着部20へと搬送される。また、用紙経路41には、搬送される記録紙Pのループ状態に応じて支点を中心として回動するバッフル48を備えている。
【0038】
更に、本実施の形態では、切断部としてのカッタユニット60を備えている。
カッタユニット60は、記録紙Pをその搬送方向に沿って切断するスリッタ61、記録紙Pをその搬送方向に対して直交する方向に切断するレシプロカッタ62、記録紙Pを搬送する搬送ロール63を備える。また、カッタユニット60による切断で生じた切り屑を回収するための切り屑ボックス70も備えている。更にまた、カッタユニット60によって切断された後の記録紙Pが蓄積される排出トレイ80を備えている。
尚、プリンタ本体10内には、画像形成時における各種制御の他、記録紙Pの供給、搬送、原稿送り装置50における原稿の供給、搬送、スキャナ装置90におけるスキャン動作等を制御する制御部49が設けられている。
【0039】
次に、この画像形成装置の動作について説明する。
スキャナ装置90や図示しないパーソナルコンピュータ等より画像信号が入力されると、制御部49は、所定の画像形成動作を実行させる。まず、感光体ドラム11が回転駆動され、帯電器12により感光体ドラム11表面が所定の電位に帯電される。次いで、画像処理部15より出力された画像書込信号に基づいて露光器13により画像に対応した静電潜像が書き込まれ、回転式現像装置14のうち対応する色の現像部でこの静電潜像が現像される。例えば、この感光体ドラム11上に書き込まれた静電潜像がイエローに対応したものであれば、この静電潜像はイエローのトナーを内包するイエロー現像部で現像され、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト17とが接する一次転写位置において一次転写ロール18に印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11から中間転写ベルト17に一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはドラムクリーナ16によって除去される。
【0040】
このとき、単色画像を形成する際には、中間転写ベルト17に一次転写されたトナー像を直ちに用紙に二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム11上でのトナー像の形成並びに感光体ドラム11上に形成されたトナー像の一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば、四色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合、感光体ドラム11上には順次イエロー、マゼンタ、シアン及び黒のトナー像が形成され、これら各色のトナー像は順次中間転写ベルト17に一次転写される。一方、中間転写ベルト17は、一次転写されたトナー像を保持したまま感光体ドラム11と同一周期で回動し、中間転写ベルト17上にはその一回転毎にマゼンタ、シアン及び黒のトナー像が転写され、重ねられる。
【0041】
このようにして中間転写ベルト17に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト17の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、ユーザによる指定や得られた入力される画像データに応じて自動的に選択されたトレイの記録紙Pは、二次転写部19に感光体ドラム11上のトナー像が到達するタイミングに合わせてレジロール40により送り込まれる。例えば、選択されたトレイが用紙トレイ31である場合には、引き込みロール36によって取り出され、用紙捌き部37で一枚ずつに捌かれた記録紙Pがテイクアウェイロール38によって搬送され、用紙経路41を経由してプレレジロール39にてその姿勢が補正された後、レジロール40により二次転写部19へと送り込まれる。そして、二次転写部19では、中間転写ベルト17に担持されたトナー像が記録紙Pに転写される。その後、トナー像が転写された記録紙Pは光沢定着部20に送られて加熱加圧定着及び冷却剥離がなされる。その後、記録紙Pは、用紙排出経路43を経由してカッタユニット60へと排出される。
【0042】
カッタユニット60では、まず、スリッタ61が、記録紙Pをその搬送方法に切断する。具体的には、図示しないモータにより、スリッタ61の上刃が、例えば図10における反時計周りに回転する。一方、スリッタ61の下刃は固定されており、記録紙Pが搬送されるのに合わせて上刃が回転し、上刃が下刃に順次押し当てられることにより、記録紙Pがその搬送方向に沿って切断される。また、この切断により発生した切り屑は、切り屑ボックス70に蓄積される。
次いで、レシプロカッタ62が、記録紙Pをその搬送方向に直交する方向に切断する。具体的には、例えば、センサによって画像の位置を検出し、切断する部分がレシプロカッタ62の直下に位置決めされ、レシプロカッタ62の動作によって記録紙Pは切断される。また、この場合も、切断により発生した切り屑は、切り屑ボックス70に蓄積される。
その後、記録紙Pから切り出された出力物は、排出トレイ80に排出される。
尚、本実施の形態では、電子写真方式のプリンタを利用したが、デジタルプリントできるプリンタであれば昇華、銀塩、インクジェットいずれでもよい。
【0043】
[利用の形態]
これまでの説明では、画像形成装置100の操作者を単にユーザとして表現したが、ここでは、写真店等で写真プリントを行う顧客がインデックスシートを出力し、その写真店等の店員がそのインデックスシートを収納ケースに収納して顧客に手渡すビジネスの形態について説明する。
まず、顧客は、記録媒体から画像形成装置100に画像を入力し、家族の色分け等を考えて背表紙情報をタッチパネル又はキーボードから入力する。写真プリント及びインデックスシートができあがると、店員はインデックスシートを山折りにし、所定のサイズの収納ケースに嵌め込む。この際、紙に腰があるので逃げやすいが、収納ケース内の凹凸のストッパーでうまく固定することができる。更に、店員は、写真プリントを収納ケースに挿入する。これを顧客に渡すときはインデックスシートを見せて確認する。顧客は、インデックスシートにより自分の写真かどうかを確認したのち受け取る。顧客は、収納ケースを持ち帰り、中の写真プリントを家族に見せたりする。その後、背表紙等で分類された棚にこのケースを並べて保管する。
【0044】
本実施の形態では、樹脂製の縦132mm、横94mmの写真収納ケースを、幅外寸13mm、21mm、28mmのものを10個ずつ、合計30個用意し、背表紙に表示するパターンを4つの中から選んで設定した。本棚に並べてみたが、図11に示す通り、綺麗に、かつ、コンパクトに並び、しかも検索がし易い状態を確認できた。尚、図11では平積みしたが、立てて並べてもよい。
【0045】
[変形例]
以上では、画像形成装置100の一部としての処理装置300において、インデックスシートの画像を生成する画像処理を行うようにしたが、必ずしもこのような形態には限らない。即ち、画像形成装置100とLAN等で接続されたパーソナルコンピュータ等において同様の画像処理を行うようにしてもよい。
また、インデックスシートは、必ずしも図5のようなものに限られず、種々の形態のものが考えられる。例えば、インデックスシートの中央部分に背表紙部を設け、その両側にインデックスプリント部を設けたようなものでもよい。このようなインデックスシートであれば、写真収納ケースに収納した際に、インデックスプリントが表表紙としてだけでなく、裏表紙としても機能するようになる。更に、インデックスプリント及び背表紙の画像が外面に形成された紙製の写真収納ケースを組み立てるための画像を出力するようにしてもよい。
【0046】
[実施の形態の効果]
以上述べたように、本実施の形態では、写真収納ケースにインデックスシートを挿入して最外面に固定し、そのインデックスシートにはインデックスプリント部に加え、背表紙部を設けた。これにより、収納ケースに収納されている写真プリントの確認を行えるだけでなく、写真プリントを収納した収納ケースの検索も容易に行えるという効果ももたらされる。
また、収納ケースの少なくとも背表紙部及びインデックスプリント部が固定される面を透明又は半透明とし、インデックスシートを固定する突起を設けた。これにより、インデックスシートを山折りにして嵌めるだけで顧客へ渡すことができるという効果もある。
更に、背表紙部には分類識別情報を写真プリント時に指定できるようにしたことにより、顧客が自分に合わせた各種の分類を行うための背表紙を作成することができ、後々の整理や検索に役立つという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施の形態に係る第1の写真収納ケースの断面を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る第2の写真収納ケースの断面を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る写真収納ケースにインデックスシートを嵌め込んだときの状態、及び、写真収納ケースに設けられる突起のバリエーションを示した図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る写真収納ケースの仕様を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るインデックスシートの例を示した図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態の画像形成装置における処理装置の機能構成を示した図である。
【図8】本発明の実施の形態の画像形成装置における処理装置の入出力処理部の動作を示したフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態の画像形成装置における処理装置の画像生成部の動作を示したフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の装置本体の内部構成を示した図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る写真収納ケースを本棚に並べたときの状態を示した図である。
【符号の説明】
【0048】
100…画像形成装置、200…装置本体、300…処理装置、301…入出力処理部、302…画像生成部、303…写真プリント画像生成部、304…インデックスシート画像生成部、305…プリント画像処理部、400…入出力装置、600…スロット
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真プリントに添付されるインデックスシート、写真プリントを収納するための写真収納ケース、及びインデックスシートの画像を生成するための画像処理装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
写真店等で写真プリントを依頼すると、写真プリントは伝票付きの封筒にばらで入れられてくるのが普通である。従って、写真プリントを受け取った顧客は、その整理を行わなければならない。
そのような整理の手段の一つにアルバムがある。例えば、写真プリントを厚手の紙に貼って保管するもの、いわゆるフエルアルバム(写真プリントを糊付きフィルムに挟んで保管するタイプのもの)、薄いフィルムポケットに収納するもの等である。また、最近では、クリアファイル状のビニールポケットに写真プリントを入れて持ち運べるようにし、かつ、保管できるようにしたものもある。
【0003】
ところが、封筒に入れて渡された写真プリントをアルバムに整理するという作業自体が面倒なため、結局多くの写真プリントが整理されずにたまってしまい、時間的制約の多い現代人にとってはあまり役に立つものとは言えない。
また、アルバムは、一般に、写真プリントの体積に比して台紙が非常に大きな体積を占有してしまう。長年にわたって写真プリントが蓄積されると、アルバムの収納に非常に大きな場所が必要となってしまう。
更に、整理した写真プリントの中から特定の写真プリントを探す場合、表紙のタイトルを見て判断するか、表紙にタイトルがない場合は中味を見直す必要があり、手間がかかっていた。
かかる事情に鑑み、簡易な写真収納ケースであって、インデックスシートを外から見えるように収納できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−255234号公報(第2、3頁、第3−5図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この写真収納ケースにおいては、インデックスシートが外から見えるように収納されているに過ぎない。例えば、この写真収納ケースを本棚等に陳列することを考えると、インデックスシートは見えなくなってしまうので、ケースを取り出してインデックスシートを確認しなければ中身を判別することができないという問題点があった。
また、インデックスシートは、縮小画像であるので、そのケースに収納されている写真プリントがいつ撮影したものか、いかなるイベントで撮影したものか等は、すぐには分からないという問題点もあった。
【0006】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、写真プリントを簡単に整理することができ、その整理した写真プリントを後から検索し易くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的のもと、本発明では、インデックスシートに背表紙部(見出し領域)とインデックスプリント部(インデックスプリント領域)とを、見出し領域の見出しが背表紙として機能するように形成するようにした。即ち、本発明のインデックスシートは、特定の写真プリント群に含まれる写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートであり、特定の写真プリント群に含まれる複数の写真プリントの画像が形成されたインデックスプリント領域と、インデックスプリント領域と折り目を共有する領域であって、特定の写真プリント群に対する見出し画像が形成された見出し領域とを有する。
【0008】
また、本発明は、写真プリントを収納するための写真収納ケースとして捉えることもできる。その場合、本発明の写真収納ケースは、第1の面、及び、その第1の面に隣接する第2の面を含む少なくとも5つの面と、写真プリントの元画像が形成されたインデックスプリント領域、及び、その写真プリントに対する見出し情報を表示するための見出し領域からなるインデックスシートとを有し、インデックスシートは、インデックスプリント領域が第1の面に垂直な方向から視認でき、かつ、見出し領域が第2の面に垂直な方向から視認できるように取り付けられている。
【0009】
更に、本発明は、写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートの画像を生成する画像処理装置として捉えることもできる。その場合、本発明の画像処理装置は、複数の写真画像を取得する画像取得部と、複数の写真画像に対する見出し情報を取得する情報取得部と、画像取得部により取得された複数の写真画像から選択された所定数の画像を含むインデックスプリント画像と、情報取得部により取得された見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合することにより、見出し有りインデックスシート画像を生成するインデックスシート画像生成部とを備えている。
【0010】
更にまた、本発明は、写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートの画像を生成する画像処理方法として捉えることもできる。その場合、本発明の画像処理方法は、複数の写真画像を取得するステップと、複数の写真画像に対する見出し情報を取得するステップと、複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成するステップとを含んでいる。
【0011】
一方、本発明は、所定の機能をコンピュータに実現するためのプログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明のプログラムは、コンピュータに、複数の写真画像を取得する機能と、複数の写真画像に対する見出し情報を取得する機能と、複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成する機能とを実現させるものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、写真プリントを簡単に整理することができるようになり、その整理した写真プリントを後から検索し易くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
[写真収納ケース]
図1は、本実施の形態に係る第1の写真収納ケースの断面図である。
この第1のケースは、CD(Compact Disk)ケース又はカセットテープケースのように、開口部と反対側に支点(回転中心)を設けている。そして、蓋部を、この回転中心の周りに、破線矢印で示すように回転させることにより、写真プリントの出し入れができるようになっている。また、ケースの内側には、図示する位置に、インデックスシートを固定するための突起TE、TTを設けている。
尚、以下では、ケースの内寸をd、ケースの本体及び蓋部の厚みをt、蓋部内側の開口部から最も遠くにある点から突起TEまでの長さをw1、同じ点から突起TTまでの長さをw2とする。
【0014】
また、図2は、本実施の形態に係る第2の写真収納ケースの断面図である。
この第2のケースは、開口部側に支点を持ったポケット型の形状となっている。このような形状の場合も、図では、第1のケースと同様の突起TE、TTを設けているが、開口部に対向する面(ポケットの底面)が突起の役割を果たすので、突起TEは設けなくてもよい。
いずれの写真収納ケースにおいても、その素材としては、例えば、ポリカーボネート樹脂を用いることができる。そして、写真収納ケースの外面のうち、後述するインデックスシートのインデックスプリント領域と背表紙領域が固定される面に用いられる樹脂は、透明又は半透明であることが好ましい。また、材質的な高級感を出すためにアクリル樹脂などを使用してもよい。
【0015】
ところで、本実施の形態に係る写真収納ケースでは、上述したように突起TE、TTを設け、インデックスシートを固定できるようにしている。
そこで、図3(a)に、インデックスシートを固定した状態のケースの一部を示している。インデックスシートが固定される部分以外については省略している。図示するように、インデックスシートの一端が突起TEで固定され、他端が突起TTで固定されている。そして、インデックスシートは、ケースの外から見て山折りにされている。
尚、図1、2、及び図3(a)では、突起TE、TTは、断面が直方体の構造とした。このような構造は、加工しやすいという利点があるが、突起TE、TTの形状は、これに限られるものではない。図3(a)の円で囲んだ部分の拡大図を図3(b)に示す。図3(b)では、右側に示すような、インデックスシートが脱落しにくいオーバーハング型の方が好ましい。
【0016】
また、本実施の形態に係る写真収納ケースとしては、L版(89mm×127mm)の写真プリントを収納するものとすると、例えば、図4に示すような4種類のサイズのものを作成することができる。ここでは、ネガからの写真プリントを収納する場合も想定して、24枚用、36枚用を作成することとし、更に、50枚用、75枚用も作成することとしている。尚、プリントの厚みは、通常の銀塩写真プリント用紙の厚手のものを想定して0.25mmとしている。そして、インデックスシートを固定する突起の高さ(引っかかり高さ)を0.8mmとし、積層厚みに余裕を持たせた。これにより、積層厚みは、24枚用ケースで6.8mm、36枚用ケースで9.8mm、50枚用ケースで13.3mm、75枚用ケースで19.55mmとなっている。
【0017】
そして、この積層厚みを踏まえて、内寸dは、24枚用ケースで10mm、36枚用ケースで14mm、50枚用ケースで18mm、75枚用ケースで25mmとしている。また、厚みtは、高級感を持たせるためには1.5mm又は2mm程度が好ましいので、ここでは、1.5mmとしている。その結果、外寸は、24枚用ケースで13mm、36枚用ケースで17mm、50枚用ケースで21mm、75枚用ケースで28mmとなっている。
尚、図4のようなケースの種類はあくまで一例であり、36枚相当は50枚と近くなるので50枚用ケースで代用するようにしてもよい。以下の説明では、36枚用ケースは用意せず、50枚用ケースで代用することを前提とする。
【0018】
また、突起TE、TTは、例えば、幅1mm、高さ0.8mmとなるように形成することができる。そして、突起TE、TTの間隔(w1+w2)は、L判を収納する場合であれば、(127+α)mmとするのが望ましい。即ち、L判の場合、突起TE、TTで固定すべきインデックスシートの長さは127mmであるが、突起TE、TTの間隔をそのまま127mmとすると、図3(a)に示すように、インデックスシートの厚さ及び山折り部分のたわみのために突起TE、TTの間に収まりきらなくなってしまうので、余裕分としてαmm長くしているのである。ここで、α=0.5mm程度であればよい。
尚、24枚用、50枚用、75枚用で内寸が異なるので、突起TE、TTの間隔を同じにするためには、蓋部における突起TTの位置を、これらのケースの種類に応じて変更する必要がある。しかしながら、画像処理ソフトの簡便化及びカバー側樹脂の金型共通化のためには、突起TTの位置は固定してもよい。この場合はカット長さを調整することで対応することができる。
また、本実施の形態では、L判の写真プリントを収納する収納ケースを考えたが、DSC判、キングサイズ等についても同様の考え方で作成することができる。
【0019】
[インデックスシート]
インデックスシートは、図5に示すように、24枚用、50枚用、75枚用の3種類の収納ケースごとに、フォーマットの異なる3種類のものを作成する。即ち、収納ケースの種類に応じて、背表紙の画像が形成された領域(背表紙領域)の幅が異なるものを作成する。具体的には、24枚用ケースに収納するインデックスシートには幅9mmの背表紙領域を設け、50枚用ケースに収納するインデックスシートには幅17mmの背表紙領域を設け、75枚用ケースに収納するインデックスシートには幅24mmの背表紙領域を設ける。
尚、背表紙には、選択されたカラーを背景とし、指定された情報を印字するようにした。この印字する情報には、目安のポイントマークとそのカラーバリエーション、外部から入力された文字列等が含まれる。また、印字する日付は、写真ファイルの付随情報から抽出するようにしてもよい。
【0020】
一方、インデックスシートのうち、縮小画像が形成される領域(インデックスプリント領域)は、外部からの指定により任意の形態を採用することができる。図5(a),(c)では、通常よく見られるように、5コマずつ4段に配置したインデックスプリントを形成している。これに対し、図5(b)では、そのフォーマットにおけるセンターの6コマ分を代表の1枚で置き換えたインデックスプリントを形成している。
つまり、本実施の形態のインデックスシートは、背表紙領域とインデックスプリント領域とが、写真収納ケースに収納する際に折られる部分(折り目)を介して接したものである。
尚、図示する例は、写真収納ケースの外から見えるように取り付けるインデックスシートの例であり、このインデックスシートに収まりきらない写真については、2枚目以降のインデックスシートに含めることもできる。デジタルカメラで撮影した写真の場合、枚数の上限がないので、基本的にインデックスシート枚数も変化する。尚、2枚目以降のインデックスシートにおいては、背表紙領域は設ける必要はない。
【0021】
[画像形成装置]
図6は、本実施の形態が適用される画像形成装置100の外観を示した図である。
図6に示すように、本実施の形態が適用される画像形成装置100は、入力された画像データを用紙に展開して印刷する装置本体200と、画像形成装置100の有する各種機能の選択をユーザに対して可能にするとともに画像形成装置100の操作パネルとして用いられる入出力装置400とを備えている。また、接続された外部機器等から受信した画像データを処理する処理装置300と、外部機器と接続される通信手段として機能する通信装置500とを備えている。更に、各種DVD(Digital Versatile Disc)や各種CD等の光ディスク、各種メモリ型カード等の可搬性のある記録媒体を挿抜可能に構成されたスロット600が設けられている。
【0022】
装置本体200は、例えば電子写真方式を用いて、入力された画像データに基づきトナー像を形成してフルカラーのプリント画像を得るプリンタとして機能する。また、スキャナを備え、このスキャナにより読み取られた画像データを出力するデジタル複写機としても機能する。更には、通信装置500を介して電話回線に接続されスキャン画像データの送受信と受信した画像データを出力するファクシミリとしても機能させることができる。このように、従来からある複合機として機能すると共に、装置本体200は、例えばデジタルカメラ(デジタルカメラとして機能する携帯電話等を含む)によって撮影された撮影画像を写真プリントする写真プリント装置として機能している。この写真プリント装置として機能させるために、装置本体200では、通常のトナー像形成に加えて、他の高画質化処理が行われる。また、例えば透明トナーなどを付加して光沢度(グロス)を向上させるなどにより、銀塩写真フィルムを用いた場合と同等レベルの写真プリントの出力を可能としている。この装置本体200の詳細な動作については後述する。
【0023】
処理装置300は、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ等のコンピュータ装置であり、各種記憶媒体からデータを読み取るドライブ装置を備えている。
入出力装置400は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイを備えている。ディスプレイの表面には、例えばタッチパネルを形成し、ユーザインタフェースとしての入力機能も備えることも可能である。タッチパネルの機能を備えていない場合には、例えば装置本体200の上面などに別に入力パネル(図示せず)やポインティングデバイス等を設け、入出力装置400に対するユーザからの操作入力を可能とするように構成することもできる。
【0024】
通信装置500は、例えばケーブルを備え、このケーブルに接続される機器の情報や画像データを取得できる。また、処理装置300からの命令を、ケーブルに接続される機器に送信できる双方向通信を可能としている。利用できるインタフェース規格としては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers1394)、SCSI(Small Computer System Interface)等である。ケーブルを有する場合の他、これらのデータ伝送方法が利用できるインタフェースコネクタを有するだけの構成とすることも可能である。尚、通信装置500のケーブルは、ユーザの選別を容易にするために、例えば通信機能毎に色分けがなされたり、また、機器を接続する端子部にUSBやIEEE1394などの名称が書かれたタックが付加されたりしていることが好ましい。
【0025】
次に、処理装置300の機能構成について説明する。
図7は、処理装置300の機能構成を示したブロック図である。
処理装置300は、入出力処理部301と、画像生成部302と、プリント画像処理部305とを含んでいる。
入出力処理部301は、スロット600に挿入された記録媒体から画像を入力したり、入出力装置400から各種情報を入力したり、入出力装置400に対してサムネイルを表示したりする。写真プリントする画像としてユーザが選択した画像を取得するという観点からは、画像取得部として把握することができ、写真プリントに対する見出し情報を取得するという観点からは、情報取得部として把握することができる部分である。
画像生成部302では、写真プリント画像生成部303が、写真プリントの画像を生成し、インデックスシート画像生成部304がインデックスシートの画像を生成する。
プリント画像処理部305は、画像生成部302が生成した画像を装置本体200にて印刷するための処理を行う。
【0026】
尚、これらの機能部分は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、処理装置300のCPUが、入出力処理部301、画像生成部302(写真プリント画像生成部303、インデックスシート画像生成部304を含む)、プリント画像処理部305を実現するプログラムを外部記憶装置から主記憶装置に読み込んで処理を行う。
【0027】
次に、処理装置300による画像処理の動作について説明する。
図8は、入出力処理部301の動作を示したフローチャートである。
まず、入出力処理部301は、スロット600に挿入された記録媒体に記録された画像を取得する(ステップ101)。そして、それらの画像のサムネイルを生成して入出力装置400に表示する(ステップ102)。その後、ユーザが、この表示されたサムネイルの中からプリントしたい画像のサムネイルを選択すると、入出力処理部301は、その選択された画像を特定する情報(選択情報)を受け取る(ステップ103)。
次に、入出力処理部301は、インデックスシートの背表紙の色や背表紙に印字したいマーク、文字列等の情報(背表紙情報)と、インデックスプリントに含めるサムネイルの数、配置フォーマット等の形態に関する情報(インデックスプリント形態情報)との入力を促す(ステップ104)。これにより、ユーザが、入出力装置400からこれらの情報を入力すると、入出力処理部301は、入力された情報を受け取る(ステップ105)。尚、これらの情報は、ステップ103で選択された画像の数に応じて変化することがあるが、ユーザがこれを選択するようにしてもよい。
【0028】
その後、入出力処理部301は、選択された画像の数に基づいて、使用する収納ケースの種類と、各収納ケースに収納する写真プリントの枚数とを決定する(ステップ106)。
尚、ステップ106における収納ケースの種類及び各収納ケースに収納する写真プリントの枚数の決定方法は、いかなるものでもよい。例えば、選択される画像の数ごとに、使用する収納ケースの数及び各収納ケースに収納する写真プリントの数を対応付けた対応表を定義しておき、その対応表を参照して決定するようにしてもよい。例えば、選択された画像の数「76」に対し、50枚用収納ケースを2つ使用し、各収納ケースには写真プリントを38枚ずつ収納する、といった情報を定義しておくというものである。
或いは、選択された画像の数に応じて、最適な収納ケースの数及び各収納ケースに収納する写真プリントの数を計算により自動的に求めるようにしてもよい。
【0029】
図9は、画像生成部302の動作を示したフローチャートである。
画像生成部302は、収納ケースごとに、その収納ケースに収納する写真プリントの画像の生成と、その収納ケースに収納するインデックスシートの画像の生成とを行う。尚、前者は、画像生成部302内の写真プリント画像生成部303によって行い、後者は、画像生成部302内のインデックスシート画像生成部304によって行われる。
ここでは、1つの収納ケースに着目した場合の動作を示す。この収納ケースにはN枚の写真プリントを収納すべきことが決まっているものとし、この収納ケースに収納するインデックスシートのインデックスプリント領域に含めるサムネイルの数としては、Mが指定されているものとする。
【0030】
まず、写真プリント画像生成部303は、写真プリント画像の数をカウントするインデックスiに「1」を設定し(ステップ111)、iがNに達するまで、ステップ112及びステップ113の処理を繰り返す。即ち、i番目の画像から写真プリントのサイズを切り出す処理(トリミング)等を行うことにより写真プリント画像を生成し(ステップ112)、iに1を加算する(ステップ113)。
そして、iがNに達したかどうかは、ステップ114で判定され、iがNを超えていなければ、ステップ112に戻り、iがNを超えていれば、ステップ115以降のインデックスシート画像の生成処理に移る。
【0031】
そこで、インデックスシート画像生成部304は、1枚目のインデックスシートのプリント画像を生成する(ステップ115)。具体的には、図8のステップ105で受け取った背表紙情報を含む背表紙の画像と、1番目からM番目までの写真プリント画像のサムネイルとを含むインデックスシート画像を生成する。そして、NがMよりも大きいかどうか、即ち、この1枚目のインデックスシートに含めていない画像がまだあるかどうかを判定する(ステップ116)。
【0032】
その結果、NがM以下の場合、つまり、インデックスシートに含めていない画像が存在しない場合は、そのまま処理を終了する。
一方、NがMより大きい場合、つまり、インデックスシートに含めていない画像が存在する場合は、インデックスシートの枚数をカウントするインデックスjに「2」を設定し(ステップ117)、インデックスシートに含めるべき画像がなくなるまでステップ118及びステップ119の処理を繰り返す。即ち、まず、インデックスシートのプリント画像を生成する(ステップ118)。具体的には、M×(j−1)+1番目からM×j番目までの写真プリント画像のサムネイルを含むインデックスシート画像を生成する。尚、2枚目以降のインデックスシートには、背表紙は設けない。それは、2枚目以降のインデックスシートは、収納ケースの外から見えるように固定するのではなく、写真プリントと同様にケース内部に収納することを想定しているためである。次に、jに1を加算する(ステップ119)。
そして、インデックスシートに含めるべき画像がなくなったかどうかは、ステップ120で判定される。NがM×(j−1)よりも大きければ、ステップ118に戻り、NがM×(j−1)以下であれば、処理を終了する。
【0033】
図10は、本実施の形態に係る画像形成装置100の装置本体200の概略構成を示している。この装置本体200は、記録材としての記録紙Pに画像を形成するプリンタ本体10、積載された原稿束から原稿を順次搬送する原稿送り装置50、及び、スキャンによって画像を読み取るスキャナ装置90を有している。但し、本装置が図示しない制御用パーソナルコンピュータやLANに接続したプリンタの場合は、原稿送り装置50、スキャナ装置90は必須ではない。
【0034】
プリンタ本体10は、矢印方向に回転可能に配設される感光体ドラム11、矢印方向に回動可能に配設され、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる転写材としての中間転写ベルト17、中間転写ベルト17上に転写されたトナー像を記録材である記録紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部19、二次転写された画像を記録紙P上に定着させると共に記録紙Pに銀塩写真調の光沢を付与する光沢定着部20を有している。
【0035】
感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11が帯電される帯電器12、感光体ドラム11上に静電潜像が書込まれるレーザ走査装置等の露光器13、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する4つの現像器を回転可能に取り付けた回転式現像装置14、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト17に転写する一次転写ロール18、転写後に感光体ドラム11上に残留トナーを除去するドラムクリーナ16等の電子写真用デバイスが順次配設されている。尚、露光器13は、画像処理部(IPS)15から入力されたデジタル画像信号に基づいて、感光体ドラム11上に対する静電潜像の書き込みを行う。
【0036】
次に、用紙搬送系について説明する。用紙搬送系は、記録紙Pを積載する複数(本実施の形態では4つ)の用紙トレイ31〜34、プリンタ本体10の外部から記録紙Pを供給する手差しトレイ35を有している。また、各用紙トレイ31〜34の上部には、積載された記録紙Pに接触して上面から取り上げる引き込みロール(ナジャーロール)36を有し、さらにその下流側には記録紙Pを一枚ずつ捌く供給ロールおよび捌きロールからなる用紙捌き部37、その下流側には記録紙Pを一旦停止させた後に所定のタイミングをもって再送するテイクアウェイロール38を有している。このテイクアウェイロール38は、より下段の用紙トレイ32〜34から記録紙Pが供給される場合には、その記録紙Pを単純に用紙経路に搬送するための搬送ロールとして機能する。
【0037】
このテイクアウェイロール38の下流側に当たる用紙経路41には、原稿をさらに下流側のロールまで搬送すると共にループ形成を行うプレレジロール39、一旦、停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し、二次転写部19に対してレジストレーション調整を施しながら記録紙Pを供給するレジストレーションロール(レジロール)40を有している。更に、その下流側には搬送ベルト42が設けられており、未定着画像が転写された記録紙Pはこの搬送ベルト42によって光沢定着部20へと搬送される。また、用紙経路41には、搬送される記録紙Pのループ状態に応じて支点を中心として回動するバッフル48を備えている。
【0038】
更に、本実施の形態では、切断部としてのカッタユニット60を備えている。
カッタユニット60は、記録紙Pをその搬送方向に沿って切断するスリッタ61、記録紙Pをその搬送方向に対して直交する方向に切断するレシプロカッタ62、記録紙Pを搬送する搬送ロール63を備える。また、カッタユニット60による切断で生じた切り屑を回収するための切り屑ボックス70も備えている。更にまた、カッタユニット60によって切断された後の記録紙Pが蓄積される排出トレイ80を備えている。
尚、プリンタ本体10内には、画像形成時における各種制御の他、記録紙Pの供給、搬送、原稿送り装置50における原稿の供給、搬送、スキャナ装置90におけるスキャン動作等を制御する制御部49が設けられている。
【0039】
次に、この画像形成装置の動作について説明する。
スキャナ装置90や図示しないパーソナルコンピュータ等より画像信号が入力されると、制御部49は、所定の画像形成動作を実行させる。まず、感光体ドラム11が回転駆動され、帯電器12により感光体ドラム11表面が所定の電位に帯電される。次いで、画像処理部15より出力された画像書込信号に基づいて露光器13により画像に対応した静電潜像が書き込まれ、回転式現像装置14のうち対応する色の現像部でこの静電潜像が現像される。例えば、この感光体ドラム11上に書き込まれた静電潜像がイエローに対応したものであれば、この静電潜像はイエローのトナーを内包するイエロー現像部で現像され、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト17とが接する一次転写位置において一次転写ロール18に印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11から中間転写ベルト17に一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはドラムクリーナ16によって除去される。
【0040】
このとき、単色画像を形成する際には、中間転写ベルト17に一次転写されたトナー像を直ちに用紙に二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム11上でのトナー像の形成並びに感光体ドラム11上に形成されたトナー像の一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば、四色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合、感光体ドラム11上には順次イエロー、マゼンタ、シアン及び黒のトナー像が形成され、これら各色のトナー像は順次中間転写ベルト17に一次転写される。一方、中間転写ベルト17は、一次転写されたトナー像を保持したまま感光体ドラム11と同一周期で回動し、中間転写ベルト17上にはその一回転毎にマゼンタ、シアン及び黒のトナー像が転写され、重ねられる。
【0041】
このようにして中間転写ベルト17に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト17の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、ユーザによる指定や得られた入力される画像データに応じて自動的に選択されたトレイの記録紙Pは、二次転写部19に感光体ドラム11上のトナー像が到達するタイミングに合わせてレジロール40により送り込まれる。例えば、選択されたトレイが用紙トレイ31である場合には、引き込みロール36によって取り出され、用紙捌き部37で一枚ずつに捌かれた記録紙Pがテイクアウェイロール38によって搬送され、用紙経路41を経由してプレレジロール39にてその姿勢が補正された後、レジロール40により二次転写部19へと送り込まれる。そして、二次転写部19では、中間転写ベルト17に担持されたトナー像が記録紙Pに転写される。その後、トナー像が転写された記録紙Pは光沢定着部20に送られて加熱加圧定着及び冷却剥離がなされる。その後、記録紙Pは、用紙排出経路43を経由してカッタユニット60へと排出される。
【0042】
カッタユニット60では、まず、スリッタ61が、記録紙Pをその搬送方法に切断する。具体的には、図示しないモータにより、スリッタ61の上刃が、例えば図10における反時計周りに回転する。一方、スリッタ61の下刃は固定されており、記録紙Pが搬送されるのに合わせて上刃が回転し、上刃が下刃に順次押し当てられることにより、記録紙Pがその搬送方向に沿って切断される。また、この切断により発生した切り屑は、切り屑ボックス70に蓄積される。
次いで、レシプロカッタ62が、記録紙Pをその搬送方向に直交する方向に切断する。具体的には、例えば、センサによって画像の位置を検出し、切断する部分がレシプロカッタ62の直下に位置決めされ、レシプロカッタ62の動作によって記録紙Pは切断される。また、この場合も、切断により発生した切り屑は、切り屑ボックス70に蓄積される。
その後、記録紙Pから切り出された出力物は、排出トレイ80に排出される。
尚、本実施の形態では、電子写真方式のプリンタを利用したが、デジタルプリントできるプリンタであれば昇華、銀塩、インクジェットいずれでもよい。
【0043】
[利用の形態]
これまでの説明では、画像形成装置100の操作者を単にユーザとして表現したが、ここでは、写真店等で写真プリントを行う顧客がインデックスシートを出力し、その写真店等の店員がそのインデックスシートを収納ケースに収納して顧客に手渡すビジネスの形態について説明する。
まず、顧客は、記録媒体から画像形成装置100に画像を入力し、家族の色分け等を考えて背表紙情報をタッチパネル又はキーボードから入力する。写真プリント及びインデックスシートができあがると、店員はインデックスシートを山折りにし、所定のサイズの収納ケースに嵌め込む。この際、紙に腰があるので逃げやすいが、収納ケース内の凹凸のストッパーでうまく固定することができる。更に、店員は、写真プリントを収納ケースに挿入する。これを顧客に渡すときはインデックスシートを見せて確認する。顧客は、インデックスシートにより自分の写真かどうかを確認したのち受け取る。顧客は、収納ケースを持ち帰り、中の写真プリントを家族に見せたりする。その後、背表紙等で分類された棚にこのケースを並べて保管する。
【0044】
本実施の形態では、樹脂製の縦132mm、横94mmの写真収納ケースを、幅外寸13mm、21mm、28mmのものを10個ずつ、合計30個用意し、背表紙に表示するパターンを4つの中から選んで設定した。本棚に並べてみたが、図11に示す通り、綺麗に、かつ、コンパクトに並び、しかも検索がし易い状態を確認できた。尚、図11では平積みしたが、立てて並べてもよい。
【0045】
[変形例]
以上では、画像形成装置100の一部としての処理装置300において、インデックスシートの画像を生成する画像処理を行うようにしたが、必ずしもこのような形態には限らない。即ち、画像形成装置100とLAN等で接続されたパーソナルコンピュータ等において同様の画像処理を行うようにしてもよい。
また、インデックスシートは、必ずしも図5のようなものに限られず、種々の形態のものが考えられる。例えば、インデックスシートの中央部分に背表紙部を設け、その両側にインデックスプリント部を設けたようなものでもよい。このようなインデックスシートであれば、写真収納ケースに収納した際に、インデックスプリントが表表紙としてだけでなく、裏表紙としても機能するようになる。更に、インデックスプリント及び背表紙の画像が外面に形成された紙製の写真収納ケースを組み立てるための画像を出力するようにしてもよい。
【0046】
[実施の形態の効果]
以上述べたように、本実施の形態では、写真収納ケースにインデックスシートを挿入して最外面に固定し、そのインデックスシートにはインデックスプリント部に加え、背表紙部を設けた。これにより、収納ケースに収納されている写真プリントの確認を行えるだけでなく、写真プリントを収納した収納ケースの検索も容易に行えるという効果ももたらされる。
また、収納ケースの少なくとも背表紙部及びインデックスプリント部が固定される面を透明又は半透明とし、インデックスシートを固定する突起を設けた。これにより、インデックスシートを山折りにして嵌めるだけで顧客へ渡すことができるという効果もある。
更に、背表紙部には分類識別情報を写真プリント時に指定できるようにしたことにより、顧客が自分に合わせた各種の分類を行うための背表紙を作成することができ、後々の整理や検索に役立つという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施の形態に係る第1の写真収納ケースの断面を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る第2の写真収納ケースの断面を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る写真収納ケースにインデックスシートを嵌め込んだときの状態、及び、写真収納ケースに設けられる突起のバリエーションを示した図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る写真収納ケースの仕様を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るインデックスシートの例を示した図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態の画像形成装置における処理装置の機能構成を示した図である。
【図8】本発明の実施の形態の画像形成装置における処理装置の入出力処理部の動作を示したフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態の画像形成装置における処理装置の画像生成部の動作を示したフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の装置本体の内部構成を示した図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る写真収納ケースを本棚に並べたときの状態を示した図である。
【符号の説明】
【0048】
100…画像形成装置、200…装置本体、300…処理装置、301…入出力処理部、302…画像生成部、303…写真プリント画像生成部、304…インデックスシート画像生成部、305…プリント画像処理部、400…入出力装置、600…スロット
【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の写真プリント群に含まれる写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートであって、
前記特定の写真プリント群に含まれる複数の写真プリントの画像が形成されたインデックスプリント領域と、
前記インデックスプリント領域と折り目を共有する領域であって、前記特定の写真プリント群に対する見出し画像が形成された見出し領域と
を有することを特徴とするインデックスシート。
【請求項2】
前記見出し画像は、前記特定の写真プリント群に関して外部から入力された文字列又は記号からなる画像であることを特徴とする請求項1記載のインデックスシート。
【請求項3】
互いに向き合う第1及び第2の辺と、当該第1及び第2の辺に接し互いに向き合う第3及び第4の辺とからなる四辺に囲まれ、
前記インデックスプリント領域は、前記第1の辺と、前記第3及び第4の辺と、前記折り目とに囲まれた矩形の領域であり、
前記見出し領域は、前記第2の辺と、前記第3及び第4の辺と、前記折り目とに囲まれた矩形の領域であることを特徴とする請求項1記載のインデックスシート。
【請求項4】
写真プリントを収納するための写真収納ケースであって、
第1の面、及び、当該第1の面に隣接する第2の面を含む少なくとも5つの面と、
前記写真プリントの元画像が形成されたインデックスプリント領域、及び、当該写真プリントに対する見出し情報を表示するための見出し領域からなるインデックスシートと
を有し、
前記インデックスシートは、前記インデックスプリント領域が前記第1の面に垂直な方向から視認でき、かつ、前記見出し領域が前記第2の面に垂直な方向から視認できるように取り付けられたことを特徴とする写真収納ケース。
【請求項5】
前記第1の面及び前記第2の面は、透過的な素材によって形成され、前記インデックスシートを固定するための突起をケース内部に設けたことを特徴とする請求項4記載の写真収納ケース。
【請求項6】
写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートの画像を生成する画像処理装置であって、
複数の写真画像を取得する画像取得部と、
前記複数の写真画像に対する見出し情報を取得する情報取得部と、
前記画像取得部により取得された前記複数の写真画像から選択された所定数の画像を含むインデックスプリント画像と、前記情報取得部により取得された前記見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合することにより、見出し有りインデックスシート画像を生成するインデックスシート画像生成部と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項7】
前記インデックスシート画像生成部は、前記画像取得部が画像を取得した写真プリントの枚数に応じて、前記見出し画像の大きさを決定することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記インデックスシート画像生成部は、前記見出し有りインデックスシート画像に含めなかった写真画像を含み、かつ、前記見出し画像と結合しない見出し無しインデックスシート画像を更に生成することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
【請求項9】
写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートを作成する画像処理方法であって、
複数の写真画像を取得するステップと、
前記複数の写真画像に対する見出し情報を取得するステップと、
前記複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、前記見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成するステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
複数の写真画像を取得する機能と、
前記複数の写真画像に対する見出し情報を取得する機能と、
前記複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、前記見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成する機能と
を実現させるためのプログラム。
【請求項1】
特定の写真プリント群に含まれる写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートであって、
前記特定の写真プリント群に含まれる複数の写真プリントの画像が形成されたインデックスプリント領域と、
前記インデックスプリント領域と折り目を共有する領域であって、前記特定の写真プリント群に対する見出し画像が形成された見出し領域と
を有することを特徴とするインデックスシート。
【請求項2】
前記見出し画像は、前記特定の写真プリント群に関して外部から入力された文字列又は記号からなる画像であることを特徴とする請求項1記載のインデックスシート。
【請求項3】
互いに向き合う第1及び第2の辺と、当該第1及び第2の辺に接し互いに向き合う第3及び第4の辺とからなる四辺に囲まれ、
前記インデックスプリント領域は、前記第1の辺と、前記第3及び第4の辺と、前記折り目とに囲まれた矩形の領域であり、
前記見出し領域は、前記第2の辺と、前記第3及び第4の辺と、前記折り目とに囲まれた矩形の領域であることを特徴とする請求項1記載のインデックスシート。
【請求項4】
写真プリントを収納するための写真収納ケースであって、
第1の面、及び、当該第1の面に隣接する第2の面を含む少なくとも5つの面と、
前記写真プリントの元画像が形成されたインデックスプリント領域、及び、当該写真プリントに対する見出し情報を表示するための見出し領域からなるインデックスシートと
を有し、
前記インデックスシートは、前記インデックスプリント領域が前記第1の面に垂直な方向から視認でき、かつ、前記見出し領域が前記第2の面に垂直な方向から視認できるように取り付けられたことを特徴とする写真収納ケース。
【請求項5】
前記第1の面及び前記第2の面は、透過的な素材によって形成され、前記インデックスシートを固定するための突起をケース内部に設けたことを特徴とする請求項4記載の写真収納ケース。
【請求項6】
写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートの画像を生成する画像処理装置であって、
複数の写真画像を取得する画像取得部と、
前記複数の写真画像に対する見出し情報を取得する情報取得部と、
前記画像取得部により取得された前記複数の写真画像から選択された所定数の画像を含むインデックスプリント画像と、前記情報取得部により取得された前記見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合することにより、見出し有りインデックスシート画像を生成するインデックスシート画像生成部と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項7】
前記インデックスシート画像生成部は、前記画像取得部が画像を取得した写真プリントの枚数に応じて、前記見出し画像の大きさを決定することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記インデックスシート画像生成部は、前記見出し有りインデックスシート画像に含めなかった写真画像を含み、かつ、前記見出し画像と結合しない見出し無しインデックスシート画像を更に生成することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
【請求項9】
写真プリントの確認のために用いられるインデックスシートを作成する画像処理方法であって、
複数の写真画像を取得するステップと、
前記複数の写真画像に対する見出し情報を取得するステップと、
前記複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、前記見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成するステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
複数の写真画像を取得する機能と、
前記複数の写真画像に対する見出し情報を取得する機能と、
前記複数の写真画像を含むインデックスプリント画像と、前記見出し情報を含む見出し画像とを、両画像が折り目を挟む位置に形成されるように結合してインデックスシート画像を生成する機能と
を実現させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−251353(P2006−251353A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−67603(P2005−67603)
【出願日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】
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