説明

ウィルス様粒子中への免疫賦活物質のパッケージ化:調製法および使用法

【課題】腫瘍および慢性のウィルス性疾患、およびアレルギーおよび他の慢性疾患を治療するのに特に有用な、強力で持続的なT細胞応答を誘導することができるワクチンの提供。
【解決手段】ウィルス様粒子(VLP)に免疫賦活物質、特に非メチル化CおよびG(CpG)を含むDNAオリゴヌクレオチドを担持したCpG−VLPは、それらのCpGを含まない相当物よりも劇的に免疫原性を示し、増強したBおよびT細胞応答を誘導する。場合により結合、融合、又は他の方法でVLPに付着した抗原に対する免疫応答は、VLP自体に対する免疫応答と同様に増強される。さらに、VLPおよび抗原に対するT細胞応答は、Th1型を特に対象とする。したがって、CpG担持VLPに付着した抗原は、アレルギー、腫瘍および他の自己組織化分子、ならびに慢性ウィルス性疾患に対する予防的又は治療的ワクチン接種用の理想的なワクチンとなる可能性がある。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)ウィルス様粒子、及び
(b)免疫賦活物質
を含んでなり、前記免疫賦活物質が前記ウィルス様粒子と結合している動物の免疫応答を高めるための組成物。
【請求項2】
少なくとも1つの抗原をさらに含んでなり、前記抗原が前記ウィルス様粒子と結合している請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記免疫賦活物質がtoll様レセプター活性化物質である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記免疫賦活物質がサイトカイン分泌誘導物質である、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記toll様レセプター活性化物質が、
(a)免疫賦活性核酸、
(b)ペプチドグリカン、
(c)リポ多糖、
(d)リポテイコ酸、
(e)イミダゾキノリン化合物、
(f)フラジェリン
(g)リポタンパク質、
(h)免疫賦活有機分子、
(i)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、及び
(j)(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)及び/又は(i)の少なくとも1つの物質の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項3に記載の組成物。
【請求項6】
前記免疫賦活性核酸が、
(a)リボ核酸、
(b)デオキシリボ核酸、
(c)キメラ核酸、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つの核酸の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記リボ核酸がポリ−(I:C)またはその誘導体である、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記デオキシリボ核酸が、
(a)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、及び
(b)非メチル化CpGモチーフを含まないオリゴヌクレオチド、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記免疫賦活物質が非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記ウィルス様粒子がリポタンパク質含有エンベロープを欠いている、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
前記ウィルス様粒子が組み換えウィルス様粒子である、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
前記ウィルス様粒子が、
(a)B型肝炎ウィルスの組み換えタンパク質、
(b)はしかウィルスの組み換えタンパク質、
(c)シンビス・ウィルスの組み換えタンパク質、
(d)ロタ・ウィルスの組み換えタンパク質、
(e)口蹄疫ウィルスの組み換えタンパク質、
(f)レトロ・ウィルスの組み換えタンパク質、
(g)ノーウォーク・ウィルスの組み換えタンパク質、
(h)ヒト・パピローマ・ウィルスの組み換えタンパク質、
(i)BKウィルスの組み換えタンパク質、
(j)バクテリオファージの組み換えタンパク質、
(k)RNAファージの組み換えタンパク質、
(l)Qβ−ファージの組み換えタンパク質、
(m)GA−ファージの組み換えタンパク質、
(n)fr−ファージの組み換えタンパク質、
(o)AP205ファージの組み換えタンパク質、
(p)Tyの組み換えタンパク質、および
(q)(a)〜(p)の組み換えタンパク質の任意の断片
からなる群から選択される、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記ウィルス様粒子がB型肝炎ウィルスのコア・タンパク質である、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記ウィルス様粒子がBKウィルスVP1タンパク質である、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】
前記ウィルス様粒子がRNAファージの組み換えタンパク質、またはその断片を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
前記RNAファージが、
(a)バクテリオファージQβ、
(b)バクテリオファージR17、
(c)バクテリオファージfr、
(d)バクテリオファージGA、
(e)バクテリオファージSP、
(f)バクテリオファージMS2、
(g)バクテリオファージM11、
(h)バクテリオファージMX1、
(i)バクテリオファージNL95、
(k)バクテリオファージf2、
(l)バクテリオファージPP7、および
(m)バクテリオファージAP205
からなる群から選択される、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記ウィルス様粒子がRNAファージQβの組み換えタンパク質、またはその断片を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
前記ウィルス様粒子がRNAファージAP205の組み換えタンパク質、またはその断片を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、X、X、XおよびXが任意のヌクレオチドである配列
5’XCGX3’
を含む、請求項9に記載の組成物。
【請求項20】
前記ヌクレオチドX、X、XおよびXの少なくとも1つがリン酸骨格の修飾体を有する、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、
(a)TCCATGACGTTCCTGAATAAT、
(b)TCCATGACGTTCCTGACGTT、
(c)GGGGTCAACGTTGAGGGGG、
(d)GGGGGGGGGGGACGATCGTCGGGGGGGGGG、および
(e)表1に記載した「dsCyCpG−253」
からなる群から選択される配列を含むか、あるいはこれから本質的になるか、あるいはこれからなる、請求項9に記載の組成物。
【請求項22】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがリン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがパリンドローム配列である、請求項9に記載の組成物。
【請求項24】
前記パリンドローム配列である非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、配列GGGGTCAACGTTGAGGGGGを含むか、あるいはこれから本質的になるか、あるいはこれからなる、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記パリンドローム配列である非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、リン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
前記免疫賦活物質が前記ウィルス様粒子と非共有結合をしている、請求項1に記載の組成物。
【請求項27】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが前記ウィルス様粒子と非共有結合をしている、請求項9に記載の組成物。
【請求項28】
前記免疫賦活性核酸が、オリゴヌクレオチド結合部位、DNA結合部位、およびRNA結合部位からなる群から選択されるウィルス様粒子部位と結合している、請求項5に記載の組成物。
【請求項29】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、オリゴヌクレオチド結合部位、DNA結合部位、およびRNA結合部位からなる群から選択されるウィルス様粒子部位と結合している、請求項9に記載の組成物。
【請求項30】
前記オリゴヌクレオチド結合部位が非天然オリゴヌクレオチドの結合部位である、請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
前記ウィルス様粒子部位がアルギニンリッチリピートを含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
前記免疫賦活性核酸がリン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項5に記載の組成物。
【請求項33】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがリン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項9に記載の組成物。
【請求項34】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約6〜約100,000個のヌクレオチドを含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項35】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約6〜約2000個のヌクレオチドを含む、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約20〜約2000個のヌクレオチドを含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約20〜約300個のヌクレオチドを含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが20〜100個のヌクレオチドを含む、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが100超〜約2000個のヌクレオチドを含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項40】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、100超〜約1000個のヌクレオチドを含む、請求項39に記載の組成物。
【請求項41】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが100超〜約500個のヌクレオチドを含む、請求項40に記載の組成物。
【請求項42】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが組み換えオリゴヌクレオチドである、請求項5に記載の組成物。
【請求項43】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがゲノムのオリゴヌクレオチドである、請求項5に記載の組成物。
【請求項44】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが合成オリゴヌクレオチドである、請求項5に記載の組成物。
【請求項45】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがプラスミド由来のオリゴヌクレオチドである、請求項5に記載の組成物。
【請求項46】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが一本鎖オリゴヌクレオチドである、請求項5に記載の組成物。
【請求項47】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが二本鎖オリゴヌクレオチドである、請求項5に記載の組成物。
【請求項48】
前記少なくとも1つの抗原または抗原決定基が、少なくとも1つの共有結合によって前記ウィルス様粒子と結合している、請求項2に記載の組成物。
【請求項49】
前記少なくとも1つの抗原または抗原決定基が、少なくとも1つの共有結合によって前記ウィルス様粒子と結合しており、かつ前記共有結合が非ペプチド結合である、請求項2に記載の組成物。
【請求項50】
前記少なくとも1つの抗原または抗原決定基が前記ウィルス様粒子と融合している、請求項2に記載の組成物。
【請求項51】
前記抗原または抗原決定基が、
(a)前記抗原または抗原決定基を有する天然に存在しない付着部位、及び
(b)前記抗原または抗原決定基を有する天然に存在する付着部位、
からなる群から選択される少なくとも1つの第2の付着部位をさらに含む、請求項2に記載の組成物。
【請求項52】
アミノ酸リンカーをさらに含み、前記アミノ酸リンカーが前記第2の付着部位を含むか、あるいはこれからなる、請求項2に記載の組成物。
【請求項53】
前記抗原が、
(a)ポリペプチド、
(b)炭水化物、
(c)ステロイド・ホルモン、および
(d)有機分子
からなる群から選択される、請求項2に記載の組成物。
【請求項54】
前記抗原が有機分子である、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
前記有機分子が、
(a)コデイン、
(b)フェンタニル、
(c)ヘロイン、
(d)モルフィウム、
(e)アンフェタミン、
(f)コカイン、
(g)メチレンジオキシメタンフェタミン、
(h)メタンフェタミン、
(i)メチルフェニデート、
(j)ニコチン、
(k)LSD、
(l)メスカリン、
(m)サイロシビン、および
(n)テトラヒドロカンナビノール
からなる群から選択される、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
前記抗原が組み換え抗原である、請求項2に記載の組成物。
【請求項57】
前記抗原が、
(a)ウィルス、
(b)細菌、
(c)寄生虫、
(d)プリオン、
(e)腫瘍、
(f)自己分子、
(g)非ペプチド・ハプテン分子、
(h)アレルゲン、および
(i)ホルモン
からなる群に由来する、請求項2に記載の組成物。
【請求項58】
前記抗原が腫瘍抗原である、請求項57に記載の組成物。
【請求項59】
前記腫瘍抗原が、
(a)Her2、
(b)GD2、
(c)EGF−R、
(d)CEA、
(e)CD52、
(f)CD21、
(g)ヒト・メラノーマ・タンパク質gp100、
(h)ヒト・メラノーマ・タンパク質メラン−A/MART−1、
(i)チロシナーゼ、
(j)NA17−A ntタンパク質、
(k)MAGE−3タンパク質、
(l)p53タンパク質、
(m)HPV16 E7タンパク質、および
(n)(a)〜(m)の任意の腫瘍抗原の抗原性断片
からなる群から選択される、請求項58に記載の組成物。
【請求項60】
前記抗原が連結配列によって前記ウィルス様粒子と結合している、請求項2に記載の組成物。
【請求項61】
前記ウィルス様粒子がB型肝炎ウィルスのコア・タンパク質である、請求項60に記載の組成物。
【請求項62】
前記ウィルス様粒子がBKウィルスのコア・タンパク質である、請求項60に記載の組成物。
【請求項63】
前記抗原が細胞傷害性T細胞エピトープ、Th細胞エピトープ、または前記少なくとも2つのエピトープの組合せであり、かつ前記少なくとも2つのエピトープが直接または連結配列によって結合している、請求項2に記載の組成物。
【請求項64】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、ウィルスまたは腫瘍の細胞傷害性T細胞エピトープである、請求項63に記載の組成物。
【請求項65】
前記抗原が連結配列によって前記ウィルス様粒子と結合している、請求項63に記載の組成物。
【請求項66】
前記ウィルス様粒子がB型肝炎ウィルスのコア・タンパク質である、請求項63に記載の組成物。
【請求項67】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、前記B型肝炎ウィルスのコア・タンパク質のC末端と融合している、請求項66に記載の組成物。
【請求項68】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、連結配列によって前記B型肝炎ウィルスのコア・タンパク質のC末端と融合している、請求項67に記載の組成物。
【請求項69】
前記ウィルス様粒子がBKウィルスのVP1タンパク質である、請求項63に記載の組成物。
【請求項70】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、前記BKウィルスのVP1タンパク質のC末端と融合している、請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、連結配列によって前記BKウィルスのVP1タンパク質のC末端と融合している、請求項70に記載の組成物。
【請求項72】
(a)ウィルス様粒子、及び
(b)免疫賦活物質、
を含んでなり、前記免疫賦活物質が前記ウィルス様粒子と結合している組成物を動物へ導入することを含んでなる、動物の免疫応答を高めるための方法。
【請求項73】
前記組成物が、前記ウィルス様粒子と結合している抗原をさらに含む、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記免疫賦活物質がtoll様レセプター活性化物質である、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
前記免疫賦活物質がサイトカイン分泌誘導物質である、請求項72に記載の方法。
【請求項76】
前記toll様レセプター活性化物質が、
(a)免疫賦活性核酸、
(b)ペプチドグリカン、
(c)リポ多糖、
(d)リポテイコ酸、
(e)イミダゾキノリン化合物、
(f)フラジェリン
(g)リポタンパク質、
(h)免疫賦活有機分子、
(i)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、および
(j)(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)及び/又は(i)の少なくとも1つの物質の任意の混合物、からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項74に記載の方法。
【請求項77】
前記免疫賦活性核酸が、
(a)リボ核酸、
(b)デオキシリボ核酸、
(c)キメラ核酸、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つの核酸の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記リボ核酸がポリ−(I:C)またはその誘導体である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記デオキシリボ核酸が、
(a)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、および
(b)非メチル化CpGモチーフを含まないオリゴヌクレオチド、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
前記免疫賦活物質が非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項72に記載の方法。
【請求項81】
前記ウィルス様粒子がリポタンパク質含有エンベロープを欠いている、請求項72に記載の方法。
【請求項82】
前記ウィルス様粒子が組み換えウィルス様粒子である、請求項72に記載の方法。
【請求項83】
前記ウィルス様粒子が、
(a)B型肝炎ウィルスの組み換えタンパク質、
(b)はしかウィルスの組み換えタンパク質、
(c)シンビス・ウィルスの組み換えタンパク質、
(d)ロタ・ウィルスの組み換えタンパク質、
(e)口蹄疫ウィルスの組み換えタンパク質、
(f)レトロ・ウィルスの組み換えタンパク質、
(g)ノーウォーク・ウィルスの組み換えタンパク質、
(h)ヒト・パピローマ・ウィルスの組み換えタンパク質、
(i)BKウィルスの組み換えタンパク質、
(j)バクテリオファージの組み換えタンパク質、
(k)RNAファージの組み換えタンパク質、
(l)Qβ−ファージの組み換えタンパク質、
(m)GA−ファージの組み換えタンパク質、
(n)fr−ファージの組み換えタンパク質、
(o)AP205ファージの組み換えタンパク質、
(p)Tyの組み換えタンパク質、および
(q)(a)〜(p)の組み換えタンパク質の任意の断片
からなる群から選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記ウィルス様粒子がB型肝炎ウィルスのコア・タンパク質である、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記ウィルス様粒子がBKウィルスVP1タンパク質である、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
前記ウィルス様粒子がRNAファージの組み換えタンパク質、またはその断片を含む、請求項72に記載の方法。
【請求項87】
前記RNAファージが、
(a)バクテリオファージQβ、
(b)バクテリオファージR17、
(c)バクテリオファージfr、
(d)バクテリオファージGA、
(e)バクテリオファージSP、
(f)バクテリオファージMS2、
(g)バクテリオファージM11、
(h)バクテリオファージMX1、
(i)バクテリオファージNL95、
(k)バクテリオファージf2、
(l)バクテリオファージPP7、および
(m)バクテリオファージAP205
からなる群から選択される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記ウィルス様粒子がRNAファージQβの組み換えタンパク質、またはその断片を含む、請求項72に記載の方法。
【請求項89】
前記ウィルス様粒子がRNAファージAP205の組み換えタンパク質、またはその断片を含む、請求項72に記載の方法。
【請求項90】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、X、X、XおよびXが任意のヌクレオチドである配列、
5’XCGX3’
を含む、請求項80に記載の方法。
【請求項91】
前記ヌクレオチドX、X、XおよびXの少なくとも1つがリン酸骨格の修飾体を有する、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、
(a)TCCATGACGTTCCTGAATAAT、
(b)TCCATGACGTTCCTGACGTT、
(c)GGGGTCAACGTTGAGGGGG、
(d)GGGGGGGGGGGACGATCGTCGGGGGGGGGG、および
(e)表1に記載した「dsCyCpG−253」
からなる群から選択される配列を含むか、あるいはこれから本質的になるか、あるいはこれからなる、請求項80に記載の方法。
【請求項93】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがリン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがパリンドローム配列である、請求項80に記載の方法。
【請求項95】
前記パリンドローム配列である非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、配列GGGGTCAACGTTGAGGGGGを含むか、あるいはこれから本質的になるか、あるいはこれからなる、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記パリンドローム配列である非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、リン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記免疫賦活物質が前記ウィルス様粒子と非共有結合をしている、請求項72に記載の方法。
【請求項98】
前記ウィルス様粒子が細菌の発現系によって生成される、請求項72に記載の方法。
【請求項99】
前記ウィルス様粒子が酵母菌の発現系によって生成される、請求項72に記載の方法。
【請求項100】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが前記ウィルス様粒子と非共有結合をしている、請求項80に記載の方法。
【請求項101】
前記免疫賦活物質が前記ウィルス様粒子によってパッケージ化されているか、好ましくは封入されている、請求項72に記載の方法。
【請求項102】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが前記ウィルス様粒子によってパッケージ化されているか、好ましくは封入されている、請求項80に記載の方法。
【請求項103】
前記免疫賦活性核酸が、オリゴヌクレオチド結合部位、DNA結合部位、およびRNA結合部位からなる群から選択されるウィルス様粒子部位と結合している、請求項76に記載の方法。
【請求項104】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、オリゴヌクレオチド結合部位、DNA結合部位、およびRNA結合部位からなる群から選択されるウィルス様粒子部位と結合している、請求項80に記載の方法。
【請求項105】
前記オリゴヌクレオチド結合部位が非天然オリゴヌクレオチドの付着部位である、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記ウィルス様粒子部位がアルギニンリッチリピートを含む、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
前記免疫賦活性核酸がリン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項76に記載の方法。
【請求項108】
前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドがリン酸骨格の1つまたは複数のホスホロチオエート修飾体を含むか、あるいは前記オリゴヌクレオチドの前記リン酸骨格のそれぞれのリン酸部分がホスホロチオエート修飾体である、請求項80に記載の方法。
【請求項109】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約6〜約100,000個のヌクレオチドを含む、請求項76に記載の方法。
【請求項110】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約6〜約2000個のヌクレオチドを含む、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約20〜約2000個のヌクレオチドを含む、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが約20〜約300個のヌクレオチドを含む、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが20〜100個のヌクレオチドを含む、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、100超〜約2000個のヌクレオチドを含む、請求項76に記載の方法。
【請求項115】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、100超〜約1000個のヌクレオチドを含む、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、100超〜約500個のヌクレオチドを含む、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、組み換えオリゴヌクレオチドである、請求項76に記載の方法。
【請求項118】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、ゲノムのオリゴヌクレオチドである、請求項76に記載の方法。
【請求項119】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、合成オリゴヌクレオチドである、請求項76に記載の方法。
【請求項120】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、プラスミド由来のオリゴヌクレオチドである、請求項76に記載の方法。
【請求項121】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、一本鎖オリゴヌクレオチドである、請求項76に記載の方法。
【請求項122】
前記免疫賦活性核酸、および好ましくは前記非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドが、二本鎖オリゴヌクレオチドである、請求項76に記載の方法。
【請求項123】
前記少なくとも1つの抗原または抗原決定基が、少なくとも1つの共有結合によって前記ウィルス様粒子と結合している、請求項73に記載の方法。
【請求項124】
前記少なくとも1つの抗原または抗原決定基が、少なくとも1つの共有結合によって前記ウィルス様粒子と結合しており、かつ前記共有結合が非ペプチド結合である、請求項73に記載の方法。
【請求項125】
前記少なくとも1つの抗原または抗原決定基が前記ウィルス様粒子と融合している、請求項73に記載の方法。
【請求項126】
前記抗原または抗原決定基が、
(a)前記抗原または抗原決定基を有する天然に存在しない付着部位、及び
(b)前記抗原または抗原決定基を有する天然に存在する付着部位、
からなる群から選択される少なくとも1つの第2の付着部位をさらに含む、請求項73に記載の方法。
【請求項127】
アミノ酸リンカーをさらに含み、前記アミノ酸リンカーが前記第2の付着部位を含むか、あるいはこれからなる、請求項73に記載の方法。
【請求項128】
前記抗原が、
(a)ポリペプチド、
(b)炭水化物、
(c)ステロイド・ホルモン、および
(d)有機分子
からなる群から選択される、請求項73に記載の方法。
【請求項129】
前記抗原が有機分子である、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記有機分子が、
(a)コデイン、
(b)フェンタニル、
(c)ヘロイン、
(d)モルフィウム、
(e)アンフェタミン、
(f)コカイン、
(g)メチレンジオキシメタンフェタミン、
(h)メタンフェタミン、
(i)メチルフェニデート、
(j)ニコチン、
(k)LSD、
(l)メスカリン、
(m)サイロシビン、および
(n)テトラヒドロカンナビノール
からなる群から選択される、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記抗原が組み換え抗原である、請求項73に記載の方法。
【請求項132】
前記抗原が、
(a)ウィルス、
(b)細菌、
(c)寄生虫、
(d)プリオン、
(e)腫瘍、
(f)自己分子、
(g)非ペプチド・ハプテン分子、
(h)アレルゲン、および
(i)ホルモン
からなる群に由来する、請求項73に記載の方法。
【請求項133】
前記抗原が腫瘍抗原である、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記腫瘍抗原が、
(a)Her2、
(b)GD2、
(c)EGF−R、
(d)CEA、
(e)CD52、
(f)CD21、
(g)ヒト・メラノーマ・タンパク質gp100、
(h)ヒト・メラノーマ・タンパク質メラン−A/MART−1、
(i)チロシナーゼ、
(j)NA17−A ntタンパク質、
(k)MAGE−3タンパク質、
(l)p53タンパク質、
(m)HPV16 E7タンパク質、および
(n)(a)〜(m)の任意の腫瘍抗原の抗原性断片
からなる群から選択される、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記抗原が連結配列によって前記ウィルス様粒子と結合している、請求項73に記載の方法。
【請求項136】
前記ウィルス様粒子がB型肝炎ウィルスのコア・タンパク質である、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
前記ウィルス様粒子がBKウィルスのVP1タンパク質である、請求項135に記載の方法。
【請求項138】
前記抗原が細胞傷害性T細胞エピトープ、Th細胞エピトープ、または前記少なくとも2つのエピトープの組合せであり、前記の少なくとも2つのエピトープが直接または連結配列によって結合している、請求項73に記載の方法。
【請求項139】
前記細胞傷害性T細胞エピトープがウィルスまたは腫瘍の細胞傷害性T細胞エピトープである、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記抗原が連結配列によって前記ウィルス様粒子と結合している、請求項138に記載の方法。
【請求項141】
前記ウィルス様粒子がB型肝炎ウィルスのコア・タンパク質である、請求項138に記載の方法。
【請求項142】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、前記B型肝炎ウィルスのコア・タンパク質のC末端と融合している、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、連結配列によって前記B型肝炎ウィルスのコア・タンパク質のC末端と融合している、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
前記ウィルス様粒子がBKウィルスのVP1タンパク質である、請求項138に記載の方法。
【請求項145】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、前記BKウィルスのVP1タンパク質のC末端と融合している、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
前記細胞傷害性T細胞エピトープが、連結配列によって前記BKウィルスのVP1タンパク質のC末端と融合している、請求項145に記載の方法。
【請求項147】
前記免疫応答が高められたB細胞応答である、請求項72に記載の方法。
【請求項148】
前記免疫応答が高められたT細胞応答である、請求項72に記載の方法。
【請求項149】
前記T細胞応答がCTL応答である、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記T細胞応答がTh細胞応答である、請求項148に記載の方法。
【請求項151】
前記Th細胞応答がTh1細胞応答である、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
前記動物が哺乳動物である、請求項72に記載の方法。
【請求項153】
前記哺乳動物がヒトである、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
前記組成物を、前記動物の皮下、筋肉内、静脈内、鼻腔内、あるいはリンパ節に直接に導入する、請求項72に記載の方法。
【請求項155】
(a)前記ウィルス様粒子を前記免疫賦活物質と共にインキュベートすること、
(b)RNaseを加えること、および
(c)前記組成物を精製すること
を含む、 ウィルス様粒子および前記ウィルス様粒子と結合した免疫賦活物質を含んでなる動物の免疫応答を高めるための組成物を生成する方法。
【請求項156】
前記免疫賦活物質が、
(a)リボ核酸、
(b)デオキシリボ核酸、
(c)キメラ核酸、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つの核酸の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる免疫賦活性核酸である、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
前記リボ核酸がポリ−(I:C)又はその誘導体である、請求項156に記載の方法。
【請求項158】
前記デオキシリボ核酸が、
(a)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、及び
(b)非メチル化CpGモチーフを含まないオリゴヌクレオチド、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項156に記載の方法。
【請求項159】
前記免疫賦活物質が非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項155に記載の方法。
【請求項160】
前記ウィルス様粒子が細菌の発現系において生成される、請求項155に記載の方法。
【請求項161】
前記RNaseがRNaseAである、請求項155に記載の方法。
【請求項162】
(a)前記ウィルス様粒子をRNaseと共にインキュベートすること、
(b)前記免疫賦活物質を加えること、及び
(c)前記組成物を精製すること
を含む、ウィルス様粒子および前記ウィルス様粒子と結合した免疫賦活物質を含んでなる動物の免疫応答を高めるための組成物を生成する方法。
【請求項163】
前記免疫賦活物質が、
(a)リボ核酸、
(b)デオキシリボ核酸、
(c)キメラ核酸、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つの核酸の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる免疫賦活性核酸である、請求項162に記載の方法。
【請求項164】
前記リボ核酸がポリ−(I:C)またはその誘導体である、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
前記デオキシリボ核酸が、
(a)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、及び
(b)非メチル化CpGモチーフを含まないオリゴヌクレオチド、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項163に記載の方法。
【請求項166】
前記免疫賦活物質が非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項162に記載の方法。
【請求項167】
前記ウィルス様粒子が細菌の発現系において生成される、請求項162に記載の方法。
【請求項168】
前記RNaseがRNaseAである、請求項162に記載の方法。
【請求項169】
(a)前記ウィルス様粒子を分解すること、
(b)前記免疫賦活物質を加えること、および
(c)前記ウィルス様粒子を再構築すること
を含む、ウィルス様粒子および前記ウィルス様粒子と結合した免疫賦活物質を含んでなる動物の免疫応答を高めるための組成物を生成する方法。
【請求項170】
前記免疫賦活物質が、
(a)リボ核酸、
(b)デオキシリボ核酸、
(c)キメラ核酸、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つの核酸の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる免疫賦活性核酸である、請求項169に記載の方法。
【請求項171】
前記リボ核酸がポリ−(I:C)またはその誘導体である、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
前記デオキシリボ核酸が、
(a)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、および
(b)非メチル化CpGモチーフを含まないオリゴヌクレオチド、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項170に記載の方法。
【請求項173】
前記免疫賦活物質が非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項169に記載の方法。
【請求項174】
前記分解したウィルス様粒子の核酸を除去することをさらに含んでなる、請求項169に記載の方法。
【請求項175】
再構築(c)の後に前記組成物を精製することをさらに含んでなる、請求項169に記載の方法。
【請求項176】
(a)前記ウィルス様粒子を、前記ウィルス様粒子の核酸を加水分解することができる金属イオンを含む溶液と共にインキュベートすること、
(b)前記免疫賦活物質を加えること、及び
(c)前記組成物を精製すること
を含む、ウィルス様粒子および前記ウィルス様粒子と結合した免疫賦活物質を含んでなる動物の免疫応答を高めるための組成物を生成する方法。
【請求項177】
前記免疫賦活物質が、
(a)リボ核酸、
(b)デオキシリボ核酸、
(c)キメラ核酸、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つの核酸の任意の混合物、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる免疫賦活性核酸である、請求項176に記載の方法。
【請求項178】
前記リボ核酸がポリ−(I:C)またはその誘導体である、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
前記デオキシリボ核酸が、
(a)非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド、および
(b)非メチル化CpGモチーフを含まないオリゴヌクレオチド、
からなる群から選択されるか、あるいはこれから本質的になる、請求項177に記載の方法。
【請求項180】
前記免疫賦活物質が非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチドである、請求項176に記載の方法。
【請求項181】
前記金属イオンが、
(a)亜鉛(Zn)イオン、
(b)銅(Cu)イオン、
(c)鉄(Fe)イオン、および
(d)(a)、(b)及び/又は(c)の少なくとも1つのイオンの任意の混合物、
からなる群から選択される、請求項176に記載の方法。
【請求項182】
免疫学的に有効量の請求項1に記載の組成物、および薬剤として許容可能な希釈剤、担体または賦形剤を含んでなるワクチン。
【請求項183】
アジュバントをさらに含んでなる、請求項182に記載のワクチン。
【請求項184】
免疫学的に有効量の請求項182に記載のワクチンを前記動物に投与することを含んでなる、動物を免疫化または治療する方法。
【請求項185】
前記動物が哺乳動物である、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
前記哺乳動物がヒトである、請求項185に記載の方法。
【請求項187】
免疫学的に有効量の請求項2に記載の組成物、及び薬剤として許容可能な希釈剤、担体または賦形剤を含んでなるワクチン。
【請求項188】
アジュバントをさらに含む、請求項187に記載のワクチン。
【請求項189】
免疫学的に有効量の請求項187に記載のワクチンを前記動物に投与することを含んでなる、動物を免疫化または治療する方法。
【請求項190】
前記動物が哺乳動物である、請求項189に記載の方法。
【請求項191】
前記哺乳動物がヒトである、請求項190に記載の方法。
【請求項192】
免疫学的に有効量の請求項182に記載のワクチンを投与することによって、前記動物のT細胞応答を初回抗原刺激することを含んでなる動物を免疫化または治療する方法。
【請求項193】
前記動物の免疫応答を追加抗原刺激するステップをさらに含んでなる、請求項192に記載の方法。
【請求項194】
前記追加抗原刺激を、免疫学的に有効量の請求項182に記載のワクチン、または免疫学的に有効量の異種ワクチンを投与することによって行う、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
前記異種ワクチンがDNAワクチンである、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
免疫学的に有効量の請求項182に記載のワクチンを投与することによって、前記動物のT細胞応答を追加抗原刺激することを含んでなる動物を免疫化または治療する方法。
【請求項197】
前記動物のT細胞応答を初回抗原刺激するステップをさらに含んでなる、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
前記初回抗原刺激を、免疫学的に有効量の請求項182に記載のワクチン、または免疫学的に有効量の異種ワクチンを投与することによって行う、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
前記異種ワクチンがDNAワクチンである、請求項198に記載の方法。
【請求項200】
免疫学的に有効量の請求項187に記載のワクチンを投与することによって、前記動物のT細胞応答を初回抗原刺激することを含んでなる、動物を免疫化又は治療する方法。
【請求項201】
前記動物の免疫応答を追加抗原刺激するステップをさらに含む、請求項200に記載の方法。
【請求項202】
前記追加抗原刺激を、免疫学的に有効量の請求項187に記載のワクチン、又は免疫学的に有効量の異種ワクチンを投与することによって行う、請求項201に記載の方法。
【請求項203】
前記異種ワクチンがDNAワクチン又はウィルス・ワクチン又はカネリー痘瘡ワクチンである、請求項202に記載の方法。
【請求項204】
免疫学的に有効量の請求項187に記載のワクチンを投与することによって、前記動物のT細胞応答を追加抗原刺激することを含んでなる動物を免疫化又は治療する方法。
【請求項205】
前記動物のT細胞応答を初回抗原刺激するステップをさらに含んでなる、請求項204に記載の方法。
【請求項206】
前記初回抗原刺激を、免疫学的に有効量の請求項187に記載のワクチン、又は免疫学的に有効量の異種ワクチンを投与することによって行う、請求項205に記載の方法。
【請求項207】
前記異種ワクチンがDNAワクチン又はウィルス・ワクチン又はカネリー痘瘡ワクチンである、請求項206に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30A】
image rotate

【図30B】
image rotate

【図31A】
image rotate

【図31B】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate

【図44AB】
image rotate

【図44C】
image rotate

【図45】
image rotate

【図46】
image rotate

【図47】
image rotate

【図48】
image rotate

【図49】
image rotate

【図50】
image rotate

【図51】
image rotate

【図52】
image rotate

【図53】
image rotate

【図54】
image rotate

【図55】
image rotate


【公開番号】特開2009−197001(P2009−197001A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−91943(P2009−91943)
【出願日】平成21年4月6日(2009.4.6)
【分割の表示】特願2003−528575(P2003−528575)の分割
【原出願日】平成14年9月16日(2002.9.16)
【出願人】(503261085)サイトス バイオテクノロジー アーゲー (3)
【Fターム(参考)】