説明

ウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法及びこれを用いたウェブサイト検索サービス方法

本発明は、多種多様な情報が存在するインターネット上において、所定のウェブサイトについての情報を提供する検索エンジンに関し、より詳しくは、所定のウェブサイトについての情報を検索エンジンに登録するための方法、及び前記方法を用いて登録されたウェブサイトについての情報を検索エンジンユーザに提供するための方法に関する。
本発明の望ましい一実施例による検索エンジンにウェブサイトを登録して検索サービスを提供するための方法は、ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、前記抽出されたデータを所定の時間周期でインデキシングするステップと、一定期間ごとに抽出されたデータをインデキシングするステップと、検索サービスユーザから所定の検索語の入力を受けるステップと、前記インデキシングされたデータ及び前記一定期間ごとに抽出されてインデキシングされたデータのすべてを参照して前記所定の検索語についての該当のデータを検索するステップと、前記検索された該当のデータを所定の基準に従ってディスプレイするステップとを含むことを特徴とする。
本発明によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法によれば、ユーザが登録を要求したウェブサイト情報をリアルタイムまたは短時間で検索エンジンに登録することにより、多様なユーザのニーズに応えられるという技術的効果が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多種多様な情報が混在するインターネット上において所定のウェブサイトについての情報を提供する検索エンジンに関し、より詳しくは、所定のウェブサイトについての情報を検索エンジンに登録するための方法、及び前記方法を用いて登録されたウェブサイトについての情報を検索エンジンユーザに提供するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アルタビスタ(http://www.altavista.com)、ライコス(http://www.lycos.com)、ヤフー(http://www.yahoo.com)などのような検索エンジンは、通常、ウェブサイト情報を所定の基準に従って分類及び保存して管理するためのデータベースと、ウェブ上を持続的に巡回しつつ新たなウェブサイト情報を機械的に収集するためのソフトウェアで具現化されるスパイダー(spider)と、収集されたデータをデータベース化して前記検索エンジンを利用するユーザに検索できるようにする検索エンジンソフトウェアとで構成される。図1には、このような通常の検索エンジンサービスを提供するための全体システムのブロック図が示されている。図1を参照すると、ユーザはユーザ端末110でインターネットを通じ検索エンジンサーバー150へ接続する。ユーザが所定の検索語を入力すれば、検索エンジンサーバー150は検索エンジンソフトウェア140で該当の検索語についてのウェブサイト情報をクエリー(query)し、検索エンジンソフトウェア140は該当のデータベース130を検索して所定のウェブサイト情報を知らせる。スパイダー120は前記の説明のように、ウェブ上を持続的に巡回しつつウェブサーバー160から新たなウェブサイト情報を機械的に収集するためのソフトウェアで具現化されるエンティティ(entity)である。スパイダー120は、ネットワーク上においてHTML(Hyper Text Markup Language)で記述された文章を探索し、記載されているリンク先をパーシング(parsing)してネットワーク上に存在するウェブサーバー160からデータを収集する。このように、スパイダー120によって収集されたデータはデータベース化されるが、ここでデータベース化とは、ウェブサイトに存在する所定の情報について形態素分析(morphological analysis)を行い、インデックステーブルを作成してデータベース130に保存する一連の手順を意味する。データベース130は、スパイダー120によって収集されたすべてのウェブサイト情報を保存するためのものである。検索エンジンソフトウェア140は、検索結果をユーザに知らせる機能を果たす。このソフトウェアは、データベース130に保存された数多いページを検索して検索結果を検索用語と一致する正確度の順に並べる。図1には、検索サーバー150と検索エンジン部120、130、140とが別個のエンティティであるように示されているが、これは説明の便宜のためだけで、同じエンティティでもありうる。
【0003】
このように、スパイダーを用いた情報収集を通じて所定のウェブサイト情報を提供することにあたって、既存の検索エンジンは次の問題点に逢着するようになった。
【0004】
(1)ウェブ上に数多いウェブサイトが生成されることによって、保存及び管理すべきデータの量が急増するようになった。
【0005】
(2)このように急増するデータの中、いかなるデータが価値あるものであるかを評価しにくい。
【0006】
(3)スパイダーを通じたウェブサイトの情報抽出は、HTMLなどのテキスト基盤に構築されたウェブサイトに限られるため、イメージ基盤に構築されたウェブサイトの場合には情報抽出が難しい。
【0007】
前記のような問題点を解決するため、既存の検索エンジンではユーザからウェブサイトの登録要求を受け、これを検索エンジンに登録するサービスを提供することで、検索エンジンを運営する運営者の営利と、登録を通じて自分のウェブサイトに対する広告效果を極大化しようとするユーザの利益とを適切に調和させている。
【0008】
このような登録を通じた検索エンジンサービス提供は、2000年アメリカのヤフーで最初に有料化してから、現在、大部分の検索エンジン運営会社はこのような有料登録サービスを提供している。このような有料登録サービスが活性化されるにつれて、ユーザのニーズも持続的に変わって行っているのに、このような従来の有料登録サービスはユーザの登録要求を受けてから、これに対する対応が、遅ければ2週間、早ければ3〜5日程度所要されるため、迅速な登録を要望するユーザのニーズに応えられないという問題点がある。現在、外国の有名検索エンジンであるルックスマート社、ヤフー、ライコスなどもユーザの登録要求日から実際検索エンジンに登録される日までは、早くても2〜5日が所要されている。これは従来の検索エンジンにおいて、新たに登録が申し込まれたウェブサイトについての情報を反映し新たなインデキシングファイル(indexing file)を作るのにあたって、システム的な制限または運営上の問題により前記のような2週ないし早くても3〜5日が所要されるためであり、これは迅速な登録を要望するユーザの多様なニーズに応えられないという問題点を引き起こすだけでなく、ユーザ別にもっと多様で差別化された登録サービスを提供できないという問題点も引き起こしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザが登録を要求したウェブサイト情報をリアルタイムまたは短時間で検索エンジンに登録することにより、迅速な登録を要望する多様なユーザのニーズに応えられる、ウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法を提供することをその目的とする。
【0010】
また、本発明は、ユーザが登録を要求したウェブサイト情報を所定の金額に応じる時間の間隔によって検索エンジンに登録することにより、ユーザの選択の幅を広げられるだけでなく、検索エンジンを通じる新たな収益モデルを作る、ウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法を提供することを他の目的とする。
【0011】
また、本発明は、ウェブサイト情報を検索エンジンに迅速に登録し、第3者に登録された前記ウェブサイト情報を速かに提供する、検索エンジンにウェブサイトを登録して検索サービスを提供するための方法を提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記の目的を達成するため、本発明の望ましい一実施例によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法は、ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、抽出された前記データを一定期間ごとに抽出されたデータと併合するステップと、前記併合されたデータを所定の時間周期でインデキシング(indexing)するステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の望ましい他の一実施例によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法は、ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、前記データを所定の時間ごとに抽出するステップと、前記抽出されたデータを所定の時間ごとにインデキシングするステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の望ましいさらに他の一実施例による検索エンジンにウェブサイトを登録し検索サービスを提供するための方法は、ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、前記抽出されたデータを所定の時間ごとにインデキシングするステップと、一定期間ごとに抽出されたデータをインデキシングするステップと、検索サービスユーザから所定の検索語の入力を受けるステップと、前記インデキシングされたデータ及び前記一定期間ごとに抽出されインデキシングされたデータを参照して前記所定の検索語についての該当のデータを検索するステップと、前記検索された該当のデータを所定の基準に従ってディスプレイするステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法によれば、ユーザが登録を要求したウェブサイト情報をリアルタイムまたは短時間で検索エンジンに登録することにより、多様なユーザのニーズに応えられるという技術的效果が得られる。
【0016】
また、本発明によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法によれば、ユーザが登録を要求したウェブサイト情報を、所定の金額に応じる時間の間隔によって検索エンジンに登録することにより、ユーザの選択の幅を広げられるだけでなく、検索エンジンを通じて新たな収益モデルを作れるという技術的效果が得られる。
【0017】
さらに、本発明による検索エンジンにウェブサイトを登録して検索サービスを提供するための方法によれば、ウェブサイト情報を検索エンジンに迅速に登録して第3者に登録された前記ウェブサイト情報を速かに提供できるという技術的效果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本発明によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法、及びこれを用いたウェブサイト検索サービス方法について詳述する。
【0019】
図2は、本発明の一実施例による検索エンジンの構成ブロック図である。図2に示すように、ユーザは端末機210を通じてウェブサイトの登録要求及びウェブサイトについての情報を検索エンジンへ転送する。保存手段220はこのようなウェブサイトについての情報を保存し、サーファー(surfer)などのような専門検収者230は前記保存されたウェブサイトについての情報を見て前記ウェブサイトの登録事項などを点検し、これを適切に修正及び補完を行う。抽出部250においては前記修正及び補完されたウェブサイトの登録事項などデータを抽出する機能を果たし、インデクサ(indexer)240は前記抽出されたデータをインデキシングし、インデキシングされたデータは再び保存手段220内のインデキシングデータベース(図示せず)に保存される。本発明の望ましい一実施例による検索エンジンで行われるデータの抽出(extract)は、保存手段に保存されたデータを検索エンジンで使われる特定のフォーマットに合わせて抽出し、テキストファイルの形態で保存することを意味する。また、インデキシング(indexing)は前記抽出されたデータを検索エンジンで検索が行われうるフォーマットに変換することを意味する。一般的に、検索エンジンのインデキシングは、ある典型的なフィールドを持たず、検索エンジンで検索が行われうる程度にデータを整理しておくことを意味する。しかし、検索エンジンのインデキシングがデータベースにおけるインデキシングとほぼ同じである場合もあるが、アルタビスタの場合には、ウェブ文書の題目、内容、URLなどを特化させて検索するようにデータをインデキシングする。インデックスページは、通常、URL(Uniform Resource Locator)、キーワード、属性情報で構成される。URLは、ページデータにアクセスするために必要な情報であり、プロトコル、ドメイン名、ポート番号、経路名などのような情報を含む。キーワードは検索のためのもので、属性情報はインデキシングページの更新日付けなどを含む情報で構成してもよい。
【0020】
図3は、このような検索エンジンで行われる従来のウェブサイト情報登録プロセスを示すブロック図である。図3に示されたウェブサイト情報登録プロセスは、図4のフローチャートを一緒に参照して説明する。ユーザは自分のウェブサイトの登録要求、及びウェブサイトに関する情報(検索語、ウェブサイト広報文句など)を検索エンジンに転送する。検索エンジンでは、このようなユーザの登録要求を受信(ステップ410)し、ウェブサイトの登録に関するデータを保存手段に保存(ステップ430)する。サーファーのようなウェブの専門性が高い人は、保存されたウェブサイトの登録に関するデータを所定の基準(誇張広告の如何、前記関連情報と実際ウェブサイト間の相異の如何など)に従ってレビュー(review)して前記情報を適切に修正及び補完(ステップ440)し、これを再び保存手段に保存する。保存された新たなウェブサイトの登録を含む保存手段に保存されたすべてのデータは一定期間(通常2〜3日)ごとに保存手段から抽出(ステップ450)され、抽出されたデータはまた一定期間(通常2〜3日)ごとにインデキシング(ステップ460)される。インデキシングされたデータは、再び、保存手段内のインデキシングデータベース(図示せず)に保存され、検索エンジンユーザの検索語入力(クエリー)によって所定の検索結果を前記ユーザに返還できるようにする。このような従来のウェブサイト情報登録方法は、相対的に長期間ごとにデータ抽出及びインデキシングを行うので、新たに登録を要望するウェブサイト情報がインデキシングされ実際に検索エンジンのユーザがその情報を見られるまでは、短ければ2〜3日、長ければ数週間が必要となるという問題点がある。
【0021】
図5は、本発明の望ましい一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録のプロセスを示すブロック図である。図5に示された本発明の望ましい一実施例によるウェブサイト情報登録のプロセスは次のようである。
【0022】
ユーザは自分のウェブサイトの登録要求、及びウェブサイトに関する情報(検索語、ウェブサイト広報文句など)を検索エンジンに転送する。このような転送は、ユーザ端末を通じたネットワーク上の転送でも、郵便を利用するか、または、電話を通じた転送でもあり得る。検索エンジンでは、このようなユーザの登録要求を受信し、ウェブサイトの登録に関するデータを保存手段内の所定のデータベースに保存する。サーファーなどのような専門検収者は、保存されたウェブサイトの登録に関するデータを所定の基準(誇大広告の如何、前記関連情報と実際ウェブサイト間の相異の如何など)に従ってレビューして前記情報を適切に修正及び補完を行い、これを再び保存手段に保存する。保存された前記新たなウェブサイト登録に関するデータは、所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに前記保存手段から抽出され、抽出されたデータは一定期間(通常1日ごと)ごとに抽出されたデータと併合(merge)され、併合された抽出データを所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとにインデキシングする。インデキシングされたデータは、再び前記保存手段内のインデキシングデータベース(図示せず)に保存され、検索エンジンユーザの検索語入力(クエリー)によって所定の検索結果を前記ユーザに返還できるようにする。本発明の望ましい一実施例による検索エンジンにおいて、データの併合(merge)とは、既存にあるデータまたはファイルに新規で作業されたデータまたはファイルを付け加えることを意味する。
【0023】
図6は、図5に示された本発明の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録手続きの流れを示すフローチャートである。図6を参照すると、登録手続きが始まり(ステップ610)、ユーザの登録要求及び登録を要望するウェブサイトに関する情報を受信する(ステップ620)。受信されたウェブサイト登録に関するデータは保存手段に保存され(ステップ630)、専門検収者のレビューを経る(ステップ640)。前記保存手段に保存された新たなウェブサイト登録に関するデータは、所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに前記保存手段から抽出され(ステップ650)、抽出されたデータは一定時間(通常1日ごと)ごとに抽出されるデータと併合される(ステップ660)。併合された抽出データは所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとにインデキシングされ(ステップ670)、登録手続きは終了する(ステップ680)。
【0024】
図5及び図6に示された本発明によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法であって、所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに抽出されたウェブサイト登録に関するデータを一定期間ごとに(通常、日ごとに)抽出されたデータと併合することは、保存手段から新たなデータと既存データとを含むすべてのデータを抽出することにより引き起こされうるシステム負荷を最小化するためである。すなわち、新たなウェブサイト登録に関するデータのみを保存手段から抽出し、これを一定期間ごとに抽出されたデータと併合し、併合されたデータをインデキシングすることにより、システムの負荷を最小化することができる。また、本発明による検索エンジン登録方法の望ましい一実施例によれば、抽出及びインデキシングを行うための前記所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに、ウェブサイトの登録を要望するユーザに課金体系を相異ならせるように具現されうる。すなわち、所定の時間周期が短いほど、ユーザに高い課金をすることで、検索エンジン運営者の営利と早い登録を要望するユーザの期待利益とを調律することが可能である。
【0025】
また、図5及び図6に示された検索エンジン登録方法によれば、上述のように抽出されたデータを一定期間ごとに(通常1日ごとに)抽出されたデータと併合(merge)し、併合された抽出データを所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとにインデキシングする構成を有することもでき、抽出されたデータをインデキシングし、インデキシングされたデータを一定期間ごとに(通常1日ごとに)抽出されてインデキシングされたデータと併合する構成を有することもできる。両者の具現方法は同じであるが、併合(merge)がインデキシングの前に行われるか、インデキシング後に行われるかの差がある。
【0026】
図7は、本発明の他の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録のプロセスを示すブロック図である。図7に示された本発明の他の一実施例によるウェブサイト情報登録のプロセスは次のようである。
【0027】
ユーザは自分のウェブサイトの登録要求、及びウェブサイトに関する情報(検索語、ウェブサイト広報文句など)を検索エンジンに転送する。このような転送は、ユーザ端末を通じたネットワーク上の転送でもよく、郵便を利用するか、または、電話を通じた転送でもよい。検索エンジンでは、このようなユーザの登録要求を受信し、ウェブサイトの登録に関するデータを保存手段に保存する。サーファーなどのような専門検収者は、保存されたウェブサイトの登録に関するデータを所定の基準(誇大広告の如何、前記関連情報と実際ウェブサイト間の相違の如何など)に従ってレビューして前記情報を適切に修正及び補い、これを再び保存手段に保存する。保存された前記新たなウェブサイトの登録に関するデータは、所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに前記保存手段から抽出され、さらに所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとにインデキシングされる。本実施例では、このように新たに登録されるウェブサイト関連データとは別に、一定期間ごとに(通常1日ごとに)抽出されてインデキシングされるデータを別に管理するようになるが、これは図9に示された本発明の望ましい一実施例による検索エンジンで行われる検索サービスについての説明とともに詳しく後述する。
【0028】
図8は、図7に示された本発明の他の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録手続きの流れを示すフローチャートである。図8を参照すると、登録手続きが始まり(ステップ810)、ユーザの登録要求及び登録を要望するウェブサイトに関する情報を受信する(ステップ820)。受信されたウェブサイト登録に関するデータは保存手段に保存され(ステップ830)、専門検収者のレビューを経る(ステップ840)。前記保存手段に保存された新たなウェブサイト登録に関するデータは、所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに前記保存手段から抽出される(ステップ850)。抽出されたデータは、さらに所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとにインデキシングされ(ステップ860)、登録手続きは終了する(ステップ870)。
【0029】
図7及び図8に示された本発明の他の一実施例によるウェブサイト情報を検索エンジンに登録するための方法においては、ウェブサイト登録に関する新たなデータを一定期間ごとに(通常1日ごとに)抽出されるデータと分離してインデキシングするが、これは前記一定期間ごとに抽出されたデータより間隔の短い前記所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイムなど)ごとに抽出されたデータのみを別にインデキシングすることにより、すべての抽出データをインデキシングする場合引き起こされうるシステムの負荷を減らすためである。また、本発明による検索エンジン登録方法の望ましい一実施例によれば、抽出及びインデキシングを行うための前記所定の時間周期によってウェブサイトの登録を要望するユーザに課金体系を相異ならせるように具現できることは、前記図5及び図6で説明した通りである。
【0030】
図9は、図7に示された本発明の他の一実施例による検索エンジンで行われる検索サービス提供の流れを示すフローチャートである。図9を参照すると、本発明の他の一実施例による検索サービス提供プロセスは次のようである。
【0031】
ユーザは自分のウェブサイトの登録要求、及びウェブサイトに関する情報(検索語、ウェブサイト広報文句など)を検索エンジンに転送する(ステップ910)。このような転送はユーザ端末を通じたネットワーク上の転送でもよく、郵便を利用するか、または、電話を通じた転送でもよい。検索エンジンでは、このようなユーザの登録要求を受信し(ステップ920)、ウェブサイトの登録に関するデータを保存手段に保存する(ステップ930)。サーファーなどのような専門検収者は、保存されたウェブサイトの登録に関するデータを所定の基準(誇大広告の如何、前記関連情報と実際ウェブサイト間の相違の如何など)に従ってレビューして前記情報を適切に修正及び補完し(ステップ940)、これを再び保存手段に保存する。保存された前記新たなウェブサイトの登録に関するデータは所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとに前記保存手段から抽出され(ステップ950)、さらに所定の時間周期(1時間単位またはリアルタイム)ごとにインデキシングされる(ステップ960)。前記インデキシングされた前記新たなウェブサイトの登録に関するデータは、上述した図3の一定期間ごとに(通常1日ごとに)インデキシングされたデータとともに検索エンジンユーザから入力を受けた所定の検索語についての検索の際、参照される(ステップ970)。例えば、新たに登録されたウェブサイトについてインデキシングされたデータの該当のキーワード(keyword)が”「ネイバー(NAVER)」である場合、検索エンジンのユーザが検索語としてネイバーを入力するようになれば、前記インデキシングされた新たなウェブサイトの登録に関するデータを参照し、キーワードがネイバーであるウェブサイトの情報を探すようになり、また前記一定期間ごとに(通常1日ごとに)インデキシングされたデータを参照し、キーワードがネイバーであるウェブサイトの情報を探すようになる。このように、インデキシングされたデータを2元化して維持し、データ検索時、両方をすべて参照することにより、所定のクエリー(query)に対する検索を行うことになる。
【0032】
本発明の一実施例によれば、所定のクエリーに対する検索結果は、次の基準に従って検索エンジンユーザに提供されうる。
【0033】
(1)前記インデキシングされた新たなウェブサイトの登録に関するデータを参照して検索された結果と、前記一定期間ごとに(通常1日ごとに)インデキシングされたデータを参照して検索された結果との優先順位を異にする設定を行い、ディスプレイする。
【0034】
(2)前記インデキシングされた新たなウェブサイトの登録に関するデータ、及び前記一定期間ごとに(通常1日ごとに)インデキシングされたデータの両方をすべて参照した後、検索されたデータを所定の基準(検収者及び一般ユーザのサイト評価、クリックカウント数、検索語との類似度、サイト存続可否など)に従ってディスプレイする。
【0035】
(3)前記インデキシングされた新たなウェブサイトの登録に関するデータを参照して検索された結果は、登録日から一定期間、検索結果画面に位置した別のボックスに表示する。
【0036】
前記のような多様な方法の中の1つをもって検索結果を検索エンジンユーザに提供することができ、その他の方式をもって検索結果を提供することも可能である。また、前記(3)の方法で検索結果をディスプレイする場合、検索結果の画面に位置した別のボックスに表示される一定期間によってウェブサイトを登録したユーザに相異なる課金をすることで、各ユーザ別に差別化されたサービスを提供することも可能である。
【0037】
以上のような本発明は、限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明は前記の実施例に限定されることなく、本発明が属する分野で通常の知識を有する者にとって前記の記載から多様な修正及び変形が可能であることは明らかである。よって、本発明の思想は以下に記載される特許請求の範囲によって把握されねばならず、均等または等価的変形すべては本発明の思想の範疇に属するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】ウェブサイト検索エンジンサービスを提供するための全体システムの構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるウェブサイト検索エンジンの構成ブロック図である。
【図3】従来の検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録のプロセスを示すブロック図である。
【図4】図3に示された従来の検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録手続きの流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録のプロセスを示すブロック図である。
【図6】図5に示された本発明の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録手続きの流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録のプロセスを示すブロック図である。
【図8】図7に示された本発明の他の一実施例による検索エンジンで行われるウェブサイト情報登録手続きの流れを示すフローチャートである。
【図9】図7に示された本発明の他の一実施例による検索エンジンで行われる検索サービス提供の流れを示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索エンジンにウェブサイトを登録するための方法であって、
ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、
前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、
前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、
抽出された前記データを一定期間ごとに抽出されるデータと併合するステップと、
前記併合されたデータを所定の時間周期でインデキシングするステップと、を含むことを特徴とする登録方法。
【請求項2】
検索エンジンにウェブサイトを登録するための方法であって、
ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、
前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、
前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、
抽出された前記データを所定の時間周期でインデキシングするステップと、
前記インデキシングされたデータと一定期間ごとにインデキシングされたデータとを併合するステップと、を含むことを特徴とする登録方法。
【請求項3】
検索エンジンにウェブサイトを登録するための方法であって、
ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、
前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、
前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、
前記抽出されたデータを所定の時間周期でインデキシングするステップと、を含むことを特徴とする登録方法。
【請求項4】
前記抽出するステップの前記所定の時間周期は0であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の登録方法。
【請求項5】
前記インデキシングするステップの前記所定の時間周期は0であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の登録方法。
【請求項6】
前記併合するステップの前記一定期間は日単位であることを特徴とする請求項1または2に記載の登録方法。
【請求項7】
前記所定の時間周期によって前記登録に対する課金を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の登録方法。
【請求項8】
検索エンジンにウェブサイトを登録して検索サービスを提供するための方法であって、
ユーザから前記ウェブサイト登録要求を受信するステップと、
前記ウェブサイト登録に関するデータを保存するステップと、
前記データを所定の時間周期で抽出するステップと、
前記抽出されたデータを所定の時間周期でインデキシングするステップと、
一定期間ごとに抽出されるデータをインデキシングするステップと、
検索サービスユーザから所定の検索語の入力を受けるステップと、
前記インデキシングされたデータと前記一定期間ごとに抽出されてインデキシングされたデータとを参照し、前記所定の検索語に対する該当のデータを検索するステップと、
前記検索された該当のデータを所定の基準に従ってディスプレイするステップと、を含むことを特徴とする検索サービス提供方法。
【請求項9】
前記所定の時間周期は0であることを特徴とする請求項8に記載の検索サービス提供方法。
【請求項10】
前記インデキシングするステップで前記一定期間は日単位であることを特徴とする請求項8に記載の検索サービス提供方法。
【請求項11】
前記所定の基準は前記一定期間ごとに抽出されてインデキシングされたデータから検索された前記該当のデータと前記インデキシングされたデータで検索された前記該当のデータとの優先順位を異にする設定を行うことを特徴とする請求項8に記載の検索サービス提供方法。
【請求項12】
前記所定の基準は、前記インデキシングされたデータから検索された前記該当のデータを、前記一定期間ごとに抽出されてインデキシングされたデータから検索された前記該当のデータと区別されるように表示することであることを特徴とする請求項8に記載の検索サービス提供方法。
【請求項13】
請求項1ないし12のいずれか1項の方法を行うためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2006−508466(P2006−508466A)
【公表日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−556949(P2004−556949)
【出願日】平成15年11月27日(2003.11.27)
【国際出願番号】PCT/KR2003/002585
【国際公開番号】WO2004/051515
【国際公開日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】