説明

ウェブページデータ提供プログラム、ウェブページデータ提供システム及びウェブページデータ提供方法

【課題】ウェブページの内容を動的に変化させ得り、且つ、検索エンジンの検索結果の上位にリストアップされ得るようにする。
【解決手段】ウェブサーバマシンは、何れかの利用者マシンから、キャンペーン広告が記述されたコンテンツがリクエストされると(ステップS201)、そのコンテンツを表示するためのウェブページデータの構造としてのパーツ名を、コンテンツ管理テーブルから読み出し(ステップS202乃至S204)、各パーツ名により特定されるパーツをファイルサーバマシンから取得し、取得したパーツを組み合わせてウェブページデータを生成し、生成したウェブページデータを利用者マシンにレスポンスする(ステップS205、S207)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本案は、ウェブページデータを提供するためのプログラム、システム及び方法に、関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ウェブページ作成支援サーバが、ユーザ端末から指定されたキーワードを検索条件としてウェブページデータの雛形を検出し、ユーザ端末が、検出された雛形を用いてウェブページデータを作成し、ウェブサーバにアップロードすることが、教示されている。
【0003】
この特許文献1記載技術によると、ウェブページの内容の少なくとも一部を時期に応じて変化させようとする場合、編集者が、その都度ウェブページデータを編集して、ウェブサーバにアップロードせねばならない。
【0004】
特許文献2には、ウェブサーバが、要求を受け付けると、CGI[Common Gateway Interface]プログラムを起動し、そのCGIプログラムが、テンプレートに列挙されているキーワードのそれぞれを、そのキーワードに対応するデータに置換する処理を行い、ウェブサーバが、置換処理後のテンプレートを表示するためのウェブページデータを応答することが、教示されている。
【0005】
この特許文献2記載技術によると、キーワードに対応するデータが時々刻々と変化していれば、ウェブサーバから応答されるウェブページデータに基づいて表示されるテンプレートの値も時々刻々と変化することとなる。ここで、CGIプログラムを起動させるためには、URL[Uniform Resource Locator]にパラメータが含まれていなければならないが、一般的な検索エンジンは、このようなパラメータを含むURLを持つウェブページを、動的なウェブページと判断して、検索結果の上位にリストアップしないようになっている。
【0006】
【特許文献1】特開2004−157783号公報
【特許文献2】特開2001−265758号公報
【特許文献3】特開2002−229973号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本案は、前述したような従来の事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ウェブページの内容を動的に変化させ得り、且つ、検索エンジンの検索結果の上位にリストアップされ得るようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために案出されたウェブページデータ提供プログラムは、コンピュータを、所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれを特定するための複数のパーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それら選択された幾つかのパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り当てられる所在情報とが対応付けられて格納されているコンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情
報を読み出す第1の読出手段、パーツのそれぞれについて、そのパーツのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報が格納されているパーツ管理テーブルから、第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を、読み出す第2の読出手段、その第2の読出手段が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成手段、及び、記生成手段が生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信手段として機能させることを、特徴としている。
【0009】
このように構成されると、コンピュータは、所在情報を指定した要求を何れかのウェブクライアントから受信した場合に、その時点でその所在情報に対応付けられているパーツ識別情報にて特定されるパーツに基づいて、ウェブページデータを生成して応答するよう、動作する。このため、その所在情報に対応付けられているパーツ識別情報が変化していれば、ウェブクライアントに表示されるウェブページの内容も変化することとなる。
【0010】
而も、ウェブページの内容を動的に変化させる機能を実現するためのCGIプログラムを起動させるパラメータが、この所在情報に含まれることがないため、本案のウェブサーバプログラムにより生成されたウェブページデータに基づくウェブページが、一般的な検索エンジンによって動的なウェブページとして判断されることがない。その結果、このウェブページは、検索結果の上位にリストアップされ得ることとなる。
【0011】
なお、前述したウェブページデータ提供プログラムに係る動作は、ウェブページデータ提供システム又はウェブページデータ提供方法によっても実現し得る。すなわち、本案は、前述したウェブページデータ提供プログラムによりコンピュータが実現する各手段と同等に機能する複数の手段を備えたウェブページデータ提供システムであっても良いし、それら各手段と同等の機能を複数の手順としてコンピュータが実行するウェブページデータ提供方法であっても良い。また、本案は、前述したウェブページデータ提供プログラムを格納したコンピュータ可読媒体であっても良い。
【発明の効果】
【0012】
従って、本案によれば、ウェブページの内容を動的に変化させ得り、且つ、検索エンジンの検索結果の上位にリストアップされ得るようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本案の実施形態である直販システムについて、添付図面を参照しながら、説明する。
【0014】
なお、本実施形態の直販システムは、ウェブサイトを運営するメーカーが自社製品をネットワークを介して当該システムの利用者に直接販売するためのシステムである。
【0015】
《構成》
図1は、本実施形態の直販システムの構成図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の直販システムは、利用者マシン10、ウェブサーバマシン20、ファイルサーバマシン30、及び、管理者マシン40を、含んでいる。
【0017】
利用者マシン10は、第1のネットワークN1に1台以上接続されており、第1のネットワークN1に接続される図示せぬコンピュータと通信自在になっている。ウェブサーバマシン20は、第2のネットワークN2に接続されており、第2のネットワークN2に接続される図示せぬコンピュータと通信自在になっている。ファイルサーバマシン30及び
管理者マシン40は、第3のネットワークN3に接続されており、第3のネットワークN3に接続される図示せぬコンピュータと通信自在になっている。
【0018】
第1のネットワークN1は、第1のファイアウォールFW1を介して第2のネットワークN2に接続され、第2のネットワークN2は、第2のファイアウォールFW2を介して第3のネットワークN3に接続されている。
【0019】
ここで、第1のファイアウォールFW1は、第2のネットワークN2からの通信パケットを通過させるとともに、第3のネットワークN3からの通信パケットを遮断するコンピュータである。また、第2のファイアウォールFW1は、第2のネットワークN2からの通信パケットを通過させるとともに、第1のネットワークN1からの通信パケットを遮断するコンピュータである。
【0020】
これにより、利用者マシン10は、ウェブサーバマシン20にアクセスすることができるものの、ファイルサーバマシン30及び管理者マシン40にはアクセスすることができない。その一方、管理者マシン40は、ウェブサーバマシン20にアクセスすることができるものの、利用者マシン10にはアクセスすることができない。従って、第2のネットワークN2は、DMZ[DeMilitarized Zone]として機能する。
【0021】
図2は、利用者マシン10の構成図である。
【0022】
利用者マシン10は、後述のウェブブラウザ機能が附加されたパーソナルコンピュータである。従って、利用者マシン10は、液晶ディスプレイ等を含む表示ユニット10aと、キーボードやマウス等を含む入力ユニット10bと、これらユニット10a、10bに接続される本体とからなる。また、その本体は、通信ユニット10c、ストレージユニット10d、CPU[Central Processing Unit]10e、及び、メインメモリユニット1
0fを、内蔵している。
【0023】
通信ユニット10cは、第1のネットワークN1上の他のコンピュータとの間でデータの遣り取りをするためのユニットである。通信ユニットとしては、例えば、LANアダプタがある。ストレージユニット10dは、各種のプログラム及び各種のデータを記録するためのユニットである。CPU10eは、ストレージユニット10d内のプログラムに従って処理を行うユニットである。メインメモリユニット10fは、CPU10eがプログラムやデータをキャッシュしたり作業領域を展開したりするためのユニットである。
【0024】
利用者マシン10は、ストレージユニット10dに、オペレーティングシステムソフトウエア11を、記憶している。オペレーティングシステムソフトウエア11は、各種アプリケーションへのAPI[Application Programming Interface]やABI[Application
Binary Interface]の提供、ストレージユニット10dやメインメモリユニット10f
の記憶領域の管理、プロセスやタスクの管理、ファイル管理や各種設定ツールやエディタといったユーティリティのアプリケーションへの提供、及び、画面出力を多重化するための複数タスクへのウインドウの割り当てを、行うためのソフトウエアである。また、このオペレーティングシステムソフトウエア11には、通信インターフェースプログラム11aが含まれている。通信インターフェースプログラム11aは、通信ユニット10cを介して接続されている他のコンピュータの通信インターフェースプログラムとデータの遣り取りを行うためのプログラムである。この通信インターフェースプログラムとしては、例えば、TCP/IP[Transmission Control Protocol/Internet Protocol]スタックが
ある。
【0025】
また、利用者マシン10は、ストレージユニット10dに、ウェブブラウザソフトウエ
ア12を、記憶している。ウェブブラウザソフトウエア12は、操作者からの指示に従ってウェブサーバからウェブページデータを取得してウェブページを表示するウェブブラウザ機能をコンピュータに附加するためのソフトウエアである。より具体的には、ウェブブラウザソフトウエア12(に従ったCPU10e)は、ウェブページ内のリンクボタンのクリックやウェブブラウザ画面へのURL[Uniform Resource Locator]の入力などの操作者からの指示、又は、ウェブページデータ内に記述されたイメージタグやフレームタグなどによるウェブページデータの取得の指示があると、その指示においてURLで指定されたウェブページデータの送信を要求するリクエストメッセージをウェブサーバへ送信し、そのウェブサーバからレスポンスメッセージを受信して、そのレスポンスメッセージのボディ内のウェブページデータに基づいて、ウェブページを表示ユニット10aに表示する。
【0026】
図3は、ウェブサーバマシン20の構成図である。
【0027】
ウェブサーバマシン20は、後述のウェブサーバ機能が附加された汎用のコンピュータである。従って、ウェブサーバマシン20は、通信ユニット20a、ストレージユニット20b、CPU20c、及び、メインメモリユニット20dを、含んでいる。各ユニット20a〜20dは、利用者マシン10のそれと同等の機能を発揮するユニットである。
【0028】
ウェブサーバマシン20は、ストレージユニット20bに、オペレーティングシステムソフトウエア21を、記憶している。このオペレーティングシステムソフトウエア21は、利用者マシン10のそれと同等の機能を発揮するソフトウエアであり、通信インターフェースプログラム21aを含んでいる。
【0029】
また、ウェブサーバマシン20は、ストレージユニット20bに、ウェブページデータ22とウェブサーバプログラム23とを、記憶している。ウェブページデータ22は、ウェブページを表示するためのデータであり、具体的には、HTML[HyperText Markup Language]データや、画像データである。本実施形態のウェブページデータ22に基づい
て表示されるウェブページは、ウェブサイトを構成する。すなわち、ウェブサーバマシン20によりウェブサイトが構築されている。また、本実施形態のウェブページデータ22には、当該ウェブサイトのトップページを表示するためのウェブページデータが含まれている。
【0030】
ウェブサーバプログラム23は、ウェブクライアント(ウェブブラウザソフトウエア12に含まれるウェブページデータ取得機能)からのリクエストに応じてウェブページデータ22を送信するためのプログラムである。また、本実施形態のウェブサーバプログラム23は、所定のURLを指定したリクエストをウェブクライアントから受信した場合に、後述の組み立てプログラムから、後述のコンテンツを表示するためのウェブページデータを取得してウェブクライアントに送信するプログラムともなっている。このウェブサーバプログラム23に従ってCPU20cが実行する処理の内容については、図18を用いて後述する。
【0031】
また、ウェブサーバマシン20は、ストレージユニット20bに、コンテンツ管理テーブル24を記憶している。
【0032】
図4は、コンテンツ管理テーブル24を模式的に示す図である。
【0033】
コンテンツ管理テーブル24は、当該ウェブサーバマシン20により構築されたウェブサイトの運営者(メーカー)が利用者に直接販売する商品に関するキャンペーン広告が記述されたウェブページをコンテンツとして管理するためのテーブルである。図4に示すよ
うに、コンテンツ管理テーブル24の各レコードは、「コンテンツコード」、「コンテンツ名」、「コンテンツ」、「型番」、「URL」、「開始日時」、「終了日時」、「売り切れフラグ」及び「代替ページ」のフィールドを、有している。「コンテンツコード」フィールドは、そのコンテンツを特定するための識別情報であるコンテンツコードが記録されるフィールドである。「コンテンツ名」フィールドは、そのコンテンツの名称が記録されるフィールドである。「コンテンツ」フィールドは、そのコンテンツを表示するためのウェブページデータの構造が記録されるフィールドである。なお、ウェブページデータの構造は、後述するパーツの名称により特定される。「型番」フィールドは、そのコンテンツにキャンペーン広告が記述される商品を特定するための型番が記録されるフィールドである。「URL」フィールドは、そのコンテンツに割り当てられる所在情報であるURLが記録されるフィールドである。「開始日時」及び「終了日時」の各フィールドは、そのコンテンツの公開期間の開始日時と終了日時とがそれぞれ記録されるフィールドである。「売り切れフラグ」フィールドは、そのコンテンツに係る商品の在庫数が0個であった場合に後述の代替ページとトップページの何れのウェブページデータを応答するかを定義する売り切れフラグが記録されるフィールドである。なお、売り切れフラグが「1」の状態にあるときに、後述の代替ページのウェブページデータを応答すべきことが定義され、売り切れフラグが「0」の状態にあるときに、トップページのウェブページデータを応答すべきことが定義される。「代替ページ」フィールドは、そのコンテンツに係る商品の在庫数が0個であった場合において売り切れフラグが「1」の状態にあるときにウェブクライアントに応答される代替ページのURLが記録されるフィールドである。なお、そのコンテンツの売り切れフラグが「0」の状態にあるときには、「代替ページ」フィールドは、空欄となる。
【0034】
また、ウェブサーバマシン20は、図3のストレージユニット20bに、組み立てプログラム25を記憶している。組み立てプログラム25は、コンテンツを表示するためのウェブページデータを後述のパーツから生成するためのプログラムである。この組み立てプログラム25に従ってCPU20cが実行する処理の内容については、図19及び図20を用いて後述する。
【0035】
図5は、ファイルサーバマシン30の構成図である。
【0036】
ファイルサーバマシン30は、後述のファイルサーバ機能が附加された汎用のコンピュータである。従って、ファイルサーバマシン30は、通信ユニット30a、ストレージユニット30b、CPU30c、及び、メインメモリユニット30dを、含んでいる。各ユニット30a〜30dは、利用者マシン10のそれと同等の機能を発揮するユニットである。
【0037】
ファイルサーバマシン30は、ストレージユニット30bに、オペレーティングシステムソフトウエア31を、記憶している。このオペレーティングシステムソフトウエア31は、利用者マシン10のそれと同等の機能を発揮するソフトウエアであり、通信インターフェースプログラム31aを含んでいる。
【0038】
また、ファイルサーバマシン30は、ストレージユニット30bに、ファイル送信プログラム32を記憶している。ファイル送信プログラム32は、第2及び第3のネットワークN2、N3に接続されている他のコンピュータから、所定の通信プロトコルに従ってファイルが要求されたときに、指定されたファイルをそのコンピュータに送信するためのプログラムである。なお、所定の通信プロトコルとしては、例えば、FTP[File Transfer Protocol]がある。
【0039】
また、ファイルサーバマシン30は、ストレージユニット30bに、パーツ33を記憶
している。パーツ33は、コンテンツを表示するためのウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたテキストである。
【0040】
図6乃至図8は、パーツ33の例を示す図である。
【0041】
図6に示すパーツ33は、ウェブページデータのドキュメント型定義とヘッダ部分がマークアップ言語で表記されたテキストであり、「$HEADER.TXT」なるファイル名が付与さ
れたものとなっている。なお、図6に例示したパーツ33は、本実施形態のウェブサーバマシン20が利用者マシン10に提供するどのウェブページデータにおいても共通するドキュメント型定義及びヘッダ部分として、作成されている。
【0042】
図7に示すパーツ33は、ウェブページデータのボディの中心部分がマークアップ言語で表記されたテキストであり、「$CAMPAIGN01.TXT」なるファイル名が付与されたものと
なっている。なお、図7に例示したパーツ33は、複数のキャンペーン広告のうちの1つに対応した内容を表示するための部分として、作成されている。
【0043】
図8に示すパーツ33は、ウェブページデータのボディの後半部分がマークアップ言語で表記されたテキストであり、「$FOOTER.TXT」なるファイル名が付与されたものとなっ
ている。なお、図8に例示したパーツ33は、本実施形態のウェブサーバマシン20が利用者マシン10に提供するどのウェブページデータにおいても共通するフッタ部分として、作成されている。
【0044】
また、ファイルサーバマシン30は、ストレージユニット30bに、パーツ管理テーブル34を記憶している。
【0045】
図9は、パーツ管理テーブル34を模式的に示す図である。
【0046】
パーツ管理テーブル34は、パーツ33に関する情報を記録しておくためのテーブルである。図9に示すように、パーツ管理テーブル34の各レコードは、「パーツコード」、「パーツ名」、「格納位置」及び「出力文字」のフィールドを、有している。「パーツコード」フィールドは、そのパーツ33を特定するための識別情報であるパーツコードが記録されるフィールドである。「パーツ名」フィールドは、そのパーツ33の名称が記録されるフィールドである。「格納位置」フィールドは、そのパーツ33が格納されている位置を特定する格納位置情報が記録されるフィールドである。なお、格納位置情報としては、例えば、パス名とファイル名の組み合わせがある。「出力文字」フィールドは、そのパーツが、パーツ33のようなマークアップ言語で記述されたテキストではなく、単なる文字列とされる場合に、その文字列が記録されるフィールドである。「出力文字」フィールドに文字列が記録される場合、「格納位置」フィールドは、空欄となる。
【0047】
また、ファイルサーバマシン30は、ストレージユニット30bに、在庫管理テーブル35を記憶している。
【0048】
図10は、在庫管理テーブル35を模式的に示す図である。
【0049】
在庫管理テーブル35は、コンテンツにキャンペーン広告が記述される商品の在庫数を記録しておくためのテーブルである。図10に示すように、在庫管理テーブル35の各レコードは、「型番」及び「在庫数」のフィールドを、有している。「型番」フィールドは、その商品の型番が記録されるフィールドである。「在庫数」フィールドは、その商品の在庫数が記録されるフィールドである。なお、この「在庫数」フィールドに記録される在庫数は、図示せぬ決済機能により利用者との間でその商品の売買の決済が完了すると、販
売された個数だけ減算されるようになっている。
【0050】
図11は、管理者マシン40の構成図である。
【0051】
管理者マシン40は、ウェブサーバマシン20により構築されるウェブサイトを保守する管理者のため、前述したコンテンツとパーツ33を編集する機能が附加されたパーソナルコンピュータである。従って、管理者マシン40は、表示ユニット40a、入力ユニット40b、通信ユニット40c、ストレージユニット40d、CPU40e、及び、メインメモリユニット40fを、含んでいる。各ユニット40a〜40fは、利用者マシン10のそれと同等の機能を発揮するユニットである。
【0052】
管理者マシン40は、ストレージユニット40dに、オペレーティングシステムソフトウエア41を、記憶している。このオペレーティングシステムソフトウエア41は、利用者マシン10のそれと同等の機能を発揮するソフトウエアであり、通信インターフェースプログラム41aを含んでいる。
【0053】
また、管理者マシン40は、ストレージユニット40dに、編集プログラム42を記憶している。編集プログラム42は、前述したコンテンツとパーツ33を編集する機能をコンピュータに附加するためのソフトウエアである。この編集プログラム42に従ってCPU40eが実行する処理の内容については、図12乃至図17を用いて後述する。
【0054】
《処理》
〈編集〉
管理者マシン40では、管理者によって入力ユニット40bが操作されることにより、編集プログラム42の実行が指示されると、CPU40eがストレージユニット40dから編集プログラム42を読み出して、編集処理を開始するようになっている。
【0055】
図12は、編集処理の流れを示す図である。
【0056】
編集処理の開始後、最初のステップS101では、CPU40eは、メイン画面を表示ユニット40aに表示する。
【0057】
図13は、メイン画面51の一例を示す図である。
【0058】
図13に例示するメイン画面51には、5個のボタン51a〜51eが含まれている。一個目のボタン51aは、ウェブサーバマシン20内のコンテンツ管理テーブル24(図4参照)に登録されているコンテンツに係る情報を修正しようとする管理者がクリックすべきコンテンツ修正ボタンである。二個目のボタン51bは、コンテンツに係る情報を新たにコンテンツ管理テーブル24に登録しようとする管理者がクリックすべきコンテンツ新規作成ボタンである。三個目のボタン51cは、ファイルサーバマシン30内のパーツ管理テーブル34に登録されているパーツ33に係る情報を修正しようとする管理者がクリックすべきパーツ修正ボタンである。四個目のボタン51dは、パーツ33を新たに生成しようとする管理者がクリックすべきパーツ新規作成ボタンである。五個目のボタン51eは、図12に係る編集処理を終了しようとする管理者がクリックすべき終了ボタンである。
【0059】
CPU40eは、図13に例示するようなメイン画面51を表示ユニット40aに表示した後、ステップS102へ処理を進める。
【0060】
ステップS102では、CPU40eは、メイン画面51内の5個のボタン51a〜5
1eのうちの何れかがクリックされるまで、待機する。そして、何れかのボタンがクリックされると、CPU40eは、ステップS103へ処理を進める。
【0061】
ステップS103では、CPU40eは、ステップS102でクリックが検出されたボタンが終了ボタン51eであるか否かを、判別する。そして、ステップS102でクリックが検出されたボタンが終了ボタン51eであった場合、CPU40eは、図12に係る編集処理を終了する。一方、ステップS102でクリックが検出されたボタンが終了ボタン51e以外のボタンであった場合、CPU40eは、ステップS103からステップS104へ処理を分岐させる。
【0062】
ステップS104では、CPU40eは、編集受付サブルーチンを実行する。
【0063】
図14及び図15は、編集受付サブルーチンの流れを示す図である。
【0064】
編集受付サブルーチンの開始後、最初のステップS111では、CPU40eは、ステップS102でクリックが検出されたボタンがコンテンツ修正ボタン51aであるか否かを、判別する。そして、ステップS102でクリックが検出されたボタンがコンテンツ修正ボタン51aであった場合、CPU40eは、ステップS112へ処理を進める。
【0065】
ステップS112では、CPU40eは、コンテンツ指定画面を表示ユニット40aに表示する。コンテンツ指定画面は、図示していないが、ウェブサーバマシン20内のコンテンツ管理テーブル24(図4参照)に登録されているコンテンツ名が列挙されたリストボックスを表示する機能を有するドロップダウンリストボックスと、そのドロップダウンリストボックスに入力されたコンテンツ名を指定対象として決定するための決定ボタンとを、含んでいる。但し、このコンテンツ指定画面は、コンテンツ名又は型番の全部又は一部を検索条件としてコンテンツ管理テーブル24から検出されたコンテンツ名が列挙されるとともに、列挙されたコンテンツ名の中から何れかを指定するためのボタン等の選択手段とが含まれた画面であっても良い。後者の場合、コンテンツ指定画面が表示ユニット40aに表示される前に、検索条件入力画面が表示ユニット40aに表示されることとなる。その検索条件入力画面には、コンテンツ名又は型番の全部又は一部を入力するためのテキストボックス等の入力欄と、その入力欄に入力された文字列を検索条件としてコンテンツ管理テーブル24の検索をウェブサーバマシン20に行わせるための実行ボタンとが、含まれる。
【0066】
次のステップS113では、CPU40eは、図示せぬコンテンツ指定画面における決定ボタンがクリックされるまで、待機する。そして、決定ボタンがクリックされると、CPU40eは、ステップS114へ処理を進める。
【0067】
ステップS114では、CPU40eは、コンテンツ管理テーブル24から、決定ボタンがクリックされた時にドロップダウンリストボックスに入力されていたコンテンツ名に対応するレコードを、読み出す。その後、CPU40eは、ステップS116へ処理を進める。
【0068】
一方、図12のステップS102でクリックが検出されたボタンがコンテンツ修正ボタン51aでなかった場合、CPU40eは、ステップS111からステップS115へ処理を分岐させる。
【0069】
ステップS115では、CPU40eは、ステップS102でクリックが検出されたボタンがコンテンツ新規作成ボタン51bであるか否かを、判別する。そして、ステップS102でクリックが検出されたボタンがコンテンツ新規作成ボタン51bであった場合、
CPU40eは、ステップS115からステップS116へ処理を分岐させる。
【0070】
ステップS116では、CPU40eは、コンテンツ編集画面を表示ユニット40aに表示する。
【0071】
図16は、コンテンツ編集画面52の一例を示す図である。
【0072】
図16に例示するコンテンツ編集画面52には、8個のテキストボックス52a〜52hと、一対のラジオボタン52i、52iと、2個のボタン52j、52kとが、含まれている。8個のテキストボックス52a〜52hは、コンテンツコード、コンテンツ名、パーツ名、型番、コンテンツのURL、コンテンツの公開期間の開始日時、その公開期間の終了日時、及び、代替ページのURLを、それぞれ入力するための入力欄である。2個のラジオボタン52i、52iは、そのコンテンツに係る売り切れフラグの状態を選択するための選択手段である。2個のボタン52j、52kのうち、一個目のボタンは、8個のテキストボックス52a〜52hと、一対のラジオボタン52i、52iの何れかとに入力された情報を、コンテンツ管理テーブル24に登録(上書き)しようとする管理者がクリックすべき登録(上書き)ボタンである。二個目のボタン52kは、コンテンツの編集を中止しようとする管理者がクリックすべき中止ボタンである。
【0073】
なお、ステップS115を経てこのステップS116を実行している場合、CPU40eは、8個のテキストボックス52a〜52hを空欄にした状態で、コンテンツ編集画面52を表示ユニット40aに表示する。
【0074】
逆に、ステップS114を経てこのステップS116を実行している場合、CPU40eは、ステップS114で読み出したレコードに含まれる情報を、8個のテキストボックス52a〜52hと、一対のラジオボタン52i、52iのうちの対応する側のラジオボタンとに入力した状態で、コンテンツ編集画面52を表示ユニット40aに表示する。
【0075】
次のステップS117では、CPU40eは、コンテンツ編集画面52内の2個のボタン52j、52kのうちのいずれかがクリックされるまで、待機する。そして、何れかボタンがクリックされると、CPU40eは、ステップS118へ処理を進める。
【0076】
ステップS118では、CPU40eは、ステップS117でクリックが検出されたボタンが登録(上書き)ボタン52jであるか否かを、判別する。そして、ステップS117でクリックが検出されたボタンが登録(上書き)ボタン52jでなかった場合(すなわち、クリックされたボタンが中止ボタン52kであった場合)、CPU40eは、ステップS118から処理を分岐させ、図14及び図15に係る編集受付サブルーチンを終了し、図12のステップS101へ処理を戻して、メイン画面51を表示ユニット40aに表示する。一方、ステップS117でクリックが検出されたボタンが登録(上書き)ボタン52jであった場合、CPU40eは、ステップS119へ処理を進める。
【0077】
ステップS119では、CPU40eは、登録(上書き)ボタン52jがクリックされた時に8個のテキストボックス52a〜52hと一対のラジオボタン52i、52iの何れかとに入力された情報を、ウェブサーバマシン20内のコンテンツ管理テーブル24に登録する。ここで、同一のコンテンツ名を含むレコードが、コンテンツ管理テーブル24に存在する場合には、CPU40eは、当該情報をそのレコードに上書きする。逆に、同一のコンテンツ名を含むレコードが、コンテンツ管理テーブル24に存在していなかった場合には、CPU40eは、当該情報を新規レコードとしてコンテンツ管理テーブル24に追加する。このような登録処理を行った後、CPU40eは、図14及び図15に係る編集受付サブルーチンを終了し、図12のステップS101へ処理を戻して、メイン画面
51を表示ユニット40aに表示する。
【0078】
一方、図14のステップS115において、図12のステップS102でクリックが検出されたボタンがコンテンツ新規作成ボタン51bでなかった場合、CPU40eは、図15のステップS121へ処理を進める。
【0079】
ステップS121では、CPU40eは、図12のステップS102でクリックが検出されたボタンがパーツ修正ボタン51c(図13参照)であるか否かを、判別する。そして、図12のステップS102でクリックが検出されたボタンがパーツ修正ボタン51cであった場合、CPU40eは、ステップS122へ処理を進める。
【0080】
ステップS122では、CPU40eは、パーツ指定画面を表示ユニット40aに表示する。パーツ指定画面は、図示していないが、ファイルサーバマシン30内のパーツ管理テーブル34(図9参照)に登録されているパーツ名が列挙されたリストボックスを表示する機能を有するドロップダウンリストボックスと、そのドロップダウンリストボックスに入力されたパーツ名を指定対象として決定するための決定ボタンとを、含んでいる。但し、このパーツ指定画面は、パーツ名の全部又は一部を検索条件としてパーツ管理テーブル34から検出されたパーツ名が列挙されるとともに、列挙されたパーツ名の中から何れかを指定するためのボタン等の選択手段とが含まれた画面であっても良い。後者の場合、パーツ指定画面が表示ユニット40aに表示される前に、検索条件入力画面が表示ユニット40aに表示されることとなる。その検索条件入力画面には、パーツ名の全部又は一部を入力するためのテキストボックス等の入力欄と、その入力欄に入力された文字列を検索条件としてパーツ管理テーブル34の検索をファイルサーバマシン30に行わせるための実行ボタンとが、含まれる。
【0081】
次のステップS123では、CPU40eは、図示せぬパーツ指定画面における決定ボタンがクリックされるまで、待機する。そして、決定ボタンがクリックされると、CPU40eは、ステップS124へ処理を進める。
【0082】
ステップS124では、CPU40eは、パーツ管理テーブル34から、決定ボタンがクリックされた時にドロップダウンリストボックスに入力されていたパーツ名に対応するレコードを読み出し、その読み出したレコード内に格納位置情報が含まれていれば、更に、その格納位置情報にて特定される格納位置からパーツ33を読み出す。その後、CPU40eは、ステップS125へ処理を進める。
【0083】
一方、図12のステップS102でクリックが検出されたボタンがパーツ修正ボタン51cでなかった場合(すなわち、クリックされたボタンがパーツ新規作成ボタン51dであった場合)、CPU40eは、ステップS121からステップS125へ処理を分岐させる。
【0084】
ステップS125では、CPU40eは、パーツ編集画面を表示ユニット40aに表示する。
【0085】
図17は、パーツ編集画面53の一例を示す図である。
【0086】
図17に例示するパーツ編集画面53には、4個のテキストボックス53a〜53dと、2個のボタン53e、53fとが、含まれている。4個のテキストボックス53a〜53dは、パーツコード、パーツ名、テキスト、ファイル名を、それぞれ入力するための入力欄である。2個のボタン53e、53fのうち、一個目のボタンは、三個目のテキストボックス53cに入力されたテキストをパーツ33として保存するとともに残り3個のテ
キストボックス53a、53b、53dに入力された情報をパーツ管理テーブル34に登録(上書き)しようとする管理者がクリックすべき登録(上書き)ボタンである。二個目のボタン53fは、パーツの編集を中止しようとする管理者がクリックすべき中止ボタンである。
【0087】
なお、ステップS124を経ずにこのステップS125を実行している場合、CPU40eは、4個のテキストボックス53a〜53dを空欄にした状態で、パーツ編集画面53を表示ユニット40aに表示する。
【0088】
逆に、ステップS124を経てこのステップS125を実行している場合、CPU40eは、ステップS124で読み出したレコードに含まれる情報とパーツ33とを、4個のテキストボックス53a〜53dに入力した状態で、パーツ編集画面53を表示ユニット40aに表示する。但し、ステップS124で読み出したレコードに格納位置情報が含まれていなかった場合、CPU40eは、四個目のテキストボックス53dを空欄にするとともに、当該レコードの「出力文字」フィールド内の文字列を三個目のテキストボックス53cに入力した状態で、パーツ編集画面53を表示ユニット40aに表示する。
【0089】
次のステップS126では、CPU40eは、パーツ編集画面53内の2個のボタン53e、53fのうちのいずれかがクリックされるまで、待機する。そして、何れかボタンがクリックされると、CPU40eは、ステップS127へ処理を進める。
【0090】
ステップS127では、CPU40eは、ステップS126でクリックが検出されたボタンが登録(上書き)ボタン53eであるか否かを、判別する。そして、ステップS126でクリックが検出されたボタンが登録(上書き)ボタン53eでなかった場合(すなわち、クリックされたボタンが中止ボタン53fであった場合)、CPU40eは、ステップS127から処理を分岐させ、図14及び図15に係る編集受付サブルーチンを終了し、図12のステップS101へ処理を戻して、メイン画面51を表示ユニット40aに表示する。一方、ステップS126でクリックが検出されたボタンが登録(上書き)ボタン53eであった場合、CPU40eは、ステップS128へ処理を進める。
【0091】
ステップS128では、CPU40eは、登録(上書き)ボタン53eがクリックされた時に3個のテキストボックス53a、53b、53dに入力された情報を、ファイルサーバマシン30内のパーツ管理テーブル34に登録する。ここで、同一のパーツ名を含むレコードが、パーツ管理テーブル34に存在する場合には、CPU40eは、当該情報をそのレコードに上書きする。逆に、同一のパーツ名を含むレコードが、パーツ管理テーブル34に存在していなかった場合には、CPU40eは、当該情報を新規レコードとしてコンテンツ管理テーブル24に追加する。また、登録(上書き)ボタン53eがクリックされた時にマークアップ言語に準拠したタグが三個目のテキストボックス53cに含まれていた場合、CPU40eは、その三個目のテキストボックス53cに含まれているテキストをパーツ33としてファイルサーバマシン30に保存する。逆に、登録(上書き)ボタン53eがクリックされた時にマークアップ言語に準拠したタグが三個目のテキストボックス53cに含まれていなかった場合、CPU40eは、その三個目のテキストボックス53cに含まれているテキストを、パーツ管理テーブル34に登録されたレコードの「出力文字」フィールドに格納し、同じレコードの「格納位置」フィールドを空欄にする。このような登録処理を行った後、CPU40eは、図14及び図15に係る編集受付サブルーチンを終了し、図12のステップS101へ処理を戻して、メイン画面51を表示ユニット40aに表示する。
【0092】
〈表示〉
ウェブサーバマシン20では、主電源が投入されると、CPU20cが、ストレージユ
ニット20bからウェブサーバプログラム23を読み出して、ウェブサーバ処理を開始するようになっている。
【0093】
図18は、ウェブサーバ処理の流れを示す図である。
【0094】
ウェブサーバ処理の開始後、最初のステップS201では、CPU20cは、何れかの利用者マシン10からリクエストメッセージを受信するまで、待機する。そして、何れかの利用者マシン10からリクエストメッセージを受信すると、CPU20cは、ステップS202へ処理を進める。
【0095】
ステップS202では、CPU20cは、ステップS201で受信を検出したリクエストメッセージにおいて指定されているURLを検索条件として、コンテンツ管理テーブル24を検索する。
【0096】
次のステップS203では、CPU20cは、ステップS202の検索の結果、レコードが検出されたか否かを、判別する。そして、レコードが検出された場合、CPU20cは、ステップS204へ処理を進める。
【0097】
ステップS204では、CPU20cは、ステップS202の検索により検出されたレコードに含まれるコンテンツコードを引数として、組み立てプログラム25の実行を指示する。なお、組み立てプログラム25に係る処理の内容については、後述する。
【0098】
次のステップS205では、CPU20cは、ステップS204で実行を指示した組み立てプログラム25から戻り値としてウェブページデータを受け取るまで、待機する。そして、組み立てプログラム25からウェブページデータを受け取ると、CPU20cは、ステップS207へ処理を進める。
【0099】
一方、ステップS202の検索の結果、レコードが検出されなかった場合、CPU20cは、ステップS203からステップS206へ処理を分岐させる。
【0100】
ステップS206では、CPU20cは、ステップS201で受信を検出したリクエストメッセージにおいて指定されたURLが割り当てられているウェブページデータ22を読み出す。その後、CPU20cは、ステップS207へ処理を進める。
【0101】
ステップS207では、CPU20cは、ステップS205で組み立てプログラム25から受け取ったウェブページデータ、又は、ステップS206で読み出したウェブページデータ22を、ボディに含めたレスポンスメッセージを生成し、その生成したレスポンスメッセージを、リクエストメッセージの送信元の利用者マシン10へ送信する。その後、CPU20cは、ステップS201へ処理を戻し、何れかの利用者マシン10からリクエストメッセージを受信するまで待機する状態に戻る。
【0102】
〈組み立て〉
CPU20cは、図18に係るウェブサーバ処理のステップS204の実行を契機として、ストレージユニット20bから組み立てプログラム25を読み出し、組み立て処理を開始するようになっている。
【0103】
図19は、組み立て処理の流れを示す図である。
【0104】
組み立て処理の開始後、最初のステップS301では、CPU20cは、コンテンツ管理テーブル24(図4参照)から、引数として与えられたコンテンツコードを含むレコー
ドを、読み出す。
【0105】
なお、ステップS201乃至S204とステップS301とを実行するCPU20cは、前述した第1の読出手段に相当している。
【0106】
次のステップS302では、CPU20cは、この時点の日時(年月日時分)を取得する。
【0107】
次のステップS303では、CPU20cは、ステップS302で取得した現在日時が、ステップS301で読み出したレコードの「開始日時」フィールドの値(開始日時)以後であるか否かを、判別する。そして、現在日時が開始日時より前であった場合、CPU20cは、ステップS303からステップS310へ処理を分岐させる。一方、現在日時が開始日時以後であった場合、CPU20cは、ステップS303からステップS304へ処理を進める。なお、CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「開始日時」フィールドが空欄であった場合にも、ステップS304へ処理を進める。
【0108】
ステップS304では、CPU20cは、ステップS302で取得した現在日時が、ステップS301で読み出したレコードの「終了日時」フィールドの値(開始日時)以前であるか否かを、判別する。そして、現在日時が終了日時より後であった場合、CPU20cは、ステップS304からステップS310へ処理を分岐させる。一方、現在日時が終了日時以前であった場合、CPU20cは、ステップS304からステップS305へ処理を進める。なお、CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「終了日時」フィールドが空欄であった場合にも、ステップS305へ処理を進める。
【0109】
ステップS305では、CPU20cは、ファイルサーバマシン30内の在庫管理テーブル35(図10参照)から、ステップS301で読み出したレコードの「型番」フィールドの値(型番)に対応する在庫数を、読み出す。
【0110】
次のステップS306では、CPU20cは、ステップS305で読み出した在庫数が1個以上であるか否かを、判別する。そして、在庫数が1個以上であった場合、CPU20cは、ステップS307へ処理を進める。
【0111】
ステップS307では、CPU20cは、ウェブページデータ生成サブルーチンを実行する。
【0112】
図20は、ウェブページデータ生成サブルーチンの流れを示す図である。
【0113】
ウェブページデータ生成サブルーチンの開始後、CPU20cは、第1の処理ループL1を実行する。
【0114】
第1の処理ループL1では、CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「コンテンツ」フィールドの値(パーツ名)のそれぞれについて、順に、ステップS351乃至S353からなる処理を、実行する。
【0115】
ステップS351では、CPU20cは、処理対象パーツ名を検索条件として、ファイルサーバマシン30内のパーツ管理テーブル34(図9参照)を検索する。
【0116】
次のステップS352では、CPU20cは、ステップS351の検索の結果、レコードが検出できたか否かを、判別する。そして、レコードが検出できなかった場合、CPU20cは、ステップS352から処理を分岐させることによって、第1の処理ループL1
と図20に係るウェブページデータ生成サブルーチンとを離脱し、図19のステップS310へ処理を進める。一方、レコードが検出できた場合、CPU20cは、ステップS353へ処理を進める。
【0117】
ステップS353では、CPU20cは、ステップS301の検索により検出されたレコードの「格納位置」フィールドの値(格納位置情報)に基づいて、パーツ33をストレージユニット20bから読み出し、ウェブページデータとしてメインメモリユニット20dに一時的に記憶する。このとき、CPU20cは、メインメモリユニット20dに既にウェブページデータとして記憶しているパーツ33が存在していた場合、読み出したパーツ33は、既に存在しているパーツ33の後に追加するように記憶する。その後、CPU20cは、第1の処理ループL1におけるこの処理対象の回を終了する。
【0118】
なお、ステップS302乃至S307とステップS351乃至S353とを実行するCPU20cは、前述した第2の読出手段に相当している。
【0119】
CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「コンテンツ」フィールドの値(パーツ名)の全てについて、ステップS351乃至S353からなる処理を実行し終えると、第1の処理ループL1から離脱し、第2の処理ループL2を実行する。
【0120】
第2の処理ループL2では、CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「コンテンツ」フィールドの値(パーツ名)のそれぞれについて、順に、ステップS354乃至S356からなる処理を、実行する。
【0121】
ステップS354では、CPU20cは、ステップS353でメインメモリユニット20dにウェブページデータとして一時的に記憶しているパーツ33の中から、処理対象パーツ名を検索する。
【0122】
次のステップS355では、CPU20cは、ステップS353でメインメモリユニット20dにウェブページデータとして一時的に記憶しているパーツ33の中から処理対象パーツ名が検出できたか否かを、判別する。そして、ステップS353でメインメモリユニット20dにウェブページデータとして一時的に記憶しているパーツ33の中から処理対象パーツ名が検出できなかった場合、CPU20cは、ステップS355から処理を分岐させ、第2の処理ループL2におけるこの処理対象の回を終了する。一方、ステップS353でメインメモリユニット20dにウェブページデータとして一時的に記憶しているパーツ33の中から処理対象パーツ名が検出できた場合、CPU20cは、ステップS356へ処理を進める。
【0123】
ステップS356では、CPU20cは、パーツ33の統合を行う。具体的には、CPU20cは、処理対象パーツ名に対応するパーツ33をメインメモリユニット20dから削除し、ステップS353でメインメモリユニット20dにウェブページデータとして一時的に記憶しているパーツ33における処理対象パーツ名を、その処理対象パーツ名に対応するパーツ33に置換する。ここで、処理対象パーツ名に対応するパーツ33がメインメモリユニット20dに存在していない場合、CPU20cは、ステップS353でメインメモリユニット20dに読み出したパーツ33における処理対象パーツ名を、ステップS351の検索により検出されたレコードの「出力文字」フィールドの値(文字列)に置換する。以上のようにして、パーツ33の統合を行った後、CPU20cは、第2の処理ループL2におけるこの処理対象の回を終了する。
【0124】
なお、ステップS353乃至S356を実行するCPU20cは、前述した生成手段に相当している。
【0125】
CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「コンテンツ」フィールドの値(パーツ名)の全てについて、ステップS354乃至S356からなる処理を実行し終えると、第2の処理ループL2から離脱し、図20に係るウェブページデータ生成サブルーチンを終了して、図19のステップS311へ処理を進める。
【0126】
一方、図19のステップS305で読み出した在庫数が0個であった場合、CPU20cは、ステップS306からステップS308へ処理を分岐させる。
【0127】
ステップS308では、CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「売り切れフラグ」フィールドの値が「1」であるか「0」であるかを、判別する。そして、ステップS301で読み出したレコードの「売り切れフラグ」フィールドの値が「1」でであった場合、CPU20cは、ステップS309へ処理を進める。
【0128】
ステップS309では、CPU20cは、ステップS301で読み出したレコードの「売り切れフラグ」フィールドの値(URL)が割り当てられているウェブページデータ22を、ストレージユニット20bから読み出し、メインメモリユニット20dに一時的に記憶する。その後、CPU20cは、ステップS311へ処理を進める。
【0129】
一方、ステップS301で読み出したレコードの「売り切れフラグ」フィールドの値が「0」であった場合、CPU20cは、ステップS308からステップS310へ処理を分岐させる。
【0130】
ステップS310では、CPU20cは、トップページのウェブページデータ22をストレージユニット20bから読み出し、メインメモリユニット20dに一時的に記憶する。その後、CPU20cは、ステップS311へ処理を進める。
【0131】
ステップS311では、CPU20cは、この時点でメインメモリユニット20dに一時的に記憶しているウェブページデータを戻り値としてウェブサーバ処理に返す。その後、CPU20cは、図19に係る組み立て処理を終了する。
【0132】
なお、ステップS311とステップS207を実行するCPU20cは、前述した送信手段に相当している。
【0133】
《作用効果》
本実施形態によれば、ウェブサーバマシン20は、何れかの利用者マシン10から、キャンペーン広告が記述されたコンテンツがリクエストされると(ステップS201)、そのコンテンツを表示するためのウェブページデータの構造としてのパーツ名を、コンテンツ管理テーブル24から読み出し(ステップS202乃至S204、S301)、各パーツ名により特定されるパーツ33をファイルサーバマシン30から取得し、取得したパーツ33を組み合わせてウェブページデータを生成し(ステップS307、S351乃至S353)、生成したウェブページデータを利用者マシン10にレスポンスする(ステップS311、S205、S207)。
【0134】
ウェブサーバマシン20が以上のように動作するため、コンテンツ管理テーブル24において、コンテンツのURLに対応付けられているパーツ名が変化していれば、利用者マシン10に表示されるコンテンツも変化することとなる。例えば、図4のコンテンツ管理テーブルにおけるコンテンツコードが00010であるレコードにおいて、パーツ名の組み合わせを、「$HEADER、$CAMPAIGN01、$FOOTER、$FMVCE100_IMG、$FMVCE100_KAKAKU」から、「$HEADER、$CAMPAIGN02、$FOOTER、$FMVCE100_IMG、$FMVCE100_KAKAKU」に変更すれ
ば、利用者マシン10に表示されるコンテンツが変化することとなる。
【0135】
また、本実施形態では、パーツ名を組み合わせることによって、コンテンツを生成することができる(ステップS101、S102、S103;いいえ、S104、S111;いいえ、S115;はい、S116乃至S119)。従って、管理者は、マークアップ言語を習熟せずとも、ウェブページデータを簡単に作成することができる。
【0136】
また、本実施形態では、「$HEADER.TXT」なるファイル名が付与された図6のパーツ3
3(パーツ名「$HEADER」)と、「$FOOTER.TXT」なるファイル名が付与された図8のパーツ33(パーツ名「$FOOTER」)は、本実施形態のウェブサーバマシン20が利用者マシ
ン10に提供するどのウェブページデータにおいても共通する部分として、作成されている。直販サイトのようなウェブサイトでは、どのページにも共通部分が形成されることが多いが、本実施形態によれば、ウェブサイトを構成する全ウェブページの共通部分を、「$HEADER」や「$FOOTER」として一律に作成することができる。また、共通部分において修正が必要となった場合でも、「$HEADER」や「$FOOTER」のパーツ33を編集することにより(ステップS101、S102、S103;いいえ、S104、S111;いいえ、S115;いいえ、S121;はい、S122乃至S128)、ウェブサイトを構成する全ウェブページの共通部分を、一律に修正することができる。これにより、ウェブページデータを修正してウェブサーバにアップロードするという作業を、全てのウェブページデータについて行わなくて済む。
【0137】
また、本実施形態では、「$CAMPAIGN01.TXT」なるファイル名が付与された図7のパー
ツ33(パーツ名「$CAMPAIGN01」)の中に、「$FMVCE100_IMG」というパーツ名と「$FMVCE100_KAKAKU」というパーツ名が記述されており、図20の第2の処理ループL2により、「$CAMPAIGN01」のパーツ33における「$FMVCE100_IMG」が記載された箇所には、その「$FMVCE100_IMG」に対応するパーツ33(ファイル名「FMVCE100.img」)が組み込まれ
、「$FMVCE100_KAKAKU」が記載された箇所には、「\10,000」という文字列(図9参照)
が組み込まれる。このため、管理者は、管理者マシン40の編集プログラム42を利用して、「$FMVCE100_IMG」に対応するパーツ33を別のイメージデータに変更したり、「$FMVCE100_KAKAKU」に対応する文字列を「\10,000」から「\9,800」に変更したりすることにより、コンテンツコードが00010であるコンテンツにおける「$CAMPAIGN01」のパー
ツに対応する部分の中の一部を、適宜変更することができる。
【0138】
また、本実施形態では、コンテンツの公開期間が定義されている場合、利用者マシン10は、その期間内にアクセスしてきた利用者マシン10には、コンテンツが表示され(ステップS201乃至S204、S304;はい、S305;はい、S307、S311、S205、S207)、その期間外にアクセスしてきた利用者マシン10には、トップページが表示される(ステップS201乃至S204、S303;いいえ、S304;いいえ、S310、S311、S205、S207)。このため、キャンペーンを時期や時間帯に応じて行うことができる。
【0139】
また、本実施形態では、たとえコンテンツの公開期間内であったとしても、キャンペーンに係る商品の在庫が無くなったときには、そのコンテンツの表示が取り止められる(ステップS201乃至S204、S305、S306;いいえ、S308乃至S311、S205、S207)。このため、利用者は、公開されているキャンペーンに促されたにも拘わらず在庫がなくて商品が入手できないという状況に、陥ることがない。その結果、ウェブサイトの運営者は、利用者に対して不快な思いをさせなくて済む。
【0140】
《ユニットに関する説明》
以上に説明した本実施形態において、利用者マシン10内の各ユニット10a〜10f
、ウェブサーバマシン20内の各ユニット20a〜20d、ファイルサーバマシン30内の各ユニット30a〜30d、及び、管理者マシン40内の各ユニット40a〜40fは、何れも、ソフトウエア要素とハードウエア要素とから構成されていても良いし、ハードウエア要素のみで構成されていても良い。
【0141】
ソフトウエア要素としては、インターフェースプログラム、ドライバプログラム、テーブル、及び、データ、並びに、これらのうちの幾つかを組み合わせたものが、例示できる。これらは、後述のコンピュータ可読媒体に格納されたものであっても良いし、ROM[Read Only Memory]及びLSI[Large Scale Integration]などの記憶装置に固定的に
組み込まれたファームウエアであっても良い。
【0142】
また、ハードウエア要素としては、FPGA[Field Programmable Gate Array]、A
SIC[Application Specific Integrated Circuit]、ゲートアレイ、論理ゲートの組
み合わせ、信号処理回路、アナログ回路、及び、その他の回路が、例示できる。このうち、論理ゲートには、AND、OR、NOT、NAND、NOR、フリップフロップ、カウンタ回路などが、含まれていてもよい。また、信号処理回路には、信号値の加算、乗算、除算、反転、積和演算、微分、積分などを実行する回路要素が、含まれていてもよい。また、アナログ回路には、増幅、加算、乗算、微分、積分などを実行する回路要素が、含まれていてもよい。
【0143】
なお、前述した利用者マシン10内の各ユニット10a〜10f、ウェブサーバマシン20内の各ユニット20a〜20d、ファイルサーバマシン30内の各ユニット30a〜30d、及び、管理者マシン40内の各ユニット40a〜40fをそれぞれ構成する要素は、以上に例示したものに限定されず、これらと等価な他の要素であっても良い。
【0144】
《ソフトウエア及びプログラムに関する説明》
以上に説明した本実施形態において、利用者マシン10内の各ソフトウエア11、12と、ウェブサーバマシン20内のオペレーティングシステムソフトウエア21、各プログラム23、25、ウェブページデータ22及びコンテンツ管理テーブル24と、ファイルサーバマシン30内のオペレーティングシステムソフトウエア31、ファイル送信プログラム32、パーツ33、及び、各テーブル34、35と、管理者マシン40のオペレーティングシステムソフトウエア41及び編集プログラム42と、前述したソフトウエア要素とは、何れも、ソフトウエア部品、手続き型言語による部品、オブジェクト指向ソフトウエア部品、クラス部品、タスクとして管理される部品、プロセスとして管理される部品、関数、属性、プロシジャ(手続き)、サブルーチン(ソフトウエアルーチン)、プログラムコードの断片又は部分、ドライバ、ファームウエア、マイクロコード、コード、コードセグメント、エクストラセグメント、スタックセグメント、プログラム領域、データ領域、データ、データベース、データ構造、フィールド、レコード、テーブル、マトリックステーブル、配列、変数、パラメータなどの要素を、含んでいても良い。
【0145】
また、前述した利用者マシン10内の各ソフトウエア11、12と、ウェブサーバマシン20内のオペレーティングシステムソフトウエア21、各プログラム23、25、ウェブページデータ22及びコンテンツ管理テーブル24と、ファイルサーバマシン30内のオペレーティングシステムソフトウエア31、ファイル送信プログラム32、パーツ33、及び、各テーブル34、35と、管理者マシン40のオペレーティングシステムソフトウエア41及び編集プログラム42と、前述したソフトウエア要素とは、何れも、C言語、C++、Java(米国サンマイクロシステムズ社の商標)、ビジュアルベーシック(米国マイクロソフト社の商標)、Perl、Ruby、その他の多くのプログラミング言語により記述されたものであっても良い。
【0146】
また、前述した利用者マシン10内の各ソフトウエア11、12と、ウェブサーバマシン20内のオペレーティングシステムソフトウエア21、各プログラム23、25、ウェブページデータ22及びコンテンツ管理テーブル24と、ファイルサーバマシン30内のオペレーティングシステムソフトウエア31、ファイル送信プログラム32、パーツ33、及び、各テーブル34、35と、管理者マシン40のオペレーティングシステムソフトウエア41及び編集プログラム42と、前述したソフトウエア要素とに含まれる命令、コード及びデータは、有線ネットワークカード及び有線ネットワークを通じて、又は、無線カード及び無線ネットワークを通じて、コンピュータ、又は、機械若しくは装置に組み込まれたコンピュータに、送信又はローディングされても良い。
【0147】
前述した送信又はローディングにおいて、データ信号は、例えば搬送波に組み込まれることにより、有線ネットワーク又は無線ネットワーク上を移動する。但し、データ信号は、前述した搬送波に依らず、いわゆるベースバンド信号のまま転送されても良い。このような搬送波は、電気的、磁気的又は電磁的な形態、光、音響、又は、その他の形態で、送信される。
【0148】
ここで、有線ネットワーク又は無線ネットワークは、例えば、電話回線、ネットワーク回線、ケーブル(光ケーブル、金属ケーブルを含む)、無線リンク、携帯電話アクセス回線、PHS[Personal Handyphone System]網、無線LAN[Local Area Network]、Bluetooth(ブルートゥース特別利益団体の商標)、車両搭載型無線通信(DSRC[Dedicated Short Range Communication]を含む)、及び、これらのうちの何れかからなるネットワークである。そして、このデータ信号は、命令、コード及びデータを含む情報を、ネットワーク上のノード又は要素に、伝達する。
【0149】
なお、前述した利用者マシン10内の各ソフトウエア11、12と、ウェブサーバマシン20内のオペレーティングシステムソフトウエア21、各プログラム23、25、ウェブページデータ22及びコンテンツ管理テーブル24と、ファイルサーバマシン30内のオペレーティングシステムソフトウエア31、ファイル送信プログラム32、パーツ33、及び、各テーブル34、35と、管理者マシン40のオペレーティングシステムソフトウエア41及び編集プログラム42と、前述したソフトウエア要素とを構成する要素は、以上に例示したものに限定されず、これらと等価な他の要素であっても良い。
【0150】
《コンピュータ可読媒体に関する説明》
以上に説明した本実施形態における何れかの機能は、コード化されてコンピュータ可読媒体の記憶領域に格納されていても良い。この場合、その機能を実現するためのプログラムが、このコンピュータ可読媒体を介して、コンピュータ、又は、機械若しくは装置に組み込まれたコンピュータに、提供され得る。コンピュータ、又は、機械若しくは装置に組み込まれたコンピュータは、コンピュータ可読媒体の記憶領域からプログラムを読み出してそのプログラムを実行することによって、その機能を実現することができる。
【0151】
ここで、コンピュータ可読媒体とは、電気的、磁気的、光学的、化学的、物理的又は機械的な作用によって、プログラム及びデータ等の情報を蓄積するとともに、コンピュータに読み取られ得る状態でその情報を保持する記録媒体をいう。
【0152】
電気的又は磁気的な作用としては、ヒューズによって構成されるROM[Read Only Memory]上の素子へのデータの書き込みが、例示できる。磁気的又は物理的な作用としては、紙媒体上の潜像へのトナーの現像が、例示できる。なお、紙媒体に記録された情報は、例えば、光学的に読み取ることができる。光学的且つ化学的な作用としては、基盤上での薄膜形成又は凹凸形成が、例示できる。なお、凹凸の形態で記録された情報は、例えば、光学的に読み取ることができる。化学的な作用としては、基板上での酸化還元反応、又は
、半導体基板上での酸化膜形成、窒化膜形成、若しくは、フォトレジスト現像が、例示できる。物理的又は機械的な作用としては、エンボスカードへの凹凸形成、又は、紙媒体へのパンチの穿孔が、例示できる。
【0153】
また、コンピュータ可読媒体の中には、コンピュータ、又は、機械若しくは装置に組み込まれたコンピュータに着脱自在に装着できるものがある。着脱自在なコンピュータ可読媒体としては、DVD(DVD−R、DVD−RW、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、+R/+WR、BD(BD−R、BD−RE、BD−ROMを含む)、CD[Compact Disk](CD−R、CD−RW、CD−ROMを含む)、MO[Magneto Optical
]ディスク、その他の光ディスク媒体、フレキシブルディスク(フロッピーディスク(フロッピーは日立製作所社の商標)を含む)、その他の磁気ディスク媒体、メモリーカード(コンパクトフラッシュ(米国サンディスク社の商標)、スマートメディア(東芝社の商標)、SDカード(米国サンディスク社、松下電器産業社、東芝社の商標)、メモリースティック(ソニー社の商標)、MMC(米国ジーメンス社、米国サンディスク社の商標)など)、磁気テープ、及び、その他のテープ媒体、並びに、これらのうちの何れかを内蔵した記憶装置が、例示できる。記憶装置には、DRAM[Dynamic Random Access Memory]又はSRAM[Static Random Access Memory]がさらに内蔵されたものもある。
【0154】
また、コンピュータ可読媒体の中には、コンピュータ、又は、機械若しくは装置に組み込まれたコンピュータに固定的に装着されたものがある。この種のコンピュータ可読媒体としては、ハードディスク、DRAM、SRAM、ROM、EEPROM[Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory]、フラッシュメモリなどが、例示で
きる。
【0155】
前述した本実施形態に関し、更に、以下の付記を開示する。
【0156】
(付記1)
コンピュータを、
所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれを特定するための複数のパーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それら選択された幾つかのパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り当てられる所在情報とが対応付けられて格納されているコンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報を読み出す第1の読出手段、
前記パーツのそれぞれについて、そのパーツのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報が格納されているパーツ管理テーブルから、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を、読み出す第2の読出手段、
前記第2の読出手段が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成手段、及び、
前記生成手段が生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信手段
として機能させる
ことを特徴とするウェブページデータ提供プログラム。
【0157】
(付記2)
前記生成手段は、前記第2の読出手段が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置から取得したパーツの中に、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報が含まれていた場合には、そのパーツ識別情報にて特定されるパーツを、そのパーツ識別情報が含
まれていたパーツに組み込む
ことを特徴とする付記1記載のウェブページデータ提供プログラム。
【0158】
(付記3)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータの公開期間を特定する期間情報が対応付けられ、
前記第1の読出手段は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と期間情報とを読み出し、
前記第2の読出手段は、前記要求を受信した日時が、前記第1の読出手段が読み出した期間情報にて特定される期間内にあった場合に、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする付記1又は2記載のウェブページデータ提供プログラム。
【0159】
(付記4)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータに基づいて表示されるウェブページを通じて販売される商品の型番が、対応付けられ、
前記第1の読出手段は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番とを読み出し、
前記第2の読出手段は、前記型番ごとに、その型番にて特定される商品の在庫数が格納されている在庫管理テーブルから、前記第1の読出手段が読み出した型番に対応する在庫数を読み出し、読み出した在庫数が1個以上であった場合に、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする付記1、2又は3記載のウェブページデータ提供プログラム。
【0160】
(付記5)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報と前記型番とには、更に、その型番にて特定される商品の在庫がなかった場合に表示されるべき代替ページの所在情報が、対応付けられ、
前記第1の読出手段は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番と代替ページの所在情報とを読み出し、
前記コンピュータを、更に、
前記第1の読出手段が読み出した型番に対応する在庫数を前記在庫管理テーブルから読み出し、読み出した在庫数が0個であった場合には、前記第1の読出手段が読み出した代替ページの所在情報が割り当てられているウェブページデータを、前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する第2の送信手段
として機能させる
ことを特徴とする付記4記載のウェブページデータ提供プログラム。
【0161】
(付記6)
ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれについて、そのパーツを特定するためのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報を、パーツ管理テーブルに記憶する第1の記憶部、
複数の前記パーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それらパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り
当てられる所在情報とを対応付けて、コンテンツ管理テーブルに記憶する第2の記憶部、
所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報を読み出す第1の読出部、
前記第1の読出部が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す第2の読出部、
前記第2の読出部が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成部、及び、
前記生成部が生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信部
を備えることを特徴とするウェブページデータ提供システム。
【0162】
(付記7)
前記生成部は、前記第2の読出部が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置から取得したパーツの中に、前記第1の読出部が読み出したパーツ識別情報が含まれていた場合には、そのパーツ識別情報にて特定されるパーツを、そのパーツ識別情報が含まれていたパーツに組み込む
ことを特徴とする付記6記載のウェブページデータ提供システム。
【0163】
(付記8)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータの公開期間を特定する期間情報が対応付けられ、
前記第1の読出部は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と期間情報とを読み出し、
前記第2の読出部は、前記要求を受信した日時が、前記第1の読出部が読み出した期間情報にて特定される期間内にあった場合に、前記第1の読出部が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする付記6又は7記載のウェブページデータ提供システム。
【0164】
(付記9)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータに基づいて表示されるウェブページを通じて販売される商品の型番が、対応付けられ、
前記型番ごとに、その型番にて特定される商品の在庫数を、在庫管理テーブルに記憶する第3の記憶部
を更に備え、
前記第1の読出部は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番とを読み出し、
前記第2の読出部は、前記第1の読出部が読み出した型番に対応する在庫数を前記在庫管理テーブルから読み出し、読み出した在庫数が1個以上であった場合に、前記第1の読出部が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする付記6、7又は8記載のウェブページデータ提供システム。
【0165】
(付記10)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報と前記型番とには、更に、その型番にて特定される商品の在庫がなかった場合に表示されるべき代
替ページの所在情報が、対応付けられ、
前記第1の読出部は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番と代替ページの所在情報とを読み出し、
前記第1の読出部が読み出した型番に対応する在庫数を前記在庫管理テーブルから読み出し、読み出した在庫数が0個であった場合には、前記第1の読出部が読み出した代替ページの所在情報が割り当てられているウェブページデータを、前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する第2の送信部
を更に備えることを特徴とする付記9記載のウェブページデータ提供システム。
【0166】
(付記11)
コンピュータが、
所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれを特定するための複数のパーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それら選択された幾つかのパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り当てられる所在情報とが対応付けられて格納されているコンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報を読み出す第1の読出手順、
前記パーツのそれぞれについて、そのパーツのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報が格納されているパーツ管理テーブルから、前記第1の読出手順で読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を、読み出す第2の読出手順、
前記第2の読出手順で読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成手順、及び、
前記生成手順で生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信手順
を実行する
ことを特徴とするウェブページデータ提供方法。
【0167】
(付記12)
前記コンピュータは、
前記生成手順において、前記第2の読出手順で読み出した格納位置情報にて特定される格納位置から取得したパーツの中に、前記第1の読出手順で読み出したパーツ識別情報が含まれていた場合には、そのパーツ識別情報にて特定されるパーツを、そのパーツ識別情報が含まれていたパーツに組み込む
ことを特徴とする付記11記載のウェブページデータ提供方法。
【0168】
(付記13)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータの公開期間を特定する期間情報が対応付けられ、
前記コンピュータは、
前記第1の読出手順において、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と期間情報とを読み出し、
前記第2の読出手順において、前記要求を受信した日時が、前記第1の読出手順で読み出した期間情報にて特定される期間内にあった場合に、前記第1の読出手順で読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする付記11又は12記載のウェブページデータ提供方法。
【0169】
(付記14)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータに基づいて表示されるウェブページを通じて販売される商品の型番が、対応付けられ、
前記コンピュータは、
前記第1の読出手順において、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番とを読み出し、
前記第2の読出手順において、前記型番ごとに、その型番にて特定される商品の在庫数が格納されている在庫管理テーブルから、前記第1の読出手順で読み出した型番に対応する在庫数を読み出し、読み出した在庫数が1個以上であった場合に、前記第1の読出手順で読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする付記11、12又は13記載のウェブページデータ提供方法。
【0170】
(付記15)
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報と前記型番とには、更に、その型番にて特定される商品の在庫がなかった場合に表示されるべき代替ページの所在情報が、対応付けられ、
前記コンピュータは、
前記第1の読出手順において、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番と代替ページの所在情報とを読み出し、
前記第1の読出手順で読み出した型番に対応する在庫数を前記在庫管理テーブルから読み出し、読み出した在庫数が0個であった場合には、前記第1の読出手順で読み出した代替ページの所在情報が割り当てられているウェブページデータを、前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する第2の送信手順
を更に実行する
ことを特徴とする付記14記載のウェブページデータ提供方法。
【図面の簡単な説明】
【0171】
【図1】本実施形態の直販システムの構成図
【図2】利用者マシンの構成図
【図3】ウェブサーバマシンの構成図
【図4】コンテンツ管理テーブルを模式的に示す図
【図5】ファイルサーバマシンの構成図
【図6】パーツの例を示す図
【図7】パーツの例を示す図
【図8】パーツの例を示す図
【図9】パーツ管理テーブルを模式的に示す図
【図10】在庫管理テーブルを模式的に示す図
【図11】管理者マシンの構成図
【図12】編集処理の流れを示す図
【図13】メイン画面の一例を示す図
【図14】編集受付サブルーチンの流れを示す図
【図15】編集受付サブルーチンの流れを示す図
【図16】コンテンツ編集画面の一例を示す図
【図17】パーツ編集画面の一例を示す図
【図18】ウェブサーバ処理の流れを示す図
【図19】組み立て処理の流れを示す図
【図20】ウェブページデータ生成サブルーチンの流れを示す図
【符号の説明】
【0172】
10 利用者マシン
10d ストレージユニット
10e CPU
12 ウェブブラウザソフトウエア
20 ウェブサーバマシン
20b ストレージユニット
20c CPU
22 ウェブページデータ
23 ウェブサーバプログラム
24 コンテンツ管理テーブル
25 組み立てプログラム
30 ファイルサーバマシン
30b ストレージユニット
30c CPU
32 ファイル送信プログラム
33 パーツ
34 パーツ管理テーブル
35 在庫管理テーブル
40 管理者マシン
40d ストレージユニット
40e CPU
42 編集プログラム
51 メイン画面
51a コンテンツ修正ボタン
51b コンテンツ新規作成ボタン
51c パーツ修正ボタン
51d パーツ新規作成ボタン
51e 終了ボタン
52 コンテンツ編集画面
52a〜52h テキストボックス
52i ラジオボタン
52j 登録(上書き)ボタン
52k 中止ボタン
53 パーツ編集画面
53a〜53d テキストボックス
53e 登録(上書き)ボタン
53f 中止ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれを特定するための複数のパーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それら選択された幾つかのパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り当てられる所在情報とが対応付けられて格納されているコンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報を読み出す第1の読出手段、
前記パーツのそれぞれについて、そのパーツのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報が格納されているパーツ管理テーブルから、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を、読み出す第2の読出手段、
前記第2の読出手段が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成手段、及び、
前記生成手段が生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信手段
として機能させる
ことを特徴とするウェブページデータ提供プログラム。
【請求項2】
前記生成手段は、前記第2の読出手段が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置から取得したパーツの中に、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報が含まれていた場合には、そのパーツ識別情報にて特定されるパーツを、そのパーツ識別情報が含まれていたパーツに組み込む
ことを特徴とする請求項1記載のウェブページデータ提供プログラム。
【請求項3】
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータの公開期間を特定する期間情報が対応付けられ、
前記第1の読出手段は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と期間情報とを読み出し、
前記第2の読出手段は、前記要求を受信した日時が、前記第1の読出手段が読み出した期間情報にて特定される期間内にあった場合に、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする請求項1又は2記載のウェブページデータ提供プログラム。
【請求項4】
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報とには、更に、前記所在情報が割り当てられるウェブページデータに基づいて表示されるウェブページを通じて販売される商品の型番が、対応付けられ、
前記第1の読出手段は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番とを読み出し、
前記第2の読出手段は、前記型番ごとに、その型番にて特定される商品の在庫数が格納されている在庫管理テーブルから、前記第1の読出手段が読み出した型番に対応する在庫数を読み出し、読み出した在庫数が1個以上であった場合に、前記第1の読出手段が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のウェブページデータ提供プログラム。
【請求項5】
前記コンテンツ管理テーブルに記憶される前記パーツ識別情報と前記所在情報と前記型番とには、更に、その型番にて特定される商品の在庫がなかった場合に表示されるべき代替ページの所在情報が、対応付けられ、
前記第1の読出手段は、前記所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報と型番と代替ページの所在情報とを読み出し、
前記コンピュータを、更に、
前記第1の読出手段が読み出した型番に対応する在庫数を前記在庫管理テーブルから読み出し、読み出した在庫数が0個であった場合には、前記第1の読出手段が読み出した代替ページの所在情報が割り当てられているウェブページデータを、前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する第2の送信手段
として機能させる
ことを特徴とする請求項4記載のウェブページデータ提供プログラム。
【請求項6】
ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれについて、そのパーツを特定するためのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報を、パーツ管理テーブルに記憶する第1の記憶部、
複数の前記パーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それらパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り当てられる所在情報とを対応付けて、コンテンツ管理テーブルに記憶する第2の記憶部、
所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、前記コンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報を読み出す第1の読出部、
前記第1の読出部が読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を前記パーツ管理テーブルから読み出す第2の読出部、
前記第2の読出部が読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成部、及び、
前記生成部が生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信部
を備えることを特徴とするウェブページデータ提供システム。
【請求項7】
コンピュータが、
所在情報を指定した要求をネットワークを介して何れかのウェブクライアントから受信すると、ウェブページデータの一部としてマークアップ言語で記述されたパーツのそれぞれを特定するための複数のパーツ識別情報の中から選択された幾つかのパーツ識別情報と、それら選択された幾つかのパーツ識別情報にて特定されるパーツから構成される1つのウェブページデータに対して割り当てられる所在情報とが対応付けられて格納されているコンテンツ管理テーブルから、その指定された所在情報に対応するパーツ識別情報を読み出す第1の読出手順、
前記パーツのそれぞれについて、そのパーツのパーツ識別情報とそのパーツの格納位置を特定するための格納位置情報とを対応付けた対応情報が格納されているパーツ管理テーブルから、前記第1の読出手順で読み出したパーツ識別情報に対応する格納位置情報を、読み出す第2の読出手順、
前記第2の読出手順で読み出した格納位置情報にて特定される格納位置からパーツを取得して、取得したパーツから1つのウェブページデータを生成する生成手順、及び、
前記生成手順で生成したウェブページデータを前記要求の送信元のウェブクライアントへ送信する送信手順
を実行する
ことを特徴とするウェブページデータ提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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