説明

ウェブページ表示制御装置およびその動作方法

【課題】ウェブページ内のハイパーリンクのクリック操作を支援する。
【解決手段】情報解析手段14は、ハイパーリンクのクリックが失敗したなら、ウェブページが表示されているウィンドウ内の各ハイパーリンクの座標と、ハイパーリンクのクリックが失敗した際のポインタの座標を取得し、後者の座標に最も近い座標をもつハイパーリンクを選択し、当該ハイパーリンクに関連づけられたURLを取得する。情報解析手段14は、URLとハイパーリンクのクリックの失敗の回数を制御手段15に出力する。制御手段15は、ハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、当該URLを有するウェブページを取得し、当該ウェブページを表示部12に出力し、当該ウェブページを表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページ内のハイパーリンクのクリック操作を支援するウェブページ表示制御装置およびその動作方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及が進み、高齢者のインターネット利用率は増加傾向にある。また、日本における高齢者の割合も増加の一途を辿り、高齢者に配慮したウェブデザインやウェブサービスが今後益々重要になると考えられている。例えば、このような高齢者に配慮したオペレーションシステムの機能には、マウスポインタの移動速度やダブルクリックの速度の調節機能が挙げられる(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】“マウスを使いやすくします/マウスの設定”、[online]、マイクロソフト、[平成23年3月16日検索]、インターネット<URL:http://www.microsoft.com/japan/enable/products/windowsvista/mouse.mspx>>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、高齢者がインターネットを利用する場合、手指の感覚や筋肉の衰えから、細かいマウス操作が上手くいかないという問題がある。その結果、ハイパーハイパーリンク箇所にマウスポインタの照準を合わせられない、また、ハイパーハイパーリンクをクリックする際にマウスを停止したままボタンを押下し、離すというクリック操作が難しく、手が動いてしまうなどの操作ミスが生じる。また、高齢者はウェブ操作の経験が少ない人が多く、ページが変化しないとソース情報をロード中なのか、クリックに失敗したのかの区別がつかない場合がある。
【0005】
すなわち、情機技術によれば、マウスの移動速度は変更可能であるが、所定の位置に照準を合わせる操作や、クリック操作まではサポートしないため、ハイパーハイパーリンクのクリックに失敗すると言う問題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウェブページ内のハイパーリンクのクリック操作を支援するウェブページ表示制御装置およびその動作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、ウェブページとともにポインタを表示させて行われる操作を受け付ける操作受付手段と、前記操作の際のポインタの座標を検出し、前記ウェブページに含まれるハイパーリンクの中で、当該座標に最も近いハイパーリンクを選択する情報解析手段と、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる制御手段とを備えることを特徴とすウェブページ表示制御装置をもって解決手段とする。
【0008】
例えば、前記情報解析手段は、前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のクリック操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、または、前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、または、予め定められた距離以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、または、予め定められた時間の長さ以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、前記制御手段は、前記検出されたハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる。
【0009】
例えば、ウェブページ表示制御装置は、ウェブページのハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグが検出された場合に、当該ハイパーリンクのデザインを変更するための変更情報を格納したデータベースを備える。
【0010】
第2の本発明は、ウェブページ表示制御装置の動作方法であって、前記ウェブページ表示制御装置の操作受付手段が、ウェブページとともにポインタを表示させて行われる操作を受け付け、前記ウェブページ表示制御装置の情報解析手段が、前記操作の際のポインタの座標を検出し、前記ウェブページに含まれるハイパーリンクの中で、当該座標に最も近いハイパーリンクを選択し、前記ウェブページ表示制御装置の制御手段が、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させることを特徴とすウェブページ表示制御装置の動作方法をもって解決手段とする。
【0011】
例えば、前記情報解析手段は、前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のクリック操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、または、前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、または、予め定められた距離以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、または、予め定められた時間の長さ以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、前記制御手段は、前記検出されたハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる。
【0012】
例えば、前記ウェブページ表示制御装置は、ウェブページのハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグが検出された場合に、当該ハイパーリンクのデザインを変更するための変更情報を格納したデータベースを備え、前記制御手段は、当該変更情報を用いてウェブページを書き換える。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ウェブページとともにポインタを表示させて行われる操作を受け付け、操作の際のポインタの座標を検出し、当該座標に最も近いハイパーリンクを選択し、選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させることで、ハイパーリンクのクリックがクリックが失敗しても、ハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示でき、もって、ハイパーリンクのクリック操作を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施の形態に係るウェブページ表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】ウェブページ表示制御装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】第2の実施の形態に係るウェブページ表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】ウェブページ表示制御装置1aの処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るウェブページ表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0017】
ウェブページ表示制御装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ内で単独動作するアプリケーションとして実施されるものであり、通信部11、表示部12、情報入力部13、情報解析手段14、制御手段15を備える。
【0018】
通信部11は、インターネット等の通信ネットワークを介してコンテンツサーバ2から、ウェブページを表示するため記載内容を有するソース情報を取得し、ソース情報を表示部12に出力する。
【0019】
表示部12は、通信部11からソース情報を受け取り、ソース情報にしたがってウェブページを表示せる。ウェブページは、図示しない表示装置に表示される。
【0020】
情報入力部13は、ウェブページとともにポインタを表示させて行われるマウスの操作(例えば、マウスのボタンの押下、ハイパーリンクなどの位置へのポインタ移動(以下、オンマウスという)、クリック、ドラッグなど)を受け付け、当該マウスの操作に関する情報を情報解析手段14へ出力する。
【0021】
情報解析手段14は、情報入力部13からマウスの操作に関する情報を受け取り、ハイパーリンクの位置にポインタがあるときのクリック操作(以下、ハイパーリンクのクリックという)が成功したか失敗したかを判定する。
【0022】
ここで情報解析手段14は、例えば、ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所(例えば、近傍)でのクリックが予め定められた回数以上なされたときは、ハイパーリンクのクリックが失敗したこととする。
【0023】
または、情報解析手段14は、ハイパーリンクの位置でない場所(例えば、近傍)で、ドラッグ操作が予め定められた回数以上なされたときは、ハイパーリンクのクリックが失敗したこととする。
【0024】
または、情報解析手段14は、ドラッグ操作の距離や時間を測定し、予め定められた距離以下のドラッグ操作、または、予め定められた時間の長さ以下のドラッグ操作がなされたときは、ハイパーリンクのクリックが失敗したこととする。
【0025】
または、情報解析手段14は、予め定められた長さ以下の時間のドラッグ操作がなされたときは、ハイパーリンクのクリックが失敗したこととする。
【0026】
また、ソース情報のテーブル(table)のセルにハイパーリンクがあった場合、そのテーブルの端までがハイパーリンクだと思いクリックする場合がある。
【0027】
そこで、情報解析手段14は、例えば、ハイパーリンクが存在するセル内のハイパーリンク以外の場所がクリックされたなら、ハイパーリンクのクリックが失敗したこととする。
【0028】
または、情報解析手段14は、ハイパーリンクの位置から予め定められた距離より短い距離の位置でクリック操作またはドラッグ操作が行われたなら、ハイパーリンクのクリックが失敗したこととする。
なお、クリック失敗の定義は、これ以外でもよい。
【0029】
次に、情報解析手段14は、ハイパーリンクのクリックが失敗したなら、当該ハイパーリンク、つまり、ユーザがクリックしようとしていたハイパーリンクを検出する。
【0030】
例えば、ユーザがクリックに失敗してドラッグになってしまった場合など、マウスボタンが始めに押下された座標に近い場所に、ユーザがクリックしようとしていたハイパーリンクが存在する可能性が高いと考えられる。
【0031】
よって、情報解析手段14は、ハイパーリンクのクリックが失敗したなら、ウェブページが表示されているウィンドウ内の各ハイパーリンクの座標と、ハイパーリンクのクリックが失敗した際のポインタの座標を取得し、後者の座標に最も近い座標をもつハイパーリンクを選択し、当該ハイパーリンクに関連づけられたURL(Uniform Resource Locator)を取得する。
【0032】
そして、情報解析手段14は、取得したURLとハイパーリンクのクリックの失敗の回数を制御手段15に出力する。
【0033】
制御手段15は、情報解析手段14から、URLとハイパーリンクのクリックの失敗の回数を受け取り、ハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、当該URLを有するウェブページを取得し、当該ウェブページを表示部12に出力し、当該ウェブページを表示させる。
【0034】
図2は、ウェブページ表示制御装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
【0035】
まず、ステップS1で通信部11は、ユーザが閲覧希望しているウェブページのソース情報をコンテンツサーバ2から取得し、表示部12に出力する。
【0036】
ステップS3では、表示部12が、当該ソース情報にしたがってウェブページを表示装置に表示させる。
【0037】
ステップS5では、情報解析手段14が、ハイパーリンクのクリックの失敗を検出し、ステップS7では、情報解析手段14が、ハイパーリンクのクリックの失敗のときのポインタの座標に最も近い座標をもつハイパーリンクを選択する。
【0038】
ステップS9では、制御手段15は、ハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いか否かを判定し、ハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、ステップS11で、選択されたハイパーリンクに対応するウェブページを取得し、当該ウェブページを表示部12に出力し、当該ウェブページを表示させる。
【0039】
なお、ウェブページ表示制御装置1は、マウスのみならず、トラックボール、ジョイスティック、タッチパッドなど、他のポインティングデバイスからの入力を対象としてもよい。
【0040】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、ウェブページとともにポインタを表示させて行われる操作を受け付け、操作の際のポインタの座標を検出し、座標に最も近いハイパーリンクを選択し、選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させるので、手先の細かい操作が苦手である高齢者の操作を支援し、ストレスを軽減することが可能になる。
【0041】
なお、上記操作は、例えば、ドラッグであり、つまり、これをクリックとみなし、こうして、柔軟にユーザのマウス操作に対応することができる。
【0042】
また、第1の実施の形態では、例えば、ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のクリック操作、または、ハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のドラッグ操作、または、予め定められた距離以下のドラッグ操作、または、予め定められた時間の長さ以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、検出されたハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させるので、ユーザが行おうとした動作がクリックなのかドラッグなのかをより正確に判定することができ、ユーザの意思に沿った表示を行えると考えられる。
【0043】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の構成要素と同一または類似の要素に対し同一の符号を付与して重複説明を省略するとともに、第1の実施の形態との差異を中心に説明を行う。
【0044】
第1の実施の形態のウェブページ表示制御装置1は、ハイパーリンクのクリックの失敗を検出し、そのハイパーリンクをポインタの座標から推測し、ハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示するものあった。
【0045】
それゆえ、ユーザが希望しないウェブページが表示される場合がある。
【0046】
そこで、第2の実施の形態では、ハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグ、などのマウスの操作を検出し、この場合は、当該ハイパーリンクのデザインを変更し、つまりユーザの操作を可視化することにより、ユーザが希望するハイパーリンクが否かをユーザにより確認できるようにする。
【0047】
図3は、第2の実施の形態に係るウェブページ表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【0048】
ウェブページ表示制御装置1aは、通信部11、表示部12、情報入力部13、情報解析手段14、制御手段15、データベース16を備える。データベース16には、ハイパーリンクのデザインを変更するための変更情報が格納されている。
【0049】
通信部11は、ソース情報を取得し、ソース情報を表示部12と制御手段15に出力する。
表示部12は、通信部11からソース情報を受け取り、ウェブページを表示させる。
【0050】
情報解析手段14は、情報入力部13からマウスの操作に関する情報を受け取り、第1の実施の形態と同様に、ハイパーリンクのクリックが成功したか失敗したかを判定し、さらに、ハイパーリンクのクリックが失敗した際のポインタの座標に最も近い座標をもつハイパーリンクを選択し、当該ハイパーリンクに関連づけられたURLとハイパーリンクのクリックの失敗の回数を制御手段15に出力する。
【0051】
制御手段15は、ソース情報を受け取ると、データベース16にアクセスし、当該ソース情報により表示されるウェブページ内のハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグ、などのマウスの操作時に、ハイパーリンクのデザインをJava(登録商標)script等で変更するような変更情報を取得する。
【0052】
次に、制御手段15は、変更情報で当該ソース情報を書き変え、当該ソース情報を表示部12に出力し、当該ソース情報にしたがってウェブページを表示させる。
【0053】
また、制御手段15は、情報解析手段14から、URLとハイパーリンクのクリックの失敗の回数を受け取り、ハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、当該URLを有するウェブページを取得し、当該ウェブページを表示部12に出力し、当該ウェブページを表示させる。
【0054】
図4は、ウェブページ表示制御装置1aの処理の流れを示すフローチャートである。
【0055】
まず、ステップS1で通信部11は、ユーザが閲覧希望しているウェブページのソース情報を取得し、表示部12と制御手段15に出力する。
【0056】
次に、ステップS2では、制御手段15は、ハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグ、などのマウスの操作時に、ハイパーリンクのデザインを変更するような変更情報をデータベース16から取得し、変更情報でソース情報を書き変える。
【0057】
ステップS3では、表示部12が、書き換えられたソース情報にしたがってウェブページを表示装置に表示させる。
ステップS5以降は、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
【0058】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグを検出し、ハイパーリンクのデザインを変更するような変更情報を格納したデータベースを有するので、かかるマウス操作の際には、ハイパーリンクのデザインが変更され、ユーザの操作が可視化されるため、ハイパーリンクに関連づけられたウェブページがユーザの希望するものか否かをどうかをユーザによって確かめることができる。
【0059】
以上、本発明に係る第1、第2の実施の形態について説明したが、ウェブページ表示制御装置は、コンピュータで構成される。すなわち、データベース16は、メモリ等の記憶手段で実現される。また、通信部11、情報入力部13、情報解析手段14、制御手段15は、CPU等の演算手段で実現され、プログラムで実行される。
【0060】
また、ウェブページ表示制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムを、光記憶装置や磁気記憶装置等の記録媒体に読出可能に記録し、この記録媒体をコンピュータに組み込んだり、若しくは記録媒体に記録されたプログラムを、任意の通信回線を介してコンピュータにダウンロードしたり、又は記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータを動作させることにより、上記の各処理動作をウェブページ表示制御装置として機能させることができるのは勿論である。
【符号の説明】
【0061】
1、1a…ウェブページ表示制御装置
11…通信部
12…表示部
13…情報入力部
14…情報解析手段
15…制御手段
16…データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページとともにポインタを表示させて行われる操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作の際のポインタの座標を検出し、前記ウェブページに含まれるハイパーリンクの中で、当該座標に最も近いハイパーリンクを選択する情報解析手段と、
前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる制御手段と
を備えることを特徴とすウェブページ表示制御装置。
【請求項2】
前記情報解析手段は、
前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のクリック操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
または、前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
または、予め定められた距離以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
または、予め定められた時間の長さ以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
前記制御手段は、
前記検出されたハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる
ことを特徴とする請求項1記載のウェブページ表示制御装置。
【請求項3】
ウェブページのハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグが検出された場合に、当該ハイパーリンクのデザインを変更するための変更情報を格納したデータベース
を備えることを特徴とする請求項1または2記載のウェブページ表示制御装置。
【請求項4】
ウェブページ表示制御装置の動作方法であって、
前記ウェブページ表示制御装置の操作受付手段が、ウェブページとともにポインタを表示させて行われる操作を受け付け、
前記ウェブページ表示制御装置の情報解析手段が、前記操作の際のポインタの座標を検出し、前記ウェブページに含まれるハイパーリンクの中で、当該座標に最も近いハイパーリンクを選択し、
前記ウェブページ表示制御装置の制御手段が、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる
ことを特徴とすウェブページ表示制御装置の動作方法。
【請求項5】
前記情報解析手段は、
前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のクリック操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
または、前記ウェブページ内のハイパーリンクの位置でない場所でなされた予め定められた回数以上のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
または、予め定められた距離以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
または、予め定められた時間の長さ以下のドラッグ操作をハイパーリンクのクリックの失敗として検出し、
前記制御手段は、
前記検出されたハイパーリンクのクリックの失敗の回数が予め定められた回数より多いなら、前記選択されたハイパーリンクに関連づけられたウェブページを表示させる
ことを特徴とする請求項4記載のウェブページ表示制御装置の動作方法。
【請求項6】
前記ウェブページ表示制御装置は、ウェブページのハイパーリンクへのオンマウス、ハイパーリンクのクリック、ハイパーリンクの位置からのドラッグが検出された場合に、当該ハイパーリンクのデザインを変更するための変更情報を格納したデータベースを備え、
前記制御手段は、当該変更情報を用いてウェブページを書き換える
ことを特徴とする請求項4または5記載のウェブページ表示制御装置の動作方法。
【請求項7】
請求項1ないし3のいずれかに記載のウェブページ表示制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−203553(P2012−203553A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−66231(P2011−66231)
【出願日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】