説明

ウレタンを利用したパイプ内面の防錆

【課題】003]既設の公園の遊具に使用しているパイプは外部のみ塗装していて、内面の防錆は全く施されていなかった。パイプ内面の塗装は技術的に困難で、コストがかかった。その為地中に埋設した部分のパイプ内面の腐食が外部の塗装している部分より腐食が早く進行し遊具の倒壊や破損が発生、大きな人身事故に繋がる不具合を解決する事を課題とした。
【解決手段】この課題を解決するために請求項1の発明はパイプ内面に発泡ウレタンフォームを充填しパイプ内面と空気が直接触れないようにして、パイプの内面が錆びない様にした事を特徴とする工法である。 この工法により遊具等のパイプ内面の腐食を防止出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【001】
本考案はパイプ内部の防錆を目的とした工法である。
【背景技術】
【002】
従来は公園の遊具等に使用されているパイプの防錆対策は、外部のみの塗装であった。
【考案が解決しようとする課題】
【003】
従来の遊具等のパイプの内面は何ら防錆対策は為されず特に地中からの湿気により埋設した部分から錆が発生しその箇所の腐食により遊具が破損したり、倒壊したりして重大事故が発生していた。
【考案が解決しようとする手段】
【004】
そこで、公園の遊具のパイプの内面を錆にくくするために、パイプ内部にウレタンフォームを充填して錆びにくくする方法を発明した。(図1)この方法によりパイプ内面が腐食の進行を大幅に防ぐことが出来る。
【考案の効果】
【0005】
よって本考案の工法によりパイプ内部にウレタンフォームを充填することにより、パイプ内部が空気と直接触れない為に防錆効果が得られる。また塗装と違い部材が剥げ落ちることが無く内部に永久に留まる。また部材が軽いのでパイプの強度に影響を与えない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本考案にかかわる防錆工法は、図1に示すようにパイプに何箇所かの穴を空ける。そこからウレタンフォームをパイプ内部に充填する。これによりパイプ内部が空気に触れることが無くなりパイプ内部の防錆効果を増加させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 従来のパイプ内部で内部は未処理
【図2】 施工時のパイプ断面で上下に穴を空ける
【図3】 施工後のパイプ内部のパイプ断面でウレタンを充填している
【符号の説明】
1従来のパイプ断面
2本考案の発泡ウレタンフォーム充填の方法
3本考案の発泡ウレタンフォーム充填後のパイプ断面
4設置してある地中
5発泡ウレタンフォーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプ内面に発泡ウレタンフォームを充填する事により錆を防ぐもの。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−158658(P2010−158658A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−24271(P2009−24271)
【出願日】平成21年1月9日(2009.1.9)
【出願人】(598099604)
【Fターム(参考)】