説明

エアコン搭載車両及び車両駐車時の空調給電システム

【課題】エンジンを止めてもエアコンを作動させることができるエアコン搭載車両及び車両駐車時の空調給電システムを提供する。
【解決手段】キャビン1の天井1Aの上面にはエアコン室外機3Aを設置し、キャビン1の天井1Aの下面にはエアコン室内機3Bを設置する。さらに、天井1Aの上面には導風板4を設置し、エアコン室外機3Aが導風板4の内側に含まれるようにする。
エアコン室内機3Bへ電力を供給するための電源コード5は、キャビン1の天井1Aやピラー1Bの中を通し、キャビン1内の助手席側のダッシュボードの下部からキャビン1内まで配線する。エアコンを使用しないときは、助手席側のダッシュボードの下の電源コード収納部のコードリールに電源コード5を巻き取り、電源プラグ6は収納コンセントに差し込んでおく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアコン搭載車両及び車両駐車時の空調給電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
トラック等の遠距離走行車両では、夏季あるいは冬季には、ドライバーの休憩時及び仮眠時にエンジンを止めずにエアコンを作動させることが多い。又、観光地を巡る観光バスでは、乗客が観光のために下車している間も、戻ってくる乗客のために、例えば夏季では、エンジンを止めずにキャビン(車室)内を冷却していることが多い。エンジンを止めない場合、騒音を発生するのみならず、排気ガスは排出され続け、大気汚染の一因となるとともに、地球温暖化の一因にもなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明は、エンジンを止めてもエアコンを作動させることができるエアコン搭載車両及び車両駐車時の空調給電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者は、上記課題を解決するため、鋭意研究開発を進めた結果、車両に搭載されているバッテリーを利用するのではなく、外部の給電設備を利用して車両に搭載したエアコンを作動させることが効果的であることを見出した。
【0005】
本発明はかかる知見に基づき完成されたものである。即ち、上記課題は、以下の実施例により達成される。
【0006】
(1)外部の電源から電力の供給を受けられるエアコンが搭載され、かつ、該エアコンに電力を供給するための電源コード及び電源プラグが外部の電源に接続可能な状態で収納されていて、更に、前記エアコンの室外機がキャビンの屋根の上面に備えられ、前記エアコンの室内機がキャビンの屋根の下面に備えられていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【0007】
ここで、車両とは、トラック又はバスのことを意味する。また、キャビンとは、人が乗り込む空間を形成しているボディ部分のことである。
【0008】
(2)前記屋根の上に導風板が備えられ、該導風板の内側に前記エアコンの室外機が備えられていることを特徴とする(1)に記載のエアコン搭載車両。
【0009】
(3)前記エアコンの室外機のカバーが、導風板の役割を兼ね備えていることを特徴とする(1)に記載のエアコン搭載車両。
【0010】
(4)前記電源コード及び電源プラグが、前記キャビンの内部に収納されていて、且つ、使用時には電源コードの一部及び電源プラグが引出し可能とされていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のエアコン搭載車両。
【0011】
(5)前記電源コード及び電源プラグが、前記キャビンの後方又は下方に収納されていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のエアコン搭載車両。
【0012】
(6)前記電源コード及び電源プラグは複数組あり、さらに、該複数組の電源コード及び電源プラグはいずれも外部の電源に接続可能な状態で収納されていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のエアコン搭載車両。
【0013】
(7)更に、前記電源プラグを収納する収納コンセントが備えられ、前記電源プラグが前記収納コンセントに差し込まれていない場合にはエンジンがかからないようにした安全装置が設けられていることを特徴とする(4)乃至(6)のいずれかに記載のエアコン搭載車両。
【0014】
(8)前記電源プラグが前記収納コンセントに差し込まれているかどうかに応じて電気信号を出力するセンサと、前記センサから出力される電気信号に応じて、スターターモーター回路を開閉するリレーに電流が流れるかどうかを制御する制御装置と、を有してなることを特徴とする(7)に記載のエアコン搭載車両。
【0015】
(9)(1)乃至(8)のいずれかに記載のエアコン搭載車両と、該車両から独立して外部に設けられた給電設備とを備えてなり、前記給電設備は、駐車場における少なくとも一部の駐車スペースの最奥部近傍に配置された給電コンセントを含んでなることを特徴とする車両駐車時の空調給電システム。
【0016】
(10)更に、駐車時間に応じて駐車料金を徴収できる課金システムを備え、且つ、課金する駐車時間中にのみ、前記給電設備から給電可能とされたことを特徴とする(9)に記載の車両駐車時の空調給電システム。
【0017】
(11)更に、使用した電力量に応じて料金を徴収できる課金システムを備えたことを特徴とする(9)又は(10)に記載の車両駐車時の空調給電システム。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係るエアコン搭載車両は、外部の電源から電力の供給を受けられるエアコンが搭載され、かつ、該エアコンに電力を供給するための電源コード及び電源プラグが外部の電源に接続可能な状態で収納されているので、この電源プラグを外部の給電設備に接続することにより、エンジンを止めてもエアコンを作動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るエアコン搭載車両(トラック)の一実施形態を示す側面図である。前方部には人が乗り込むキャビン1が配置され、その後方には荷物を積む荷台部2が配置されている。
【0021】
キャビン1の天井1Aの上面にはエアコン3のエアコン室外機3Aが設置されており、且つ、天井1Aの下面にはエアコン3のエアコン室内機3Bが設置されている。さらに、天井1Aの上面には導風板4が設置されており、エアコン室外機3Aは導風板4の内側に配置されている。
【0022】
エアコン3へ電力を供給するための電源コード5は、キャビン1の天井1Aやピラー1Bの中を通り、キャビン1内の助手席側のダッシュボード20(図2参照)下部からキャビン1内まで配線されている。ダッシュボード20からキャビン1内への電源コード5の長さは10m程度あればよく、電源コード5の先端には電源プラグ6が接続されている。
【0023】
図1は、エアコン使用時に、助手席側のドア下部の開口部7から電源コード5をキャビン1の外部に引き出した状態を示している。引き出した電源コード5の先端の電源プラグ6を、外部の、例えば駐車スペース71の最奥部にポスト状に設けた給電設備8の給電コンセント8Aに差し込むことにより、エンジンを停止しても電力をエアコン3に供給することができる。なお、エアコンを使用しないときは、開口部7を閉じることができる蓋7A(図2参照)が設けられている。これは栓体でもよい。
【0024】
また、図2に示すように、助手席側のダッシュボード20の下に、電源コード収納部9を設け、エアコンを使用しないときは、電源コード5をコードリール9Aに巻き取り、電源プラグ6は収納コンセント9Bに差し込んでおく。
【0025】
電源プラグ6を給電設備8の給電コンセント8Aに差し込んだまま、トラックを発進させることがないように、図3に示されるように安全装置30が設けられている。この安全装置30は、収納コンセント9Bに電源プラグ6を差し込まないとエンジンがかからないようにするものである。
【0026】
この安全装置30は、センサ30Aと、制御装置31と、短絡スイッチ32とから構成されている。
【0027】
センサ30Aは、電源プラグ6が収納コンセント9Bに差し込まれているかどうかに応じて電気信号を発するものであり、この電気信号は制御装置31に入力され、制御装置31は、電源プラグ6が収納コンセント9Bに差し込まれていない場合、例えば電源プラグ6が給電コンセント8Aに差し込まれている場合は、短絡スイッチ32を開き、電源プラグ6が収納コンセント9Bに差し込まれている場合には、短絡スイッチ32を閉じるようにされている。
【0028】
短絡スイッチ32が開かれているときは、スターターモーター37に電流が流れないため、エンジン38を始動できない。短絡スイッチ32が閉じられていると、車両のスターターモーター回路33におけるスタータースイッチ33Aを閉じることによりスターターリレー34に電流が流れ、接点35が閉じてスターターモーター回路33が形成され、スターターモーター37が作動し、エンジン38を始動できる。
【0029】
また、電源コード5を、キャビン1の後方からワイヤーハーネス(図示せず)内を通して、荷台部2の後方まで引き出し、図4に示すように、荷台部2の下部の後方に、電源コード収納部41を設けてもよい。電源コード収納部41には、コードリール41Aと収納コンセント41Bが設けられている。このようにすることにより、駐車スペースの最奥部近傍に給電設備8がある場合であって、後向きに駐車したときに電力の供給を受けやすくなる。
【0030】
また、電源コード及び電源プラグを2組設け、1組は、図2に示されるように助手席側のダッシュボードの下の電源コード収納部9に電源コード5及び電源プラグ6を収納し、電源コード5及び電源プラグ6を車体前方から引き出せるようにし、もう1組は、図4に示されるように荷台部2の後方に設けた電源コード収納部41に電源コード42及び電源プラグ43を収納し、電源コード42及び電源プラグ43を車体後方から引き出せるようにし、エアコン3への電力の供給を2経路で行えるようにしてもよい。このようにすることで、駐車スペース71の最奥部近傍に給電設備8がある場合に、後向きに駐車したときでも、前向きに駐車したときでも、電力の供給を受けやすくなる。
【0031】
なお、図5に示すように、エアコン室外機51Aのカバー51Cの形状を、導風板の形状に近づけ、カバー51Cに導風板の役割を兼ね備えさせてもよい。この場合には、導風板を設置する必要がなくなる。
【0032】
次に、車両がバスである場合について説明する。バスの場合は、トラックの場合と異なり、車体の大部分が人が乗り込むキャビンとなっており、キャビンが広く、車体の前部から後部まで人が乗車するため、エアコンは複数設けた方がよく、少なくとも前部と後部に1台ずつは設けたほうがよい。
【0033】
図6は、本発明に係るエアコン搭載車両(バス)の一実施形態を示す側面図である。キャビンの天井62の3個所にエアコン61を設け、電源コード64及び電源プラグ65をキャビンの前方部に収納し、キャビンの前方部から引き出すようにしている。
【0034】
キャビンの天井62の上面の3箇所(車体の前方部、中間部、後方部)にエアコン室外機61Aが設けられ、キャビンの天井62の下面の3箇所(車体の前方部、中間部、後方部)にエアコン室内機61Bが設けられている以外は、エアコンに関する設備は図1と同様であるので、エアコンに関する設備のその他の説明は省略する。
【0035】
図7は、本発明に係るエアコン搭載車両(バス)の他の実施形態を示す側面図である。キャビンの天井62の3個所にエアコン61を設け、後輪の後方の荷物収納部に電源コード収納部71を設けている。図7では、電源コード収納部を描くため、後輪の後方の荷物収納部の扉は描いていない。
【0036】
キャビンの天井62の上面の3箇所(車体の前方部、中間部、後方部)にエアコン室外機61Aが設けられ、キャビンの天井62の下面の3箇所(車体の前方部、中間部、後方部)にエアコン室内機61Bが設けられている以外は、エアコンに関する設備は図4と同様であるので、エアコンに関する設備のその他の説明は省略する。
【0037】
また、図6及び図7のバスにおいても、図3のような安全装置を設けておくことが好ましい。また、バスにおいても電源コード及び電源プラグを2組設け、1組は、電源コード及び電源プラグをキャビンの前方部に収納し、図6に示されるように電源コード64及び電源プラグ65を車体前方から引き出せるようにし、もう1組は、図7に示されるように後輪の後方の荷物収納部に設けた電源コード収納部71に電源コード72及び電源プラグ73を収納し、電源コード72及び電源プラグ73を車体後方から引き出せるようにし、エアコンへの電力の供給を2経路で行えるようにしてもよい。
【0038】
次に、本発明に係る車両の駐車時空調給電システムについて説明する。
【0039】
図8は、本発明に係る車両の駐車時空調給電システムの概略を示す平面図である。白線81Aで区切られた駐車スペース81の最奥部には、車両から独立して設けられた給電設備82が設けられている。符号83は、前向きに駐車された本発明の一実施形態に係るトラックを示し、符号85は、後向きに駐車された本発明の他の実施形態に係るトラックを示し、符号84は、後向きに駐車された本発明の一実施形態に係るバスを示す。符号86Aは、搭載されたエアコンのエアコン室外機を示す。エアコン室外機86Aは、キャビンの屋根の上に搭載されている。
【0040】
搭載されたエアコンの電源プラグ(図示せず)を給電設備82の給電コンセント(図示せず)に差し込むことで、該エアコンには電源コード87を介して給電設備82から電力が供給され、エンジンを切っても該エアコンを運転させることができる。
【0041】
前記車両の駐車時空調給電システムに、駐車時間に応じて駐車料金を徴収できる課金システムを備えさせることもできる。更に、課金する駐車時間中にのみ、給電設備82から給電可能としてもよい。
【0042】
また、前記車両の駐車時空調給電システムに、使用した電力量に応じて料金を徴収できる課金システムを備えさせることもできる。
【0043】
図9は、給電設備の一例の正面図である。給電設備91は、操作・表示部91Aと脚部91Bからなる。操作・表示部91Aには、認証カード挿入部92、状態表示部93、使用電力量及び料金表示部94、カバー95、給電コンセント96、クレジットカード挿入部97、紙幣投入部98A、硬貨投入部98B、釣銭返却部98Cが備えられている。
【0044】
利用者が認証カード挿入部92にICチップが搭載された認証カードを挿入すると、カバー95が開き、給電設備91を使用することが可能となる。カバーの内側の給電コンセント96に電源プラグ(図示せず)を差し込むことにより、電力の供給が受けられる。電力の供給を受けている間は、状態表示部93のランプが点灯する。電力・料金表示部94には、使用した電力量及び料金が表示される。
【0045】
料金の支払いは、クレジットカードでも現金でもよい。クレジットカードで支払う場合は、クレジットカード挿入部97にクレジットカードを挿入する。現金で支払う場合は、紙幣投入部98A及び/又は硬貨投入部98Bに現金を投入する。釣銭は、釣銭返却部98Cから返却される。
【0046】
認証カードを認証カード挿入部92に挿入しないと、カバー95が開かないため、給電設備91を使用していないときは給電コンセント96はカバー95で覆われる。このため、感電事故が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係るエアコン搭載車両(トラック)の一実施形態を示す側面図
【図2】助手席側のダッシュボードの下に設けた電源コード収納部を示す斜視図
【図3】安全装置の一例についての回路ブロック図
【図4】本発明に係るエアコン搭載車両(トラック)の他の実施形態を示す側面図
【図5】エアコン室外機のカバーの一例の側面図
【図6】本発明に係るエアコン搭載車両(バス)の一実施形態を示す側面図
【図7】本発明に係るエアコン搭載車両(バス)の他の実施形態を示す側面図
【図8】本発明に係る車両の駐車時空調給電システムの概略を示す平面図
【図9】給電設備の一例の正面図
【符号の説明】
【0048】
1…キャビン
1A…天井
1B…ピラー
2…荷台部
3…エアコン
3A…エアコン室外機
3B…エアコン室内機
4…導風板
5、42、64、72、87…電源コード
6、43、65、73…電源プラグ
7…開口部
7A…蓋
8、67、82…給電設備
8A、67A、96…給電コンセント
9、41、71…電源コード収納部
9A、41A、71A…コードリール
9B、41B、71B…収納コンセント
20…ダッシュボード
30…安全装置
30A…センサ
31…制御装置
32…短絡スイッチ
33…スターターモーター回路
33A…スタータースイッチ
34…スターターリレー
35…接点
37…スターターモーター
38…エンジン
51…エアコン
51A…エアコン室外機
51B…エアコン室内機
51…カバー
61…エアコン
61A…エアコン室外機
61B…エアコン室内機
62…天井
63…ピラー
66…開口部
81…駐車スペース
81A…白線
81B…縁石
83、85…トラック
84…バス
86A…エアコン室外機
91…給電設備
91A…操作・表示部
91B…脚部
92…認証カード挿入部
93…状態表示部
94…電力・料金表示部
95…カバー
96…給電コンセント
97…クレジットカード挿入部
98A…紙幣投入部
98B…硬貨投入部
98C…釣銭返却部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の電源から電力の供給を受けられるエアコンが搭載され、かつ、該エアコンに電力を供給するための電源コード及び電源プラグが外部の電源に接続可能な状態で収納されていて、更に、前記エアコンの室外機がキャビンの屋根の上面に備えられ、前記エアコンの室内機がキャビンの屋根の下面に備えられていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項2】
請求項1において、
前記屋根の上に導風板が備えられ、該導風板の内側に前記エアコンの室外機が備えられていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項3】
請求項1において、
前記エアコンの室外機のカバーが、導風板の役割を兼ね備えていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記電源コード及び電源プラグが、前記キャビンの内部に収納されていて、且つ、使用時には電源コードの一部及び電源プラグが引出し可能とされていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記電源コード及び電源プラグが、前記キャビンの後方又は下方に収納されていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項6】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記電源コード及び電源プラグは複数組あり、さらに、該複数組の電源コード及び電源プラグはいずれも外部の電源に接続可能な状態で収納されていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項7】
請求項4乃至6のいずれかにおいて、
更に、前記電源プラグを収納する収納コンセントが備えられ、前記電源プラグが前記収納コンセントに差し込まれていない場合にはエンジンがかからないようにした安全装置が設けられていることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項8】
請求項7において、
前記電源プラグが前記収納コンセントに差し込まれているかどうかに応じて電気信号を出力するセンサと、前記センサから出力される電気信号に応じて、スターターモーター回路を開閉するリレーに電流が流れるかどうかを制御する制御装置と、を有してなることを特徴とするエアコン搭載車両。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかに記載のエアコン搭載車両と、該車両から独立して外部に設けられた給電設備とを備えてなり、前記給電設備は、駐車場における少なくとも一部の駐車スペースの最奥部近傍に配置された給電コンセントを含んでなることを特徴とする車両駐車時の空調給電システム。
【請求項10】
請求項9において、
更に、駐車時間に応じて駐車料金を徴収できる課金システムを備え、且つ、課金する駐車時間中にのみ、前記給電設備から給電可能とされたことを特徴とする車両駐車時の空調給電システム。
【請求項11】
請求項9又は10において、
更に、使用した電力量に応じて料金を徴収できる課金システムを備えたことを特徴とする車両駐車時の空調給電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−149788(P2008−149788A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−337449(P2006−337449)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(000236551)株式会社浜名ワークス (11)
【Fターム(参考)】