説明

エア式マッサージ機

【課題】 腕部や脚部などをエアバックの膨縮によってマッサージするようにしたエア式マッサージ機において、膨張圧の制御を精度良く行うことで、使用者に満足度の高いエアマッサージを提供する。
【解決手段】 交流電源32で駆動され、前記エアバックを膨張させるポンプ31を制御回路35が、駆動回路33を介してデューティ制御するにあたって、単一のフォトダイオード38を備えるフォトカプラ37において、ゼロクロスを交流の1周期当り1回だけ検知し、前記1周期におけるもう1回のゼロクロスは、制御回路35の内蔵タイマ35aで作成する。したがって、ゼロクロスの検知回路を簡略化することができるとともに、検知回路のばらつきによる影響は、正極性の半周期と負極性の半周期とに等しく現れ、前記膨張圧の制御を精度良く行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腕部や脚部などをエアバックの膨縮によってマッサージするようにしたエア式マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
上述のようなエアバックを用いてマッサージを行うようにしたマッサージ機は、特許文献1に示されている。マッサージのためには、前記エアバックを膨縮させる必要があり、膨張はポンプからエアを供給することで実現され、縮小はリリース弁を開放することで行われる。所望のマッサージ強度を得るためには、ポンプ吐出圧を調整する必要があり、そのポンプ吐出圧の調整は、前記ポンプが交流電源で駆動される場合には、前記交流電源を点弧角制御することで実現される。
【0003】
図5は、そのようなエア式マッサージ機における典型的な従来技術の概略的な電気的構成を示すブロック図である。ポンプ1と交流電源2との間には、直列に駆動素子3が介在されている。前記駆動素子3は、トライアック(双方向性制御素子)などから成り、電源が正極性の期間と負極性の期間とに共にポンプ1に通電することができる素子であり、マイクロコンピュータなどから成る制御回路4によってON/OFF制御される。
【0004】
前記制御回路4は、電源回路5において、前記交流電源2を降圧、整流および安定化して得られた直流電源によって駆動される。そして、前記駆動素子3の点弧角制御にあたって、制御回路4には、フォトカプラ6によって、前記交流電源2のゼロクロスタイミングがフィードバックされる。前記フォトカプラ6は、フォトダイオード7,8と、フォトトランジスタ9とを備えて構成される。前記フォトダイオード7,8は相互に逆並列接続されており、さらに直列に抵抗10が接続されて前記交流電源2に接続されている。したがって、前記交流電源2の正極性および負極性の両方の期間において、電源電圧が高くなる程、高い輝度で発光する。前記フォトトランジスタ9は、これらのフォトダイオード7,8の発光輝度に対応した電流を、前記制御回路4に与える。
【0005】
図6は、図5で示す回路の動作波形である。図6(a)で示す交流電源2の半周期T1毎に、前記フォトダイオード7,8は交互に点滅を繰返す。これによって制御回路4の入力ポートには、フォトトランジスタ9に流れる電流が、論理が反転し、所定レベルで弁別されて、図6(b)で示すようなパルスとなって入力される。
【0006】
そのパルスから、制御回路4は、ゼロクロスタイミングを検知し、図6(d)で示すように、そのゼロクロスタイミングから予め定める時間T2だけ遅延した時点から、時間T3に亘って、前記駆動素子3をONするトリガパルスを出力する。前記駆動素子3が前記トライアックの場合には、ゲートがOFFとなってからも端子間電圧が0、すなわち次のゼロクロスまでONしたままであり、前記トリガパルスに対して駆動素子3からポンプ1に印加される電圧は、図6(c)で示すようになる。このようにして、制御回路4は、フォトカプラ6によって検出されたゼロクロスタイミングを基準として、駆動素子3の点弧角制御を行い、ポンプ1をデューティ制御する。
【特許文献1】特開2000−334014号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように構成されるマッサージ機において、前記フォトカプラ6を構成するフォトダイオード7,8は、それぞれ正極性の半周期と負極性の半周期とに点灯する。そして、これらの素子にはばらつきがあり、たとえば負側のフォトダイオード8の発光感度が低下している場合、図6(b)において仮想線で示すように、負極性の周期におけるゼロクロスの検知タイミングに遅れが生じ、図6(d)において仮想線(2点鎖線)で示すように、制御回路4から駆動素子3印加されるトリガパルスも遅延し、図6(c)において仮想線で示すように、正極性の周期に比べて、負極性の周期は、駆動素子3のON期間(デューティ)が短くなってしまう。これによって、ポンプ1の制御に偏りが生じ、吐出圧の制御を精度良く行うことができず、使用者が所望とするマッサージ効果を得ることができないという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、使用者に狙いのエアマッサージを提供することができるエア式マッサージ機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のエア式マッサージ機は、交流電源で駆動されるポンプを有し、そのポンプによるエアバックの膨縮によってマッサージする機構を備えるとともに、検知回路で交流ゼロクロスを検知し、制御回路が、その検知タイミングに基づいて前記ポンプへの交流電源の点弧角制御を行うエア式マッサージ機において、前記検知回路は、交流の1周期当り1回だけ前記ゼロクロスを検出し、前記制御回路は、前記1周期におけるもう1回のゼロクロスタイミングを、前記検知回路で検知されたゼロクロスタイミングから、内蔵タイマで作成することを特徴とする。
【0010】
上記の構成によれば、腕部や脚部などをエアバックの膨縮によってマッサージするようにしたエア式マッサージ機において、前記エアバックを膨張させるポンプを制御回路が駆動するにあたって、前記ポンプが交流電源で駆動される場合、膨張圧は前記ポンプのデューティに対応して変化し、そのデューティ制御にあたっては、検知回路で検知されるゼロクロスタイミングが基準となる。本発明の検知回路は、そのゼロクロスを交流の1周期当り1回だけ、たとえば負極性から正極性になるタイミングで検知し、前記1周期におけるもう1回のゼロクロス、したがって正極性から負極性になるタイミングは、制御回路の内蔵タイマで作成する。
【0011】
したがって、ゼロクロスの検知回路を簡略化することができるとともに、検知回路のばらつきによる影響は、正極性の半周期と負極性の半周期とに等しく現れ、前記膨張圧の制御を精度良く行うことができ、使用者に満足度の高いエアマッサージを提供することができる。
【0012】
また、本発明のエア式マッサージ機では、前記制御回路は、前記1周期における前半の半周期と後半の半周期とで、前記点弧角が異なる制御を行うことを特徴とする。
【0013】
上記の構成によれば、上述のようにデューティ制御の基準となるゼロクロスタイミングの検知ばらつきによる影響を小さくした上で、前半の半周期と後半の半周期とで、前記点弧角、すなわちデューティが異なる制御を行うことで、ポンプの設置方向の違いによる重力の影響の違いを打消すことができる。たとえば横置き、すなわちダイヤフラムが水平方向に往復動する場合には、前記ダイヤフラムの往路と復路とで、前記ダイヤフラムに対する重力の影響はほぼ等しいけれど、縦置き、すなわちダイヤフラムが鉛直方向に往復動する場合には、前記ダイヤフラムの上昇時と下降時とで、前記重力の影響は異なる。したがって、ポンプの縦置き時に、ダイヤフラムの上昇時と下降時とで、異なるデューティで制御することで、所望とする吐出圧、すなわちマッサージ効果を得ることができる。
【0014】
さらにまた、本発明のエア式マッサージ機では、前記検知回路は、フォトカプラから成ることを特徴とする。
【0015】
上記の構成によれば、フォトカプラによって、交流電源側と制御回路側とを電気的に絶縁することができるとともに、前記フォトカプラにおけるフォトダイオードは、素子ばらつきが大きく、それによるポンプ制御のデューティの変動も大きくなるので、本発明が特に効果的である。
【発明の効果】
【0016】
本発明のエア式マッサージ機は、以上のように、腕部や脚部などをエアバックの膨縮によってマッサージするようにしたエア式マッサージ機において、交流電源で駆動され、前記エアバックを膨張させるポンプを制御回路がデューティ制御するにあたって、検知回路において、ゼロクロスを交流の1周期当り1回だけ検知し、前記1周期におけるもう1回のゼロクロスは、制御回路の内蔵タイマで作成する。
【0017】
それゆえ、ゼロクロスの検知回路を簡略化することができるとともに、検知回路のばらつきによる影響は、正極性の半周期と負極性の半周期とに等しく現れ、前記膨張圧の制御を精度良く行うことができ、使用者に満足度の高いエアマッサージを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係るマッサージ機11の外観形状を示す斜視図である。このマッサージ機11は、大略的に、リクライニング可能な椅子12に、各種のマッサージ動作を行うマッサージ機構およびそれらのマッサージ機構に制御指令を送り込むための操作器13を備えて構成されている。マッサージ機構の1つは、椅子12の背もたれ部14内に内蔵されるものであり、もみ動作を行うもみ玉を備えるものである(不図示)。また、もう1つのマッサージ機構は、エアバッグの膨縮によってマッサージするエアマッサージ機構であり、この図1では、前記背もたれ部14と、座席15の両側部と、その座席15の前方下部に連設される脚載せ台16と、肘掛け17とに収容されており、それぞれ参照符号21,22,23,24で示す。
【0019】
これらのエアマッサージ機構21〜24は、ポンプから供給される空気で、1分間に数回の周期で膨縮を繰返し、各部をマッサージする。その強度(後述するポンプの吐出圧)は、操作器13から強弱切換え可能になっている。本発明のマッサージ機には、このような各エアマッサージ機構21〜24のうち、少なくとも1つが備えられていればよい。また、本実施の形態では、マッサージ機として椅子のタイプのもので説明しているが、ベットタイプのもの、エアバック単品を制御するものなど、エアバックにより施療を行うものであれば、形状はどのようなタイプであってもよい。
【0020】
図2は、前記マッサージ機11の電気的構成を示すブロック図である。前記各エアマッサージ機構21〜24の駆動源となるポンプ31と交流電源32との間には、直列に駆動回路33の駆動素子34が介在されている。前記駆動素子34は、トライアック(双方向性制御素子)などから成り、電源が正極性の期間と負極性の期間とに共にポンプ31に通電することができる素子であり、マイクロコンピュータなどから成る制御回路35によってON/OFF制御される。前記エアバッグの縮小時に、前記制御回路35によって駆動されるリリース弁は、図示を省略する。
【0021】
前記制御回路35は、電源回路36において、前記交流電源32を降圧、整流および安定化して得られた直流電源によって駆動される。そして、前記駆動素子34を点弧角制御するにあたって、制御回路35には、フォトカプラ37によって、前記交流電源32のゼロクロスタイミングがフィードバックされる。注目すべきは、本発明のフォトカプラ37では、単一のフォトダイオード38と、フォトトランジスタ39とを備えて構成されることである。前記フォトダイオード38は、直列に抵抗40が接続されて前記交流電源32に接続されている。したがって、前記交流電源32の正極性および負極性の一方の期間において、電源電圧が高くなる程、高い輝度で発光する。
【0022】
前記フォトトランジスタ39は、抵抗41を介して前記電源回路36による直流電源に接続されており、またこのフォトトランジスタ39には、並列にコンデンサ42が接続されており、そのコンデンサ42の端子電圧が前記制御回路35の入力ポートに与えられる。したがって、前記フォトダイオード38の消灯中には、コンデンサ42の端子電圧、すなわち制御回路35の入力ポートの電圧は、抵抗41による充電によってハイレベルとなる。これに対して、前記フォトダイオード38が点灯すると、コンデンサ42の端子間が短絡され、制御回路35の入力ポートの電圧はローレベルとなる。こうして、フォトダイオード38の点滅の論理が反転されて前記制御回路35の入力ポートに与えられる。制御回路35は、その入力電圧を予め定める弁別レベルで弁別し、パルスとして検知する。
【0023】
前記駆動回路33は、前記駆動素子34を制御用として、駆動用のもう1つの駆動素子43と、インダクタ44と、コンデンサ45と、抵抗46〜49とを備えて構成される。ポンプ31に直列に接続されるインダクタ44はノイズ防止用であり、コンデンサ45および抵抗47の直列回路はスナバ回路を構成する。
【0024】
図3は、上述のように構成されるマッサージ機11の動作波形図である。図3(a)で示す交流電源2の1周期T11内の略半周期毎に、前記フォトダイオード38は点滅を繰返す。これによって制御回路35の入力ポートには、上述のようにフォトトランジスタ39に流れる電流が、論理が反転し、所定レベルで弁別されて、図3(b)で示すような1周期T11内で1回だけパルスが入力される。
【0025】
そのパルスから、制御回路35は、ゼロクロスタイミングを検知し、図3(d)で示すように、そのゼロクロスタイミングから予め定める時間T12、たとえば2msec(図3では、不鮮明にならないように、周期T11(60Hzで16.7msec)に比べて、誇張している)だけ遅延した時点から、時間T13に亘って、前記駆動素子34をONするトリガパルスを出力する。本発明では、フォトダイオード38は電源の一方の極性(前記図2の回路では、正極性)側で点灯するようになっており、したがって前記ゼロクロスタイミングから時間T12が規定されるのは、この一方の極性の周期だけである。そこで注目すべきは、本発明では、他方の極性(前記図2の回路では、負極性)側のタイミングは、前記制御回路35が内蔵するタイマ35aによって規定されることである。
【0026】
このため、前記タイマ35aによって、必要に応じて(電源投入時やマッサージ動作開始時、あるいは動作中は毎周期行ってもよい)1周期T11、すなわち電源周波数が監視されており、その1周期T11の半分ずつで、正極性の半周期と負極性の半周期とに区分している。そして、前記他方の極性側の点弧角制御の基準タイミング(1周期T11におけるもう1つのゼロクロスタイミング)は、前記ゼロクロスタイミング(1周期T11の開始タイミング)から、このタイマ35aによってカウントされた半周期T14が経過した時点とされ、この時点から、前記時間T12および時間T13がカウントされる。
【0027】
一方、前記駆動素子34が前記トライアックの場合には、ゲートがOFFとなってからも端子間電圧が0、すなわち次のゼロクロスまでONしたままであり、前記トリガパルスに対して駆動素子34からポンプ31に印加される電圧は、図3(c)で示すようになる。このようにして、制御回路35は、フォトカプラ37によって検出されたゼロクロスタイミングを点弧角制御の一方の基準タイミングとして、他方の基準タイミングを、その一方の基準タイミングからタイマ35aで作成することで、ゼロクロスの検知回路を簡略化することができるとともに、検知回路のばらつきによる影響は、正極性の半周期と負極性の半周期とに等しく現れ、前記膨張圧の制御を精度良く行うことができ、使用者に満足度の高いエアマッサージを提供することができる。
【0028】
たとえば、駆動素子34のばらつきによって、発光感度が基準より低下している場合、図3(b)において仮想線で示すように、ゼロクロスの検知タイミングに遅れが生じ、図3(d)において仮想線で示すように、制御回路35から駆動素子34に印加される前半の半周期のトリガパルスも遅延する。しかしながら、残りの半周期においても、同様にゼロクロスの検知タイミングに遅れが生じることになり、図3(d)において仮想線で示すように、総ての周期のトリガパルスの出力タイミングは等しくなり、図3(c)で示すポンプ31の印加電圧(デューティ)も、正極性の半周期と負極性の半周期とで等しくなる。
【0029】
こうして、ポンプ31の制御に偏りをなくし、エアバックの膨張圧の制御を精度良く行うことができる。その制御によって、マッサージ圧力に過不足があると、使用者は、操作器3を操作することで、強弱調整を行う。前記強弱調整は、2段階以上を選択できるようにしてもよく、どの段階においてもエア圧のばらつきを低減できるので、期待通りのマッサージ効果を得ることができる。
【0030】
また、上述のようにフォトカプラ37をゼロクロスの検知回路に用いることで、交流電源32側と制御回路35側とを電気的に絶縁することができる。これによって、交流電源2の電圧変動や、短絡などの過電流が発生したとしても、制御回路35にまで被害が及ぶことがなく、制御を停止することができ、誤動作を防ぐことができる。また、前記フォトカプラ37におけるフォトダイオード38は、素子ばらつきが大きく、それによるポンプ制御のデューティの変動も大きくなるので、本発明が特に効果的である。
【0031】
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の他の形態に係るマッサージ機における動作波形図である。本実施の形態のマッサージ機は、上述の図1および図2で示すマッサージ機と同様の構成を用いることができ、前記制御回路35における制御パタ−ンが異なるだけである。この図4(a)〜図4(d)の波形は、それぞれ前述の図3(a)〜図3(d)の波形に対応している。
【0032】
注目すべきは、本実施の形態では、前記制御回路35は、図4(c)で示すように、前記1周期T11における前半の半周期と後半の半周期とで、点弧角が異なる制御を行うことである。すなわち、図4(d)では、前半の正極性の半周期は、前述の図3と同様に、ゼロクロスタイミングから時間T12が経過した時点から、時間T13に亘ってトリガパルスを出力している。これに対して、後半の負極性の半周期は、前記タイマ35aでカウントしたゼロクロスタイミングから時間T12’が経過した時点から、前記時間T13に亘ってトリガパルスを出力している。図4では、T12’=T12+αである。したがって、図4(c)で示すように、前半の半周期に比べて、後半の半周期ではデューティが小さくなる。
【0033】
このようにデューティ制御の基準となるゼロクロスタイミングの検知ばらつきによる影響を小さくした上で、前半の半周期と後半の半周期とで、前記点弧角、すなわちデューティが異なる制御を行うことで、ポンプ31の設置方向の違いによる重力の影響の違いを打消すことができる。たとえば、ダイヤフラム式のポンプの場合、前記図3で示す制御を横置き、すなわちダイヤフラムが水平方向に往復動する場合に適用し、この図4で示す制御を縦置き、すなわちダイヤフラムが鉛直方向に往復動する場合に適用することが好ましい。これは、前記横置きの場合、前記ダイヤフラムの往路と復路とで、前記ダイヤフラムに対する重力の影響はほぼ等しいけれど、縦置きの場合、前記ダイヤフラムの上昇時と下降時とで、前記重力の影響が異なるためである。こうして、異なるデューティで制御することで、ポンプの設置方向に拘わらず、所望とする吐出圧、すなわちマッサージ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の一形態に係るマッサージ機の外観形状を示す斜視図である。
【図2】図1で示すマッサージ機の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態のマッサージ機の動作波形図である。
【図4】本発明の実施の他の形態のマッサージ機の動作波形図である。
【図5】エア式マッサージ機における典型的な従来技術の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図6】図5で示す回路の動作波形図である。
【符号の説明】
【0035】
11 マッサージ機
12 椅子
13 操作器
14 背もたれ部
15 座席
16 脚載せ台
17 肘掛け
21〜24 エアマッサージ機構
31 ポンプ
32 交流電源
33 駆動回路
34,43 駆動素子
35 制御回路
35a タイマ
36 電源回路
37 フォトカプラ
38 フォトダイオード
39 フォトトランジスタ
40,41,46〜49 抵抗
42 コンデンサ
44 インダクタ
45 コンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源で駆動されるポンプを有し、そのポンプによるエアバックの膨縮によってマッサージする機構を備えるとともに、検知回路で交流ゼロクロスを検知し、制御回路が、その検知タイミングに基づいて前記ポンプへの交流電源の点弧角制御を行うエア式マッサージ機において、
前記検知回路は、交流の1周期当り1回だけ前記ゼロクロスを検出し、
前記制御回路は、前記1周期におけるもう1回のゼロクロスタイミングを、前記検知回路で検知されたゼロクロスタイミングから、内蔵タイマで作成することを特徴とするエア式マッサージ機。
【請求項2】
前記制御回路は、前記1周期における前半の半周期と後半の半周期とで、前記点弧角が異なる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のエア式マッサージ機。
【請求項3】
前記検知回路は、フォトカプラから成ることを特徴とする請求項1または2記載のエア式マッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−149479(P2006−149479A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−341241(P2004−341241)
【出願日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】