説明

エンジンノイズ除去方法

【課題】車両のエンジンノイズを除去するケーブルを提供する。
【解決手段】車両のエンジンブロック金属部より、高周波ノイズ除去コアを装備した低抵抗リード線を使用し、バッテリーのマイナス端子に接続することにより、エンジンから発生する高周波ノイズ成分を除去し、ラジオまたは、送受信無線設備の感度および通話エリアの向上ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両エンジンより発生する高周波ノイズの除去およびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車のエンジンから発生する高周波ノイズ対策として、ラジオ叉は、受信機等の電源部分に有効とされるコイルならびにコンデンサなどで構成されるノイズ対策およびアースを車体に接続した車両が知られる(例えば、特開平−268176号公報)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで本発明は、前途の課題を解決する為に、ノイズ除去効果の優れた複数の磁性体フィルターを装着した低抵抗リード線をエンジンとバッテリーマイナス端子 に簡単に接続する事で、ラジオ叉は、送受信機の弱電界地域において、受信感度向上および音質の安定を図る事ができるようにノイズ除去ケーブルの製法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
課題を解決する為に、本発明は自動車のエンジンブロック金属部より、ノイズ除去磁性体コアを装備した低抵抗リード線でバッテリーマイナス端子に接続する事で、エンジンから発生する高周波ノイズ成分を除去し、ラジオまたは送受信機の感度向上ができる。
【発明の効果】
【0005】
以上の通り、本発明によると、弱電界におけるノイズ低滅の作用により、ラジオならびに送受信設備の受信感度の向上および、アース効果により、オルタネーターの電流増大が期待され、送信出力の安定にも繋がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明について、図1を参照して順に説明する。
1 a e に使用する丸端子はエンジンブロック金属部に、接続した場合接触抵抗を極力押さえる為には接地面積拡大を考え内径8ミリとし、表面に24金メッキを施す。
2 b d に使用する筒状磁性形成コアについては、吸収周波数特性が、500KHz以上のフェライト磁性体を使用する。
3 c 低抵抗リード線においては、エンジンより放出されるノイズ成分が、車体に回り込む要素を防止する為に、素材を無酸素銅ワイヤー0.12ミリを100本ずつ束ね、6束作りツイスト状に編むことにより、直流抵抗が限り無くゼロに近いケーブルが作れ エンジンルーム内の高温にも影響されないように、耐熱被服を施したものである。
4 上記内容のケーブルをエンジンブロック金属部と、バッテリーマイナス端子に接続する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の構成略図である。
【符号の説明】
【0008】
a 丸端子
b コア
c リード線
d コア
e 丸端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
低抵抗銅線に、複数の磁性体コアを備え、エンジンブロックとバッテリーマイナス端子に接続する事で、エンジンから発生する高周波ノイズを除去する事を特徴とするノイズ除去ケーブル。
【請求項2】
上記ノイズ除去ケーブルは、電気抵抗の限り無く低い無酸素銅素材を使用し、高周波ノイズ除去特性に優れた筒状磁性形成品コアを複数組み合わせた物である請求項1に記載のエンジンノイズ除去ケーブル。

【図1】
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【公開番号】特開2006−15973(P2006−15973A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−222627(P2004−222627)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(504290365)有限会社サウンドミート (1)
【Fターム(参考)】