説明

オーダ装置及びそのオーダプログラム

【課題】オーダメニューや合計金額等を確認するときの記録用紙の使用率を低下させると共に、伝票発行に要する時間を削減すること。
【解決手段】複数の座席ボタンの表示領域と、空席又は滞留等を識別するためのインフォメーション情報の表示領域とを表示するハンディターミナルにおいて、座席状況を識別するための表示では、少なくとも空席と滞留との各背景色を各別の表示色で表示し、各座席が空席又は滞留のいずれかの状況にリンクして各座席状況に対応する各背景色に変える表示を行い、座席ボタンのパネル領域に対するタッチ操作を受けると、インフォメーション情報の表示をタッチ操作された座席ボタンに対応する座席の個別情報の表示に切り替えると共に、当該タッチ操作を受けた座席ボタンの背景色と当該座席ボタンに対応する座席の個別情報を表示する背景色とをリンクして同一色で表示する座席情報表示部を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばテーブルや座敷における複数の座席をタッチ表示パネル上に表示し、かつ複数の座席毎にメニューオーダの入力を可能とするハンディターミナルに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば飲食を提供するレストラン等の飲食店では、例えばテーブルや座敷に複数の座席が設けられ、これら座席に係員が赴いてメニューのオーダを受け付ける。係員は、ハンディターミナルを携帯し、このハンディターミナルを操作することにより座席毎にオーダされたメニューを操作入力する。このハンディターミナルは、操作入力されたメニューの情報を飲食店内に設けられたサーバに送信する。サーバは、ハンディターミナルから受信したメニュー情報を記憶し、かつ合計金額等を算出する。
【0003】
オーダしたメニューや合計金額等を確認する場合、係員は、オーダメニューの確認の操作をハンディターミナルに対して行う。ハンディターミナルは、サーバとの間でデータ通信を行い、サーバからメニュー情報や合計金額等の情報を受信し、これらメニュー情報や合計金額等の情報を記録用紙等の記録媒体にプリントアウトして例えばCCP伝票(カスタマ・チェックド・プリント伝票:レシート伝票)として発行する。係員は、例えばCCP伝票を見てオーダしたメニューや合計金額等を確認する。
【0004】
ハンディターミナルの技術は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1は、座席入力を迅速かつ正確に行うために、各座席の使用中状態及び未使用状態を判別できるように座席一覧をタッチパネル付き表示器に表示可能に形成し、表示された座席一覧の中から選択された座席をタッチ操作して当該選択座席を入力可能かつ選択座席の入力後に座席一覧に代えてメニュー入力画面を表示可能に形成するとともに表示されたメニュー入力画面を参照してメニューを入力可能に形成することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−107529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
オーダしたメニューや合計金額等を確認する場合には、ハンディターミナルを操作し、メニュー情報や合計金額等の情報をプリントアウトして例えばCCP伝票として発行して確認をしなければならない。このため、例えばCCP伝票を発行するために記録用紙を使用しなければならず、かつCCP伝票を発行するために時間も必要とする。
【0007】
本発明の目的は、オーダメニューや合計金額等を確認するときの記録用紙の使用率を低下させると共に、伝票発行に要する時間を削減できるハンディターミナルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、少なくとも複数の座席を選択するための複数の座席ボタンの表示領域と、各座席の表示形態が少なくとも空席又は滞留であるかの座席状況を識別するためのインフォメーション情報の表示領域とをタッチ表示パネルの同一表示画面上に表示し、かつ座席毎にメニューの入力を可能とするハンディターミナルにおいて、座席状況を識別するための表示では、少なくとも空席と滞留との各背景色を各別の表示色で表示し、各座席が空席又は滞留のいずれかの状況であれば、これら状況にリンクして各座席状況に対応する各背景色に変える表示を行い、かつタッチ表示パネル上に表示されている各座席ボタンのうちいずれかの座席ボタンのパネル領域に対するタッチ操作を受けると、インフォメーション情報の表示をタッチ操作された座席ボタンに対応する座席の個別情報の表示に切り替えると共に、当該タッチ操作を受けた座席ボタンの背景色と当該座席ボタンに対応する座席の個別情報を表示する背景色とをリンクして同一色で表示する座席情報表示部を具備する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、オーダメニューや合計金額等を確認するときの記録用紙の使用率を低下させると共に、伝票発行に要する時間を削減できるハンディターミナルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係るハンディターミナルの一実施の形態を用いるフロアの一例を示す構成図。
【図2】同ハンディターミナルの見開き状態を示す平面図。
【図3】同ハンディターミナルの制御系を示すブロック構成図。
【図4】同ハンディターミナルにおけるタッチパネル表示器の表示画面上に表示される電源投入直後の座席情報の一例を示す図。
【図5】同ハンディターミナルにおけるタッチパネル表示器の表示画面上に表示されるテーブルの座席タッチボタンへのタッチ操作後の座席情報の一例を示す図。
【図6】同ハンディターミナルにおけるタッチパネル表示器の表示画面上に表示されるお座敷の座席タッチボタンへのタッチ操作後の座席情報の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はハンディターミナルを用いるフロアの一例を示す。例えば飲食を提供するレストラン等の飲食店の第1のフロア1には、複数のテーブル、例えば5個のテーブル2−1〜2−5が配置されている。これらテーブル2−1〜2−5には、それぞれ複数の座席3が設けられている。なお、第1のフロア1は、各テーブル2−1〜2−5を配置しているが、これに限らず、複数の座敷を設け、これら座敷毎にそれぞれ複数の座席を設けてもよい。第2のフロア4が第1のフロア1に隣接して設けられている。この第2のフロア4には、調理室や会計等の各種事務処理などを行う各フロアが設けられている。
【0012】
第1のフロア1内では、各テーブル2−1〜2−5に係員5が赴いてメニューのオーダを受け付ける。この係員5は、ハンディターミナル6を携帯し、このハンディターミナル6を操作することにより各テーブル2−1〜2−5毎にオーダされたメニューを操作入力する。第2のフロア4には、ハンディターミナル6との間で通信を行うサーバ7が設けられている。このサーバ7は、例えばハンディターミナル6から受信した各テーブル2−1〜2−5毎の各メニュー情報を記憶し、かつ各テーブル2−1〜2−5毎の各合計金額等をそれぞれ算出する。
【0013】
図2はハンディターミナル6の見開き状態の平面図を示す。このハンディターミナル6は、第1の扉体10と第2の扉体11とを例えば各ヒンジ12、13により連結されている。第1の扉体10と第2の扉体11とは、各ヒンジ12、13を介して見開き状態と閉じ状態とにすることを可能とする。
【0014】
第1の扉体10には、タッチパネル表示器14が設けられている。このタッチパネル表示器14は、例えば液晶ディスプレイの表示画面の全面上にタッチセンサを配置して成る。図2に示すタッチパネル表示器14の表示画面上には、例えば電源投入直後の操作画面情報が表示されている。この操作画面情報としては、例えば新規/追加、伝票ナンバー(伝票No)、テーブルナンバー(テーブルNo)、人数、担当者ナンバー(担当者No)を表示するための各表示欄が表示されている。又、これら表示欄の下方には、新規、追加、伝票No、テーブルNo、人数、担当者No、出力CCP、出力KP、任意「1」「2」「3」などの各タッチボタンが表示されている。
【0015】
第2の扉体11には、例えば飲食する各種メニューを選択するための複数のタッチボタン15が設けられている。これらタッチボタン15は、例えば単品のメニューや各種コースメニュー等を選定可能としている。
【0016】
図3はハンディターミナル6の制御装置20のブロック構成図を示す。制御装置20は、CPU等から成る主制御部21を有する。この主制御部21には、タッチパネル表示器14と、データメモリ22と、プログラムメモリ23と、送受信部24とが接続されている。データメモリ22には、例えば主制御部21により演算処理するときにデータを一時記憶される。プログラムメモリ23には、ハンディターミナル6を動作制御するためのプログラムデータが記憶されている。送受信部24には、アンテナ25が接続されている。送受信部24は、アンテナ25を介してサーバ7との間でデータ通信を行う。
【0017】
主制御部21は、座席情報表示部26とメニュー受付部27とに対して指令を発して動作制御する。座席情報表示部26は、図2に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に電源投入直後の操作画面情報を表示しているときに、例えば新規のタッチボタンが押圧(タッチ)されると、タッチパネル表示器14の表示画面上に例えば図4に示すような座席情報を表示する。以下、座席情報表示部26によるタッチパネル表示器14の表示画面上への表示内容について説明する。
【0018】
タッチパネル表示器14の表示画面上には、各テーブル2−1〜2−5の各座席3が空席、滞留又は使用中止中(クローズ)であるかの座席状況を識別するためのインフォメーション情報30が表示される。このインフォメーション情報30は、空席と、滞留「1」「2」「3」と、クローズとを各文字で表示すると共に、これらの背景色をそれぞれ各別の表示色で表示する。このインフォメーション情報30は、例えば空席の背景色を薄灰色で表示し、滞留「1」の背景色を水色で表示し、滞留「2」の背景色を黄色で表示し、滞留「3」の背景色を桃色で表示し、クローズの背景色を灰色で表示する。ここで、滞留は、例えばテーブル2−1の各座席3を使用中であることを表し、滞留「1」は例えば1時間使用中、滞留「2」は2時間使用中、滞留「3」は3時間使用中を表す。なお、クローズの表示の右上方には、ファーストオーダ(FO)が表示されている。このファーストオーダ(FO)は、最初のメニューのオーダを表す。
【0019】
タッチパネル表示器14の表示画面上におけるインフォメーション情報30の下方には、第1のフロア1等の各フロアを選択する各タッチボタン31、32が表示されている。これらタッチボタン31、32の間には、選択されたフロアを表示する各フロア表示欄33、34が表示されている。例えばフロア表示欄33は第1のフロア「01」を表示し、フロア表示欄34は第2フロア「02」を表示している。ここで、各フロア表示欄33、34の背景色は、選択されなければ例えば白色であるが、第1のフロア「01」が選択されていれば、当該第1のフロア「01」を表示するフロア表示欄33の背景色が例えば水色で表示される。なお、図4中のフロア表示欄33は、水色の背景色を斑点により表している。
【0020】
タッチパネル表示器14の表示画面上における各タッチボタン31、32及び各フロア表示欄33、34の下方には、複数の座席、例えばお座敷「1」〜「5」、各テーブル(TBL)2−1〜2−5等の各座席タッチボタン35〜44が表示されている。フロア表示欄33に表示されているように第1のフロア「01」が選択されているので、お座敷「1」〜「5」及び各テーブル(TBL)2−1〜2−5は、第1のフロア「01」に設けられている。
これらお座敷「1」〜「5」及び各テーブル(TBL)2−1〜2−5の各座席タッチボタン35〜44は、それぞれインフォメーション情報30により識別される空席、滞留「1」「2」「3」、クローズの座席状況に一致させた各背景色で表示される。例えばテーブル2−1が空席であれば、当該テーブル2−1の座席タッチボタン40は、空席を識別する薄灰色の背景色で表示する。例えばテーブル2−2が滞留「1」であれば、当該テーブル2−2の座席タッチボタン41は、滞留「1」を識別する水色の背景色で表示する。なお、テーブル2−3は、片付け中であることが表示されている。お座敷「1」〜「5」及び各テーブル(TBL)2−1〜2−5の各座席タッチボタン35〜44は、配膳中を表示してもよい。
【0021】
図5は例えばテーブル2−1の座席タッチボタン40がタッチ操作されたときのタッチパネル表示器14の表示画面上における座席情報の表示を示す。座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1の座席タッチボタン40がタッチ操作されると、インフォメーション情報30を、タッチ操作された座席タッチボタン40に対応する例えばテーブル2−1の各座席3の個別情報45の表示に切り替える。
【0022】
テーブル2−1の各座席3の個別情報45は、例えばテーブル2−1の各座席3に付された符号ここではTBL2−1、テーブル2−1の各座席3を使用している人数ここでは3名、メニューのオーダ開始時刻の情報FO(ファーストオーダ)ここでは時刻10:00、追加のメニューのオーダがあったときのオーダ追加時刻の情報LO(ラストオーダ)ここでは時刻12:10、オーダされたメニューの合計金額ここでは¥12500などである。
【0023】
座席情報表示部26は、タッチ操作を受けた座席タッチボタン40とテーブル2−1の各座席3の個別情報45との各背景色をリンクさせて同一背景色で表示する。これら背景色は、水色で表示する。図5中の座席タッチボタン40とテーブル2−1の各座席3の個別情報45とは、水色の背景色を斑点により表している。
【0024】
図6は例えばお座敷「5」の座席タッチボタン39がタッチ操作されたときのタッチパネル表示器14の表示画面上における座席情報の表示を示す。座席情報表示部26は、例えばお座敷「5」の座席タッチボタン39がタッチ操作されると、インフォメーション情報30を、タッチ操作された座席タッチボタン39に対応する例えばお座敷「5」の個別情報45の表示に切り替える。
【0025】
お座敷「5」の各座席3の個別情報45は、例えばお座敷「5」の各座席3に付された符号ここではお座敷「5」、お座敷「5」の各座席3を使用している人数ここでは3名、メニューのオーダ開始時刻の情報FO(ファーストオーダ)ここでは時刻9:00、追加のメニューのオーダがあったときのオーダ追加時刻の情報LO(ラストオーダ)ここでは時刻12:30、オーダされたメニューの合計金額ここでは¥15500などである。
【0026】
座席情報表示部26は、タッチ操作を受けた座席タッチボタン39とお座敷「5」の個別情報45との各背景色をリンクさせて同一背景色で表示する。これら背景色は、水色で表示する。上記同様に、図6中の座席タッチボタン39とお座敷「5」との個別情報45とは、水色の背景色を斑点により表している。
【0027】
座席情報表示部26は、例えば図4に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に滞留起点変更ボタン46を表示する。この滞留起点変更ボタン46のタッチ操作により座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1に滞留している時間の起点を変更する。この滞留時間の起点の変更は、例えば時刻10:00からテーブル2−1に滞留を開始していれば、滞留の開始の時刻を例えば時刻11:00、12:00に変更する。
【0028】
座席情報表示部26は、例えば図4に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に人数割りボタン47を表示する。この人数割りボタン47のタッチ操作により座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数とメニューの合計金額とに基づいて精算を行う人数割の金額を算出する指令を送受信部24を介してサーバ7に送信する。このサーバ7は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数とメニューの合計金額とに基づいて人数割の金額を算出する。例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数が3名で、メニューの合計金額が¥12500であれば、テーブル2−1を使用する客の一人当たり精算金額は、¥12500/3名で¥4166を算出する。サーバ7は、一人当たり精算金額¥4166を送受信部24を介して座席情報表示部26に返信する。座席情報表示部26は、サーバ7から返信された一人当たり精算金額¥4166をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。一人当たり精算金額¥4166は、例えば個別情報45におけるメニューの合計金額¥12500に代わって表示される。人数割の金額の算出は、サーバ7において行っているが、これに限らず座席情報表示部26において行ってもよい。
【0029】
座席情報表示部26は、例えば図4に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に小計金額ボタン48を表示する。この小計金額ボタン48は、メニューオーダの終了前に、現時点までにオーダされたメニューの小計金額を算出する指令を送受信部24を介してサーバ7に送信する。このサーバ7は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している客の現時点までにオーダされたメニューの小計金額を算出し、この小計金額を送受信部24を介して座席情報表示部26に返信する。座席情報表示部26は、サーバ7から返信された小計金額をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。小計金額の算出は、サーバ7において行っているが、これに限らず座席情報表示部26において行ってもよい。
【0030】
座席情報表示部26は、例えば図4に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に予め設定されたコースメニューボタン49を表示する。このコースメニューボタン49は、例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5の各座席3に対する滞留時間が予め設定されたコースメニュー、例えば飲み放題のコースメニュー等を選定する。このコースメニューボタン49のタッチ操作により座席情報表示部26は、コースメニューのオーダ開始時刻の情報とオーダ終了時刻の情報とを表示する。これらコースメニューのオーダ開始時刻の情報は、FO(ファーストオーダ)の欄に表示される。オーダ終了時刻の情報は、LO(ラストオーダ)の欄に表示される。
【0031】
座席情報表示部26は、例えば図4に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に更新ボタン50を表示する。この更新ボタン50は、例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5の各座席3の個別情報45を最新の情報に更新する。
座席情報表示部26は、例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5の各座席3の個別情報45の表示箇所を変更することを可能とする。個別情報45の表示箇所は、例えば各座席タッチボタン35〜44のパネル領域内でもよい。
【0032】
メニュー受付部27は、第2の扉体11に設けられた各種メニュー選択のための各タッチボタン15がタッチ操作されると、タッチ操作されたタッチボタン15に対応するメニューの情報を送受信部24を介してサーバ7に送信する。このサーバ7は、メニューの情報に基づいてオーダされたメニューの合計金額を例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5別に算出する。
主制御部21は、時計機能を有し、現在の時刻51をタッチパネル表示器14の表示画面上における例えば右上の領域に表示する。
【0033】
次に、ハンディターミナル6の動作について説明する。
ハンディターミナル6の電源を投入すると、座席情報表示部26は、タッチパネル表示器14の表示画面上に例えば図2に示すような例えば新規/追加、伝票ナンバー(伝票No)、テーブルナンバー(テーブルNo)、人数、担当者ナンバー(担当者No)を表示するための各表示欄と、この表示欄の下方に新規、追加、伝票No、テーブルNo、人数、担当者No、出力CCP、出力KP、任意「1」「2」「3」などの各タッチボタンとを表示する。
【0034】
係員5は、かかるハンディターミナル6を携帯し、このハンディターミナル6をタッチ操作して第1のフロア1内の各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5に赴いてメニューのオーダを受け付ける。例えば、係員5は、客を各お座敷「1」〜「5」又は各テーブル2−1〜2−5のいずれかに案内する場合、空席を表す薄灰色の背景色で表示された各お座敷「1」〜「5」又は各テーブル2−1〜2−5、例えば空席を表す薄灰色の背景色で表示されたテーブル2−1の座席タッチボタン40を見てテーブル2−1に案内する。ここで、係員5は、テーブルNoや人数等を各タッチボタンをタッチ操作して入力する。続いて、係員5は、オーダされるメニューを図2に示す第2の扉体11における各タッチボタン15をタッチ操作することにより選定する。
【0035】
このとき、座席情報表示部26は、テーブル2−1の情報、このテーブル2−1を使用する人数名の情報、メニューのオーダ開始時刻の情報FO例えば時刻10:00の情報などを送受信部24に送る。これと共にメニュー受付部27は、各種メニュー選択のための各タッチボタン15のタッチ操作を受け、このタッチ操作されたタッチボタン15に対応するメニューの情報を送受信部24に送る。この送受信部24は、テーブル2−1の情報、このテーブル2−1を使用する人数名の情報、メニューのオーダ開始時刻の情報FO例えば時刻10:00の情報、メニューの情報をアンテナ25を介してサーバ7に送信する。
【0036】
この後、追加のメニューのオーダがあると、係員5は、追加オーダされるメニューを図2に示す第2の扉体11における各タッチボタン15をタッチ操作することにより選定する。この追加オーダされるメニューに関するテーブル2−1の情報、追加されたメニューのオーダ時刻の情報LO例えば時刻12:10の情報、追加メニューの情報も上記同様に、送受信部24によってアンテナ25を介してサーバ7に送信される。
【0037】
サーバ7は、テーブル2−1の情報、このテーブル2−1を使用する人数名の情報、メニューのオーダ開始時刻の情報FO例えば時刻10:00の情報、メニューの情報、さらには追加されたメニューのオーダ時刻の情報LO例えば時刻12:10の情報、追加メニューの情報を記憶する。
【0038】
一方、例えばテーブルNoのタッチボタンをタッチ操作して例えばテーブル2−1を入力すると、座席情報表示部26は、タッチパネル表示器14の表示画面上の表示を図4に示す座席情報に変更する。この座席情報においてインフォメーション情報30は、各テーブル2−1〜2−5の各座席3が空席、滞留又は使用中止中(クローズ)であるかの座席状況を識別するためのインフォメーション情報を表示する。このインフォメーション情報30は、例えば空席の背景色を薄灰色で表示し、滞留「1」の背景色を水色で表示し、滞留「2」の背景色を黄色で表示し、滞留「3」の背景色を桃色で表示し、クローズの背景色を灰色で表示する。例えばテーブル2−1は、3名の客を案内したので、滞留中であり、滞留時間が例えば1時間以内であれば、座席情報表示部26は、テーブル2−1の座席タッチボタン40を水色の背景色で表示する。
【0039】
なお、座席情報表示部26は、送受信部24及びアンテナ25を介してサーバ7を呼び出し、各お座敷「1」〜「5」及び各テーブル2−1〜2−5の空席、滞留「1」「2」「3」又はクローズであるかの状況を認識し、この認識の結果に基づいて各お座敷「1」〜「5」及び各テーブル2−1〜2−5の各座席タッチボタン35〜44の各背景色を決定している。
【0040】
この表示状態で例えばテーブル2−1の座席タッチボタン40がタッチ操作されると、座席情報表示部26は、インフォメーション情報30を、図5に示すようにタッチ操作された座席タッチボタン40に対応する例えばテーブル2−1の各座席3の個別情報45の表示に切り替える。このテーブル2−1の各座席3の個別情報45は、例えばテーブル2−1の各座席3に付された符号ここではTBL2−1、テーブル2−1の各座席3を使用している人数ここでは3名、メニューのオーダ開始時刻の情報FOここでは時刻10:00、追加のメニューのオーダがあったときのオーダ追加時刻の情報LOここでは時刻12:10、オーダされたメニューの合計金額ここでは¥12500などである。なお、メニューの合計金額¥12500は、サーバ7によって例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数とメニューの合計金額とに基づいて算出される。座席情報表示部26は、サーバ7により算出されたメニューの合計金額¥12500を受けて個別情報45に表示する。
【0041】
又、座席情報表示部26は、図5に示すようにタッチ操作を受けた座席タッチボタン40とテーブル2−1の各座席3の個別情報45との各背景色をリンクさせて同一背景色、例えば水色で表示する。なお、図5中において水色の背景色を斑点により表している。
【0042】
このようなタッチパネル表示器14の表示画面上であれば、例えばテーブル2−1の各座席3の個別情報45として例えばテーブル2−1の符号TBL2−1と、テーブル2−1を使用している人数3名と、オーダ開始時刻の情報FOである時刻10:00と、オーダ追加時刻の情報LOである時刻12:10と、メニューの合計金額¥12500とを表示するので、CCP伝票を発行しなくても当該テーブル2−1の各座席3の個別情報45を確認できる。
【0043】
図5に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上の滞留起点変更ボタン46をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1に滞留している時間の起点を変更する。例えばテーブル2−1の客の滞留開始時刻が10:00の場合、滞留している時間の起点を例えば11:00に変更できる。現在時刻が例えば12:30であれば、滞留開始時刻を10:00にすれば、滞留時間は2時間30分となる。これにより、座席情報表示部26は、テーブル2−1の座席タッチボタン40の背景色を滞留「3」の桃色で表示する。これに対して滞留している時間の起点を例えば11:00に変更すると、滞留時間は1時間30分となる。これにより、座席情報表示部26は、テーブル2−1の座席タッチボタン40の背景色を滞留「2」の黄色で表示する。これにより、各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5毎に客の滞留状況を把握し易くなる。
【0044】
図5に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上の人数割りボタン47をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数とメニューの合計金額とに基づいて精算を行う人数割の金額を算出する指令を送受信部24を介してサーバ7に送信する。このサーバ7は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数3名とメニューの合計金額¥12500とに基づいて客の一人当たり精算金額¥4166を算出する。サーバ7は、一人当たり精算金額¥4166を送受信部24を介して座席情報表示部26に返信する。これにより、座席情報表示部26は、サーバ7から返信された一人当たり精算金額¥4166をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。
【0045】
この場合、人数割りボタン47をタッチ操作したとき座席情報表示部26は、人数割りの人数を選択可能にしてもよい。これにより、テーブル2−1の座席3を使用している人数は3名であるが、例えば2名で精算する金額を算出することが可能である。2名で精算する場合、サーバ7は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数2名とメニューの合計金額¥12500とに基づいて客2名での一人当たり精算金額¥6250を算出する。サーバ7は、当該精算金額¥6250を送受信部24を介して座席情報表示部26に返信する。これにより、座席情報表示部26は、サーバ7から返信された精算金額¥6250をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。
【0046】
メニューオーダの終了前に、図5に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上の小計金額ボタン48をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、現時点までにオーダされたメニューの小計金額を算出する指令を送受信部24を介してサーバ7に送信する。このサーバ7は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している客の現時点までにオーダされたメニューの小計金額を算出し、この小計金額を送受信部24を介して座席情報表示部26に返信する。座席情報表示部26は、サーバ7から返信された小計金額をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。
【0047】
図5に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上のコースメニューボタン49をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5の各座席3に対する滞留時間が予め設定されたコースメニュー、例えば飲み放題等のコースメニュー等を選定する。コースメニューボタン49のタッチ操作により座席情報表示部26は、コースメニューのオーダ開始時刻の情報をFOの欄に表示し、かつオーダ終了時刻の情報をLOの欄に表示する。
【0048】
この場合、座席情報表示部26は、例えば飲み放題等のコースメニューの精算金額を算出する指令を送受信部24を介してサーバ7に送信する。このサーバ7は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数3名と飲み放題等のコースメニューの金額とに基づいて客の一人当たり精算金額を算出する。サーバ7は、一人当たり精算金額を送受信部24を介して座席情報表示部26に返信する。これにより、座席情報表示部26は、サーバ7から返信された一人当たり精算金額をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。
【0049】
このとき、飲み放題等のコースメニューに追加して別のメニューを追加オーダすれば、サーバ7は、追加した別のメニューの金額を飲み放題等のコースメニューの金額に加算する。これにより、サーバ7は、追加した別のメニューの金額及び飲み放題等のコースメニューの金額の加算金額と人数3名とに基づいて客の一人当たり精算金額を算出する。これにより、座席情報表示部26は、追加した別のメニューがあっても、この追加した別のメニューの金額を加算した金額で算出した一人当たり精算金額をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示する。
【0050】
図5に示すようにタッチパネル表示器14の表示画面上に更新ボタン50をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5の各座席3の個別情報45を更新ボタン50がタッチ操作された時点における最新の情報に更新する。
【0051】
図5に示すテーブル2−1の座席3の個別情報45を表示している状態に、例えばお座敷「5」の座席タッチボタン39がタッチ操作されると、座席情報表示部26は、図6に示すようなお座敷「5」の個別情報45の表示に切り替える。このお座敷「5」の個別情報45の説明は、上記説明と同様なので省略する。
図示しないが取り消しタッチボタンをタッチ操作すると、座席情報表示部26は、図2に示すタッチパネル表示器14の表示画面上の表示に戻る。
【0052】
このように上記一実施の形態によれば、例えばテーブル2−1の座席タッチボタン40がタッチ操作されると、座席情報表示部26によってインフォメーション情報30を、タッチ操作された座席タッチボタン40に対応する例えばテーブル2−1の各座席3の個別情報45の表示に切り替える。このテーブル2−1の各座席3の個別情報45は、例えばテーブル2−1に付された符号TBL2−1、テーブル2−1の各座席3を使用している人数、メニューのオーダ開始時刻の情報FO、追加のメニューのオーダがあったときのオーダ追加時刻の情報LO、オーダされたメニューの合計金額である。これにより、CCP伝票を発行しなくても当該テーブル2−1の各座席3の個別情報45を確認できる。
【0053】
従って、オーダしたメニューや合計金額等を確認する場合、メニュー情報や合計金額等の情報をプリントアウトしてCCP伝票を発行する必要がなく、そのうえCCP伝票を発行するために記録用紙を使用しなくてもよく、CCP伝票を発行する時間も不要である。この結果、オーダメニューや合計金額等を確認するときの記録用紙の使用率を低下させると共に、伝票発行に要する時間を削減でき、オーダメニューや合計金額等の確認を素早くでき、客に対するサービス向上を図れる。
【0054】
座席情報表示部26は、タッチ操作を受けた座席タッチボタン40とテーブル2−1の各座席3の個別情報45との各背景色をリンクさせて同一背景色、例えば水色で表示するので、どこのお座敷「1」〜「5」又は各テーブル2−1〜2−5の個別情報45が表示されているのかを視覚的に容易に把握できる。
【0055】
インフォメーション情報30は、例えば空席の背景色を薄灰色で表示し、滞留「1」の背景色を水色で表示し、滞留「2」の背景色を黄色で表示し、滞留「3」の背景色を桃色で表示し、クローズの背景色を灰色で表示し、かつ座席タッチボタン35〜44の背景色をインフォメーション情報30で識別している各背景色にリンクして表示するので、各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5が空席、滞留「1」「2」「3」又はクローズであるのかを視覚的に容易に把握できる。
【0056】
滞留起点変更ボタン46をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1に滞留している時間の起点を変更するので、ハンディターミナル6のタッチパネル表示器14の表示画面上で各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5毎に客の滞留状況を把握し易くなる。
人数割りボタン47をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えばテーブル2−1の座席3を使用している人数とメニューの合計金額とに基づいて精算を行う人数割の金額を算出するので、ハンディターミナル6のタッチパネル表示器14の表示画面上で客の一人当たり精算金額を表示できる。この場合、人数割りの人数を選択可能である。
【0057】
小計金額ボタン48をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、現時点までにオーダされたメニューの小計金額を算出する。これにより、ハンディターミナル6のタッチパネル表示器14の表示画面上で、現時点までオーダしたメニューの小計金額を確認できる。
コースメニューボタン49をタッチ操作すると、座席情報表示部26は、例えば各お座敷「1」〜「5」や各テーブル2−1〜2−5の各座席3に対する滞留時間が予め設定されたコースメニュー、例えば飲み放題等のコースメニュー等を選定し、コースメニューのオーダ開始時刻及びオーダ終了時刻を表示するので、ハンディターミナル6のタッチパネル表示器14の表示画面上で、例えば飲み放題等のコースメニュー等の残り時間を確認できる。飲み放題等のコースメニュー等であって、ハンディターミナル6のタッチパネル表示器14の表示画面上で、客の一人当たり精算金額を表示でき、さらに追加した別のメニューがあっても、この追加した別のメニューの金額を加算した金額で算出した一人当たり精算金額をタッチパネル表示器14の表示画面上に表示できる。
【0058】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
サーバ7は、オーダしたメニューを全て記憶しているので、ハンディターミナル6のタッチパネル表示器14の表示画面上に、オーダしたメニューの情報を全て表示することもできる。オーダしたメニューの情報は、個別情報45として表示可能である。
【符号の説明】
【0059】
1:第1のフロア、2−1〜2−5:テーブル、3:座席、4:第2のフロア、5:係員、6:ハンディターミナル、7:サーバ、10:第1の扉体、11:第2の扉体、12,13:ヒンジ、14:タッチパネル表示器、15:タッチボタン、20:制御装置、21:主制御部、22:データメモリ、23:プログラムメモリ、24:送受信部、25:アンテナ、26:座席情報表示部、27:メニュー受付部、30:インフォメーション情報、31,32:タッチボタン、33,34:フロア表示欄、35〜44:座席タッチボタン、45:個別情報、46:滞留起点変更ボタン、47:人数割りボタン、48:小計金額ボタン、49:コースメニューボタン、50:更新ボタン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも複数の座席を選択するための複数の座席ボタンの表示領域と、前記各座席の表示形態が少なくとも空席又は滞留であるかの座席状況を識別するためのインフォメーション情報の表示領域とをタッチ表示パネルの同一表示画面上に表示し、かつ前記座席毎にメニューの入力を可能とするハンディターミナルにおいて、
前記座席状況を識別するための表示では、少なくとも前記空席と前記滞留との各背景色を各別の表示色で表示し、前記各座席が前記空席又は前記滞留のいずれかの状況であれば、これら状況にリンクして前記各座席状況に対応する前記各背景色に変える表示を行い、かつ前記タッチ表示パネル上に表示されている前記各座席ボタンのうちいずれかの前記座席ボタンのパネル領域に対するタッチ操作を受けると、前記インフォメーション情報の表示を前記タッチ操作された前記座席ボタンに対応する前記座席の個別情報の表示に切り替えると共に、当該タッチ操作を受けた前記座席ボタンの背景色と当該座席ボタンに対応する前記座席の個別情報を表示する背景色とをリンクして同一色で表示する座席情報表示部、
を具備することを特徴とするハンディターミナル。
【請求項2】
前記座席情報表示部は、前記座席の前記個別情報として少なくとも前記座席に付された符号、前記座席を使用している人数、前記メニューのオーダ開始時刻の情報、追加の前記メニューのオーダがあったときのオーダ追加時刻の情報、オーダされた前記メニューの合計金額を表示することを特徴とする請求項1記載のハンディターミナル。
【請求項3】
前記座席情報表示部は、前記滞留している時間長にリンクして前記座席の表示色を変えることを特徴とする請求項1記載のハンディターミナル。
【請求項4】
前記座席情報表示部は、前記滞留している時間の起点を変更可能とすることを特徴とする請求項3記載のハンディターミナル。
【請求項5】
前記座席情報表示部は、前記座席を使用している前記人数と前記メニューの前記合計金額とに基づいて精算を行う人数割の金額を算出することを特徴とする請求項2記載のハンディターミナル。
【請求項6】
前記座席情報表示部は、前記メニューオーダの終了前に、現時点までにオーダされた前記メニューの小計金額を算出することを特徴とする請求項1記載のハンディターミナル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−94181(P2012−94181A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−11516(P2012−11516)
【出願日】平成24年1月23日(2012.1.23)
【分割の表示】特願2007−2774(P2007−2774)の分割
【原出願日】平成19年1月10日(2007.1.10)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】