オーディオ装置及びイントロスキャン方法
【目的】1回のタッチ操作によりイントロスキャン再生指示とイントロ再生時間を指示することができる「オーディオ装置及びイントロスキャン方法」を提供することである。
【構成】記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置において、タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示し、該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視し、該タッチ操作がなされたとき、タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定し、タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部をイントロ再生時間ずつ再生する。
【構成】記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置において、タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示し、該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視し、該タッチ操作がなされたとき、タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定し、タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部をイントロ再生時間ずつ再生する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はオーディオ装置及びイントロスキャン方法に係り、特に記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置及びイントロスキャン方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車載機のハードディスクや携帯オーディオ装置の大容量の記憶部には大量の楽曲を記録することができ、ユーザは所望の楽曲を選曲して再生することができる。所望の楽曲の選曲方法としては、アーチスト検索/アルバム検索/曲名検索する方法がある。アーチスト検索は、図12の(A)に示す検索メニュー画面においてアーチスト検索メニューを選択して行なうもので、アーチスト検索メニューを選択すると、(B)に示すようにアーチスト名リストがスクロール可能に表示されるから、聴きたいアーチスト名を選択し、該アーチストのアルバム名リストを表示し、聴きたいアルバムを選択し、該アルバムの曲名リストを表示して所望の曲名を選択すれば該曲名の楽曲の再生をすることができる。尚、アーチストを選択して再生開始を指示すれば該アーチストの最初のアルバムの先頭の楽曲から再生することができる。
アルバム検索は、図12の(A)に示す検索メニュー画面においてアルバム検索メニューを選択して行なうもので、アルバム検索メニューを選択すると、(C)に示すようにアルバム名リストが表示されるから、アルバムを選択し、該アルバムの曲名リストを表示して所望の曲名を選択すれば該曲名の楽曲の再生をすることができる。尚、アルバムを選択して再生開始を指示すれば該アルバムの先頭から楽曲の再生をすることができる。
曲名検索は、図12の(A)に示す検索メニュー画面において曲名検索メニューを選択して行なうもので、曲名検索メニューを選択すると、(D)に示すように曲名リストがスクロール可能に表示されるから、聴きたい曲名を選択すれば該曲名の楽曲を再生することができる。
【0003】
上記の選曲方法は、聞きたい楽曲の曲名が予め分かっている場合であるが、分かっていない場合がある。かかる場合には、イントロスキャンによる選曲方法がある。このイントロスキャンによる選曲方法は、楽曲選択後の再生画面(図13参照)において、スキャンキー(SCAN)1にタッチすることにより行なわれる。すなわち、スキャンキー(SCAN)1にタッチすると、再生画面に表示されている曲から順番に所定時間ずつ、例えば10秒間ずつ各楽曲の先頭部(イントロ部)が再生され、聴きたい曲のイントロ再生が行なわれているとき、再度スキャンキー(SCAN)1にタッチすると、イントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。
【0004】
従来のイントロスキャン方法は、曲を検索した後の再生画面においてスキャンキー(SCAN)を選択してイントロスキャンを行なう必要がある。すなわち、1)リスト表示画面における曲選択、2)再生画面におけるイントロスキャン再生選択、の2つの操作を必要とする。このため、イントロスキャンを開始するまで手間がかかる問題がある。そこで、別の従来技術としてリスト表示画面においてイントロスキャンを開始する方法が提案されている(特許文献1参照)。図14はかかる従来技術の説明図であり、アルバム名リストを表示している際に所定のアルバムを選択すると、該アルバムに含まれている曲のイントロ部を先頭曲から順番に所定時間ずつ再生するものである。なお、アーチスト名リストが表示されている場合には、所定のアーチストを選択すると、該アーチストの最初のアルバムから該アルバムに含まれている曲のイントロ部を先頭曲から順番に所定時間ずつ再生する。
しかし、かかる従来技術では、別途イントロ再生するか、通常の再生をするかを選択する操作が必要となる。また、ユーザの好みによって、あるいは曲のジャンルによって、あるいは、記憶されている曲数などによって、イントロ再生時間を任意に変更したい場合がある。しかし、従来技術ではイントロ再生時間は一定であり、かかる要求に対応することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−326907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上から、本発明の目的は、リスト表示画面において、1回のタッチ操作によりイントロ再生するか、通常の再生をするかを区別できるようにすることである。
本発明の別の目的は、1回のタッチ操作によりイントロスキャン再生を指示することができ、しかも、イントロスキャン再生指示と同時にイントロ再生時間を指示することができるようにすることである。
本発明の別の目的は、イントロスキャン中にイントロ再生時間を変更できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置及びそのイントロスキャン方法である。
・イントロスキャン方法
本発明のイントロスキャン方法は、タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示するステップ、該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視するステップ、前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定するステップ、前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するステップ、を有している。
前記タッチ操作は、前記項目をなぞる操作であり、なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定する。あるいは、前記タッチ操作は、前記項目の2点を同時にタッチする操作であり、タッチされた2点間の距離に基づいてイントロ再生時間を決定する。あるいは、前記タッチ操作は、前記項目の1点を長タッチする操作であり、タッチ時間に基づいてイントロ再生時間を決定する。
本発明のイントロスキャン方法は、更に、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示するステップ、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とするステップ、を備えている。
【0008】
・オーディオ装置
本発明のオーディオ装置は、楽曲を保存する楽曲記憶装置、前記楽曲記憶装置に記憶されている楽曲のアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示するタッチパネル付き表示装置、前記表示されているリストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視するイントロスキャン指示検出部、前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定するイントロ再生時間決定部、前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するよう制御する制御部、を備えている。
本発明のオーディオ装置において、前記タッチパネル付き表示装置は、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、前記制御部は、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間としてイントロ再生制御を行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示し、該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視し、前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定し、前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するようにしたから、リスト表示画面において、1回のタッチ操作によりイントロ再生するか、通常の再生をするかを区別し、しかも、イントロスキャン再生指示と同時にイントロ再生時間を指示することができる。
また、本発明によれば、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とするようにしたから、イントロスキャン中にイントロ再生時間を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】再生画面表示例である。
【図3】イントロ再生中にイントロ再生時間を変更する操作の説明図である。
【図4】本発明のオーディオ装置の構成図である。
【図5】ローカルデータべース(ローカルCDDB)に記憶される音楽情報説明図である。
【図6】ハードディスクにおける楽曲データ記憶例である。
【図7】本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
【図8】本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
【図9】本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
【図10】イントロ再生時間の変更処理フローである。
【図11】携帯オーディオ装置の大容量記憶装置に記録されている楽曲を再生する場合のオーディオ装置の構成図である。
【図12】検索メニュー画面である。
【図13】再生画面例である。
【図14】イントロスキャンの従来技術説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(A)本発明の概略
図1は本発明の概略説明図である。(A)の検索メニュー画面において、アーチスト検索メニューを選択すると、(B)に示すようにアーチスト名リストがスクロール可能に表示され、アルバム検索メニューを選択すると、(C)に示すようにアルバム名リストがスクロール可能に表示され、曲名検索メニューを選択すると、(D)に示すように曲名リストがスクロール可能に表示される。
(B)のアーチスト名リスト表示において所望のアーチストAAAの曲のイントロスキャンを行なうには、(B)′に示すように該アーチストAAAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。なぞる操作はイントロスキャン再生を意味し、なぞる操作のない単なるタッチ(単押し)は通常再生を意味する。また、なぞり幅(スライド幅)に基づいてイントロ再生時間を決定する。例えば、メニュー項目全体の幅Wを最大イントロ再生時間とし、スライド幅とメニュー項目全体の幅の比に基づいてイントロ再生時間を決定する。すなわち、最大イントロ再生時間を60秒とし、実際のスライド幅がW/2であれば、イントロ再生時間は30秒、スライド幅がW/4であれば、イントロ再生時間は15秒、スライド幅がW/6であれば、イントロ再生時間は10秒とする。したがって、アーチストAAAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向にW/2なぞると、以後、アーチストAAAの最初アルバムの最初の曲から30秒ずつイントロ再生が開始する。その際、図2に示すようにイントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間が表示される。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチするとイントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。なお、なぞり操作はメニュー項目の途中から行なってもよい。
【0012】
(C)のアルバム名リスト表示において所望のアルバムABCの曲のイントロスキャンを行なうには、(C)′に示すように該アルバムABCが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる。例えば、アルバムABCが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向にW/2なぞると、以後、アルバムABCの最初の曲から30秒ずつイントロ再生が開始する。その際、図2に示すようにイントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間が表示される。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチするとイントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。
又、(D)の曲名リスト表示において所望の曲名(Track AA)の曲からイントロスキャンを行なうには、(D)′に示すようにTrack AAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる。例えば、Track AAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向にW/2なぞると、以後、Track AAから30秒ずつイントロ再生が開始する。その際、図2に示すようにイントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間が表示される。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチするとイントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。尚、曲名リストよりイントロスキャンを指示した場合には、設定により全曲あるいは該曲が含まれるアルバムのイントロスキャンを行なうようにすることができる。
【0013】
以上は、タッチ操作により指示されたイントロ再生時間ずつ各曲のイントロ部を順に再生する場合であるが、イントロ再生中にイントロ再生時間を変更可能なようにすることもできる。
図3はイントロ再生中にイントロ再生時間を変更する操作の説明図である。イントロ再生中は図2の再生画面でなく、図3のイントロ再生曲を含む曲名リストを表示する。例えば曲名リスト(図1(D))においてTrack AAのメニュー項目がなぞられると(図1の(D)′)、Track AAが最初のイントロ再生曲となり、該曲のイントロ再生(イントロ再生時間は10秒であるとする)をしながら図3(A)の曲名リストを表示する。図3(A)では再生曲を示すマークIPMが再生曲の項目メニューの右側に表示されている。以後、順番に各曲Track BB→Track CC→Track DD→・・・・のイントロ再生が行なわれ、表示される曲名リストも図3(B)→図3(C)→図3(D)→・・・と変化する。そして、例えば、図3(D)のTrack DDのイントロ再生中に、Track DDのメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞり、なぞり幅をW/3にすれば、以後のイントロ再生時間は10秒から20秒に変更される。
尚、アーチスト名リスト表示(図1(B)参照)よりイントロスキャンが指示されたときにも、また、アルバム名リスト表示(図1(C)参照)よりイントロスキャンが指示されたときにも図3のように曲名リストを表示し、同様にイントロ再生時間を変更する。
【0014】
(B)オーディオ装置の構成
図4は本発明のオーディオ装置10の構成図であり、CDドライブ11は、CDを線速度一定でスピンドル回転制御すると共に、フォーカス/トラッキングサーボ制御し、CD読み込み装置12は光ピックアップで読み込んだ信号をEFM処理、AGC処理後、デジタル信号処理してTOC情報と音楽データを発生する。音楽再生装置13は音楽データを用いてDA変換処理その他の制御を行ってスピーカ14より再生音を出力する。
CD読み込み装置12は、CDから読み取った音楽データをハードディスクHDD15に記憶(リッピング)するために、TOC情報及び音楽データを音楽データ管理&再生制御ユニット16に入力する。音楽データ管理&再生制御ユニット16は、音楽情報検索装置16a、音楽データ圧縮装置16b、音楽データ管理/再生制御部16cを有している。ローカルデータべース(ローカルCDDB)17には、図5に示すように曲の音楽情報(TOC情報、アルバムタイトル、アーチスト名、曲名がCD毎に予め記憶されている。
【0015】
音楽情報検索装置16aは、TOC情報で特定されるCDの音楽情報をローカルCDDB17から取得して音楽データ圧縮装置16bに入力する。音楽データ圧縮装置16bは、曲の音楽データを圧縮すると共にローカルCDDB 17から読み出された該曲の音楽情報を該圧縮音楽データに付加して音楽データ管理装置/再生制御部16cに入力する。
音楽データ管理/再生制御部16cは、入力された音楽情報付き音楽データをハードディスク(HDD)15に記憶する。なお、HDD 15には、例えば図6に示すようにアーチスト名→アルバム名→曲名の順に各楽曲データが階層的に記憶される。以上に加えて、音楽データ管理/再生制御部16cは、HDD 15に記録されている楽曲の検索処理、イントロスキャン処理、選曲された楽曲の再生制御を行う。
【0016】
(C)通常再生動作
HDD 15に記憶された所望の楽曲の音楽データを再生するには、ユーザはタッチパネル付き表示装置19より楽曲検索を指示する。これにより、音楽データ管理/再生制御部16cはモニター19aに図1(A)に示す検索メニューを表示し、ユーザにより所定の検索メニュー項目が選択されると、該選択された検索メニュー項目に応じて図1(B)〜(D)に示すアーチスト名リスト、アルバムリスト、曲名リストを表示する。
図1(A)において、アーチスト検索メニューが選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cはHDD 15に記録されている階層構造データ(図16参照)を参照してモニター19aに図1(B)に示すようにアーチスト名リストをスクロール可能に表示する。ユーザが聴きたいアーチスト名を選択(タッチパネル入力)すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該アーチストのアルバム名リストをモニター19aに表示する。ついで、ユーザがアーチストの聴きたいアルバムを選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該アルバムに含まれる曲名リストを表示する。そして、最後にユーザが曲名リストより聞きたい曲名を選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該曲名の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力し、音楽データ伸長装置18は圧縮音楽データを伸長して音楽再生装置13に入力し、スピーカ14より音を出力する。尚、アーチストを選択した時点で該アーチストの最初のアルバムの最初の楽曲から再生を開始したり、アルバムを選択した時点で該アルバムの先頭の楽曲から再生を開始することもできる。
【0017】
また、図1(A)において、アルバム検索メニューが選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cはHDD 15に記録されている階層構造データを参照してモニター19aに図1(C)に示すようにアルバム名リストをスクロール可能に表示する。ユーザが聴きたいアルバムを選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該アルバムに含まれる曲名リストを表示する。そして、最後にユーザが曲名リストより聞きたい曲名を選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該曲名の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力して再生する。尚、アルバムを選択した時点で該アルバムの先頭の楽曲から再生を開始することもできる。
また、図1(A)において、曲名検索メニューを選択すると、音楽データ管理/再生制御部16cはHDD 15に記録されている階層構造データを参照してモニター19aに図1(D)に示すように曲名リストをスクロール可能に表示する。ユーザが聴きたい曲名を選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該曲名の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力して再生する。
【0018】
(D)イントロスキャン動作
イントロスキャンは、アーチスト名リスト、アルバム名リスト、曲名リストが表示されている状態でタッチ操作により指示する。
例えば、アーチスト検索が選択された図1(B)のアーチスト名リスト表示において、所望のアーチストAAAの曲のイントロスキャンを行なうには、(B)′に示すように該アーチストAAAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。なぞる操作はイントロスキャン再生を意味し、なぞる操作のない単なるタッチ(単押し)は通常再生を意味する。また、なぞり幅(スライド幅)に基づいてイントロ再生時間を決定する。
したがって、イントロスキャン指示検出部20は、タッチパネル19bからのタッチ検出信号に基づいてなぞる操作が行なわれたか監視し、なぞる操作が行なわれた場合にはイントロスキャンが指示されたものとして音楽データ管理/再生制御部16cに通知する。又、イントロ再生時間決定部21は、タッチ検出信号に基づいてなぞり幅(スライド幅)を求め、該なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定し、イントロ再生時間を音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。なお、メニュー項目全体の幅Wを最大イントロ再生時間Tmaxとし、スライド幅とメニュー項目全体の幅の比に基づいてイントロ再生時間を決定する。
【0019】
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が入力されると音楽データ管理/再生制御部16cは、階層データを用いてタッチされたメニュー項目であるアーチストAAAの最初アルバムの最初の楽曲から、入力された再生時間ずつイントロ再生を開始する。すなわち、音楽データ管理/再生制御部16cは、順番に各楽曲の再生時間分の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力し、音楽データ伸長装置18は圧縮音楽データを伸長して音楽再生装置13に入力し、スピーカ14より音を出力してイントロスキャン再生を行なう。その際、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間を示す画像データをモニター19aに入力して再生画面(図2参照)を表示する。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチすると音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始するよう制御する。
【0020】
また、アルバム検索が選択された図1(C)のアルバム名リスト表示において、所望のアルバムABCの曲のイントロスキャンを行なうには、(C)′に示すように該アルバムABCが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。イントロスキャン指示検出部20は、タッチパネル19bからのタッチ検出信号に基づいてなぞる操作が行なわれたか監視し、なぞる操作が行なわれた場合にはイントロスキャンが指示されたものとして音楽データ管理/再生制御部16cに通知する。又、イントロ再生時間決定部21は、タッチ検出信号に基づいてなぞり幅(スライド幅)を求め、該なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定し、イントロ再生時間を音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が入力されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層データを用いてタッチされたメニュー項目であるアルバムABCの最初の楽曲から、入力された再生時間ずつイントロ再生を開始すると共に、図2に示す再生画面を表示する。そして、所望の曲がイントロ再生されている際にユーザがスキャン(SCAN)キー1にタッチすると音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始するよう制御する。
【0021】
一方、曲名検索が選択された図1(D)の曲名リスト表示において、所望の楽曲Track AAのイントロスキャンを行なうには、(D)′に示すように該楽曲Track AAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。イントロスキャン指示検出部20は、タッチパネル19bからのタッチ検出信号に基づいてなぞる操作が行なわれたか監視し、なぞる操作が行なわれた場合にはイントロスキャンが指示されたものとして音楽データ管理/再生制御部16cに通知する。又、イントロ再生時間決定部21は、タッチ検出信号に基づいてなぞり幅(スライド幅)を求め、該なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定し、イントロ再生時間を音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が入力されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、タッチされたメニュー項目である楽曲Track AAから順に、入力された再生時間ずつ各楽曲のイントロ再生を開始すると共に、図2に示す再生画面を表示する。そして、所望の曲がイントロ再生されている際にユーザがスキャン(SCAN)キー1にタッチすると音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始するよう制御する。
【0022】
(E)イントロスキャン制御処理
図7〜図9は本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
図1(A)の検索方法選択の検索メニュー画面において、ユーザが所定の検索方法(検索種別)を選択すると(ステップ101)、音楽データ管理/再生制御部16cは曲名検索が選択されたか、アルバム検索が選択された、アーチスト検索が選択されたか判別する(ステップ102)。
曲名検索が選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層構造データを用いて曲名リスト(図1(D))をモニター19aに表示し(ステップ103)、イントロスキャン指示検出部20からイントロスキャンが指示されたか監視する(ステップ104)。
イントロスキャンが指示されなければ、通常再生操作がなされたかチェックし(ステップ105)、所望の曲名が選択されて通常再生が指示されれば、該選択された曲名の楽曲の音楽データをHDD15から読み出して再生を開始する(ステップ106)。しかし、ステップ105において、通常再生が指示されていなければ、曲名リストのスクロール操作がなされたかチェックし(ステップ107)、スクロール操作がなされていれば曲名リストをスクロール表示し(ステップ108)、ステップ104以降の処理を継続する。
【0023】
一方、ステップ104において、所定の曲名のメニュー項目をなぞる操作が行なわれると、イントロスキャン指示検出部20は音楽データ管理/再生制御部16cにイントロスキャン開始を指示する(ステップ104で「YES」となる)。又、イントロ再生時間決定部21はイントロ再生時間Tintを決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する(ステップ109)。
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目の曲Miをスキャン曲Sとする(S=Mi、ステップ110)。そして、該スキャン曲Sの音楽データをHDD 15から読み出して前記イントロ再生時間Tint分、再生を行なう(ステップ111)。又、このイントロ再生と同時に曲Sの再生画面(図2)をモニター19aに表示する(ステップ112)。
【0024】
イントロ再生中、音楽データ管理/再生制御部16cは、スキャン(SCAN)キーがタッチされたか監視し(ステップ113)、タッチされていなければ、再生開始からの経過時間が再生時間Tintになったかチェックし(ステップ114)、再生時間Tintに到達してなければ何もせず、ステップ111以降の処理を繰り返し、再生時間Tintに到達していれば、再生曲を次の曲に切り替え(S=S+1,ステップ115)、次の曲の音楽データをHDD 15から読み出してイントロ再生時間Tint分の再生を開始する(ステップ111)。
以上のイントロスキャン再生が継続して、聞きたい曲のイントロ再生が行なわれているときに、スキャン(SCAN)キー1がタッチされると、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生を開始する(ステップ116)。以上により、曲名リストが表示されている場合のイントロスキャン制御が終了する。尚、ステップ111〜116は、イントロスキャン再生処理ステップ100と定義する。
【0025】
一方、ステップ101において、アルバム検索が選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層構造データを用いてアルバム名リスト(図1(C))をモニター19aに表示し(ステップ211))、イントロスキャン指示検出部20からイントロスキャンが指示されたか監視する(ステップ212)。
イントロスキャンが指示されなければ、通常再生操作がなされたかチェックし(ステップ213)、所望のアルバムが選択されて通常再生が指示されれば、該選択されたアルバム名の先頭の楽曲の音楽データをHDD15から読み出して再生を開始する(ステップ214)。しかし、ステップ213において、通常再生が指示されていなければ、アルバム名リストのスクロール操作がなされたかチェックし(ステップ215)、スクロール操作がなされていればアルバム名リストをスクロール表示し(ステップ216)、ステップ212以降の処理を継続する。
ステップ212において、所定のアルバム名のメニュー項目をなぞる操作が行なわれると、イントロスキャン指示検出部20は音楽データ管理/再生制御部16cにイントロスキャン開始を指示する(ステップ212で「YES」となる)。又、イントロ再生時間決定部21はイントロ再生時間Tintを決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する(ステップ217)。
【0026】
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目のアルバムの先頭曲Miをスキャン曲Sとする(S=Mi、ステップ218)。そして、以後、図7のステップ100と同様のイントロスキャン再生処理を行い、聞きたい曲のイントロ再生が行なわれているときに、スキャン(SCAN)キー1がタッチされると、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する再生制御を行う。以上により、アルバム名リストが表示されている場合のイントロスキャン制御が終了する。
【0027】
一方、ステップ101において、アーチスト検索が選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層構造データを用いてアーチスト名リスト(図1(B))をモニター19aに表示し(ステップ311))、イントロスキャン指示検出部20からイントロスキャンが指示されたか監視する(ステップ312)。
イントロスキャンが指示されなければ、通常再生操作がなされたかチェックし(ステップ313)、所望のアーチストが選択されて通常再生が指示されれば、該選択されたアーチストの最初アルバムの先頭の楽曲の音楽データをHDD15から読み出して再生を開始する(ステップ314)。しかし、ステップ313において、通常再生が指示されていなければ、アルバム名リストのスクロール操作がなされたかチェックし(ステップ315)、スクロール操作がなされていればアーチスト名リストをスクロール表示し(ステップ316)、ステップ312以降の処理を継続する。
ステップ312において、所定のアーチスト名のメニュー項目をなぞる操作が行なわれると、イントロスキャン指示検出部20は音楽データ管理/再生制御部16cにイントロスキャン開始を指示する(ステップ312で「YES」となる)。又、イントロ再生時間決定部21はイントロ再生時間Tintを決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する(ステップ317)。
【0028】
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目のアーチストの最初のアルバムの先頭曲Miをスキャン曲Sとする(S=Mi、ステップ318)。そして、以後、図7のステップ100と同様のイントロスキャン再生処理を行い、聞きたい曲のイントロ再生が行なわれているときに、スキャン(SCAN)キー1がタッチされると、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する再生制御を行う。以上により、アーチスト名リストが表示されている場合のイントロスキャン制御が終了する。
【0029】
(F)イントロ再生時間の変更処理
図10はイントロ再生時間の変更処理フローであり、図7のステップ100の処理フローにイントロ再生時間変更ステップを加えたもので、同一処理部分には同一ステップ番号を付している。異なる点は、イントロスキャンのイントロ再生時に図2の再生画面を表示せず、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示する点(ステップ401)、イントロ再生中に例えばイントロ再生曲のメニュー項目にタッチしてなぞる操作がなされたとき(ステップ402)、該なぞり幅に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とする点(ステップ403)である。
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目の曲Miをスキャン曲Sとし、該スキャン曲Sの音楽データをHDD 15から読み出してイントロ再生時間Tint分、再生を行なう(ステップ111)。又、このイントロ再生と同時にイントロ再生曲Sを含む曲名リスト(図3(A))をモニター19aに表示する(ステップ401)。
【0030】
イントロ再生中、音楽データ管理/再生制御部16cは、スキャン(SCAN)キー1がタッチされたか監視し(ステップ113)、タッチされていなければ、例えばイントロ再生曲の曲名のメニュー項目がタッチされてなぞる操作がなされたかチェックし(ステップ402)、なぞり操作がなされていれば、イントロ再生時間決定部21はなぞり幅に応じた新たなイントロ再生時間Tint′を決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。これにより、音楽データ管理/再生制御部16cは該入力されたTint′をイントロ再生時間Tintとして採用して(Tint=Tint′)イントロ再生制御を継続する(ステップ403)。
しかる後、あるいは、なぞり操作がなければ、再生開始からの経過時間が再生時間Tintになったかチェックし(ステップ114)、再生時間Tintに到達してなければ何もせず、ステップ111以降の処理を繰り返し、再生時間Tintに到達していれば、再生曲を次の曲に切り替え(S=S+1,ステップ115)、次の曲の音楽データをHDD 15から読み出してイントロ再生時間Tint分の再生を開始する(ステップ111)。なお、ステップ401において新たなイントロ再生曲Sを含む曲名リスト(図3(B)、(C),(D))をモニター19aに表示する。
【0031】
以上では、メニュー項目にタッチしてなぞることにより、イントロスキャン指示、イントロ再生時間の設定を同時に行ったが別のタッチ操作によりイントロスキャン指示、イントロ再生時間の設定を行うことができる。例えば、メニュー項目の2点を同時にタッチし、タッチされた2点間の距離に基づいてイントロ再生時間を決定することができる。この場合、1点タッチ(単押し)を通常再生指示とする。あるいは、所定メニュー項目の1点を長タッチし、タッチ時間に基づいてイントロ再生時間を決定することができ。この場合、ダブルクリック(ダブルタッチ)を通常再生指示とする。
【0032】
また、以上では楽曲データがハードディスクHDDに記録されている場合について説明したが、携帯オーディオ装置を車載用オーディオ装置に接続し、該携帯オーディオ装置の大容量記憶装置に記録されている楽曲を再生する場合にも本発明は適用することができる。図11はかかる場合の説明図であり、図4の実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、ハードディスクに代えて通信部31及び該通信部に接続する携帯オーディオ装置50を設けた点である。
以上本発明を実施例にしたがって説明したが、本発明は実施例に限定されるものではなく請求の範囲内において種々変更が可能である。例えば、イントロ再生時間はリスト表示画面でなく、再生画面において画面の所定領域をなぞることにより変更することができる。また、以上では、メニュー項目の幅Wを最大イントロ時間であるとして実際のイントロ時間をなぞり幅に基づいて計算したが、メニュー項目の幅Wを楽曲の演奏時間と見なして実際のイントロ時間をなぞり幅に基づいて計算することもできる。
【符号の説明】
【0033】
15 ハードディスクHDD
16 音楽データ管理&再生制御ユニット
16c 音楽データ管理/再生制御部
18 音楽データ伸長装置
19 タッチパネル付表示装置
20 イントロスキャン指示検出部
21 イントロ再生時間決定部
【技術分野】
【0001】
本発明はオーディオ装置及びイントロスキャン方法に係り、特に記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置及びイントロスキャン方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車載機のハードディスクや携帯オーディオ装置の大容量の記憶部には大量の楽曲を記録することができ、ユーザは所望の楽曲を選曲して再生することができる。所望の楽曲の選曲方法としては、アーチスト検索/アルバム検索/曲名検索する方法がある。アーチスト検索は、図12の(A)に示す検索メニュー画面においてアーチスト検索メニューを選択して行なうもので、アーチスト検索メニューを選択すると、(B)に示すようにアーチスト名リストがスクロール可能に表示されるから、聴きたいアーチスト名を選択し、該アーチストのアルバム名リストを表示し、聴きたいアルバムを選択し、該アルバムの曲名リストを表示して所望の曲名を選択すれば該曲名の楽曲の再生をすることができる。尚、アーチストを選択して再生開始を指示すれば該アーチストの最初のアルバムの先頭の楽曲から再生することができる。
アルバム検索は、図12の(A)に示す検索メニュー画面においてアルバム検索メニューを選択して行なうもので、アルバム検索メニューを選択すると、(C)に示すようにアルバム名リストが表示されるから、アルバムを選択し、該アルバムの曲名リストを表示して所望の曲名を選択すれば該曲名の楽曲の再生をすることができる。尚、アルバムを選択して再生開始を指示すれば該アルバムの先頭から楽曲の再生をすることができる。
曲名検索は、図12の(A)に示す検索メニュー画面において曲名検索メニューを選択して行なうもので、曲名検索メニューを選択すると、(D)に示すように曲名リストがスクロール可能に表示されるから、聴きたい曲名を選択すれば該曲名の楽曲を再生することができる。
【0003】
上記の選曲方法は、聞きたい楽曲の曲名が予め分かっている場合であるが、分かっていない場合がある。かかる場合には、イントロスキャンによる選曲方法がある。このイントロスキャンによる選曲方法は、楽曲選択後の再生画面(図13参照)において、スキャンキー(SCAN)1にタッチすることにより行なわれる。すなわち、スキャンキー(SCAN)1にタッチすると、再生画面に表示されている曲から順番に所定時間ずつ、例えば10秒間ずつ各楽曲の先頭部(イントロ部)が再生され、聴きたい曲のイントロ再生が行なわれているとき、再度スキャンキー(SCAN)1にタッチすると、イントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。
【0004】
従来のイントロスキャン方法は、曲を検索した後の再生画面においてスキャンキー(SCAN)を選択してイントロスキャンを行なう必要がある。すなわち、1)リスト表示画面における曲選択、2)再生画面におけるイントロスキャン再生選択、の2つの操作を必要とする。このため、イントロスキャンを開始するまで手間がかかる問題がある。そこで、別の従来技術としてリスト表示画面においてイントロスキャンを開始する方法が提案されている(特許文献1参照)。図14はかかる従来技術の説明図であり、アルバム名リストを表示している際に所定のアルバムを選択すると、該アルバムに含まれている曲のイントロ部を先頭曲から順番に所定時間ずつ再生するものである。なお、アーチスト名リストが表示されている場合には、所定のアーチストを選択すると、該アーチストの最初のアルバムから該アルバムに含まれている曲のイントロ部を先頭曲から順番に所定時間ずつ再生する。
しかし、かかる従来技術では、別途イントロ再生するか、通常の再生をするかを選択する操作が必要となる。また、ユーザの好みによって、あるいは曲のジャンルによって、あるいは、記憶されている曲数などによって、イントロ再生時間を任意に変更したい場合がある。しかし、従来技術ではイントロ再生時間は一定であり、かかる要求に対応することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−326907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上から、本発明の目的は、リスト表示画面において、1回のタッチ操作によりイントロ再生するか、通常の再生をするかを区別できるようにすることである。
本発明の別の目的は、1回のタッチ操作によりイントロスキャン再生を指示することができ、しかも、イントロスキャン再生指示と同時にイントロ再生時間を指示することができるようにすることである。
本発明の別の目的は、イントロスキャン中にイントロ再生時間を変更できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置及びそのイントロスキャン方法である。
・イントロスキャン方法
本発明のイントロスキャン方法は、タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示するステップ、該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視するステップ、前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定するステップ、前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するステップ、を有している。
前記タッチ操作は、前記項目をなぞる操作であり、なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定する。あるいは、前記タッチ操作は、前記項目の2点を同時にタッチする操作であり、タッチされた2点間の距離に基づいてイントロ再生時間を決定する。あるいは、前記タッチ操作は、前記項目の1点を長タッチする操作であり、タッチ時間に基づいてイントロ再生時間を決定する。
本発明のイントロスキャン方法は、更に、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示するステップ、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とするステップ、を備えている。
【0008】
・オーディオ装置
本発明のオーディオ装置は、楽曲を保存する楽曲記憶装置、前記楽曲記憶装置に記憶されている楽曲のアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示するタッチパネル付き表示装置、前記表示されているリストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視するイントロスキャン指示検出部、前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定するイントロ再生時間決定部、前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するよう制御する制御部、を備えている。
本発明のオーディオ装置において、前記タッチパネル付き表示装置は、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、前記制御部は、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間としてイントロ再生制御を行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示し、該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視し、前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定し、前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するようにしたから、リスト表示画面において、1回のタッチ操作によりイントロ再生するか、通常の再生をするかを区別し、しかも、イントロスキャン再生指示と同時にイントロ再生時間を指示することができる。
また、本発明によれば、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とするようにしたから、イントロスキャン中にイントロ再生時間を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】再生画面表示例である。
【図3】イントロ再生中にイントロ再生時間を変更する操作の説明図である。
【図4】本発明のオーディオ装置の構成図である。
【図5】ローカルデータべース(ローカルCDDB)に記憶される音楽情報説明図である。
【図6】ハードディスクにおける楽曲データ記憶例である。
【図7】本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
【図8】本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
【図9】本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
【図10】イントロ再生時間の変更処理フローである。
【図11】携帯オーディオ装置の大容量記憶装置に記録されている楽曲を再生する場合のオーディオ装置の構成図である。
【図12】検索メニュー画面である。
【図13】再生画面例である。
【図14】イントロスキャンの従来技術説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(A)本発明の概略
図1は本発明の概略説明図である。(A)の検索メニュー画面において、アーチスト検索メニューを選択すると、(B)に示すようにアーチスト名リストがスクロール可能に表示され、アルバム検索メニューを選択すると、(C)に示すようにアルバム名リストがスクロール可能に表示され、曲名検索メニューを選択すると、(D)に示すように曲名リストがスクロール可能に表示される。
(B)のアーチスト名リスト表示において所望のアーチストAAAの曲のイントロスキャンを行なうには、(B)′に示すように該アーチストAAAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。なぞる操作はイントロスキャン再生を意味し、なぞる操作のない単なるタッチ(単押し)は通常再生を意味する。また、なぞり幅(スライド幅)に基づいてイントロ再生時間を決定する。例えば、メニュー項目全体の幅Wを最大イントロ再生時間とし、スライド幅とメニュー項目全体の幅の比に基づいてイントロ再生時間を決定する。すなわち、最大イントロ再生時間を60秒とし、実際のスライド幅がW/2であれば、イントロ再生時間は30秒、スライド幅がW/4であれば、イントロ再生時間は15秒、スライド幅がW/6であれば、イントロ再生時間は10秒とする。したがって、アーチストAAAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向にW/2なぞると、以後、アーチストAAAの最初アルバムの最初の曲から30秒ずつイントロ再生が開始する。その際、図2に示すようにイントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間が表示される。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチするとイントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。なお、なぞり操作はメニュー項目の途中から行なってもよい。
【0012】
(C)のアルバム名リスト表示において所望のアルバムABCの曲のイントロスキャンを行なうには、(C)′に示すように該アルバムABCが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる。例えば、アルバムABCが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向にW/2なぞると、以後、アルバムABCの最初の曲から30秒ずつイントロ再生が開始する。その際、図2に示すようにイントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間が表示される。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチするとイントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。
又、(D)の曲名リスト表示において所望の曲名(Track AA)の曲からイントロスキャンを行なうには、(D)′に示すようにTrack AAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる。例えば、Track AAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向にW/2なぞると、以後、Track AAから30秒ずつイントロ再生が開始する。その際、図2に示すようにイントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間が表示される。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチするとイントロスキャンが終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する。尚、曲名リストよりイントロスキャンを指示した場合には、設定により全曲あるいは該曲が含まれるアルバムのイントロスキャンを行なうようにすることができる。
【0013】
以上は、タッチ操作により指示されたイントロ再生時間ずつ各曲のイントロ部を順に再生する場合であるが、イントロ再生中にイントロ再生時間を変更可能なようにすることもできる。
図3はイントロ再生中にイントロ再生時間を変更する操作の説明図である。イントロ再生中は図2の再生画面でなく、図3のイントロ再生曲を含む曲名リストを表示する。例えば曲名リスト(図1(D))においてTrack AAのメニュー項目がなぞられると(図1の(D)′)、Track AAが最初のイントロ再生曲となり、該曲のイントロ再生(イントロ再生時間は10秒であるとする)をしながら図3(A)の曲名リストを表示する。図3(A)では再生曲を示すマークIPMが再生曲の項目メニューの右側に表示されている。以後、順番に各曲Track BB→Track CC→Track DD→・・・・のイントロ再生が行なわれ、表示される曲名リストも図3(B)→図3(C)→図3(D)→・・・と変化する。そして、例えば、図3(D)のTrack DDのイントロ再生中に、Track DDのメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞり、なぞり幅をW/3にすれば、以後のイントロ再生時間は10秒から20秒に変更される。
尚、アーチスト名リスト表示(図1(B)参照)よりイントロスキャンが指示されたときにも、また、アルバム名リスト表示(図1(C)参照)よりイントロスキャンが指示されたときにも図3のように曲名リストを表示し、同様にイントロ再生時間を変更する。
【0014】
(B)オーディオ装置の構成
図4は本発明のオーディオ装置10の構成図であり、CDドライブ11は、CDを線速度一定でスピンドル回転制御すると共に、フォーカス/トラッキングサーボ制御し、CD読み込み装置12は光ピックアップで読み込んだ信号をEFM処理、AGC処理後、デジタル信号処理してTOC情報と音楽データを発生する。音楽再生装置13は音楽データを用いてDA変換処理その他の制御を行ってスピーカ14より再生音を出力する。
CD読み込み装置12は、CDから読み取った音楽データをハードディスクHDD15に記憶(リッピング)するために、TOC情報及び音楽データを音楽データ管理&再生制御ユニット16に入力する。音楽データ管理&再生制御ユニット16は、音楽情報検索装置16a、音楽データ圧縮装置16b、音楽データ管理/再生制御部16cを有している。ローカルデータべース(ローカルCDDB)17には、図5に示すように曲の音楽情報(TOC情報、アルバムタイトル、アーチスト名、曲名がCD毎に予め記憶されている。
【0015】
音楽情報検索装置16aは、TOC情報で特定されるCDの音楽情報をローカルCDDB17から取得して音楽データ圧縮装置16bに入力する。音楽データ圧縮装置16bは、曲の音楽データを圧縮すると共にローカルCDDB 17から読み出された該曲の音楽情報を該圧縮音楽データに付加して音楽データ管理装置/再生制御部16cに入力する。
音楽データ管理/再生制御部16cは、入力された音楽情報付き音楽データをハードディスク(HDD)15に記憶する。なお、HDD 15には、例えば図6に示すようにアーチスト名→アルバム名→曲名の順に各楽曲データが階層的に記憶される。以上に加えて、音楽データ管理/再生制御部16cは、HDD 15に記録されている楽曲の検索処理、イントロスキャン処理、選曲された楽曲の再生制御を行う。
【0016】
(C)通常再生動作
HDD 15に記憶された所望の楽曲の音楽データを再生するには、ユーザはタッチパネル付き表示装置19より楽曲検索を指示する。これにより、音楽データ管理/再生制御部16cはモニター19aに図1(A)に示す検索メニューを表示し、ユーザにより所定の検索メニュー項目が選択されると、該選択された検索メニュー項目に応じて図1(B)〜(D)に示すアーチスト名リスト、アルバムリスト、曲名リストを表示する。
図1(A)において、アーチスト検索メニューが選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cはHDD 15に記録されている階層構造データ(図16参照)を参照してモニター19aに図1(B)に示すようにアーチスト名リストをスクロール可能に表示する。ユーザが聴きたいアーチスト名を選択(タッチパネル入力)すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該アーチストのアルバム名リストをモニター19aに表示する。ついで、ユーザがアーチストの聴きたいアルバムを選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該アルバムに含まれる曲名リストを表示する。そして、最後にユーザが曲名リストより聞きたい曲名を選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該曲名の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力し、音楽データ伸長装置18は圧縮音楽データを伸長して音楽再生装置13に入力し、スピーカ14より音を出力する。尚、アーチストを選択した時点で該アーチストの最初のアルバムの最初の楽曲から再生を開始したり、アルバムを選択した時点で該アルバムの先頭の楽曲から再生を開始することもできる。
【0017】
また、図1(A)において、アルバム検索メニューが選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cはHDD 15に記録されている階層構造データを参照してモニター19aに図1(C)に示すようにアルバム名リストをスクロール可能に表示する。ユーザが聴きたいアルバムを選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該アルバムに含まれる曲名リストを表示する。そして、最後にユーザが曲名リストより聞きたい曲名を選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該曲名の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力して再生する。尚、アルバムを選択した時点で該アルバムの先頭の楽曲から再生を開始することもできる。
また、図1(A)において、曲名検索メニューを選択すると、音楽データ管理/再生制御部16cはHDD 15に記録されている階層構造データを参照してモニター19aに図1(D)に示すように曲名リストをスクロール可能に表示する。ユーザが聴きたい曲名を選択すれば、音楽データ管理/再生制御部16cは該曲名の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力して再生する。
【0018】
(D)イントロスキャン動作
イントロスキャンは、アーチスト名リスト、アルバム名リスト、曲名リストが表示されている状態でタッチ操作により指示する。
例えば、アーチスト検索が選択された図1(B)のアーチスト名リスト表示において、所望のアーチストAAAの曲のイントロスキャンを行なうには、(B)′に示すように該アーチストAAAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。なぞる操作はイントロスキャン再生を意味し、なぞる操作のない単なるタッチ(単押し)は通常再生を意味する。また、なぞり幅(スライド幅)に基づいてイントロ再生時間を決定する。
したがって、イントロスキャン指示検出部20は、タッチパネル19bからのタッチ検出信号に基づいてなぞる操作が行なわれたか監視し、なぞる操作が行なわれた場合にはイントロスキャンが指示されたものとして音楽データ管理/再生制御部16cに通知する。又、イントロ再生時間決定部21は、タッチ検出信号に基づいてなぞり幅(スライド幅)を求め、該なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定し、イントロ再生時間を音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。なお、メニュー項目全体の幅Wを最大イントロ再生時間Tmaxとし、スライド幅とメニュー項目全体の幅の比に基づいてイントロ再生時間を決定する。
【0019】
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が入力されると音楽データ管理/再生制御部16cは、階層データを用いてタッチされたメニュー項目であるアーチストAAAの最初アルバムの最初の楽曲から、入力された再生時間ずつイントロ再生を開始する。すなわち、音楽データ管理/再生制御部16cは、順番に各楽曲の再生時間分の音楽データをHDD15から読み出して音楽データ伸長装置18に入力し、音楽データ伸長装置18は圧縮音楽データを伸長して音楽再生装置13に入力し、スピーカ14より音を出力してイントロスキャン再生を行なう。その際、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロ再生曲の曲名、アルバム名、アーチスト名、トラック番号、プレイ時間を示す画像データをモニター19aに入力して再生画面(図2参照)を表示する。そして、所望の曲がイントロ再生されている際に例えばスキャン(SCAN)キー1にタッチすると音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始するよう制御する。
【0020】
また、アルバム検索が選択された図1(C)のアルバム名リスト表示において、所望のアルバムABCの曲のイントロスキャンを行なうには、(C)′に示すように該アルバムABCが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。イントロスキャン指示検出部20は、タッチパネル19bからのタッチ検出信号に基づいてなぞる操作が行なわれたか監視し、なぞる操作が行なわれた場合にはイントロスキャンが指示されたものとして音楽データ管理/再生制御部16cに通知する。又、イントロ再生時間決定部21は、タッチ検出信号に基づいてなぞり幅(スライド幅)を求め、該なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定し、イントロ再生時間を音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が入力されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層データを用いてタッチされたメニュー項目であるアルバムABCの最初の楽曲から、入力された再生時間ずつイントロ再生を開始すると共に、図2に示す再生画面を表示する。そして、所望の曲がイントロ再生されている際にユーザがスキャン(SCAN)キー1にタッチすると音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始するよう制御する。
【0021】
一方、曲名検索が選択された図1(D)の曲名リスト表示において、所望の楽曲Track AAのイントロスキャンを行なうには、(D)′に示すように該楽曲Track AAが表示されているメニュー項目に指をタッチし該項目を左より右方向になぞる(タッチしたまま指をスライドさせる)。イントロスキャン指示検出部20は、タッチパネル19bからのタッチ検出信号に基づいてなぞる操作が行なわれたか監視し、なぞる操作が行なわれた場合にはイントロスキャンが指示されたものとして音楽データ管理/再生制御部16cに通知する。又、イントロ再生時間決定部21は、タッチ検出信号に基づいてなぞり幅(スライド幅)を求め、該なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定し、イントロ再生時間を音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が入力されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、タッチされたメニュー項目である楽曲Track AAから順に、入力された再生時間ずつ各楽曲のイントロ再生を開始すると共に、図2に示す再生画面を表示する。そして、所望の曲がイントロ再生されている際にユーザがスキャン(SCAN)キー1にタッチすると音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始するよう制御する。
【0022】
(E)イントロスキャン制御処理
図7〜図9は本発明のイントロスキャン制御処理フローである。
図1(A)の検索方法選択の検索メニュー画面において、ユーザが所定の検索方法(検索種別)を選択すると(ステップ101)、音楽データ管理/再生制御部16cは曲名検索が選択されたか、アルバム検索が選択された、アーチスト検索が選択されたか判別する(ステップ102)。
曲名検索が選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層構造データを用いて曲名リスト(図1(D))をモニター19aに表示し(ステップ103)、イントロスキャン指示検出部20からイントロスキャンが指示されたか監視する(ステップ104)。
イントロスキャンが指示されなければ、通常再生操作がなされたかチェックし(ステップ105)、所望の曲名が選択されて通常再生が指示されれば、該選択された曲名の楽曲の音楽データをHDD15から読み出して再生を開始する(ステップ106)。しかし、ステップ105において、通常再生が指示されていなければ、曲名リストのスクロール操作がなされたかチェックし(ステップ107)、スクロール操作がなされていれば曲名リストをスクロール表示し(ステップ108)、ステップ104以降の処理を継続する。
【0023】
一方、ステップ104において、所定の曲名のメニュー項目をなぞる操作が行なわれると、イントロスキャン指示検出部20は音楽データ管理/再生制御部16cにイントロスキャン開始を指示する(ステップ104で「YES」となる)。又、イントロ再生時間決定部21はイントロ再生時間Tintを決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する(ステップ109)。
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目の曲Miをスキャン曲Sとする(S=Mi、ステップ110)。そして、該スキャン曲Sの音楽データをHDD 15から読み出して前記イントロ再生時間Tint分、再生を行なう(ステップ111)。又、このイントロ再生と同時に曲Sの再生画面(図2)をモニター19aに表示する(ステップ112)。
【0024】
イントロ再生中、音楽データ管理/再生制御部16cは、スキャン(SCAN)キーがタッチされたか監視し(ステップ113)、タッチされていなければ、再生開始からの経過時間が再生時間Tintになったかチェックし(ステップ114)、再生時間Tintに到達してなければ何もせず、ステップ111以降の処理を繰り返し、再生時間Tintに到達していれば、再生曲を次の曲に切り替え(S=S+1,ステップ115)、次の曲の音楽データをHDD 15から読み出してイントロ再生時間Tint分の再生を開始する(ステップ111)。
以上のイントロスキャン再生が継続して、聞きたい曲のイントロ再生が行なわれているときに、スキャン(SCAN)キー1がタッチされると、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生を開始する(ステップ116)。以上により、曲名リストが表示されている場合のイントロスキャン制御が終了する。尚、ステップ111〜116は、イントロスキャン再生処理ステップ100と定義する。
【0025】
一方、ステップ101において、アルバム検索が選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層構造データを用いてアルバム名リスト(図1(C))をモニター19aに表示し(ステップ211))、イントロスキャン指示検出部20からイントロスキャンが指示されたか監視する(ステップ212)。
イントロスキャンが指示されなければ、通常再生操作がなされたかチェックし(ステップ213)、所望のアルバムが選択されて通常再生が指示されれば、該選択されたアルバム名の先頭の楽曲の音楽データをHDD15から読み出して再生を開始する(ステップ214)。しかし、ステップ213において、通常再生が指示されていなければ、アルバム名リストのスクロール操作がなされたかチェックし(ステップ215)、スクロール操作がなされていればアルバム名リストをスクロール表示し(ステップ216)、ステップ212以降の処理を継続する。
ステップ212において、所定のアルバム名のメニュー項目をなぞる操作が行なわれると、イントロスキャン指示検出部20は音楽データ管理/再生制御部16cにイントロスキャン開始を指示する(ステップ212で「YES」となる)。又、イントロ再生時間決定部21はイントロ再生時間Tintを決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する(ステップ217)。
【0026】
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目のアルバムの先頭曲Miをスキャン曲Sとする(S=Mi、ステップ218)。そして、以後、図7のステップ100と同様のイントロスキャン再生処理を行い、聞きたい曲のイントロ再生が行なわれているときに、スキャン(SCAN)キー1がタッチされると、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する再生制御を行う。以上により、アルバム名リストが表示されている場合のイントロスキャン制御が終了する。
【0027】
一方、ステップ101において、アーチスト検索が選択されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、階層構造データを用いてアーチスト名リスト(図1(B))をモニター19aに表示し(ステップ311))、イントロスキャン指示検出部20からイントロスキャンが指示されたか監視する(ステップ312)。
イントロスキャンが指示されなければ、通常再生操作がなされたかチェックし(ステップ313)、所望のアーチストが選択されて通常再生が指示されれば、該選択されたアーチストの最初アルバムの先頭の楽曲の音楽データをHDD15から読み出して再生を開始する(ステップ314)。しかし、ステップ313において、通常再生が指示されていなければ、アルバム名リストのスクロール操作がなされたかチェックし(ステップ315)、スクロール操作がなされていればアーチスト名リストをスクロール表示し(ステップ316)、ステップ312以降の処理を継続する。
ステップ312において、所定のアーチスト名のメニュー項目をなぞる操作が行なわれると、イントロスキャン指示検出部20は音楽データ管理/再生制御部16cにイントロスキャン開始を指示する(ステップ312で「YES」となる)。又、イントロ再生時間決定部21はイントロ再生時間Tintを決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する(ステップ317)。
【0028】
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目のアーチストの最初のアルバムの先頭曲Miをスキャン曲Sとする(S=Mi、ステップ318)。そして、以後、図7のステップ100と同様のイントロスキャン再生処理を行い、聞きたい曲のイントロ再生が行なわれているときに、スキャン(SCAN)キー1がタッチされると、音楽データ管理/再生制御部16cは、イントロスキャン制御を終了し、該イントロ再生曲の先頭から再生が開始する再生制御を行う。以上により、アーチスト名リストが表示されている場合のイントロスキャン制御が終了する。
【0029】
(F)イントロ再生時間の変更処理
図10はイントロ再生時間の変更処理フローであり、図7のステップ100の処理フローにイントロ再生時間変更ステップを加えたもので、同一処理部分には同一ステップ番号を付している。異なる点は、イントロスキャンのイントロ再生時に図2の再生画面を表示せず、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示する点(ステップ401)、イントロ再生中に例えばイントロ再生曲のメニュー項目にタッチしてなぞる操作がなされたとき(ステップ402)、該なぞり幅に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とする点(ステップ403)である。
イントロスキャン開始が指示され、かつイントロ再生時間が指示されると、音楽データ管理/再生制御部16cは、なぞられたメニュー項目の曲Miをスキャン曲Sとし、該スキャン曲Sの音楽データをHDD 15から読み出してイントロ再生時間Tint分、再生を行なう(ステップ111)。又、このイントロ再生と同時にイントロ再生曲Sを含む曲名リスト(図3(A))をモニター19aに表示する(ステップ401)。
【0030】
イントロ再生中、音楽データ管理/再生制御部16cは、スキャン(SCAN)キー1がタッチされたか監視し(ステップ113)、タッチされていなければ、例えばイントロ再生曲の曲名のメニュー項目がタッチされてなぞる操作がなされたかチェックし(ステップ402)、なぞり操作がなされていれば、イントロ再生時間決定部21はなぞり幅に応じた新たなイントロ再生時間Tint′を決定して音楽データ管理/再生制御部16cに入力する。これにより、音楽データ管理/再生制御部16cは該入力されたTint′をイントロ再生時間Tintとして採用して(Tint=Tint′)イントロ再生制御を継続する(ステップ403)。
しかる後、あるいは、なぞり操作がなければ、再生開始からの経過時間が再生時間Tintになったかチェックし(ステップ114)、再生時間Tintに到達してなければ何もせず、ステップ111以降の処理を繰り返し、再生時間Tintに到達していれば、再生曲を次の曲に切り替え(S=S+1,ステップ115)、次の曲の音楽データをHDD 15から読み出してイントロ再生時間Tint分の再生を開始する(ステップ111)。なお、ステップ401において新たなイントロ再生曲Sを含む曲名リスト(図3(B)、(C),(D))をモニター19aに表示する。
【0031】
以上では、メニュー項目にタッチしてなぞることにより、イントロスキャン指示、イントロ再生時間の設定を同時に行ったが別のタッチ操作によりイントロスキャン指示、イントロ再生時間の設定を行うことができる。例えば、メニュー項目の2点を同時にタッチし、タッチされた2点間の距離に基づいてイントロ再生時間を決定することができる。この場合、1点タッチ(単押し)を通常再生指示とする。あるいは、所定メニュー項目の1点を長タッチし、タッチ時間に基づいてイントロ再生時間を決定することができ。この場合、ダブルクリック(ダブルタッチ)を通常再生指示とする。
【0032】
また、以上では楽曲データがハードディスクHDDに記録されている場合について説明したが、携帯オーディオ装置を車載用オーディオ装置に接続し、該携帯オーディオ装置の大容量記憶装置に記録されている楽曲を再生する場合にも本発明は適用することができる。図11はかかる場合の説明図であり、図4の実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、ハードディスクに代えて通信部31及び該通信部に接続する携帯オーディオ装置50を設けた点である。
以上本発明を実施例にしたがって説明したが、本発明は実施例に限定されるものではなく請求の範囲内において種々変更が可能である。例えば、イントロ再生時間はリスト表示画面でなく、再生画面において画面の所定領域をなぞることにより変更することができる。また、以上では、メニュー項目の幅Wを最大イントロ時間であるとして実際のイントロ時間をなぞり幅に基づいて計算したが、メニュー項目の幅Wを楽曲の演奏時間と見なして実際のイントロ時間をなぞり幅に基づいて計算することもできる。
【符号の説明】
【0033】
15 ハードディスクHDD
16 音楽データ管理&再生制御ユニット
16c 音楽データ管理/再生制御部
18 音楽データ伸長装置
19 タッチパネル付表示装置
20 イントロスキャン指示検出部
21 イントロ再生時間決定部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置のイントロスキャン方法において、
タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示し、
該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視し、
前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定し、
前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生する、
ことを特徴とするイントロスキャン方法。
【請求項2】
前記タッチ操作は、前記項目をなぞる操作であり、なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項3】
前記タッチ操作は、前記項目の2点を同時にタッチする操作であり、タッチされた2点間の距離に基づいてイントロ再生時間を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項4】
前記タッチ操作は、前記項目の1点を長タッチする操作であり、タッチ時間に基づいてイントロ再生時間を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項5】
イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、
イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とする、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項6】
楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置において、
楽曲を保存する楽曲記憶装置、
前記楽曲記憶装置に記憶されている楽曲のアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示するタッチパネル付き表示装置、
前記表示されているリストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視するイントロスキャン指示検出部、
前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定するイントロ再生時間決定部、
前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するよう制御する制御部、
を備えたことを特徴とするオーディオ装置。
【請求項7】
前記タッチパネル付き表示装置は、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、前記制御部は、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間としてイントロ再生制御を行う、
ことを特徴とする請求項5記載のオーディオ装置。
【請求項1】
記憶装置に記憶されている楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置のイントロスキャン方法において、
タッチパネル付き表示装置にアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示し、
該リストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視し、
前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定し、
前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生する、
ことを特徴とするイントロスキャン方法。
【請求項2】
前記タッチ操作は、前記項目をなぞる操作であり、なぞり幅に基づいてイントロ再生時間を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項3】
前記タッチ操作は、前記項目の2点を同時にタッチする操作であり、タッチされた2点間の距離に基づいてイントロ再生時間を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項4】
前記タッチ操作は、前記項目の1点を長タッチする操作であり、タッチ時間に基づいてイントロ再生時間を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項5】
イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、
イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間とする、
ことを特徴とする請求項1記載のイントロスキャン方法。
【請求項6】
楽曲のイントロ部を再生するオーディオ装置において、
楽曲を保存する楽曲記憶装置、
前記楽曲記憶装置に記憶されている楽曲のアーチスト名あるいはアルバム名あるいは曲名のリストを表示するタッチパネル付き表示装置、
前記表示されているリストにおける一つの項目がタッチされてイントロスキャン再生とイントロ再生時間を特定するタッチ操作がなされたか監視するイントロスキャン指示検出部、
前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいてイントロ再生時間を決定するイントロ再生時間決定部、
前記タッチされた項目に応じた楽曲のイントロ部を前記イントロ再生時間ずつ再生するよう制御する制御部、
を備えたことを特徴とするオーディオ装置。
【請求項7】
前記タッチパネル付き表示装置は、イントロ再生中、イントロ再生曲を含む曲名リストを表示し、前記制御部は、イントロ再生中に前記タッチ操作がなされたとき、該タッチ操作に基づいたイントロ再生時間を以後のイントロ再生時間としてイントロ再生制御を行う、
ことを特徴とする請求項5記載のオーディオ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2011−65721(P2011−65721A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−216322(P2009−216322)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】
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