説明

カップホルダー

【課題】紙コップが転倒しにくく、他人のものと区別し易いカップホルダーを提供する。
【解決手段】カップホルダーの重量や形状、又摩擦係数の高い材質によって、紙コップ等を風やテーブル等のぐらつきによる転倒から守るもので、又、固体の色や形を変えることで他人のものとの混同を避けることができる。構造的には、部品1がコップ形状に合わせて開くことによって部品2がコップの底方向へ反る張力が働き、また部品1が元に戻ろうとする復元力が働く、この二つの力が相まってコップをホールドする。部品2を十字型にすることで応力が逃げ、スムースな円弧の張力が生まれ、高いホールド性が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙コップ等の簡易容器の転倒と混同を防止するカップホルダーに関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
【特許文献1】特開2002−248044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
紙コップ等の簡易容器は、中身が空または少量の場合、風やテーブル等のぐらつきによって倒れやすく、そのため転がって床や地面に落ちて汚れてしまう。又、色や形が同様のため他人が使用中のものと混同しやすく、その都度新しい物と交換する事が多く、不経済でありエコロジーに反する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、カップホルダーの重量や形状、又摩擦係数の高い材質によって、紙コップ等を風やテーブル等のぐらつきによる転倒から守るもので、又、固体の色や形を変えることで他人のものとの混同を避けることができる。
【発明の効果】
【0005】
少しの風やテーブル等のぐらつきからくる容器の転倒から開放され、又、テーブル上で転倒し転がって床や地面に落下して汚れてしまうことを防ぐことができる。又、色や形を変えることで、他人との混同を避けることができ、かつ華やいだ雰囲気を演出する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1はカップホルダーの実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図2】図2はカップホルダーの説明図である。(実施例2)
【図3】図3はカップホルダーの説明図である。(実施例3)
【発明を実施するための形態】
【0007】
紙コップまたはプラスチックコップの転倒を回避するため、またそれらコップと本発明のホールド性を高めるために摩擦係数並びに復元力の高いプラスチック材料を使用し、コストを抑えるため板材から生産できる形状とした。又、他人との混同を避けるために材料の色を複数とし、キャラクター的要素を取り入れた形状とした。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明の実施例のパース図であって、コップをホールドすることを示す。
【実施例2】
【0009】
図2は、本発明のパース図であって、コップに装着前の状態を示すものである。
【実施例3】
【0010】
図3は、本発明のパース図であって、コップに装着後の本発明単独の状態を現すもので、部品1がコップ形状に合わせて開くことによって部品2がコップの底方向へ反る張力が働き、また部品1が元に戻ろうとする復元力が働く、この二つの力が相まってコップをホールドしていることを示す。特に部品2を十字型にすることで応力が逃げ、スムースな円弧の張力が生まれ、高いホールド性が得られた。
【符号の説明】
【0011】
1 ホルダー部品腕
2 ホルダー部品足

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明の重量並びにその形状によって得られる低重心と、摩擦係数並びに復元力が高い材質によって、紙コップ等の簡易容器を転倒から防ぎ、かつ形状や色の違いによって他人のコップとの混同を防ぐカップホルダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−36362(P2011−36362A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−185715(P2009−185715)
【出願日】平成21年8月10日(2009.8.10)
【出願人】(300006940)株式会社サカモト工芸 (3)
【Fターム(参考)】