カーボネーションシェーカー
【課題】シェーカーの内部でカーボネーションすることにより、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等の作成を可能なシェーカーを提供する。
【解決手段】シェーカーのトップに炭酸ガス等の気体を注入または脱気させる機能を設け、シェーカーのトップ・ストレイナー・ボディそれぞれをつなぐ箇所（接続部）に、例えばネジ形状のような構造を設けて気密性を高くする。氷等の冷却させるための物質を使って内容物の温度を簡易的に冷却させること、またハンドシェークすることによって簡易に、かつ短時間で効率よく炭酸ガスを溶入（吸収）させることが可能となる。また、必要な容量の内容物をシェーカーに入れてハンドシェークするだけで、簡易かつ安価にカーボネーションを実現する。
【解決手段】シェーカーのトップに炭酸ガス等の気体を注入または脱気させる機能を設け、シェーカーのトップ・ストレイナー・ボディそれぞれをつなぐ箇所（接続部）に、例えばネジ形状のような構造を設けて気密性を高くする。氷等の冷却させるための物質を使って内容物の温度を簡易的に冷却させること、またハンドシェークすることによって簡易に、かつ短時間で効率よく炭酸ガスを溶入（吸収）させることが可能となる。また、必要な容量の内容物をシェーカーに入れてハンドシェークするだけで、簡易かつ安価にカーボネーションを実現する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、炭酸ガス等の気体を注入または脱気させる機能を備え、容易かつ安価にカーボネーションを可能にするシェーカーに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のシェーカーでは、例えばアルコール度数の高い炭酸入りショートカクテルをハンドシェークによって作成する事は、事実上不可能（既存の炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンクを材料に使用すると、シェーカー内部の気圧変動にシェーカーが耐えられなくなり、内容物や気体が溢れ出てしまったり、炭酸がシェーキング後極端に抜けてしまう等の理由による）であった（ただし、内容物をタンク等に入れ、ディスペンサー等を使うような高価で複雑な構造のカーボネーション装置を用いれば、同じような炭酸入りショートカクテルを一杯ずつ作成する事は、内容物を交換する度に内部を洗浄するなど作業工程的に非効率であり非現実的ではあるが、理論上可能である。技術文献１参照）。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】 特開２００３−１１２７９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
既存の炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンクを使用せずに、シェーカー内部でアルコール飲料、およびソフトドリンク等をカーボネーションすれば、ハンドシェークによって、アルコール度数の高い炭酸入りショートカクテル等を作成する事が可能となる。
本発明は、以上のようなことを実現するための、気体を注入または脱気させる機能を設けたシェーカーである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
シェーカーのトップ１・ストレイナー２・ボディ３それぞれの接続部分をシェーカー各部分をつなぐ箇所（接続部）に例えばネジ形状のような気密性の高くなる構造を設けて気密性を高くする。
【０００６】
また本発明は、前記手段に加え、以下の手段を採用する。
シェーカーのボディ３に、材料と氷等の内容物を冷却させるための物質を入れ、ストレイナー２、トップ１の順に密閉する。
トップ１の逆止弁付きソケット４に、チューブ等とつながっている炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５を接続する。その際に逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を注入することが可能となり、気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からつながっている開閉コック等７を開き、気体の注入が開始される。気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からシェーカーへの気体の補充が完了後、開閉コック等７を閉め、炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５をトップ１から取り外し、ハンドシェークする。シェーク後、シェーカー内部の炭酸ガス等の気体を脱気する器具８の脱気用プラグ９を逆止弁付きソケット４に接続する。その際に逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を脱気口１０から脱気する。炭酸ガス等の気体を脱気する器具８をトップ１から取り外した後、シェーカーからトップ１を取り外して、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等が完成する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明により、シェーカーを使ってハンドシェークすることによって、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等の作成が可能となる。また、氷等の内容物を冷却させるための物質をシェーカー内部に入れてシェークすることにより簡易に、かつ短時間で炭酸ガス等が溶入（吸収）しやすくなる。従って、内容物をタンク等に入れ、ディスペンサー等を使うような高価で複雑な構造のカーボネーション装置を使用せずに、容易かつ安価にカーボネーションを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本発明の立体図（トップ、ストレイナー、ボディ、逆止弁付きソケット）である。
【図２】本発明の立体図（トップ、ストレイナー、ボディ、逆止弁付きソケット、炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ、気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等、開閉コック等、炭酸ガス等の気体を脱気するための器具、脱気用プラグ、脱気口）である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。１はシェーカーのトップ、２はシェーカーのストレイナー、３はシェーカーのボディ、４は逆止弁付きソケット、５はチューブ等とつながっている炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ、６は気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等、７は気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からつながっている開閉コック等、８は炭酸ガス等の気体を脱気するための器具、９は炭酸ガス等の気体を脱気するための器具８に付帯する脱気用プラグ、１０は炭酸ガス等の気体を脱気するための器具８に付帯する脱気口である。
トップ１の逆止弁付きソケット４に、チューブ等とつながっている炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５を接続する。
トップ１に付帯する逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を注入することが可能となり、気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からつながっている開閉コック等７を開き、気体の注入が開始される。
気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からシェーカーへの気体の補充が完了後、開閉コック等７を閉め、炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５をトップ１から取り外し、ハンドシェークする。
シェーク後、シェーカー内部の炭酸ガス等の気体を脱気する器具８の脱気用プラグ９を逆止弁付きソケット４に接続する。その際に逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を脱気口１０から脱気する。
炭酸ガス等の気体を脱気する器具８をトップ１から取り外した後、シェーカーからトップ１を取り外して、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等が完成する。本発明は、以上のような構造である。
【符号の説明】
【００１０】
１ トップ
２ ストレイナー
３ ボディ
４ 逆止弁付きソケット
５ 炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ
６ 気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等
７ 開閉コック等
８ 炭酸ガス等の気体を脱気するための器具
９ 脱気用プラグ
１０ 脱気口
【技術分野】
【０００１】
本発明は、炭酸ガス等の気体を注入または脱気させる機能を備え、容易かつ安価にカーボネーションを可能にするシェーカーに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のシェーカーでは、例えばアルコール度数の高い炭酸入りショートカクテルをハンドシェークによって作成する事は、事実上不可能（既存の炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンクを材料に使用すると、シェーカー内部の気圧変動にシェーカーが耐えられなくなり、内容物や気体が溢れ出てしまったり、炭酸がシェーキング後極端に抜けてしまう等の理由による）であった（ただし、内容物をタンク等に入れ、ディスペンサー等を使うような高価で複雑な構造のカーボネーション装置を用いれば、同じような炭酸入りショートカクテルを一杯ずつ作成する事は、内容物を交換する度に内部を洗浄するなど作業工程的に非効率であり非現実的ではあるが、理論上可能である。技術文献１参照）。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】 特開２００３−１１２７９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
既存の炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンクを使用せずに、シェーカー内部でアルコール飲料、およびソフトドリンク等をカーボネーションすれば、ハンドシェークによって、アルコール度数の高い炭酸入りショートカクテル等を作成する事が可能となる。
本発明は、以上のようなことを実現するための、気体を注入または脱気させる機能を設けたシェーカーである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
シェーカーのトップ１・ストレイナー２・ボディ３それぞれの接続部分をシェーカー各部分をつなぐ箇所（接続部）に例えばネジ形状のような気密性の高くなる構造を設けて気密性を高くする。
【０００６】
また本発明は、前記手段に加え、以下の手段を採用する。
シェーカーのボディ３に、材料と氷等の内容物を冷却させるための物質を入れ、ストレイナー２、トップ１の順に密閉する。
トップ１の逆止弁付きソケット４に、チューブ等とつながっている炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５を接続する。その際に逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を注入することが可能となり、気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からつながっている開閉コック等７を開き、気体の注入が開始される。気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からシェーカーへの気体の補充が完了後、開閉コック等７を閉め、炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５をトップ１から取り外し、ハンドシェークする。シェーク後、シェーカー内部の炭酸ガス等の気体を脱気する器具８の脱気用プラグ９を逆止弁付きソケット４に接続する。その際に逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を脱気口１０から脱気する。炭酸ガス等の気体を脱気する器具８をトップ１から取り外した後、シェーカーからトップ１を取り外して、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等が完成する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明により、シェーカーを使ってハンドシェークすることによって、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等の作成が可能となる。また、氷等の内容物を冷却させるための物質をシェーカー内部に入れてシェークすることにより簡易に、かつ短時間で炭酸ガス等が溶入（吸収）しやすくなる。従って、内容物をタンク等に入れ、ディスペンサー等を使うような高価で複雑な構造のカーボネーション装置を使用せずに、容易かつ安価にカーボネーションを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本発明の立体図（トップ、ストレイナー、ボディ、逆止弁付きソケット）である。
【図２】本発明の立体図（トップ、ストレイナー、ボディ、逆止弁付きソケット、炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ、気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等、開閉コック等、炭酸ガス等の気体を脱気するための器具、脱気用プラグ、脱気口）である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。１はシェーカーのトップ、２はシェーカーのストレイナー、３はシェーカーのボディ、４は逆止弁付きソケット、５はチューブ等とつながっている炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ、６は気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等、７は気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からつながっている開閉コック等、８は炭酸ガス等の気体を脱気するための器具、９は炭酸ガス等の気体を脱気するための器具８に付帯する脱気用プラグ、１０は炭酸ガス等の気体を脱気するための器具８に付帯する脱気口である。
トップ１の逆止弁付きソケット４に、チューブ等とつながっている炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５を接続する。
トップ１に付帯する逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を注入することが可能となり、気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からつながっている開閉コック等７を開き、気体の注入が開始される。
気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等６からシェーカーへの気体の補充が完了後、開閉コック等７を閉め、炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ５をトップ１から取り外し、ハンドシェークする。
シェーク後、シェーカー内部の炭酸ガス等の気体を脱気する器具８の脱気用プラグ９を逆止弁付きソケット４に接続する。その際に逆止弁付きソケット４内部の逆止弁を押し下げることによって、炭酸ガス等の気体を脱気口１０から脱気する。
炭酸ガス等の気体を脱気する器具８をトップ１から取り外した後、シェーカーからトップ１を取り外して、炭酸入りアルコール飲料、および炭酸入りソフトドリンク等が完成する。本発明は、以上のような構造である。
【符号の説明】
【００１０】
１ トップ
２ ストレイナー
３ ボディ
４ 逆止弁付きソケット
５ 炭酸ガス等の気体を注入できるプラグ
６ 気圧調節が可能な気体が入ったボンベ等
７ 開閉コック等
８ 炭酸ガス等の気体を脱気するための器具
９ 脱気用プラグ
１０ 脱気口
【特許請求の範囲】
【請求項１】
炭酸ガス等の気体を注入または脱気させる機能を設けたシェーカー
【請求項２】
シェーカー各部分をつなぐ箇所（接続部）に、例えばネジ形状のような気密性の高くなる構造を設けて、炭酸ガス等の気体を注入しても気圧変動に耐えられるようにしたシェーカー
【請求項３】
氷等の内容物を冷却させるための物質をシェーカー内部に入れハンドシェークすることで、簡易的にかつ効率良く内容物を冷却させながら、炭酸ガス等の気体を溶入（吸収）させることが可能なシェーカー
【請求項１】
炭酸ガス等の気体を注入または脱気させる機能を設けたシェーカー
【請求項２】
シェーカー各部分をつなぐ箇所（接続部）に、例えばネジ形状のような気密性の高くなる構造を設けて、炭酸ガス等の気体を注入しても気圧変動に耐えられるようにしたシェーカー
【請求項３】
氷等の内容物を冷却させるための物質をシェーカー内部に入れハンドシェークすることで、簡易的にかつ効率良く内容物を冷却させながら、炭酸ガス等の気体を溶入（吸収）させることが可能なシェーカー
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０１２−１１０６５８（Ｐ２０１２−１１０６５８Ａ）
【公開日】平成２４年６月１４日（２０１２．６．１４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２７７４４０（Ｐ２０１０−２７７４４０）
【出願日】平成２２年１１月２６日（２０１０．１１．２６）
【出願人】（５１０３２８１１３）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年６月１４日（２０１２．６．１４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１１月２６日（２０１０．１１．２６）
【出願人】（５１０３２８１１３）
【Ｆターム（参考）】
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