説明

ガスタービン付属機器を駆動するための組立体

【課題】体積及びサイズを大幅に減らすことができる、ガスタービン付属機器を駆動するための組立体を提案すること。
【解決手段】ガスタービンの付属機器を駆動するための組立体を提供するものであり、組立体は、前方側面(14)及び前方側面の反対側にある後方側面(16)を有し、互いに噛み合っている3つの歯車(18aから18c)からなる第1歯車列(18)、及び、互いに噛み合う4つの歯車(20aから20d)からなる第2歯車列(20)が中に取り付けられているギアボックス(12)と、歯車対(24)によって第1及び第2の歯車列と回転するように連結されており、ギアボックスの前方側面から突出する動力伝動軸(22)と、ギアボックスの側面に取り付けられおり、各々が、2つの歯車列の歯車の1つと回転するように連結されているそれぞれの駆動軸(26aから42a)を含む9個の異なるガスタービン付属機器(26から42)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタービンの一般的な分野に関し、また、発明は、より詳しくは、ガスタービンの付属機器を駆動するためのギアボックスの構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明の適用分野は、航空機又はヘリコプターのエンジン用の、またさらには補助電源装置(APUs)用のガスタービンの分野である。
【0003】
航空機又はヘリコプターのガスタービンエンジンは、特に、油圧エネルギー生成用、燃料供給用、潤滑用のさまざまなポンプ、電力生成用の発電機などのような複数のタービン付属機器又は補助装置を駆動するためのギアボックスを一般に含む。このようなギアボックスは、アクセサリーギアボックス(AGB)と一般に呼ばれている。
【0004】
知られている方法では、付属機器を駆動するためのギアボックスは、1つ以上の歯車列を備え、各歯車列は、タービンのシャフトに連結された動力伝動軸によって回転駆動される複数の歯車から作られている。各付属機器は、一般的には、ギアボックスの側面の1つに取り付けられており、また、歯車列の歯車の1つに連結された駆動軸を含む。タービンが作動中である場合、タービンが生成する機械的な力の一部がタービンシャフトから取り出され、動力伝動軸及び歯車列を介してギアボックスに取り付けられているさまざまな付属機器にそれらを駆動するために伝えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
付属機器駆動用ギアボックスは、特に駆動されるべき付属機器の数及び性質に応じて様々である。付属機器駆動用ギアボックスを設計する際、それでもやはり重要なことは、ギアボックスの大きさ及び重量を、特に付属機器の互いに相対的な位置を付属機器の個々の大きさ、及び付属機器の回転速度に応じて決めることによってできるだけ小さく抑えることである。残念ながら、現在知られている付属機器駆動用ギアボックスは、一般に、大きさ及び重量が大きすぎる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
したがって、本発明の主目的は、その体積及びサイズを大幅に減らすことができる、ガスタービン付属機器を駆動するための組立体を提案することにより、このような欠点を軽減することである。
【0007】
この目的は、
前方側面及び前方側面の反対側にある後方側面を有し、互いに噛み合っている3つの歯車からなる第1歯車列、及び、互いに噛み合っている4つの歯車からなる第2歯車列が中に取り付けられているギアボックスと、
歯車対によって第1及び第2の歯車列と回転するように連結されており、ギアボックスの前方側面から突出する動力伝動軸と、
ギアボックスの側面に取り付けられおり、各々が、2つの歯車列の歯車の1つと回転するように連結されたそれぞれの駆動軸を含む9個の異なるガスタービン付属機器と
を備える組立体をもって達成される。
【0008】
9個の異なる付属機器に力を送るために2つの歯車列に分配された8個の歯車(動力伝動軸の歯車対と2つの歯車列の7個の歯車)のみを用いることが、組立体の総重量及び大きさを著しく減らすことを可能にする。
【0009】
有利な配置では、付属機器のうちの2つがそれぞれの駆動軸を2つの歯車列のうちの一方の同じ歯車と回転するように連結されており、各付属機器がギアボックスの側面のそれぞれの1つに取り付けられている。
【0010】
別の有利な配置では、6個の付属機器がギアボックスの後方側面に取り付けられており、3個の付属機器がギアボックスの前方側面に取り付けられている。
【0011】
さらに別の有利な配置では、付属機器が、電力を送るための2つの発電機と、ガスタービンの装置へ電気を送るための永久磁石式交流発電機と、ガスタービンを始動するための始動機と、加圧下のオイルを送るための2つの油圧ポンプと、主オイルポンプと、主燃料ポンプと、遠心式デオイラーとを備える。
【0012】
このような状況下では、2つの発電機がそれぞれの駆動軸を第1歯車列の2つの隣り合う歯車と回転するように連結させており、各発電機がギアボックスの側面のそれぞれの1つに取り付けられている。発電機のこのような配置は、組立体の重量分布のバランスが保たれることを保証するという利点を与えるものである。
【0013】
さらに、永久磁石式交流発電機がその駆動軸を第1歯車列の残りの歯車と回転するように連結させており、かつ、ギアボックスの後方側面に取り付けられている。
【0014】
始動機は、ギアボックスの後方側面に取り付けられていることであってもよく、始動機の駆動軸は、歯車対と回転するように連結されていることであってもよい。結果として、始動する際のエンジンを駆動するための経路は、いずれの歯車列をも通らない。
【0015】
最後に、2つの油圧ポンプ、遠心式デオイラー、並びにオイル及び燃料ポンプは、有利には、それぞれの駆動軸を第2歯車列の歯車の対応する1つと回転するように連結させており、2つの油圧ポンプ及び遠心式デオイラーがギアボックスの後方側面に取り付けられており、オイル及び燃料ポンプがギアボックスの前方側面に取り付けられている。
【0016】
さらに別の有利な配置では、動力伝動軸が実質的に形状が円錐形であり、一端において、第1にローラーベアリングによって径方向に、第2にボールベアリングによって軸方向に保持されており、また、動力伝動軸の反対側端部において、歯車対へトルクを伝えるためのフルーティングによって径方向に保持されている。このような配置により、軸をそれがギアボックスに取り付けられているところで案内するための追加の転がり軸受に対するあらゆる必要性を回避することで、組立体の総重量を減らすことに貢献することを可能にする。
【0017】
さらに別の有利な配置では、ギアボックスが、互いに接続されて、両方の歯車列の歯車へ潤滑油を運ぶための回路を形成する複数のまっすぐな導管を有し、各導管が一端においてギアボックスの上面に開口している。好ましくは、ギアボックスが鋳造によって作られた金属部品であり、潤滑油を運ぶための導管の場所が、ギアボックスの上面から直接穴をあけるのに適する中実円筒体積によって用意されている。これにより、組立体を作成するときに簡単になる。
【0018】
本発明の他の特徴及び利点は、限定する特徴のない実施形態を示す添付図面に関して与えられる以下の説明から分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明による、付属機器を駆動するための組立体の縦断面図である。
【図2】動力伝動軸がギアボックスにどのように取り付けられているかを示す図1の一部の拡大図である。
【図3】ギアボックスの前方側面から見た図1の組立体を示している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、航空機用ガスタービンの付属機器を駆動するための組立体10の縦断面図である。もちろん、本発明は、ヘリコプターのエンジンのガスタービン、またさらには補助電源装置にも適用される。
【0021】
組立体10は、特に、前方側面14と、その前面の反対側にある後方側面16とを有する実質的に長方形のギアボックス12を備える。
【0022】
ギアボックス12は、長手方向に延びる2つの歯車列、すなわち、互いに噛み合う3つの歯車18aから18cまでからなる第1歯車列18と、互いに噛み合う4つの歯車20aから20dまでからなる、第1歯車列と異なる第2歯車列20とを収容している。
【0023】
動力伝動軸22(図1に部分的に示されている)は、機械的な力をタービン(図示せず)のシャフトから取り出し、2つの歯車列18及び20へ伝える。このために、動力伝動軸22は、一対の歯車24によって両方の歯車列と回転するように連結されている。さらに、動力伝動軸は、ギアボックス12の前方側面14から、前方側面14に実質的に垂直に突出している。
【0024】
2つの歯車列18及び20は、上述したように、タービンの複数の異なる付属機器を回転駆動する役割を果たす。より正確に言うと、本発明では、これらの歯車列が、タービンシャフトから取り出した機械的な力を、各々がギアボックス12の側面14及び16の1つに取り付けられている9個の異なる付属機器に伝える。
【0025】
これら9個の付属機器は、(例えば、エンジンによって推進される航空機へ)電力を送るための2つの発電機26及び28と、エンジンの装置へ電気を送るための永久磁石式交流発電機(PMA)30と、エンジンを始動させるための始動機32と、エンジン及び/又はエンジンの装置へ加圧下のオイルを送るための2つの油圧ポンプ34及び36と、エンジン及び/又はエンジンの装置の油圧回路へ潤滑油を送るための主オイルポンプ38と、主燃料ポンプ40と、遠心式デオイラー42(受動装置)とで構成されている。
【0026】
付属機器26から42の各々は、ギアボックス12の側面14、16の1つに取り付けられている。各付属機器26から42はまた、駆動されるために、歯車列の1つの歯車に取り付けられた駆動軸26aから42aを有する。
【0027】
9個の付属機器を8個の歯車(つまり、動力伝動軸22の歯車対24と、2つの歯車列の7個の歯車18aから18c及び20aから20d)だけで駆動可能とするために、2つの付属機器は、それらの駆動軸を共通の歯車と回転するように連結させており、また、その2つの付属機器は、ギアボックスの異なる側面に取り付けられている。
【0028】
したがって、図1の実施形態では、油圧ポンプ34の1つと主オイルポンプ38が、ギアボックスの後方側面16及び前方側面14にそれぞれ取り付けられており、また、油圧ポンプ34の1つと主オイルポンプ38は、それぞれの駆動軸34a及び38aを第2歯車列20の同じ歯車20bと回転するように連結されている。
【0029】
付属機器26から42は、(ここでは、同一の歯車に取り付けられているために同一の回転速度を有する油圧ポンプ34及びオイルポンプ38を除いて、)異なる体積及び回転速度を有する。付属機器26から42は、組立体が占める空間及び組立体の重量分布をも最適にしつつ、これらのパラメータを考慮するような方法で、ギアボックスに取り付けられることが必要である。
【0030】
このために、本発明に係る組立体の第1歯車列18は、付属機器を高速回転(10000回転毎分(rpm)より大きい)で駆動するための専用の歯車列である。第2歯車列20は、より具体的には、より遅い回転速度(10000rpmより低い)を有する付属機器を専ら駆動する。「高速」歯車列及び「低速」歯車列に分配することにより、さまざまな付属機器の速度を調整するために大きな歯車を用いることを回避することができ、また、これにより、組立体の全体の大きさ及び重量を減らすのに貢献する。
【0031】
したがって、第1歯車列18は、2つの発電機26及び28並びに永久磁石式交流発電機30の回転速度が10000rpmより大きいため、それらを駆動する。第2歯車列20は、回転速度がより遅い残りの付属機器32から42を駆動する。
【0032】
より正確には、2つの発電機26及び28は、それぞれの駆動軸26a及び28aが第1歯車列の2つの隣り合う歯車(それぞれ図1の18a及び18bである)と回転するように連結されており、また、発電機26及び28の各々がギアボックスの側面の1つに取り付けられている。ギアボックスの両側へのこのような配置は、組立体の総重量のバランスを保つ役割を果たす(これら2つの付属機器は、他の付属機器よりも重い)。
【0033】
永久磁石式交流発電機30は、その駆動軸30aが第1歯車列の残りの歯車18cと回転するように連結されており、永久磁石式交流発電機30は、ギアボックスの後方側面16に取り付けられている。
【0034】
始動機32はまた、ギアボックスの後方側面16に取り付けられており、始動機32の駆動軸32aは、歯車対24と回転するように連結されている。
【0035】
最後に、残りの油圧ポンプ36、燃料ポンプ40、及び、遠心式デオイラー42は、それぞれの駆動軸(36a、40a、42a)を第2歯車列20の残りの歯車(つまり、20c及び20d)と回転するように連結させており、2つの油圧ポンプ及び遠心式デオイラーは、ギアボックスの後方側面16に取り付けられており、オイル及び燃料ポンプは、ギアボックスの前方側面14に取り付けられている。
【0036】
第2歯車列20の残りの歯車20aがいずれの付属機器をも回転駆動しないことが観察されるべきである。歯車20aの機能は、力を第2歯車列の付属機器に伝えることであり、また、付属機器が間隔をあけて配置される範囲を増大させることである。
【0037】
さまざまな付属機器のギアボックス上のこのような配置により、第1に、全体の大きさ及び重量を小さくすること(9個の付属機器を駆動するのに8個の歯車のみが必要とされる)、また、第2に、ギアボックス上でバランスのとれた重量分布を得ることが可能になる。
【0038】
図2でより明確に示されている本発明の別の態様によれば、動力伝動軸22は、実質的に円錐形状であり、また、動力伝動軸22は、一端において、第1に、ローラーベアリング44によって径方向に、第2に、ボールベアリング48によって軸方向に保持されており、その反対側端部において、歯車対24へトルクを伝えるためにフルーティング46によって径方向に保持されている。
【0039】
したがって、このような配置は、軸をそれがギアボックスに取り付けられているところで案内するのを補助するために通常必要とされる種類の追加の転がり軸受を有することを省略可能にする。結果として、組立体の総重量は、さらに減らすことができる。
【0040】
フルーティング46を有する動力伝動軸22の端部に置かれた追加の転がり軸受49が、そこに作用するラジアル負荷を吸収する役割をも果たすことが観察されるべきである。
【0041】
本発明のさらに別の態様によれば、図3に示されているように、ギアボックス12は、その前方側面14に、相互接続されて、2つの歯車列の歯車へ潤滑油を運ぶための経路を形成する複数の導管50(図3では6個が示されている)を有する。
【0042】
潤滑油を運ぶためのこれら導管50は、実質的にまっすぐである、かつ、各端部においてギアボックスの上面52に対して開口しているという特定の特徴を有する。したがって、ギアボックス12は鋳造によって作られた金属部品であるので、潤滑油を運ぶための導管50の場所は、後でギアボックスの上面52から直接穴があけられる中実円筒体積によって用意することができる。これは、本発明に係る組立体を作成するときの簡素化につながるものである。
【符号の説明】
【0043】
12 ギアボックス
14 前方側面
16 後方側面
18 第1歯車列
18a、18b、18c、20a、20b、20c、20d 歯車
20 第2歯車列
22 動力伝動軸
24 歯車対
26、28 発電機
30 永久磁石式交流発電機
30a、32a、34a、36a、42a、38a、40a 駆動軸
32 始動機
34、36 油圧ポンプ
38 主オイルポンプ
40 主燃料ポンプ
42 遠心式デオイラー
44 ローラーベアリング
46 フルーティング
48 ボールベアリング
50 導管
52 ギアボックスの上面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスタービンの付属機器を駆動するための組立体であって、
前方側面(14)及び前方側面の反対側にある後方側面(16)を有し、互いに噛み合っている3つの歯車(18aから18c)からなる第1歯車列(18)、及び、互いに噛み合っている4つの歯車(20aから20d)からなる第2歯車列(20)が中に取り付けられているギアボックス(12)と、
歯車対(24)によって第1及び第2の歯車列と回転するように連結されており、ギアボックスの前方側面から突出する動力伝動軸(22)と、
ギアボックスの側面に取り付けられおり、各々が、2つの歯車列の歯車の1つと回転するように連結されたそれぞれの駆動軸(26aから42a)を含む9個の異なるガスタービン付属機器(26から42)と
を備える、組立体。
【請求項2】
付属機器のうちの2つ(34、38)が、それぞれの駆動軸(34a、38a)を2つの歯車列のうちの一方の同じ歯車(20b)と回転するように連結させており、各付属機器が、ギアボックスの側面のそれぞれの1つに取り付けられている、請求項1に記載の組立体。
【請求項3】
6個の付属機器(26、30、32、34、36、42)がギアボックスの後方側面(16)に取り付けられており、3個の付属機器(28、38、40)がギアボックスの前方側面(14)に取り付けられている、請求項1又は2に記載の組立体。
【請求項4】
付属機器が、電力を送るための2つの発電機(26、28)と、ガスタービンの装置へ電気を送るための永久磁石式交流発電機(30)と、ガスタービンを始動するための始動機(32)と、加圧下のオイルを送るための2つの油圧ポンプ(34、36)と、主オイルポンプ(38)と、主燃料ポンプ(40)と、遠心式デオイラー(42)とを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項5】
2つの発電機(26、28)がそれぞれの駆動軸(26a、28a)を第1歯車列(18)の2つの隣り合う歯車(18a、18b)と回転するように連結させており、各発電機がギアボックスの側面(14、16)のそれぞれの1つに取り付けられている、請求項4に記載の組立体。
【請求項6】
永久磁石式交流発電機(30)が駆動軸(30a)を第1歯車列(18)の残りの歯車(18c)と回転するように連結させており、かつ、ギアボックスの後方側面(16)に取り付けられている、請求項5に記載の組立体。
【請求項7】
始動機(32)がギアボックスの後方側面(16)に取り付けられており、始動機の駆動軸(32a)が歯車対(24)と回転するように連結されている、請求項4から6のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項8】
2つの油圧ポンプ(34、36)、遠心式デオイラー(42)、並びにオイル及び燃料ポンプ(38、40)がそれぞれの駆動軸(34a、36a、42a、38a、40a)を第2歯車列(20)の歯車(20bから20d)の対応する1つと回転するように連結させており、2つの油圧ポンプ及び遠心式デオイラーがギアボックスの後方側面(16)に取り付けられており、オイル及び燃料ポンプがギアボックスの前方側面(14)に取り付けられている、請求項4から7のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項9】
動力伝動軸(22)が実質的に形状が円錐形であり、一端において、第1に、ローラーベアリング(44)によって径方向に、第2に、ボールベアリング(48)によって軸方向に保持されており、また、動力伝動軸の反対側端部において、歯車対(24)へトルクを伝えるためのフルーティング(46)によって径方向に保持されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項10】
ギアボックス(12)が、互いに接続されて、両方の歯車列(18、20)の歯車へ潤滑油を運ぶための回路を形成する複数のまっすぐな導管(50)を有し、各導管が一端においてギアボックスの上面(52)に開口している、請求項1から9のいずれか一項に記載の組立体。
【請求項11】
ギアボックス(12)が鋳造によって作られた金属部品であり、潤滑油を運ぶための導管(50)の場所がギアボックスの上面(52)から直接穴をあけるのに適する中実円筒体積によって用意されている、請求項10に記載の組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−222059(P2009−222059A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−57431(P2009−57431)
【出願日】平成21年3月11日(2009.3.11)
【出願人】(502150878)イスパノ・シユイザ (44)