説明

ガステーブルの天ぷら火災防止装置

【課題】天ぷら調理における火災を効果的に防止できるのみならず、ガステーブルによる過熱調理時における利便性を良好に確保する。
【解決手段】ガステーブル2に人感センサー3を設置するとともに、人感センサー3をコントローラ4に接続し、人がガステーブル2から離れたことを人感センサー3が感知し、コントローラ4の指令により、タイマー10を介してガステーブル2のガスを遮断する。又、ガステーブル2から人が離れたことを人感センサー3が感知して人の不在監視モードに入った場合、タイマー10のオンによりガスが遮断されるまで人が立ち戻り、且つ、短時間の人の立ち戻り状態の感知では、人感センサー3による人の不在監視モードを継続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガステーブルの天ぷら火災防止装置に関するものであり、特に、天ぷらを揚げている途中で人がガステーブルから離れたときの安全性を確保できるガステーブルの天ぷら火災防止装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
此種ガステーブルによる加熱調理時における火災発生の原因は、天ぷらを揚げている際に、天ぷら油の過剰な温度上昇に因るものが最も多い。従来、該天ぷら火災の防止機能に関して、天ぷら油の温度が火災に至ることのないようにコントロールすべく、加熱調理中の天ぷら油の温度を常時計測し、その結果に基づいてガステーブルの作動を制御している。
【0003】
例えば、天ぷら油の過熱を防止する具体的方法として、天ぷら鍋に油温計を取り付けて、天ぷら油の温度によってバーナーの最高温度を制御する方式が提案されている。また、天ぷら油の過熱を調理者に報知するため、警報機能を付設したガステーブルの天ぷら火災防止装置も提案されている(例えば特許文献1又は2参照)。
【特許文献1】特開平6−109244号公報
【特許文献2】特開2000−179859号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のガステーブルの天ぷら火災防止装置では、天ぷらを揚げている時の火災発生を効果的に防止できるものの、すべてのバーナーに上記制御手段が付設されるため、天ぷら以外の料理を調理する場合でも、バーナーの最高温度の制御がかかる。そのため、天ぷら以外の料理を調理するときに、ガステーブルの使い勝手が低下して調理者の不便性が増大すると云う問題を有していた。
【0005】
そこで、天ぷら揚げに起因する火災を防止できるのみならず、天ぷら以外の料理を調理する際の利便性を確保するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ガステーブルに人感センサーを設置するとともに、該人感センサーをコントローラに接続し、人が前記ガステーブルから離れたことを前記人感センサーで感知し、前記コントローラの指令により、タイマーによりガスを遮断又は絞るように構成された人感センサー付きガステーブルの天ぷら火災防止装置であって、該天ぷら火災防止装置は、前記ガステーブルから人が離れたことを前記人感センサーが感知して人の不在監視モードに入った場合であっても、前記タイマーによりガスが遮断されるまでに人が前記ガステーブルに立ち戻り、且つ、短時間の該人の立ち戻り状態の感知では、前記人感センサーによる前記人の不在監視モードは継続されるように構成したことを特徴とするガステーブルの天ぷら火災防止装置を提供する。
【0007】
この構成によれば、例えば天ぷら揚げの調理中に、ガステーブルから人が離れたときは、これを人感センサーが感知して人の不在監視モードに入る。そして、人の不在監視モードに入った場合でも、前記タイマーによりガスが遮断されるまで、人がガステーブルに短時間で立ち戻った状態が感知されている状態では、人感センサーによる人の不在監視モードは継続される。一方、人がガステーブルにタイマー設定時間経過しても立ち戻らない状態が感知された場合は、前記タイマーによりガスが遮断される。
【0008】
請求項2記載の発明は、上記人感センサーは、上記ガステーブルから人が離れても直ちに不在監視モードに入らないように不感時間が設定されていることを特徴とする請求項1記載のガステーブルの天ぷら火災防止装置を提供する。
【0009】
この構成によれば、上記人感センサーには不感時間が設定されているので、ガステーブルから人が離れても該人感センサーは不在監視モードに直ちに入らず、不感時間経過後たとえば数秒乃至10秒経過した後に不在監視モードに入る。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明は、天ぷら揚げをしている人がガステーブルから離れてタイマー設定時間経過すると、タイマーによりガステーブルへのガス供給が遮断されるため、天ぷら油の過熱に起因する火災の発生を未然に防止できる。一方、ガステーブルから離れた人が短時間で再び立ち戻ってきた場合は、ガステーブルへのガス供給が維持されるので、ガステーブルにおける調理をそのまま続行でき、ガステーブルの使い勝手が向上する。
【0011】
又、従来装置のようにすべてのバーナーに最高温度の制御がかからないので、天ぷら以外の料理を調理する場合に、従来の如くガステーブルの使い勝手を損ねることがなく、ガステーブルの利便性を著しく向上させることができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、ガステーブルから人が僅かな時間だけ離れても、人感センサーは不在監視モードに直ちに移行しないので、請求項1記載の発明の効果に加えて、人がガステーブルから離れ、そして、その後、例えば数秒乃至10秒間以内に立ち戻った場合、そのたびに人感センサーが頻繁に作動せず、該人感センサーの動作安定性を長期間に及んで確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、ガステーブルによる調理の利便性を損なうことなく、天ぷら油の過剰な温度上昇に起因する火災の発生を未然に防止するという目的を達成するため、ガステーブルに人感センサーを設置するとともに、該人感センサーをコントローラに接続し、人が前記ガステーブルから離れたことを前記人感センサーで感知し、前記コントローラの指令により、タイマーによりガスを遮断又は絞るように構成された人感センサー付きガステーブルの天ぷら火災防止装置であって、該天ぷら火災防止装置は、前記ガステーブルから人が離れたことを前記人感センサーが感知して人の不在監視モードに入った場合であっても、前記タイマーによりガスが遮断されるまでに人が前記ガステーブルに立ち戻り、且つ、短時間の該人の立ち戻り状態の感知では、前記人感センサーによる前記人の不在監視モードは継続されるように構成したことにより実現した。
【実施例】
【0014】
以下、本発明の好適な一実施例を図1乃至図4に従って説明する。図1は本実施例に係るガステーブルの天ぷら火災防止装置1を示す解説図である。同図に於いて、2はガステーブルであって、該ガステーブル2の近傍には人感センサー(対人センサー)3が設置され、該人感センサー3により、ガステーブル2の前に人(調理人)Mが存在するか否かが感知される。
【0015】
例えば、ガステーブル2で人Mが天ぷら揚げなどを加熱調理している最中に、該ガステーブル2の前から人Mが離れると、人感センサー3は不在監視モードに自動的に切り替わる。該人感センサー3の検知方式としては、赤外線検知方式、超音波検知方式又は電波検知方式などの何れを採択してもよい。
【0016】
又、上記人感センサー3には、記憶部及び判定部を有するコントローラ4が接続され、該コントローラ4には人感センサー3で検知されたセンサー信号が入力される。而して、該センサー信号に基づきコントローラ4は、人Mが該ガステーブル2から離れて人感センサー3が不在監視モードに入ると、これと同時に、該不在監視モードに移行したことを自動的に判定して記憶する。
【0017】
さらにまた、前記ガステーブル2下部のバーナー近傍には熱電対、サーミスタ又は白金などから成る測温部5が取り付けられ、該測温部5によってガステーブル2の火炎の有無をセンシングして立ち消えの危険を監視している。該測温部5はガス器具栓6に接続されている。
【0018】
更に、該ガス器具栓6にはガス遮断装置が組み込まれ、人Mがガステーブル2からタイマー設定時間以上離れて立ち去ったときは、ガステーブル2へのガス供給が自動的に遮断(弱火になる程度のガス供給の絞りを含む。以下同様。)される。
【0019】
又、前記ガス器具栓6は、乾電池7を内蔵して成る温調バルブ8に接続され、該温調バルブ8は開閉量を変化させてガス流量を変更することで、前記ガステーブル2のバーナー火力を可変調整する。更に、温調バルブ8には流量センサー9が接続され、該流量センサー9によってガステーブル2へのガス供給量が検出される。該流量センサー9、温調バルブ8及びガス器具栓6は前記コントローラ4に電気的に接続され、該コントローラ4との間で指令信号及びセンサー信号のやり取りが行われるように構成されている。
【0020】
更に、上記コントローラ4にはタイマー10が接続され、該タイマー10にはリセット時間が予め設定されている。又、コントローラ4の指令信号によりタイマー10がオンされると、前記ガス器具栓6により前記ガステーブル2へのガス供給を即時に遮断できるように構成されている。
【0021】
本実施例に係る天ぷら火災防止装置1は、前記ガステーブル2の前で調理をしている人Mが、該ガステーブル2から離れたとき、これを人感センサー3が感知して人の不在監視モードに入る。又、該人感センサー3の感知信号はコントローラ4に入力され、該感知信号に基づきコントローラ4は、ガステーブル2の前に人Mが居ないことを判定して記憶する。
【0022】
そして、人Mがガステーブル2から離れて規定時間経過しても立ち戻らない場合は、タイマー10が作動すると同時に、コントローラ4の指令信号により、前記ガス器具栓6によってガステーブル2へのガスの供給が即時に遮断される。従って、天ぷら鍋11で天ぷら揚げをしている途中に、人Mがガステーブル2から規定時間以上立ち去っても、天ぷら油が過熱されないので、該天ぷら油の過熱に起因する火災の発生を防止して安全性が確保される。
【0023】
これに対して、人感センサー3が不在監視モードに入った場合であっても、不在監視モードに入ってから短時間たとえば90秒間以内に人Mがガステーブル2に立ち戻った場合は、タイマー10はオンせずに、ガステーブル2へのガスの供給は維持される。
【0024】
即ち、人Mがガステーブル2から離れても直ちに立ち戻った場合は、タイマー10の作動はリセットされないため、ガステーブル2へのガス供給は遮断されず、ガステーブル2のバーナーによる加熱調理は続行される。従って、人Mがガステーブル2から僅かな時間離れた場合でも、前記バーナーによる加熱調理が中断されないので、ガステーブル2で加熱調理する人Mが不便を感ずるおそれがない。
【0025】
次に、本発明に係る人感センサー3の信号に基づくガステーブル2の制御方式について更に詳しく説明する。天ぷら火災の原因は、天ぷら油温度の異常上昇(約360℃程度で発火)である。一方、そのような異常温度上昇の発生原因は主として、加熱調理中に調理者が何らかの理由でガステーブル2の前から離れることによる。したがって、調理者がガステーブル2の前から規定時間以上離れたことを検知して、ガス流量を絞るなどして対応すれば火災は防げるが、本制御方式は、調理者がガステーブル2の前に存在している場合は、機械的なガス流量の絞りによる温度制御を全く行わないために、従来装置のように温度監視による加熱調理の不便さを調理者が感じるおそれはない。
【0026】
次に、人の不在監視モードに入った後、タイマー10によるガス遮断までのタイマー設定時間について検討する。本制御方式においては、実際に天ぷら油の温度計測を行なわず、ガステーブル2から人が離れたときの時間経過をタイマー10で計測して、その計測結果に基づいてコントローラ4によりガス器具栓6の作動を制御してガス遮断を実行する。したがって、想定される調理条件(調理環境)に応じて、天ぷら油の温度が危険な状態に達するまでの時間を決定する必要がある。この時間決定に際しては、表1に例示する項目の数値が前提条件として考慮される。
【0027】
【表1】

【0028】
尚、本発明者等は、天ぷら油の温度上昇に伴い、天ぷら油自身からの発熱量に比べて、ガスの燃焼で発生する熱量が十分大きいという知見を得ている。この知見によれば、例えば、200ccの天ぷら油で190℃の高温で天ぷらを揚げていた場合、最高のガス燃焼出力のまま調理者がガステーブル2から離れたのち、所定時間(約1分30秒)後にガスを止めれば火災を防ぐことができる。
【0029】
但し、ガス供給を遮断(又は最小量のガスの絞りを含む。)としても、天ぷら油の温度上昇はしばらく続くことから、余裕をみて1分程度の時間経過後に制御することが必要になる。
【0030】
次に、少量の天ぷら油の過熱による火災について考察すると、調理者が200ccよりも更に少ない量の天ぷら油で加熱調理することも想定し、どのくらい時間経過した後にガスを遮断すべきかを検討する。図2は、200ccの天ぷら油および500ccの天ぷら油を中バーナーおよび大バーナーで夫々加熱した時に190℃から300℃まで温度が上昇するのに必要な時間をプロットしたものである。
【0031】
このグラフからは判るように、バーナーの大きさによって違いがあるものの、いずれの場合も天ぷら油が少量になっても加熱により上記温度まで上昇するのにかかる時間はゼロにはならず、天ぷら油の量が非常に少ない条件下でも、1分程度の時間がかかることが予想される。依って、余裕をみて天ぷら油の量が少ないときでも20〜30秒の時間があれば、火災に至るような温度上昇は起こり得ないと考えられる。したがって、ごく少量の天ぷら油の使用も想定して天ぷら油の過熱を確実に防ぐためには、20〜30秒程度の短い時間でガスを遮断する必要がある。
【0032】
次に、人感センサー3の不感時間の設定について説明する。たとえば、ガステーブル2から調理者が居なくなったことを人感センサー3で感知し、その後、40秒経過した時点で調理者が立ち戻って、また直ちに調理者が立ち去った場合を想定する。このとき既に天ぷら油の温度はかなり高温になっていることが考えられる。したがって、このあと再度1分間の加熱を継続すると、最悪の場合、天ぷら油の温度が300℃を超える可能性も否定できない。
【0033】
かかる状況を考えると、一旦調理者が立ち去ったことを感知した後に、ガスが遮断される前に調理者が戻ってきた場合、調理者がある程度の継続時間以上居続けない限り、最初の遮断タイマーをオフしないようにする必要がある。たとえば調理者がガステーブル2の前に継続して10秒間程度以上居続けることが感知された場合、不在監視モードをリセットして調理者に加熱温度のコントロールを委ねることが考えられる。
【0034】
一方、ガステーブル2での調理中に、調理者がガステーブル2から僅かな時間だけ離れることがあるが、この場合、その都度人感センサー3が不在監視モードに入ったのでは、機器の動作の安定性の観点からも好ましくない。そこで、調理者が居なくなってから数秒乃至10秒程度の時間を経過した後に、不在監視モードに入るようにすべきである(図3参照)。
【0035】
尚、人感センサーによる天ぷら火災防止の制御方式では、図4に示すように、自動流量制限時間は最小の天ぷら油流量によって30〜60秒の間で変化することが判る。
【0036】
以上の如く、本実施例によれば、ガステーブル2で調理している途中で、ガステーブル2から人が離れたときは、これを人感センサー3が感知して人の不在監視モードに入る。そして、人の不在監視モードに入った場合でも、前記タイマー10に設定された所定時間が経過する前に、人がガステーブル2に直ちに立ち戻ったことが感知された状態では、ガステーブル2へのガス供給が維持されるので、ガステーブル2における調理を続行でき、ガステーブル2の使い勝手を損ねることがない。
【0037】
又、天ぷらの調理途中に、人がガステーブル2から離れて設定時間経過しても立ち戻らない状態が感知されたときは、前記タイマー10を介して、ガステーブル2へのガス供給が遮断されるため、天ぷら油の過熱に起因する火災の発生が未然に防止される。
【0038】
加えて、本発明は従来装置と異なり、すべてのバーナーに最高温度の制御がかからないので、天ぷら以外の料理を調理する場合に、ガステーブル2の使い勝手が低下することがない。斯くして、ガステーブル2による加熱調理時における安全性確保と利便性向上が同時に満足される。
【0039】
更に、タイマー2がオンになる設定時間は、天ぷら油が危険な温度に上昇しないように、ガステーブル2のバーナー火力、天ぷら油の量などの調理条件に応じて設定されているので、不在監視モードに入った後、前記設定時間以内に人がガステーブル2に立ち戻らないときでも、天ぷら油が危険な温度に上昇しないので、調理条件が異なる場合でも、火災の発生を確実に防止することができる。
【0040】
更に又、人感センサー3には不感時間が設定されているので、ガステーブル2から人が離れても、該人感センサー3は不在監視モードに直ちに入らない。従って、不感時間経過後に初めて不在監視モードに入るので、人がガステーブル2から僅かな時間だけ離れる毎に、人感センサー3が頻繁にオンオフすることがなく、該人感センサー3の動作の安定性が長期間に亘って良好に確保される。
【0041】
本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施例を示し、ガステーブルの天ぷら火災防止装置の解説図。
【図2】一実施例に係る天ぷら油の温度が300度まで上昇したときの時間を説明するグラフ。
【図3】一実施例に係る人感センサーの不感時間を説明するグラフ。
【図4】一実施例に係る人感センサーによる天ぷら火災防止ロジックを説明するグラフ。
【符号の説明】
【0043】
1 天ぷら火災防止装置
2 ガステーブル
3 人感センサー
4 コントローラ
6 ガス器具栓
8 温調バルブ
9 流量センサー
10 タイマー



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガステーブルに人感センサーを設置するとともに、該人感センサーをコントローラに接続し、人が前記ガステーブルから離れたことを前記人感センサーで感知し、前記コントローラの指令により、タイマーによりガスを遮断又は絞るように構成された人感センサー付きガステーブルの天ぷら火災防止装置であって、
該天ぷら火災防止装置は、前記ガステーブルから人が離れたことを前記人感センサーが感知して人の不在監視モードに入った場合であっても、前記タイマーによりガスが遮断されるまでに人が前記ガステーブルに立ち戻り、且つ、短時間の該人の立ち戻り状態の感知では、前記人感センサーによる前記人の不在監視モードは継続されるように構成したことを特徴とするガステーブルの天ぷら火災防止装置。
【請求項2】
上記人感センサーには、上記ガステーブルから人が離れても直ちに不在監視モードに入らないように不感時間が設定されていることを特徴とする請求項1記載のガステーブルの天ぷら火災防止装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate