説明

ガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置及び方法

【課題】レーザ計測において被測定ガス中の煤塵濃度とガス組成とを一度に計測することができるガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置及び方法を提供する。
【解決手段】被測定ガスであるガス化ガス12中の煤塵濃度を計測する煤塵濃度計13と、煤塵濃度の計測結果が、所定の閾値未満である場合に、ガス化ガス12中のガス組成を計測するガス組成計測計14と、煤塵濃度の結果が、所定の閾値以上である場合に、ガス化ガス12中の煤塵を除去するフィルタ18(18a、18b、18c)と、煤塵濃度の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタ18に通過させるか否かを判断する制御装置17と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ計測において被測定ガス中の煤塵濃度とガス組成とを一度に計測することができるガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、燃料ガス中のダスト(煤塵)成分の濃度をレーザ照射によるミー散乱光により計測することが知られている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−24249号公報
【特許文献2】特開2005−24250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の方法では、煤塵濃度が低濃度の場合は、煤塵濃度とガス組成の両方の計測が可能であるが、それ以上の濃度となった場合、煤塵からのミー散乱光あるいは、煤塵中に含まれるハイドロカーボン類からの蛍光などがノイズ光となり、レーザラマン法によるガス組成の計測が困難になる、という問題がある。
【0005】
また、煤塵濃度が高い場合には、ボイラ設備に供給するガス化ガス中の煤塵濃度が増加するので、煤塵の種類によっては、例えばボイラ設備の後流側において、ファウリング、スラッギングなどのトラブルが発生する場合がある。
このため、高い煤塵濃度であっても、燃料ガス組成を迅速に精度よく計測することが必要である。このように、煤塵濃度が高い場合であっても、適切にガス組成分析が可能であることが要望されている。
【0006】
本発明は、前記問題に鑑み、レーザ計測において被測定ガス中の煤塵濃度とガス組成とを一度に計測することができ、且つ煤塵濃度が高い場合であってもガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置及び方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、被測定ガス中の煤塵濃度を計測する煤塵濃度計と、煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値未満である場合に、被測定ガス中のガス組成を計測するガス組成計測計と、煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値以上である場合に、被測定ガス中の煤塵を除去するフィルタと、煤塵濃度の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタに通過させるか否かを判断する制御装置と、を具備することを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置にある。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、煤塵濃度計が、被測定ガスに対してレーザ光を照射し、発生するミー散乱光から被測定ガス中の煤塵濃度を計測するミー散乱光計測装置であることを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置にある。
【0009】
第3の発明は、第1において、煤塵濃度計が、被測定ガスの煤塵の濁度から煤塵濃度を計測するものであることを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置にある。
【0010】
第4の発明は、第1の発明において、煤塵濃度計が、被測定ガスの煤塵の重量から煤塵濃度を計測するものであることを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置にある。
【0011】
第5の発明は、被測定ガス中の煤塵濃度を計測し、煤塵濃度の第1の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタに通過させるか否かを判断し、煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値未満である場合に、フィルタを通過せずに、被測定ガス中のガス組成を計測すると共に、煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値以上である場合に、被測定ガス中の煤塵をフィルタで除去した後に被測定ガス中のガス組成を計測することを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測方法にある。
【0012】
第6の発明は、第5の発明において、所定の閾値以上である場合に、ミー散乱光計測法により計測できる第2の閾値以上の場合には、濁度計又は重量計により煤塵濃度を計測することを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測方法にある。
【0013】
第7の発明は、第5又は6のガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測方法により煤塵濃度及びガス組成の計測の結果により、燃焼条件のフィードバック制御を行うことを特徴とする燃焼設備の運転方法にある。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、被測定ガス中の煤塵濃度とガス組成とを一度に計測することができるので、被測定ガスの状態をオンラインで常に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、実施例1に係る煤塵濃度計測装置の概略図である。
【図2】図2は、実施例1に係るフローチャートである。
【図3】図3は、実施例1に係る他のフローチャートである。
【図4】図4は、実施例1に係るラマン散乱光計測の測定チャートである。
【図5】図5は、実施例2に係る煤塵濃度計測装置の概略図である。
【図6】図6は、実施例2に係るフローチャートである。
【図7】図7は、実施例2に係るラマン散乱光計測の測定チャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【実施例1】
【0017】
本発明による実施例に係るガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置について、図面を参照して説明する。
図1は、実施例1に係るガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置を備えたバイオマスガス化ガス・微粉炭混焼システムの概略図である。図1に示すように、ガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置は、被測定ガスであるガス化ガス12中の煤塵濃度を計測する煤塵濃度計13と、煤塵濃度の計測結果が、所定の閾値未満である場合に、ガス化ガス12中のガス組成を計測するガス組成計測計14と、煤塵濃度の結果が、所定の閾値以上である場合に、ガス化ガス12中の煤塵を除去するフィルタ18(18a、18b、18c)と、煤塵濃度の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタ18に通過させるか否かを判断する制御装置17と、を具備するものである。
【0018】
煤塵濃度計13としては、ガス化ガス12に対してレーザ光を照射し、発生するミー散乱光からガス化ガス12中の煤塵濃度を計測するミー散乱光計測装置とするのが好ましい。
ここで、ミー散乱光計測装置により所定の閾値を判断しているが、この閾値は、ガス組成計測計であるラマン散乱光計測装置での計測が安定してできるか否かを指標としており、例えば閾値を10mg/m3Nとしている。
これは、煤塵濃度が10mg/m3Nを超えると、ラマン散乱光の計測のベースラインが安定せずに、ガス組成の分析精度が悪化するからである。
【0019】
なお、ミー散乱光計測装置及びラマン散乱光計測装置は、例えば前述した特許文献等に開示される公知のレーザ計測装置であれば、いずれでもよく、その装置構成は省略する。
【0020】
本実施例では、図1に示すように、バイオマスガス化ガス・微粉炭混焼システム10Aの燃焼設備であるバイオマスガス化炉11からのガス化ガス12を供給するガスラインである母管L0から、その一部のガス化ガス12aを分岐する分岐ラインL1を設け、該分岐ラインL1に煤塵濃度計13を設けている。そして、ガス化ガス12中の煤塵濃度を計測し、制御装置17において所定の閾値か否かを判断し、閾値未満であると判断した場合には、ガス組成計測計14でガス組成の計測を行う。これにより、短時間で、煤塵濃度とガス組成とを高い精度で計測することができ、その結果を制御装置17から燃焼設備にフィードバックし、ボイラ16に供給する微粉炭14と混合燃焼する燃焼条件の迅速な対応を行うことができる。
なお、図1中、符号L2は煤塵濃度計13から直接分岐したガス化ガス12aをガス組成計測計14に供給するライン、L3はフィルタラインを示す。
【0021】
また、制御装置17において所定の閾値か否かを判断し、閾値以上であると判断した場合には、切替弁V1を切替て、フィルタ18側へガス化ガス12aを導き、第1のフィルタ18aでガス化ガス12a中の煤塵を除去し、その後ガス組成計測計14でガス組成の計測を行うようにしている。
【0022】
本実施例では、フィルタ18を3台(第1のフィルタ18a、第2のフィルタ18b、第3のフィルタ18c)用意して、フィルタ機能が低下した際に、切替弁V2を切り替えることで、連続して煤塵を除去できるようにしている。
【0023】
図2を参照して、計測の手順について説明する。
1) まず、ガス化ガス12中の煤塵濃度をミー散乱光分析により計測する(ステップ1:S1)。
2) 煤塵濃度の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタに通過させるか否かを判断し、煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値(10mg/m3N)未満(No)である場合に、フィルタを通過せずに、ガス化ガス12中のガス組成を、ラマン散乱光分析により計測する(ステップ2:S2)。このラマン散乱光分析の結果より、ガス組成を求め、カロリーを求める。
3) 煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値(10mg/m3N)以上(Yes)である場合フィルタを通過させ(ステップ3:S3)その後、ガス化ガス12中のガス組成を、ラマン散乱光分析により計測し(ステップ2:S2)、ガス分析は終了し、次の計測に備える。
【0024】
また、フィルタの切り替えを行う場合には、図3に示すような以下の手順による。
ステップ1からステップ3までは、前述と同じ手順であり、さらに以下のステップを行う。
4) ステップ2(S2)の終了後、図5に示すラマン散乱光のスペクトルにより、(ピークの面積(A)/(スペクトル全体の面積(スペクトルの面積の総和(A))+(ベースラインの面積の総和(B))=フィルタ交換の閾値が、0.5以上か否かを判断する(ステップ4:S4)
5) フィルタ交換の閾値が、0.5未満(No)の場合、ガス分析は終了し、次の計測に備える。
6) フィルタ交換の閾値が、0.5以上(Yes)の場合、現在使用しているフィルタ(18a)から、新しい次のフィルタ(18b)に交換し(ステップ5:S5)、次の計測に備える。
【0025】
図4に、ラマン散乱光計測の測定チャートを示す。図4に示すように、上段のチャートは、煤塵濃度が高い場合の計測例であり、ベースラインが左上がりに上昇し、ガス組成を正確に測定出来ない様子を示している。なお、図5の下段のチャートは正常状態のスペクトルであり、これからガス組成を求め、カロリーを計算することができる。図中、斜線部分がスペクトル全体の面積(ピークの面積の総和(A)と、ベースラインの面積の総和(B)を示す。
【0026】
本発明によれば、ガス化ガス12中の煤塵濃度とガス組成とを一度に計測することができるので、ガス化ガス12の状態をオンラインで常に監視することができる。
【実施例2】
【0027】
本発明による実施例2に係るガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置について、図面を参照して説明する。
図5は、実施例2に係るガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置を備えたバイオマスガス化ガス・微粉炭混焼システムの概略図である。図5に示すように、バイオマスガス化ガス・微粉炭混焼システム10Bは、実施例1における煤塵濃度計13が、第1の煤塵濃度計(ミー散乱光分析計)13aと、第2の煤塵濃度計(濁度分析計又は重量分析計)13bとを併用したものから構成されている。
【0028】
ガス化ガス12中の煤塵濃度が低い場合には、ミー散乱分析により、実施例1の装置での煤塵とガス組成との同時計測が可能であるが、煤塵濃度が高くなると、レーザ光が十分に透過しない場合があり、ミー散乱光分析が困難となる。
【0029】
図6に、ラマン散乱光計測の測定チャートを示す。図6に示すように、上段のチャートは、煤塵濃度が高い場合の計測例であり、ミー散乱光がブロード状態となって、ガス組成が測定出来ない様子を示している。
【0030】
よって、正常ではない場合には、煤塵濃度計測手段として、先ずミー散乱光分析による第1の煤塵濃度計13aと、煤塵の濁度又は重量から煤塵濃度を計測する第2の煤塵濃度計13bとを設け、煤塵濃度を求めるようにしている。
また、第2の煤塵濃度計13bとしては、高濃度煤塵を測定できるものであればよく、他にコヒーレント光のドップラー効果を利用して煤塵を分析するようにしてもよい。さらに、当該コヒーレント光に煤塵分析、ガス組成分析のために使用するレーザ光源を適用することも可能である。
【0031】
例えば、煤塵濃度の閾値として、第1の閾値(10mg/m3N)と、第2の閾値(10g/m3N)とを設定し、第1の閾値以上の場合には、第2の煤塵濃度計13bで煤塵濃度を計測している。
そして、煤塵濃度が高濃度と判断された場合(10g/m3N)には、フィルタ18で煤塵を除去する際に、フィルタ18の劣化が早いので、フィルタ18を通過する前に、煤塵除去手段20により予め煤塵を除去した後に、フィルタ18を通過させて、ラマン散乱光分析を行うようにしている。
【0032】
前記煤塵除去手段20としては、静電分離手段、コロナ放電により煤塵分離手段等を例示することができるが、本発明はこれらに限定されず、ガス中の煤塵を除去できる手段であれば、いずれでもよい。
【0033】
そして、制御装置17において所定の閾値か否かを判断し、第2の閾値以上であると判断した場合には、切替弁V1、切替弁V3を切替て、煤塵除去手段20にガス化ガス12aを通過させ、ここで煤塵を除去した後、フィルタ18側へガス化ガス12aを導き、第1のフィルタ18aでガス化ガス12a中の煤塵を除去し、その後ガス組成計測計14でガス組成の計測を行うようにしている。
【0034】
なお、第1の閾値、第2の閾値については、ガス化ガス中の煤塵の性状、計測装置により変動するので、前記閾値については一例である。
【0035】
図7を参照して、計測の手順について説明する。
1) まず、ガス化ガス12中の煤塵濃度をミー散乱分析により計測する(ステップ11:S11)。
2) 煤塵濃度の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタに通過させるか否かを判断し、煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値(10mg/m3N)未満(No)である場合に、フィルタを通過せずに、ガス化ガス12中のガス組成を、ラマン散乱光分析により計測する(ステップ12:S12)。このラマン散乱光分析の結果より、ガス組成を求め、カロリーを求める。ガス分析終了後は、次の計測に備える。
3) 煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値(10mg/m3N)以上(Yes)である場合、さらにその濃度が第2の閾値(1g/m3N)以上か否かを判断する(ステップ13:S13)。
4) 所定の第2の閾値(1g/m3N)未満(No)である場合に、フィルタを通過させ(ステップ14:S14)その後、ガス化ガス12中のガス組成を、ラマン散乱光分析により計測する(ステップ12:S12)。
5) 煤塵濃度の結果が、所定の第2の閾値(1g/m3N)以上(Yes)である場合、さらに煤塵濃度計分析によりその濃度を計測する(ステップ15:S15)。
6) 煤塵除去手段により煤塵を除去し(ステップ16:S16)、ステップ14でフィルタを透過して、ラマン散乱光分析してガス組成を求める(ステップ12:1S12)。
【0036】
本発明にかかる煤塵濃度計測方法は、例えば加圧流動床ボイラ、ガス化炉、コークス炉等からの生成ガスの煤塵濃度の計測や、例えばタービンやガスエンジン、各種ボイラに供給される導入ガスのガス中の煤塵濃度を計測する際において、適用が可能であり、高濃度の煤塵によるノイズの影響を最小限に抑制し、精度良く、ガス組成の分析が可能となる。
また、発電プラントのみならず、化学プラントから得られる有用ガス(例えばGTL)のガス組成の計測についても同様にできる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明に係るガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置及び方法によれば、煤塵濃度が高い場合であっても、適切に被測定ガス中の煤塵濃度とガス組成とを一度に計測することができる。
【符号の説明】
【0038】
10A、10B バイオマスガス化ガス・微粉炭混焼システム
11 バイオマスガス化炉
12 ガス化ガス
13 煤塵濃度計
14 ガス組成計測計
15 微粉炭
16 ボイラ
17 制御装置
18(18a、18b、18c) フィルタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定ガス中の煤塵濃度を計測する煤塵濃度計と、
煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値未満である場合に、被測定ガス中のガス組成を計測するガス組成計測計と、
煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値以上である場合に、被測定ガス中の煤塵を除去するフィルタと、
煤塵濃度の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタに通過させるか否かを判断する制御装置と、を具備することを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置。
【請求項2】
請求項1において、
煤塵濃度計が、被測定ガスに対してレーザ光を照射し、発生するミー散乱光から被測定ガス中の煤塵濃度を計測するミー散乱光計測装置であることを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置。
【請求項3】
請求項1において、
煤塵濃度計が、被測定ガスの煤塵の濁度から煤塵濃度を計測するものであることを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置。
【請求項4】
請求項1において、
煤塵濃度計が、被測定ガスの煤塵の重量から煤塵濃度を計測するものであることを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測装置。
【請求項5】
被測定ガス中の煤塵濃度を計測し、
煤塵濃度の第1の閾値の結果により、被測定ガスをフィルタに通過させるか否かを判断し、
煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値未満である場合に、フィルタを通過せずに、被測定ガス中のガス組成を計測すると共に、
煤塵濃度の結果が、所定の第1の閾値以上である場合に、被測定ガス中の煤塵をフィルタで除去した後に被測定ガス中のガス組成を計測することを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測方法。
【請求項6】
請求項5において、
所定の閾値以上である場合に、ミー散乱光計測法により計測できる第2の閾値以上の場合には、濁度計又は重量計により煤塵濃度を計測することを特徴とするガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測方法。
【請求項7】
請求項5又は6のガス中の煤塵濃度及びガス組成の計測方法により煤塵濃度及びガス組成の計測の結果により、燃焼条件のフィードバック制御を行うことを特徴とする燃焼設備の運転方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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