ガラス封止型IC用パッケージ
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス封止型IC用パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス封止型IC用パッケージは図7に示すように、中央部に凹部を設けたセラミック基板13の凹部底面にメタライズ層12を設け、凹部上段水平面にガラスフリット27をスクリーン印刷により形成して焼成した後ガラスフリット27の上にリードフレーム15を加熱圧着して接合しケースを形成する。一方、セラミックのキャップ16の封着面にガラスフリット27と同じ流動性を有するガラスフリット27aをスクリーン印刷し焼成して形成し、ガラス封止型ICパッケージを構成する。
【0003】図8は従来のガラス封止型パッケージの使用例を示す断面図である。
【0004】図8に示すように、ケースのメタライズ層12の上にICチップ11をマウントし、ICチップ11の電極とリードフレーム15の内部リードとの間を金属細線14により接続し、ケースの上面にキャップ16のガラスフリット27aを合わせて載置し、420〜480℃の温度で加熱しガラスフリット27,27aを熔融させ気密封止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のガラス封止型IC用パッケージは、気密封止のための封止温度を420〜480℃の高温に設定する必要があった。
【0006】これは、ガラスフリットの熱膨張率をセラミック基板やリードフレームに合わせるため、各種のフィラーを添加しており、そのフィラーの影響で高温でなければ良好なガラス流動性が得られないからである。しかし、最近、半導体素子の拡散プロセスが低温化してきており、アルミニウム配線も420℃以下でアロイ処理が行われているため、パッケージを高温度で封止した場合にはアロイ温度以上にICチップがさらされて不純物の拡散領域が拡大し、能動素子の特性がばらつき回路特性の変動を生ずるという問題点がある。
【0007】また、アロイ温度以上になると、ICチップ表面の絶縁層からH2 などのガスが発生し、これがアルミニウム配線を侵食して断線を発生させる等の問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットを設けこの第1のガラスフリット上に接合したリードフレームを有するケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットを設けたキャップとを備えたガラス封止型IC用パッケージにおいて、前記ケースの前記リードフレーム又は前記キャップの第2のガラスフリットのいずれかの上にパッケージを気密封止するための高流動性の第3のガラスフリットを設けたことを特徴とする。
【0009】本発明の第2のガラス封止型IC用パッケージの構成は、中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層し、この第3のガラスフリット上に接合してリードフレームを設けたケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層して設けたキャップとを有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【0012】図1に示すように、中央部に凹部を設けたセラミック基板13の凹部底面に素子搭載用のメタライズ層12を設け、PbO−B2 O3 系硝子の母材に硅化ジルコニウム(ZrSiO4 )やウィレマイト(Zn2 SiO4 )等のフィラーを混在させた日本電気硝子製のLS−3001(商品コード番号)等の低流動性のガラスフリット17をスクリーン印刷により塗布して焼成する。次に、ガラスフリット17上にリードフレーム15を加熱圧着して接合しケースを形成する。
【0013】一方、セラミックのキャップ16の封着面にガラスフリット17と同じ材質のガラスフリット17aをスクリーン印刷により塗布して焼成した後ガラスフリット17aの上にPbO−B2 O3 系硝子LS−3001のフィラーを25〜35%減少させた高流動性のガラスフリット18をスクリーン印刷して焼成し2層構造のガラスフリットを形成し、ガラス封止型IC用パッケージを構成する。
【0014】図2は本発明のガラス封止型IC用パッケージの使用例を示す断面図である。
【0015】図2に示すように、ケースのメタライズ層12の上にICチップ11をマウントし、ICチップ11の電極とリードフレーム15の内部リードとの間を金属細線14により電気的に接続する。次に、ケースの上面にキャップ16のガラスフリット18を合わせて載置し、385〜390℃の温度に加熱してガラスフリット18を熔融させ気密封止する。
【0016】ここで、ガラスフリット18はガラスフリット17,17aが420℃のときの流動性と同等の流動性を390℃で得られるため、385〜390℃の封止が可能となり、アルミニウム配線のアロイ温度400〜420℃のICチップを搭載した場合にも特性変動やアルミニウム配線の消失等の不良の発生を抑制することができるという利点がある。
【0017】図3は本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【0018】図3に示すように、低流動性のガラスフリット17上に接合して設けたリードフレーム15を含むガラスフリット17の表面に高流動性のガラスフリット18をスクリーン印刷し焼成してケースを形成し、キャップ16の封着面には低流動性のガラスフリット17aのみを設けた以外は第1の実施例と同様の構成を有しており、385〜390℃で封止可能である。
【0019】図4は本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【0020】図4に示すように、セラミック基板13の凹部上段の水平面に設けた低流動性のガラスフリット17の上に高流動性のガラスフリット18aをスクリーン印刷し、焼成して形成し、ガラスフリット18a上にリードフレーム15を加熱圧着して接合した以外は第1の実施例と同様の構成を有している。
【0021】図5は本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【0022】図5に示すように、低流動性のガラスフリット17上に接合して設けたリードフレーム15を含むガラスフリット17の上に低流動性のガラスフリット17bをスクリーン印刷して焼成し、更にガラスフリット17bの上に高流動性のガラスフリット18をスクリーン印刷し焼成して設けた以外は第2の実施例と同様の構成を有している。
【0023】ここで、ガラスフリット18はリードフレームと直接接していないためガラスフリット18の導電率が高い場合でも半導体装置のリード間のリーク電流を増加させることがないという利点がある。
【0024】図6は本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【0025】図6に示すように、低流動性のガラスフリット17上に接合して設けたリードフレーム15を含むガラスフリット17の上に低流動性のガラスフリット17bをスクリーン印刷し、焼成してケースを形成した以外は第1の実施例と同様の構成を有しており、第4の実施例と同様に低流動性のガラスフリット18がリードフレーム15に直接接することが無い。
【0026】なお、ガラスフリット18の代りに例えば日本電気硝子製のLS1401(商品コード)等のPbF2 系硝子のガラスフリットを使用して良く、355〜360℃の低い温度の封止が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ケースに設けたリードフレームを含む低流動性の第1のガラスフリットの上又はキャップに設けた低流動性の第2のガラスフリットの上のいずれかに高流動性の第3のガラスフリットを設けることにより、搭載するICチップのアロイ温度以下の低温封止を可能とし、半導体チップの特性変動やアルミニウム配線の断線等の発生を防止し、半導体装置の信頼性を向上させるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明のガラス封止型IC用パッケージの使用例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図7】従来のガラス封止型IC用パッケージの一例を示す断面図である。
【図8】従来のガラス封止型IC用パッケージの使用例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ICチップ
12 メタライズ層
13 セラミック基板
14 金属細線
15 リードフレーム
16 キャップ
17,17a,17b,18,18a,27,27a ガラスフリット
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス封止型IC用パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス封止型IC用パッケージは図7に示すように、中央部に凹部を設けたセラミック基板13の凹部底面にメタライズ層12を設け、凹部上段水平面にガラスフリット27をスクリーン印刷により形成して焼成した後ガラスフリット27の上にリードフレーム15を加熱圧着して接合しケースを形成する。一方、セラミックのキャップ16の封着面にガラスフリット27と同じ流動性を有するガラスフリット27aをスクリーン印刷し焼成して形成し、ガラス封止型ICパッケージを構成する。
【0003】図8は従来のガラス封止型パッケージの使用例を示す断面図である。
【0004】図8に示すように、ケースのメタライズ層12の上にICチップ11をマウントし、ICチップ11の電極とリードフレーム15の内部リードとの間を金属細線14により接続し、ケースの上面にキャップ16のガラスフリット27aを合わせて載置し、420〜480℃の温度で加熱しガラスフリット27,27aを熔融させ気密封止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のガラス封止型IC用パッケージは、気密封止のための封止温度を420〜480℃の高温に設定する必要があった。
【0006】これは、ガラスフリットの熱膨張率をセラミック基板やリードフレームに合わせるため、各種のフィラーを添加しており、そのフィラーの影響で高温でなければ良好なガラス流動性が得られないからである。しかし、最近、半導体素子の拡散プロセスが低温化してきており、アルミニウム配線も420℃以下でアロイ処理が行われているため、パッケージを高温度で封止した場合にはアロイ温度以上にICチップがさらされて不純物の拡散領域が拡大し、能動素子の特性がばらつき回路特性の変動を生ずるという問題点がある。
【0007】また、アロイ温度以上になると、ICチップ表面の絶縁層からH2 などのガスが発生し、これがアルミニウム配線を侵食して断線を発生させる等の問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットを設けこの第1のガラスフリット上に接合したリードフレームを有するケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットを設けたキャップとを備えたガラス封止型IC用パッケージにおいて、前記ケースの前記リードフレーム又は前記キャップの第2のガラスフリットのいずれかの上にパッケージを気密封止するための高流動性の第3のガラスフリットを設けたことを特徴とする。
【0009】本発明の第2のガラス封止型IC用パッケージの構成は、中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層し、この第3のガラスフリット上に接合してリードフレームを設けたケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層して設けたキャップとを有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【0012】図1に示すように、中央部に凹部を設けたセラミック基板13の凹部底面に素子搭載用のメタライズ層12を設け、PbO−B2 O3 系硝子の母材に硅化ジルコニウム(ZrSiO4 )やウィレマイト(Zn2 SiO4 )等のフィラーを混在させた日本電気硝子製のLS−3001(商品コード番号)等の低流動性のガラスフリット17をスクリーン印刷により塗布して焼成する。次に、ガラスフリット17上にリードフレーム15を加熱圧着して接合しケースを形成する。
【0013】一方、セラミックのキャップ16の封着面にガラスフリット17と同じ材質のガラスフリット17aをスクリーン印刷により塗布して焼成した後ガラスフリット17aの上にPbO−B2 O3 系硝子LS−3001のフィラーを25〜35%減少させた高流動性のガラスフリット18をスクリーン印刷して焼成し2層構造のガラスフリットを形成し、ガラス封止型IC用パッケージを構成する。
【0014】図2は本発明のガラス封止型IC用パッケージの使用例を示す断面図である。
【0015】図2に示すように、ケースのメタライズ層12の上にICチップ11をマウントし、ICチップ11の電極とリードフレーム15の内部リードとの間を金属細線14により電気的に接続する。次に、ケースの上面にキャップ16のガラスフリット18を合わせて載置し、385〜390℃の温度に加熱してガラスフリット18を熔融させ気密封止する。
【0016】ここで、ガラスフリット18はガラスフリット17,17aが420℃のときの流動性と同等の流動性を390℃で得られるため、385〜390℃の封止が可能となり、アルミニウム配線のアロイ温度400〜420℃のICチップを搭載した場合にも特性変動やアルミニウム配線の消失等の不良の発生を抑制することができるという利点がある。
【0017】図3は本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【0018】図3に示すように、低流動性のガラスフリット17上に接合して設けたリードフレーム15を含むガラスフリット17の表面に高流動性のガラスフリット18をスクリーン印刷し焼成してケースを形成し、キャップ16の封着面には低流動性のガラスフリット17aのみを設けた以外は第1の実施例と同様の構成を有しており、385〜390℃で封止可能である。
【0019】図4は本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【0020】図4に示すように、セラミック基板13の凹部上段の水平面に設けた低流動性のガラスフリット17の上に高流動性のガラスフリット18aをスクリーン印刷し、焼成して形成し、ガラスフリット18a上にリードフレーム15を加熱圧着して接合した以外は第1の実施例と同様の構成を有している。
【0021】図5は本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【0022】図5に示すように、低流動性のガラスフリット17上に接合して設けたリードフレーム15を含むガラスフリット17の上に低流動性のガラスフリット17bをスクリーン印刷して焼成し、更にガラスフリット17bの上に高流動性のガラスフリット18をスクリーン印刷し焼成して設けた以外は第2の実施例と同様の構成を有している。
【0023】ここで、ガラスフリット18はリードフレームと直接接していないためガラスフリット18の導電率が高い場合でも半導体装置のリード間のリーク電流を増加させることがないという利点がある。
【0024】図6は本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【0025】図6に示すように、低流動性のガラスフリット17上に接合して設けたリードフレーム15を含むガラスフリット17の上に低流動性のガラスフリット17bをスクリーン印刷し、焼成してケースを形成した以外は第1の実施例と同様の構成を有しており、第4の実施例と同様に低流動性のガラスフリット18がリードフレーム15に直接接することが無い。
【0026】なお、ガラスフリット18の代りに例えば日本電気硝子製のLS1401(商品コード)等のPbF2 系硝子のガラスフリットを使用して良く、355〜360℃の低い温度の封止が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ケースに設けたリードフレームを含む低流動性の第1のガラスフリットの上又はキャップに設けた低流動性の第2のガラスフリットの上のいずれかに高流動性の第3のガラスフリットを設けることにより、搭載するICチップのアロイ温度以下の低温封止を可能とし、半導体チップの特性変動やアルミニウム配線の断線等の発生を防止し、半導体装置の信頼性を向上させるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明のガラス封止型IC用パッケージの使用例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図7】従来のガラス封止型IC用パッケージの一例を示す断面図である。
【図8】従来のガラス封止型IC用パッケージの使用例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ICチップ
12 メタライズ層
13 セラミック基板
14 金属細線
15 リードフレーム
16 キャップ
17,17a,17b,18,18a,27,27a ガラスフリット
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットを設けこの第1のガラスフリット上に接合したリードフレームを有するケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットを設けたキャップとを備えたガラス封止型IC用パッケージにおいて、前記ケースの前記リードフレーム又は前記キャップの第2のガラスフリットのいずれかの上にパッケージを気密封止するための高流動性の第3のガラスフリットを設けたことを特徴とするガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項2】 ケースの第1のガラスフリット上のリードフレーム上にこの第1のガラスフリットと同じガラスフリットを設けた請求項1記載のガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項3】 中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層し、この第3のガラスフリット上に接合してリードフレームを設けたケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層して設けたキャップとを有することを特徴とするガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項4】 ガラスフリットの母材硝子がPbO−B2 O3 系硝子である請求項1,2又は3記載のガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項5】 高流動性ガラスフリットの母材硝子がPbF2 系硝子である請求項1,2又は3記載のガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項1】 中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットを設けこの第1のガラスフリット上に接合したリードフレームを有するケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットを設けたキャップとを備えたガラス封止型IC用パッケージにおいて、前記ケースの前記リードフレーム又は前記キャップの第2のガラスフリットのいずれかの上にパッケージを気密封止するための高流動性の第3のガラスフリットを設けたことを特徴とするガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項2】 ケースの第1のガラスフリット上のリードフレーム上にこの第1のガラスフリットと同じガラスフリットを設けた請求項1記載のガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項3】 中央部に素子搭載用の凹部を設けたセラミック基板の前記凹部外縁上の接合面に低流動性の第1のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層し、この第3のガラスフリット上に接合してリードフレームを設けたケースと、前記セラミック基板の外縁部に対応する接合面に低流動性の第2のガラスフリットと高流動性の第3のガラスフリットとを積層して設けたキャップとを有することを特徴とするガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項4】 ガラスフリットの母材硝子がPbO−B2 O3 系硝子である請求項1,2又は3記載のガラス封止型IC用パッケージ。
【請求項5】 高流動性ガラスフリットの母材硝子がPbF2 系硝子である請求項1,2又は3記載のガラス封止型IC用パッケージ。
【図2】
【図8】
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【特許番号】第2701550号
【登録日】平成9年(1997)10月3日
【発行日】平成10年(1998)1月21日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平3−14634
【出願日】平成3年(1991)2月6日
【公開番号】特開平4−254356
【公開日】平成4年(1992)9月9日
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【参考文献】
【文献】特開 昭64−89347(JP,A)
【文献】特開 平2−90550(JP,A)
【文献】特開 昭61−168247(JP,A)
【登録日】平成9年(1997)10月3日
【発行日】平成10年(1998)1月21日
【国際特許分類】
【出願日】平成3年(1991)2月6日
【公開番号】特開平4−254356
【公開日】平成4年(1992)9月9日
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【参考文献】
【文献】特開 昭64−89347(JP,A)
【文献】特開 平2−90550(JP,A)
【文献】特開 昭61−168247(JP,A)
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