説明

キャディバック置き台

【課題】キャディバックを型が崩れる事無く、安定した状態で保持でき、自動車のトランクスペースを広く使用できるとともに、使用しない場合はトランク内にコンパクトに収容することができるゴルフキャディバック置き台を提供する。
【解決手段】ゴルフキャディバックを横に倒し受け止め支持する半円弧状の置き台部1の両端に連結部4を設け、その連結部4の付け根部分を支軸3として下方に向かって逆V字状に広がる一対の脚2を設け、その脚2は支軸3から折りたたむ様に動く。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のリアスペース又はトランクへキャディバックを横に倒しキャディバックの型が崩れる事無く縦状態に置けるキャディバック置き台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常使用されるキャディバックはゴルフクラブやウエア、小物類を収納するためキャディバック上面から縦側に大きく収納面積をとって有る形状をしている。自動車でゴルフ場へ行くときはリアスペース又はトランクへキャディバックを置く場合、横に寝かせる様に置く以外方法が無かった。仮に縦状態(収納部を下側)に置くとキャディバックの型が崩れるため本来行わない置き方である。
また、四角錐台状に形成された一対の保持具で、この一対の保持具1の長手方向の上面中央部にそれぞれ設けた保持面4にキャディバッグを載置して、キャディバッグを保持するし、底面に固定したマジックテープ(登録商標)6で自動車のトランクの床面に付着するキャディバッグ保持具が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献1】
【0003】
【特許文献1】 実開平5−20939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゴルフ場又は練習場へ自動車にキャディバックを積んで行く場合に、後ろのスペース(ワゴン車)やトランクに積み込むため「一般的なキャディバックは倒して横の状態に置く様にするので」トランクスペースを取ってしまう。2バック(2人分)で置く場合はさらに狭くなる。又は置く事が困難になる。
上記実開平5−20939号では、車のトランクの床面が平面でなければ上手く取り付けできない点、限られた車でなければならない。また取り外しは簡単に外すことが出来るが使用しない場合、一体形成された物であるため場所をとり、本来のトランクスペースを広く使用できないため運び出さなければならない。異なる大きさのキャディバックを確実に保持できない点、本発明は以上の問題点を解決するものである。
【発明が解決しようとする手段】
【0005】
ゴルフキャディバック(5)を横に倒し受け止め支持する半円弧状の置き台部(1)の両端に連結部(4)を設け、その連結部(4)の付け根部分を支軸(3)として下方に向かって逆V字状に広がる一対の脚(2)を設け、その脚(2)は支軸(3)から折りたたむ様に動く事を特徴としたキャディバックバック置き台である。
【0006】
また、キャディバック(5)を固定するための長さの調節を行う調節手段が設けられているベルト(7)と、連結部(4)に前記ベルト(7)を挿通可能な通し穴(8)を設けた事を特徴とするキャディバックバック置き台である。
【発明の効果】
【0007】
本発明により自動車後ろのスペースやトランクに、横にキャディバックを倒して縦状態に置ける様に、キャディバック収納部分が崩れる事無く安定した状態で置くことができ、また確実に安定するためには、ベルトにより固定し異なる大きさのキャディバックに対応する。脚からなる床面点が4点なので自動車走行時の振動やゆれなどにもバランスが良く床面の素材の違いや、多少の段差でも設置ができる。
上記キャディバックを縦状態に置くことで自動車後ろのスペース又はトランクがキャディバック以外の有効スペースが広くなり整理し易くなる。
自動車以外にも限られたスペースにキャディバックを置け、地震対策や店舗のディスプレイなどに活用できる。
使用しない場合、脚が折りたたみコンパクトになるのでトランクから運び出さなくても良いためトランクスペースの効率化を図る事ができ、本来のトランクスペースを確保出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明ベルトを使用する場合の斜視図
【図3】 本発明脚折りたたみ状態の斜視図
【図4】 本発明の使用状態を示す側面図
【図5】 本発明の使用状態を示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) キャディバック(5)を受け止める略半円弧状の置き台部(1)の両端に連結部(4)を設ける。
(ロ) 上記連結部(4)から逆V字状とした一対の脚(2)を設ける。
(ハ) 脚の長さは置き台部(1)に一般的なキャディバック(5)を載せキャディバック収納部(5a)が床面(6)に接触しない程の長さにする。
(ニ) 逆V字状とした脚(2)は上部を支軸(3)にして角度を変えられる構造とする。
(ホ) 支軸(3)部は硬質プラスチック成型品とし、脚(2)はパイプ形状品とする。
(ヘ) 逆V字状とした脚(2)の下部は床に付くために滑り止め(4)を設ける。
(ト) 滑り止め(4)は硬質ゴムにてパイプ形状の脚(2)の末端部に取付ける。
本発明は以上のような構造である。
【0010】
本発明を使用するときは、図4に示すようにキャディバック収納部(5a)が下になるようにキャディバック(5)を倒してキャディバック(5)の円筒状部分(5b)と底部(5c)に位置するように本発明品を2個置き、一対で使用する。
【0011】
次に本発明に係るキャディバック置き台の他の実施形態を説明する。図2に示すキャディバック置き台は上途した連結部(4)に、長さの調節を行う調節手段が設けられているベルト(7)を挿通可能な通し穴(8)が設けられている。
これを使用するときは、図4に記載するようにキャディバック収納部(5a)が下になるようにキャディバック(5)を倒してキャディバック(5)の円筒状部(5b)と底部(5c)に位置するように本発明品を2個置き、一対で使用し、さらに保持力を上げるため、円筒状部分(5b)に相当するキャディバック置き台の通し穴(8)にベルト(7)を挿通させ固定する。
また本発明品を使用する場合は、図3で示すように脚(2)は連結部(4)を支軸(3)にして通常矢印(X)方向に拡開して使用し収納時は、矢印(Y)方向へ角度を変え折りたためられる。
図2でのベルト(7)は通し穴(8)に挿通してない状態。
【符号の説明】
【0012】
(1)置き台部 (2)脚 (3)支軸 (4)連結部 (5)キャディバック
(5a)キャディバック収納部 (5b)円筒状部分 (5c)底部
(6)床面 (7)ベルト (8)通し穴 (9)滑り止め

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフキャディバック(5)を横に倒し受け止め支持する半円弧状の置き台部(1)の両端に連結部(4)を設け、その連結部(4)の付け根部分を支軸(3)として下方に向かって逆V字状に広がる一対の脚(2)を設け、その脚(2)は支軸(3)から折りたたむ様に動く事を特徴としたキャディバックバック置き台。
【請求項2】
キャディバック(5)を固定するための長さの調節を行う調節手段が設けられているベルト(7)と、連結部(4)に前記ベルト(7)を挿通可能な通し穴(8)を設けた事を特徴とする請求項1記載のキャディバックバック置き台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−207460(P2011−207460A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−93504(P2010−93504)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(510105341)
【Fターム(参考)】