説明

クルーズ船のための船室アッセンブリ

【課題】外側船室のためにより小さなトン数若しくは構造を有する船を提供する。
【解決手段】複数の船室3と公共用のサービスルーム並びに施設とが装備された複数のデッキに延びている旅客船。船室は、各々が互いに平行な2つの側壁5と、2つの船室を分離するように配置された隔壁6とを有した複数のアッセンブリの形態で、対をなして構造的に接続されている。隔壁は、側壁に対してほぼ平行な少なくとも2つの非整合のセクション7,8を有している。これらセクションは、2つの側壁に対して平行な中央平面Mに対して少なくとも部分的にオフセットされている。この結果、一方の船室が他方の船室に出っ張っており、船室の全体的な幅が減じられ得る。これらアッセンブリ4は、側壁が互いに横並びした状態で、船の両側面に沿って各デッキに配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅客船、即ち、クルーズ船のための船室アッセンブリとに関する。
【背景技術】
【0002】
より詳細には、この旅客船は、大きなディメンションを有し、クルージングのために効果的に使用されることが意図されている。このため、この旅客船は、何百人もの乗客の客室と、ショップ、バー、レストラン、スイミングプール、ジム、ダンスフロアー等の公共用の複数の部屋並びにエリアとが設けられている。
【0003】
上述したタイプのクルーズ船において、船室は、通常、付加の構造体に主に配置され、即ち船体を規定しているデッキ階の上と船体内の小さな範囲とに、若しくは上述したデッキ階の下に配置されている。
【0004】
知られているように、輸送業者に高収入を確実に保証する最も望ましい船室は、最も外側の船室、即ち船室の一側が、船の側面に沿って配置されている船室である。なぜなら、このような船室からは海を眺めることができ、またしばしば、海に面したバルコニーを備えているためである。
【0005】
今日、船の設計並びに構造は、船室を外側に最大限配置させるようなスペースの配分を達するようになっている。
【0006】
グランドプリンセスと呼ばれる船は、例えば、所定の船室が、船の内側に、即ち、添付の図4,5に見られ得るように、船室の両側が海に面することなく配置されるように、スペースが配分されていることで知られている。図4は、船体のデッキの前部を示し、図5は、付加の構造体のデッキの中央部と前部とを示している。
【0007】
船室のディメンションとこれに関連した船室内の家具の配置とは、造船設計並びにこれに関連した船のスペースの構成と構造的に一体化されている。
【0008】
グランドプリンセスの場合、例えば、公共用の中央スペース並びにサービス施設だけではなく、船の側面に沿った2列の外側船室と、これら外側船室から廊下で隔てられた2列の内側船室とがある。
【0009】
従って、船の船室エリア並びにスペースレイアウトは、相互に関連付けられ、船の単一的、構造的、静水力学的、建設的設計をなしている。
【0010】
グランドプリンセスにおいて、このような関係は、添付された表1に掲載され、全体に対する船室のサイズ並びに配置、ディメンション、従って最終的には造船設計に関連付けられたデータによって示されている。この表1は、利用可能なエリアのディメンションと、本発明に従った船室アッセンブリの取り付け構成品並びに知られたタイプの船室のディメンションとを示している。
【表1】

【0011】
現在のところ、現状の設計の条件に従って、外側船室の数を増やし、様々な輸送会社の必要性を満たすために、船は、ますます長くされるべきである。しかし、船の外側船室と全体的な船室との数の割合として理解される高級船室のパーセンテージは、船のトン数の単なる増加で上がるものではない。
【0012】
知られているように、船のトン数は、造船費用と後の運航費用との両方に直接関連付けられている。より長い船には、材料、労働力、製造時間並びに複雑性の観点と、船のサービス並びに港へのアクセスの管理、操縦等の観点との両方において大きなコストがかかる。
【0013】
船のサイズは、乗客の心地良さのために意図された船内スペースの構成に特に関連付けられている。
【0014】
より詳細には、船室は、浴室と、1つ以上のベッドとこれに対応したナイトテーブルとが備え付けられた寝室エリアと、ソファー並びにテレビが備え付けられたリビング、即ちラウンジエリアとを通常有している。
【0015】
図6ないし8Eは、P&O、CARNIVAL、並びにHOLLAND社の知られたクルーズ船内に配置されている3つの異なるタイプの船室に関する。
【0016】
知られたタイプのこれら船室に想定されるスペースの配分は、船の側面に沿って一側が配置された高級船室の数を最大にすることを可能にしたクルーズ船の造船設計に従っていない。
【0017】
このような状況において、本発明にある課題は、現在市場にでている船の高級船室のパーセンテージを上げ得るようにスペースが配分され、複数の船室が備えられた旅客船を提供することによって、今まで知られた船の設計に関連付けられた欠点を克服することである。
【発明の開示】
【0018】
本発明の一目的は、同数の外側船室のために、より小さなトン数若しくは構造と、現在市場に出ている船のものより安い運航費用の船の船室アッセンブリを提供することである。
【0019】
本発明の他の目的は、簡単かつ産業的に実現可能な旅客船のための船室アッセンブリを提供することである。
【0020】
本発明の他の目的は、高級な船室のパーセンテージが高い船を設計する必要性を満たし得る家具の内部配置を有する、旅客船用の船室アッセンブリを提供することである。
【0021】
本発明の他の目的は、簡単に搬送することができる構成品によって形成された旅客用の船室アッセンブリを提供することである。
【0022】
これら並びに他の目的は、互いに平行な少なくとも2つの側壁と、少なくとも1つの浴室ゾーン並びに少なくとも1つの寝室ゾーンが各々設けられた2つの別々の船室に分離するように配置された隔壁とを具備する船室アッセンブリであって、
前記隔壁は、前記側壁に対して平行で、各々が対応する船室のベッドに面している少なくとも2つの非整合のセクションを有し、これらセクションは、2つの前記側壁に対して平行な、この客室アッセンブリの中央平面に対して少なくとも部分的にオフセットされており、
この客室アッセンブリは、組合わされた前記2つの船室の浴室ゾーンを有した少なくとも1つの浴室モジュールと、互いに同一の少なくとも2つの寝室モジュールとを有するプレハブ式モジュールのアッセンブリによって形成され、前記寝室モジュールの各々は、夫々の側壁へと向けられたベッドと、前記隔壁の夫々の非整合のセクションの両側に機械的に取着されたワードローブとを有していることを特徴とするクルーズ船のための船室アッセンブリによって達成される。
【0023】
請求項の内容と効果とから決定され得る上述した目的に従った本発明の技術的な特徴は、添付図面を参照して与えられ、かつ単なる例示並びに非限定的な実施形態を示した以下の詳細な説明からより明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に従った船の付加の構造体のデッキ階の平面図を示している。
【図1A】図1に従ったデッキ階の一部の拡大図を示している。
【図2】前記船の船体のデッキレベルの平面図を示している。
【図2A】図2に従ったデッキ階の一部の拡大図を示している。
【図3】本発明に従った船室アッセンブリの好ましい実施形態の平面図を示している。
【図4】従来の船の船体のデッキの前部の平面図を示している。
【図5】従来の船の船体のデッキの前部と中央部との平面図を示している。
【図6】知られたクルーズ船内に配置されている一船室を示している。
【図7】知られたクルーズ船内に配置されている別の船室に関する。
【図8】知られたクルーズ船内に配置されているまた別の船室に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下の説明では、大きなディメンションを有する船を対象としている。ここでの船という表現は、何百人もの乗客の船室と公共用の複数のレクリエーションエリア並びに施設とが設けられ、乗客が、特に心地良く、クルージング、即ち容易な海洋渡航をすることがきるような船を意味するものと理解されるであろう。
【0026】
伝統的に、船は、船体と、付加の構造体(overstructure)と、電気プラント、給水設備、空調用ダクト、リフト等の複数の技術的な装置とで構成されており、これら構成部分は、関連分野で知られ、特定の請求項の主題をなすことはないので、以下詳細にさらに説明されていない。
【0027】
さらに、この船は、ほぼ水平方向に互いに平行に延びる複数の階に配置されたかなりの数(10以上)のデッキと、垂直方向に延びた防火扉によって分離された(船のトン数に依存した)多数の隔壁とに通常分けられている。
【0028】
添付図面の図1,1A,2,2Aは、夫々、本発明に従ったクルーズ船の一例で、付加の構造体のデッキの階と船体のデッキの階とを全体的に示しており、これに関して、幾つかのデータが、以下の表2に与えられている。この表2は、本発明に従った船の一例のためのデータを示している。
【表2】

【0029】
複数の船室(cabins)3が各デッキに配置されており、船内のスペースと船内の配置との内部レイアウトが詳細に後述されている。
【0030】
本発明において、これら船室3は、夫々が、互いに平行な2つの側壁5と、2つの船室3に分離するように配置された隔壁6とが設けられた複数のアッセンブリ4の形態で、対をなして構造的に接続されている。
【0031】
前記隔壁6は、高い消音特性と複数の支持セクションとを有したダブルパネルとして、また、組立てに適した接続手段として形成されることが好ましい。
【0032】
以下に明記されているように、前記アッセンブリ4の各々は、単一のプレハブ式モジュールのように、若しくは、船上で一緒に組立てられるモジュール/構成品のセットのように、異なる構造の2つの実施形態に従って製造され得ることが好ましい。
【0033】
前記隔壁6は、各々が対応した船室3のベッドLに面し、前記側壁5に平行な非整合の少なくとも2つのセクション7,8で構成されている。これら非整合の2つのセクション7,8は、前記側壁5に対して直角に向けられた接続セクション9によって連続壁を形成するように一緒に結合されている。
【0034】
図3に明瞭に見られ得るように、前記非整合の2つのセクション7,8は、前記2つの側壁5に対して平行なアッセンブリ4の中央平面Mに対して互いに部分的にオフセットされている。
【0035】
この結果、各セクション7,8によって、一方の船室3の一部が、同じアッセンブリ4の他方の船室3の一部に出っ張り、この結果、ベッドLの長さによって損をすることがなく両船室3の全幅を減じることができる。
【0036】
前記隔壁6は、図3に示されたものとはわずかに異なる移行部を有した部分、例えば、図2に示されているような部分を有したラインを、隔壁をなしているセクション7,8,9,10に沿って規定することができ、図2は、隔壁が、船の様々なパーツに異なる形状をもたらしていることを示している。
【0037】
ツインの船室のアッセンブリ内にモジュールを様々に配置することで、乗客により多くの配置の選択肢を提供し、乗客の様々な要望をより適切に満たすことが可能である。1つのアッセンブリを参照すると、一方の船室は、入口近くにベッドLを有し、一方、他方の船室は、ワードローブの前の廊下に沿って歩かなくてはアクセスできないベッドを有している。
【0038】
好ましくは、これらベッドLは、ヘッド部が隔壁6のセクション7,8に沿って配置された状態で、船の長軸方向に対して平行に向けられている。このため、ベッドのヘッド部が、プライバシーをより保証するように、図3に示された好ましい船室の構成に従って入口から見られ得ることはない。
【0039】
本発明の基礎をなしている建築上のアイデアにおいて、複数のアッセンブリ4は、側壁5が互いに横並びに隣接して配置された状態で、船の両側に沿って各デッキに配置されている。
【0040】
このような設計においは、各船室は、外側の船室であり、即ち海方向に向けられた側部を有している。特に、付加の構造体のデッキに配置された全ての船室には、バルコニー(balcony)Bが設けられ得ることが好ましく、これらバルコニーは、船の側面から外方向に突出するように固定され、かくして船室の外部構成品として通常見なされ得るので、全体が図3に示されていない。
【0041】
かくして、最も望ましい船室、即ち輸送会社により多くの利益を獲得させ得ることが可能な船室のみが、好ましくは、デッキに装備されているので、船の費用効果は最適なものとされている。また、船の内部スペースを乗客の船室で占める必要がもはやないので、ショップ、バー、レストラン、スイミングプール、ジム、又はダンスフロアーなどの多数の部屋並びにエリアのために割り当てられ、また、サービスキャビネット、電気制御室、機械室、リフト、階段などのサービス並びに/若しくは技術設備のために割り当てられたゾーンのより合理的で融通のきいたデザインを実現することが可能である。
【0042】
例えば、内側の船室がなくなると、船の船室に設けられた廊下が減じられ、有用なスペースが明らかに不要となる。
【0043】
各アッセンブリ4は、対向方向に配置された互いに同一の睡眠ゾーン(sleeping zone)を有している。次に、各モジュールには、前記隔壁6の2つのセクション7,8の両側にしっかりと固定されたベッドLとワードローブAとが備え付けられている。前記固定は、それ自体はまったく通常の、このため後述されていないブラケット、ねじ等の機械的な接続手段によって果たされている。好ましくは、隔壁6は、備え付けの構成品を接続させるための適切な補強材と考えることができる。
【0044】
椅子Rと一緒の机Sは、図3に示されているように、ワードローブに横付けされていると考えることができる。
【0045】
さらに、前記アッセンブリ4は、前記中央平面Mにまとめて位置された浴室モジュール12を有している。この浴室モジュールは、各船室3のための入口廊下Cを側壁5と一体的に形成するように、アッセンブリ4の幅より小さいディメンションを有している。この入口廊下Cは、外側廊下に面した客室の端壁に通常の方法で位置されたドアPを介して外部に通じている。
【0046】
好ましくは、ラウンジモジュール13が、また、考えられるであろう。このモジュールには、アッセンブリ4の中央平面Mに位置されたセクション20の両側に上述した接続手段によって固定された少なくとも2つのソファー(若しくはアームチェア)が設けられている。前記セクション20は、第2の接続セクション10によって壁の残りの部分に接続されている。
【0047】
付加の構造体に配置された船室の場合、前記ラウンジモジュール13から、通常の摺動若しくはヒンジ式の第2のドアP’を介してバルコニーBにアクセスすることが可能である。このドアはガラスで形成されている。
【0048】
特定の請求項の主題をなしている乗客用の各船室3は、2.0ないし2.4mの幅を有している。この減じられた距離dは、特に、ベッドの反対側の通路F、若しくは入口廊下Cの幅を考慮したものである。
【0049】
上述された複数のモジュールの好ましい構成において、個々の船室3の利用可能な面積は、8.5ないし10.0mの長さhで、18.0ないし20.0mである。
【0050】
前記面積並びに高さhは、必要に応じて、妨げとなるラウンジモジュール13を無くすか縮小することによって減じられることができるが、船室3は心地良いままである。
【0051】
上述されているように、前記アッセンブリ4は、ファクトリーで、プレハブ式ユニットとして全体が製造され、次に、適切な調節の後に、船上に積載並びに配置される。
【0052】
前記アッセンブリ4には、前記側壁5と一緒に接続されるように位置され、従って、アッセンブリが船上に配置されたときに上側のデッキから離間した天井(図示されず)が設けられている。
【0053】
このアッセンブリは、船上での組立て並びに移動に適し、自身を支持するアッセンブリを形成するように接続された壁と天井とを備えた支持構造体と考えられる。
【0054】
様々並びに好ましくは、アッセンブリの上述のモジュールは、別々に形成され、そして、船上で、支持構造体と前記隔壁6とに一度だけ固定されることができる。この隔壁は、モジュール並びに/若しくは個々の構成品を一緒に固定させて、関連した取り付け構成品を接続させるための接続手段で、様々なセクションに沿って適切に取り付けられるであろう。
【0055】
前記浴室モジュールには、船室用の2つの衛生施設が設けられなければならないので、実際にはかなり重く(例えば900kg)、装備の間に船内でアッセンブリ4を移動させる作業を極端に複雑にしてしまいかねない。
【0056】
従って、単一ユニットとしてのアッセンブリ4の一実施形態を考えることが可能であるが、プレハブ式のモジュールのアッセンブリによって果たされる製造を考えることが好ましい。
【0057】
好ましくは、アッセンブリ4の前記組立てに不可欠な基本的モジュールは、適切な壁によって分離された2つの船室に組み込まれた衛生施設を備えた浴室モジュールと、前記隔壁6の夫々の非整合のセクション7若しくは8の両側に固定されたベッド並びにワードローブを有した寝室モジュールとであろう。
【0058】
前記隔壁に固定されたベッドのヘッド部は、廊下(trajectory)に沿った浴室モジュールが妨げとなるため、入口から見られ得ることがないように隠されていることが好ましい。
【0059】
前記寝室モジュールは、2つの船室において同一であり、180°離れた2つの位置でアッセンブリ内に固定され、組立て時間をかなり省くことを可能にしている。
【0060】
前記2つの船室は、同じモジュールと同じ構成品からできているが、船室の一方は入口にベッドを有し、他方は、その場所にワードローブを有しているので同一ではなく、乗客に選択の機会を与えている。
【0061】
本発明の重要な効果は、クルーズ船の高級船室のパーセンテージを上げるように運営することである。つまり、同じトン数で、多数の外側船室が設けられ得る、若しくは、同数の外側船室が、より小さなトン数で船のデッキに配置され得ることを意味している。
【0062】
従って、かくして発明された本願は、以上に規定された目的を達成している。
【0063】
また、明らかに、本発明は、保護の範囲から逸脱することなく、上に描かれたものとは異なる実際の実施形態、形状、構造上の方法、並びに構成を組み込むことができる。さらに、全ての詳細は、技術的に同等のパーツ並びに形状によって取り換えられることができ、使用されたディメンション並びに材料は、必要に応じて自然なものであり得る。
【符号の説明】
【0064】
3・・・船室、4・・・アッセンブリ、5・・・側壁、6・・・隔壁、7.8・・・セクション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに平行な少なくとも2つの側壁と、少なくとも1つの浴室ゾーン並びに少なくとも1つの寝室ゾーンが各々設けられた2つの別々の船室に分離するように配置された隔壁とを具備する船室アッセンブリであって、
前記隔壁は、前記側壁に対して平行で、各々が対応する船室のベッドに面している少なくとも2つの非整合のセクションを有し、これらセクションは、2つの前記側壁に対して平行な、この客室アッセンブリの中央平面に対して少なくとも部分的にオフセットされており、
この客室アッセンブリは、組合わされた前記2つの船室の浴室ゾーンを有した少なくとも1つの浴室モジュールと、互いに同一の少なくとも2つの寝室モジュールとを有するプレハブ式モジュールのアッセンブリによって形成され、前記寝室モジュールの各々は、夫々の側壁へと向けられたベッドと、前記隔壁の夫々の非整合のセクションの両側に機械的に取着されたワードローブとを有していることを特徴とするクルーズ船のための船室アッセンブリ。
【請求項2】
この客室アッセンブリの2つの船室のベッドは、前記側壁に対して垂直方向に向けられていることを特徴とする請求項1の船室アッセンブリ。
【請求項3】
この客室アッセンブリには、前記側壁に一緒に接続されるように配置された天井が設けられていることを特徴とする請求項1もしくは2の船室アッセンブリ。
【請求項4】
前記浴室モジュールは、前記中央平面にまとめて配置され、また、夫々の側壁と一緒に、各船室の入口廊下を規定していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1の船室アッセンブリ。
【請求項5】
この客室アッセンブリは、組合わされた2つの船室の前記浴室ゾーンを有した少なくとも1つの浴室モジュールと、互いに同一の少なくとも2つの前記寝室モジュールとを有したプレハブ式モジュールのアッセンブリによって形成され、前記寝室モジュールの各々は、夫々の側壁へと向けられたベッドと、前記隔壁の夫々の非整合のセクションの両側に機械的に取着されたワードローブとを有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1の船室アッセンブリ。
【請求項6】
前記隔壁は、このアッセンブリの前記中央平面に沿って配置された中央セクションを有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1の船室アッセンブリ。
【請求項7】
前記中央セクションの両側に取着された少なくとも2つのソファー、若しくはアームチェアが設けられているラウンジモジュールを有していることを特徴とする請求項6の船室アッセンブリ。
【請求項8】
この客室アッセンブリの各船室は、2.0ないし2.4mの幅を有していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1の船室アッセンブリ。
【請求項9】
この客室アッセンブリの各船室は、2.0ないし2.4mの幅で、18.0ないし20.0mの利用可能な面積を規定していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1の船室アッセンブリ。
【請求項10】
この客室アッセンブリの各船室は、2.0ないし2.4mの幅と、8.5ないし10.0mの長さとで、18.0ないし20.0mの利用可能な面積を規定していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1の船室アッセンブリ。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図2A】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−96791(P2012−96791A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−283945(P2011−283945)
【出願日】平成23年12月26日(2011.12.26)
【分割の表示】特願2006−76096(P2006−76096)の分割
【原出願日】平成18年3月20日(2006.3.20)
【出願人】(506094633)セントロ・ペル・グリ・ストゥディ・ディ・テクニカ・ナバレ・エス・ピー・エー (2)