説明

クロッシェガルーン編機用浮き編み針

【課題】クロッシェガルーン編機用浮き編み針を提供する。
【解決手段】本発明によるクロジェガルーン編機用針(26)は、そのフック外側(39)に、好ましくは針(26)の中心軸(A)より上に位置づけられる先端(43)を有する案内用突起(40)が設けられている。この針(26)は、より大きな横糸捕捉範囲を有し、したがって密度の高いニット品の製造に特に適している。さらに、前記針によって、低い引き離し張力および、任意選択により、低い横糸張力での動作が可能となる。これにより、すべてのシステム構成要素の使用寿命が延びる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロッシェガルーン編機(Crochet Galloon Machine)用針、すなわち、特にクロッシェガルーン編機に使用するための浮き編み針(フローティングステッチ針)に関する。
【背景技術】
【0002】
クロッシェガルーン編機は、たとえばベルト用の帯またはリボン、マットレスの帯、ファスナの帯、たとえばブラジャーのストラップのための帯またはリボン、伸縮包帯、ガーゼ包帯その他の繊維製品を生産するための特殊な機械である。
【0003】
繊維製品生産のためのクロッシェガルーン編機は、たとえば特許文献1や特許文献2から知られている。この編機は、同調して縦方向に前後に移動する針の集合を備え、前記針の各々の端部には、弾力性のある脚を有するフックが設けられている。針は、たとえば小さな編目のウェールまたは編目のループ(「クローズド・フリンジ(closed fringe)」とも呼ばれる)で構成されるニット品やクロッシェ品を生み出す。これを実現するために、案内針の群は、第一に少なくとも1本の地糸および、任意選択により別の伸縮糸を同期して移動する。さらに、糸案内が設けられ、前記糸案内は、下方に位置づけられるいわゆる横糸を、編目連鎖を形成する糸に関して横方向に供給するか、あるいは前後運動により前記横糸を挿入する。この横糸は編目連鎖に拘束される。
【0004】
このようなクロッシェガルーン編機では、適正に動作するために大きな引き離し(take-off)力が必要となる。引き離し力は、織物製品を針から引っ張り、依然として針に引っかかっている未完成の編目を引き延ばして、横糸を確実に挿入するための十分な空間を確保し、また新たに形成された編目が振り払われないようにする。ニット品の度目が高くなると、高い生地密度に必要な小さな編目を生成するには、材料の引き離し張力を低くしなければならない。高い生地密度の平坦な繊維製品を考えると、針のフックの中にある未完成の編目の編目底部から、生成された編目の編目頭部までの距離は非常に小さく、場合によってはほとんどゼロである。そのため、生成された編目の編目頭部と未完成の編目の編目底部の間で横糸を確実に下方に位置づけることが困難となる。生産しようとする繊維製品のパターンに応じて、横糸は、編目連鎖の全部を連結しても、ニット品の編目連鎖の一部だけを連結してもよい。後者の場合、横糸は部分横糸と呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国特許出願公開第4417692A1号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第2930824A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上を鑑み、本発明の目的は、生地密度の高い繊維製品を、信頼性の高い、一貫した方法で製造できる、改良されたシステム構成要素を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的は、請求項1に記載のクロッシェガルーン編機用針で実現される。
【0008】
本発明によるクロッシェガルーン編機用針は、フックの内側空間を限定するフックを有する。フックの外側には案内用突起が形成され、前記外側はシャンクと反対側に面する。この案内用突起は鼻状に、フックの外側の反対側に延びる。この突起は、横糸が挿入される際に、ニット品において割り当てられた位置に前記横糸を案内するように配置される。クロッシェガルーン編機用針に設けられた、発明性のある案内用突起により、横糸の糸張力を小さくすることができ、横糸を確実に、一貫して下方に位置づけることができる。
【0009】
引き離し張力を低くしても、案内用突起があることにより、横糸が供給され、針が駆動される際に、横糸は確実に所望の横糸位置に位置づけられる。これは、プロセス固有の引き離し張力の低下により、通常であれば確実な方法では生産できなくなってしまう高密度の繊維製品に特に適用される。
【0010】
編目の密度が高いニット品を生成するには引き離し張力を低くする必要があるため、クロッシェガルーン編機用針に作用する力は大幅に減少する。これに対応して、糸を供給しているときの糸の張力を条件の変化に合わせて調整して、案内針または、編成工程に関与するその他の要素(システム構成要素)に加わる力を変化させることができなければならない。
【0011】
具体的な実施形態において、フックの内側は、フックの内側空間の中に中心を有する円の形状となるように湾曲される。しかしながら、フックの外側の外側形状はこの円弧の形状と異なる。ここに配置される案内突起は、好ましくは前記突起の先端からフックの下側に延びる少なくとも1つのストレートな傾斜部を有し、前記下側は針背として見ることができる。案内用突起の傾斜部は、好ましくはまっすぐである。しかしながら、これは他の形状、たとえばS字型その他であってもよい。横方向では、傾斜部は好ましくは丸み付けされ、その終端は、鋭利な縁辺を持たずに、案内用突起およびフックの逃げ面となる。
【0012】
案内用突起は、たとえばストレートな上側を有していてもよい。好ましくは上側と傾斜部は、針の縦方向と一致する中心軸に対して斜めに傾斜する。その際、上側と中心軸の間の角度は、好ましくは傾斜部と中心軸の間の角度より小さい。
【0013】
その他の形状に関係なく、案内用突起はシャンクの反対側に面する先端を有する。この先端は、好ましくは丸み付けされている。好ましくは、丸みは球形である。丸み付けの半径は、好ましくはフックの内側の丸み付けの半径より小さい。先端は、好ましくはフック内側の曲線の中心を通る中心軸の上に配置される。その結果、案内用突起は、横糸を有効に案内する顕著な能力を有することになる。
【0014】
前述のように、上側と傾斜部はどちらもまっすぐであってもよい。これらの縁辺の想像上の屋根状の延長線は、フックの内側形状の曲率中心を通る中心軸より上にある点で交差する。その結果、傾斜部には大きな捕捉範囲が設けられ、その中で前記傾斜部は、衝突する横糸を針の下側に案内することができる。
【0015】
案内用突起の逃げ面は、相互に平行に、または相互に向かって収束するように配置してもよい。さらに、これらの逃げ面は平坦な形状を有していても、平坦な形状とは異なる形状を有していてもよい。好ましくは、案内用突起の厚さは少なくとも針の厚さの約20%から30%である。
【0016】
本発明の有利な実施形態のさらに詳細な内容は、図面、説明または以下の特許請求範囲に示されている。その中で、説明は本発明の本質的な態様とわずかな各種の状況に限定される。図面は、説明を補足するための参照用として使用されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】クロッシェガルーン編機を使って生成される、編み込まれていない状態(non-plaited)のニット品を示す。
【図2】図1によるニット品の基本的アイデアと同様の、編み込まれた状態のニット品を生成しているクロッシェガルーン編機の詳細を示す斜視図である。
【図3】図2によるクロッシェガルーン編機のクロッシェガルーン編機用針の側面図である。
【図4】図3によるクロッシェガルーン編機用針の詳細を示す平面図である。
【図5】編成工程を説明するために各種の動作位置にある、図2によるクロッシェガルーン編機の詳細を簡潔に示す斜視図である。
【図6】編成工程を説明するために各種の動作位置にある、図2によるクロッシェガルーン編機の詳細を簡潔に示す斜視図である。
【図7】低い引き離し張力での横糸の供給を説明するための、編成工程の詳細を示す別の図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、クロッシェガルーン編機で生産される網目状のニット品10の単純な例の詳細を示す。ニット品10は、隣接して配置されるいくつかの編目連鎖11、12、13、14からなり、これらは相互にループを形成せず、前記編目連鎖の各々はそれぞれの地糸15、16、17、18によって形成されており、これらの編目連鎖は「クローズド・フリンジ」とも呼ばれる。各編目連鎖11、12、13、14の縦方向は、生成される予定の繊維製品の縦方向と一致する。この方向に対して横方向に、横糸19が配置され、前記横糸は、編目の行11から14を一方の縁から反対側の縁へと向かって1段ずつ交互に横切り、個々の編目の中に拘束される。その際、横糸19は、網目状のニット品の縦方向、すなわち編目連鎖11から14に対して略直角に延びてもよい。その結果、横糸19は常に、各編目連鎖11から14の、同時に生成される編目を通って連続的に移動し、前記編目は同じ高さに位置づけられる。
【0019】
地糸15に加えて、ニット品においてさらに縦糸20を拘束することが可能であり、これは図2の第一の編目の行11で見ることができる。たとえば、地糸15は非伸縮性の(硬質の)糸で、縦糸20は伸縮性の(軟質の)糸であってもよい。さらに、個々の編目連鎖11、12等々は、相互にループを形成していてもよく、これも図2に示されている。拘束の種類および最終的な実際に実現される編目の外観は、編成工程に関与するシステム構成要素の相対的運動によって決まり、前記システム構成要素について以下に説明する。
【0020】
編成システムは、第一のバー22の中に保持される案内針21と、任意選択により、第二のバー24の中に保持される別の案内針23を備える。案内針21のうちの第一の針は、たとえば地糸15を案内するために設置することができる。同じバーに保持されるその他の案内針は、他の編目連鎖の地糸を案内する。これに対して、案内針23は別の縦糸20を案内するために配置される。バー24の他の案内針は、それぞれに対応する縦糸を案内する。
【0021】
さらに、糸案内25が横糸19を供給するために設置され、前記糸案内は、1枚の繊維製品の一方の縁から反対の端まで、各編目行のための各編成工程中に1回横断し、その際、形成されたばかりの未完成の編目の上に縦糸を置く。
【0022】
さらに、編成システムは、クロッシェガルーン編機用針を備えており、この針を以下、簡略化して針26と呼ぶ。針26の一端は、具体的に示されていないバーの中に保持される。さらに、前記針は、針床27の中に保持され、前記針の縦方向において前後に移動することができる。針26は、針床27の適当な針溝54の中に支持され、前記針は、編成工程中に前記針溝の底部を軸方向に前後に滑動する。
【0023】
針26同士は同じ構成であり、1本の針26に関する以下の説明は他のすべての針26にも同様に当てはまる。
【0024】
本発明を考えるにあたり、針26の構成に特に注目する。前記針自体は、特に図3、図4に示される。針26はシャンク28を有し、これは図3に示されているようにまっすぐであっても、あるいは図3では見えない左側では切断されていない端部に向かって曲がっていても、クランク状になっていても、その他の形状でもよい。図3の右側のその端部に向かって、シャンク28の終端は編成部29となる。編成部29に沿って、針26は、たとえばストレートな下側幅狭側部30を有し、前記側部は針背とも呼ばれる。
【0025】
幅狭針上側部31は、シャンクからたとえば当初は幅狭下側部30に対して平行に延び、または前記幅狭下側部に関して若干傾斜して延びる。移行地点32において、針上側部31は、フック33として構成され、編成部29に属する針頭部と結合する。
【0026】
フック33は、幅狭下側部30の方向においてはシャンク28のストレートな突起35によって限定される内側空間34を取り囲む。延長部35の終端はフック頭部36となり、その内側形状は、たとえば円弧の形状のフック内側37を画定する。前記フック内側は湾曲し、たとえば中心38を囲む円の弧の形状となる。中心軸Aは、この中心38を通ると仮定され、フックの想像上の中心を通って延びる。また、フック内側37が円弧の形状でない場合、中心軸Aは、フック内側37の高さの半分の位置を通るか、あるいは内側空間34の高さの半分の位置を通る。
【0027】
図3に示されるクロッシェガルーン編機用針のフック頭部36は、図3において点線で示されている、一定の距離で延びる想像上のフック外側39の上に、シャンク28とフック33と反対側に延びる案内用突起40を有する。案内用突起40は、下側方向、すなわち下側部30に向かっては、たとえばストレートな傾斜部によって、また上側方向には、たとえばストレートな上側42によって限定される。傾斜部41と上側42は相互に、好ましくは丸み付けされた先端43の部分で移行する。この先端43は、好ましくは、中心軸Aの上に配置される。その際、先端の曲率半径は内側37の曲率半径より明らかに小さい。
【0028】
図3において点線で示されている、傾斜部41と上側42の2本の想像上の延長線の交差点44は、好ましくは中心軸Aより上に位置し、かつ、好ましくは、フック内側37が好ましくは弾性を有するように構成された脚46のストレートな形状に移行する点45より上にある。すなわち、中心軸Aから点45までの距離は、中心軸Aから交差点44までの距離より短い。さらに、脚46の端部は、好ましくは丸みが付けられている。この丸み付けは、好ましくは先端43の丸み付けと一致する。
【0029】
前記脚46は基本的にまっすぐであり、その一方、たとえば若干曲がっているほうの端部47は、シャンク28または前記シャンクに設けられた陥凹部と弾性的に接触する。
【0030】
案内用突起40は2つの逃げ面48、49を有し、これらは図4に示されるように平坦な面を有していてもよい。表面は、たとえば先端43に向かって収束する。しかしながら、逃げ面48、49は円弧の形状であっても、他の形状であってもよい。さらに、これらは相互に平行であってもよい。逃げ面48、49は好ましくは、たとえば上側部42と傾斜部41の好ましくはやはり平坦な表面へと移行する、丸み付けされた縁辺を有する。
【0031】
その位置、形状、断面に関係なく、針の周知のフックに本発明による案内用突起40を設けてもよい。
【0032】
以下に、繊維製品生産工程を、図1から7を参照しながら、図1の編目連鎖11と横糸19の例を用いて説明する。
【0033】
理解しやすくするために、針床27の中のすべての針26は相互に関して同期して移動される点を特記する。同様に、共通のバーの上に保持される案内針21は相互に関して同期して移動される。編成工程は、針26がそれ自体周知の方法で前後に移動する際に実行され、案内針21は、それ自体周知の方法で針の周囲に地糸15を巻き付け、前記地糸をフック33の中にくぐらせ、編成するようになされている。その後、針26が駆動されると、未完成の編目50は、編目連鎖11に大きな引き離し力がかかっているため、フック33からはずれて、シャンク28の上に乗る。すると、案内針21が地糸15を再びフック33に巻き付け、前記地糸を前記フックにくぐらせる。針26が引き戻されると、シャンク28の上にあった未完成の編目50はフック33の上を滑り、ここで、フック33により捕捉された糸がこの工程で形成された編目を通って引っ張られる。その結果、新しい未完成の編目50がフック33の内側空間34の中に形成される。この新しい未完成の編目50が再び図5に示される状態となる。
【0034】
これまでに説明した工程に関して、編目連鎖11に作用する引き離し力は、ちょうど編成工程がエラーを発生することなく進行するのに十分な大きさでなければならない。これに関連して、横糸19の供給に特に注目する。図5、図6に示されるように、前記横糸は最後に生成された未完成の編目50の下流または上流に配置される。その際、針26の特別な形状、特にその案内用突起40の効果によって、横糸19は確実に所望の位置に案内される。これは図7にも別に示されている。糸案内によって配置される横糸19の部分は、案内用突起40の傾斜部41に、たとえば縦方向に延びる中心軸Aとほぼ同じ高さか、若干それより上の位置で衝突するかもしれない。針26が矢印51の方向に駆動されると、横糸19は、未完成の編目50の所望の位置に滑り込む。横糸19のこのような動きは、図7の矢印52で示される。横糸19の所望の位置は、点線の円53によって示される。
【0035】
その際、編成システムの正しい動作は、非常に高密度のニット品を生産する場合でも、あるいはたとえば引き離し張力がごく小さいために、未完成の編目50が非常に小さい場合でも確保される。いずれの場合も、横糸19は、案内用突起40によって所望の位置に案内される。その結果、針26は大きな横糸捕捉領域を有し、したがってクロッシェガルーン編機の信頼性が高く、摩耗の少ない動作が実現される。
【0036】
本発明によるクロッシェガルーン編機用針26は、そのフック外側39に先端43を有する案内突起40が設けられており、先端43は、好ましくは針26の中心軸Aより上に配置される。この針26は、より大きな横糸捕捉範囲を有し、したがって度目の高いニット品の製造に特に適している。さらに、前記針によって、低い引き離し張力と、任意選択により、低い横糸張力での動作が可能となる。それにより、すべてのシステム構成要素の使用寿命が長くなる。
【符号の説明】
【0037】
10 ニット品
11 第一の編目
12 第二の編目
13 第三の編目
14 第四の編目
15 第一の地糸
16 第二の地糸
17 第三の地糸
18 第四の地糸
19 横糸
20 縦糸
21 案内針
22 第一のバー
23 案内針
24 第二のバー
25 糸案内
26 針
27 針床
28 シャンク
A 中心軸
29 編成部
30 幅狭下側部
32 移行点
33 フック
34 内側空間
35 延長部
36 フック頭部
37 フック内側
38 中心
39 フック外側
40 案内用突起
41 傾斜部
42 上側
43 先端
44 交差点
45 点
46 脚
47 端部
48 逃げ面
49 逃げ面
50 未完成の編目
51 矢印
52 矢印
53 円−横糸の所望の位置
54 針溝


【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端にて弾力性を有する脚(46)に移行するフック頭部(36)を有してフック内側空間を閉じるフック(33)を有するシャンク(28)を備えるクロッシェガルーン編機用針(26)であって、
前記フック頭部(36)は、前記フック内側空間(34)に面するフック内側(37)と、前記シャンク(28)の反対側に面するフック外側(39)を有し、
前記フック外側(39)に案内用突起(40)が形成されている、
クロッシェガルーン編機用針(26)。
【請求項2】
前記フック内側(37)は、中心(38)を囲む円弧の形状に湾曲されていることを特徴とする、請求項1に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項3】
前記案内用突起(40)は、フックの中心より上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項4】
前記案内用突起(40)は、前記案内用突起(40)の先端(43)から前記針(26)の幅狭下側部(30)に向かって延びるストレートな傾斜部(41)を有することを特徴とする、請求項1に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項5】
前記案内用突起(40)は、前記案内用突起(40)の先端(43)から前記脚(46)に向かって延びるストレートな上側(42)を有することを特徴とする、請求項1に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項6】
前記先端(43)が丸み付けされていることを特徴とする、請求項4または5に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項7】
前記上側(42)に引かれる直線と前記傾斜部(41)に引かれる直線は、中心(44)を通って延びる中心軸(A)より上に位置する点(44)で交差することを特徴とする、請求項2、4、5のいずれか一項に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項8】
前記案内用突起(40)は平坦な逃げ面(48、49)を有することを特徴とする、請求項1に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項9】
前記平坦な逃げ面(48,49)は相互に平行な向きにあることを特徴とする、請求項8に記載のクロッシェガルーン編機用針。
【請求項10】
前記案内用突起(40)は、前記先端(43)に向かって、および相互に向かって収束する逃げ面(48、49)を有することを特徴とする、請求項2に記載のクロッシェガルーン編機用針。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−127268(P2011−127268A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−277961(P2010−277961)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(598132646)グロツ・ベッケルト コマンディートゲゼルシャフト (77)
【Fターム(参考)】