説明

クローラ走行装置

【課題】クローラの縁部が屈曲して、トラックフレームとの間に入り込むことを防止したクローラ走行装置を提供する
【解決手段】クローラ走行装置7は、駆動スプロケット11、転輪12a,12b,12c及び前後のアイドラ13F,13Rに無端状のクローラ15を巻回して構成されており、上記転輪12a,12b,12cを支持するトラックフレーム17は、転輪12a,12b,12cに対して走行機体側にオフセットされて形成されている。前部アイドラ13Fは、トラックフレーム17の前端にスライド自在に嵌挿されたアイドラ支持部材31によって支持されており、アイドラ支持部材31には、これら前部アイドラ13F及び前部転輪12a間でクローラ15をガイドする移動クローラガイド50が取付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クローラを周方向に回転させて移動するクローラ走行装置に係り、詳しくは、クローラを案内するクローラガイドに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、駆動スプロケット、転輪及びアイドラに無端状のクローラを巻回し、前記駆動スプロケットを回転させることにより前記クローラを周方向に移動させて走行するクローラ走行装置が広く知られている。上記クローラは芯金を埋設し、その幅方向の強度を補強しているが、石などの障害物と接触した際に縁部が屈曲してしまう虞があった。
【0003】
そこで従来、このようなクローラ走行装置において、駆動スプロケット1と前部転輪4aとの間にクローラ3が屈曲することを防止するためのクローラガイド(前方ガイド)37を備えたものが案出されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平4-42485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1記載のクローラ走行装置のようなクローラ走行装置は、クローラの張り調整のためにアイドラの位置が調整可能に構成されおり、この張り調整のために移動可能なアイドラ及び転輪の間においても、上述したようにクローラが障害物と接触すると、その縁部が屈曲してしまう虞がある。
【0006】
しかしながら、クロ―ラガイドがトラックフレームのような固定部材に取付けられている場合、上記アイドラと転輪との間にクローラガイドを設けようとしても、クロ―ラガイドがクロ―ラの伸び調節に応じて移動できないため、クロ―ラの伸びが小さい場合には、クローラとが干渉する虞があったり、クローラの伸びが大きい場合には、長さが足りずにアイドラと転輪と間を十分に案内することができない虞あるという問題があった。
【0007】
また、特に、上記転輪やアイドラを支持するトラックフレームが片持ち形状の場合、トラックフレームとクローラとの間の隙間が狭く、屈曲したクローラがこのフレームとの間に入り込んで折り損してしまう虞があった。
【0008】
そこで本発明は、アイドラをスライド自在に支持するアイドラ支持部材に、クローラガイドを取付けることによって、上記課題を解決したクローラ走行装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、駆動スプロケット(11)、転輪(12a,12b,12c)及びアイドラ(13F,13R)に無端状のクローラ(15)を巻回し、前記駆動スプロケット(11)を回転させることにより前記クローラ(15)を周方向に移動させて走行するクローラ走行装置(7)において、
前記転輪(12a,12b,12c)に対し前記クローラ(15)の幅方向一方側にオフセットして形成され、前記転輪(12a,12b,12c)を片持ち状に支持するトラックフレーム(17)と、
前記トラックフレーム(17)に前後方向にスライド可能に取付けられると共に、その端部にて前記アイドラ(13F)を支持するアイドラ支持部材(31)と、
前記アイドラ支持部材(31)に取付けられ、該アイドラ支持部材(31)の下方側で前記クローラ(15)を案内するクローラガイド(50)と、を備えた、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記クローラガイド(50)を、前記アイドラ支持部材(31)に対して前後方向に位置調節可能に構成した、ことを特徴とする。
【0011】
更に、前記アイドラは、前記トラックフレーム(17)の前方側に設けられた前部アイドラ(13F)であり、前記トラックフレーム(17)の後端には後部アイドラ(13R)が回転自在に支持されてなる、と好適である。
【0012】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何ら影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によると、アイドラ支持部材にクローラガイドを取付けたことにより、クローラの張り調整のためアイドラがトラックフレームに対して前後方向に移動し、トラックフレーム側に設けられていたクローラガイドではクローラを案内することが困難であったアイドラと転輪間を、アイドラの移動に係らず案内することができる。特に、トラックフレームがクローラの幅方向一方側にオフセットして片持ち状に形成され、これらトラックフレームとクローラとの間隔が特に狭いクローラ装置において上記クローラガイドを設けたことによって、これら間隔の狭いトラックフレームとの間に、クローラの縁部が屈曲して損傷もしくは折損することを防止することができる。
【0014】
請求項2に係る発明によると、クローラガイドをアイドラ支持部材に対して位置調節可能に構成したことにより、アイドラ支持部材がクローラの張り調整のために移動しても、常に適正な位置においてクローラを案内することができる。
【0015】
請求項3に係る発明によると、圃場の障害物を乗り越えることの多い前部アイドラと転輪との間をクローラガイドにより案内することができ、クローラの屈曲による損傷や折損を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係るトラクタの側面図。
【図2】本発明の実施形態に係るクローラ走行装置の側面図。
【図3】本発明の実施形態に係るクローラ走行装置の正面図。
【図4】本発明の実施形態に係るクローラガイドを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA-A断面図。
【図5】本発明の実施形態に係るクローラガイドの取付け構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。
【図6】図4のクローラガイドの取付け構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に沿って本発明の実施形態に係るクローラ走行装置について説明をする。
【0018】
図1に示すように、作業車輌としてのトラクタ1は、走行機体2と、該走行機体2の後方側に昇降リンク3を介して取付けられたロータリ作業機5と、を有しており、機体前方側(矢印F側)を前輪6により支持すると共に、機体後方側をクローラ走行装置7により支持したハーフクローラ型のトラクタである。
【0019】
上記クローラ走行装置7は、図2及び図3に示すように、走行機体2のリヤアクスルケース9に回転自在に支持されたリヤアクスルシャフト10に取付けられた駆動スプロケット11と、該駆動スプロケット11の下方に設けられた複数(3つ)の転輪12a,12b,12cと、前後のアイドラ13F,13Rと、に無端状のクローラ15を巻回させて構成されており、駆動スプロケット11を頂点とする略3角形状のクローラ走行装置となっている。
【0020】
上記駆動スプロケット11を挟んで機体外方側には、転輪12a,12b,12c及び前後のアイドラ13F,13Rが取付けられるトラックフレーム17に接続板19を介して連結されたホルダ20が、リヤアクスルシャフト10に対して回転自在に取付けられている。
【0021】
トラックフレーム17は、上記接続板19及びホルダ20がボルト21によって一体に固定される上部フレーム17aと、転輪12a,12b,12c及び前後のアイドラ13F,13Rを支持する下部フレーム17cと、これら上部フレーム17a及び下部フレーム17c間を接続する前後の接続フレーム17b,17bと、を有しており、接続フレーム17a,17bは、上部フレーム17a及び下部フレーム17cの前後端部を接続していると共に、図3に示すように正面視で略L字状に屈曲して形成されている。
【0022】
そのため、上記下部フレーム17aは、駆動スプロケット11を挟んで上部フレーム17aとは反対側の機体内方側に位置しており、この下部フレーム17aの下面には、転輪12a,12b,12cの取付け軸を軸支するための取付け部材22が、長手方向に所定間隔を存して設けられている。そして、転輪12a,12b,12cは、クローラ幅方向(図3W方向)において走行機体側から上記取付け軸23によって片持ち状に支持されている。また、下部フレーム17aの後端には、転輪12a,12b,12cと同様に走行機体側から後部アイドラシャフト25を介して後部アイドラ13Rが回転自在に支持されている。即ち、トラックフレーム17は、転輪12a,12b,12cに対し、クローラ15の幅方向(図3W方向)一方側にオフセットして形成して上記転輪12a,12b,12c及び後部アイドラ13Rを片持ち状に支持するように構成されている。
【0023】
一方、下部フレーム17cの前端部には、クローラ15の張り調整を行うための張り調節機構26が設けられており、この張り調節機構26により前部アイドラホイール13Fが機体前後方向に位置調節可能となっている。張り調節機構26は、角パイプ状に形成された下部フレーム内にスライド可能に嵌挿されると共に、その先端部でブラケット29及び前部アイドラシャフト30を介して前部アイドラ13Fを片持ち状に支持するアイドラ支持部材31と、前部アイドラ13Fを移動させる移動機構32と、から構成されており、移動機構32は、前部アイドラシャフト30を支持するブラケット29の上端部に連結した押棒33の位置を調節ボルト35によって前後に調節することにより、上記前部アイドラ13F及びアイドラ支持部材31の位置を調節するように構成されている。
【0024】
なお、クローラ走行装置7は、上記ホルダ20が回転自在に支持されているため、リヤアクスルシャフト10を中心として前後に揺動可能であるが、この前後の揺動範囲は、リヤアクスルケース9に設けられた前後のストッパ37,37と、下部フレーム17cから上方に立上がり、これら前後のストッパ間に配置される規制部材39と、によって規制されている。
【0025】
ついで、クローラ15のガイド構造について説明をする。図3に示すように、クローラ15は、その内周の幅方向中央部に芯金40と呼ばれる補強部材を、その全周に亘って所定間隔を存して埋設しており、芯金40は、クローラ15の中心部に凹部40aを有していると共に、この凹部40aから外方に向けてプレート部材40bを延設してクローラの幅方向強度を保持するように構成されている。
【0026】
上記芯金40の凹部40aは、その突起部分40cが正面視略H状に形成されている転輪12a,12b,12cの凹部の内側に入り込むような形で取付けられると共に、これら芯金40の凹部40aと転輪の12a,12b,12cの凹部との間には、下部フレーム17cに取付けられたガイド棒41が配設されており、これによりクローラ15は、転輪12a,12b,12cから外れないようになっている。
【0027】
また、上記芯金40のプレート部材40bは、中心部から縁側に向かってクローラ15の全幅Wの3分の2程度までしか延設されておらず、クローラ走行装置7は、このクローラ15の縁部15aが屈曲して、トラックフレーム17(下部フレーム17c及び取付け部材22)との間の空間部Sに入り込まないように、縁部15aをガイドする2つのクローラガイド43,50を有している。
【0028】
固定クローラガイド(一方のクローラガイド)43は、下部フレーム17cの下方側を案内する棒状のガイド部材であり、取付け板45を介して上記取付け部材22に取付けられている。また、移動クローラガイド(他方のクローラガイド)50は、前部転輪12aと、該前部転輪12aよりも上方側に取付けられた前部アイドラ13Fと、の間でクローラ15を案内するように、これら前部転輪12a及び前部アイドラ13F間のクロ―ラ15の傾斜に沿って機体前方側が上方になるように傾斜して前後に延設された棒状のガイド部材であり、その端部が上方に湾曲すると共に、ガイド取付部材51を介してアイドラ支持フレーム31に取付けられるように構成されている。
【0029】
また、上記クローラガイド43,50は、それぞれ、上述したように下部フレーム17cもしくはアイドラ支持部材31の下方側で、クローラ15を案内しているが、移動クローラガイド50は、詳しくは後述する下板53にクローラ15の幅方向位置を固定クローラガイド43とは異なるように取付けられており、図2に示すように、アイドラ支持部材31が収納されて最も短い位置(クローラの延びが最も少ない場合の位置)において、その後端側が固定クローラガイド43の前端部とオーバーラップできるように構成されている。
【0030】
図4乃至図6に示すように、上記ガイド取付部材51は、移動クロ―ラガイド50が連結される下板53と、移動クロ―ラガイド50を下板53の底面の走行機体側に前後に傾斜して取付ける連結部材52と、ガイド取付部材51の上面を形成する上板55と、該上板55に一体に連結されると共にこれら矩形状の上板55及び下板53の角部に形成されたボルト孔55a及びネジ穴53a間を接続する筒部56と、を有しており、ボルト57によって、上記上板55と底板53とがアイドラ支持フレーム(アイドラ支持部材)31を上下に挟み込むような形で連結されることによって、移動クロ―ラガイド50をアイドラ支持フレーム31に取付けるように構成されている。
【0031】
即ち、上記ガイド取付部材51は、全体として上記上板55及び下板53の四隅を筒部56によって上下に接続して籠状に形成された取付部材であり、移動クロ―ラガイド50は、ボルト57を緩めることによって、これら上板55及び下板53間の締結力を弱め、アイドラ支持フレーム31上にてその前後位置を調節できるようになっている。
【0032】
ついで、上述したトラクタ1の作用について説明をする。作業者は、走行機体2に乗り込むと、エンジンを始動させると共に、PTOクラッチレバーを操作してPTOクラッチを接続する。そして、この状態でアクセルペダルを踏み込んで、エンジンからの動力をクローラ走行装置7の駆動スプロケット11に伝動してクローラ15を回転駆動させて圃場を走行しつつ、ロータリ作業機5によって耕耘作業を行う。
【0033】
クローラ走行装置7は、走行中に石などの障害物があると、所定の仰角αを有している前端部7aによってその障害物を乗り越えながら圃場を走行して行く。障害物を乗り越える際に、クローラ15には障害物から押圧力が作用して、その縁部15aが上方に屈曲しようとすることがあるが、クローラ走行装置7の前端部7aを形成する前部アイドラ13F及び前部転輪12a間において、クローラ15は、上記走行機体側端部15aを移動クローラガイド50によって上方から案内されているため、その屈曲が規制されて折り曲がることなく回転して行く。
【0034】
また、作業者は、クローラ15が伸びてくると、張り調節機構26のロックナットを緩めると共に、調節ボルト35を回転させて前部アイドラ13Fの位置を前方側へと移動させる。そして、クローラ15の張り調節が完了すると、ガイド取付部材51のボルト57を緩めて移動クローラガイド50の前後位置を最適な位置に調節する。
【0035】
上述したように、走行中に石などの障害物を乗り越えるために所定の迎え角αを有して形成されたクローラ走行装置7の前端部7aをガイドする移動クローラガイド50を設けたことによって、クローラ15の縁部15aが障害物を乗り越える際に屈曲することを防止することができる。
【0036】
特に、クローラ15とトラックフレーム17との間の隙間(空間部S)が少ない片持ち状のトラックフレームにおいて、芯金40が入っていないクローラ15の縁部15aが容易に屈曲して、上記隙間に折り曲がった状態で嵌りこみ、クローラ15が折損してしまうことを効果的に防止することができる。
【0037】
更に、上記移動クローラガイド50をクローラ15の張り調整に応じて伸縮するアイドラ支持部材31に取付けたことによって、クローラ15の張り調整に応じて移動クローラガイド50も移動するため、クローラ15と干渉することがなく、前部アイドラ13F及び前部転輪12a間を案内することができる。
【0038】
また、機体前方側の前部アイドラ13Fによってクローラ15の張り調整を行うため、張り調整を行なった際に、クローラ15と走行機体後方側に取付けられている作業機5とが干渉する虞がない。
【0039】
更に、移動クローラガイド50を、ガイド取付け部材51を取外さずともクローラ支持部材に対して前後に位置調節できるように取付けたため、張り調節後に、移動クローラガイド50を容易に最適位置に移動させることができる。また、ガイド取付け部材51は、4本のボルト57を外すことによって容易に取外すこともできる。
【0040】
なお、本実実施形態では、略3角形状のクローラ走行装置に移動クローラガイドを適用したが、当然に機体の前後に長く延設された通常のクローラ走行装置において適用しても良いと共に、クローラの張り調整を後部アイドラによって行うクローラ走行装置については、これら後部アイドラ及び後部転輪との間に上記移動クローラガイドを設けても良い。
【0041】
更に、本実施形態では、機体の後方側をクローラ走行装置によって支持するハーフクローラ型のトラクタに移動クローラガイドを取付けたが、例えば、機体前方もクローラ走行装置によって支持される4クローラ型のトラクタにおいて適用しても良いと共に、建築用作業車輌や除雪車などクローラ走行装置が取付けられるどのような作業車両に対して適用しても良い。
【0042】
また、トラックフレーム17は、転輪12a,12b,12cの機体外側もしくは内側のどちら側にオフセットして形成されても良い。
【符号の説明】
【0043】
7 クローラ走行装置
11 駆動スプロケット
12a 転輪(前部転輪)
12b 転輪
12c 転輪
13F アイドラ(前部アイドラ)
13R アイドラ(後部アイドラ)
15 クローラ
17 トラックフレーム
31 アイドラ支持部材
50 クローラガイド(移動クローラガイド)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動スプロケット、転輪及びアイドラに無端状のクローラを巻回し、前記駆動スプロケットを回転させることにより前記クローラを周方向に移動させて走行するクローラ走行装置において、
前記転輪に対し前記クローラの幅方向一方側にオフセットして形成され、前記転輪を片持ち状に支持するトラックフレームと、
前記トラックフレームに前後方向にスライド可能に取付けられると共に、その端部にて前記アイドラを支持するアイドラ支持部材と、
前記アイドラ支持部材に取付けられ、該アイドラ支持部材の下方側で前記クローラを案内するクローラガイドと、を備えた、
ことを特徴とするクローラ走行装置。
【請求項2】
前記クローラガイドを、前記アイドラ支持部材に対して前後方向に位置調節可能に構成した、
請求項1記載のクローラ走行装置。
【請求項3】
前記アイドラは、前記トラックフレームの前方側に設けられた前部アイドラであり、前記トラックフレームの後端には後部アイドラが回転自在に支持されてなる、
請求項1又は2記載のクローラ走行装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−183895(P2011−183895A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−49661(P2010−49661)
【出願日】平成22年3月5日(2010.3.5)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)