説明

ケタールアミド化合物、作成方法、および適用

本明細書において開示されているのは、ケタールアミド化合物である。ケタールアミド化合物は、ケタール酸またはケタールエステルのアミン官能性化合物との反応によって合成される。ケタールアミド化合物を作製するのに有用な方法も開示されている。本明細書において、ケタールアミド化合物を含有する調剤および物品も開示されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造I:
【化1】

を有する化合物であって、
式中、
は、直鎖、分枝または環状のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基、あるいはアリールまたはアルカリル基、あるいは、複数のアミノ残基を有するポリエチレン、ポリ(エチレンイミン)、ポリオキシアルキレンアミン、または一級アミド基を有する分枝ポリ尿素を含むポリマー基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、アルカリル、またはポリマー基は1以上のヘテロ原子を有することができ;
は、水素、または1〜6の炭素原子を有するアルキル基であり、ここで各Rは同じか、または異なることができ;
およびRは独立して、水素、ハロゲン、アミン、メルカプト、ホスファート、ホスホノオキシ、シリル、シロキサン、アルキニル、あるいは、1〜18の炭素原子を有する直鎖、分枝または環状のアルキルもしくはアルケニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリル基は、1以上のヘテロ原子を有することができ、各RおよびRは同じか、または異なることができ;
は、水素、アルキニル、あるいは、1〜18の炭素原子を有する直鎖、分枝または環状のアルキルまたはアルケニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリル基は、1以上のヘテロ原子を有することができ、各Rは同じか、または異なることができ;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、または、1〜6の間の炭素原子および任意に1以上のヘテロ原子を有するアルキル基であり、ここで各R、RおよびRは同じか、または異なることができ;
は、−CHOH、−NH、−CHNH、−CHSH、−CHBr、
【化2】

であり、式中、A、BおよびDは独立して、直鎖、分枝または環状のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、またはアルカリル基は、1〜36の炭素原子を有し、さらに1以上のヘテロ原子を有することができ;かつ、Xは、O、S、またはNHであり、;ここで各Rは同じか、または異なることができ;
aは、0または、1〜12の間の整数であり、各aは同じか、または異なり;
bは、0または1であり、ここでb=0は5員環
【化3】

示し、b=1は6員環
【化4】

を示し、各bは同じか、または異なり;
αは2以上の整数である、化合物。
【請求項2】
前記1以上のヘテロ原子は、独立してハロゲン、窒素、酸素、硫黄、シリコン、または燐である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記1以上のヘテロ原子は官能基を含み、前記官能基は、アミノ、カルボナート、イミド、アミド、スルホン、スルホンアミド、ウレタン、メルカプト、ジスルフィド、エーテル、エステル、ホスファート、ホスホノオキシ、シラン、または、シリル官能基、あるいは、それらの組み合わせを含む、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
前記ポリマー基は、表面、表面の上部の層、粒子表面、または多孔質粒子の内側を含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
αは2であり、Rは、−(CH−、1,2−シクロヘキシル、−(CH−、−CHCHCH(CH)CHC(CHCH−、または、−CHCHC(CHCHCH(CH)CH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
aの全ての値は、0、1、または2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
aの全ての値は2であり、全てのRおよびRは水素である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
全てのRはメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
全てのbは0であり、全てのRおよびRは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
全てのbは1であり、全てのRは−CHOHであり、全てのRはCHCHまたはCHであり、全てのR、RはHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
は、−CH−OHであり、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
αは2である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
は、
【化5】

であり、各A基は、A’−NH−であり、ここでA’は、直鎖、分枝または環状のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基;アリール基;あるいはアルカリル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
は、
【化6】

であり、各A基は脂肪酸エステルの残基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
前記A基は、飽和および不飽和脂肪酸エステル基の混合物を含む、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
請求項1に記載の化合物と、水、アルコール(aohol)、ポリマー、アクリラート官能性化合物、ビニル官能性化合物、フリーラジカル開始剤、アミン、アミド、または、無水物のうちの1つ以上とを含む、調剤。
【請求項17】
請求項1に記載の化合物は、可塑剤、合体溶媒、共溶媒、相間移動剤、相溶化剤、核形成剤、界面活性剤、または、界面改質剤である、請求項16に記載の調剤。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物を含む、物品。
【請求項19】
請求項16の調剤を含む、物品。
【請求項20】
構造II:
【化7】

に対応する1以上の断片を有する化合物であって、
式中、
は、二価の、直鎖、分枝または環状のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基、あるいは、複数のアミノ残基を有するポリエチレン、ポリ(エチレンイミン)、ポリオキシアルキレンアミン、または一級アミド基を有する分枝ポリ尿素を含むポリマー基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、アルカリル、またはポリマー基は、任意に1以上のヘテロ原子を含み;
は、水素、または1〜6の炭素原子を有するアルキル基であり、ここで各Rは同じか、または異なることができ;
およびRは独立して、水素、ハロゲン、アミン、メルカプト、ホスファート、ホスホノオキシ、シリル、シロキサン、アルキニル、あるいは、1〜18の炭素原子を有する直鎖、分枝または環状のアルキルもしくはアルケニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリル基は、1以上のヘテロ原子を任意に含み、各RおよびRは同じか、または異なることができ;
は、水素、アルキニル、あるいは、1〜18の炭素原子を有する直鎖、分枝または環状のアルキルまたはアルケニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリル基は、1以上のヘテロ原子を任意に含み、各Rは同じか、または異なることができ;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、または、1〜6の間の炭素原子を有するアルキル基であり、任意に1以上のヘテロ原子を含み、ここで各R、RおよびRは同じか、または異なることができ;
Xは、O、S、またはNHであり;
aは、0または、1〜12の間の整数であり、各aは、同じか、または異なり;
bは、0または1であり、ここでb=0は5員環
【化8】

を示し、b=1は6員環
【化9】

を示し、
各bは、同じか、または異なり;
βは、少なくとも1の整数であり;
γは、0または1のいずれかであり、ここでγ=0は、共有結合を表し、各γは同じか、または異なり;
Eは、ホスゲンまたは有機重炭酸塩の二価残基;ジオール、ジアミン、ジチオール、アミノアルコールまたはチオアルコールと反応させられたジイソシアナートの二価残基;あるいは、二塩基酸、ジエステル、無水物、または二酸クロリドの二価残基から選択される連結基であり、Eは各βについて同じか、または異なる、化合物。
【請求項21】
前記1以上のヘテロ原子は、独立してハロゲン、窒素、酸素、硫黄、シリコン、または燐である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
前記1以上のヘテロ原子は官能基を含み、前記官能基は、アミノ、カルボナート、イミド、アミド、スルホン、スルホンアミド、ウレタン、メルカプト、ジスルフィド、エーテル、エステル、ホスファート、ホスホノオキシ、シラン、または、シリル官能基、あるいは、それらの組み合わせを含む、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
は、−(CH−、1,2−シクロヘキシル、−(CH−、−CHCHCH(CH)CHC(CHCH−、または、−CHCHC(CHCHCH(CH)CH−である、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
aの全ての値は、0、1、または2である、請求項20に記載の化合物。
【請求項25】
aの全ての値は2であり、全てのRおよびRは水素である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
全てのRはメチルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項27】
全てのbは0であり、全てのRおよびRは水素である、請求項20に記載の化合物。
【請求項28】
全てのbは1であり、全てのRはCHCH、またはCHであり、全てのRはHである、請求項20に記載の化合物。
【請求項29】
全てのXはOであり、全てのEはジオールと反応させられたジイソシアナートの二価残基、または、二塩基酸もしくはジエステルと反応させられたジオールの二価残基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項30】
βの値は約2〜500である、請求項20に記載の化合物。
【請求項31】
βの値は約10〜200である、請求項20に記載の化合物。
【請求項32】
βの値は約10〜100である、請求項20に記載の化合物。
【請求項33】
1以上のγは0である、請求項20に記載の化合物。
【請求項34】
1以上のγは1である、請求項20に記載の化合物。
【請求項35】
請求項20に記載の化合物、および、発泡剤または界面活性剤のうちの1以上を含む、調剤。
【請求項36】
請求項1に記載の化合物は、可塑剤、接着剤、または、ポリマー調合物の成分である、請求項35に記載の調剤。
【請求項37】
請求項1に記載の化合物を含む、物品。
【請求項38】
前記物品は、多層フィルムである、請求項37に記載の物品。
【請求項39】
構造III:
【化10】

を有する化合物であって、
式中、
は、直鎖、分枝または環状のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基、あるいはアリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、アルカリル基は1以上のヘテロ原子を任意に含み;
は、水素、または1〜6の炭素原子を有するアルキル基であり、任意にヒドロキシル基を任意に含み;
およびRは独立して、水素、ハロゲン、アミン、メルカプト、ホスファート、ホスホノオキシ、シリル、シロキサン、アルキニル、あるいは、1〜18の炭素原子を有する直鎖、分枝または環状のアルキルもしくはアルケニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリル基は、1以上のヘテロ原子を任意に含み、各RおよびRは同じか、または異なることができ;
は、水素、アルキニル、あるいは、1〜18の炭素原子を有する直鎖、分枝または環状のアルキルまたはアルケニル基、あるいは、アリールまたはアルカリル基であり、ここで前記アルキル、アルケニル、アリール、またはアルカリル基は、1以上のヘテロ原子を任意に含み;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、または、1〜6の間の炭素原子を有するアルキル基であり、任意に1以上のヘテロ原子を含み;
aは0または1〜12の間の整数であり;
bは、0または1であり、ここでb=0は5員環
【化11】

示し、b=1は6員環
【化12】

を示す、化合物。
【請求項40】
前記1以上のヘテロ原子は、独立してハロゲン、窒素、酸素、硫黄、シリコン、または燐である、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
前記1以上のヘテロ原子は官能基を含み、前記官能基は、アミノ、カルボナート、イミド、アミド、スルホン、スルホンアミド、ウレタン、メルカプト、ジスルフィド、エーテル、エステル、ホスファート、ホスホノオキシ、シラン、または、シリル官能基、あるいは、それらの組み合わせを含む、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
は−CHCH−であり、RはHまたは−CHCHOHである、請求項39に記載の化合物。
【請求項43】
aは0、1、または2である、請求項39に記載の化合物。
【請求項44】
aは2であり、全てのRおよびRは、水素である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
全てのRはメチルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項46】
全てのbは0であり、全てのRおよびRは水素である、請求項39に記載の化合物。
【請求項47】
全てのbは1であり、全てのRはCHCH、またはCHであり、全てのR、RはHである、請求項39に記載の化合物。
【請求項48】
請求項39に記載の化合物、および、水または低級アルコールのうち1以上を含む、調剤。
【請求項49】
請求項39に記載の化合物を含む、物品。
【請求項50】
請求項39に記載の化合物の、ジエステル、トリエステル、ジアリルエーテル、トリアリルエーテル、ジグリシジルエーテル、トリグリシジルエーテル、ジカルボキサミド、トリカルボキサミド、ジイソシアナート、またはトリイソシアナート付加物を含む、化合物。
【請求項51】
請求項39に記載の化合物に対応する残基を含む、ポリマー。
【請求項52】
前記残基は、請求項39に記載の化合物の、前記ジアリルエーテル、トリアリルエーテル、ジグリシジルエーテル、またはトリグリシジルエーテル付加物を含む、請求項51に記載のポリマー。
【請求項53】
前記ポリマーは、請求項39に記載の化合物に対応するジオール断片を含む、ポリエステル、コポリエステル、ポリウレタン、またはポリカルボナートである、請求項51に記載のポリマー。
【請求項54】
重合度は約2〜500である、請求項53に記載のポリマー。
【請求項55】
重合度は約10〜200である、請求項53に記載のポリマー。
【請求項56】
重合度は約10〜100である、請求項53に記載のポリマー。
【請求項57】
構造IV:
【化13】

を有する1以上の断片を含む化合物であって、
式中、
αは少なくとも1の整数であり;
βは少なくとも1の整数であり;
各Xは、独立してOまたはNRであり;
各Rは、独立して直鎖、分枝または環状のアルキル、直鎖、分枝または環状のアルケニル、アルキニル、アリールもしくはアルカリル基であり、任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各Rは、独立して水素、または1〜6の間の炭素原子を有するアルキル基、あるいは、XがNRである場合ピペラジン部分の一部であり、;
各R、R、R、RおよびRは、独立して、水素、直鎖、分枝または環状のアルキル、直鎖、分枝または環状のアルケニル、アルキニル、アリールもしくはアルカリル基であり、任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各Rは、独立して共有結合、メチレン、エチレン、ヒドロキシメチレン、または−CH−O−CH−であり;
およびR10は、独立して、水素、直鎖、分枝または環状のアルキル、直鎖、分枝または環状のアルケニル、アルキニル、アリール、アルカリル、あるいはポリマー部分であり;かつ任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各aは独立して0、または1〜12の整数であり;
各bは独立して0または1であり、b=0は5員環:
【化14】

を示し、b=1は6員環:
【化15】

を示す、化合物。
【請求項58】
前記1以上のヘテロ原子は、独立して、ハロゲン、窒素、酸素、硫黄、シリコン、または燐である、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
前記1以上のヘテロ原子は、官能基を含み、前記官能基は、アミノ、カルボナート、イミド、アミド、スルホン、スルホンアミド、ウレタン、メルカプト、ジスルフィド、エーテル、エステル、ホスファート、ホスホノオキシ、シラン、またはシリル官能基、あるいは、それらの組み合わせを含む、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
1以上のαは1である、請求項57に記載の化合物。
【請求項61】
全てのXはNRである、請求項57に記載の化合物。
【請求項62】
全てのXはOである、請求項57に記載の化合物。
【請求項63】
1以上の断片は、NRであり、1以上の断片はOである、請求項57に記載の化合物。
【請求項64】
1以上のRは、−(CH−、−(CH−、−(CH−、1,2−シクロヘキシル、−(CH−、−CHCHNHCHCH−、−CHCHCH(CH)CHC(CHCH−、または、−CHCHC(CHCHCH(CH)CH−である、請求項57に記載の化合物。
【請求項65】
全てのRはHである、請求項57に記載の化合物。
【請求項66】
aの全ての値は0、1、または2である、請求項57に記載の化合物。
【請求項67】
aの全ての値は2であり、全てのRおよびRはHである、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
全てのRはメチルである、請求項57に記載の化合物。
【請求項69】
全てのbは0である、請求項57に記載の化合物。
【請求項70】
全てのRおよびR10はHである、請求項57に記載の化合物。
【請求項71】
βは約2〜500である、請求項57に記載の化合物。
【請求項72】
βは約10〜200である、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
βは約10〜100である、請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
エステル、ウレタン、尿素、またはカルボナート基、あるいはそれらの組み合わせを含む1以上の追加的断片をさらに含む、請求項57に記載の化合物。
【請求項75】
前記断片は、テレフタラートエステル、イソフタラートエステル、アジパートエステル、またはそれらの混合物から誘導されたエステル基を含む、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
約1mol%〜40mol%の間のテレフタラートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
約20mol%〜40mol%の間のテレフタラートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項78】
約30mol%〜40mol%の間のテレフタラートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項79】
約20mol%のテレフタラートエステル基、および約20mol%イソフタラートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項80】
約1mol%〜90mol%の間のアジパートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項81】
約40mol%〜60mol%の間のアジパートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項82】
約50mol%のアジパートエステル基を含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項83】
前記エステル基は、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、請求項13にしたがう化合物、または、請求項39にしたがう化合物から選択される1以上のジオールの残基をさらに含む、請求項75に記載の化合物。
【請求項84】
前記断片は、イソホロンジイソシアナート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアナート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート、またはそれらの混合物から誘導された基を含む、請求項74に記載の化合物。
【請求項85】
前記断片は、ホスゲン、または構造
【化16】

を有する二官能性カルボナートから誘導されたカルボナート基を含み、
式中、R12およびR13は、独立して、直鎖、環状または分枝のアルキル、アルケニル、もしくはアルキニル基、アラルキル基、芳香族基であり;あるいは、R12およびR13は合わせて環状カルボナートを形成する、請求項74に記載の化合物。
【請求項86】
請求項58の1以上の化合物、および、1以上の追加的ポリマー化合物、1以上の添加物、または1以上の溶媒、あるいはそれらの組み合わせを含む、調剤。
【請求項87】
前記1以上の追加的ポリマー化合物は、ポリカプロラクタム、ナイロン6,6、ポリ(3−ヒドロキシブチラート−コ−3−ヒドロキシバレラート)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(乳酸)、またはポリスチレンを含む、請求項86に記載の調剤。
【請求項88】
請求項57に記載の1以上の化合物は、強靭化剤、障壁層化合物、界面改質剤、相溶化剤、または、相間移動化合物である、請求項86に記載の調剤。
【請求項89】
前記1以上の添加剤は、1以上の架橋剤、レドックス開始剤、熱開始剤、UV開始剤、UV安定剤、着色剤、熱安定剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗酸化剤、可塑剤、充填剤、補助剤、またはそれらの混合物を含む、請求項86に記載の調剤。
【請求項90】
前記調剤は、接着用調剤である、請求項86に記載の調剤。
【請求項91】
請求項86に記載の調剤を含む、物品。
【請求項92】
前記物品は、被覆、鋳造、押出、共押出、異形押出、ブロー成形、熱成形、射出成形、共射出成形、または反応射出成形される、請求項91に記載の物品。
【請求項93】
前記物品は、2以上の層を含み、前記1以上のポリマー組成物は、少なくとも1つの層中に存在する、請求項91に記載の物品。
【請求項94】
前記物品は、フィルム、シート、繊維、発泡物品、織布、不織布、または感圧性接着テープ、または塗料被覆剤を含む、請求項91に記載の物品。
【請求項95】
構造V:
【化17】

を有する1以上の断片を含む化合物であって、
式中、
βは少なくとも1の整数であり;
各Xは、OまたはNRであり;
各aは独立して0、または1〜12の整数であり;
各Rは、独立して直鎖、分枝または環状アルキル、直鎖、分枝または環状アルケニル、アルキニル、アリール、あるいはアルカリル基であり、任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各Rは、独立して水素、または1〜6の間の炭素原子を有するアルキル基、または、XがNRである場合ピペラジン部分の一部であり;
各R、R、およびRは、独立して水素、直鎖、分枝または環状アルキル、直鎖、分枝または環状アルケニル、アルキニル、アリール、あるいはアルカリル基であり、任意に1以上のヘテロ原子を含む、化合物。
【請求項96】
前記1以上のヘテロ原子は、独立して、ハロゲン、窒素、酸素、硫黄、シリコン、または燐である、請求項95に記載の化合物。
【請求項97】
前記1以上のヘテロ原子は、官能基を含み、前記官能基は、アミノ、カルボナート、イミド、アミド、スルホン、スルホンアミド、ウレタン、メルカプト、ジスルフィド、エーテル、エステル、ホスファート、ホスホノオキシ、シラン、またはシリル官能基、あるいは、それらの組み合わせを含む、請求項96に記載の化合物。
【請求項98】
全てのXはNRである、請求項95に記載の化合物。
【請求項99】
全てのXはOである、請求項95に記載の化合物。
【請求項100】
1以上のXはNRであり、1以上のXはOであり、請求項95に記載の化合物。
【請求項101】
1以上のRは、−(CH−、(CH−、(CH−、1,2−シクロヘキシル、−(CH−、−CHCHNHCHCH−、−CHCHCH(CH)CHC(CHCH−、または、−CHCHC(CHCHCH(CH)CH−である、請求項95に記載の化合物。
【請求項102】
全てのRはHである、請求項95に記載の化合物。
【請求項103】
全てのaは、0、1、または2である、請求項95に記載の化合物。
【請求項104】
aの全ての値は2であり、全てのRおよびRはHである、請求項103に記載の化合物。
【請求項105】
全てのRはメチルである、請求項95に記載の化合物。
【請求項106】
βは約2〜500である、請求項95に記載の化合物。
【請求項107】
βは約10〜200である、請求項106に記載の化合物。
【請求項108】
βは約10〜100である、請求項107に記載の化合物。
【請求項109】
エステル、ウレタンまたは尿素基を含む1以上の追加的断片をさらに含む、請求項95に記載の化合物。
【請求項110】
請求項95に記載の1以上の化合物、および、1以上の追加的ポリマー化合物、1以上の添加物、または1以上の溶媒、あるいはそれらの組み合わせを含む、調剤。
【請求項111】
前記1以上の追加的ポリマー化合物は、ポリカプロラクタム、ナイロン6.6、ポリ(3−ヒドロキシブチラート−コ−3−ヒドロキシバレラート)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(乳酸)、またはポリスチレンを含む、請求項110に記載の調剤。
【請求項112】
請求項1に記載の1以上の化合物は、強靭化剤、障壁層化合物、界面改質剤、相溶化剤、または、相間移動化合物である、請求項110に記載の調剤。
【請求項113】
前記1以上の添加剤は、1以上の架橋剤、レドックス開始剤、熱開始剤、UV開始剤、UV安定剤、着色剤、熱安定剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗酸化剤、可塑剤、充填剤、補助剤、またはそれらの混合物を含む、請求項110に記載の調剤。
【請求項114】
前記調剤は、接着用調剤である、請求項110に記載の調剤。
【請求項115】
請求項110に記載の調剤を含む、物品。
【請求項116】
前記物品は、被覆、鋳造、押出、共押出、異形押出、ブロー成形、熱成形、射出成形、共射出成形、または反応射出成形される、請求項115に記載の物品。
【請求項117】
前記物品は、2以上の層を含み、前記1以上のポリマー組成物は、少なくとも1つの層中に存在する、請求項115に記載の物品。
【請求項118】
前記物品は、フィルム、シート、繊維、発泡物品、織布、不織布、または感圧性接着テープ、または塗料被覆剤を含む、請求項115に記載の物品。
【請求項119】
1以上のRは、−(CH−、−(CH−、−(CH−、1,2−シクロヘキシル、−(CH−、−CHCHNHCHCH−、−CHCHCH(CH)CHC(CHCH−、または、−CHCHC(CHCHCH(CH)CH−である、請求項128に記載の化合物。
【請求項120】
ポリアミドを作製する方法であって、当該方法は、
a.ジエステルをジアミンと接触させることと、
b.反応混合物を形成するために有効量の1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカン−5−エンを加えることと、
c.前記ポリアミドを形成するために、前記ジエステルと前記ジアミンとを反応させることと、を含む、方法。
【請求項121】
前記反応の間にアルコール副生成物を除去することをさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記反応混合物に減圧を加えることをさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
前記反応混合物の温度を約20℃〜200℃に調節することをさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項124】
前記反応混合物の温度を約70℃〜150℃に調節することをさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項125】
前記反応混合物の温度を約120℃〜140℃に調節することをさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項126】
ジエステルのジアミンに対するモル比を約2:1〜約1:2に調節する、請求項120に記載の方法。
【請求項127】
ジエステルのジアミンに対するモル比を約3:2に調節する、請求項120に記載の方法。
【請求項128】
ジエステルのジアミンに対するモル比を約1.1:1〜約1.2:1に調節する、請求項120に記載の方法。
【請求項129】
ジエステルのジアミンに対するモル比を約1:1に調節する、請求項120に記載の方法。
【請求項130】
1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカン−5−エンの量を、ジエステルおよびジアミンの総重量に基づいて約20〜2000ppmに調節する、請求項120に記載の方法。
【請求項131】
1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカン−5−エンの量を、ジエステルおよびジアミンの総重量に基づいて約750〜1000ppmに調節する、請求項120に記載の方法。
【請求項132】
1以上の不活性溶媒を前記反応混合物に加えることをさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項133】
前記ジエステルは構造
【化18】

を有するビスケタールエステルであり、
式中、
各Rは、独立して直鎖、分枝または環状アルキル、直鎖、分枝または環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリル基、あるいはオリゴマーまたはポリマー部分であり;任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各R、R、R、RおよびRは、独立して水素、直鎖、分枝または環状アルキル、直鎖、分枝または環状アルケニル、アルキニル、アリール、あるいはアルカリルであり;任意に1以上のヘテロ原子を含み;
は、共有結合、メチレン、エチレン、ヒドロキシメチレン、酸素、または、−CH−O−CH−であり;
およびRは、独立して、水素、直鎖、分枝または環状のアルキル、直鎖、分枝または環状のアルケニル、アルキニル、アリール、アルカリル、あるいはポリマー部分であり;任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各aは独立して0、または1〜12の整数であり;
各bは独立して0または1であり、b=0は5員環:
【化19】

を示し、b=1は6員環:
【化20】

を示す、請求項120に記載の方法。
【請求項134】
全てのaは2であり、全てのbは0であり、全てのR、R、RおよびRは、Hであり、全てのRは、−CHである、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
全てのRは、−CHCH、または−CHCHCHCHである、請求項133に記載の方法。
【請求項136】
前記ポリアミドは、約2000〜10,000g/molの分子量、および約1〜3の多分散性インデックスを有する、請求項133に記載の方法。
【請求項137】
前記多分散性インデックスは約1.7〜1.8である、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
前記ジエステルは、構造
【化21】

を有するビスケタールエステルであり、
式中、
各Rは、独立して直鎖、分枝または環状アルキル、直鎖、分枝または環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリル基、あるいはオリゴマーまたはポリマー部分であり;任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各RおよびRは、独立して水素、直鎖、分枝または環状アルキル、直鎖、分枝または環状アルケニル、アルキニル、アリール、あるいはアルカリルであり;任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各Rは、独立して直鎖、分枝または環状アルキル;直鎖、分枝または環状アルケニル;アルキニル;アリール;あるいはアルカリルであり;任意に1以上のヘテロ原子を含み;
各aは独立して0、または1〜12の整数である、請求項120に記載の方法。
【請求項139】
全てが2であり、全てのRおよびRはHであり、全てのRは−CHである、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
全てのRは、−CHCH、または、−CHCHCHCHである、請求項138に記載の方法。
【請求項141】
αは1または2であり、全てのaは2であり、全てのbは0であり、全てのRはメチルであり、全てのRは共有結合であり、全てのR、R、R、R、およびR10は水素である、請求項57に記載の化合物。
【請求項142】
エステル、ウレタン、尿素、またはカルボナート基、あるいはそれらの組み合わせを含む1以上の追加的断片をさらに含む、請求項141に記載の化合物。
【請求項143】
前記エステル基は、エチレングリコールを含む、請求項142に記載の化合物。
【請求項144】
前記エステル基は、ジオールの残基をさらに含む、請求項74に記載の化合物。
【請求項145】
前記化合物は、エステル基と比較して、99mol%〜95mol%のアミド基を含有する、請求項144に記載の化合物。
【請求項146】
前記化合物は、エステル基と比較して、95mol%〜80mol%のアミド基を含有する、請求項144に記載の化合物。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−513408(P2012−513408A)
【公表日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542557(P2011−542557)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/069101
【国際公開番号】WO2010/075330
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(510015279)サジティス・インコーポレイテッド (5)