説明

ケーブルアセンブリ

【課題】 小型機器の制限された空間に収容することができ、配線の作業性に優れたケーブルアセンブリを提供することを目的とする。
【解決手段】 ケーブルアセンブリ100は、複数のケーブル1から構成されるケーブル束50と、複数のケーブル1の一端と接続される第1コネクタ41と、複数のケーブル1の他端と接続される第2コネクタ42とを備え、ケーブル束50の長手方向に沿った少なくとも一部が非結束状態とされ、ケーブル束50における非結束状態の部分において、複数のケーブル1がそれぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体10、20、30に分割されて、3つのケーブル集合体10、20、30が三つ編み状に編まれることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯性に優れた携帯電話や小型パソコンに代表される小型電子機器が普及している。これら小型電子機器においては、ディスプレイ部分が操作部分に対して回動することで折り畳みが可能とされている場合がある。この場合、ディスプレイ部分と操作部分との電気的な接続には、複数の極細の同軸ケーブルを横1列に並べて、各同軸ケーブルの両端部をコネクタ部で一体化しているケーブルアセンブリが用いられている。
【0003】
このようなケーブルアセンブリとして、各同軸ケーブルが横1列に並べられてコネクタ部と接続され、各同軸ケーブルの中央部同士が多数重なるように円柱状に束ねられて、テープにより結束され、中央部以外のケーブルが円柱状に束ねられ捻じりを施されたケーブルアセンブリが知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2007−220495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このようなケーブルアセンブリは、各同軸ケーブルの中央部同士が多数重なるように殆ど隙間なく円柱状に束ねられて、テープにより一体に結束され、中央部以外のケーブルが円柱状に束ねられ捻じりを施されている。このため、テープにより結束されている部分は屈曲性が悪く、円柱状に捻じられている部分についても未だ屈曲性が十分なレベルにあるとはいえない。従って小型機器の制限された空間内に配線するのに作業性が悪い場合がある。さらに、小型機器の制限された空間に収容することができない場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、小型機器の制限された空間に収容することができ、配線の作業性に優れたケーブルアセンブリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のケーブルアセンブリは、複数のケーブルから構成されるケーブル束と、前記複数のケーブルの一端と接続される第1コネクタと、前記複数のケーブルの他端と接続される第2コネクタと、を備え、前記ケーブル束の長手方向に沿った少なくとも一部が非結束状態とされ、前記ケーブル束における非結束状態の部分において、前記複数のケーブルがそれぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体に分割されて、前記3つのケーブル集合体が三つ編み状に編まれることを特徴とするものである。
【0007】
このようなケーブルアセンブリによれば、両端が第1、第2コネクタに接続された複数のケーブルから構成されるケーブル束において、ケーブル束の長手方向に沿った少なくとも一部が非結束状態とされる。このケーブル束における非結束状態の部分は、複数のケーブルがそれぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体に分割されて三つ編み状に編まれる。このため、ケーブル束の非結束状態の部分は、テープ等により束ねられていなくても、ケーブルが纏まった状態を維持できる。また、ケーブル束の非結束状態となっている部分により各ケーブル集合体が構成されるため、ケーブル集合体を構成するケーブル同士が互いに動きやすくなっている。このため、ケーブル束の三つ編み状に編まれている部分は、十分に屈曲性に優れる。従って、ケーブルアセンブリを小型機器の制限された空間内に配線する際の作業性が優れる。また、本発明のケーブルアセンブリは、上記のように各ケーブル同士が互いに動きやすくなっているため、各ケーブル集合体は容易に変形する。従って、ケーブルアセンブリは、小型電子機器の制限された空間にも収容されることができる。
【0008】
さらに上記ケーブルアセンブリにおいて、前記ケーブル束は、直径が同じケーブルから構成され、1つの前記ケーブル集合体を構成する前記ケーブルの本数と他の前記ケーブル集合体を構成する前記ケーブルの本数との本数の差が1本以内であることが好ましい。このような構成にすることで、各ケーブル集合体の幅の差を小さくすることができる。従って、屈曲時に各ケーブル集合体にかかる力の差を小さくでき、屈曲による負荷が一部のケーブルに集中することが抑制される。よって、ケーブル集合体の屈曲動作が滑らかとなり、ケーブルが有する屈曲性をケーブル束の状態でも維持できる。
【0009】
あるいは、上記ケーブルアセンブリにおいて、前記ケーブル束は、直径が異なる複数の種類のケーブルから構成され、1つのケーブル集合体を構成する前記ケーブルの直径の合計と、他のケーブル集合体を構成する前記ケーブルの直径の合計との差が、前記ケーブル束において最も直径の小さい前記ケーブルの直径以下であれば、やはり好適である。このように構成することで、ケーブル束が異なる直径のケーブルから成る場合においても、各ケーブル集合体同士の幅の差を小さくすることができる。従って、屈曲時に各ケーブル集合体にかかる力の差を小さくすることができ、屈曲による負荷が一部のケーブルに集中することが抑制される。よって、ケーブル集合体の屈曲動作が滑らかとなり、ケーブルが有する屈曲性をケーブル束の状態でも維持できる。
【0010】
また、上記ケーブルアセンブリにおいて、前記ケーブル集合体が三つ編み状に編まれるピッチが前記ケーブル束を構成する前記ケーブルの直径の合計よりも大きいことが好適である。
【0011】
また、上記ケーブルアセンブリにおいて、前記ピッチが、ケーブル束における各ケーブルの直径の合計の7倍よりも小さいことがさらに好適である。
【0012】
また、上記ケーブルアセンブリにおいて、前記ケーブル束は、前記ケーブル束の長手方向に沿った一部に保護テープが巻かれることで前記一部が結束状態とされ、前記ケーブル束における前記保護テープが巻かれていない部分において、前記複数のケーブルがそれぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体に分割されて、前記3つのケーブル集合体が三つ編み状に編まれることとしても良い。このように構成することで、ケーブル束において、さほど屈曲性を必要としない部分は、保護テープにより束ねられ、屈曲性を必要とする部分は、ケーブル集合体により三つ編み状に編まれる。従って、必要な部分のみ十分に屈曲性を与えることができ、配線の作業性に更に優れる。
【0013】
なお、本明細書において、ピッチとは、ケーブル束の長手方向に沿った所定の位置において、1つのケーブル集合体と他のケーブル集合体とがある一定の位置関係にあり、この所定の位置を起点として、三つ編み状に一編みされ、この1つのケーブル集合体と他のケーブル集合体との位置関係が再び起点と同じ位置関係となる点を終点としたときに、起点から終点までの距離をいう。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、小型機器の制限された空間に収容することができ、配線の作業性に優れたケーブルアセンブリが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係るケーブルアセンブリの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るケーブルアセンブリを示す平面図であり、図2は、図1のケーブルアセンブリに用いられるケーブルの断面図であり、図3は、ケーブルアセンブリの断面斜視図である。
【0017】
図1に示すように、ケーブルアセンブリ100は、両端部を有する互いに直径が等しい非結束状態のケーブル1が複数集合して成るケーブル束50と、各ケーブル1の一方の端部が接続される第1コネクタ41と、各ケーブル1の他方の端部が接続される第2コネクタ42とを備える。
【0018】
図2に示すように、ケーブル1は、中心に金属導体の撚り線から成る中心導体2を有し、中心導体2は、絶縁性樹脂からなる絶縁層3で被覆されている。この絶縁層3の外周面上には、複数の金属導体から成る外部導体4が設けられている。さらに、外部導体4は、樹脂から成るシース5で被覆されている。
【0019】
第1コネクタ41は、枠体41aと、枠体41a内において各ケーブル1の中心導体2が接続され、ケーブルアセンブリ100の外部と接続される図示しない複数の端子と、各ケーブル1の外部導体4が接続される図示しないグランドバーと、グランドバーと接続されるシェル41bとを有する。
【0020】
第2コネクタ42は、枠体42aと、枠体42a内において各ケーブル1の中心導体2が接続され、ケーブルアセンブリ100の外部と接続される図示しない複数の端子と、各ケーブル1の外部導体4が接続される図示しないグランドバーと、グランドバーと接続されるシェル42bとを有する。
【0021】
ケーブル束50は、それぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体10、20、30に分割され、各ケーブル集合体10、20、30は非結束状態とされる。従って、各ケーブル集合体10、20、30を構成するケーブル1は、互いに動くことができる。そして、ケーブル集合体10、20、30の全体が三つ編み状に編まれて、各ケーブル1が1つに纏められる。
【0022】
本実施形態のケーブルアセンブリ100によれば、複数のケーブル1から成る3つのケーブル集合体10、20、30の全体が三つ編み状に編まれてケーブル束50が構成されている。このため、ケーブル束50がテープ等により束ねられていなくてもケーブルが纏まった状態が維持できる。また、ケーブル集合体10、20、30は、非結束状態であるため、ケーブル1同士が互いに動きやすくなっている。このため、ケーブル束50は、十分に屈曲性に優れる。従って、ケーブルアセンブリ100を小型機器の制限された空間内に配線する際の作業性が優れる。
【0023】
さらに、ケーブルアセンブリ100は、上記のようにケーブル集合体10、20、30を構成するケーブル1同士が互いに動きやすくなっているため、ケーブル集合体10、20、30は潰れるように変形することができる。例えば、図3の(A)に示す状態から各ケーブル集合体10、20、30のケーブル1同士が動いて各ケーブル集合体10、20、30が潰れる様に変形し、図3の(B)に示す状態になることができる。さらに、ケーブル集合体10、20,30同士は、ケーブル束50の厚み方向において、互いに潰れる様な力を与え合うため、各ケーブル集合体10、20、30は潰れるように変形しケーブル束50を薄く纏めることができる。従って、ケーブルアセンブリ100は、小型電子機器の制限された空間にも収容されることができる。
【0024】
また、本実施形態においては、ケーブル束50を構成するケーブル1の直径がそれぞれ等しく、さらにケーブル集合体10、20、30を構成するケーブル1の数が等しくなされている。このため、各ケーブル集合体10、20、30の幅が略同じ幅となっている。従って、屈曲時にケーブル集合体10、20、30にかかる力を均一とすることができ、屈曲による負荷が一部のケーブル1に集中することが抑制される。よって、ケーブル集合体10、20、30の屈曲動作が滑らかとなり、ケーブル1が有する屈曲性をケーブル束50の状態でも維持することができる。
【0025】
また、三つ編み状に編まれるピッチPは、ケーブル束50を構成する各ケーブル1の直径の和よりも大きいことが好ましい。
【0026】
なお、図1において、ピッチPは、ケーブル束50の長手方向に沿った所定の位置において、ケーブル集合体30とケーブル集合体10、20とがある一定の位置関係にあり、この所定の位置を起点P1として、三つ編み状に一編みされ、ケーブル集合体30とケーブル集合体10、20との位置関係が再び起点P1と同じ位置関係となる点を終点P2としたときに、起点P1から終点P2までの距離となる。具体的には、例えば、図1において、ケーブル集合体30が、ケーブル集合体10、20と重ならなく、ケーブル集合体10とケーブル集合体20とが重なっている所定の位置を起点P1とする。そして、ケーブル集合体10、20、30が起点P1から三つ編み状に一編みされ、再び、ケーブル集合体30が、ケーブル集合体10、20と重ならなく、ケーブル集合体10とケーブル集合体20とが重なっている位置を終点P2とする。ピッチPは、このときの起点P1と起点P2の距離となる。
【0027】
上記の様にピッチPが、ケーブル束50を構成する各ケーブル1の直径の和よりも大きい場合、ケーブル集合体10、20、30が最も潰れた状態において、ケーブル束50の厚さがケーブル1の直径の2倍に抑制されることができる。具体的には、例えば、ケーブル集合体20とケーブル集合体30とが重なっている箇所において、図3の(A)に示す状態から、図3の(B)に示す状態へとケーブル集合体20とケーブル集合体30とが潰れる様に変形することができる。そして、ケーブル集合体10、20、30が最も潰れた状態では、ケーブル集合体20を構成するケーブル1が横並びに並び、さらに、ケーブル集合体30を構成するケーブルが横並びに並ぶ。こうして、ケーブル束50の厚さは、ケーブル1の直径の2倍に抑制されることができる。
【0028】
さらにピッチPは、各ケーブルの直径の和の7倍より小さいことが、ケーブル集合体10、20、30を構成するケーブル同士が重なる状態になることを防ぐ観点より好ましい。
【0029】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図4を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0030】
図4は、本発明の第2実施形態に係るケーブルアセンブリを示す平面図である。
【0031】
図4に示すように、本実施形態のケーブルアセンブリ101において、ケーブル束51は、複数のケーブル1aとケーブル1aの直径よりの大きい直径を有する複数のケーブル1bとから構成され、各ケーブル1a、1bは非結束状態とされている。ケーブル1a及びケーブル1bは、図2に示したケーブル1と直径は異なるが、ケーブルの構造は、ケーブル1と同じである。
【0032】
本実施形態においては、ケーブル集合体11、21、31を構成するケーブル1aの数が等しく、さらに、ケーブル集合体11、21、31を構成するケーブル1bの数も等しくされている。
【0033】
そして、ケーブル束51は、3つのケーブル集合体11、21、31に分割され、これらケーブル集合体11、21、31が三つ編み状に編まれて、各ケーブル1が1つに纏められる。
【0034】
また、ピッチPaは、各ケーブル1aの直径と和と各ケーブル1bの直径の和との和よりも大きくなされている。
【0035】
本実施形態のケーブルアセンブリによれば、ケーブル束51が太さの異なる複数のケーブル1a、1bより構成されている。しかし、各ケーブル集合体11、21、31を構成するケーブル1a及びケーブル1bが、各ケーブル集合体11、21、31で同じ数となっている。このため、各ケーブル集合体11、21、31の幅を同じ幅とすることができる。従って、屈曲時に各ケーブル集合体11、21、31にかかる力を均一とすることができ、屈曲による負荷が一部のケーブル1a、1bに集中することが抑制される。よって、ケーブル集合体51の屈曲動作が滑らかとなり、ケーブル1a、1bが有する屈曲性をケーブル束51の状態でも維持とすることができる。
【0036】
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について図5を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0037】
図5は、本発明の第3実施形態に係るケーブルアセンブリを示す平面図である。
【0038】
図5に示すように、本実施形態のケーブルアセンブリ102において、ケーブル1が複数集合してなるケーブル束52の一部が、第2コネクタ42側において、保護テープ6により束ねられて結束状態とされている。そして、各ケーブル1が保護テープ6で結束状態とされていない部分が、それぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体12、22、32に分割され、ケーブル集合体12、22、32が三つ編み状に編まれている。
【0039】
本実施形態のケーブルアセンブリ102によれば、複数のケーブル1により構成されるケーブル束52の一部分が、さほど屈曲性を必要としない場合、さほど屈曲性を必要としない部分は、保護テープ6により束ねられる。そして、ケーブル束52が十分に屈曲性を必要とする部分は、ケーブル集合体12、22、32により三つ編み状に編まれる。このため、必要な部分のみ十分に屈曲性を与えることができ、配線の作業性が更に優れる。さらに、ケーブル集合体12、22、32同士は、ケーブル束52の厚み方向において、互いに潰れる様な力を与え合うため、ケーブル集合体12、22、32は潰れるように変形し、ケーブル束52において、三つ編み状に編まれている部分は、保護テープ6により束ねられている部分より薄く纏めることができる。
【0040】
以上、本発明について、第1〜第3実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0041】
例えば、ケーブル1、1a、1bは外部導体4を有した同軸ケーブルとしたが、必ずしも、外部導体4は必要ではない。
【0042】
さらに、第1実施形態において、各ケーブル集合体10、20、30を構成するケーブルの数は、同じであったが、必ずしも同じである必要はない。ただし、ケーブル束50を構成する複数のケーブル1がすべて同じ構成である場合、各ケーブル集合体10、20、30を構成するケーブルの数の差は、1本以内であることが好ましい。この場合、各ケーブル集合体の幅の差を小さくすることができる。従って、屈曲時に各ケーブル集合体10、20、30にかかる力の差を小さくでき、屈曲による負荷が一部のケーブル1に集中することが抑制される。よって、ケーブル集合体10、20、30の屈曲動作が滑らかとなり、ケーブル1が有する屈曲性をケーブル束50の状態でも維持とすることができる。
【0043】
また、さらに第2実施形態において、各ケーブル集合体11、21、31を構成するケーブル1a、1bの数は、各ケーブル集合体11、21、31において同じである。しかし、ケーブル束51を構成するケーブル1a、1bの数によっては、必ずしも同じにできない場合がある。その場合は、各ケーブル集合体11、21、31において、1つのケーブル集合体を構成するケーブルの直径の和と、他のケーブル集合体を構成するケーブルの直径の和との差が、最も細いケーブルの直径よりも小さいことが好ましい。このように構成することで、各ケーブル集合体の幅の差を小さくすることができる。従って、屈曲時に各ケーブル集合体11、21、31にかかる力の差を小さくでき、屈曲による負荷が一部のケーブル1a、1bに集中することが抑制される。よって、ケーブル集合体11、21、31の屈曲動作が滑らかとなり、ケーブル1a、1bが有する屈曲性をケーブル束51の状態でも維持とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施形態に係るケーブルアセンブリを示す平面図である。
【図2】図1のケーブルアセンブリに用いられるケーブルの断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るケーブルアセンブリの断面斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るケーブルアセンブリを示す平面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るケーブルアセンブリを示す平面図である。
【符号の説明】
【0045】
1、1a、1b・・・ケーブル
10、11、12、20、21、22、30、31、32・・・ケーブル集合体
41・・・第1コネクタ
42・・・第2コネクタ
50、51、52・・・ケーブル束
100、101、102・・・ケーブルアセンブリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のケーブルから構成されるケーブル束と、
前記複数のケーブルの一端と接続される第1コネクタと、
前記複数のケーブルの他端と接続される第2コネクタと、
を備え、
前記ケーブル束の長手方向に沿った少なくとも一部が非結束状態とされ、前記ケーブル束における非結束状態の部分において、前記複数のケーブルがそれぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体に分割されて、前記3つのケーブル集合体が三つ編み状に編まれる
ことを特徴とするケーブルアセンブリ。
【請求項2】
前記ケーブル束は、直径が同じケーブルから構成され、1つの前記ケーブル集合体を構成する前記ケーブルの本数と他の前記ケーブル集合体を構成する前記ケーブルの本数との差が1本以内であることを特徴とする請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項3】
前記ケーブル束は、直径が異なる複数の種類のケーブルから構成され、1つのケーブル集合体を構成する前記ケーブルの直径の合計と、他のケーブル集合体を構成する前記ケーブルの直径の合計との差が、前記ケーブル束における最も直径の小さい前記ケーブルの直径以下であることを特徴とする請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項4】
前記ケーブル集合体が三つ編み状に編まれるピッチが前記ケーブル束を構成する前記ケーブルの直径の合計よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項5】
前記ピッチが、ケーブル束における各ケーブルの直径の合計の7倍よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項6】
前記ケーブル束は、前記ケーブル束の長手方向に沿った一部に保護テープが巻かれることで前記一部が結束状態とされ、前記ケーブル束における前記保護テープが巻かれていない部分において、前記複数のケーブルがそれぞれ2本以上のケーブルからなる3つのケーブル集合体に分割されて、前記3つのケーブル集合体が三つ編み状に編まれること特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のケーブルアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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