ゲームシステム、プログラム、及び情報記憶媒体
【課題】複数のカードの組み合わせによって情報を入力することが可能なゲームシステム、プログラム、及び情報記憶媒体を提供すること。
【解決手段】複数のカードには、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置され、ゲーム機は、複数のカードを1枚ずつタッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、タッチパネルに対する入力操作が、複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、検出部によって検出された座標情報と判定情報とに基づき、タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた複数のカードの組み合わせを認識する認識部と前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部とを含むことを特徴とする。
【解決手段】複数のカードには、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置され、ゲーム機は、複数のカードを1枚ずつタッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、タッチパネルに対する入力操作が、複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、検出部によって検出された座標情報と判定情報とに基づき、タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた複数のカードの組み合わせを認識する認識部と前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部とを含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームシステム、プログラム、及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、タッチパネルを備えた携帯型情報機器とタッチパネル上に配置するテンプレートカードからなる携帯型情報機器システムが知られている(例えば特許文献1)。このような携帯型情報機器システムでは、表裏面を貫通するスリットを有するテンプレートカードをタッチパネルに配置した状態でスリットに沿って筆跡を入力することで、テンプレートカードに設定されたパラメータ属性やコマンドを携帯型情報機器に入力することができる。
【特許文献1】特開2007-144145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の携帯型情報機器システムでは、単一のカードに設定された情報を入力することしかできず、複数のカードの組み合わせによって情報を入力することができなかった。
【0004】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のカードの組み合わせによって情報を入力することが可能なゲームシステム、プログラム、及び情報記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明は、タッチパネルを有するゲーム機と、複数のカードとを含むゲームシステムであって、
前記複数のカードには、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置され、
前記ゲーム機は、
前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、
前記タッチパネルに対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する認識部と
前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部とを含むことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、タッチパネルを有するゲーム機と、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置された複数のカードとを含むゲームシステムのためのプログラムであって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関係する。また本発明はコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶した情報記憶媒体に関係する。
【0007】
本発明によれば、入力操作が行われた複数のカードの組み合わせによってゲーム処理を行うことができる。
【0008】
(2)また本発明に係るゲームシステムでは、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの順番を認識することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、入力操作が行われた複数のカードの順番によってゲーム処理を行うことができる。
【0010】
(3)また本発明に係るゲームシステムでは、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報が、前記タッチパネル上に設定される複数の仮想領域のいずれの仮想領域に含まれるかを検出し、検出結果と前記判定情報とに基づき前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードを認識することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、複数のカードの認識を簡単な処理で行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0013】
1.構成
図1は、本実施形態のゲーム機の外観図である。
【0014】
ゲーム機10はディスプレイ11とタッチパネルディスプレイ12、十字キー14(方向指示キー),操作ボタン16、スタートボタン18、セレクトボタン20などの操作部が設けられている。
【0015】
タッチパネルディスプレイ12は液晶ディスプレイ及びその上の接触を検出するためのタッチパネルで構成され、タッチペン30により入力することができる。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式(4線式、5線式)、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式などがある。ディスプレイ11及びタッチパネルディスプレイ12には種々の画像(ゲーム画像、表示物)が表示される。
【0016】
ここでタッチパネルディスプレイ12へのタッチ操作は、タッチペン30などの入力機器を用いて行ってもよいし、指先を用いて行ってもよい。なおプレーヤは、操作部からの操作入力とタッチパネルディスプレイ12からの入力のいずれかを使用してゲームを行うこともでき、両者を併用することも可能である。
【0017】
図2に本実施形態のゲーム機の機能ブロック図の例を示す。なお本実施形態のゲーム機は図2の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0018】
操作部160は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は、図1に示す十字キー14、操作ボタン16、或いはタッチパネルディスプレイ12を構成するタッチパネル部分などにより実現できる。
【0019】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。記憶部170は、ゲームパラメータ記憶部172を含む。
【0020】
特に、本実施形態の記憶部170は、判定情報記憶部172を含む。判定情報記憶部172は、タッチパネル(操作部160)に対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する。
【0021】
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
【0022】
この情報記憶媒体180には、処理部100において本実施形態の種々の処理を行うためのプログラム(データ)が記憶されている。即ち、この情報記録媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶されている。
【0023】
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、LCD、タッチパネルディスプレイ12を構成するディスプレイ部分などにより実現できる。
【0024】
音出力部192は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0025】
携帯型情報記憶装置194には、プレーヤの個人データやゲームのセーブデータなどが記憶されるものであり、この携帯型情報記憶装置194としては、メモリカードや携帯型ゲーム装置などがある。
【0026】
通信部196は、外部(例えばサーバや他のゲーム機)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0027】
なお、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、ホスト装置(サーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部196を介して情報記憶媒体180(記憶部170)に配信してもよい。このようなホスト装置(サーバ)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含めることができる。
【0028】
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの処理を行う。ここで、ゲーム処理としては、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、キャラクタやマップなどのオブジェクトを配置する処理、オブジェクトを表示する処理、ヒットチェック処理、ゲーム結果を演算する処理、或いはゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理などがある。この処理部100は記憶部170をワーク領域として各種処理を行う。処理部100の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0029】
特に、本実施形態の処理部100は、検出部110、認識部112、ゲーム処理部114、描画部120、音生成部130を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0030】
検出部110は、タッチパネル12(操作部160)からの信号に基づいて、複数のカードを1枚ずつタッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する。
【0031】
認識部112は、検出部110によって検出された座標情報と判定情報記憶部172に記憶された判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する。
【0032】
また認識部112は、検出部110によって検出された座標情報と判定情報記憶部172に記憶された判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの順番を認識するようにしてもよい。
【0033】
また認識部112は、検出部110によって検出された座標情報が、前記タッチパネル上に設定される複数の仮想領域のいずれの仮想領域に含まれるかを検出し、検出結果と判定情報記憶部172に記憶された判定情報とに基づき前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードを認識するようにしてもよい。
【0034】
ゲーム処理部114は、認識部112による認識結果に基づきゲーム処理を行う。具体的には、ゲーム処理部114は、認識部112による認識結果に基づいて、特定のゲームを実行可能にするための処理、特定のアイテムを獲得するための処理(特定のアイテムをゲームにおいて使用可能にするための処理)、ゲーム画面に新たな表示物(例えば静止オブジェクト)を表示させるための処理、プレーヤキャラクタを特定のステージに移動させるための処理、新たなマップをロードする処理等のゲーム処理を行う。
【0035】
描画処理部120は、処理部100で行われる種々の処理(ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示部190に出力する。この場合、描画処理部120が生成する画像は、いわゆる2次元画像であってもよいし、3次元画像であってもよい。そして3次元画像を生成する場合には、まず、座標変換(ワールド座標変換、カメラ座標変換)、クリッピング処理、或いは透視変換等のジオメトリ処理が行われ、その処理結果に基づいて、描画データ(プリミティブの頂点の位置座標、テクスチャ座標、色データ、法線ベクトル或いはα値等)が作成される。そして、この描画データ(プリミティブデータ)に基づいて、透視変換後(ジオメトリ処理後)の表示物(1又は複数プリミティブ)を描画バッファ(フレームバッファあるいは中間バッファなどのピクセル単位で画像情報を記憶できるバッファ。VRAM)に描画する。これにより、ゲーム空間内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像が生成される。
【0036】
音生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部192に出力する。
【0037】
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について図面を用いて説明する。
【0038】
図3(A)(B)(C)に本実施形態のカードの一例を示す。
【0039】
図3(A)(B)(C)に示すカード40は、薄板上の透明樹脂からなるカードであり、それぞれ所定形状の表裏面を貫通するスリット42が複数配置されている。また各カード40には、ゲームステージ内の扉、梯子或いは床を示す図柄44が印刷されている。
【0040】
プレーヤは、カード40をゲーム機10のタッチパネルディスプレイ12(タッチパネル)の上に配置して、複数のスリット42に沿った入力操作を行う。プレーヤがカード40をタッチパネルディスプレイ12上に置いた状態で、タッチペン30を複数のスリット42に沿ってスライドさせる入力操作を行うと、タッチパネルディスプレイ12上に置かれた(入力操作が行われた)カード40が認識され、認識結果に基づきゲーム処理が行われる。
【0041】
図4〜図7(A)(B)は、タッチパネルディスプレイ12に表示されるゲーム画面の一例である。
【0042】
プレーヤは、操作部を操作することにより、ゲームステージ内でプレーヤキャラクタである移動体MOを移動させることができる。またプレーヤは、所与のカード40をタッチパネルディスプレイ12上に置いた状態で、スリット12に沿った入力操作を行うことにより、移動体MOを次のステージに進ませることができる。
【0043】
例えば、図4に示すゲーム画面GIにおいて、図3(A)に示すカード40(カードA)をタッチパネルディスプレイ12に置いて、当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、図5(A)に示すように、ゲーム画面GIの右側に新たな表示物である梯子STと扉DRが表示される。すなわち図3(A)に示すカード40に印刷された図柄44に対応する表示物(梯子STと扉DR)が表示される。
【0044】
プレーヤは、図5(A)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子STと扉DRが新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、図5(B)に示すゲーム画面GIが表示され、移動体MOは「ステージ1」から「ステージ2−1」に進むことができる。
【0045】
次にプレーヤは、図5(B)に示すゲーム画面GIにおいて、図3(B)に示すカード40(カードB)をタッチパネルディスプレイ12に置いて、当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、図5(C)に示すように、ゲーム画面GIに新たな表示物である梯子ST、床FL、及び扉DRが表示される。プレーヤは、図5(C)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子STと床FLが新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、移動体MOは「ステージ2−1」から次のステージ(例えば「ステージ3−1」)に進むことができる。
【0046】
またプレーヤは、図4に示すゲーム画面GIにおいて、図3(C)に示すカード40(カードC)をタッチパネルディスプレイ12に置いて、当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、図3(A)に示すカード40(カードA)に対して入力操作を行った場合と異なり、図6(A)に示すように、ゲーム画面GIの左側に新たな表示物である梯子STと扉DRが表示される。プレーヤは、図6(A)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子STと扉DRが新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、図6(B)に示すゲーム画面GIが表示され、移動体MOは「ステージ1」から「ステージ2−2」に進むことができる。
【0047】
すなわちプレーヤは、図4に示すゲーム画面GIにおいて、図3(A)に示すカードを用いて入力操作を行うか、図3(C)に示すカードを用いて入力操作を行うかによって、異なるステージに移動体MOを進ませることができる。
【0048】
また本実施形態では、同一ステージにおいて入力操作が行われた複数のカードの組み合わせ或いは順番が認識され、当該認識結果に基づきゲーム処理(新たなステージに進むための表示物を表示させるための処理)が行われる。
【0049】
例えば、図7(A)に示すゲーム画面GIにおいて、図8(A)に示すカード40(カードD)をタッチパネルディスプレイ12に置いて当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行い、さらにカードDに換えて図8(B)に示すカード40(カードE)をタッチパネルディスプレイ12に置いて当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、入力操作が行われたカードD、Eの組み合わせが認識され、図7(B)に示すように、ゲーム画面GIにおいて、カードDに印刷された図柄44に対応する表示物である梯子ST1、床FL1と、カードEに印刷された図柄44に対応する表示物である梯子ST2、床FL2とが表示される。なお、複数のカードを用いて入力操作を行う場合に、プレーヤが1枚のカードの入力操作を終える度に入力操作の完了を指示するための操作(例えばボタン操作)を行うようにしてもよい。
【0050】
プレーヤは、図7(B)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子ST1、ST2と床FL1、FL2が新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、移動体MOは「ステージ5−1」から次のステージ(例えば「ステージ6−1」)に進むことができる。
【0051】
また本実施形態では、入力操作が行われた2枚のカード(カードD、カードE)を認識する場合に、2枚のカードの順番を認識するようにしてもよい。例えば、カードDを用いた入力操作が行われた後にカードEを用いた入力操作が行われた場合には、図7(B)に示すように次のステージに進むための新たな表示物を表示し、カードEを用いた入力操作が行われた後にカードDを用いた入力操作が行われた場合には、新たな表示物を表示しないようにしてもよい。またカードEを用いた入力操作が行われた後にカードDを用いた入力操作が行われた場合には、図7(B)に示す例とは異なる位置に新たな表示物を表示するようにしてもよい。
【0052】
このように本実施形態によれば、入力操作が行われた複数のカードの組み合わせ或いは順番によって異なるゲーム処理を行うことができる。
【0053】
本実施形態では、図9(A)に示すように、タッチパネル12の操作面に対して複数の仮想領域50がマトリックス状に設定され、各仮想領域には識別番号(図12の例では1〜96の番号)が付与されている。本実施形態では、検出部によって検出された入力座標(座標情報)が、複数の仮想領域50のいずれの仮想領域50を通過するか(いずれの仮想領域50に含まれるか)を判定し、判定結果に基づき入力操作が行われたカード40を認識する。
【0054】
例えば、図3(A)に示すカード40のスリット42に沿って入力操作が行われた場合には、図9(B)に示すように、入力座標は5つの仮想領域「12、24、48、72、84」を通過することになる。すなわち、通過する仮想領域(通過領域)に関する情報を判定情報として記憶しておき、プレーヤが入力操作を行ったときに通過した仮想領域と照合することによって、入力操作が行われたカード40を認識することができる。
【0055】
図10に、判定情報記憶部172に記憶された判定情報の一例を示す。
【0056】
図10に示す判定情報60は、カード(或いは複数のカードの組み合わせ、順番)61毎に、通過する仮想領域を示す通過領域64、通過しない仮想領域を示す非通過領域66、複数のカードを認識するための判定情報であるか否かを示す情報67、単一又は複数のカードが認識された場合に行われるゲーム処理68を規定するものである。
【0057】
ここで、判定情報JI1は、入力操作が行われた単一のカードを認識するための判定情報であり、判定情報JI2は、入力操作が行われた複数のカードの組み合わせを認識するための判定情報であり、判定情報JI3は、入力操作が行われた複数のカードの順番を認識するための判定情報である。判定情報J2、J3には、それぞれ複数のカードに対応する通過領域64、非通過領域66が規定されている。
【0058】
本実施形態では、入力座標が通過した複数の仮想領域と、各カード62に対応する通過領域64及び非通過領域66とを照合して所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たす通過領域64及び非通過領域66に対応するカード62を認識して当該カード62に対応するゲーム処理68を行う。具体的には、入力座標が通過した複数の仮想領域が、通過領域64に規定された5つの仮想領域のうち3つ以上の仮想領域と一致し、且つ非通過領域66に規定された5つの仮想領域のうち3つ以上の仮想領域と一致しない場合(一致する仮想領域が2つ以下の場合)に、所定の条件を満たすと判定する。
【0059】
このように、カード毎に通過領域と非通過領域を規定して、入力座標が通過した仮想領域と照合することで、より精度の高い認識処理を行うことができる。
【0060】
なお、複数のカードの組み合わせ(例えば判定情報J2のカードD、Eの組み合わせ)を認識する場合には、カードDに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した後に、カードEに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した場合、或いはカードEに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した後に、カードDに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した場合に、カードD、Eの組み合わせを認識する。
【0061】
一方、複数のカードの順番(例えば判定情報J3のカードF、Gの順番)を認識する場合には、カードFに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した後に、カードGに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した場合のみに、カードF、Gの順番を認識する。
【0062】
3.本実施形態の処理
次に、本実施形態の処理の一例について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0063】
まず、タッチパネル12からの信号に基づき入力座標(座標情報)を検出し、記憶部170に記憶する(ステップS12)。
【0064】
次に、プレーヤによる入力操作が完了したか否かを判断する(ステップS12)。例えば、入力操作の完了を指示するためのボタン操作が行われた場合に入力操作が完了したと判断する。入力操作が完了していないと判断した場合には、ステップS10に進み、入力座標を順次検出する。
【0065】
ステップS12において、入力操作が完了したと判断した場合には、検出された入力座標が通過した仮想領域を検出する(ステップS24)。
【0066】
次に、検出された仮想領域と、判定情報に含まれる各カードに対応する通過領域及び非通過領域とを照合して所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS26)。
【0067】
ステップS26において、いずれかのカードに対応する通過領域及び非通過領域と所定の条件を満たすと判定した場合には、当該通過領域及び非通過領域が複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域の一部であるか否かを判定する(ステップS28)。例えば、図10に示す判定情報60のうち、複数のカードを認識するための判定情報であるか否かを示す情報67を参照して上記判定を行う。
【0068】
ステップS28において、複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域の一部ではないと判定した場合には、判定情報を参照して、所定の条件を満たす通過領域及び非通過領域に対応するカードを認識し、認識したカードに対応するゲーム処理を行う(ステップS30)。
【0069】
ステップS28において、複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域の一部であると判断した場合には、タッチパネル12からの信号に基づき入力座標を検出する(ステップS32)。
【0070】
次に、プレーヤによる入力操作が完了したか否かを判断し(ステップS34)、入力操作が完了したと判断した場合には、検出された入力座標が通過した仮想領域を検出する(ステップS36)。
【0071】
次に、複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域のうち、ステップS26において所定の条件を満たしたと判定された通過領域及び非通過領域以外の通過領域及び非通過領域と、ステップS36において検出された仮想領域とを照合して所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS38)
ステップS38において所定の条件を満たすと判定した場合には、複数のカードのそれぞれに対応する全ての通過領域及び非通過領域と照合したか否かを判断する(ステップS40)。全ての通過領域及び非通過領域と照合していないと判断した場合には、ステップS32に進む。
【0072】
ステップS40において、全ての通過領域及び非通過領域と照合したと判断した場合には、判定情報を参照して、当該通過領域及び非通過領域に対応するカードの組み合わせ或いは順番を認識し、認識したカードの組み合わせ或いは順番に対応するゲーム処理を行う(ステップS30)。
【0073】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本実施形態のゲーム機の外観図。
【図2】本実施形態のゲーム機の機能ブロックの一例を示す図。
【図3】図3(A)(B)(C)は、本実施形態のカードの一例を示す図。
【図4】本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図5】図5(A)(B)(C)は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図6】図6(A)(B)は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図7】図7(A)(B)は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図8】図8(A)(B)は、本実施形態のカードの一例を示す図。
【図9】図9(A)(B)は、本実施形態の仮想領域の一例を示す図。
【図10】本実施形態の判定情報のデータ構造の一例を示す図。
【図11】本実施形態の処理の一例を示すフローチャート図。
【符号の説明】
【0075】
1 ゲーム機、12 タッチパネルディスプレイ(タッチパネル)、100 処理部、110 検出部、112 認識部、114 ゲーム処理部、120 描画部、130 音生成部、160 操作部、170 記憶部、172 判定情報記憶部、180 情報記憶媒体、190 表示部、192 音出力部、194 携帯型情報記憶装置、196 通信部
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームシステム、プログラム、及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、タッチパネルを備えた携帯型情報機器とタッチパネル上に配置するテンプレートカードからなる携帯型情報機器システムが知られている(例えば特許文献1)。このような携帯型情報機器システムでは、表裏面を貫通するスリットを有するテンプレートカードをタッチパネルに配置した状態でスリットに沿って筆跡を入力することで、テンプレートカードに設定されたパラメータ属性やコマンドを携帯型情報機器に入力することができる。
【特許文献1】特開2007-144145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の携帯型情報機器システムでは、単一のカードに設定された情報を入力することしかできず、複数のカードの組み合わせによって情報を入力することができなかった。
【0004】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のカードの組み合わせによって情報を入力することが可能なゲームシステム、プログラム、及び情報記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明は、タッチパネルを有するゲーム機と、複数のカードとを含むゲームシステムであって、
前記複数のカードには、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置され、
前記ゲーム機は、
前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、
前記タッチパネルに対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する認識部と
前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部とを含むことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、タッチパネルを有するゲーム機と、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置された複数のカードとを含むゲームシステムのためのプログラムであって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関係する。また本発明はコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶した情報記憶媒体に関係する。
【0007】
本発明によれば、入力操作が行われた複数のカードの組み合わせによってゲーム処理を行うことができる。
【0008】
(2)また本発明に係るゲームシステムでは、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの順番を認識することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、入力操作が行われた複数のカードの順番によってゲーム処理を行うことができる。
【0010】
(3)また本発明に係るゲームシステムでは、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報が、前記タッチパネル上に設定される複数の仮想領域のいずれの仮想領域に含まれるかを検出し、検出結果と前記判定情報とに基づき前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードを認識することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、複数のカードの認識を簡単な処理で行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0013】
1.構成
図1は、本実施形態のゲーム機の外観図である。
【0014】
ゲーム機10はディスプレイ11とタッチパネルディスプレイ12、十字キー14(方向指示キー),操作ボタン16、スタートボタン18、セレクトボタン20などの操作部が設けられている。
【0015】
タッチパネルディスプレイ12は液晶ディスプレイ及びその上の接触を検出するためのタッチパネルで構成され、タッチペン30により入力することができる。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式(4線式、5線式)、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式などがある。ディスプレイ11及びタッチパネルディスプレイ12には種々の画像(ゲーム画像、表示物)が表示される。
【0016】
ここでタッチパネルディスプレイ12へのタッチ操作は、タッチペン30などの入力機器を用いて行ってもよいし、指先を用いて行ってもよい。なおプレーヤは、操作部からの操作入力とタッチパネルディスプレイ12からの入力のいずれかを使用してゲームを行うこともでき、両者を併用することも可能である。
【0017】
図2に本実施形態のゲーム機の機能ブロック図の例を示す。なお本実施形態のゲーム機は図2の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0018】
操作部160は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は、図1に示す十字キー14、操作ボタン16、或いはタッチパネルディスプレイ12を構成するタッチパネル部分などにより実現できる。
【0019】
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。記憶部170は、ゲームパラメータ記憶部172を含む。
【0020】
特に、本実施形態の記憶部170は、判定情報記憶部172を含む。判定情報記憶部172は、タッチパネル(操作部160)に対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する。
【0021】
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。
【0022】
この情報記憶媒体180には、処理部100において本実施形態の種々の処理を行うためのプログラム(データ)が記憶されている。即ち、この情報記録媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶されている。
【0023】
表示部190は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、CRT、LCD、タッチパネルディスプレイ12を構成するディスプレイ部分などにより実現できる。
【0024】
音出力部192は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0025】
携帯型情報記憶装置194には、プレーヤの個人データやゲームのセーブデータなどが記憶されるものであり、この携帯型情報記憶装置194としては、メモリカードや携帯型ゲーム装置などがある。
【0026】
通信部196は、外部(例えばサーバや他のゲーム機)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0027】
なお、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、ホスト装置(サーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部196を介して情報記憶媒体180(記憶部170)に配信してもよい。このようなホスト装置(サーバ)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含めることができる。
【0028】
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの処理を行う。ここで、ゲーム処理としては、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、キャラクタやマップなどのオブジェクトを配置する処理、オブジェクトを表示する処理、ヒットチェック処理、ゲーム結果を演算する処理、或いはゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理などがある。この処理部100は記憶部170をワーク領域として各種処理を行う。処理部100の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0029】
特に、本実施形態の処理部100は、検出部110、認識部112、ゲーム処理部114、描画部120、音生成部130を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0030】
検出部110は、タッチパネル12(操作部160)からの信号に基づいて、複数のカードを1枚ずつタッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する。
【0031】
認識部112は、検出部110によって検出された座標情報と判定情報記憶部172に記憶された判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する。
【0032】
また認識部112は、検出部110によって検出された座標情報と判定情報記憶部172に記憶された判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの順番を認識するようにしてもよい。
【0033】
また認識部112は、検出部110によって検出された座標情報が、前記タッチパネル上に設定される複数の仮想領域のいずれの仮想領域に含まれるかを検出し、検出結果と判定情報記憶部172に記憶された判定情報とに基づき前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードを認識するようにしてもよい。
【0034】
ゲーム処理部114は、認識部112による認識結果に基づきゲーム処理を行う。具体的には、ゲーム処理部114は、認識部112による認識結果に基づいて、特定のゲームを実行可能にするための処理、特定のアイテムを獲得するための処理(特定のアイテムをゲームにおいて使用可能にするための処理)、ゲーム画面に新たな表示物(例えば静止オブジェクト)を表示させるための処理、プレーヤキャラクタを特定のステージに移動させるための処理、新たなマップをロードする処理等のゲーム処理を行う。
【0035】
描画処理部120は、処理部100で行われる種々の処理(ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示部190に出力する。この場合、描画処理部120が生成する画像は、いわゆる2次元画像であってもよいし、3次元画像であってもよい。そして3次元画像を生成する場合には、まず、座標変換(ワールド座標変換、カメラ座標変換)、クリッピング処理、或いは透視変換等のジオメトリ処理が行われ、その処理結果に基づいて、描画データ(プリミティブの頂点の位置座標、テクスチャ座標、色データ、法線ベクトル或いはα値等)が作成される。そして、この描画データ(プリミティブデータ)に基づいて、透視変換後(ジオメトリ処理後)の表示物(1又は複数プリミティブ)を描画バッファ(フレームバッファあるいは中間バッファなどのピクセル単位で画像情報を記憶できるバッファ。VRAM)に描画する。これにより、ゲーム空間内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像が生成される。
【0036】
音生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部192に出力する。
【0037】
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について図面を用いて説明する。
【0038】
図3(A)(B)(C)に本実施形態のカードの一例を示す。
【0039】
図3(A)(B)(C)に示すカード40は、薄板上の透明樹脂からなるカードであり、それぞれ所定形状の表裏面を貫通するスリット42が複数配置されている。また各カード40には、ゲームステージ内の扉、梯子或いは床を示す図柄44が印刷されている。
【0040】
プレーヤは、カード40をゲーム機10のタッチパネルディスプレイ12(タッチパネル)の上に配置して、複数のスリット42に沿った入力操作を行う。プレーヤがカード40をタッチパネルディスプレイ12上に置いた状態で、タッチペン30を複数のスリット42に沿ってスライドさせる入力操作を行うと、タッチパネルディスプレイ12上に置かれた(入力操作が行われた)カード40が認識され、認識結果に基づきゲーム処理が行われる。
【0041】
図4〜図7(A)(B)は、タッチパネルディスプレイ12に表示されるゲーム画面の一例である。
【0042】
プレーヤは、操作部を操作することにより、ゲームステージ内でプレーヤキャラクタである移動体MOを移動させることができる。またプレーヤは、所与のカード40をタッチパネルディスプレイ12上に置いた状態で、スリット12に沿った入力操作を行うことにより、移動体MOを次のステージに進ませることができる。
【0043】
例えば、図4に示すゲーム画面GIにおいて、図3(A)に示すカード40(カードA)をタッチパネルディスプレイ12に置いて、当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、図5(A)に示すように、ゲーム画面GIの右側に新たな表示物である梯子STと扉DRが表示される。すなわち図3(A)に示すカード40に印刷された図柄44に対応する表示物(梯子STと扉DR)が表示される。
【0044】
プレーヤは、図5(A)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子STと扉DRが新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、図5(B)に示すゲーム画面GIが表示され、移動体MOは「ステージ1」から「ステージ2−1」に進むことができる。
【0045】
次にプレーヤは、図5(B)に示すゲーム画面GIにおいて、図3(B)に示すカード40(カードB)をタッチパネルディスプレイ12に置いて、当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、図5(C)に示すように、ゲーム画面GIに新たな表示物である梯子ST、床FL、及び扉DRが表示される。プレーヤは、図5(C)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子STと床FLが新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、移動体MOは「ステージ2−1」から次のステージ(例えば「ステージ3−1」)に進むことができる。
【0046】
またプレーヤは、図4に示すゲーム画面GIにおいて、図3(C)に示すカード40(カードC)をタッチパネルディスプレイ12に置いて、当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、図3(A)に示すカード40(カードA)に対して入力操作を行った場合と異なり、図6(A)に示すように、ゲーム画面GIの左側に新たな表示物である梯子STと扉DRが表示される。プレーヤは、図6(A)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子STと扉DRが新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、図6(B)に示すゲーム画面GIが表示され、移動体MOは「ステージ1」から「ステージ2−2」に進むことができる。
【0047】
すなわちプレーヤは、図4に示すゲーム画面GIにおいて、図3(A)に示すカードを用いて入力操作を行うか、図3(C)に示すカードを用いて入力操作を行うかによって、異なるステージに移動体MOを進ませることができる。
【0048】
また本実施形態では、同一ステージにおいて入力操作が行われた複数のカードの組み合わせ或いは順番が認識され、当該認識結果に基づきゲーム処理(新たなステージに進むための表示物を表示させるための処理)が行われる。
【0049】
例えば、図7(A)に示すゲーム画面GIにおいて、図8(A)に示すカード40(カードD)をタッチパネルディスプレイ12に置いて当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行い、さらにカードDに換えて図8(B)に示すカード40(カードE)をタッチパネルディスプレイ12に置いて当該カード40のスリット42に沿った入力操作を行うと、入力操作が行われたカードD、Eの組み合わせが認識され、図7(B)に示すように、ゲーム画面GIにおいて、カードDに印刷された図柄44に対応する表示物である梯子ST1、床FL1と、カードEに印刷された図柄44に対応する表示物である梯子ST2、床FL2とが表示される。なお、複数のカードを用いて入力操作を行う場合に、プレーヤが1枚のカードの入力操作を終える度に入力操作の完了を指示するための操作(例えばボタン操作)を行うようにしてもよい。
【0050】
プレーヤは、図7(B)に示すゲーム画面GIにおいて、梯子ST1、ST2と床FL1、FL2が新たに表示されたことにより、移動体MOを扉DRまで移動させることができる。移動体MOが扉DRに到達すると、移動体MOは「ステージ5−1」から次のステージ(例えば「ステージ6−1」)に進むことができる。
【0051】
また本実施形態では、入力操作が行われた2枚のカード(カードD、カードE)を認識する場合に、2枚のカードの順番を認識するようにしてもよい。例えば、カードDを用いた入力操作が行われた後にカードEを用いた入力操作が行われた場合には、図7(B)に示すように次のステージに進むための新たな表示物を表示し、カードEを用いた入力操作が行われた後にカードDを用いた入力操作が行われた場合には、新たな表示物を表示しないようにしてもよい。またカードEを用いた入力操作が行われた後にカードDを用いた入力操作が行われた場合には、図7(B)に示す例とは異なる位置に新たな表示物を表示するようにしてもよい。
【0052】
このように本実施形態によれば、入力操作が行われた複数のカードの組み合わせ或いは順番によって異なるゲーム処理を行うことができる。
【0053】
本実施形態では、図9(A)に示すように、タッチパネル12の操作面に対して複数の仮想領域50がマトリックス状に設定され、各仮想領域には識別番号(図12の例では1〜96の番号)が付与されている。本実施形態では、検出部によって検出された入力座標(座標情報)が、複数の仮想領域50のいずれの仮想領域50を通過するか(いずれの仮想領域50に含まれるか)を判定し、判定結果に基づき入力操作が行われたカード40を認識する。
【0054】
例えば、図3(A)に示すカード40のスリット42に沿って入力操作が行われた場合には、図9(B)に示すように、入力座標は5つの仮想領域「12、24、48、72、84」を通過することになる。すなわち、通過する仮想領域(通過領域)に関する情報を判定情報として記憶しておき、プレーヤが入力操作を行ったときに通過した仮想領域と照合することによって、入力操作が行われたカード40を認識することができる。
【0055】
図10に、判定情報記憶部172に記憶された判定情報の一例を示す。
【0056】
図10に示す判定情報60は、カード(或いは複数のカードの組み合わせ、順番)61毎に、通過する仮想領域を示す通過領域64、通過しない仮想領域を示す非通過領域66、複数のカードを認識するための判定情報であるか否かを示す情報67、単一又は複数のカードが認識された場合に行われるゲーム処理68を規定するものである。
【0057】
ここで、判定情報JI1は、入力操作が行われた単一のカードを認識するための判定情報であり、判定情報JI2は、入力操作が行われた複数のカードの組み合わせを認識するための判定情報であり、判定情報JI3は、入力操作が行われた複数のカードの順番を認識するための判定情報である。判定情報J2、J3には、それぞれ複数のカードに対応する通過領域64、非通過領域66が規定されている。
【0058】
本実施形態では、入力座標が通過した複数の仮想領域と、各カード62に対応する通過領域64及び非通過領域66とを照合して所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たす通過領域64及び非通過領域66に対応するカード62を認識して当該カード62に対応するゲーム処理68を行う。具体的には、入力座標が通過した複数の仮想領域が、通過領域64に規定された5つの仮想領域のうち3つ以上の仮想領域と一致し、且つ非通過領域66に規定された5つの仮想領域のうち3つ以上の仮想領域と一致しない場合(一致する仮想領域が2つ以下の場合)に、所定の条件を満たすと判定する。
【0059】
このように、カード毎に通過領域と非通過領域を規定して、入力座標が通過した仮想領域と照合することで、より精度の高い認識処理を行うことができる。
【0060】
なお、複数のカードの組み合わせ(例えば判定情報J2のカードD、Eの組み合わせ)を認識する場合には、カードDに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した後に、カードEに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した場合、或いはカードEに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した後に、カードDに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した場合に、カードD、Eの組み合わせを認識する。
【0061】
一方、複数のカードの順番(例えば判定情報J3のカードF、Gの順番)を認識する場合には、カードFに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した後に、カードGに対応する通過領域64及び非通過領域66と所定の条件を満たすと判定した場合のみに、カードF、Gの順番を認識する。
【0062】
3.本実施形態の処理
次に、本実施形態の処理の一例について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0063】
まず、タッチパネル12からの信号に基づき入力座標(座標情報)を検出し、記憶部170に記憶する(ステップS12)。
【0064】
次に、プレーヤによる入力操作が完了したか否かを判断する(ステップS12)。例えば、入力操作の完了を指示するためのボタン操作が行われた場合に入力操作が完了したと判断する。入力操作が完了していないと判断した場合には、ステップS10に進み、入力座標を順次検出する。
【0065】
ステップS12において、入力操作が完了したと判断した場合には、検出された入力座標が通過した仮想領域を検出する(ステップS24)。
【0066】
次に、検出された仮想領域と、判定情報に含まれる各カードに対応する通過領域及び非通過領域とを照合して所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS26)。
【0067】
ステップS26において、いずれかのカードに対応する通過領域及び非通過領域と所定の条件を満たすと判定した場合には、当該通過領域及び非通過領域が複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域の一部であるか否かを判定する(ステップS28)。例えば、図10に示す判定情報60のうち、複数のカードを認識するための判定情報であるか否かを示す情報67を参照して上記判定を行う。
【0068】
ステップS28において、複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域の一部ではないと判定した場合には、判定情報を参照して、所定の条件を満たす通過領域及び非通過領域に対応するカードを認識し、認識したカードに対応するゲーム処理を行う(ステップS30)。
【0069】
ステップS28において、複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域の一部であると判断した場合には、タッチパネル12からの信号に基づき入力座標を検出する(ステップS32)。
【0070】
次に、プレーヤによる入力操作が完了したか否かを判断し(ステップS34)、入力操作が完了したと判断した場合には、検出された入力座標が通過した仮想領域を検出する(ステップS36)。
【0071】
次に、複数のカードのそれぞれに対応する複数の通過領域及び非通過領域のうち、ステップS26において所定の条件を満たしたと判定された通過領域及び非通過領域以外の通過領域及び非通過領域と、ステップS36において検出された仮想領域とを照合して所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS38)
ステップS38において所定の条件を満たすと判定した場合には、複数のカードのそれぞれに対応する全ての通過領域及び非通過領域と照合したか否かを判断する(ステップS40)。全ての通過領域及び非通過領域と照合していないと判断した場合には、ステップS32に進む。
【0072】
ステップS40において、全ての通過領域及び非通過領域と照合したと判断した場合には、判定情報を参照して、当該通過領域及び非通過領域に対応するカードの組み合わせ或いは順番を認識し、認識したカードの組み合わせ或いは順番に対応するゲーム処理を行う(ステップS30)。
【0073】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本実施形態のゲーム機の外観図。
【図2】本実施形態のゲーム機の機能ブロックの一例を示す図。
【図3】図3(A)(B)(C)は、本実施形態のカードの一例を示す図。
【図4】本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図5】図5(A)(B)(C)は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図6】図6(A)(B)は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図7】図7(A)(B)は、本実施形態のゲーム画面の一例を示す図。
【図8】図8(A)(B)は、本実施形態のカードの一例を示す図。
【図9】図9(A)(B)は、本実施形態の仮想領域の一例を示す図。
【図10】本実施形態の判定情報のデータ構造の一例を示す図。
【図11】本実施形態の処理の一例を示すフローチャート図。
【符号の説明】
【0075】
1 ゲーム機、12 タッチパネルディスプレイ(タッチパネル)、100 処理部、110 検出部、112 認識部、114 ゲーム処理部、120 描画部、130 音生成部、160 操作部、170 記憶部、172 判定情報記憶部、180 情報記憶媒体、190 表示部、192 音出力部、194 携帯型情報記憶装置、196 通信部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルを有するゲーム機と、複数のカードとを含むゲームシステムであって、
前記複数のカードには、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置され、
前記ゲーム機は、
前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、
前記タッチパネルに対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する認識部と
前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部とを含むことを特徴とするゲームシステム。
【請求項2】
請求項1において、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの順番を認識することを特徴とするゲームシステム。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報が、前記タッチパネル上に設定される複数の仮想領域のいずれの仮想領域に含まれるかを検出し、検出結果と前記判定情報とに基づき前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードを認識することを特徴とするゲームシステム。
【請求項4】
タッチパネルを有するゲーム機と、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置された複数のカードとを含むゲームシステムのためのプログラムであって、
前記ゲーム機を、
前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、
前記タッチパネルに対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する認識部と
前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項5】
コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項4のプログラムを記録したことを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項1】
タッチパネルを有するゲーム機と、複数のカードとを含むゲームシステムであって、
前記複数のカードには、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置され、
前記ゲーム機は、
前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、
前記タッチパネルに対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する認識部と
前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部とを含むことを特徴とするゲームシステム。
【請求項2】
請求項1において、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの順番を認識することを特徴とするゲームシステム。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記認識部は、
前記検出部によって検出された座標情報が、前記タッチパネル上に設定される複数の仮想領域のいずれの仮想領域に含まれるかを検出し、検出結果と前記判定情報とに基づき前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードを認識することを特徴とするゲームシステム。
【請求項4】
タッチパネルを有するゲーム機と、それぞれ少なくとも1つのスリットが配置された複数のカードとを含むゲームシステムのためのプログラムであって、
前記ゲーム機を、
前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って入力操作が行われたときの座標情報を検出する検出部と、
前記タッチパネルに対する入力操作が、前記複数のカードを1枚ずつ前記タッチパネル上に置いた状態で各カードのスリットに沿って行われた入力操作であるか否かを判定するための判定情報を記憶する記憶部と、
前記検出部によって検出された座標情報と前記判定情報とに基づき、前記タッチパネル上に置かれ入力操作が行われた前記複数のカードの組み合わせを認識する認識部と
前記認識部による認識結果に基づきゲーム処理を行うゲーム処理部として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項5】
コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項4のプログラムを記録したことを特徴とする情報記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−68909(P2010−68909A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−237811(P2008−237811)
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】
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