説明

ゲーム機用通信装置

【課題】経済的にサービスを提供でき、ホストの負荷を軽減できるネットワークサービスシステムを利用してゲームを行うことができるゲーム機用通信装置を提供する。
【解決手段】ゲーム機用通信装置は、ゲーム機を接続するゲーム機接続手段と、ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、ゲーム機にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセットが装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末(計算機、パソコン、ゲーム機等)に、ネットワーク回線(電話回線、CATV(有線テレビ)回線等)を介してホスト計算機がサービスを提供するネットワークサービスシステムに関する。
【0002】
また、本発明は、ネットワークサービスシステムを利用してゲームを行うことができるゲーム機用通信装置及びゲーム機に関する。
【背景技術】
【0003】
従来のネットワークサービスシステムは、例えば、サービスを提供するホスト計算機と、このホスト計算機を接続するVAN(Value Added Network ;付加価値網)ネットワークと、VANネットワークに公衆回線等を介して接続する情報処理端末とで構成されている。なお、ネットワークサービスシステムには、更に、ホスト計算機に専用線でゲートウェイ接続された第2のホスト計算機(以下、「被ゲートウェイホスト計算機」ともいう)が設けられることもある。
【0004】
このネットワークサービスシステムの代表的な利用方法を2つ説明する。第1の利用方法は、情報処理端末とホスト計算機との間でデータのやりとりを行って必要なサービスを受けるようにしたものである。具体的には、ホスト計算機が有する商品データを情報処理端末に送信して、希望する商品をオンラインで発注するものがあげられる。
【0005】
第2の利用方法は、ホスト計算機にないサービスを被ゲートウェイホスト計算機が提供可能な場合に、被ゲートウェイホスト計算機からホスト計算機を介して情報処理端末にサービスを提供するものである。具体的には、パソコン通信サービスのニフティ(NIFTY)に接続後、米Telebase Systemsのオンライン・データベースEas
yNetにアクセスできることがあげられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述したネットワークサービスの第1の利用方法に関して、提供するサービスの種類によっては、経済的にサービスを提供できなくなる恐れがある。例えば、オンラインショッピングや動きを伴うゲーム等に関するサービスでは、画像情報をデータ転送しなければならないために、通信情報が膨大となるためである。
【0007】
また、前述したネットワークサービスの第2の利用方法に関して、ホスト計算機の負担が大きくなったり、容量の大きい通信回線が必要になったり、通信費用が増大するなどの恐れがある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ネットワークを通じて経済的にサービスを提供することができるネットワークサービスシステムを提供することを第1の課題とする。
【0009】
また、本発明は、主たるホスト計算機の稼働負荷を軽減できるネットワークサービスシステムを提供することを第2の課題とする。更に、本発明は、第1及び第2の課題のネットワークサービスを利用してゲームを行うことができるゲーム機用通信装置を提供することを第3の課題とする。
【0010】
そして、本発明は、第1及び第2の課題のネットワークサービスを利用してゲームを行うことができるゲーム機を提供することを第4の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
<本発明の第1のネットワークサービスシステム>
本発明の第1のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図1は、本発明の第1のネットワークサービスシステム原理図である。
【0012】
即ち、ネットワーク(81)に接続し、このネットワーク(81)を通じてサービスを提供する複数のホスト計算機(80a、80b、80c)と、前記ネットワーク(81)に接続する情報処理端末(20)とを備える。
【0013】
前記情報処理端末(20)は、前記ネットワークサービスの種別を識別するサービス識別子が設けられたネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)を装着した場合に、この記憶媒体(32a、32b、32c)が有するサービス識別子を識別する。そして、識別したサービス識別子に対応する前記ホスト計算機(80a、80b、80c)に回線接続する。さらに、回線接続した前記ホスト計算機(80a、80b、80c)からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とする。
【0014】
ここで、前記ネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)は、具体的には、ROMカセット(読出専用の記憶装置(Read Only Memory)を有するカセット)、ICカード(集積回路(Integrated Circuit)を有するカード)、CD−ROM、フロッピー(登録商標)磁気ディスク等を利用することができる。
【0015】
<本発明の第2のネットワークサービスシステム>
本発明の第2のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図2は、本発明の第2のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0016】
即ち、ネットワーク(81)に接続し、このネットワーク(81)を通じてサービスを提供するホスト計算機(80)と、前記ホスト計算機(80)に接続し、前記ホスト計算機(80)が提供するサービスに連携するサービスを前記ネットワーク(81)を通じて提供する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b、82c)と、前記ネットワーク(81)に接続する情報処理端末(20)とを備える。
【0017】
前記情報処理端末(20)は、前記連携サービスの種別を識別する連携サービス識別子が設けられた連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)を装着した場合に、この記憶媒体(31a、31b、31c)が有する連携サービス識別子を識別する。そして、識別した連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b、82c)に、前記ホスト計算機(80)を介して回線接続する。さらに、回線接続した前記連携サービス用ホスト計算機(82a、82b、82c)からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とする。
【0018】
ここで、前記連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)は、具体的には、ROMカセット、ICカード、CD−ROM、フロッピー(登録商標)磁気ディスク等を利用することができる。
【0019】
<本発明の第3のネットワークサービスシステム>
本発明の第3のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下
記の如く構成されている。図3は、本発明の第3のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0020】
即ち、ネットワーク(81)に接続し、このネットワーク(81)を通じてサービスを提供するホスト計算機(80)と、前記ネットワーク(81)に接続し、前記ホスト計算機(80)が提供するサービスに連携するサービスを前記ネットワーク(81)を通じて提供する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)と、前記ネットワーク(81)に接続する情報処理端末(20)とを備える。
【0021】
前記情報処理端末(20)は、前記連携サービスの種別を識別する連携サービス識別子が設けられた連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)を装着した場合に、この記憶媒体(31a、31b、31c)が有する連携サービス識別子を識別して前記ホスト計算機(80)に通知する。
【0022】
前記ホスト計算機(80)は、連携サービス識別子が通知されると、この連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続情報を前記情報処理端末(20)に通知する。
【0023】
前記情報処理端末(20)は、連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続情報が通知されると、前記ホスト計算機(80)との接続を切断し、前記接続情報を基に前記連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)に回線接続する。そして、回線接続した前記連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とする。
【0024】
なお、図3中"AP"はアクセスポイントを意味し、他の図面中においても同様とする。
【0025】
<本発明の第4のネットワークサービスシステム>
本発明の第4のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図4は、本発明の第4のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0026】
即ち、ネットワーク(81)に異なるアクセスポイントを経由して接続し、このネットワークを通じてサービスを提供する複数のホスト計算機(80a、80b、80c)と、前記ネットワーク(81)に接続する情報処理端末(20)とを備える。
【0027】
前記情報処理端末(20)は、前記ネットワーク(81)に回線接続した後に、前記ホスト計算機(80)に回線接続することを含むことを特徴とする。
【0028】
<本発明の第5のネットワークサービスシステム>
本発明の第5のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図5は、本発明の第5のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0029】
即ち、第1のネットワーク(81a)に接続し、この第1のネットワーク(81a)を通じてサービスを提供するホスト計算機(80)と、第2のネットワーク(81b、81c)に接続するとともに、前記ホスト計算機(80)とゲートウェイ接続し、前記ホスト計算機(80)が提供するサービスに連携するサービスを提供する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)と、前記第1のネットワーク(81a)に接続する情報処理端末(20)とを備える。
【0030】
前記情報処理端末(20)は、前記連携サービスの種別を識別する連携サービス識別子が設けられた前記連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)を装着した場合に、この記憶媒体(31a、31b、31c)が有する連携サービス識別子を識別して前記ホスト計算機(80)に通知する。
【0031】
前記ホスト計算機(80)は、連携サービス識別子が通知されると、この連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続情報を前記情報処理端末(20)に通知する。
【0032】
前記情報処理端末(20)は、連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続情報が通知されると、前記ホスト計算機(80)に、連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続指示を通知する。
【0033】
前記ホスト計算機(80)は、接続指示が通知されると、接続指示された連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)にゲートウェイ接続する。前記情報処理端末(20)は、前記連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とする。
【0034】
<本発明の第6のネットワークサービスシステム>
本発明の第6のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図6は、本発明の第6のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0035】
即ち、各々異なるネットワーク(81a、81b、81c)に接続し、このネットワーク(81a、81b、81c)を通じてサービスを提供する複数のホスト計算機(80a、80b、80c)と、前記ネットワーク(80a、80b、80c)のうちの一つに接続する情報処理端末(20)とを備える。
【0036】
前記情報処理端末(20)は、前記ネットワークサービスの種別を識別するサービス識別子が設けられたネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)を装着した場合に、この記憶媒体(32a、32b、32c)が有するサービス識別子を識別する。そして、識別したサービス識別子に対応する前記ホスト計算機(80a、80b、80c)が接続されたネットワーク(81a、81b、81c)に回線接続する。さらに、回線接続したネットワーク(81a、81b、81c)に接続する前記ホスト計算機(80a、80b、80c)からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とする。
【0037】
<本発明の第7のネットワークサービスシステム>
本発明の第7のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0038】
即ち、第1から第6のネットワークサービスシステムにおいて、前記情報処理端末(20)から前記ホスト計算機(80)に接続する機能は、記憶媒体の形で提供されることを特徴とする。
【0039】
ここで、前記記憶媒体は、具体的には、ROMカセット、ICカード、CD−ROM、フロッピー(登録商標)磁気ディスク等を利用することができる。
【0040】
<本発明の第8のネットワークサービスシステム>
本発明の第8のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、第2、第3及び第5のネットワークサービスシステムにおいて、下記の如く構成されている。
【0041】
即ち、前記連携サービス用記憶媒体(31)は、この記憶媒体(31)を使用することによりサービスを受けることが可能となる連携サービスメニューを有する。
【0042】
前記ホスト計算機(80)は、この計算機(80)が提供するサービスのメニューであるメインサービスメニューを有する。前記情報処理端末(20)は、前記連携サービス用記憶媒体(31)を装着した場合に、前記ホスト計算機(80)から送信されるメインサービスメニューと前記連携サービスメニューとの両方を表示して、いずれかのメニューを選択可能とする。そして、メインサービスメニューが選択された場合に、前記ホスト計算機(80)のサービスを実行し、連携サービスメニューが選択された場合に、前記連携サービス用ホスト計算機(82)に接続することを特徴とする。
【0043】
<本発明の第9のネットワークサービスシステム>
本発明の第9のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0044】
即ち、第2、第3及び第5のネットワークサービスシステムにおいて、前記ホスト計算機(80)は、この計算機(80)が提供するサービスのメニューであるメインサービスメニューと、前記連携サービス用記憶媒体(31)を使用することによりサービスを受けることが可能となる連携サービスメニューを有する。
【0045】
前記情報処理端末(20)は、前記連携サービス用記憶媒体(31)を装着した場合に、前記ホスト計算機(80)から送信されるメインサービスメニューと連携サービスメニューとの両方を表示して、いずれかのメニューを選択可能とする。そして、メインサービスメニューが選択された場合に、前記ホスト計算機(80)のサービスを実行し、連携サービスメニューが選択された場合に、前記連携サービス用ホスト計算機(82)に接続することを特徴とする。
【0046】
<本発明の第10のネットワークサービスシステム>
本発明の第10のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0047】
即ち、第1から第6のネットワークサービスシステムにおいて、前記情報処理端末(20)は、前記ホスト計算機(80)及び前記連携サービス用ホスト計算機(82)に対する回線接続設定情報とサービスの提供を受ける顧客情報とを記録保持し、サービス提供毎に更新することを特徴とする。
【0048】
<本発明の第11のネットワークサービスシステム>
本発明の第11のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0049】
即ち、第1から第6のネットワークサービスシステムにおいて、前記情報処理端末(20)は、前記ホスト計算機(80)及び前記連携サービス用ホスト計算機(82)に対する回線接続設定情報を記録保持する。
【0050】
前記ホスト計算機(80)は、前記メインサービス及び連携サービスの顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新することを特徴とする。
【0051】
<本発明の第12のネットワークサービスシステム>
本発明の第12のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、
下記の如く構成されている。
【0052】
即ち、第11のネットワークサービスシステムにおいて、前記ホスト計算機(80)は、メインサービス用顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新する。
【0053】
前記連携サービス用ホスト計算機(82)は、連携サービス用顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新することを特徴とする。
【0054】
<本発明の第13のネットワークサービスシステム>
本発明の第13のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0055】
即ち、第10から第12のネットワークサービスシステムにおいて、前記ホスト計算機(80)及び前記連携サービス用ホスト計算機(82)は、提供したサービスの利用情報を、サービスを利用した各顧客毎にかつサービスの種別毎に、前記情報処理端末(20)に通知し、前記情報処理端末(20)は、通知された利用情報を記録することを特徴とする。
【0056】
<本発明の第14のネットワークサービスシステム>
本発明の第14のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0057】
即ち、第13のネットワークサービスシステムにおいて、前記情報処理端末(20)は、通知された顧客情報を表示することを特徴とする。
【0058】
<本発明の第15のネットワークサービスシステム>
本発明の第15のネットワークサービスシステムは、前記第1の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0059】
即ち、第1から第6のネットワークサービスシステムにおいて、前記情報処理端末(20)は、ネットワークサービス用記憶媒体(32)が有するデータの一覧から1点もしくは数点を選択することにより、予め設定したネットワークアクセスソフト及び実行ソフトを起動し、自動的にホスト計算機(80)に回線接続してアンサー処理を実行することを特徴とする。
【0060】
<本発明の第16のネットワークサービスシステム>
本発明の第16のネットワークサービスシステムは、前記第2の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図7は、本発明の第16のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0061】
即ち、ネットワーク(81)に第1の通信経路(84a)を介して接続し、このネットワーク(81)を通じてサービスを提供する第1のホスト計算機(80)と、前記ネットワーク(81)に第2の通信経路(84b)を介して接続するとともに、前記第1のホスト計算機(80)にゲートウェイ接続し、ネットワークサービスを提供する第2のホスト計算機(82)と、前記ネットワーク(81)に接続し、前記第2のホスト計算機(82)に接続するのに必要なアドレスを記憶した情報処理端末(20)とを備える。
【0062】
まず、前記情報処理端末(20)は、前記第1のホスト計算機(80)に接続して、前記第1のホスト計算機(80)及び前記第2のホスト計算機(82)が提供するネットワークサービスメニューを前記第1のホスト計算機(80)から受け取る。
【0063】
次に、前記第1のホスト計算機(80)は、前記情報処理端末(20)が、前記第2のホスト計算機(82)により提供されるネットワークサービスを要求した場合に、前記第1の通信経路(84a)に対する回線を切断する。
【0064】
次に、前記情報処理端末(20)は、前記第2の通信経路(84b)を介して前記第2のホスト計算機(82)に接続することを含むことを特徴とする。
【0065】
<本発明の第17のネットワークサービスシステム>
本発明の第17のネットワークサービスシステムは、前記第2の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図8は、本発明の第17のネットワークサービスシステムの原理図である。
【0066】
即ち、ネットワーク(81)に第1のルータ(83a)を介して接続し、ネットワークサービスを提供する第1のホスト計算機(80)と、前記ネットワーク(81)に第2のルータ(83b)を介して接続するとともに、前記第1のホスト計算機(80)にゲートウェイ接続し、ネットワークサービスを提供する第2のホスト計算機(82)と、前記ネットワーク(81)に第3のルータ(83c)を介して接続し、前記第2のホスト計算機(82)に接続するのに必要なアドレスを記憶した情報処理端末(20)とを備える。
【0067】
まず、前記情報処理端末(20)は、前記第1のホスト計算機(80)に接続して、前記第1のホスト計算機(80)及び前記第2のホスト計算機(82)が提供するネットワークサービスメニューを前記第1のホスト計算機(80)から受け取る。
【0068】
次に、前記第1のホスト計算機(80)は、前記情報処理端末(20)が、前記第2のホスト計算機(82)により提供されるネットワークサービスを要求した場合に、前記情報処理端末(20)から送信される送信データに前記第2のホスト計算機(82)のアドレスを付加して前記第1のルータ(83a)に送信する。
【0069】
そして、前記情報処理端末(20)は、前記第3及び第2のルータ(83c、83b)を介して前記第2のホスト計算機(82)に接続することを含むことを特徴とする。
【0070】
<本発明の第18のネットワークサービスシステム>
本発明の第18のネットワークサービスシステムは、前記第2の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
即ち、第16及び第17のネットワークサービスシステムにおいて、前記情報処理端末(20)は、前記第2のホスト計算機(82)が提供するネットワークサービスの終了時に、前記第1のホスト計算機(80)に接続することを特徴とする。
【0071】
<本発明の第1のゲーム機用通信装置>
本発明の第1のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図9は、本発明の第1のゲーム機用通信装置の原理図である。
【0072】
即ち、ゲーム機(20)を接続するゲーム機接続手段(11)と、ゲームサービスを提供するホスト(80)を接続するネットワーク(81)に接続されるネットワーク接続手段(12)と、前記ゲーム機(20)にゲームカセット(30)が装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセット(30)が装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段(15)と、前記ホスト(80)にアクセスするホストアクセス手段(17)とを備える。
【0073】
そして、前記ホスト(80)を利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット(30a)が前記装着状態識別手段(15)に装着された場合に前記ホストアクセス手段(17)が起動されることを特徴とする。
【0074】
ここで、ネットワークゲームカセット(30a)は、ホスト(80)を相手にゲームをするものであっても良いし、ネットワーク(81)を介して第三者を相手にゲームをするものであっても良い。また、ホスト(80)と第三者との両方を相手にゲームをするものであっても良い。
【0075】
また、ゲームカセット装着手段(13)は、コネクタを利用して実現できる。そして、装着状態識別手段(15)は、発光部と受光部の組み合わせ、超音波発信部と超音波受信部の組み合わせ、近接スイッチ、マイクロスイッチ、磁気センサ、ラベルに印刷された識別符号の読取装置、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)等を利用し
て実現できる。
【0076】
<本発明の第2のゲーム機用通信装置>
本発明の第2のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図10は、本発明の第2のゲーム機用通信装置の原理図である。
【0077】
即ち、ゲーム機(20)を接続するゲーム機接続手段(11)と、ゲームサービスを提供するホスト(80)を接続するネットワーク(81)に接続されるネットワーク接続手段(12)と、前記ゲーム機(20)及び前記ホスト(80)を利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット(30a)、又は前記ゲーム機(20)を利用してゲームを可能とするスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方を脱着可能に装着するゲームカセット装着手段(13)と、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセット(30)が装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段(15)と、前記ホスト(80)にアクセスするホストアクセス手段(17)とを備える。
【0078】
そして、前記ネットワークゲームカセット(30a)が前記装着状態識別手段(15)に装着された場合に前記ホストアクセス手段(17)が起動されることを特徴とする。
【0079】
ここで、ネットワークゲームカセット(30a)は、ホスト(80)を相手にゲームをするものであっても良いし、ネットワーク(81)を介して第三者を相手にゲームをするものであっても良い。また、ホスト(80)と第三者との両方を相手にゲームをするものであっても良い。
【0080】
また、ゲームカセット装着手段(13)は、コネクタを利用して実現できる。そして、装着状態識別手段(15)は、発光部と受光部の組み合わせ、超音波発信部と超音波受信部の組み合わせ、近接スイッチ、マイクロスイッチ、磁気センサ、ラベルに印刷された識別符号の読取装置、CPU等を利用して実現できる。
【0081】
<本発明の第3のゲーム機用通信装置>
本発明の第3のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図31は、本発明の第3のゲーム機用通信装置の一実施例を示す図である。
【0082】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)の筐体を不透光性に形成するとともに、いずれか一方のゲームカセット(30)の筐体に切欠部(36)を形成し、前記
ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、前記切欠部(36)を間に介して位置する発光部(41a)と受光部(41b)を設けてある。
【0083】
前記装着状態識別手段(15)は、前記受光部(41b)の出力に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0084】
ここで、発光部(41a)は、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)や、電球、発光塗料等を利用できる。また、受光部(41b)は、光導電セル、ホトダイオード、ホトトランジスタ、光サイリスタ、光電子増倍管、光電管、ホトカプラ、ホトインタラプタ等を利用できる。
【0085】
<本発明の第4のゲーム機用通信装置>
本発明の第4のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図44は、本発明の第3のゲーム機用通信装置の一実施例を示す図である。
【0086】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方の筐体に、一端から他端にわたって透光性を有する透光部(33)を設けてある。
【0087】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセットが装着された状態で、前記透光部(33)を間に介して位置する発光部(41a)と受光部(41b)を設けてある。
【0088】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記受光部(41b)の出力に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0089】
ここで、発光部(41a)は、LEDや、電球、発光塗料等を利用できる。また、受光部(41b)は、光導電セル、ホトダイオード、ホトトランジスタ、光サイリスタ、光電子増倍管、光電管、ホトカプラ、ホトインタラプタ等を利用できる。
【0090】
<本発明の第5のゲーム機用通信装置>
本発明の第5のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0091】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方の筐体に切欠部(36)を形成してある。
【0092】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセットが装着された状態で、前記切欠部(36)を間に介して位置する超音波発信部(42a)と超音波受信部(42b)を設けてある。
【0093】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記超音波受信部(42b)の出力に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0094】
ここで、超音波発信部(42a)及び超音波受信部(42b)は、圧電振動子(水晶など)、電歪振動子(BaTiO3 など)、磁歪振動子等(ニッケル、フェライトなど)を利用できる。
【0095】
<本発明の第6のゲーム機用通信装置>
本発明の第6のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図45は、本発明の第5のゲーム機用通信装置の一実施例を示す図である。
【0096】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に、磁性体(39)を設けてある。
【0097】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、前記磁性体(39)を検出する磁気形近接スイッチ(43a)を設けてある。
【0098】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記磁気形近接スイッチ(43a)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0099】
<本発明の第7のゲーム機用通信装置>
本発明の第7のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図47は、本発明の第6のゲーム機用通信装置の一実施例を示す図である。
【0100】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に金属体(38)を設けてある。
【0101】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、前記金属体(38)を検出する高周波形近接スイッチ(43b)を設けてある。
【0102】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記高周波形近接スイッチ(43b)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0103】
ここで、金属体(38)は、例えば、鉄、アルミ、銅等を利用できる。なお、高周波形近接スイッチ(43b)は、高周波発振形近接スイッチとも呼ばれる。
【0104】
<本発明の第8のゲーム機用通信装置>
本発明の第8のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図36は、本発明の第7のゲーム機用通信装置の一実施例を示す図である。
【0105】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)それぞれの筐体を異なる外形に形成してある。
【0106】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に接触可能なマイクロスイッチ(46)を設けてある。
【0107】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記マイクロスイッチ(46)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする
<本発明の第9のゲーム機用通信装置>
本発明の第9のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0108】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方の筐体に磁性体(39)を設けてある。
【0109】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、前記磁性体(39)を検出する磁気センサ(44)を設けてある。
【0110】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記磁気センサ(44)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0111】
ここで、磁気センサ(44)は、リードスイッチ、ホール素子、磁気誘導コイル、超伝導デバイス等を利用できる。
<本発明の第10のゲーム機用通信装置>
本発明の第10のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図49は、本発明の第10のゲーム機用通信装置の一実施例を示す図である。
【0112】
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)の少なくとも一方の筐体の表面に、識別符号が印刷されたラベル(35)を設けてある。
【0113】
また、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、前記ラベル(35)に印刷された識別符号を読み取る識別符号読取手段(45)を設けてある。
【0114】
そして、前記装着状態識別手段(15)は、前記識別符号読取手段(45)の読取結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0115】
ここで、識別符号は、バーコード等を利用できる。
【0116】
<本発明の第11のゲーム機用通信装置>
本発明の第11のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0117】
即ち、第1のゲーム機用通信装置において、前記ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)に、ゲームカセット(30)の種別を識別可能とする識別情報を記憶した記憶部(37)を設けてある。
【0118】
また、前記装着状態識別手段(15)は、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で前記記憶部(37)に記憶された識別情報を読み取ることで装着されているゲームカセット(30)の種別を識別することを特徴とする。
【0119】
ここで、記憶部(37)は、マスクROM(Read Only Memory;読み出し専用記憶装置)、PROM、EPROM、EEPROM等を利用できる。
<本発明の第12のゲーム機用通信装置>
本発明の第12のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く
構成されている。
即ち、第1又は第2のゲーム機用通信装置において、前記ゲーム機接続手段(11)は、前記ゲーム機(20)が有するゲームカセット装着口(21)に装着可能な端子として形成され、前記ゲームカセット装着手段(13)は、既存のゲームカセット(30)を装着可能とする装着口として形成されていることを特徴とする。
【0120】
ここで、端子にはコネクタが含まれる。
【0121】
<本発明の第13のゲーム機用通信装置>
本発明の第13のゲーム機用通信装置は、前記第3の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
即ち、第1から第12のゲーム機用通信装置に接続されるネットワーク(81)は、第1から第18のネットワークサービスシステムのいすれかであることを特徴とする。
【0122】
<本発明の第1のゲーム機>
本発明の第1のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図11は、本発明の第1のゲーム機の原理図である。即ち、ゲームサービスを提供するホスト(80)を接続するネットワーク(81)に接続されるネットワーク接続手段(12)と、前記ホスト(80)を利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット(30a)、又は前記ホスト(80)を利用せずにゲームを可能とするスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方を脱着可能に装着するゲームカセット装着手段(13)とを有するゲーム機において、前記ネットワーク接続手段(12)、前記ネットワークゲームカセット(30a)及び前記スタンドアロンゲームカセット(30b)に対する処理情報を記憶した処理情報記憶手段(14)と、前記ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段(15)と、この装着状態識別手段(15)での識別結果に基づいて、前記処理情報記憶手段(14)に記憶された処理情報を実行する処理情報実行手段(16)と、前記ホスト(80)にアクセスするホストアクセス手段(17)とを備える。
【0123】
そして、前記ネットワークゲームカセット(30a)が前記装着状態識別手段(15)に装着された場合に前記ホストアクセス手段(17)が起動されることを特徴とする。
【0124】
ここで、処理情報記憶手段(14)は、ROM(Read Only Memory;読み出し専用記憶装置)、半導体記憶装置、磁気ディスク記憶装置、フレキシィブル装置、磁気テープ装置、CD−ROM(Compact Disc ROM;光学的記憶装置)、M/O(Magnet Optical;光磁気ディスク装置)等を利用できる。
【0125】
また、処理情報実行手段(16)は、CPU上で実行されるプログラムにより実現できる。
【0126】
<本発明の第2のゲーム機>
本発明の第2のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図12は、本発明の第2のゲーム機の原理図である。
【0127】
即ち、通信端末装置(10)を装着するアプリ部(13)を備える。そして、前記通信端末装置(10)が、ネットワークサービス用のアプリケーションソフトを記憶したネットワークアプリ媒体(ROM−B)及びスタンドアロンサービス用のアプリケーションソフトを記憶したスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)のいずれか一方を装着した場合に、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又は前記スタンドアロンアプリ媒体(R
OM−C)に関する処理を、前記通信端末装置(10)に関する処理と連携して実行することを特徴とする。
【0128】
<本発明の第3のゲーム機>
本発明の第3のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図13は、本発明の第3のゲーム機の原理図である。即ち、通信端末装置(10)を装着する第1のアプリ部(13a)と、ネットワークサービス用のアプリケーションソフトを記憶したネットワークアプリ媒体(ROM−B)及びスタンドアロンサービス用のアプリケーションソフトを記憶したスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)のいずれか一方を装着する第2のアプリ部(13b)とを備える。
【0129】
そして、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又は前記スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理を、前記通信端末装置(10)に関する処理と連携して実行することを特徴とする。
【0130】
<本発明の第4のゲーム機>
本発明の第4のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図14は、本発明の第4のゲーム機の原理図である。即ち、ネットワークサービス用のアプリケーションソフトを記憶したネットワークアプリ媒体(ROM−B)、スタンドアロンサービス用のアプリケーションソフトを記憶したスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)及び通信端末装置(10)のいずれかを装着する複数のアプリ部(13a、13b)を備える。
【0131】
複数のアプリ部(13a、13b)接続される形態は、図14(a)〜(c)の3通りが考えられる。図14(a)は、一のアプリ部(13b)に、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が接続され、他のアプリ部(13a)に通信端末装置(10)が装着される場合である。この場合、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理を、通信端末装置(10)に関する処理と、連携して実行する。
【0132】
なお、図14(b)に示すように、一のアプリ部(13b)に通信端末装置(10b)を装着するとともに、他のアプリ部(13a)に別の通信端末装置(10a)を装着することも可能である。
【0133】
また、図14(c)に示すように、一のアプリ部(13b)にスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)を装着するとともに、他のアプリ部(13a)にネットワークアプリ媒体(ROM−B)を装着することも可能である。
【0134】
<本発明の第5のゲーム機>
本発明の第5のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。図15は、本発明の第5のゲーム機の原理図である。即ち、ネットワークサービス用のアプリケーションソフトを記憶したネットワークアプリ媒体(ROM−B)及びスタンドアロンサービス用のアプリケーションソフトを記憶したスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)のいずれかを装着するアプリ部(13)と、通信端末装置(10)を接続する外部端子(19)とを備える。
【0135】
そして、前記アプリ部(13)に接続されたネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理と、前記外部端子(19)に接続された通信端末装置(10)に関する処理を、連携して実行することを特徴とする。
【0136】
<本発明の第6のゲーム機>
本発明の第6のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。即ち、第2から第5のゲーム機において、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理を、前記通信端末装置(10)に関する処理よりも、優先して実行することを特徴とする。
【0137】
<本発明の第7のゲーム機>
本発明の第7のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0138】
即ち、第2から第5のゲーム機において、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)は、前記通信端末装置(10)が装着されているか否かを識別し、前記通信端末装置(10)が、ネットワークサービスを提供するホスト計算機(80)にネットワーク(81)を介して接続する通信アプリソフト(ROM−A)を有していない場合に、自らネットワーク(81)及びホスト計算機(80)に回線接続処理を行って、ネットワークサービス処理を行うことを特徴とする。
【0139】
<本発明の第8のゲーム機>
本発明の第8のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。即ち、第2から第5のゲーム機において、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)は、前記通信端末装置(10)が装着されているか否かを識別し、前記通信端末装置(10)が、ネットワークサービスを提供するホスト計算機(80)にネットワーク(81)を介して接続する通信アプリソフト(ROM−A)を有する場合に、前記通信端末装置(10)を利用して前記ネットワーク(81)及び前記ホスト計算機(80)に回線接続することを特徴とする。
【0140】
<本発明の第9のゲーム機>
本発明の第9のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0141】
即ち、第2から第5のゲーム機において、前記通信端末装置(10)に関する処理を、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理よりも、優先して実行することを特徴とする。
【0142】
<本発明の第10のゲーム機>
本発明の第10のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0143】
即ち、第2から第5のゲーム機において、前記通信端末装置(10)は、ネットワークサービスを提供するホスト計算機(80)にネットワーク(81)を介して接続する通信アプリソフト(ROM−A)を有する場合に、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又は前記スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が装着されているか否かを識別する。
【0144】
そして、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)が装着されている場合に、前記通信アプリソフト(ROM−A)を、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)と連携して動作させる。
【0145】
一方、前記スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が装着されている場合に、前記通信アプリソフト(ROM−A)を、前記スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)と連携
して実行し、スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が起動した時点で、前記通信アプリソフト(ROM−A)の実行を停止することを特徴とする。
【0146】
<本発明の第11のゲーム機>
本発明の第11のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成されている。
【0147】
即ち、第1から第10のゲーム機において、前記通信アプリソフト(ROM−A)、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)及び前記スタンダードアロンアプリ媒体(ROM−C)のうち、いずれを優先して実行するかを選択可能としてある。
【0148】
そして、前記ネットワークアプリ媒体(ROM−B)を装着した場合に、前記ネットワーク(81)及び前記ホスト計算機(80)に自動的に回線接続する。また、前記スタンダードアロンアプリ媒体(ROM−C)を装着した場合に、スタンダードアロンアプリ媒体(ROM−C)を実行する。
【0149】
更に、何も装着されていない場合に、前記通信アプリソフト(ROM−A)を実行することを特徴とする。
<本発明の第12のゲーム機>
本発明の第12のゲーム機は、前記第4の課題を解決するため、下記の如く構成している。即ち、第1から第11のゲーム機に接続されるネットワークは、第1から第18のネットワークサービスシステムのいずれかであることを特徴とする。
ここで、第1から第18のネットワークサービスシステムの情報処理端末(20)は、ゲーム機に相当する。また、ネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)及び連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)は、ネットワークゲームカセット(30a)及びネットワークアプリ媒体(ROM−B)に相当する。
【0150】
ここで、第1から第18のネットワークサービスシステムの情報処理端末(20)は、ゲーム機に相当する。また、ネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)及び連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)は、ネットワークゲームカセット(30a)及びネットワークアプリ媒体(ROM−B)に相当する。
(作用)
【0151】
<本発明の第1のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第1のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、ネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)を装着した場合に、この記憶媒体(32a、32b、32c)が有するメインサービス識別子を識別する。
【0152】
そして、識別したメインサービス識別子に対応するホスト計算機(80a、80b、80c)に回線接続する。さらに、回線接続したホスト計算機(80a、80b、80c)からネットワークサービスを受ける。
【0153】
<本発明の第2のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第2のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)を装着した場合に、この記憶媒体(31a、31b、31c)が有する連携サービス識別子を識別する。 そして、識別した連

サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b、82c)に、ホスト計算機(80)を介して回線接続する。 さらに、回線接続した連携サービス用ホ
スト計算機(82a、82b、82c)からネットワークサービスを受ける。
【0154】
<本発明の第3のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第3のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)を装着した場合に、この記憶媒体(31a、31b、31c)が有する連携サービス識別子を識別してホスト計算機(80)に通知する。
【0155】
連携サービス識別子を通知されたホスト計算機(80)は、連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続情報を情報処理端末(20)に通知する。
【0156】
この通知を受けた情報処理端末(20)は、ホスト計算機(80)との接続を切断し、接続情報を基に連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)に回線接続する。そして、回線接続した連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)からネットワークサービスを受ける。
【0157】
<本発明の第4のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第4のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、ネットワーク(81)に回線接続した後に、ホスト計算機(80)に回線接続する。
【0158】
<本発明の第5のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第5のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、連携サービス用記憶媒体(31a、31b、31c)を装着した場合に、この記憶媒体(31a、31b、31c)が有する連携サービス識別子を識別してホスト計算機(80)に通知する。
【0159】
連携サービス識別子を通知されたホスト計算機(80)は、連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続情報を情報処理端末(20)に通知する。
【0160】
接続情報を通知された情報処理端末(20)は、ホスト計算機(80)に、連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)との接続指示を通知する。接続指示を通知されたホスト計算機(80)は、接続指示された連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)にゲートウェイ接続する。
【0161】
情報処理端末(20)は、連携サービス用ホスト計算機(82a、82b)からネットワークサービスを受ける。
<本発明の第6のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第6のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、ネットワークサービス用記憶媒体(32a、32b、32c)を装着した場合に、この記憶媒体(32a、32b、32c)が有するサービス識別子を識別する。そして、識別したネットワーク(81a、81b、81c)に回線接続する。さらに、回線接続したネットワーク(81a、81b、81c)に接続されたホスト計算機(80a、80b、80c)からネットワークサービスを受ける。
【0162】
<本発明の第7のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第7のネットワークサービスシステムの作用は、第1から第6のネットワークサービスシステムの作用と同様である。
【0163】
<本発明の第8のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第8のネットワークサービスシステムの作用は、第2、第3及び第5のネットワークサービスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、連携サービス用記憶媒体(31)を装着した場合に、ホスト計算機(80)から送信されるメインサービスメニューと連携サービスメニューとの両方を表示して、いずれかのメニューを選択可能とする。
【0164】
そして、メインサービスメニューが選択された場合に、ホスト計算機(80)のサービスを実行する。また、連携サービスメニューが選択された場合に、連携サービス用ホスト計算機(82)に接続する。
【0165】
<本発明の第9のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第9のネットワークサービスシステムの作用は、第2、第3及び第5のネットワークサービスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、連携サービス用記憶媒体(31)を装着した場合に、ホスト計算機(80)から送信されるメインサービスメニューと連携サービスメニューとの両方を表示して、いずれかのメニューを選択可能とする。
【0166】
そして、メインサービスメニューが選択された場合に、ホスト計算機(80)のサービスを実行する。一方、連携サービスメニューが選択された場合に、連携サービス用ホスト計算機(82)に接続する。
【0167】
<本発明の第10のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第10のネットワークサービスシステムの作用は、第1から第6のネットワークサービスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、ホスト計算機(80)及び連携サービス用ホスト計算機(82)に対する回線接続設定情報とサービスの提供を受ける顧客情報とを記録保持し、サービス提供毎に更新する。
【0168】
<本発明の第11のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第11のネットワークサービスシステムの作用は、第1から第6のネットワークサービスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、ホスト計算機(80)及び連携サービス用ホスト計算機(82)に対する回線接続設定情報を記録保持する。
【0169】
ホスト計算機(80)は、メインサービス及び連携サービスの顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新する。
<本発明の第12のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第12のネットワークサービスシステムの作用は、第11のネットワークサービスシステムの作用に加えて、ホスト計算機(80)は、メインサービス用顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新する。
【0170】
連携サービス用ホスト計算機(82)は、連携サービス用顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新する。
<本発明の第13のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第13のネットワークサービスシステムの作用は、第10から第12のネットワークサービスシステムの作用に加えて、ホスト計算機(80)及び連携サービス用ホスト計算機(82)は、提供したサービスの利用情報を、サービスを利用した各顧客毎にかつサービスの種別毎に情報処理端末(20)に通知する。
【0171】
情報処理端末(20)は、通知された利用情報を記録する。
<本発明の第14のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第14のネットワークサービスシステムの作用は、第13のネットワークサー
ビスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、通知された顧客情報を表示する。
【0172】
<本発明の第15のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第15のネットワークサービスシステムの作用は、第1から第6のネットワークサービスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、ネットワークサービス用記憶媒体(32)が有するデータの一覧から1点もしくは数点を選択することにより、予め設定したネットワークアクセスソフト及び実行ソフトを起動する。
【0173】
そして、自動的にホスト計算機(80)に回線接続してアンサー処理を実行する。
<本発明の第16のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第16のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、第1のホスト計算機(80)に接続して、第1のホスト計算機(80)及び第2のホスト計算機(82)が提供するネットワークサービスメニューを第1のホスト計算機(80)から受け取る。
【0174】
次に、第1のホスト計算機(80)は、情報処理端末(20)が、第2のホスト計算機(82)に対する接続要求を第1のホスト計算機(80)にした場合に、第1の通信経路(84a)に対する回線を切断する。
【0175】
次に、情報処理端末(20)は、第2の通信経路(84b)を介して第2のホスト計算機(82)に接続する。
<本発明の第17のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第17のネットワークサービスシステムによれば、情報処理端末(20)は、第1のホスト計算機(80)に接続して、第1のホスト計算機(80)及び第2のホスト計算機(82)が提供するネットワークサービスメニューを第1のホスト計算機(80)から受け取る。
【0176】
次に、第1のホスト計算機(80)は、情報処理端末(20)が、第2のホスト計算機(82)により提供されるネットワークサービスを要求した場合に、情報処理端末(20)から送信される送信データに第2のホスト計算機(82)のアドレスを付加して第1のルータ(83a)に送信する。
【0177】
そして、情報処理端末(20)は、第3及び第2のルータ(83c、83b)を介して第2のホスト計算機(82)に接続する。
<本発明の第18のネットワークサービスシステムの作用>
本発明の第18のネットワークサービスシステムによれば、第16及び第17のネットワークサービスシステムの作用に加えて、情報処理端末(20)は、第2のホスト計算機(82)が提供するネットワークサービスの終了時に、第1のホスト計算機(80)に接続する。
【0178】
<本発明の第1のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第1のゲーム機用通信装置によれば、装着状態識別手段(15)は、ゲーム機(20)にゲームカセット(30)が装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセット(30)が装着されている場合にその種別を識別する。
【0179】
そして、ホスト(80)を利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット(30a)が装着状態識別手段(15)に装着された場合に、ホストアクセス手段(17)が起動される。
【0180】
<本発明の第2のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第2のゲーム機用通信装置によれば、ゲームカセット装着手段(13)は、ネットワークゲームカセット(30a)又はスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方を脱着可能に装着する。
【0181】
そして、装着状態識別手段(15)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセット(30)が装着されている場合にその種別を識別する。
【0182】
さらに、ネットワークゲームカセット(30a)が装着状態識別手段(15)に装着された場合に、ホストアクセス手段(17)が起動される。
<本発明の第3のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第3のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、受光部(41b)は、発光部(41a)が発光した光を受光する。
【0183】
そして、装着状態識別手段(15)は、受光部(41b)の出力に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
<本発明の第4のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第4のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、受光部(41b)は、発光部(41a)が発光した光を受光する。
【0184】
そして、装着状態識別手段(15)は、受光部(41b)の出力に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
<本発明の第5のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第5のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、超音波受信部(42b)は、超音波発信部(42a)が発信した超音波を受信する。
【0185】
そして、装着状態識別手段(15)は、超音波受信部(42b)の出力に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
<本発明の第6のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第6のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、磁気形近接スイッチ(43a)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に設けられた磁性体(39)を検出する。
【0186】
そして、装着状態識別手段(15)は、磁気形近接スイッチ(43a)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
<本発明の第7のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第7のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、高周波形近接スイッチ(43b)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセットが装着された状態で、ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に設けられた金属体(38)を検出する。
【0187】
そして、装着状態識別手段(15)は、高周波形近接スイッチ(43b)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
<本発明の第8のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第8のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作
用に加えて、マイクロスイッチ(46)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に接触する。
【0188】
そして、装着状態識別手段(15)は、マイクロスイッチ(46)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
<本発明の第9のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第9のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、磁気センサ(44)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセットが装着された状態で、ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体に設けられた磁性体(39)を検出する。
【0189】
そして、装着状態識別手段(15)は、磁性体(39)の有無に基づく磁気センサ(44)の検出結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
【0190】
<本発明の第10のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第10のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、識別符号読取手段(45)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で、ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)いずれか一方の筐体の表面に設けられたラベル(35)に印刷された識別符号を読み取る。
【0191】
そして、装着状態識別手段(15)は、識別符号読取手段(45)の読取結果に基づいて装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
【0192】
<本発明の第11のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第11のゲーム機用通信装置によれば、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用に加えて、装着状態識別手段(15)は、ゲームカセット装着手段(13)にゲームカセット(30)が装着された状態で記憶部(37)に記憶された識別情報を読み取ることで装着されているゲームカセット(30)の種別を識別する。
【0193】
<本発明の第12のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第12のゲーム機用通信装置の作用は、第1又は第2のゲーム機用通信装置の作用と同様である。
<本発明の第13のゲーム機用通信装置の作用>
本発明の第13のゲーム機用通信装置によれば、第1から第12のゲーム機用通信装置には、第1から第18のネットワークサービスシステムのいすれかのネットワークが接続される。
【0194】
<本発明の第1のゲーム機の作用>
本発明の第1のゲーム機によれば、ゲームカセット装着手段(13)に、ネットワークゲームカセット(30a)及びスタンドアロンゲームカセット(30b)のいずれか一方が脱着可能に装着される。
【0195】
そして、装着状態識別手段(15)により、ゲームカセット装着手段(13)の装着状態が識別される。そして、処理情報実行手段(16)により、装着状態識別手段(15)での識別結果に基づいて、処理情報記憶手段(14)に記憶された処理情報が実行される。
【0196】
さらに、ネットワークゲームカセット(30a)が装着状態識別手段(15)に装着さ
れた場合に、ホストアクセス手段(17)が起動される。
<本発明の第2・第3・第4のゲーム機の作用>
本発明の第2・第3・第4のゲーム機によれば、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理を、通信端末装置(10)に関する処理と連携して実行する。
【0197】
<本発明の第5のゲーム機の作用>
本発明の第5のゲーム機によれば、アプリ部に接続されたネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理と、外部端子に接続された通信端末装置(10)に関する処理を、連携して実行する。
【0198】
<本発明の第6のゲーム機の作用>
本発明の第6のゲーム機によれば、第2から第5のゲーム機の作用に加えて、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理は、通信端末装置(10)に関する処理よりも、優先して動作する。
【0199】
<本発明の第7のゲーム機の作用>
本発明の第7のゲーム機によれば、第2から第5のゲーム機の作用に加えて、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)は、通信端末装置(10)が装着されているか否かを識別する。そして、通信端末装置(10)が、ネットワークサービスを提供するホスト計算機(80)にネットワーク(81)を介して接続する通信アプリソフト(ROM−A)を有していない場合に、自らネットワーク(81)及びホスト計算機(80)に回線接続処理を行って、ネットワークサービス処理を行う。
【0200】
<本発明の第8のゲーム機の作用>
本発明の第8のゲーム機によれば、第2から第5のゲーム機の作用に加えて、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)は、通信端末装置(10)が装着されているか否かを識別する。そして、通信端末装置(10)が、ネットワークサービスを提供するホスト計算機(80)にネットワーク(81)を介して接続する通信アプリソフト(ROM−A)を有する場合に、通信端末装置(10)を利用してネットワーク(81)及びホスト計算機(80)に回線接続する。
【0201】
<本発明の第9のゲーム機の作用>
本発明の第9のゲーム機によれば、第2から第5のゲーム機の作用に加えて、通信端末装置(10)に関する処理は、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)に関する処理よりも、優先して動作する。
【0202】
<本発明の第10のゲーム機の作用>
本発明の第10のゲーム機によれば、第2から第5のゲーム機の作用に加えて、通信端末装置(10)は、ホスト計算機(80)にネットワーク(81)を介して接続する通信アプリソフト(ROM−A)を有する場合に、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)又はスタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が装着されているか否かを識別する。
【0203】
そして、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)が装着されている場合に、通信アプリソフト(ROM−A)を、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)と連携して動作させる。
一方、スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が装着されている場合に、通信アプリソフト(ROM−A)を、スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)と連携して実行し、スタンドアロンアプリ媒体(ROM−C)が起動した時点で、通信アプリソフト(ROM−A)の実行を停止する。
【0204】
<本発明の第11のゲーム機の作用>
本発明の第11のゲーム機によれば、ネットワークアプリ媒体(ROM−B)を装着した場合に、ネットワーク(81)及びホスト計算機(80)に自動的に回線接続する。また、スタンダードアロンアプリ媒体(ROM−C)を装着した場合に、スタンダードアロンアプリ媒体(ROM−C)を実行する。そして、何も装着されていない場合に、通信アプリソフト(ROM−A)を実行する。
【0205】
<本発明の第12のゲーム機の作用>
本発明の第12のゲーム機によれば、第1から第11のゲーム機に、第1から第18のネットワークサービスシステムのいずれかを接続する。
【発明の効果】
【0206】
本発明の第1から第15のネットワークサービスシステムによれば、ネットワークサービス用記憶媒体及び連携サービス用記憶媒体に、ネットワークサービスに必要な画像、音声、音楽情報等を記憶させたり、ネットワークサービス用のアルゴリズム処理やコマンド処理を記憶させることにより、ホスト計算機又は連携サービス用ホスト計算機と情報処理端末間の通信情報量を軽減することが可能となる。即ち、ネットワークを通じて経済的にサービスを提供することが可能となる。
【0207】
また、本発明の第16から第18のネットワークサービスシステムによれば、第2のホスト計算機が第1のホスト計算機を経由せずに情報処理端末にサービスを提供することが可能となる。すなわち、主たるホスト計算機の稼働負荷を軽減することが可能となる。
【0208】
更に、本発明の第1から第13のゲーム機用通信装置によれば、装着状態識別手段がゲームカセット装着手段の装着状態を認識することにより、ゲーム機に接続したまま、スタンドアロンゲームカセット及びネットワークゲームカセットの両方を使用可能となる。即ち、ネットワークゲームカセットを使用した場合に、ネットワークサービスシステムを利用してゲームを行うことが可能となる。
【0209】
そして、本発明の第1から第12のゲーム機によれば、装着状態識別手段がゲームカセット装着手段の装着状態を認識することにより、スタンドアロンゲームカセット及びネットワークゲームカセットの両方を使用可能となる。即ち、ネットワークゲームカセットを使用した場合に、ネットワークサービスシステムを利用してゲームを行うことが可能となる。本発明の第1から第15のネットワークサービスシステムによれば、ネットワークサービス用記憶媒体及び連携サービス用記憶媒体に、ネットワークサービスに必要な画像、音声、音楽情報等を記憶させたり、ネットワークサービス用のアルゴリズム処理やコマンド処理を記憶させることにより、ホスト計算機又は連携サービス用ホスト計算機と情報処理端末間の通信情報量を軽減することが可能となる。即ち、ネットワークを通じて経済的にサービスを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0210】
以下、本発明の第1から第13の実施例を図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0211】
第1実施例を図16から図23を参照して説明する。
〔第1実施例の概要〕
第1実施例は、図16に示すように、以下のイ)からチ)の要素から構成される。
イ)パソコン、テレビゲーム機及び専用端末等のいずれかである情報処理端末20。
ロ)情報処理端末20に接続し、処理結果を表示するディスプレイ27。
ハ)情報処理端末20に接続し、通信処理を行う通信装置28。
ニ)通信装置28に接続する公衆回線81b。
ホ)公衆回線81bに接続するVAN(Value Added Network ;付加価値網)
ネットワーク81a。
ヘ)VANネットワーク81aに接続し、このVANネットワーク81aを通じてサービスを提供するホスト計算機80。
ト)ホスト計算機80に専用線160を介して接続し、ホスト計算機80が提供するサービスに連携するサービスを提供する被ゲートウェイホスト計算機82。
チ)被ゲートウェイホスト計算機82が提供するネットワークサービスを受けるのに必要なアルゴリズムやコマンドを記述したアプリケーションソフトを記憶し、情報処理端末20に装着して使用されるオプションサービス用カセット31。
【0212】
なお、情報処理端末20が通信機能を有する場合には、通信装置28を介さずに、直接、公衆回線81bに接続してもよい。
〔第1実施例の処理シーケンス〕
次に、第1実施例の処理シーケンスとして、例えば、オンラインレーシングゲームサービスを受ける場合を図17を参照して説明する。
第1実施例の処理シーケンスは、ネットワークに接続する前の「オフライン」とネットワーク接続関連の「ログイン」(回線接続)、「サービス」及び「ログアウト」(回線切断)の4モードから構成されている。
【0213】
(オフライン・モード)「オフライン」モードでは、レーシングゲーム用オプションサービス用カセット31を情報処理端末20に装着することにより、このカセットの装着情報を情報処理端末20に送信する(ステップ1701)。次に、サービスのオープニング情報(例えば、図18)を情報処理端末20に送信する(ステップ1702)。そして、情報処理端末20は、ネットワークサービスを受けるための設定(例えば、回線番号の設定や個人ID番号の設定)を行うとともにサービスの個人情報を確認する(ステップ1703)。
【0214】
(ログイン・モード)「ログイン」モードでは、レーシングゲーム用オプションサービス用カセット31を情報処理端末20に装着することにより、このカセットの装着情報を送信する(ステップ1704)。
【0215】
次に、サービスのオープニング情報(例えば、図18)を情報処理端末20に送信する(ステップ1705)。情報処理端末20からのオープニングの情報を選択することにより、情報処理端末20から、公衆回線81b、VANネットワーク81aを介してホスト計算機80に接続要求する(ステップ1706)。
【0216】
なお、ホスト計算機80に接続要求した後に、レーシングゲーム用オプションサービス用カセット31を装着してもよい。
(サービス・モード)「サービス」モードでは、情報処理端末20とホスト計算機80が回線接続された場合に、ホスト計算機80から情報処理端末20にネットワークサービスメニュー(A)を送信する(ステップ1707)。ネットワークサービスメニュー(A)を受信した情報処端末20は、このネットワークサービスメニュー(A)をオプションメニュー(B)とともにディスプレイ27に表示する。
【0217】
次に、情報処理端末20は、オンラインレーシングゲームのサービスであるメニューBが選択された場合に、被ゲートウェイホスト計算機82が提供するサービスを受けるためのコマンドを、ホスト計算機80に送信する(ステップ1708)。
【0218】
次に、ホスト計算機80は、自動的に専用線160を経由して、被ゲートウェイホスト計算機82に回線接続する(ステップ1709)。次に、被ゲートウェイホスト計算機82は、被ゲートウェイホスト計算機82にアクセスしたメンバーのレーシングゲーム情報を情報処理端末20に送信する(ステップ1710)。
【0219】
一方、レーシングゲーム用オプションサービス用カセット31は、オンラインゲーム用のアニメデータや音楽データ等の情報を、情報処理端末20に送信する(ステップ1711)。
【0220】
情報処理端末20は、被ゲートウエイホスト計算機82やレーシングゲーム用オプションサービス用カセット31から送信されてきた情報を処理して、ユーザにオンラインゲームサービスを提供する。
【0221】
(ログアウト・モード)「ログアウト」モードでは、情報処理端末20は、サービスを終了させるため、ホスト計算機80を介して被ゲートウェイホスト計算機82に切断要求をする(ステップ1712)。
【0222】
次に、切断要求を受けた被ゲートウェイホスト計算機82は、提供したサービスの利用情報(例えば、レーシングの成績、利用時間)をホスト計算機80または情報処理端末20に送信した後(ステップ1713)、ホスト計算機80に対して専用線160の回線を切断する(ステップ1714)。
【0223】
次に、情報処理端末20は、サービスを終了させるため、ホスト計算機80に切断要求をする(ステップ1715)。次に、ホスト計算機80は、ホスト計算機80が提供したサービスの利用情報(例えば、利用時間、他の連携サービスの利用状況)を情報処理端末20に送信した後(ステップ1716)、情報処理端末20間の回線を切断する(ステップ1717)。
【0224】
〔第1実施例の処理画面〕
次に、前述した説明の理解を助けるため、ディスプレイ27に表示される画面例について図18から図23を参照して説明する。
【0225】
情報処理端末20の電源を投入(ON)すると、最初に、図18に示すオープニング画面が表示される。図18で「オフ」と表示されたウィンドウに、図示していないアイコンを合わせて実行すると、図19に示す画面が表示される。この図19の画面には、ホスト計算機80に接続するために設定した情報や、前回の利用後に送信されたメインサービス及びオプションサービスの利用状況が表示される。これらの利用状況は、情報処理端末20が、自動記録したものである。
【0226】
図18で「通信」と表示されたウィンドウに、図示していないアイコンを合わせて実行すると、オプションサービス用カセット31を装着していない場合、図20に示す画面が表示される。図20で「メール」や「掲示板」と表示されたウィンドウは、ホスト計算機80が提供する標準サービスメニューである。つまり、この標準サービスメニューは、オプションサービス用カセット31無しに、サービスが受けられるメニューになっている。なお、図20で点線で囲まれた領域には、オプションサービス用カセット31が装着された場合に、カセットの種別に応じたメニューが表示されるようになっている。
【0227】
図20で「掲示板」と表示されたウィンドウに、図示していないアイコンを合わせて実行すると、図21に示す画面が表示される。図18で「通信」と表示されたウィンドウに、図示していないアイコンを合わせて実行すると、オプションサービスaを提供するオプ
ションサービス用カセット31を装着している場合、図22に示す画面が表示される。図2222で「オプションメニューa」と表示されたウィンドウに図示していないアイコンを合わせて実行すると、図23に示す画面が表示される。図23は、メニューa関連のサービスを提供する被ゲートウェイホスト計算機82から送信された情報を表示する画面である。図23で「であいの場情報」と表示されたウィンドウには、オプションサービスaで実施されるゲーム大会案内やゲーム攻略情報が表示される。また、図23で「対戦ゲーム案内室」と表示されたウィンドウには、オプションサービスaで対戦する人を見つけるためのメッセージ交換情報(チャット機能)が表示される。ここで、適当な対戦相手を見つけることにより、被ゲートウェイホスト計算機82にアクセスするもの同士で、ゲームを行うことが可能となる。
【0228】
そして、ゲームを行う場合は、「プレイ・ゲーム」と表示されたウィンドウに図示していないアイコンを合わせて実行することにより、被ゲートウェイホスト計算機82と情報処理端末20に装着されたオプションサービス用カセット31のソフトが連携して実行する。
【0229】
なお、以上に説明した画面は、第2から第4実施例においても同様に表示される。
【実施例2】
【0230】
第2実施例を図24から図25を参照して説明する。
〔第2実施例の概要〕
第2実施例は、図24に示すように、以下のイ)からト)の要素から構成される。
イ)パソコン、テレビゲーム機及び専用端末等のいずれかである情報処理端末20。
ロ)情報処理端末20に接続し、処理結果を表示するディスプレイ27。
ハ)情報処理端末20に接続し、通信処理を行う通信装置28。
ニ)通信装置28に接続する公衆回線81b。
ホ)公衆回線81bに接続するVAN(Value Added Network ;付加価値網)ネットワーク81a。
ヘ)VANネットワーク81aに接続し、このVANネットワーク81aを通じてホーム在宅カタログショッピング等のサービスを提供するアンサーサービス用ホスト計算機80。
ト)アンサーサービス用ホスト計算機80が提供するサービスに対応し、商品の写真や説明音声等のカタログ情報や固有の商品の取扱説明情報と詳細説明の問い合わせ先情報やアンケート情報を有し、アンサーサービス用ホスト計算機80に自動的に接続するプログラムを有するアンサーサービス用カセット32。
【0231】
なお、情報処理端末20が通信機能を有する場合には、通信装置28を介さずに、直接、公衆回線81bに接続してもよい。
〔第2実施例の処理シーケンス〕
次に、第2実施例の処理シーケンスとして、予め特定されたID(CD−ROMの発行日付等)をもつCD−ROMによる商品カタログの中から、希望の商品をネットワークでオンラインショッピング等のネットワークアンサーサービスを受ける場合を図25を参照して説明する。
【0232】
第2実施例の処理シーケンスは、「ログイン」(回線接続)、「サービス」及び「ログアウト」(回線切断)の3モードから構成されている。
(ログイン・モード)「ログイン」モードでは、アンサーサービス用カセット32が有する情報、例えば、商品カタログの商品の外観写真等をディスプレイ27に表示する(ステップ2501)。
【0233】
次に、ユーザは、情報処理端末20により、商品の中からオーダーしたい商品を選択する。選択後、情報処理端末20は、自動アンサー処理プログラムを実行し、公衆回線81b、VANネットワーク81aを経由してアンサーサービス用ホスト計算機80に回線接続する(ステップ2502)。このとき、アンサーサービス用カセット32の種別データ及びアンサー結果に関する情報を送信することにより、アンサーサービス用ホスト計算機80に商品の発注を行う。
【0234】
(サービス・モード)「サービス」モードでは、アンサーサービス用ホスト計算機80は、情報処理端末20に商品登録済みの確認情報(アンサー受付情報)を送信する(ステップ2503)。
【0235】
次に、情報処理端末20は、商品登録済みの確認情報を、ディスプレイ27に表示する。
(ログアウト・モード)「ログアウト」モードでは、まず、情報処理端末20は、アンサーサービス用ホスト計算機80に切断要求を行う(ステップ2505)。
次に、アンサーサービス用ホスト計算機80は、情報処理端末20間の回線を切断する(ステップ2506)。
【実施例3】
【0236】
第3実施例を図26及び図27を参照して説明する。
〔第3実施例の概要〕
第3実施例は、図26に示すように、以下のイ)からヘ)の要素から構成される。
イ)VANネットワーク81a。
ロ)VANネットワーク81aに接続し、このVANネットワーク81aを通じて、サービスを提供するホスト計算機80。なお、このホスト計算機80が提供するサービスのメニューをゲートウェイサービスメニューという。
ハ)ホスト計算機80に専用線160を介して接続されるとともに、VANネットワーク81aに接続し、ホスト計算機80が提供するサービスに連携するサービスを提供する被ゲートウェイホスト計算機82。
ニ)VANネットワーク81aに接続する公衆回線81b。
ホ)ホスト計算機80のゲートウェイサービスメニューに対応した被ゲートウェイホスト計算機82のホストID登録を設定したアプリケーションソフトを実行するパソコン20。
ヘ)パソコン20に接続するとともに、公衆回線81bに接続する通信装置28。
なお、パソコン20が通信機能を有する場合には、通信装置28を介さずに、直接、公衆回線81bに接続してもよい。
〔第3実施例の処理シーケンス〕
次に、第3実施例の処理シーケンスを図27を参照して説明する。第3実施例の処理シーケンスは、「ログイン」(回線接続)、「サービス」及び「ログアウト」(回線切断)の3モードから構成されている。
【0237】
(ログイン・モード)「ログイン」モードでは、パソコン20は、VANネットワーク81aに接続する(ステップ2701)。
次に、VANネットワーク81aは、パソコン20に接続ホスト番号を要求した後(ステップ2702)、パソコン20は、ホスト番号Aを発信し、VANネットワーク81aを経由してホスト計算機80に接続する(ステップ2703)。
【0238】
(サービス・モード)「サービス」モードでは、ホスト計算機80は、パソコン20に、ゲートウェイサービスメニューを送信する(ステップ2704)。
次に、パソコン20は、ゲートウェイサービスメニューの中から受けたいサービスを選択
して(ここでは、サービスBとする)、ホスト計算機80に通知する(ステップ2705)。
【0239】
次に、ホスト計算機80は、VANネットワーク81aとの回線を切断し(ステップ2706)、選択したメニューに対応する被ゲートウェイホスト計算機80に接続する(ステップ2707)。そして、パソコン20と被ゲートウェイホスト計算機82との接続状態を定期的に管理する。
【0240】
次に、VANネットワーク81aは、ステップ2702の処理と同様に、パソコン20に接続ホスト番号を要求する(ステップ2708)。パソコン20は、予めゲートウェイサービスメニューに対応した被ゲートウェイホスト計算機82のホストID登録からホスト番号Bに対応する番号を送出し、被ゲートウェイホスト計算機82に接続する(ステップ2709)。
【0241】
次に、被ゲートウェイホスト計算機82は、パソコン20に対しサービスを提供する(ステップ2710)。
(ログアウト・モード)「ログアウト」モードでは、パソコン20は、被ゲートウェイホスト計算機82に回線切断要求をする(ステップ2711)。
次に、被ゲートウェイホスト計算機82は、VANネットワーク81a間との回線を切断する(ステップ2712)。次に、VANネットワーク81aは、パソコン20に、接続ホスト番号を要求する(ステップ2713)。
【0242】
次に、パソコン20は、VANネットワーク81aを経由して、ホスト計算機80に接続して(ステップ2714)。次に、別のホスト計算機80は、ゲートウェイサービスメニューをパソコン20に送信する(ステップ2715)。別のゲートウェイサービスを受けたい場合、前述の方法を繰り返す。
【0243】
次に、パソコン20は、通信サービスを終了する場合、ホスト計算機80に切断要求をする(ステップ2716)。次に、ホスト計算機80は、VANネットワーク81a間との回線を切断する(ステップ2717)。
【0244】
次に、VANネットワーク81aは、パソコン20に接続ホスト番号を要求する(ステップ2718)。次に、パソコン20は、VANネットワーク81a間との回線を切断する(ステップ2719)。
【実施例4】
【0245】
第4実施例を図28及び図29を参照して説明する。
【0246】
〔第4実施例の概要〕
第4実施例は、図28に示すように、以下のイ)からト)の要素から構成されている。
イ)VANネットワーク81a。
ロ)VANネットワーク81aに接続し、このVANネットワーク81aを通じて、サービスを提供するホスト計算機80。なお、このホスト計算機80が提供するサービスのメニューをゲートウェイサービスメニューという。
ハ)ホスト計算機80に専用線160を介して接続されるとともに、VANネットワーク81aに接続し、ホスト計算機80が提供するサービスに連携するサービスを提供する被ゲートウェイホスト計算機82。
ニ)VANネットワーク81aに接続する公衆回線81b。
ホ)ホスト計算機80のゲートウェイサービスメニューに対応した被ゲートウェイホスト計算機82のホストID登録を設定したアプリケーションソフトを実行するパソコン20

ヘ)パソコン20に接続するとともに、公衆回線81bに接続する通信装置28。
なお、パソコン20が通信機能を有する場合には、通信装置28を介さずに、直接、公衆回線81bに接続してもよい。
【0247】
〔第4実施例の処理〕
次に、第4実施例の処理シーケンスを図29を参照して説明する。第4実施例の処理シーケンスは、「ログイン」(回線接続)、「サービス」及び「ログアウト」(回線切断)の3モードから構成されている。
【0248】
(ログイン・モード)「ログイン」モードでは、パソコン20は、VANネットワーク81aに接続する(ステップ2901)。
次に、VANネットワーク81aは、パソコン20に接続ホスト番号を要求した後(ステップ2902)、パソコン20は、図30に示すようなセルに、ホストAを認識するアドレスを付加して発信する。この付加したアドレスをルータAが認識して、ホスト番号Aであるホスト計算機80に接続する(ステップ2903)。
【0249】
(サービス・モード)「サービス」モードでは、ホスト計算機80は、パソコン20に、ゲートウェイサービスメニューを送信する(ステップ2904)。
次に、パソコン20は、ゲートウェイサービスメニューの中から受けたいサービスを選択して(ここでは、サービスBとする)、ホスト計算機80に通知する(ステップ2905)。
【0250】
次に、ホスト計算機80は、サービスBに対応する被ゲートウェイホスト計算機82のアドレスを信号セルに付加して、VANネットワーク81aに送信する。送信された信号セルは、ルータA及びルータBに到達するが、サービスBに対応する被ゲートウェイホスト計算機82のアドレスが付加されていることから、ルータBを経由して被ゲートウェイホスト計算機82に到達する。この結果、パソコン20は、VANネットワーク81a及びルータBを介して被ゲートウェイホスト計算機82に接続する(ステップ2906)。
【0251】
次に、ホスト計算機80は、専用線260を介して被ゲートウェイホスト計算機80に接続するとともに(ステップ2907)、ルータA間との接続を切断する(ステップ2908)。また、ホスト計算機80は、HOLD/ACK信号でパソコン20からの信号をいったん切断し、予め付与されたパソコン20の番号IDと被ゲートウェイホスト計算機82用のヘッダーを認識する。そして、HOLD信号で被ゲートウェイホスト計算機82へのアクセスを停止し、ACK信号でヘッダーを認識することを繰り返す。このことにより、ホスト計算機80は、専用線260を経由して、定期的にパソコン20と被ゲートウェイホスト計算機82との接続状態を管理する。
【0252】
この状態で、被ゲートウェイホスト計算機82は、パソコン20に対して情報サービスを提供する(ステップ2909)。
(ログアウト・モード)ログアウト・モードでは、パソコン20は、VANネットワーク81b及びルータBを経由して、被ゲートウェイホスト計算機82に回線切断要求をする(ステップ2910)。そして、パソコン20は、ホスト番号Aのホスト計算機80に対応するアドレスを信号セルに付加して、VANネットワーク81aに送信する。送信された信号セルは、ルータA及びルータBに到達するが、サービスBに対応するホスト計算機80のアドレスが付加されていることから、ルータAを経由してホスト計算機80に到達する。この結果、パソコン20は、VANネットワーク81a及びルータAを介してホスト計算機80に接続する(ステップ2911)。
【0253】
次に、被ゲートウェイホスト計算機82は、ホスト計算機80間の接続を切断する(ステップ2912)。別のゲートウェイサービスを受けたい場合は、前述の方法を繰り返す。
【0254】
次に、パソコン20は、ルータAに切断要求をする(ステップ2913)。次に、VANネットワーク81aからのホスト番号要求(ステップ2914)に対して、パソコン20は、切断処理(ステップ2915)を行う。
【実施例5】
【0255】
第5実施例を図31から図35及び図53を参照して説明する。
【0256】
〔第5実施例の概要〕
この実施例は、図31に示すように、ゲームカセット30、ゲーム機用通信装置10(以下、「通信装置10」という)及びゲーム機本体20から構成される。これら各構成要素は、互いに分離可能であるが、通常、通信装置10はゲーム機本体20に装着された状態で使用される。
【0257】
また、この実施例の通信装置10は、電話回線70を介してネットワーク81に接続されている。そして、ネットワーク81にホストコンピュータ80が接続されている。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
〔ゲームカセット30〕
ゲームカセット30は、ネットワークゲームカセット30aと、スタンドアロンゲームカセット30bとの2種類からなる。
ネットワークゲームカセット30aは、横長で肉薄をした略直方体をなす筐体に収容されている。この筐体は、表面着色されることによって、透光性を失っている。そして、この筐体の一端側に、図3に示すように切欠部36が設けられている。なお、切欠部36は、筐体の上部や角部に設けても良い。そして、筐体の基端部に、コネクタ34が垂設されている。このコネクタ34を介して、通信装置10及びゲーム機本体20とのインタフェース、すなわち電源供給やプログラム内容の読み出し等が行われる。
【0258】
また、ネットワークゲームカセット30aは、ネットワーク81に接続されたホストコンピュータ80を利用してゲームを行うためのプログラム及びデータを記憶した記憶部37aを有する。
【0259】
一方、スタンドアロンゲームカセット30bは、横長で肉薄をした略直方体をなす筐体に収容されている。この筐体は、表面着色されることによって、透光性を失っている。そして、この筐体の基端部に、コネクタ34が垂設されている。このコネクタ34を介して、通信装置10及びゲーム機本体20とのインタフェース、すなわち電源供給やプログラム内容の読み出し等が行われる。
【0260】
また、スタンドアロンゲームカセット30bは、ホストコンピュータ80を利用せずに単独でゲームを行うためのプログラム及びデータを記憶した記憶部37bを有する。
ゲームカセット30のコネクタ34は、通信装置30及びゲーム機本体20の両方に装着可能である。
【0261】
〔通信装置10〕
通信装置10は、横長で略直方体をなす筐体に収容されている。筐体内部に、ゲームカセット装着口13が設けられている。このゲームカセット装着口13は、図5に示すように、ゲームカセット30のコネクタ34を1台だけ脱着可能に装着する。また、筐体の基端部に、コネクタ11が垂設されている。このコネクタ11を介して、ゲーム機本体20
とのインタフェース、すなわち電源供給やプログラム内容の読み出し等が行われる。また、通信装置10は、光スイッチ41を有している。この光スイッチ41は、図4に示すように、発光LED41aと受光センサ41bからなる。発光LED部41aは、可視領域の光を発光する。受光センサ41bは、発光LED41aが発光した光を受光し、受光した光スイッチ信号をデコード部に出力する。
【0262】
そして、通信装置10は、電話回線70を介してネットワーク81に接続されるネットワーク接続部12を有している。ネットワーク81は、図32に示すように、ゲームサービスを提供するホストコンピュータ80を接続する。
【0263】
そして、通信装置10は、スイッチ41の検出結果に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う(図53参照)を行うデコード部を有している。
なお、発光LED41aを超音波発信部で代替するとともに、受光センサ41bを超音波センサで代替することも可能である。
【0264】
〔ゲーム機本体20〕
ゲーム機本体20は、略直方体をなす筐体に収容されている。この筐体内部から頂部側にコネクタ21が設けられている。このコネクタ21は、図33に示すように、通信装置10のコネクタ11を脱着可能に装着する。また、このコネクタ21は、ゲームカセット30のコネクタ34をも脱着可能に装着する。すなわち、スタンドアロン型のゲームを行う場合に、通信装置10を介さず直接スタンドアロンゲームカセット30bのコネクタ34をコネクタ21に装着させてよい。
【0265】
また、ゲーム機本体20は、図34に示す機能ブロック図のように、CPU及び光スイッチ41からなる装着状態識別部15と、CPU、ROM−A、ROM−B及びROM−Cからなる処理情報実行部16及びホストアクセス部17を有している。
【0266】
CPUは、通信装置10のデコード部に接続され、下記のイ)からニ)の処理を行う。イ)ゲームカセット30が識別されているか否かをゲームカセット装着口13の出力に基づいて識別する。また、光スイッチ41の受光部41bが受光した場合にネットワークゲームカセット30aが装着されていると判断し、受光しない場合にスタンドアロンゲームカセット30bが装着されていると判断する(装着状態識別部15としての処理)。
ロ)ゲームカセット30の記憶部37に記憶されたプログラムを実行する(処理情報実行部16としての処理)。
ハ)通信装置10を介して通信処理を行う。
ニ)ゲームカセット装着口13にネットワークゲームカセット30aが装着されたことを認識して、ホストコンピュータ80にアクセスする(ホストアクセス部17としての処理)。
【0267】
ここで、ROM−Aは、通信装置10の処理手順を記憶している。また、ROM−Bは、ネットワークゲームカセット30aの処理手順を記憶している。そして、ROM−Cは、スタンダードアロンゲームカセット30bの処理手順を記憶している。例えば、ゲームカセット30が挿入されていない状態では、ROM−Aが"ON"状態となり、ROM−B及びROM−Cは"OFF"状態となる。つまり、ROM−Aのみが起動されることになる。
【0268】
また、ゲーム機本体20は、キーボード24を接続するキーボード接続部22を有する。キーボード24は、通信装置10を利用して通信を行ったり、ユーザからゲーム機側に各種の指示を与えるためのものである。
【0269】
さらに、ゲーム機本体20は、マウス25を接続するマウス接続部23を有する。マウス25は、操作画面上においてメニュー選択をしたり、絵などを描くために用いられる。
【0270】
〔第5実施例の動作〕
次に、第5実施例の動作を図35を参照して説明する。まず、CPUは、ゲームカセット装着口13にゲームカセットが装着されているか否かを判断する(ステップ3501)。
【0271】
ステップ3501で「YES」と判断された場合に、受光センサ41bが受光したか否かを判断する(ステップ3502)。ステップ3502で「受光した」と判断された場合に、ネットワークゲームプログラムを起動する(ステップ3503)。
【0272】
ステップ3502で「受光しない」と判断された場合に、スタンドアロンゲームプログラムを起動する(ステップ3504)。ステップ3501で「NO」と判断された場合に、通信装置用ROM−Aを起動する(ステップ3510)。
【0273】
そして、ユーザに(1)通信プログラムか(2)ゲームプログラムのいずれかをメニュー選択してもらう(ステップ3511)。ステップ3511で、「ゲームプログラム」が選択された場合、ステップ3502から実行する。
【0274】
ステップ3511で、「通信プログラム」が選択された場合、通信プログラムを起動する(ステップ3512)。
【実施例6】
【0275】
第6実施例を図36から図39及び図53を参照して説明する。
〔第6実施例の概要〕
この実施例は、第5実施例と同様に構成されているので、以下、相違する部分についてのみ説明することとし、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0276】
〔ゲームカセット30〕
ネットワークゲームカセット30aは、図36に示すように、横長で肉薄をなす略直方体をなすとともに、一端側下部に切欠部36が形成された筐体に収容されていることを除いて、第1実施例のネットワークゲームカセット30aと同様に構成される。なお、切欠部36は、筐体の上部や角部に設けても良い。
【0277】
スタンダードアロンゲームカセット30aは、第1実施例のスタンダードアロンゲームカセット30aと同様に構成される。
〔通信装置10〕
通信装置10は、光スイッチ41を近接スイッチ46で代替している。
なお、この近接スイッチ46は、マイクロスイッチ46で代替することも可能である。また、デコード部は、近接スイッチ46の検出結果に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う(図53参照)。
【0278】
〔ゲーム機本体20〕
ゲーム機本体20は、図38に示す機能ブロック図のように、CPU及び近接スイッチ46からなる装着状態識別部15と、CPU、ROM−A、ROM−B及びROM−Cからなる処理情報実行部16及びホストアクセス部17を有している。
【0279】
CPUは、通信装置10のデコード部に接続され、下記のイ)からニ)の処理を行う。イ)ゲームカセット30が識別されているか否かをゲームカセット装着口13の出力に基
づいて識別する。また、近接スイッチ46の接触した場合にネットワークゲームカセット30aが装着されていると判断し、接触しない場合にスタンドアロンゲームカセット30bが装着されていると判断する(装着状態識別部15としての処理)。
ロ)ゲームカセット30の記憶部37に記憶されたプログラムを実行する(処理情報実行部16としての処理)。
ハ)通信装置10を介して通信処理を行う。
ニ)ゲームカセット装着口13にネットワークゲームカセット30aが装着されたことを認識して、ホストコンピュータ80にアクセスする(ホストアクセス部17としての処理)
〔第6実施例の動作〕
次に、第6実施例の動作を図39を参照して説明する。
【0280】
まず、CPUは、ゲームカセット装着口13にゲームカセットが装着されているか否かを判断する(ステップ3901)。ステップ3901で「YES」と判断された場合に、近接スイッチ46が接触したか否かを判断する(ステップ3902)。
【0281】
ステップ3902で「接触した」と判断された場合に、ネットワークゲームプログラムを起動する(ステップ3903)。ステップ3902で「接触しない」と判断された場合に、スタンドアロンゲームプログラムを起動する(ステップ3904)。
【0282】
ステップ3901で「NO」と判断された場合に、通信装置用ROM−Aを起動する(ステップ3910)。そして、ユーザに(1)通信プログラムか(2)ゲームプログラムのいずれかをメニュー選択してもらう(ステップ3911)。
【0283】
ステップ3911で、「ゲームプログラム」が選択された場合、ステップ3902から実行する。ステップ3911で、「通信プログラム」が選択された場合、通信プログラムを起動する(ステップ3912)。
【実施例7】
【0284】
第7実施例を図40から図43及び図53を参照して説明する。
【0285】
〔第7実施例の概要〕
この実施例は、第5実施例と同様に構成されているので、以下、相違する部分についてのみ説明することとし、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0286】
〔ゲームカセット30〕
ネットワークゲームカセット30a及びスタンドアロンゲームカセット30bは、図17に示すように、同形の筐体に収容されている。また、それぞれのゲームカセット30の記憶部37a、37bには、ゲームカセット30の種別を識別するためのID番号が記憶されている。
【0287】
〔通信装置10〕
通信装置10は、第1実施例の通信装置10から光スイッチ41が省いて構成されている。
【0288】
デコード部は、ゲームカセット30の記憶部37から読み取った識別情報に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う(図53参照)。
〔ゲーム機本体20〕
ゲーム機本体20は、図25に示す機能ブロック図のように、CPUを有する装着状態識別部15と、CPU、ROM−A、ROM−B及びROM−Cからなる処理情報実行部1
6及びホストアクセス部17を有している。
【0289】
CPUは、デコード部に接続され、下記のイ)からニ)の処理を行う。
イ)ゲームカセット30が識別されているか否かをゲームカセット装着口13の出力に基づいて識別する。また、ゲームカセット30の記憶部37から読み取った識別情報に基づいて、ネットワークゲームカセット30aが装着されているかスタンドアロンゲームカセット30bが装着されていると判断する(装着状態識別部15としての処理)。
ロ)ゲームカセット30の記憶部37に記憶されたプログラムを実行する(処理情報実行部16としての処理)。
ハ)通信装置10を介して通信処理を行う。
ニ)ゲームカセット装着口13にネットワークゲームカセット30aが装着されたことを認識して、ホストコンピュータ80にアクセスする(ホストアクセス部17としての処理)
ゲーム機本体20のデコード部は、ゲームカセット30の記憶部37から読み取った識別情報に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う。
【0290】
〔第7実施例の動作〕
次に、第7実施例の動作を図43を参照して説明する。まず、CPUは、ゲームカセット装着口13にゲームカセットが装着されているか否かを判断する(ステップ4301)。
【0291】
ステップ4301で「YES」と判断された場合に、ゲームカセット30の記憶部37から読み取った識別情報を判断する(ステップ4302)。ステップ4302で「ネットワークゲームカセット」の識別情報と判断された場合に、ネットワークゲームプログラムを起動する(ステップ4303)。
【0292】
ステップ4302で「スタンドアロンゲームカセット」の識別情報と判断された場合に、スタンドアロンゲームプログラムを起動する(ステップ4304)。ステップ4301で「NO」と判断された場合に、通信装置用ROM−Aを起動する(ステップ4310)。
【0293】
そして、ユーザに(1)通信プログラムか(2)ゲームプログラムのいずれかをメニュー選択してもらう(ステップ4311)。ステップ4311で、「ゲームプログラム」が選択された場合、ステップ4302から実行する。
【0294】
ステップ4311で、「通信プログラム」が選択された場合、通信プログラムを起動する(ステップ4312)。
【実施例8】
【0295】
第8実施例を図44を参照して説明する。
〔第8実施例の概要〕
この実施例は、第5実施例と同様に構成されているので、以下、相違する部分についてのみ説明することとし、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0296】
〔ゲームカセット30〕
ネットワークゲームカセット30aは、図44に示すように、横長で肉薄をなす略直方体をなすとともに、一端側に透光部33が形成された筐体に収容されている。この透光部33は、透明なプラスチックで形成されているが、ガラス等によって形成してもよいし、あるいは、穴として形成されていてもよい。穴として形成される場合に、ゲームカセット30内部にほこり等が侵入しないように、穴の周りが密閉されていることが好ましい。
【実施例9】
【0297】
第9実施例を図45及び図46を参照して説明する。
〔第9実施例の概要〕この実施例は、第5実施例と同様に構成されているので、以下、相違する部分についてのみ説明することとし、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0298】
〔ゲームカセット30〕
ネットワークゲームカセット30aは、図45に示すように、横長で肉薄をなす略直方体をなすとともに、内部の一端側に磁性体39が形成された筐体に収容されている。この磁性体39は、磁石で形成されている。
【0299】
〔通信装置10〕
通信装置10は、第5実施例の光スイッチ41を磁気形近接スイッチ43aで代替した他は、第5実施例と同様に構成される。
【0300】
なお、この磁気形近接スイッチ43aは、磁気センサ44で代替することも可能である。デコード部は、磁気形近接スイッチ43a(磁気センサ44)の検出結果に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う(図53参照)。
【0301】
〔ゲーム機本体20〕
ゲーム機本体20は、図46に示す機能ブロック図のように、CPU及び磁気形近接スイッチ43a(磁気センサ44)からなる装着状態識別部15と、CPU、ROM−A、ROM−B及びROM−Cからなる処理情報実行部16及びホストアクセス部17を有している。
【0302】
CPUは、デコード部に接続され、下記のイ)からニ)の処理を行う。
イ)ゲームカセット30が識別されているか否かをゲームカセット装着口13の出力に基づいて識別する。また、磁気形近接スイッチ43a(磁気センサ44)が磁気を検出した場合にネットワークゲームカセット30aが装着されていると判断し、検出しない場合にスタンドアロンゲームカセット30bが装着されていると判断する(装着状態識別部15としての処理)。
ロ)ゲームカセット30の記憶部37に記憶されたプログラムを実行する(処理情報実行部16としての処理)。
ハ)通信装置10を介して通信処理を行う。
ニ)ゲームカセット装着口13にネットワークゲームカセット30aが装着されたことを認識して、ホストコンピュータ80にアクセスする(ホストアクセス部17としての処理)
【実施例10】
【0303】
第10実施例を図47、図48及び図53を参照して説明する。
【0304】
〔第10実施例の概要〕
この実施例は、第9実施例と同様に構成されているので、以下、相違する部分についてのみ説明することとし、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0305】
〔ゲームカセット30〕
ネットワークゲームカセット30aは、第9実施例の磁性体39を鉄38で代替している。
〔通信装置10〕
通信装置10は、実施例9の磁気形近接スイッチ43aを高周波形近接スイッチ43bで代替している。デコード部は、高周波形近接スイッチ43bの検出結果に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う(図53参照)。
〔ゲーム機本体20〕
ゲーム機本体20は、図48に示す機能ブロック図のように、CPU及び高周波形近接スイッチ43bからなる装着状態識別部15と、CPU、ROM−A、ROM−B及びROM−Cからなる処理情報実行部16及びホストアクセス部17を有している。
【0306】
CPUは、デコード部に接続され、下記のイ)からニ)の処理を行う。
イ)ゲームカセット30が識別されているか否かをゲームカセット装着口13の出力に基づいて識別する。また、高周波形近接スイッチ43bが磁気を検出した場合にネットワークゲームカセット30aが装着されていると判断し、検出しない場合にスタンドアロンゲームカセット30bが装着されていると判断する(装着状態識別部15としての処理)。ロ)ゲームカセット30の記憶部37に記憶されたプログラムを実行する(処理情報実行部16としての処理)。
ハ)通信装置10を介して通信処理を行う。
ニ)ゲームカセット装着口13にネットワークゲームカセット30aが装着されたことを認識して、ホストコンピュータ80にアクセスする(ホストアクセス部17としての処理)
【実施例11】
【0307】
第11実施例を図49、図50及び図53を参照して説明する。
【0308】
〔第11実施例の概要〕
この実施例は、第7実施例と同様に構成されているので、以下、相違する部分についてのみ説明することとし、同一態様部分には同一符号を付して説明を省略する。ただし、このゲームカセット30の記憶部37a、37bには、ゲームカセット30の種別を識別するためのID番号は記憶されていない。
【0309】
〔ゲームカセット30〕
ネットワークゲームカセット30a及びスタンドアロンゲームカセット30bは、図49に示すように、筐体表面下部にバーコードが印刷されたラベル35が貼り付けられている。
【0310】
〔通信装置10〕
通信装置10は、前記ラベル35に印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダ45が設けられている。デコード部は、バーコードリーダ45の読取結果に基づいて、ゲームカセット30の使用状況に応じたROMの起動を行う(図53参照)。
〔ゲーム機本体20〕
ゲーム機本体20は、図50に示す機能ブロック図のように、CPU及びバーコードリーダ45からなる装着状態識別部15と、CPU、ROM−A、ROM−B及びROM−Cからなる処理情報実行部16及びホストアクセス部17を有している。
【0311】
CPUは、デコード部に接続され、下記のイ)からニ)の処理を行う。
イ)ゲームカセット30が識別されているか否かをゲームカセット装着口13の出力に基づいて識別する。また、バーコードリーダ45が読み取ったバーコードの値によって、ネットワークゲームカセット30aが装着されているか、またはスタンドアロンゲームカセット30bが装着されていると判断する(装着状態識別部15としての処理)。
ロ)ゲームカセット30の記憶部37に記憶されたプログラムを実行する(処理情報実行部16としての処理)。
ハ)通信装置10を介して通信処理を行う。
ニ)ゲームカセット装着口13にネットワークゲームカセット30aが装着されたことを認識して、ホストコンピュータ80にアクセスする(ホストアクセス部17としての処理)
【実施例12】
【0312】
〔第12実施例の概要〕
第12実施例は、第3実施例と同様に構成されており、その動作が異なるように構成してあるので、以下、動作についてのみ図51を参照して説明する。
【0313】
〔第12実施例の動作〕
まず、CPUは、通信装置10が装着されているか否かを判断する(ステップ5101)。
【0314】
ステップ5101で「NO」と判断された場合に、ネットワーク不可と表示する(ステップ5104)。ステップ5101で「YES」と判断された場合に、通信装置10にROM−Aがあるか否かを判断する(ステップ5102)。
【0315】
ステップ5102で「YES」と判断された場合に、ROM−Aを使用しながらROM−Bを実行する(ステップ5103)。ステップ5102で「NO」と判断された場合に、ROM−Bに格納されたネットワーク及びホストコンピュータ80接続プログラムを起動する(ステップ5105)。
【0316】
そして、ROM−Bに格納されたネットワークサービスプログラムを起動する(ステップ5106)。
【実施例13】
【0317】
〔第13実施例の概要〕
第13実施例は、第3実施例と同様に構成されており、その動作が異なるように構成してあるので、以下、動作についてのみ図52を参照して説明する。
【0318】
〔第13実施例の動作〕
まず、CPUは、ゲームカセット装着口13にゲームカセットが装着されているかを判断する(ステップ5201)。
【0319】
ステップ5201で「NO」と判断された場合に、通信装置用のROM−Aを起動する(ステップ5204)。ステップ5201で「YES」と判断された場合に、ROM−B又はROM−Cのいずれが装着されているか否かを判断する(ステップ5202)。
【0320】
ステップ5202で「ROM−B」と判断された場合に、ROM−AをROM−Bと連携して実行する(ステップ5203)。ステップ5203で「ROM−C」と判断された場合に、ROM−AをROM−Cと連携して実行する(ステップ5205)。
【0321】
そして、ROM−Cが起動した時点で、ROM−Aの動作を停止する(ステップ5206)。
【0322】
以上本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、以下の付記的事項を含むものである。
(付記1)ネットワークに接続し、このネットワークを通じてサービスを提供するホスト計算機と、前記ホスト計算機に接続し、前記ホスト計算機が提供するサービスに連携する
サービスを前記ネットワークを通じて提供する連携サービス用ホスト計算機と、前記ネットワークに接続する情報処理端末とを備え、前記情報処理端末は、前記連携サービスの種別を識別する連携サービス識別子が設けられた連携サービス用記憶媒体を装着した場合に、この記憶媒体が有する連携サービス識別子を識別し、識別した連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機に、前記ホスト計算機を介して回線接続し、回線接続した前記連携サービス用ホスト計算機からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記2)ネットワークに接続し、このネットワークを通じてサービスを提供するホスト計算機と、前記ネットワークに接続し、前記ホスト計算機が提供するサービスに連携するサービスを前記ネットワークを通じて提供する連携サービス用ホスト計算機と、前記ネットワークに接続する情報処理端末とを備え、前記情報処理端末は、前記連携サービスの種別を識別する連携サービス識別子が設けられた連携サービス用記憶媒体を装着した場合に、この記憶媒体が有する連携サービス識別子を識別して前記ホスト計算機に通知し、前記ホスト計算機は、連携サービス識別子が通知されると、この連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機との接続情報を前記情報処理端末に通知し、前記情報処理端末は、連携サービス用ホスト計算機との接続情報が通知されると、前記ホスト計算機との接続を切断し、前記接続情報を基に前記連携サービス用ホスト計算機に回線接続し、回線接続した前記連携サービス用ホスト計算機からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記3)第1のネットワークに接続し、この第1のネットワークを通じてサービスを提供するホスト計算機と、第2のネットワークに接続するとともに、前記ホスト計算機とゲートウェイ接続し、前記ホスト計算機が提供するサービスに連携するサービスを提供する連携サービス用ホスト計算機と、前記第1のネットワークに接続する情報処理端末とを備え、前記情報処理端末は、前記連携サービスの種別を識別する連携サービス識別子が設けられた連携サービス用記憶媒体を装着した場合に、この記憶媒体が有する連携サービス識別子を識別して前記ホスト計算機に通知し、前記ホスト計算機は、連携サービス識別子が通知されると、この連携サービス識別子に対応する連携サービス用ホスト計算機との接続情報を前記情報処理端末に通知し、前記情報処理端末は、連携サービス用ホスト計算機との接続情報が通知されると、前記ホスト計算機に、連携サービス用ホスト計算機との接続指示を通知し、前記ホスト計算機は、接続指示が通知されると、接続指示された連携サービス用ホスト計算機にゲートウェイ接続し、前記情報処理端末は、前記連携サービス用ホスト計算機からネットワークサービスを受けることを含むことを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記4)前記情報処理端末から前記ホスト計算機に接続する機能は、記憶媒体の形で提供されることを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記5)前記連携サービス用記憶媒体は、この記憶媒体を使用することによりサービスを受けることが可能となる連携サービスメニューを有し、前記ホスト計算機は、この計算機が提供するサービスのメニューであるメインサービスメニューを有し、前記情報処理端末は、前記連携サービス用記憶媒体を装着した場合に、前記ホスト計算機から送信されるメインサービスメニューと前記連携サービスメニューとの両方を表示して、いずれかのメニューを選択可能とし、メインサービスメニューが選択された場合に、前記ホスト計算機のサービスを実行し、連携サービスメニューが選択された場合に、前記連携サービス用ホスト計算機に接続することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記6)前記ホスト計算機は、この計算機が提供するサービスのメニューであるメインサービスメニューと、前記連携サービス用記憶媒体を使用することによりサービスを受けることが可能となる連携サービスメニューを有し、前記情報処理端末は、前記連携サービス用記憶媒体を装着した場合に、前記ホスト計算機から送信されるメインサービスメニューと連携サービスメニューとの両方を表示して、いずれかのメニューを選択可能とし、メインサービスメニューが選択された場合に、前記ホスト計算機のサービスを実行し、連携サービスメニューが選択された場合に、前記連携サービス用ホスト計算機に接続すること
を特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記7)前記情報処理端末は、前記ホスト計算機及び前記連携サービス用ホスト計算機に対する回線接続設定情報とサービスの提供を受ける顧客情報とを記録保持し、サービス提供毎に更新することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記8)前記情報処理端末は、前記ホスト計算機及び前記連携サービス用ホスト計算機に対する回線接続設定情報を記録保持し、前記ホスト計算機は、前記メインサービス及び連携サービスの顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記9)前記ホスト計算機は、メインサービス用顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新し、前記連携サービス用ホスト計算機は、連携サービス用顧客情報を記録保持するとともに、サービス提供毎に更新することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記10)前記ホスト計算機及び前記連携サービス用ホスト計算機は、提供したサービスの利用情報を、サービスを利用した各顧客毎にかつサービスの種別毎に、前記情報処理端末に通知し、前記情報処理端末は、通知された利用情報を記録することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記11)前記情報処理端末は、通知された顧客情報を表示することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記12)前記情報処理端末は、ネットワークサービス用記憶媒体が有するデータの一覧から1点もしくは数点を選択することにより、予め設定したネットワークアクセスソフト及び実行ソフトを起動し、自動的にホスト計算機に回線接続してアンサー処理を実行することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記13)ネットワークに第1の通信経路を介して接続し、このネットワークを通じてサービスを提供する第1のホスト計算機と、前記ネットワークに第2の通信経路を介して接続するとともに、前記第1のホスト計算機にゲートウェイ接続し、前記ネットワークを通じてサービスを提供する第2のホスト計算機と、前記ネットワークに接続し、前記第2のホスト計算機に接続するのに必要なアドレスを記憶した情報処理端末とを備え、まず、前記情報処理端末は、前記第1のホスト計算機に接続して、前記第1のホスト計算機及び前記第2のホスト計算機が提供するネットワークサービスメニューを前記第1のホスト計算機から受け取り、次に、前記情報処理端末が、前記第2のホスト計算機に対する接続要求を前記第1のホスト計算機にした場合に、前記第1のホスト計算機は、前記第1の通信経路に対する回線を切断し、次に、情報処理端末は、前記第2の通信経路を介して前記第2のホスト計算機に接続することを含むことを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記14)ネットワークに第1のルータを介して接続し、ネットワークを通じてサービスを提供する第1のホスト計算機と、前記ネットワークに第2のルータを介して接続するとともに、前記第1のホスト計算機にゲートウェイ接続し、ネットワークを通じてサービスを提供する第2のホスト計算機と、前記ネットワークに第3のルータを介して接続し、前記第2のホスト計算機に接続するのに必要なアドレスを記憶した情報処理端末とを備え、まず、前記情報処理端末は、前記第1のホスト計算機に接続して、前記第1のホスト計算機及び前記第2のホスト計算機が提供するネットワークサービスメニューを前記第1のホスト計算機から受け取り、次に、前記第1のホスト計算機は、前記情報処理端末が、前記第2のホスト計算機により提供されるネットワークサービスを要求した場合に、前記情報処理端末から送信される送信データに前記第2のホスト計算機のアドレスを付加して前記第1のルータに送信し、そして、前記情報処理端末は、前記第3及び第2のルータを介して前記第2のホスト計算機に接続することを含むことを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記15)前記情報処理端末は、前記第2のホスト計算機が提供するネットワークサービスの終了時に、前記第1のホスト計算機に接続することを特徴とするネットワークサービスシステム。
(付記16)ゲーム機を接続するゲーム機接続手段と、ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、前記ゲーム機にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、前記ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、前記ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセットが前記装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動されることを特徴とするゲーム機用通信装置。
(付記17)ゲーム機を接続するゲーム機接続手段と、ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、前記ゲーム機及び前記ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット、又は前記ゲーム機を利用してゲームを可能とするスタンドアロンゲームカセットのいずれか一方を脱着可能に装着するゲームカセット装着手段と、前記ゲームカセット装着手段にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、前記ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、前記ネットワークゲームカセットが前記装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動されることを特徴とするゲーム機用通信装置。
(付記18)前記ネットワークゲームカセット及びスタンドアロンゲームカセットに、ゲームカセットの種別を識別可能とする識別情報を記憶した記憶部を設け、前記装着状態識別手段は、前記ゲームカセット装着手段にゲームカセットが装着された状態で前記記憶部に記憶された識別情報を読み取ることで装着されているゲームカセットの種別を識別することを特徴とするゲーム機用通信装置。
(付記19)ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、前記ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット、又は前記ホストを利用せずにゲームを可能とするスタンドアロンゲームカセットのいずれか一方を脱着可能に装着するゲームカセット装着手段とを有するゲーム機において、前記ネットワーク接続手段、前記ネットワークゲームカセット及び前記スタンドアロンゲームカセットに対する処理情報を記憶した処理情報記憶手段と、前記ゲームカセット装着手段にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、この装着状態識別手段での識別結果に基づいて、前記処理情報記憶手段に記憶された処理情報を実行する処理情報実行手段と、前記ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、前記ネットワークゲームカセットが前記装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動されることを特徴とするゲーム機用通信装置。
【図面の簡単な説明】
【0323】
【図1】本発明のネットワークサービスシステムの第1原理図である。
【図2】本発明のネットワークサービスシステムの第2原理図である。
【図3】本発明のネットワークサービスシステムの第3原理図である。
【図4】本発明のネットワークサービスシステムの第4原理図である。
【図5】本発明のネットワークサービスシステムの第5原理図である。
【図6】本発明のネットワークサービスシステムの第6原理図である。
【図7】本発明のネットワークサービスシステムの第7原理図である。
【図8】本発明のネットワークサービスシステムの第8原理図である。
【図9】本発明のゲーム機用通信装置の第1原理図である。
【図10】本発明のゲーム機用通信装置の第2原理図である。
【図11】本発明のゲーム機の第1原理図である。
【図12】本発明のゲーム機の第2原理図である。
【図13】本発明のゲーム機の第3原理図である。
【図14】本発明のゲーム機の第4原理図である。
【図15】本発明のゲーム機の第5原理図である。
【図16】第1実施例のシステム構成図である。
【図17】第1実施例の処理シーケンス図である。
【図18】第1から第4実施例において表示される画面例(その1)を示す図である。
【図19】第1から第4実施例において表示される画面例(その2)を示す図である。
【図20】第1から第4実施例において表示される画面例(その3)を示す図である。
【図21】第1から第4実施例において表示される画面例(その4)を示す図である。
【図22】第1から第4実施例において表示される画面例(その5)を示す図である。
【図23】第1から第4実施例において表示される画面例(その6)を示す図である。
【図24】第2実施例のシステム構成図である。
【図25】第2実施例の処理シーケンス図である。
【図26】第3実施例のシステム構成図である。
【図27】第3実施例の処理シーケンス図である。
【図28】第4実施例のシステム構成図である。
【図29】第4実施例の処理シーケンス図である。
【図30】実施例におけるセルヘッダフォーマットである。
【図31】第5実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体を分離して正面から見た図である。
【図32】第5実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体を分離して側面から見た図である。
【図33】第1実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体を一体化して側面から見た図である。
【図34】第5実施例における機能ブロック図である。
【図35】第5実施例の動作説明図である。
【図36】第6実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が分離した状態の正面図である。
【図37】第6実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が一体化した状態の側面図である。
【図38】第6実施例における機能ブロック図である。
【図39】第6実施例の動作説明図である。
【図40】第7実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が分離した状態の正面図である。
【図41】第7実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が一体化した状態の側面図である。
【図42】第7実施例における機能ブロック図である。
【図43】第7実施例の動作説明図である。
【図44】第8実施例におけるネットワークゲームカセット及ぶスタンドアロンゲームカセットの正面図である。
【図45】第9実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が分離した状態の正面図である。
【図46】第9実施例における機能ブロック図である。
【図47】第10実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が分離した状態の正面図である。
【図48】第10実施例における機能ブロック図である。
【図49】第11実施例において、ゲームカセット、通信装置及びゲーム機本体が分離した状態の正面図である。
【図50】第11実施例における機能ブロック図である。
【図51】第12実施例の動作説明図である。
【図52】第13実施例の動作説明図である。
【図53】実施例におけるデコード部のデコード信号表である。
【符号の説明】
【0324】
10・・・・通信端末装置
11・・・・ゲーム機接続手段
12・・・・ネットワーク接続手段
13・・・・ゲームカセット装着手段(アプリ部)
14・・・・処理情報記憶手段
15・・・・装着状態識別手段
16・・・・処理情報実行手段
19・・・・外部端子
20・・・・ゲーム機
30・・・・ゲームカセット
30a・・・ネットワークゲームカセット
30b・・・スタンドアロンゲームカセット
31・・・・連携サービス用記憶媒体
32・・・・ネットワークサービス用記憶媒体
33・・・・透光部
34・・・・コネクタ
35・・・・ラベル
36・・・・切欠部
37・・・・記憶部
38・・・・金属体
39・・・・磁性体
41a・・・発光部
41b・・・受光部
42a・・・超音波発信部
42b・・・超音波受信部
43a・・・磁気形近接スイッチ
43b・・・高周波形近接スイッチ
44・・・・磁気センサ
45・・・・識別符号読取手段
46・・・・近接スイッチ
80・・・・ホスト(ホスト計算機)
81・・・・ネットワーク
82・・・・連携サービス用ホスト計算機(第2のホスト計算機)
83a・・・第1のルータ
83b・・・第2のルータ
83c・・・第3のルータ
84a・・・第1の通信経路
84b・・・第2の通信経路
ROM−A・・・・通信アプリ媒体
ROM−B・・・・ネットワークアプリ媒体
ROM−C・・・・スタンドアロンアプリ媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム機を接続するゲーム機接続手段と、
ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、
前記ゲーム機にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、
前記ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、
前記ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセットが前記装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動される
ことを特徴とするゲーム機用通信装置。
【請求項2】
ゲーム機を接続するゲーム機接続手段と、
ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、
前記ゲーム機及び前記ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット、又は前記ゲーム機を利用してゲームを可能とするスタンドアロンゲームカセットのいずれか一方を脱着可能に装着するゲームカセット装着手段と、
前記ゲームカセット装着手段にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、
前記ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、
前記ネットワークゲームカセットが前記装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動される
ことを特徴とするゲーム機用通信装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記ネットワークゲームカセット及びスタンドアロンゲームカセットに、ゲームカセットの種別を識別可能とする識別情報を記憶した記憶部を設け、
前記装着状態識別手段は、前記ゲームカセット装着手段にゲームカセットが装着された状態で前記記憶部に記憶された識別情報を読み取ることで装着されているゲームカセットの種別を識別する
ことを特徴とするゲーム機用通信装置。
【請求項4】
ゲームサービスを提供するホストを接続するネットワークに接続されるネットワーク接続手段と、前記ホストを利用してゲームを可能とするネットワークゲームカセット、又は前記ホストを利用せずにゲームを可能とするスタンドアロンゲームカセットのいずれか一方を脱着可能に装着するゲームカセット装着手段とを有するゲーム機において、
前記ネットワーク接続手段、前記ネットワークゲームカセット及び前記スタンドアロンゲームカセットに対する処理情報を記憶した処理情報記憶手段と、
前記ゲームカセット装着手段にゲームカセットが装着されているか否かを識別するとともに、ゲームカセットが装着されている場合にその種別を識別する装着状態識別手段と、
この装着状態識別手段での識別結果に基づいて、前記処理情報記憶手段に記憶された処理情報を実行する処理情報実行手段と、
前記ホストにアクセスするホストアクセス手段とを備え、
前記ネットワークゲームカセットが前記装着状態識別手段に装着された場合に前記ホストアクセス手段が起動される
ことを特徴とするゲーム機用通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【公開番号】特開2006−87926(P2006−87926A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−270453(P2005−270453)
【出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【分割の表示】特願2004−318620(P2004−318620)の分割
【原出願日】平成6年7月25日(1994.7.25)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】