説明

コネクタ及び端子保持体

【課題】端子間の静電容量の劣化を抑制することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】本発明のコネクタは、第1のフレーム21に対して位置決めされ、第1の平型回路基材7が有する電気回路と導通する端子25と、端子25上に設けられる誘電体部4と、を備え、第1のフレーム21と第2のフレーム31とが嵌め合わされるときに、第2の平型回路基材8の側に設けられる端子35に誘電体部4が接触すると共に、端子35と誘電体部4との隙間に液状の誘電性材料が介在する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ及び端子保持体に関し、特に端子間の容量結合に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、端子間の容量結合を実現するコネクタとして、一方のハウジングに保持される端子と、他方のハウジングに保持される端子とが空間的に離れて配置されるコネクタが知られている(特許文献1を参照)。また、こうして空間的に離れた端子間に誘電体が配置される例も、特許文献1には示唆されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−289309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、端子間に誘電体を配置する例では、端子と誘電体との間に空気が入り込んでしまうと、その影響で端子間の静電容量が劣化してしまう虞がある。
【0005】
また、端子や誘電体の表面には微小な凹凸が多数存在するため、端子と誘電体とが接触していても、微視的にはこれらの間に微小な隙間が多数形成される。このため、微小な隙間内の空気の影響で端子間の静電容量が劣化してしまう虞がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであり、端子間の静電容量の劣化を抑制することが可能なコネクタ及び端子保持体を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明のコネクタは、第1の平型回路基材に取り付けられる第1のフレームと、第2の平型回路基材に取り付けられる第2のフレームと、前記第1のフレームに対して位置決めされ、前記第1の平型回路基材の電気回路と導通する1又は複数の導体部と、前記各導体部上に設けられる誘電体部と、を備え、前記第1のフレームと前記第2のフレームとが嵌め合わされるときに、前記第2の平型回路基材の側に設けられる1又は複数の対向部に前記誘電体部が対向すると共に、前記対向部と前記誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在する、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の端子保持体は、第1の平型回路基材の電気回路と導通する1又は複数の導体部と、前記各導体部上に設けられる誘電体部と、を備え、第2の平型回路基材の側に設けられる1又は複数の対向部に前記誘電体部が対向するよう配置されると共に、前記対向部と前記誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在する、ことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、対向部と誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在するので、対向部と導体部との間の静電容量の劣化が抑制される。また、液状の誘電性材料が用いられるので、複数の対向部が存在する場合であっても、対向部間の短絡が抑制される。
【0010】
本発明の一態様では、前記対向部に前記誘電体部が接触すると共に、前記対向部と前記誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在する。これによれば、液状の誘電性材料を用いているため、対向部と誘電体部との接触が可能であり、その結果、対向部と導体部との距離が短縮化される。
【0011】
本発明の一態様では、前記導体部は板状に形成され、一方の面に前記電気回路が接続され、他方の面上に前記誘電体部が設けられる。これによれば、コネクタの低背化を図ることができる。
【0012】
本発明の一態様では、前記対向部は板状に形成され、一方の面に前記電気回路が接続され、他方の面に前記誘電体部が接触する。これによれば、コネクタの低背化を図ることができる。
【0013】
本発明の一態様では、前記第1のフレームには、底面に沿って前記誘電体部が配置される凹部が形成され、前記誘電体部上に、液状の誘電性材料が配置される。これによれば、凹部内に液状の誘電性材料が溜まるので、液状の誘電性材料の流れ落ちが抑制される。
【0014】
また、この態様では、前記対向部は、前記凹部内に挿入されて、前記誘電体部と接触してもよい。これによれば、液状の誘電性材料を用いているため、対向部が凹部内に挿入されて、誘電体部と接触することが可能であり、その結果、対向部と導体部との距離が短縮化される。
【0015】
また、この態様では、前記凹部の開口の周囲が同一平面内に形成されてもよい。これによれば、第1のフレームと第2のフレームとが嵌め合わされる前まで、凹部を閉塞しておくことが容易である。
【0016】
また、この態様では、前記第1のフレームが雄型フレームであってもよい。すなわち、雄型フレームに前記凹部が形成されることが特徴的である。
【0017】
本発明の一態様では、前記第2のフレームには、底面に沿って前記対向部が配置される凹部が形成され、前記対向部上に、液状の誘電性材料が配置される。これによれば、凹部内に液状の誘電性材料が溜まるので、液状の誘電性材料の流れ落ちが抑制される。
【0018】
本発明の一態様では、前記液状の誘電性材料の主成分がグリコール系の樹脂である。グリコール系の樹脂は、誘電率が比較的高い材料であるため、液状の誘電性材料の主成分として好適である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの断面図である。
【図2A】雄型コネクタの斜視図である。
【図2B】雄型コネクタの分解斜視図である。
【図2C】雄型コネクタの平面図である。
【図2D】雄型コネクタの断面図である。
【図2E】雄型コネクタの断面図である。
【図3】雄型コネクタの実装を表す図である。
【図4A】雌型コネクタの斜視図である。
【図4B】雌型コネクタの分解斜視図である。
【図5】雌型コネクタの実装を表す図である。
【図6】第1の対向部と第2の対向部との接触を表す拡大図である。
【図7】本発明の変形例に係るコネクタの断面図である。
【図8】雄型コネクタの搬送例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明のコネクタ及び端子保持体の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、コネクタ1の断面図である。コネクタ1は、フレキシブルプリント基板(FPC)又は配線基板からなる第1の平型回路基材7と第2の平型回路基材8とを接続するコネクタであり、第1の平型回路基材7に取り付けられる雄型コネクタ2と、第2の平型回路基材8に取り付けられる雌型コネクタ3と、を有している。
【0022】
雄型コネクタ2は、平型の第1のフレーム(雄型フレーム)21を有し、この第1のフレーム21には、導体部としての板状の端子25が配置されている。この端子25上には、フィルム状の誘電体部4が配置されている。他方、雌型コネクタ3は、平型の第2のフレーム(雌型フレーム)31を有し、この第2のフレーム31には、対向部としての板状の端子35が配置されている。
【0023】
これら第1のフレーム21と第2のフレーム31とが嵌め合わされるとき、端子25と端子35とが誘電体部4を挟んで対向する。これにより、端子25と端子35との容量結合が実現し、高周波信号の伝送が良好となる。
【0024】
図2A及び図2Bは、雄型コネクタ2の斜視図及び分解斜視図である。図2Cは、雄型コネクタ2の平面図である。図2D及び図2Eは、雄型コネクタ2の断面図である。雄型コネクタ2は、梯子状に形成された樹脂製の第1のフレーム21と、複数の端子25が設けられた端子保持体23と、各端子25上に設けられた誘電体部4とを有している。
【0025】
第1のフレーム21は、矩形枠状の枠部216と、この枠部216の内側に架け渡された複数の梁部217とを有しており、これら梁部217の脇には、穴部218が形成されている。枠部216の長辺の外縁には、表面21a側が裏面21b側よりも外方に張り出したテーパー部212,214がそれぞれ形成されている。端子保持体23は、この枠部216の裏面21b側に取り付けられる。穴部218の位置は、端子25の位置に対応しており、各穴部218内には、誘電体部4が収容される。
【0026】
ここで、梁部217の表面217aは、図2Eに示されるように、枠部216の表面21aに対して窪んでいる。同様に、穴部218内に収容される誘電体部4の表面4aも、図2Dに示されるように、枠部216の表面21aに対して窪んでおり、梁部217の表面217aと揃えられている。このため、第1のフレーム21の表面21a側には、枠部216に取り囲まれ、梁部217の表面217a及び誘電体部4の表面4aを底面とする凹部21cが形成される。この凹部21cは、後述する雌型コネクタ3の端子35の収容スペースとなり、その底面には、後述する液状の誘電性材料が塗布される。
【0027】
端子保持体23は、樹脂製の板状基材232と、この板状基材232に巻き付けられるように形成される導体膜252とを有しており、この導体膜252により端子25が構成される。具体的な例では、板状基材232としてのBT(ビスマレイミド・トリアジン)樹脂の表面の一部に、ニッケル下地めっき及び金めっきが施され、その上に、導体膜252としての銅箔が配置される。なお、端子保持体23は、端子25としての金属板に樹脂材を一体成形することで得られてもよい。
【0028】
誘電体部4は、例えば五酸化タンタルやチタン酸バリウムなどの高誘電セラミックからなり、端子25の表面25aに接合される。具体的な例では、誘電体部4の裏面に銅層が蒸着等で形成され、この銅層が端子25の表面25aに半田等で接合される。これにより、端子25と誘電体部4との間に空気層が形成されることが抑制される。なお、誘電体部4は、スパッタリングや印刷などで端子25上に形成されてもよい。
【0029】
図3は、雄型コネクタ2の実装を表す図である。雄型コネクタ2が実装される第1の平型回路基材7は、複数の電気回路73を有し、各電気回路73の端部には、導体パッド75が形成されている。この導体パッド75は、第1の平型回路基材7に形成された導体パターンが露出した、接続用の導体パターンである。雄型コネクタ2の第1のフレーム21の裏面21bは、第1の平型回路基材7の表面に接着され、端子25の裏面25b(図2Dを参照)は、第1の平型回路基材7に設けられた導体パッド75に接続される。
【0030】
また、雄型コネクタ2は、第1の平型回路基材7上に配置される際に、図8に示されるように、フィルム5が貼付された状態で吸着器6によって搬送される。このフィルム5は、凹部21cの底面に液状の誘電性材料が塗布された後に、凹部21cの開口を取り囲む枠部216の表面21aに貼付され、凹部21cを閉塞する。吸着器6は、このフィルム5を吸着することで、雄型コネクタ2を支持する。
【0031】
このようにフィルム5によって凹部21cが閉塞されることで、凹部21c内の液状の誘電性材料が吸着器6に吸い込まれることなく、雄型コネクタ2の搬送が可能である。また、凹部21c内の液状の誘電性材料の乾燥を抑制できる。また、枠部216の表面21aが同一平面内に形成されているので、フィルム5を貼付したときに隙間ができ難く、凹部21cの閉塞が容易である。
【0032】
図4A及び図4Bは、雌型コネクタ3の斜視図及び分解斜視図である。雌型コネクタ3は、矩形枠状に形成された、適度な弾性を有する樹脂製の第2のフレーム31と、複数の端子35が設けられた端子保持体33とを有している。
【0033】
第2のフレーム31は、一対の長辺部316と、一対の短辺部317とを有しており、これらが穴部318を取り囲んでいる。この穴部318内には、上記第1のフレーム21が嵌め入れられる。端子保持体33は、この第2のフレーム31の裏面31b側に取り付けられる。また、長辺部316の内縁には、表面31a側が裏面31b側よりも内方に張り出したテーパー部312,314がそれぞれ形成されている。
【0034】
端子保持体33は、上述の端子保持体23と同様に、樹脂製の板状基材332と、この板状基材332に巻き付けられるように形成される導体膜352とを有しており、この導体膜352により端子35が構成される。なお、板状基材332及び導体膜352のうち、上記第1のフレーム21の凹部21cの内側に対応する部分は、他の部分よりも表面31a側にやや厚く形成されている。
【0035】
図5は、雌型コネクタ3の実装を表す図である。雌型コネクタ3が実装される第2の平型回路基材8は、上述の第1の平型回路基材7と同様に、複数の電気回路83を有し、各電気回路83の端部には、導体パッド85が形成されている。この導体パッド85は、第2の平型回路基材8に形成された導体パターンが露出した、接続用の導体パターンである。雌型コネクタ3の第2のフレーム31の裏面31bは、第2の平型回路基材8の表面に接着され、端子35の裏面は、第2の平型回路基材8に設けられた導体パッド85に接続される。
【0036】
なお、第2のフレーム31の長辺部316の弾性変形を可能とするため、第2のフレーム31の裏面31bのうち、短辺部317の裏面のみが第2の平型回路基材8の表面に接着され、長辺部316の裏面は第2の平型回路基材8の表面に接着されないことが好ましい。
【0037】
以上に説明した雄型コネクタ2の第1のフレーム21と、雌型コネクタ3の第2のフレーム31とは、上記図1に示されるように嵌め合わされる。このとき、雌型コネクタ3の端子35が、第1のフレーム21の表面側に形成された凹部21c内に挿入され、雄型コネクタ2の端子25上の誘電体部4と接触する。これにより、対向する端子25と端子35との間に誘電体部4が挟み込まれる。
【0038】
具体的には、第1のフレーム21と第2のフレーム31とは、テーパー部212,214とテーパー部312,314とが嵌め合わされることで、互いに引き付け合う力を生じ、これにより、誘電体部4と端子35とが圧接される。なお、こうした態様に限られず、段差形状同士が嵌め合わされる態様であってもよい。
【0039】
また、第1のフレーム21の凹部21cの底面には、液状の誘電性材料が塗布されている。このため、第1のフレーム21と第2のフレーム31とが嵌め合わされるとき、図6に示されるように、誘電体部4と端子35(詳しくは導体膜352)との間に形成される微小な隙間に、液状の誘電性材料45が介在する。この液状の誘電性材料45は、室温近傍で液状であり、空気よりも誘電率が高い材料である。
【0040】
詳しくは、液状の誘電性材料45の主成分としては、誘電率が比較的高いグリコール系の樹脂が好適に用いられる。さらに、グリコール系の樹脂としては、例えばPPG(ポリプロピレングリコール トリオール型 M=1500)等が好適に用いられる。このPPGは、25℃で200〜500mPa・s程度の粘性を有しており、誘電体部4又は端子35上から流れ落ちにくい。
【0041】
これに限られず、液状の誘電性材料45の主成分は、例えばシリコーンオイル、ワセリン又はアクリル樹脂などであってもよい。特にシリコーンオイルは、優れた耐熱性を有するため、高温を伴う製造の観点から好適である。
【0042】
以上に説明した本発明の実施形態によれば、誘電体部4と端子35との間の微小な隙間に液状の誘電性材料45が介在するので、端子25と端子35との間の静電容量の劣化が抑制される。また、液状の誘電性材料45が用いられることで、誘電体部4と端子35との接触が可能であると共に、誘電体部4と端子35との間の微小な隙間の充填が可能である。また、液状の誘電性材料45が用いられることで、図4Aに示されるように、複数の端子35が平面的に配列する場合であっても、端子35間の短絡が抑制される。
【0043】
また、第1のフレーム21に凹部21cが形成され、その底面に液状の誘電性材料が塗布されることで、液状の誘電性材料の流れ落ちが抑制される。
【0044】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が当業者にとって可能であるのはもちろんである。
【0045】
例えば、図7に示されるように、上記図1の構成から端子35が省略され、雄型コネクタ2の端子25上の誘電体部4が、第2の平型回路基材8の導体パッド85(図5を参照)に接触し、これらの隙間に液状の誘電性材料が介在してもよい。
【0046】
また、例えば、上記図1の構成において端子35上にも誘電体部が設けられ、雄型コネクタ2の端子25上の誘電体部4が、雌型コネクタ3の端子35上の誘電体部と接触し、これらの隙間に液状の誘電性材料が介在してもよい。
【0047】
また、例えば、上記図1の構成において、端子25上ではなく端子35上に誘電体部4が設けられ、凹部21cの底面を構成する端子25の表面25aに液状の誘電性材料が塗布されてもよい。
【符号の説明】
【0048】
1 コネクタ、2 雄型コネクタ、21 第1のフレーム(雄型フレーム)、21a 表面、21b 裏面、21c 凹部、212 テーパー部、214 テーパー部、216 枠部、217 梁部、217a 表面(底面)、218 穴部、23 端子保持体、232 板状基材、25 端子(導体部)、25a 表面、25b 裏面、252 導体膜、3 雌型コネクタ、31 第2のフレーム(雌型フレーム)、31a 表面、31b 裏面、312 テーパー部、314 テーパー部、316 長辺部、317 短辺部、318 穴部、33 端子保持体、332 板状基材、35 端子(対向部)、35a 表面、352 導体膜、4 誘電体部、4a 表面、45 液状の誘電体材料、5 フィルム、6 吸着器、7 第1の平型回路基材、73 電気回路、75 導体パッド、8 第2の平型回路基材、83 電気回路、85 導体パッド。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の平型回路基材に取り付けられる第1のフレームと、
第2の平型回路基材に取り付けられる第2のフレームと、
前記第1のフレームに対して位置決めされ、前記第1の平型回路基材の電気回路と導通する1又は複数の導体部と、
前記各導体部上に設けられる誘電体部と、
を備え、
前記第1のフレームと前記第2のフレームとが嵌め合わされるときに、前記第2の平型回路基材の側に設けられる1又は複数の対向部に前記誘電体部が対向すると共に、前記対向部と前記誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在する、
ことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記対向部に前記誘電体部が接触すると共に、前記対向部と前記誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在する、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記導体部は板状に形成され、一方の面に前記電気回路が接続され、他方の面上に前記誘電体部が設けられる、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記対向部は板状に形成され、一方の面に前記電気回路が接続され、他方の面に前記誘電体部が接触する、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第1のフレームには、底面に沿って前記誘電体部が配置される凹部が形成され、
前記誘電体部上に、液状の誘電性材料が配置される、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記対向部は、前記凹部内に挿入されて、前記誘電体部と接触する、
請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記凹部の開口の周囲が同一平面内に形成される、
請求項5に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記第1のフレームが雄型フレームである、
請求項5に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記第2のフレームには、底面に沿って前記対向部が配置される凹部が形成され、
前記対向部上に、液状の誘電性材料が配置される、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記液状の誘電性材料の主成分がグリコール系の樹脂である、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項11】
第1の平型回路基材の電気回路と導通する1又は複数の導体部と、
前記各導体部上に設けられる誘電体部と、
を備え、
第2の平型回路基材の側に設けられる1又は複数の対向部に前記誘電体部が対向するよう配置されると共に、前記対向部と前記誘電体部との隙間に液状の誘電性材料が介在する、
ことを特徴とする端子保持体。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−177103(P2010−177103A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−19766(P2009−19766)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【出願人】(591043064)モレックス インコーポレイテド (441)
【氏名又は名称原語表記】MOLEX INCORPORATED
【Fターム(参考)】