説明

コミュニケーションシステム

【課題】汎用のミニブログを利用してプラットフォーム事業を活性化させ、また、位置情報を参加識別子に変換して、所定の領域毎にそこに位置するユーザ同士のコミュニケーションを活性化させる。
【解決手段】管理サーバはアプリケーション毎のIDと、位置情報と、ミニブログのIDとを統合的に管理し、管理サーバからダウンロードされるミニブログIDとアプリケーションIDとの関連付けによりアプリケーションプログラムの参加識別子や参加勧誘識別子を表示したり、ミニブログの発言に地域IDを表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汎用のミニブログと連動した特定者間のコミュニケーションシステムに関する。

【背景技術】
【0002】
近年、モバゲータウン(DeNA社の商標)、GREE(グリー社の商標)あるいはmixiアプリ(mixi社の商標)等のように、携帯電話端末等の携帯端末にWEBゲームアプリケーションプログラムを提供するゲーム配信プラットフォーム事業が注目されている。
これらの事業では、同一のプラットフォーム上から無償あるいは極めて安価に複数のWEBゲームアプリケーションプログラムを配信して大量の会員加入を募り、これらの会員情報を価値情報としているものであるが、当該ゲームの非ユーザの加入促進を行ったり、一部のゲームしかダウンロードしていないユーザを他のゲームに誘導する仕組が確立されておらず、プラットフォーム事業の活性化のための強力なユーザ誘導技術の開発が望まれていた。
【0003】
携帯電話端末同士を関係付けて複数人で行うゲームとしては、特開2002−306836号公報(特許文献1)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−306836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1に記載された技術は、単に携帯電話同士をゲーム装置に接続して行う形式のものであり、極めて少人数しかゲームに参加できず、事業プラットフォームとしては規模の小さいものに過ぎなかった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、汎用のミニブログを利用してプラットフォーム事業を活性化させることを第1の技術的課題とする。
また、位置情報を参加識別子に変換して、所定の領域毎にそこに位置するユーザ同士のコミュニケーションを活性化させることを第2の技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1は、アプリ別IDと位置情報とイベントによって制御されるゲームアプリケーションプログラムを実行可能な携帯端末と、 前記携帯端末とネットワークを介して接続され少なくとも前記アプリ別IDと位置情報とミニブログIDとを関連付けたプラットフォームデータベースを有する管理サーバと、 前記管理サーバから携帯端末にダウンロードされ、前記ミニブログのAPIを介してミニブログIDとそれに関連付けられた他のフォローイングIDを取得して、これらのミニブログIDに関連付けられたフォローイングIDの発言情報を時系列的に表示するとともに、 前記管理サーバのプラットフォームデータベースを参照して、前記フォローイングIDとしてのミニブログIDが、前記ゲームアプリケーションプログラムのアプリ別IDと関連付けられているときには、前記フォローイングIDの発言表示に対して、前記ゲームアプリケーションプログラムの参加識別子を表示するコミュニケーションプログラムとからなるコミュニケーションシステムである。
【0007】
これによれば、プラットフォームデータベースによって、個別に加入してダウンロードしているゲームアプリケーションプログラムやミニブログの参加状態が統合的に管理できるため、たとえばゲームアプリケーションプログラム毎に参加識別子(所謂ハッシュタグ)を生成して、ミニブログの発言に付加して表示させることによって、ゲーム毎のユーザコミュニティを簡易に実現することができ、汎用のミニブログを利用したプラットフォーム事業の活性化を図かることができる。
【0008】
本発明の請求項2は、前記管理サーバのプラットフォームデータベースを参照して前記ミニブログIDが前記ゲームアプリケーションプログラムのアプリ別IDと関連付けられていないときには、前記ゲームアプリケーションプログラムの入会アドレスを属性とした参加誘導識別子を表示するコミュニケーションシステムである。
これによれば、汎用ミニブログのタイムライン表示を行うとともに、何らゲーム会員として加入していないユーザに対して参加誘導識別子を表示させることによって、当該ゲームへの参加を促進させて、汎用のミニブログを利用したプラットフォーム事業の活性化を図かることができる。
【0009】
本発明の請求項3は、前記管理サーバは、前記位置情報を前記汎用ミニブログの識別子情報に変換して前記で関連付けられたミニブログIDの発言情報とともに前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1または2記載のコミュニケーションシステムである。
これによれば、位置情報を識別子情報(汎用ブログのハッシュタグ情報)に変換して表示させることによって、簡易に発言者の所在位置を特定させて、位置情報に基づいたユーザ同士のコミュニケーションを活性化させることができる。
【0010】
本発明の請求項4は、前記携帯端末のアプリケーションプログラムは、位置情報から変換された同一のハッシュタグ情報を検索して同一のハッシュタグ情報を有するミニブログIDの発言情報のみを表示することを特徴とする請求項3記載のコミュニケーションシステムである。
これによれば、位置情報に基づいた識別子情報を検出して、これらの発言情報だけを検索・表示することによって、簡易に特定の領域毎に位置するユーザ同士のコミュニケーションを活性化させることができる。
【0011】
本発明の請求項5は、前記位置情報に基づいた識別子情報は、所定範囲の領域毎に異なる地域IDを付与したものであることを特徴とする請求項4記載のコミュニケーションシステムである。
これによれば、たとえば地図情報に基づいて土地表面をポリゴン処理して所定範囲の領域ごとに地域IDを付与することによって、人口密度の差を考慮して同一の識別子情報を付与する範囲を変更することができる。たとえば、人口密度の低い地域では広い範囲に同一の識別子情報を付与し、人口密度の高い地域ではより狭い範囲で同一の識別子情報を付与してやれば、どのような地域でもユーザ同士のコミュニケーションを活性化させることができる。
【0012】
本発明の請求項6は、アプリ別IDと位置情報とイベントによって制御される2以上のアプリケーションプログラムを実行可能な携帯端末と、 当該携帯端末と通信可能な管理サーバとからなり、前記管理サーバには、携帯端末所有者のユーザIDと、当該携帯端末所有者が加入しているアプリケーションプログラムと、前記携帯端末から取得される位置情報と、この位置情報を前記アプリケーションプログラム毎に採用するか否かを示すフラグと、を関連付けたプラットフォームデータベースと、前記端末装置からの要求にしたがって前記2以上のアプリケーションプログラムのダウンロードを許可するダウンロード手段とからなる管理サーバとからなり、前記端末装置にダウンロードされたアプリケーションプログラムによって、位置情報が取得され、前記管理サーバのプラットフォームデータベースに位置情報が登録されたときに、前記管理サーバはフラグを参照して、当該フラグが設定されている全てのアプリケーションプログラムに当該位置情報の利用を許可するコミュニケーションシステムである。
【0013】
これによれば、携帯端末から取得した位置情報を単一のアプリケーションプログラムだけでなく、他のアプリケーションプログラムにも通知して、他のアプリケーションプログラム上でその位置情報を利用することができるため、ユーザにとっては新たなアプリケーションプログラムの使用開始を抵抗無く行うことが可能となり、位置情報を登録させるアプリケーションプログラム分野(「位置ゲー」(コロプラ株式会社の登録商標)を活性化させることができる。

【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、 汎用のミニブログを利用してプラットフォーム事業を活性化させることができる。また、位置情報を参加識別子に変換して、所定の領域毎の位置するユーザ同士のコミュニケーションを活性化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態である管理サーバのプラットフォームデータベースのデータ構成を示す図
【図2】実施形態のネットワーク構成を示す図
【図3】実施形態の管理サーバの構成を示す図
【図4】汎用ミニブログのホーム画面を示す図
【図5】汎用ミニブログの検索画面を示す図
【図6】土地表面をポリゴン指定して、所定領域に区画して位置情報に基づく識別子情報を生成する状態を説明するための図
【図7】実施形態のユーザテーブルを示す図
【図8】実施形態の「まとめて位置登録」を実現するための端末画面の遷移を示す説明図
【図9】実施形態の「あとから位置登録」を実現するための端末画面の繊維を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の最良の実施形態を図面を用いて説明する。
本実施形態は、図2に示すように、管理サーバと、ミニブログサーバと、複数のアプリケーションサーバ(アプリケーションサーバA〜C)とがネットワークを介して通信可能となっている。このネットワークは汎用のTCP/IPによるネットワーク(所謂インターネット)であり、基地局(BS)を介して携帯電話端末(MP)からのアクセスが可能となっている。
アプリケーションサーバにはそれぞれのゲームアプリケーションプログラム(アプリ1001〜1003)が格納されている。
管理サーバは、図3に示すように、中央処理装置(CPU)およびメインメモリ(MM)を中心に、バス(BUS)を介して接続された大規模記憶装置としてのハードディスク装置(HD)、ディスプレイ装置(DISP)、キーボード(KBD)、ネットワークインターフェース(NW I/O)とで構成されている。
【0017】
ハードディスク装置(HD)には、ネットワークオペレーティングシステム(NWOS)とともに、携帯端末用アプリケーションプログラム(MP APL)、プラットフォームデータベース(PFDB)が格納されており、これらがコミュニケーションプログラム(COMP)によって管理されるようになっている。すなわち、中央処理装置(CPU)は、コミュニケーションプログラム(COMP)をメインメモリ(MM)を介して順次読み込んで実行処理することによって、本実子形態の機能が実現されるようになっている。
【0018】
次に、図1に示したプラットフォームデータベース(PFDB)を説明する。
プラットフォームデータベースは、ユーザIDをキーにして、加入アプリID、加入フラグ、アプリ別ID、位置情報使用フラグ、位置情報、ミニブログID(TWID)がそれぞれ関連付けられて登録されている。
ユーザIDは、このプラットフォーム事業の統合IDである。加入アプリIDは、当該プラットフォーム上で展開されている個別のアプリケーションプログラム毎のIDであり、これらのアプリケーションプログラム毎に加入の有無を示す加入フラグが設定されている。すなわち、同図では、ユーザID=222302のユーザは、アプリID=1001と1002に加入していることがわかる。さらに、当該アプリに対して加入フラグがセットされているとき(「1」となっている場合)には、ユーザに割り当てられたアプリ別IDが登録されている。
【0019】
位置情報使用フラグは、後述の携帯端末から得られた位置情報を加入アプリに反映させるか否かを示すフラグであり、このフラグが立っている加入アプリには位置情報が提供されることになる。
たとえば、同図では、加入アプリID=1001、1002と1003とに位置情報使用フラグ「1」が設定されている。しかし、加入アプリID=1003には当該ユーザは登録していない(会員になっていない)。このとき、当該ユーザは、自身の携帯端末にダウンロードした加入アプリ=1001のアプリケーションプログラムを起動している間に携帯端末のGPS機能を使って位置情報を登録したと仮定する。このときに加入アプリ=1001では、直近に登録された位置情報との比較を行って、その移動量を算出して当該移動量に対応したポイントを当該ユーザ(ユーザID=222302)に対して付与する。一方、このユーザは加入アプリID=1002にも加入しており、このアプリケーションプログラムは位置情報が使用許可されているので、アプリケーションプログラム(アプリID=1002)にも位置情報が通知される。これによってこのアプリケーションプログラムにも位置情報が反映される。
【0020】
なお、当該ユーザがその後、加入アプリID=1003に加入したときには、当該アプリケーションプログラムは、加入前に登録した前記位置情報を引き継いで用いることができるようになっている。なお、ユーザは後述の図8で説明するように、携帯端末で位置情報を登録する度に、どのアプリケーションプログラムに当該位置情報を反映させるかを選択させるようにしてもよい。この場合には、プラットフォームデータベースの位置情報フラグは無視して、ユーザの選択を優先させてもよい。
【0021】
位置情報には、時間情報(timestamp)と、緯度情報(latitude)と、経度情報(longitude)と、精度情報(accuracy)が関係付けられて登録されている。これらの位置情報は、たとえばGPS受信機を内蔵した携帯電話端末においてユーザが任意に位置登録することでこのデータベースに記録されるようになっている。なお、図1では位置情報として、緯度情報と経度情報をそのまま登録しているが、地図情報をポリゴン処理して所定領域ごとに区画化して、当該緯度・経度情報が属する領域ごと地域IDを付与してもよい。この場合、ポリゴン処理による区画化は、人口密度によってその広狭を設定してもよく、たとえば都市部の人口が密集している地域では小さい領域で同じ地域IDを設定し、地方の人口が少ない地域では大きな領域で同一の地域IDを設定してもよい。
【0022】
ミニブログID(TWID)にはtwitter(ツイッター社の商標)のユーザIDが登録されるようになっている。具体的には、twitter IDとパスワードの入力画面を生成してユーザの携帯電話端末に送信し、この画面上からID(ミニブログID)とパスワードを入力させることによって、twitterのAPIを介してこのミニブログID(hide0904)がその発言を参照(フォローイング)している他のユーザID(フォローイングID)、このミニブログIDを参照している他のユーザID(フォロード ID)、ダイレクトメッセージの情報(DM)、お気に入り発言の情報(favorite)等を取得する。そして、これらの情報に基づいて、ビューワープログラムは時系列に発言情報を整理して表示(タイムライン:TL)するようになっている。本実施形態のビューワープログラムは、これらの情報を収集してユーザの携帯電話端末に表示する表示画面を生成することになる。
【0023】
図4は、本実施形態のビューワープログラムによって生成された画面の一例を示している。
同図はミニブログID=hide0904のユーザの携帯電話端末に表示されるホーム画面である。このユーザ(hide0904)は、アプリID=1001と、アプリID=1002に加入しているため、その発言(発言402)には識別子として「#colopl_1001」と「#colopl_1002」が付加されるようになっている。また、このときに位置情報として緯度・経度情報から変換された地域ID 「#colopll_3263」が付与される。また、当該ユーザ(hide0904)は、アプリID=1003には加入していないため、当該アプリに対する参加誘導識別子「アプリ1003をやってみる」が表示される。この参加誘導識別子には、アプリID=1003の入会ページへの誘導属性情報を有しており、携帯電話端末の十字キーや方向キーで当該誘導識別子が指定されて決定ボタンが押されることによって、入会ページに遷移するようになっている。
【0024】
一方、発言401は、ミニブログID = chibakotaroの発言であり、この発言401は、ミニブログID=hide0904がフォローしているミニブログID(フォローイングID)であるため、ミニブログID=hide0904のタイムライン画面に表示されることになる。ビューワープログラムは、プラットフォームデータベースを参照して、このミニブログID=chibakotaroが加入しているアプリID=colopl_1001と、位置情報(地域ID=colopll_3263)とを表示するようになっている。また、これらのことから、このユーザはアプリID=colopl_1002には加入していないことがわかるので、発言401に招待識別子「アプリ1002に招待する」を表示させてもよい。この招待識別子は、当該ユーザに対して、ダイレクトメッセージやリプライ等の発信属性を備えており、携帯電話端末の十字キーや方向キーで当該招待識別子が指定されて決定ボタンが押されることによって、当該アプリ(アプリID=1002)の入会ページのアドレス(URL)をメッセージとして発言401の発言主ユーザに送信できるようになっている。
【0025】
さらに、発言403のように、プラットフォームデータベースに全く登録されていないミニブログユーザの発言に対しては、当該プラットフォーム事業(ここでは「コロプラ」)への招待識別子「コロプラに招待する」を表示させてもよい。この招待識別子は、当該ユーザに対して、ダイレクトメッセージやリプライ等の発信属性を備えており、携帯電話端末の十字キーや方向キーで当該招待識別子が指定されて決定ボタンが押されることによって、当該プラットフォーム事業そのものの入会ページのアドレス、または個別アプリ(アプリID=1001〜1003)のいずれかの入会ページのアドレス(URL)をメッセージとして発言403の発言主ユーザに送信できるようになっている。
【0026】
図5は、表示画面生成部によって生成部される検索画面の一例を示したものである。この検索画面では、検索キーワードを「#colopl_1001」に設定することによって、アプリID=1001に加入しているミニブログのユーザの発言のみをタイムラインとして時系列的に表示することができる。
なお、図示は省略したが、地域IDで検索することによって、近辺にいるユーザの発言だけを表示することができる。たとえば、地域ID=colopll_3263とした場合、この地域IDはたとえば神奈川権鎌倉市の由比ガ浜近辺に付与されており、この近辺に位置して発言したユーザの発言だけを表示させることができる。
【0027】
図8は本実施形態の位置情報を使用した複数のアプリケーションプログラムにおいて、使用する位置情報の登録を従来のようにアプリケーションプログラム毎に別々に行うのではなく、まとめて行うための画面遷移図である。携帯端末に表示される画面801では、位置登録を促す領域と、当該登録時にユーザ自身が加入しているアプリケーションプログラム(アプリID=1001、1002)を表示する画面と、非参加状態のアプリケーションプログラム(アプリID=1003,1004)を示している。このように非参加状態のアプリケーションプログラムも表示させることによって、被参加のアプリケーションプログラムへの誘導を促す効果もある。
【0028】
画面801において、画面中央にある「位置登録」ボタンを指定入力(たとえば、携帯端末の画面上で「位置登録」のボタン部分を反転表示させて「決定」ボタンを押す)すると画面802が表示される。
この画面802において、画面下部にある非参加状態のアプリケーションプログラムを新しく始める時には、チェックボックス(四角いボックス形状の領域)にチェックマーク(レ字状のマーク)を記入し、当該選択情報を管理サーバに送信する。このとき、あらかじめプラットフォームデータベース(図1)を参照して、位置情報を共有可能なアプリケーションプログラムだけ(位置情報使用フラグが設定されているアプリID=1001、1002、1003)が表示される。
【0029】
位置情報を受信した管理サーバでは、図1のプラットフォームデータベースを参照して、この位置情報を反映させるアプリケーションプログラム(ここではアプリID=1001、1002)に当該位置情報を引き渡す。その結果、アプリID=1001と1002のアプリケーションプログラム上でポイント(20プラ、50ロピ)が付加されて位置登録の成功確認画面が生成され(画面803)、前記端末装置に返信・表示される。
なお、画面802において、加入していなアプリケーションプログラム(ここではアプリID=1003)のチェックボックスをチェックした場合には、当該アプリケーションプログラムの加入画面(図示を省略)に遷移させる。
以上の説明では、図8で説明したように、当初からユーザの意志で複数のアプリケーションプログラムでまとめて位置情報の登録ができるようにしているが(「まとめて位置登録」コロプラ社の商標)、これに限らず、ある特定のアプリケーションプログラムで行った位置情報の登録を、あとから別のアプリケーションにおける位置情報の登録に利用してもよい(コロプラ社の商標「あとから位置登録」)。これを具体的に示したものが図9である。
【0030】
図9では、特定のアプリケーションプログラム(たとえば「コロプーラ」)を起動し、このアプリケーションプログラムの位置登録画面901において位置情報の登録を行う。
この位置情報の登録が完了すると、「位置登録成功!」の画面902が表示される。この画面902の最下端部には「ついでに位置登録」のボタン902aが表示される。
ここで、当該ボタン902aをカーソルで指定して入力すると、画面903に遷移する。この画面903では、位置情報の登録が可能なアプリケーションプログラム(ここではアプリ1001〜1003)の一覧が表示されている。ここでユーザが位置情報を登録したアプリケーションプログラム(たとえばアプリ1001と1002)のチェックボックス903aおよび903bを指定して、「ついでに位置登録」(903d)のボタンを指定入力することで、画面903に示すように「位置登録成功!」(904)の画面が表示され、アプリ1001と1002における位置情報の登録が成功したことが示される。
【0031】
このように、複数のアプリケーションプログラムにおける位置情報の登録は、最初に複数のアプリケーションプログラムを指定してまとめて行ってもよいし、最初は特定のアプリケーションプログラムのみで行い、あとから別のアプリケーションプログラムで追加登録(「あとから位置登録」コロプラ社の商標)してもよい
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、ゲーム配信プラットフォーム事業分野に利用する事ができる。
【符号の説明】
【0033】
PFDB プラットフォームデータベース
CPU 中央処理装置
MM メインメモリ
BUS バス
DISP ディスプレイ
KBD キーボード
HD 大規模記憶装置
NWOS ネットワークOS
COMP コミュニケーションプログラム
MP APL 携帯電話プリケーションプログラム
NW I/O 通信インターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリ別IDと位置情報とイベントによって制御されるゲームアプリケーションプログラムを実行可能な携帯端末と、
前記携帯端末とネットワークを介して接続され少なくとも前記アプリ別IDと位置情報とミニブログIDとを関連付けたプラットフォームデータベースを有する管理サーバと、
前記管理サーバから携帯端末にダウンロードされ、前記ミニブログのAPIを介してミニブログIDとそれに関連付けられた他のフォローイングIDを取得して、これらのミニブログIDに関連付けられたフォローイングIDの発言情報を時系列的に表示するとともに、
前記管理サーバのプラットフォームデータベースを参照して、前記フォローイングIDとしてのミニブログIDが、前記ゲームアプリケーションプログラムのアプリ別IDと関連付けられているときには、前記フォローイングIDの発言表示に対して、前記ゲームアプリケーションプログラムの参加識別子を表示するコミュニケーションプログラムとからなるコミュニケーションシステム。

【請求項2】
前記管理サーバのプラットフォームデータベースを参照して前記ミニブログIDが前記ゲームアプリケーションプログラムのアプリ別IDと関連付けられていないときには、前記ゲームアプリケーションプログラムの入会アドレスを属性とした参加誘導識別子を表示するコミュニケーションシステム。

【請求項3】
前記管理サーバは、前記位置情報を前記汎用ミニブログの識別子情報に変換して前記で関連付けられたミニブログIDの発言情報とともに前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1または2記載のコミュニケーションシステム。

【請求項4】
前記携帯端末のアプリケーションプログラムは、位置情報から変換された同一のハッシュタグ情報を検索して同一のハッシュタグ情報を有するミニブログIDの発言情報のみを表示することを特徴とする請求項3記載のコミュニケーションシステム。

【請求項5】
前記位置情報に基づいた識別子情報は、所定範囲の領域毎に異なる地域IDを付与したものであることを特徴とする請求項4記載のコミュニケーションシステム。

【請求項6】
アプリ別IDと位置情報とイベントによって制御される2以上のアプリケーションプログラムを実行可能な携帯端末と、 当該携帯端末と通信可能な管理サーバとからなり、
前記管理サーバには、携帯端末所有者のユーザIDと、当該携帯端末所有者が加入しているアプリケーションプログラムと、前記携帯端末から取得される位置情報と、この位置情報を前記アプリケーションプログラム毎に採用するか否かを示すフラグと、を関連付けたプラットフォームデータベースと、
前記端末装置からの要求にしたがって前記2以上のアプリケーションプログラムのダウンロードを許可するダウンロード手段とからなる管理サーバとからなり、
前記端末装置にダウンロードされたアプリケーションプログラムによって、位置情報が取得され、前記管理サーバのプラットフォームデータベースに位置情報が登録されたときに、前記管理サーバはフラグを参照して、当該フラグが設定されている全てのアプリケーションプログラムに当該位置情報の利用を許可するコミュニケーションシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−34337(P2012−34337A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−29936(P2011−29936)
【出願日】平成23年2月15日(2011.2.15)
【出願人】(509070463)株式会社コロプラ (8)
【Fターム(参考)】