説明

コンテンツ公開・課金システム

【課題】 コンテンツ作成者が、課金のためのソフトウェアウエアないしはロジックの構築を行わなくても、コンテンツの対価を容易に得ることができる手段を提供する。
【解決手段】 サーバーコンピュータ2は、インターネット1を介して、サプライヤコンピュータ3とユーザーコンピュータ4とに接続されている。サプライヤコンピュータ3は、オンラインでサーバーコンピュータ2から問題作成・編集アプリケーションをダウンロードする。ユーザーコンピュータ4は、オンラインでサーバーコンピュータ2から、上記問題に対して解答させるとともに該解答を評価ないし採点するためのアプリケーションをダウンロードする。ここで、サーバーCPU14は、サーバー業者がサプライヤに課金すべき金額をサプライヤコンピュータ3に送信する。また、サプライヤコンピュータ3は、サプライヤがユーザーに課金すべき金額をユーザーコンピュータ4に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークを介して互いに接続された、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者(サプライヤ)に係属し公開すべきコンテンツを送信するサプライヤコンピュータと、コンテンツ利用者(ユーザー)に係属しコンテンツを受信するユーザーコンピュータと、サーバー業者(システム構築者)に係属しコンテンツを送受信するサーバーコンピュータとを含むコンテンツ公開・課金システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及に伴い、インターネットに接続されたコンピュータを用いて、何らかのコンテンツを入手し又は自らコンテンツを作成した者(コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者)が、このコンテンツを、インターネットに接続されたコンピュータを有する特定又は不特定の多数の者(コンテンツ利用者)に公開するといった情報頒布活動が、種々の分野で頻繁に行われている。そして、かかる情報頒布活動をサポートするための、すなわちコンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者によるコンテンツの提供ないしは作成、及び、コンテンツ利用者によるコンテンツの利用を容易に行わせるための、サーバー業者(システム構築者)に属するサーバーシステムが種々提案されている。
【0003】
具体的には、例えば、コンテンツ作成者(出題者)がそのコンピュータ(サプライヤコンピュータ)を用いて学習用の問題や正解などを含むコンテンツを作成・公開する一方、多数のコンテンツ利用者(解答者)がそのコンピュータ(ユーザーコンピュータ)でもって該コンテンツを利用し、上記問題を解いて学習するといった教育システムをサポートするためのサーバーシステムなどが知られている。
【0004】
ところで、このようにコンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者が公開しているコンテンツを多数のコンテンツ利用者が利用することができるようになっている情報頒布システムにおいて、コンテンツの利用が有料とされる場合、すなわちコンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者が個々のコンテンツ利用者に対して、コンテンツの利用に課金する場合がある(例えば、特許文献1参照)。とくに、前記の教育システムのように、各コンテンツ利用者がコンテンツを利用して何らかの有益な作業を行うことができる情報頒布システムでは、コンテンツの利用は一般に有料である。また、ビデオ映像等の視聴用コンテンツの利用も一般に有料である。なお、サーバー業者は、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者のサーバーシステムの利用に対して課金する。
【特許文献1】特開2002−42234号公報(段落[0007]、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この種の情報頒布システムにおける従来の課金システムでは、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者が、個々のコンテンツ利用者のコンテンツの利用に課金するためのソフトウエア(ロジック)を構築しなければならないので、その構築ないしはメンテナンスが非常に煩雑であるといった問題がある。また、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者が入手又は作成したコンテンツは、ある期間経過すると陳腐化することが多い。この場合、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者は、該コンテンツの内容を変更したり、あるいはコンテンツを入れ換えたりすることになるが、従来の課金システムでは、その際に課金金額を変更しなければならないといった問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、サーバー業者と、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者と、コンテンツ利用者とを構成要素とする情報頒布システムにおいて、コンテンツ提供者ないしはコンテンツ作成者が、課金のためのソフトウェアウエアないしはロジックの構築を行わなくても、コンテンツの利用の対価を容易に得ることができる手段を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためになされた本発明に係るコンテンツ公開・課金システム(以下、略して「公開・課金システム」という。)は、いずれも、通信ネットワーク(例えば、インターネット、イーサネット、イントラネット等)を介して互いに接続された、コンテンツ提供者又はコンテンツ作成者(以下、これらを「サプライヤ」という。)に係属(ないしは所属)し公開すべきコンテンツを送信するサプライヤコンピュータと、コンテンツ利用者(以下「ユーザー」という。)に係属しコンテンツを受信するユーザーコンピュータと、サーバー業者(すなわちシステム構築者)に係属しコンテンツを送受信するサーバーコンピュータ(サーバーシステム)とを含んでいる。
【0008】
そして、本発明の第1の態様にかかる公開・課金システムでは、サーバーコンピュータは、(i)該サーバーコンピュータの記憶装置(以下「サーバーメモリ」という。)の一部をなし、サプライヤコンピュータから送信されたコンテンツを受信して格納するコンテンツ格納手段と、(ii)該サーバーコンピュータの中央処理装置(以下「サーバーCPU」という。)の一部をなし、コンテンツ格納手段に格納されているコンテンツをユーザーコンピュータに送信するコンテンツ送信手段と、(iii)サーバーCPUの一部をなし、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がサプライヤに対して課金すべき金額をサプライヤコンピュータに送信する課金金額送信手段とを備えている。また、サプライヤコンピュータは、該サプライヤコンピュータの中央処理装置の一部をなし、サプライヤがユーザーに対して課金すべき金額(例えば、一定の金額)をユーザーコンピュータに送信する課金金額送信手段を備えている。
【0009】
本発明の第1の態様にかかる公開・課金システムにおいて、サーバーコンピュータの課金金額送信手段は、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がサプライヤに対して課金すべき金額をサプライヤコンピュータに送信するとともに、サーバー業者がサプライヤに代行して、サプライヤがユーザーに対して課金すべき金額をユーザーコンピュータ及びサプライヤコンピュータに送信するようになっていてもよい。この場合、サプライヤコンピュータには、課金金額送信手段を設ける必要はない。
【0010】
本発明の第1の態様にかかる公開・課金システムにおいては、サプライヤ又はサーバー業者によるユーザーに対する課金(例えば、一定金額)が、サーバー業者によってサプライヤに割り当てられたサーバーメモリ内の記憶領域又はデータベースの利用権を対象として行われるのが好ましい。
【0011】
本発明の第1の態様にかかる公開・課金システムにおいて、コンテンツがサプライヤによって作成される場合は、サーバーコンピュータは、サーバーCPUの一部をなし、サプライヤのコンテンツ作成を支援するためのアプリケーションをサプライヤコンピュータに送信するコンテンツ作成支援手段を備えているのが好ましい。
【0012】
本発明の第1の態様にかかる公開・課金システムは、例えば通信ネットワークを利用した、画像(映像を含む)及び/又は音声(音楽を含む)を含む視聴用コンテンツの販売システムに用いることができ、この場合、サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータは、それぞれ、販売者側コンピュータ及び購入者側コンピュータとして機能する。この公開・課金システムでは、コンテンツ格納手段は、販売者側コンピュータから送信された視聴用コンテンツ(通常、サプライヤは自ら作成せず、ほかから入手する)を格納する。また、コンテンツ送信手段は、コンテンツ格納手段に格納されている視聴用コンテンツを購入者側コンピュータに送信する。
【0013】
また、本発明の第2の態様にかかる公開・課金システムでは、サーバーコンピュータは、(i)サーバーCPUの一部をなし、申込又は質問に対する回答を要求する内容のコンテンツを作成・編集するためのアプリケーションをサプライヤコンピュータに送信するコンテンツ作成・編集アプリケーション送信手段と、(ii)サーバーメモリの一部をなし、サプライヤコンピュータで作成・編集されたコンテンツを受信して格納するコンテンツ格納手段と、(iii)サーバーCPUの一部をなし、コンテンツ格納手段に格納されているコンテンツをユーザーコンピュータに送信するコンテンツ送信手段と、(iv)サーバーCPUの一部をなし、コンテンツに対してコンテンツ取得操作、閲覧操作又は回答操作を実行させるためのアプリケーションをユーザーコンピュータに送信する回答操作実行アプリケーション送信手段と、(v)サーバーCPUの一部をなし、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がサプライヤに対して課金すべき金額をサプライヤコンピュータに送信する課金金額送信手段とを備えている。また、サプライヤコンピュータは、該サプライヤコンピュータの中央処理装置の一部をなし、サプライヤがユーザーに対して課金すべき金額をユーザーコンピュータに送信する課金金額送信手段を備えている。
【0014】
本発明の第2の態様にかかる公開・課金システムにおいて、サーバーコンピュータの課金金額送信手段は、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がサプライヤに対して課金すべき金額をサプライヤコンピュータに送信するとともに、サーバー業者がサプライヤに代行して、サプライヤがユーザーに対して課金すべき金額をユーザーコンピュータ及びサプライヤコンピュータに送信するようになっていてもよい。この場合、サプライヤコンピュータには、課金金額送信手段を設ける必要はない。
【0015】
本発明の第2の態様にかかる公開・課金システムにおいては、サプライヤ又はサーバー業者によるユーザーに対する課金が、サーバー業者によってサプライヤに割り当てられたサーバーメモリ内の記憶領域又はデータベースの利用権を対象として行われるのが好ましい。
【0016】
本発明の第2の態様に係る公開・課金システムにおいては、サーバーコンピュータは、サーバーCPUの一部をなし、上記回答操作の実行結果を評価するためのアプリケーションをユーザーコンピュータに送信する回答結果評価アプリケーション送信手段を備えているのが好ましい。
【0017】
本発明の第2の態様に係る公開・課金システムにおいては、サーバーコンピュータは、サーバーCPUの一部をなしサーバーコンピュータ側で回答操作の実行結果を評価する評価実行手段と、サーバーメモリの一部をなし評価の結果を格納する評価結果格納手段とを備えているのがより好ましい。この場合、サーバーCPUの一部をなし、サプライヤコンピュータで作成・編集されたコンテンツを用いて課題、正解、評価基準等を作成させるアプリケーションをユーザーコンピュータに送信する課題・評価基準作成アプリケーション送信手段を備えているのが一層好ましい。なお、サーバーコンピュータは、それ自体でコンテンツを作成し、通信ネットワークを介して公開し、ユーザーコンピュータでコンテンツを受信するようになっていてもよい。
【0018】
本発明の第2の態様に係る公開・課金システムは、例えば通信ネットワークを利用した問題出題・解答システムに用いることができ、この場合、サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータは、それぞれ、出題者側コンピュータ及び解答者側コンピュータとして機能する。この公開・課金システムでは、コンテンツ作成・編集用アプリケーション送信手段は、問題を作成・編集するための問題作成・編集アプリケーションを出題者側コンピュータに送信する。コンテンツ格納手段は、出題者側コンピュータで作成された問題を格納する。コンテンツ送信手段は、コンテンツ格納手段に格納されている問題を解答者側コンピュータに送信する。回答操作実行アプリケーション送信手段は、問題に対して解答操作を実行させるための解答操作実行アプリケーションを解答者側コンピュータに送信する。
【0019】
また、本発明の第2の態様に係る公開・課金システムは、例えば通信ネットワークを利用した各種サービス提供の予約受付システム(例えば商品販売システム、チケット販売システム、アンケート実施システム等)にも用いることができ、この場合、サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータは、それぞれ、サービス提供者側コンピュータ及びサービス受領者側コンピュータとして機能する。この公開・課金システムでは、コンテンツ作成・編集用アプリケーション送信手段は、サービス提供の申込書を作成・編集するための申込書作成・編集アプリケーションをサービス提供者側コンピュータに送信する。コンテンツ格納手段は、サービス提供者側コンピュータで作成された申込書を格納する。コンテンツ送信手段は、コンテンツ格納手段に格納されている申込書をサービス受領者側コンピュータに送信する。回答操作実行アプリケーション送信手段は、申込書に対して申込操作を実行させるための申込操作実行アプリケーションをサービス受領者側コンピュータに送信する。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る公開・課金システムによれば、サーバー業者とサプライヤとユーザーとを構成要素とする情報頒布システムにおいて、サプライヤは、例えばサーバー業者によってサプライヤに割り当てられたサーバーメモリ内の記憶領域又はデータベースの利用権を対象として設定される一定の金額をユーザーに課金するだけであるので、課金のためのソフトウェアウエアないしはロジックの構築を行わなくても、ユーザーからコンテンツ利用の対価を容易に得ることができる。なお、サーバー業者がサプライヤに代行してユーザーに課金する場合(サーバー業者はユーザーから得た金員をサプライヤに引き渡す)は、サーバー業者とサプライヤとユーザーとの間での全体としての課金システムないしは決済システムを簡素化することができる。また、本発明の第2の態様に係る公開・課金システムによれば、さらに、特別なコンテンツ作成技術やプログラミングに関する知識を有しない一般人が、サプライヤとして、容易にコンテンツを作成・編集して公開することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の実施形態を具体的に説明する。なお、ここでは、本発明に係る公開・課金システム(コンテンツ公開・課金システム)を問題出題・解答システムに応用した場合を例にとって実施形態を説明する。しかしながら、本発明に係る公開・課金システムは、このような問題出題・解答システムのほか、サーバー業者とサプライヤとユーザーとを構成要素とする種々の情報頒布システム、例えば視聴用コンテンツの販売システム、各種サービス提供の予約システム、アンケート調査実施システムなどにも幅広く応用できることはいうまでもない。
【0022】
まず、本発明に係る公開・課金システム(サーバーシステム)を応用した問題出題・解答システムの概要を説明する。
図1に示すように、代表的な通信ネットワークであるインターネット1には、サーバー業者(システム構築者)に所属し本発明にかかる公開・課金システム(コンテンツ公開・課金システム)を構成する複数のサーバーコンピュータ2を備えたサーバーシステムSと、サプライヤ(コンテンツ作成者)が使用するサプライヤコンピュータ3と、多数のユーザー(コンテンツ利用者)が使用する多数のユーザーコンピュータ4(1つのみ図示)とが接続されている。この問題出題・解答システムでは、サプライヤコンピュータ3は出題者側コンピュータとして用いられ、ユーザーコンピュータ4は解答者側コンピュータとして用いられている。なお、通信ネットワークとして、イーサネット又はイントラネットを用いてもよい。また、それぞれサプライヤコンピュータ3を有する複数のサプライヤが存在してもよい。
【0023】
サプライヤコンピュータ3(出題者側コンピュータ)は、インターネット1を介してオンラインで、サーバーシステムS(サーバーコンピュータ2)から、問題を作成・編集するためのアプリケーション5(Windows アプリケーション)をダウンロードすることができるようになっている。他方、ユーザーコンピュータ4(解答者側コンピュータ)は、インターネット1を介してオンラインで、サーバーシステムS(サーバーコンピュータ2)から、上記問題に対して解答させるとともに該解答を評価ないし採点するための、解答操作実行アプリケーション及び評価アプリケーションを含むアプリケーション6(Windows アプリケーション)をダウンロードすることができるようになっている。ここで、アプリケーション6は、ユーザーコンピュータ4のディスプレイに表示された問題文中の文字又は図形を、個々にドラッグして解答欄に複写させて問題の解答を作成することができるようになっている。また、解答選択肢を使って解答したり、空白の入力箇所をマウス又はキーボードで指定し、キーボードで解答を入力したりしてもよい。
【0024】
つまり、サーバーシステムSは、サプライヤコンピュータ3で作成された問題をユーザーコンピュータ4に送信することができる。このサーバーシステムSは、複数のサーバーコンピュータ2のほか、データベース7と、システムロジック層8と、ウェブ(WEB)サービス部9と、ウェブ(WEB)アプリケーション10とを有している。
なお、図2にも示すように、サーバーシステムSには、問題・正解データベースを作成するサーバー2aと、採点結果を集計・管理するウェブサーバー2bとが含まれている。
【0025】
サーバーシステムS(サーバーコンピュータ2)とサプライヤコンピュータ3とユーザーコンピュータ4とを含むこの問題出題・解答システムでは、サーバーシステムSを構成するサーバー2aは、問題・正解データベースを作成するとともに、正解チェック(結果登録)を行う。なお、サーバー2aと、サプライヤコンピュータ3及びユーザーコンピュータ4との間のデータのやり取りは、XML ウェブサービスにより行う。また、ウェブサーバー2bは、サーバー2aと連携して、採点結果を集計し管理する。ここで、サプライヤコンピュータ3では、編集者が、問題(正解を含む)及び採点ロジックを作成する。ユーザーコンピュータ4では、解答者が、問題を取得(正解データベースを取得)し、解答を作成(正解チェック)する。
【0026】
この問題出題・解答システムでは、ネットサイト上でサービス配信(出題・解答)され、出題者が虫食い問題を出題し、これに対し解答者が解答を行い、解答者はその場で正誤を判断することができる。この問題出題・解答システムの利用手順は、およそ次のとおりである。
(1) 図3に示すように、出題者は、スキャナ及びコンバータを用い、あるいはワードプロセッサを用いて、デジタルテキストデータを作成する。
(2) 図4に示すように、出題者は、スキャナ及び図形編集ツールを用いて、図形データを作成する。
(3) セキュリティで確保された出題者専用サイトに、出題者はデジタルテキストや図形データをアップロードする。
かくして、出題者専用サイトは、データのデレクトリ管理をすることができる。
【0027】
(4) 出題者は、アップロードしたデータを利用して編集を行う。編集ツールは、端末側にダウンロードしたWindowsアプリケーションを利用する(文字編集レイアウト、画像レイアウト等)
【0028】
(5) 解答者は、インターネット上(ブラウザを使ったウェブアプリケーションの実行)、又は、端末側にダウンロードしたWindowsアプリケーションを利用して解答操作を行う。解答者は、その場で正誤結果が得られる(赤字:誤、青字:正)。正誤判定は、サブメニュー形式で行う。解答開始から時間をカウントし、全て正解を得るまでタイムカウントを表示するようにしてもよい。ユーザー登録及びランキング登録機能を備えていてもよい。
【0029】
以下、それぞれインターネット1に接続されたサーバーコンピュータ2、サプライヤコンピュータ3及びユーザーコンピュータ4のハードウエア構成及びこれらの機能を説明する。
図5に示すように、サーバーシステムSを構成するサーバーコンピュータ2(1つのみ図示)は、入力装置11と、出力装置12と、サーバーメモリ13(記憶装置)と、サーバーCPU14(中央処理装置)と、通信装置15(モデム等)とを有している。ここで、入力装置11は、サーバー業者のオペレータがサーバーコンピュータ2に各種情報を入力するための手段であって、図示していないが、キーボード、マウス、スキャナ、OCR等で構成されている。出力装置12は、図示していないが、ディスプレイ、プリンタ、プロッタ等で構成されている。
【0030】
サーバーメモリ13は、図示していないが、RAM及びROMを備えた主記憶装置と、補助記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、CD、DVD等)とで構成されている。サーバーCPU14は、演算装置及び制御装置(図示せず)を有し、種々の演算を行うとともに、サーバーコンピュータ2を構成する各部を制御するようになっている。通信装置15は、インターネット1を介して、サプライヤコンピュータ3及びユーザーコンピュータ4をはじめとする種々のコンピュータと情報をやりとりするための手段である。
【0031】
サプライヤコンピュータ3は、入力装置16と、出力装置17と、記憶装置18と、CPU19と、通信装置20とを有している。サプライヤコンピュータ3を構成するこれらの各装置16〜20は、それぞれ、容量及び処理速度は異なる(小さい)ものの、基本的には、サーバーコンピュータ2を構成する各装置11〜15と同様の機能を有している。また、ユーザーコンピュータ4は、入力装置21と、出力装置22と、記憶装置23と、CPU24と、通信装置25とを有している。ユーザーコンピュータ4を構成するこれらの各装置21〜25は、それぞれ、基本的には、サプライヤコンピュータ3を構成する各装置16〜20と同様の機能を有している。
【0032】
サーバーコンピュータ2を構成するサーバーメモリ13の記憶領域の一部は、サプライヤないしはサプライヤコンピュータ3に対して、公開すべきコンテンツを格納するための記憶領域ないしはデータベースとして有料で提供されている(割り当てられている)。換言すれば、サプライヤは、公開すべきコンテンツの格納場所として割り当てられた記憶領域ないしはデータベースの利用権を有している。つまり、サーバーメモリ13は、普通のコンピュータにおける一般的な記憶装置として機能するほか、サプライヤコンピュータ3で作成・編集されたコンテンツを受信して格納する、前記の「コンテンツ格納手段」として機能する。
【0033】
サーバーコンピュータ2を構成するサーバーCPU14は、普通のコンピュータのCPUと同様の一般的な演算及び制御を行うほか、とくに以下の情報処理を行う。
第1に、サーバーCPU14は、申込又は質問に対する回答を要求する内容のコンテンツを作成・編集するためのアプリケーションを、通信装置15を介して、サプライヤコンピュータ3に送信する。つまり、サーバーCPU14は、前記の「コンテンツ作成・編集アプリケーション送信手段」として機能する。サプライヤは、このアプリケーションを利用することにより、所望のコンテンツを、容易にかつ迅速に作成することができる。
【0034】
第2に、サーバーCPU14は、サーバーメモリ13内に割り当てられた記憶領域ないしはデータベースに格納されているコンテンツを、通信装置15を介して、ユーザーコンピュータ4に送信する。つまり、サーバーCPU14は、前記の「コンテンツ送信手段」として機能する。
【0035】
第3に、サーバーCPU14は、コンテンツに対して閲覧操作又は回答操作を実行させるためのアプリケーションと、回答操作の実行結果を評価するためのアプリケーションとを、通信装置15を介して、ユーザーコンピュータ4に送信する。つまり、サーバーCPU14は、前記の「回答操作実行アプリケーション送信手段」及び「回答結果評価アプリケーション送信手段」として機能する。
【0036】
第4に、サーバーCPU14は、サーバーコンピュータ側で、上記回答操作の実行結果を評価することができる。つまり、サーバーCPU14は、前記の「評価実行手段」として機能する。なお、この評価の結果は、サーバーメモリ13に格納される。つまり、サーバーメモリ13は、前記の「評価結果格納手段」として機能する。
【0037】
第5に、サーバーCPU14は、サプライヤコンピュータ3で作成・編集されたコンテンツを用いて課題、正解、評価基準等を作成させるアプリケーションをユーザーコンピュータ4に送信する。つまり、サーバーCPU14は、前記の「課題・評価基準作成アプリケーション送信手段」として機能する。
【0038】
第6に、サーバーCPU14は、サーバーシステムSないしはサーバーコンピュータ2の利用に対してサーバー業者がサプライヤに課金すべき金額をサプライヤコンピュータ3に送信する。つまり、サーバーCPU14は、前記の「(対サプライヤ)課金金額送信手段」として機能する。
【0039】
また、サプライヤコンピュータ3のCPU19は、普通のコンピュータのCPUと同様の一般的な演算及び制御を行うほか、サプライヤがユーザーに対して課金すべき金額をユーザーコンピュータ4に送信する。つまり、サーバーCPU14は、前記の「(対ユーザー)課金金額送信手段」として機能する。ここで、サプライヤは、ユーザーに対して、サーバー業者によってサプライヤに割り当てられた、サーバーコンピュータ2のサーバーメモリ13内の記憶領域又はデータベースの利用権を対象として課金し、その課金金額は、サプライヤが任意に一定の値に設定する。なお、この課金金額を、記憶領域ないしはデータベースの利用権に基づいて、その割り当て量等に応じて設定してもよい。
【0040】
このように、サプライヤは、ユーザー対して、記憶領域又はデータベースの利用権を対象として一定金額を課金するだけであるので、課金のためのソフトウェアウエアないしはロジックの構築を行わなくても、ユーザーからコンテンツの利用の対価(ただし、課金の対象はコンテンツではない)を容易に得ることができる。また、課金の対象がコンテンツそのものでなく、記憶領域又はデータベースの利用権であるので、コンテンツの内容が変更されたり、又はコンテンツが入れ換えられたりした場合でも、課金金額を変更する必要はない。したがって、課金システムのメンテナンスが非常に容易である。
【0041】
なお、サーバーCPU14は、サーバー業者がサプライヤに代行して、サプライヤがユーザーに対して課金すべき金額をユーザーコンピュータ4及びサプライヤコンピュータ3に送信するようになっていてもよい。この場合、サーバー業者は、本来はサプライヤがユーザーに対して課金すべきところを、サプライヤに代わってユーザーに課金するとともに、この課金金額をサプライヤに通知することになる。この課金システムで、ユーザーからサーバー業者に課金に対応する金員が支払われた場合、この金員は、所定の手数料を差し引いて、あるいは手数料を差し引かずにそのまま、例えば電子決済により、サーバー業者からサプライヤに引き渡される。したがって、サプライヤは、何ら課金に係る処理を行うことなく、ユーザーのコンテンツの利用に見合った金員を得ることができる。このようにすれば、本来はサーバー業者とサプライヤとユーザーとが代金の支払いについて三面的に関連する組織体において、この公開・課金システムを用いる場合は、課金を行うのはサーバー業者だけであるので、サーバー業者とサプライヤとユーザーとの間での全体としての課金システムないしは決済システムを簡素化することができる。
【0042】
つまり、本発明に係る公開・課金システム(サーバーシステムS)は、サーバー業者(システム構築者)が、コンテンツを作成したサプライヤ及びコンテンツを受け取るユーザーに対して、個別にかつ容易に課金することを可能にした新規で有用なシステムである。また、単数又は複数のサプライヤがコンテンツを作成し、不特定多数のユーザーにインターネット1を通じて公開する場合において、サプライヤが、公開した個別のコンテンツを受け取るユーザーから個別に容易にコンテンツの対価を受け取ることを可能としたシステム、すなわちサプライヤが、課金のためのソフトウエアないしはロジックを構築する必要がないようにしたシステムである。
【0043】
この公開・課金システム(サーバーシステムS)を用いた、問題出題・解答システム等の情報頒布システムにおいて、サーバーメモリ13内のデータベースないしはコンテンツにアクセス可能なユーザーコンピュータ4のアプリケーションは、インターネットブラウザであっても、あるいは専用に構築されたアプリケーションであってもよいが、コンテンツへのアクセス時に、対象とするデータベースないしはコンテンツを切り替えることができるようにしてあることが必要である。また、このアプリケーションは、データベースにアクセスしようとしている者が、コンテンツを受け取ることを許可されているユーザーであるか、又はサプライヤであるかを判断することができるようになっている。なお、このアプリケーションは、コンテンツ作成機能とコンテンツ受け取り機能とを兼ね備えたアプリケーションであってもよい。
【0044】
この公開・課金システムにおける課金形態は、従来の課金システムにおける課金形態とは、以下の点で相違する。すなわち、個々のコンテンツ(商品)に課金することができる従来の課金システムとしては、インターネットショップやオークションシステム等があげられるが、これらの従来の課金システムでは、課金対象が契約時点でのコンテンツ(商品)に限定されてしまうのが一般的である。
【0045】
これに対して、本発明にかかる公開・課金システムでは、課金対象はコンテンツそのものではなく、コンテンツの入れ物に相当する、各サプライヤに割り当てられた記憶領域ないしはデータベースの利用権である。前記のとおり、コンテンツは契約後もサプライヤによって変更され、あるいは入れ換えられてゆくものであるので、単純に商品として捕らえるのは難しく、従来の課金システムでは、このようなコンテンツに合理的に課金することは困難である。これに対して、本発明に係る公開・課金システムでは、このような不具合は起こらず、サプライヤないしはユーザーに合理的に課金することができる。
【0046】
なお、従来の課金システムとしては、ホームページ等のコンテンツを掲載するためのレンタルサーバー等のサイト契約などもあげられるが、サイト契約は、コンテンツを受け取るユーザーに課金するシステムではないので、サプライヤ又はサーバー業者がユーザーに課金する本発明に係る公開・課金システムとは全く異なるシステムである。
【0047】
この公開・課金システムを利用しようとする者(以下「システム利用者」という。)、すなわち、サプライヤ又はユーザーになろうとする者のシステム利用手順は、およそ次のとおりである。
【0048】
(1) システム利用者に対するユーザーID及びパスワードの発行
まず、サプライヤになろうとするシステム利用者(ユーザーになろうとするシステム利用者も同様)は、インターネット1に接続されたコンピュータ(サプライヤコンピュータ3)を用いてサーバーシステムSにアクセスし、ディスプレイに表示された会員登録画面の所定の記入欄に、氏名、住所(連絡先)、メールアドレス、利用目的、職業、年齢、性別等を記入し、会員情報(氏名、連絡先等)の登録を行い、このサーバーシステムSに係る組織の会員となる。これを受けて、サーバーシステムSは、このシステム利用者に対してユーザーID及びパスワードを発行し、システム利用者のコンピュータに送信する。
【0049】
(2) データベース(コンテンツの入れ物)の作成
会員となったシステム利用者(サプライヤ)は、発行されたユーザーIDに対応するデータベースを作成する。なお、このとき、サーバー業者(システム構築者)は、システム利用者に対して、会員としての課金を行うことも可能である。
【0050】
(3) コンテンツの作成
会員であるシステム利用者(サプライヤ)は、発行されたユーザーIDを用いて、インターネット1に接続されたサーバーシステムS内のユーザーIDに対応するデータベースとやりとりができるアプリケーションを利用してコンテンツを作成し、このコンテンツをデータベース内に保存する。
【0051】
(4) コンテンツの公開
会員であるシステム利用者(サプライヤ)は、アプリケーションを用いて、閲覧や操作ができるようにコンテンツを公開する。このとき、該システム利用者は、このコンテンツを、無料サイトと有料サイトに分けて公開してもよい。サイト一覧は、ジャンル別に分けて、どこにどのようなコンテンツがあるのかが判りやすいように表示するのが好ましい。なお、有料サイトに掲載されるコンテンツには、別途契約者以外はアクセスできなくなっている。ここで、有料サイトに掲載する場合は、サーバー業者(システム構築者)がシステム利用者(サプライヤ)に課金を行うことが可能である。
【0052】
(5) 有料サイトへのアクセス許可
ユーザーとして会員になったシステム利用者が、有料サイト一覧から希望するコンテンツ(データベース)を選択すると、該システム利用者(ユーザー)のユーザーIDと、コンテンツを作成したシステム利用者(サプライヤ)のユーザーIDと、ユーザーがコンテンツを利用するために必要な情報とが、サーバーシステムS(公開・課金システム)に登録される。これにより、ユーザーがサプライヤのコンテンツを利用することができるようになる。このとき、サプライヤ(システム利用者)は、コンテンツを利用する(受け取る)ユーザー(システム利用者)に課金することが可能である。なお、サーバー業者がサプライヤに代行して、ユーザーに課金するようにしてもよい。
【0053】
(6) 有料サイトへのアクセス
コンテンツを閲覧又は利用することができるアプリケーションを起動したときに、ユーザーID及びパスワードを入力することにより、サーバーシステムSは利用者確認を行い、各有料サイトへのアクセスが許可されているか否かを確認した上で、許可されていればコンテンツを表示して利用できる状態にする。
【0054】
以上、本発明に係る公開・課金システム(サーバーシステムS)によれば、サーバー業者とサプライヤとユーザーとを構成要素とする情報頒布システムにおいて、サプライヤは、課金のためのソフトウェアウエアないしはロジックの構築を行わなくても、ユーザーのコンテンツの利用の対価を容易に得ることができる。また、サーバー業者とサプライヤとユーザーとの間での全体としての課金システムないしは決済システムを簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】インターネットを介して、サプライヤコンピュータとユーザーコンピュータとに接続された、本発明にかかるコンテンツ公開・課金システムを構成するサーバーシステムのシステム構成を示す模式図である。
【図2】図1に示すサーバーシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】サプライヤコンピュータにおける、デジタルテキストデータの作成手順を示す図である。
【図4】サプライヤコンピュータにおける、図形データの作成手順を示す図である。
【図5】サーバーコンピュータ、サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータのハードウエア構成及びこれらの接続形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0056】
S サーバーシステム、1 インターネット、2 サーバーコンピュータ、2a サーバー、2b ウェブサーバー、3 サプライヤコンピュータ、4 ユーザーコンピュータ、5 問題作成・編集アプリケーション、6 問題解答・評価アプリケーション、7 データベース、8 システムロジック層、9 ウェブサービス部、10 ウェブアプリケーション、11 入力装置、12 出力装置、13 サーバーメモリ(記憶装置)、14 サーバーCPU、15 通信装置、16 入力装置、17 出力装置、18 記憶装置、19 CPU、20 通信装置、21 入力装置、22 出力装置、23 記憶装置、24 CPU、25 通信装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介して互いに接続された、コンテンツ提供者に係属し公開すべきコンテンツを送信するサプライヤコンピュータと、コンテンツ利用者に係属し上記コンテンツを受信するユーザーコンピュータと、サーバー業者に係属し上記コンテンツを送受信するサーバーコンピュータとを含むコンテンツ公開・課金システムであって、
上記サーバーコンピュータが、
該サーバーコンピュータの記憶装置の一部をなし、上記サプライヤコンピュータから送信されたコンテンツを受信して格納するコンテンツ格納手段と、
該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、上記コンテンツ格納手段に格納されているコンテンツを上記ユーザーコンピュータに送信するコンテンツ送信手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がコンテンツ提供者に対して課金すべき金額を上記サプライヤコンピュータに送信する課金金額送信手段とを備える一方、
上記サプライヤコンピュータが、
該サプライヤコンピュータの中央処理装置の一部をなし、コンテンツ提供者がコンテンツ利用者に対して課金すべき金額を上記ユーザーコンピュータに送信する課金金額送信手段を備えていることを特徴とするコンテンツ公開・課金システム。
【請求項2】
通信ネットワークを介して互いに接続された、コンテンツ提供者に係属し公開すべきコンテンツを送信するサプライヤコンピュータと、コンテンツ利用者に係属し上記コンテンツを受信するユーザーコンピュータと、サーバー業者に係属し上記コンテンツを送受信するサーバーコンピュータとを含むコンテンツ公開・課金システムであって、
上記サーバーコンピュータが、
該サーバーコンピュータの記憶装置の一部をなし、上記サプライヤコンピュータから送信されたコンテンツを受信して格納するコンテンツ格納手段と、
該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、上記コンテンツ格納手段に格納されているコンテンツを上記ユーザーコンピュータに送信するコンテンツ送信手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がコンテンツ提供者に対して課金すべき金額を上記サプライヤコンピュータに送信するとともに、サーバー業者がコンテンツ提供者に代行して、コンテンツ提供者がコンテンツ利用者に対して課金すべき金額を上記ユーザーコンピュータ及び上記サプライヤコンピュータに送信する課金金額送信手段とを備えていることを特徴とするコンテンツ公開・課金システム。
【請求項3】
コンテンツ提供者又はサーバー業者によるコンテンツ利用者に対する課金が、サーバー業者によってコンテンツ提供者に割り当てられた、上記サーバーコンピュータの記憶装置内の記憶領域又はデータベースの利用権を対象として行われることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項4】
上記コンテンツが、コンテンツ提供者によって作成されるものであって、
上記サーバーコンピュータが、その中央処理装置の一部をなし、コンテンツ提供者のコンテンツ作成を支援するためのアプリケーションを上記サプライヤコンピュータに送信するコンテンツ作成支援手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項5】
上記サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータが、それぞれ、通信ネットワークを利用した、画像及び/又は音声を含む視聴用コンテンツの販売システムにおける販売者側コンピュータ及び購入者側コンピュータであって、
上記コンテンツ格納手段が、上記販売者側コンピュータから送信された視聴用コンテンツを格納し、
上記コンテンツ送信手段が、上記コンテンツ格納手段に格納されている視聴用コンテンツを購入者側コンピュータに送信することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項6】
通信ネットワークを介して互いに接続された、コンテンツ作成者に係属し公開すべきコンテンツを送信するサプライヤコンピュータと、コンテンツ利用者に係属し上記コンテンツを受信するユーザーコンピュータと、サーバー業者に係属し上記コンテンツを送受信するサーバーコンピュータとを含むコンテンツ公開・課金システムであって、
上記サーバーコンピュータが、
該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、申込又は質問に対する回答を要求する内容のコンテンツを作成・編集するためのアプリケーションを上記サプライヤコンピュータに送信するコンテンツ作成・編集アプリケーション送信手段と、
該サーバーコンピュータの記憶装置の一部をなし、上記サプライヤコンピュータで作成・編集されたコンテンツを受信して格納するコンテンツ格納手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、上記コンテンツ格納手段に格納されているコンテンツを上記ユーザーコンピュータに送信するコンテンツ送信手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、上記コンテンツに対してコンテンツ取得操作、閲覧操作又は回答操作を実行させるためのアプリケーションを上記ユーザーコンピュータに送信する回答操作実行アプリケーション送信手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がコンテンツ作成者に対して課金すべき金額を上記サプライヤコンピュータに送信する課金金額送信手段とを備える一方、
上記サプライヤコンピュータが、
該サプライヤコンピュータの中央処理装置の一部をなし、コンテンツ作成者がコンテンツ利用者に対して課金すべき金額を上記ユーザーコンピュータに送信する課金金額送信手段を備えていることを特徴とするコンテンツ公開・課金システム。
【請求項7】
通信ネットワークを介して互いに接続された、コンテンツ作成者に係属し公開すべきコンテンツを送信するサプライヤコンピュータと、コンテンツ利用者に係属し上記コンテンツを受信するユーザーコンピュータと、サーバー業者に係属し上記コンテンツを送受信するサーバーコンピュータとを含むコンテンツ公開・課金システムであって、
上記サーバーコンピュータが、
該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、申込又は質問に対する回答を要求する内容のコンテンツを作成・編集するためのアプリケーションを上記サプライヤコンピュータに送信するコンテンツ作成・編集アプリケーション送信手段と、
該サーバーコンピュータの記憶装置の一部をなし、上記サプライヤコンピュータで作成・編集されたコンテンツを受信して格納するコンテンツ格納手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、上記コンテンツ格納手段に格納されているコンテンツを上記ユーザーコンピュータに送信するコンテンツ送信手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、上記コンテンツに対してコンテンツ取得操作、閲覧操作又は回答操作を実行させるためのアプリケーションを上記ユーザーコンピュータに送信する回答操作実行アプリケーション送信手段と、
上記中央処理装置の一部をなし、該サーバーコンピュータの利用に関してサーバー業者がコンテンツ作成者に対して課金すべき金額を上記サプライヤコンピュータに送信するとともに、サーバー業者がコンテンツ作成者に代行して、コンテンツ作成者がコンテンツ利用者に対して課金すべき金額を上記ユーザーコンピュータ及び上記サプライヤコンピュータに送信する課金金額送信手段とを備えていることを特徴とするコンテンツ公開・課金システム。
【請求項8】
コンテンツ作成者又はサーバー業者によるコンテンツ利用者に対する課金が、サーバー業者によってコンテンツ作成者に割り当てられた、上記サーバーコンピュータの記憶装置内の記憶領域又はデータベースの利用権を対象として行われることを特徴とする、請求項6又は7に記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項9】
上記サーバーコンピュータが、該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、上記回答操作の実行結果を評価するためのアプリケーションを上記ユーザーコンピュータに送信する回答結果評価アプリケーション送信手段を備えていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1つに記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項10】
上記サーバーコンピュータが、
該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、サーバーコンピュータ側で上記回答操作の実行結果を評価する評価実行手段と、
該サーバーコンピュータの記憶装置の一部をなし、上記評価の結果を格納する評価結果格納手段とを備えていることを特徴とする、請求項6〜9のいずれか1つに記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項11】
上記サーバーコンピュータが、該サーバーコンピュータの中央処理装置の一部をなし、上記サプライヤコンピュータで作成・編集されたコンテンツを用いて課題、正解、評価基準等を作成させるアプリケーションをユーザーコンピュータに送信する課題・評価基準作成アプリケーション送信手段を備えていることを特徴とする、請求項10に記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項12】
上記サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータが、それぞれ、通信ネットワークを利用した問題出題・解答システムにおける出題者側コンピュータ及び解答者側コンピュータであって、
上記コンテンツ作成・編集用アプリケーション送信手段が、問題を作成・編集するための問題作成・編集アプリケーションを上記出題者側コンピュータに送信し、
上記コンテンツ格納手段が、上記出題者側コンピュータで作成された問題を格納し、
上記コンテンツ送信手段が、上記コンテンツ格納手段に格納されている問題を解答者側コンピュータに送信し、
上記回答操作実行アプリケーション送信手段が、上記問題に対して解答操作を実行させるための解答操作実行アプリケーションを上記解答者側コンピュータに送信することを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1つに記載のコンテンツ公開・課金システム。
【請求項13】
上記サプライヤコンピュータ及びユーザーコンピュータが、それぞれ、通信ネットワークを利用したサービス提供の予約受付システムにおけるサービス提供者側コンピュータ及びサービス受領者側コンピュータであって、
上記コンテンツ作成・編集用アプリケーション送信手段が、サービス提供の申込書を作成・編集するための申込書作成・編集アプリケーションを上記サービス提供者側コンピュータに送信し、
上記コンテンツ格納手段が、上記サービス提供者側コンピュータで作成された申込書を格納し、
上記コンテンツ送信手段が、上記コンテンツ格納手段に格納されている申込書をサービス受領者側コンピュータに送信し、
上記回答操作実行アプリケーション送信手段が、上記申込書に対して申込操作を実行させるための申込操作実行アプリケーションを上記サービス受領者側コンピュータに送信することを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1つに記載のコンテンツ公開・課金システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2006−127403(P2006−127403A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−318181(P2004−318181)
【出願日】平成16年11月1日(2004.11.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.WINDOWS
3.フロッピー
【出願人】(503364788)
【Fターム(参考)】