説明

コンテンツ制御装置、コンテンツ制御方法、プログラムおよび集積回路

【課題】動作機器のステータスに対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を動作機器に提供する。
【解決手段】処理部103は、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する。そして、検索部106は、前記処理部103により決定された種別のコンテンツの検索を行う。通信部108は、前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークに繋がった家庭用電気機器において、コンテンツの制御を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ビデオ、DVDレコーダーといった家庭用電気機器(以下、動作機器と称す)は、動作機器に対応したコンテンツをユーザに提示することが可能である。例えば、テレビのようなディスプレイを保持する動作機器は、動画に関するコンテンツをユーザに提示できる。当該動画は、受信した放送波に基づく動画、DVDレコーダーで録画したテレビ番組、DVDに保存された映画等である。
【0003】
現在、動作機器が、ネットワークに繋がるようになり、複数の動作機器間で、該動作機器が保持するコンテンツを共有することが可能となっている。ただし、処理対象のコンテンツが動作機器に対応していなければ、当該動作機器はネットワークに繋がっていても当該コンテンツをユーザに提示することができない。
【0004】
このような問題を解決するための従来の技術としては、例えば特許文献1に記載された技術(以下、従来技術Aという)が知られている。特許文献1では、機能を提供する機器が、ネットワークに接続された、機能を提供される機器側に合わせたUI(User Interface)を作成する。当該機器は、当該UIの作成のために、UI部品を生成し、生成したUI部品に機能を付与する。そして、その機能を提供される機器側で利用することを可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−174027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術Aでは、通信相手となる動作機器のステータス(状態)を考慮した処理が行われない。そのため、動作機器のステータスに対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、動作機器に提供できないという問題がある。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、動作機器のステータスに対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を動作機器に提供することができるコンテンツ制御装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るコンテンツ制御装置は、コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信する。前記コンテンツ制御装置は、コンテンツを表示する表示部と、前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付部と、前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定部と、前記処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する処理部と、前記処理部により決定された種別のコンテンツの検索を行う検索部と、前記検索部が行う前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する通信部とを備える。
【0009】
すなわち、処理部は、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する。そして、検索部は、前記処理部により決定された種別のコンテンツの検索を行う。通信部は、前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する。なお、検索部により検索されるコンテンツは、処理対象動作機器のステータスに基づいたものである。
【0010】
したがって、動作機器のステータスに対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を動作機器に提供することができる。
【0011】
また、好ましくは、前記処理部は、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別であって、かつ、取得した前記処理対象動作機器のステータスに対応するコンテンツの種別を、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別として決定する。
【0012】
また、好ましくは、前記処理部は、さらに、前記処理対象動作機器とは異なる通信可能な他の動作機器が存在するか否かを判定し、前記処理部は、さらに、前記他の動作機器が存在する場合、前記処理対象動作機器が処理しているコンテンツの種別と異なる種別のコンテンツである異種別コンテンツを前記他の動作機器が処理可能であるか否かを判定し、前記異種別コンテンツを前記他の動作機器が処理可能であると判定された場合、前記通信部は、前記異種別コンテンツ、または、該異種別コンテンツに関するコンテンツを、前記他の動作機器へ送信する。
【0013】
これにより、処理対象動作機器および他の動作機器にコンテンツを処理させることが可能となる。すなわち、複数の動作機器を用いて、複数種類のコンテンツを処理することができる。
【0014】
また、好ましくは、前記表示されたコンテンツに対する操作は、前記表示部に表示された前記コンテンツまたは該コンテンツに関するコンテンツを、前記処理対象動作機器に処理させるための操作である。
【0015】
また、好ましくは、前記検索部は、ネットワークを利用して、コンテンツを検索する。
【0016】
また、好ましくは、前記コンテンツに関する情報は、該コンテンツの存在する場所を示す情報である。
【0017】
本発明の一態様に係るコンテンツ制御方法は、コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信するコンテンツ制御装置が行う。前記コンテンツ制御方法は、コンテンツを表示する表示ステップと、前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付ステップと、前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定ステップと、前記処理対象動作機器のステータスを取得する取得ステップと、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する決定ステップと、前記決定ステップにより決定された種別のコンテンツの検索を行う検索ステップと、前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する送信ステップとを含む。
【0018】
本発明の一態様に係るプログラムは、コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信するコンピュータが実行する。前記プログラムは、コンテンツを表示する表示ステップと、前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付ステップと、前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定ステップと、前記処理対象動作機器のステータスを取得する取得ステップと、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する決定ステップと、前記決定ステップにより決定された種別のコンテンツの検索を行う検索ステップと、前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する送信ステップとをコンピュータに実行させる。
【0019】
本発明の一態様に係る集積回路は、コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信し、かつ、コンテンツを表示する表示部と連携して動作する。前記集積回路は、前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付部と、前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定部と、前記処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する処理部と、前記処理部により決定された種別のコンテンツの検索を行う検索部と、前記検索部が行う前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する通信部とを備える。
【発明の効果】
【0020】
本発明により、動作機器のステータスに対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を動作機器に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコンテンツ処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るコンテンツ制御装置および動作機器の構成を示すブロック図である。
【図3】コンテンツ制御処理のフローチャートである。
【図4】一例としてのコンテンツ一覧画像を示す図である。
【図5】一例としての機能リストを示す図である。
【図6】一例としてのメタデータリストを示す図である。
【図7】一例としてのメタデータを示す図である。
【図8】一例としてのコンテンツ種別決定表を示す図である。
【図9】一例としての確認画像を示す図である。
【図10】コンテンツ制御処理Aのフローチャートである。
【図11】一例としての機能リストを示す図である。
【図12A】本発明の実施の形態2に係る記録媒体の物理フォーマットの例を示す図である。
【図12B】本発明の実施の形態2に係る記録媒体の構成を示す図である。
【図12C】本発明の実施の形態2に係るコンピュータの構成を示す図である。
【図13】コンテンツ制御装置の特徴的な機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲だけによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
【0023】
また、以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
【0024】
(実施の形態1)
(1−1.概要)
次に、本発明の実施の形態に係るコンテンツ制御装置の概要について説明する。
【0025】
本発明は、ネットワークに繋がった機器同士で、コンテンツの制御を行うものであり、特に、家庭用電気機器でコンテンツを処理可能であるか否か、動作機器のステータス等に基づいて、コンテンツ制御を行うことを実現する。以上がコンテンツ制御装置の概要についての説明である。なお、本明細書において、ステータスは、状態と同義であるとする。
【0026】
(1−2.構成)
次に、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ処理システム1000について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ処理システム1000の構成の一例を示すブロック図である。
【0027】
図1に示すように、コンテンツ処理システム1000は、コンテンツ制御装置100と、動作機器200a,200bとを含む。動作機器200aは、例えば、テレビジョン受像機である。動作機器200aは、画像を表示するための表示パネルを有する。動作機器200bは、例えば、コンポ(音楽再生システム)である。動作機器200bは、テキスト等を表示するためのディスプレイと、音声を出力するためのスピーカとを有する。
【0028】
以下においては、動作機器200a,200bの各々を、単に、動作機器200ともいう。
【0029】
なお、コンテンツ処理システム1000に含まれる動作機器200は、テレビジョン受像機、音楽再生システムに限定されない。動作機器200は、例えば、ブルーレイ(blu-ray(登録商標))レコーダー、PC(Personal Computer)、空調機、調理家電等であってもよい。
【0030】
コンテンツ制御装置100は、携帯可能な端末である。コンテンツ制御装置100は、例えば、タブレット端末である。
【0031】
コンテンツ制御装置100は、無線通信により、動作機器200と通信可能である。コンテンツ制御装置100は、動作機器200を操作するための操作機器である。
【0032】
なお、コンテンツ処理システム1000は、2台の動作機器に限定されず、1台または3台以上の動作機器を含んでもよい。
【0033】
次に、コンテンツ制御装置100および動作機器200の構成について説明する。
【0034】
図2は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ制御装置100および動作機器200の構成を示すブロック図である。
【0035】
図2に示すように、コンテンツ制御装置100は、操作受付部101と、操作判定部102と、処理部103と、機器情報管理部104と、検索部106と、記憶部107と、通信部108と、表示部110とを含む。
【0036】
表示部110は、文字や画像等のコンテンツを表示する機能を有する。図1において、表示部110は、例えば、写真画像としての複数のコンテンツ311を表示している。
【0037】
表示部110には、コンテンツを表示する表示面が設けられる。表示部110は、例えば、当該コンテンツに対するユーザ10の操作を受付けるためのUIを表示する。以下においては、ユーザ10を、単に、ユーザともいう。
【0038】
操作受付部101は、ユーザの指等が、表示部110の表示面に触れたことを検知することにより、ユーザの操作を受付ける。
【0039】
以下においては、ユーザによる、表示部110の表示面に対するタッチ操作を、ユーザ操作Mともいう。
【0040】
なお、操作受付部101は、図示しない複数のボタン等から構成されてもよい。この場合、操作受付部101は、ユーザによるボタンの押下を検知することにより、ユーザの操作を受付ける。
【0041】
操作判定部102は、詳細は後述するが、操作受付部101が受付けたユーザの操作に基づいて、動作機器およびコンテンツを判定する。
【0042】
処理部103は、詳細は後述するが、動作機器に処理させるコンテンツを決定するための各種処理を行う。
【0043】
通信部108は、無線通信を行う機能を有する。当該無線通信は、例えば、IEEE802.11に基づく通信である。
【0044】
機器情報管理部104は、通信部108を利用して、動作機器200と通信し、動作機器200のステータス(状態)を管理する。また、機器情報管理部104は、コンテンツ処理システム1000に含まれる動作機器毎に、当該動作機器が処理可能なコンテンツの種別を示す機能リストを保持する。
【0045】
検索部106は、詳細は後述するが、コンテンツの検索を行う。
【0046】
記憶部107は、複数のコンテンツおよび後述のメタデータリストを記憶する。記憶部107に記憶される複数のコンテンツは、静止画、動画、音声、テキスト等の様々なコンテンツである。記憶部107に記憶されているコンテンツは、コンテンツ制御装置100が、通信等により取得したコンテンツまたは予め記憶されているコンテンツ等である。
【0047】
次に、動作機器200の構成について説明する。
【0048】
動作機器200は、通信部208と、ステータス管理部209と、コンテンツ処理部210とを含む。
【0049】
通信部208は、無線通信を行う機能を有する。当該無線通信は、例えば、IEEE802.11に基づく通信である。
【0050】
ステータス管理部209は、動作機器200のステータスを常に把握している。すなわち、ステータス管理部209は、動作機器200のステータスを管理している。
【0051】
動作機器200が、動作機器200a(テレビジョン受像機)である場合、動作機器200aのステータスは、例えば、スタンバイ、テレビ番組(ニュース)表示中、テレビ番組(音楽番組)表示中、録画番組(ドラマ)表示中等である。当該スタンバイとは、動作機器200aの主電源がオンであり、かつ、動作機器200aが低電力で動作している状態である。
【0052】
動作機器200が、動作機器200b(音楽再生システム)である場合、動作機器200bのステータスは、例えば、スタンバイ、音楽再生中、ラジオ再生中等である。当該スタンバイとは、動作機器200bの主電源がオンであり、かつ、動作機器200bが低電力で動作している状態である。
【0053】
コンテンツ処理部210は、コンテンツを処理する機能を有する。
【0054】
ここで、動作機器200が音楽再生システムであり、処理対象のコンテンツが音楽データであるとする。この場合、コンテンツ処理部210は、音楽データを再生し、当該音楽データの音声をスピーカから出力する。
【0055】
また、ここで、動作機器200がテレビジョン受像機であり、処理対象のコンテンツが動画データであるとする。この場合、コンテンツ処理部210は、動画データを再生し、当該再生により得られた画像を、表示パネルに表示することにより、画像を出力する。
【0056】
(1−3.動作)
次に、図3を用いて、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ制御装置100が行う処理(以下、コンテンツ制御処理ともいう)について説明する。
【0057】
図3は、コンテンツ制御処理のフローチャートである。コンテンツ制御処理は、コンテンツ制御方法に相当する。
【0058】
ステップS310では、処理部103の制御に従って、表示部110が、コンテンツ一覧画像300を表示する。
【0059】
図4は、一例としてのコンテンツ一覧画像300を示す図である。コンテンツ一覧画像300には、複数のコンテンツが示される。当該複数のコンテンツの各々は、例えば、CD(Compact Disc)のジャケットの写真を示す画像であるとする。
【0060】
なお、コンテンツ一覧画像300には、1つのコンテンツのみが示されてもよい。すなわち、ステップS310では、表示部110が、1以上のコンテンツを表示する。
【0061】
また、コンテンツ一覧画像300に示される複数のコンテンツは、コンテンツ一覧画像300において、ユーザのドラッグ&ドロップ等の操作により、移動可能であるとする。
【0062】
コンテンツ一覧画像300には、送信先画像321,322が示される。送信先画像321は、コンテンツの送信先として、動作機器200aが対応づけられた画像である。動作機器200aは、前述したように、テレビジョン受像機である。送信先画像322は、コンテンツの送信先として、動作機器200bが対応づけられた画像である。動作機器200bは、前述したように、コンポ(音楽再生システム)である。
【0063】
再び、図3を参照して、ステップS311では、操作受付部101が、コンテンツを動作機器200に処理させるためのコンテンツ処理操作を受付けたか否かを判定する。コンテンツ処理操作は、例えば、図4に示される操作である。
【0064】
以下、コンテンツ処理操作の一例について、図4を用いて、具体的に説明する。
【0065】
以下においては、コンテンツ処理操作により、コンテンツを処理させる対象となる動作機器を、処理対象動作機器ともいう。コンテンツ処理操作は、例えば、コンテンツを、処理対象動作機器に処理させるためのユーザ操作Mである。以下においては、コンテンツ処理操作により選択されたコンテンツを選択コンテンツともいう。
【0066】
ここで、処理対象動作機器は、動作機器200bであるとする。また、コンテンツ処理操作により選択された選択コンテンツは、コンテンツ一覧画像300に示される複数のコンテンツに含まれるコンテンツ311aであるとする。コンテンツ311aは、例えば、CDのジャケット(写真)を示す画像である。コンテンツ311aの種別は、静止画である。
【0067】
この場合、コンテンツ処理操作は、例えば、コンテンツ311aを、送信先画像322の位置まで移動させるためのユーザ操作Mである。当該コンテンツ処理操作は、例えば、ドラッグ&ドロップ等による操作である。
【0068】
再び、図3を参照して、ステップS311において、YESならば、処理はステップS312に移行する。この場合、操作受付部101は、表示部110に表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける。ここで、表示部110に表示されたコンテンツに対する操作は、前記表示部110に表示された前記コンテンツまたは該コンテンツに関するコンテンツを、前記処理対象動作機器に処理させるための操作である。
【0069】
一方、ステップS311において、NOならば、再度、ステップS311の処理が行われる。
【0070】
ステップS312では、操作判定部102が、操作受付部101が受付けたコンテンツ処理操作に基づいて、処理対象動作機器及び選択コンテンツを判定する(特定する)。ここで、コンテンツ処理操作が、コンテンツ311aを送信先画像322の位置まで移動させるためのユーザ操作Mであるとする。この場合、操作判定部102は、処理対象動作機器は動作機器200bであり、選択コンテンツはコンテンツ311aであると判定する(特定する)。
【0071】
ステップS313では、処理部103は、処理対象動作機器に対応する機能リストに基づいて、処理対象動作機器が選択コンテンツを処理可能であるか否かを判定する。
【0072】
なお、処理部103は、予め、機器情報管理部104が保持している全ての機能リストを取得している。機器情報管理部104が保持している全ての機能リストには、例えば、動作機器200a,200bにそれぞれ対応する2つの機能リストが含まれる。
【0073】
なお、処理部103は、機器情報管理部104から機能リストを取得することに限定されない。例えば、処理部103は、予め機能リストを保持していてもよい。以下に、一例として、動作機器200bに対応する機能リストT10について説明する。
【0074】
図5は、一例としての機能リストT10を示す図である。
【0075】
図5において、「種別」とは、コンテンツの種別を示す。「処理可能」とは、対応する種別のコンテンツを、対応する動作機器が処理可能であるか否かを示す。「処理可能」の項目において「YES」であれば、対応する種別のコンテンツを、対応する動作機器が処理可能であることを示す。「処理可能」の項目において「NO」であれば、対応する種別のコンテンツを、対応する動作機器が処理不可能であることを示す。
【0076】
例えば、機能リストT10は、種別が音声およびテキストであるコンテンツを、動作機器200bが処理可能であることを示す。すなわち、動作機器200bは、音声およびテキストを、出力する機能を有する。一方、機能リストT10は、音声およびテキスト以外の種別のコンテンツを、動作機器200bが処理不可能であることを示す。
【0077】
ここで、処理対象動作機器は動作機器200bであるとする。選択コンテンツは、静止画であるコンテンツ311aであるとする。この場合、ステップS313において、処理部103は、機能リストT10に基づいて、動作機器200bが選択コンテンツを処理可能であるか否かを判定する。ここで、機能リストT10は、動作機器200bが静止画を処理不可能であることを示す。そのため、ステップS313でNOと判定され、処理はステップS314に移行する。なお、ステップS313でYESの場合、処理は後述のステップS317Nに移行する。
【0078】
ステップS314では、処理部103が、処理対象動作機器のステータスを取得するための処理を行う。具体的には、処理部103は、通信部108を利用して、処理対象動作機器へ、ステータス要求指示を送信する。ステータス要求指示は、処理対象動作機器のステータスを要求するための指示である。ここで、処理対象動作機器は、一例として、動作機器200bであるとする。
【0079】
動作機器200bはステータス要求指示を受信すると、ステータス管理部209が、動作機器200bのステータスを示すステータス情報を、通信部208を利用して、コンテンツ制御装置100へ送信する。これにより、処理部103は、通信部108を利用して、動作機器200bのステータスを示すステータス情報を取得する。動作機器200bのステータスは、例えば、スタンバイ、音楽再生中、ラジオ再生中等である。
【0080】
ステップS314の処理の後、ステップS315Nが行われる。
【0081】
ステップS315Nでは、処理部103が、取得した前記処理対象動作機器のステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する。言い換えれば、ステップS315Nでは、処理部103は、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別であって、かつ、取得した前記処理対象動作機器のステータスに対応するコンテンツの種別を、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別として決定する。
【0082】
ステップS315Nは、ステップS315,S316を含む。ステップS315Nの詳細な処理は、以下のステップS315,S316において説明する。
【0083】
ステップS315では、コンテンツの種別を取得するためのコンテンツ種別取得処理が行われる。コンテンツ種別取得処理では、選択コンテンツに含まれるメタデータが示す属性情報を用いて、処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別を取得するための処理が行われる。
【0084】
まず、処理部103は、選択コンテンツに含まれるメタデータを、検索部106へ送信する。検索部106は、詳細は後述するが、メタデータリストT20および機能リストを用いて、受信したメタデータが示す属性情報に一致し、かつ、処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別を取得する。コンテンツ種別取得処理で使用される機能リストは、処理対象動作機器に対応する機能リストである。
【0085】
メタデータリストT20とは、複数のメタデータを示すリストである。メタデータリストT20が示す複数のメタデータは、それぞれ、記憶部107に記憶されている複数のコンテンツに対応する。メタデータは、当該メタデータに対応するコンテンツの情報、すなわち、コンテンツ情報である。
【0086】
図6は、一例としてのメタデータリストT20を示す図である。メタデータリストT20は、複数のメタデータを示す。
【0087】
メタデータリストT20において、「番号」とは、メタデータを特定するための番号である。「ファイル名」とは、メタデータに対応するコンテンツのファイル名である。「種別」とは、メタデータに対応するコンテンツの種別である。
【0088】
各メタデータは、複数の属性情報を示す。複数の属性情報は、例えば、日付、人名、タイトル、場所、所有者、データ形式、データサイズ、言語等である。各メタデータに対応する属性情報は、メタデータに対応するコンテンツによって異なる。
【0089】
メタデータリストT20において、「日付」とは、メタデータに対応するコンテンツに関する日付である。ここで、メタデータに対応するコンテンツが、例えば、ネットワーク配信される音楽データであるとする。この場合、当該日付は、例えば、当該コンテンツの配信の開始日である。「人名」とは、メタデータに対応するコンテンツに関する人名である。メタデータに対応するコンテンツが、例えば、電子書籍のテキストである場合、人名は、当該電子書籍の著者である。また、メタデータに対応するコンテンツの種別によっては、人名は、アーティスト名、被写体の名前等である。
【0090】
また、メタデータリストT20において、「タイトル」とは、メタデータに対応するコンテンツのタイトルである。「場所」とは、メタデータに対応するコンテンツに関する場所である。ここで、メタデータに対応するコンテンツが、例えば、写真の画像(静止画)であるとする。この場合、「場所」は、当該写真が撮影された位置を示すGPS情報である。GPS情報は、経度x、緯度yにより示される。
【0091】
ここで、選択コンテンツは、コンテンツ311aであるとする。また、コンテンツ311aは、以下のメタデータD10を含むとする。
【0092】
図7は、一例としてのメタデータD10を示す図である。
【0093】
メタデータD10において、「ファイル名」とは、コンテンツ311aのファイル名である。「種別」とは、コンテンツ311aの種別である。
【0094】
メタデータD10は、複数の属性情報を示す。図7では、属性情報の一例として、日付、人名、タイトル等を示す。
【0095】
「日付」は、コンテンツ311aに関する日付である。当該日付は、例えば、コンテンツ311a(CDのジャケット画像)に対応するCDの発売日である。
【0096】
また、メタデータD10において、「人名」とは、コンテンツ311aに関する人物名である。当該人名“xxc”は、例えば、コンテンツ311aに対応するCDに格納された音楽の歌を歌うアーティストの名前である。
【0097】
この場合、ステップS315のコンテンツ種別取得処理において、処理部103は、選択コンテンツ(コンテンツ311a)に含まれるメタデータD10を、検索部106へ送信する。
【0098】
検索部106は、メタデータリストT20が示す複数のメタデータのうち、メタデータD10が示す人名“xxc”を示すメタデータを特定する。すなわち、検索部106は、メタデータリストT20が示す複数のメタデータのうち、メタデータD10が示す属性情報を示すメタデータを特定する。この場合、特定されたメタデータは、番号“3”,“4”のメタデータである。
【0099】
そして、検索部106は、特定した番号“3”,“4”のメタデータがそれぞれ示す種別「音声」、「テキスト」のうち、処理対象動作機器が処理可能な種別を取得する。当該種別の取得には、処理対象動作機器に対応する機能リストが参照される。
【0100】
ここで、処理対象動作機器が動作機器200bであるとする。この場合、検索部106は、動作機器200bに対応する機能リストT10を参照して、種別「音声」、「テキスト」のうち、処理対象動作機器が処理可能な種別「音声」、「テキスト」を取得する。
【0101】
そして、検索部106は、取得した種別「音声」、「テキスト」を、処理部103へ送信する。これにより、処理部103は、コンテンツの種別「音声」、「テキスト」を取得する。
【0102】
なお、コンテンツ種別取得処理において、種別を取得するためのメタデータを特定するための属性情報は、1つの属性情報(例えば、人名)に限定されず、複数の属性情報であってもよい。
【0103】
また、コンテンツ種別取得処理において、種別を取得するためのメタデータを特定するために使用される情報は、属性情報(メタデータ)に限定されない。種別を取得するためのメタデータを特定するために使用される情報は、例えば、コンテンツに含まれないデータであってもよい。コンテンツに含まれないデータは、例えば、顔認識(物認識)、音声認識、筆跡認識等の処理により得られたデータであってもよい。
【0104】
なお、コンテンツの種別の取得は、検索部106を利用せずに行われてもよい。例えば、処理部103が、コンテンツ種別取得処理において、さらに、検索部106が行う処理も行ってもよい。この場合、処理部103は、メタデータリストT20および機能リストを用いて、選択コンテンツに含まれるメタデータが示す属性情報に一致し、かつ、処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別を取得する。
【0105】
ステップS316では、コンテンツの種別を決定するための種別決定処理が行われる。種別決定処理では、処理部103が、ステップS315で取得した1以上の種別のうち、処理対象動作機器に対応する機能リストと、ステップS314の処理で取得された、処理対象動作機器のステータスと、処理対象動作機器に対応するコンテンツ種別決定表とに基づいて、種別を決定する。コンテンツ種別決定表は、当該コンテンツ種別決定表に対応する動作機器のステータスに対応するコンテンツの種別が定義された表である。
【0106】
処理対象動作機器が動作機器200bである場合、処理対象動作機器に対応するコンテンツ種別決定表は、以下のコンテンツ種別決定表T30である。
【0107】
図8は、一例としてのコンテンツ種別決定表T30を示す図である。コンテンツ種別決定表T30は、処理対象動作機器が、当該処理対象動作機器のステータスに応じて、処理可能な種別のコンテンツを決定するための表である。
【0108】
処理部103は、コンテンツ処理システム1000に含まれる複数の動作機器に対応する複数のコンテンツ種別決定表を予め保持している。コンテンツ種別決定表T30は、処理部103が保持している複数のコンテンツ種別決定表のうちの1つである。
【0109】
コンテンツ種別決定表T30において、「処理可能種別」とは、対応する処理対象動作機器のステータスが、対応するステータスである場合において処理可能なコンテンツの種別である。
【0110】
コンテンツ種別決定表T30において、「ラジオ(ニュース)再生中」というステータスは、対応する処理対象動作機器が、ラジオによりニュースを再生しているということを示す。また、「ラジオ(音楽番組)再生中」というステータスは、対応する処理対象動作機器が、ラジオにより音楽番組を再生しているということを示す。
【0111】
再び、図3を参照して、種別決定処理では、処理部103が、取得した1以上の種別のうち、処理対象動作機器に対応するコンテンツ種別決定表において、ステップS314の処理で取得されたステータスに対応する「処理可能種別」を、処理対象種別として決定する。
【0112】
ここで、処理対象動作機器は動作機器200bであり、取得されたステータスは、「スタンバイ」であるとする。また、ステップS315で取得された種別は、「音声」、「テキスト」であるとする。この場合、処理対象動作機器に対応するコンテンツ種別決定表は、コンテンツ種別決定表T30である。
【0113】
この場合、種別決定処理では、処理部103が、取得した種別「音声」、「テキスト」のうち、コンテンツ種別決定表T30において、取得したステータス“スタンバイ”に対応する処理可能種別「音声」を、処理対象種別として決定する。
【0114】
ステップS317では、コンテンツを取得するためのコンテンツ取得処理が行われる。コンテンツ取得処理では、検索部106が、処理部103により決定された種別(処理対象種別)のコンテンツの検索を行う。
【0115】
具体的には、まず、処理部103が、コンテンツ検索指示を、検索部106へ送信する。コンテンツ検索指示は、決定された処理対象種別に対応するメタデータに対応するコンテンツの検索を行うための指示である。
【0116】
検索部106は、記憶部107に記憶されている複数のコンテンツから、コンテンツ検索指示により特定されるコンテンツの検索を行い、当該検索により取得されたコンテンツを、処理部103へ送信する。これにより、処理部103は、検索されたコンテンツを取得する。
【0117】
ここで、決定された処理対象種別に対応するメタデータは、図6のメタデータリストT20における番号“3”のメタデータであるとする。この場合、コンテンツ取得処理では、番号“3”のメタデータに対応するコンテンツの検索を行うためのコンテンツ検索指示を、検索部106へ送信する。
【0118】
検索部106は、コンテンツ検索指示に従って、記憶部107に記憶されている複数のコンテンツから、番号“3”のメタデータに対応するコンテンツの検索を行い、当該検索により取得したコンテンツを、処理部103へ送信する。
【0119】
なお、検索部106が検索のために使用するデータは、メタデータに限定されない。
【0120】
また、コンテンツの取得は、検索部106を利用せずに行われてもよい。例えば、処理部103が、コンテンツ取得処理において、さらに、検索部106が行う処理も行ってもよい。この場合、処理部103は、記憶部107に記憶されている複数のコンテンツから、決定された処理対象種別に対応するメタデータに対応するコンテンツの検索を行い、当該検索によりコンテンツを取得する。
【0121】
以下においては、コンテンツ取得処理において、検索部106が行う検索により取得されたコンテンツを、取得コンテンツともいう。
【0122】
なお、ステップS313でYESの場合、ステップS317Nの処理が行われる。
【0123】
ステップS317Nでは、コンテンツを取得するためのコンテンツ取得処理Nが行われる。コンテンツ取得処理Nでは、処理部103が、コンテンツ検索指示Nを、検索部106へ送信する。コンテンツ検索指示Nは、処理対象動作機器が処理可能な選択コンテンツの種別に対応するメタデータに対応するコンテンツの検索を行うための指示である。
【0124】
検索部106は、ステップS317と同様に、記憶部107に記憶されている複数のコンテンツから、コンテンツ検索指示Nにより特定されるコンテンツの検索を行い、当該検索により取得されたコンテンツを、処理部103へ送信する。
【0125】
なお、コンテンツの取得は、検索部106を利用せずに行われてもよい。例えば、処理部103が、コンテンツ取得処理Nにおいて、さらに、検索部106が行う処理も行ってもよい。この場合、処理部103は、記憶部107に記憶されている複数のコンテンツから、処理対象動作機器が処理可能な選択コンテンツの種別に対応するメタデータに対応するコンテンツの検索を行い、当該検索によりコンテンツを取得する。
【0126】
以下においては、コンテンツ取得処理Nにより取得されたコンテンツを、取得コンテンツともいう。
【0127】
ステップS318では、確認画像を表示するための確認画像表示処理が行われる。確認画像表示処理では、処理部103が、確認画像400を生成し、当該確認画像400を、表示部110へ送信する。表示部110は、受信した確認画像400を表示する。
【0128】
図9は、一例としての確認画像400を示す図である。
【0129】
図9に示すように、確認画像400は、例えば、表示部110に表示されていた画像に対し、重畳して表示される。
【0130】
確認画像400には、取得コンテンツを、処理対象動作機器に処理させるか否をユーザに問い合わせる旨のメッセージが表示される。当該メッセージは、一例として、「XXの音楽を再生しますか?」である。
【0131】
確認画像400には、ボタン画像411,412が配置される。ボタン画像411は、ユーザ操作Mにより押下処理されることにより、取得コンテンツを処理対象動作機器に送信するためのボタン画像である。ボタン画像412は、ユーザ操作Mにより押下処理されることにより、確認画像400を消去するための画像である。
【0132】
なお、確認画像400は、図9に示される表示態様に限定されない。確認画像400は、例えば、リストを示す画像、コンテンツ制御装置100を動かして決定するための画像等であってもよい。
【0133】
ステップS319では、処理部103が、操作受付部101が受付けた操作が、送信操作および送信拒否操作のいずれであるかを判定する。送信操作は、ボタン画像411を押下処理するためのユーザ操作Mである。送信拒否操作は、ボタン画像412を押下処理するためのユーザ操作Mである。
【0134】
操作受付部101が送信操作を受付けた場合、処理はステップS320に移行する。一方、操作受付部101が送信拒否操作を受付けた場合、処理はステップS321に移行する。
【0135】
ステップS320では、コンテンツの送信が行われる。具体的には、処理部103が、通信部108を利用して、取得コンテンツを、処理対象動作機器(動作機器200b)へ送信する。すなわち、通信部108は、取得コンテンツを、処理対象動作機器(動作機器200b)へ送信する。
【0136】
ステップS321では、コンテンツ処理が行われる。コンテンツ処理では、処理対象動作機器が、通信部208を利用して受信した取得コンテンツを処理する。ここで、処理対象動作機器は、動作機器200bであるとする。また、取得コンテンツは、図6のメタデータリストT20における番号“3”のメタデータに対応するコンテンツ(音楽データ)であるとする。
【0137】
この場合、動作機器200bのコンテンツ処理部210は、音楽データを再生し、当該音楽データの音声を、スピーカ等から出力する。
【0138】
なお、ステップS320の処理は、取得コンテンツを送信する処理に限定されない。ステップS320では、処理部103(通信部108)が、取得コンテンツに関する情報を、処理対象動作機器へ送信してもよい。この場合、取得コンテンツに関する情報は、例えば、該コンテンツの存在する場所を示す情報である。該コンテンツの存在する場所を示す情報は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)である。この場合、ステップS321では、処理対象動作機器が、受信したURLにアクセスすることにより、取得コンテンツを取得し、当該取得コンテンツを処理する。すなわち、処理対象動作機器は、取得コンテンツに関する情報を処理する。
【0139】
なお、ステップS319において、操作受付部101が送信拒否操作を受付けた場合、処理はステップS331に移行する。
【0140】
ステップS331では、処理部103が、処理対象動作機器が、処理可能な他のコンテンツの種別があるか否かを判定する。具体的には、処理部103は、処理対象動作機器に対応する機能リストにおいて、コンテンツ処理において処理されているコンテンツの種別以外の種別があるか否かを判定する。
【0141】
ステップS331において、YESならば、再度、ステップS315の処理が行われる。一方、ステップS331において、NOならば、このコンテンツ制御処理は終了する。
【0142】
ここで、処理対象動作機器が動作機器200bであるとする。また、コンテンツ処理では、種別「音声」のコンテンツが処理されているとする。この場合、処理部103は、動作機器200bに対応する機能リストT10において、種別「音声」以外の「テキスト」があると判定する。この場合、ステップS331において、YESと判定され、処理はステップS315に移行する。なお、ステップS315移行の処理は、前述したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0143】
以上説明したように、本実施の形態によれば、処理部103は、処理対象動作機器のステータスを取得する。そして、処理部103は、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する。そして、検索部106は、前記処理部103により決定された種別のコンテンツの検索を行う。通信部108は、前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する。なお、検索部106により検索されるコンテンツは、処理対象動作機器のステータスに基づいたものである。
【0144】
したがって、動作機器のステータス(状態)に対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を動作機器に提供することができる。
【0145】
ここで、前述した従来技術Aについて考察する。UIを表示するという同じ機能を複数の機器同士で保持している場合は、従来技術Aにて対応できる。しかしながら、コンテンツを保持する機器が、当該コンテンツを、当該コンテンツに対応しない機器へ送信しても、ユーザに対してコンテンツの提示ができない。以下においては、ユーザが操作する機器を操作機器ともいう。
【0146】
ただし、ユーザの意図として、コンテンツがそのまま提示できない場合でも、操作機器の操作を省略してコンテンツに関連した、動作機器で対応可能なコンテンツを、ネットワーク経由で送信したい場合がある。このような場合、ユーザがコンテンツを送ろうとした機器において、コンテンツの内容に関係するコンテンツの提示を要求している可能性がある。すなわち、従来技術Aでは、ユーザの意図を推定して、機器に対応したコンテンツに切替えることができない。
【0147】
図1の例において説明する。ユーザ10は、携帯端末としてのコンテンツ制御装置100において、表示部110に示される写真の閲覧を行っているものとする。また、コンテンツ制御装置100は、ネットワーク経由で、動作機器200a(テレビ)と、動作機器200b(コンポ)と接続されているものとする。このような場合に、ユーザ10が、写真(コンテンツ311)を、動作機器200aに転送するための操作を行った場合、動作機器200aが写真表示に対応していれば、動作機器200aは、写真(コンテンツ311)を表示する。
【0148】
しかし、動作機器200b(コンポ)のように、写真表示に対応していない機器の場合、写真を表示することができない。このような場合、ユーザ10が動作機器200b(コンポ)で写真が表示できないことを把握している可能性が高い。
【0149】
ユーザ10は、動作機器200bが写真を表示できないことを踏まえて、動作機器200bに写真を転送するための操作を行ったとする。この場合、当該操作により、ユーザ10は、動作機器200bで音を鳴らすための操作を省略して、写真に関する情報を元に、動作機器200b(コンポ)で音を鳴らすという動作機器200bの主な機能を生かして音楽を聴きたいという、ユーザ10の意図を推定できる。
【0150】
また、写真を表示できる動作機器200a(テレビ)に写真を転送する場合にも、動作機器200aの利用状況に応じて、表示するコンテンツを切替えたい場合がある。ユーザ10が、動作機器200a(テレビ)がテレビ番組を放送していることを知った上で、ユーザ10が、写真を動作機器200aに転送するための操作を行ったとする。この場合、写真に関する情報を元に、現在放送しているテレビ番組に関するテレビ番組を見たいというユーザ10の意図が推定できる。
【0151】
本実施の形態に係るコンテンツ制御装置100は、動作機器のステータス(状態)に対応するコンテンツまたは該コンテンツに関する情報を動作機器に提供することができる。したがって、本実施の形態に係るコンテンツ制御装置100は、ユーザの意図の推定を行った上で最適なコンテンツを解釈し、動作機器に適したコンテンツ切替を行うことができる。すなわち、ユーザの意図に応じたコンテンツ切替制御を行うことができる。
【0152】
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1の変形例では、複数の動作機器においてコンテンツを処理させるための構成について説明する。
【0153】
本実施の形態1の変形例におけるコンテンツ処理システムは、図2のコンテンツ処理システム1000である。すなわち、本実施の形態1の変形例におけるコンテンツ制御装置は、図2のコンテンツ制御装置100である。
【0154】
以下においては、実施の形態1の変形例に係るコンテンツ制御装置100が行う処理を、コンテンツ制御処理Aともいう。コンテンツ制御処理Aは、コンテンツ制御方法に相当する。
【0155】
図10は、コンテンツ制御処理Aのフローチャートである。図10において、図3のステップ番号と同じステップ番号の処理は、実施の形態1で説明した処理と同様な処理が行われるので詳細な説明は繰り返さない。
【0156】
ここで、処理対象動作機器は、動作機器200bであるとする。また、コンテンツ制御処理AのステップS310〜ステップS321の処理が行われることにより、動作機器200bが、音楽データを再生しているとする。
【0157】
ステップS322Aでは、処理部103が、コンテンツ処理システム1000内において、処理対象動作機器とは異なる他の動作機器であって、かつ、通信可能な他の動作機器が存在するか否かを判定する。
【0158】
ステップS322Aにおいて、YESならば、処理はステップS323Aに移行する。一方、ステップS322Aにおいて、NOならば、このコンテンツ制御処理Aは終了する。ここでは、他の動作機器として動作機器200aが存在するとする。この場合、ステップS323Aの処理が行われる。
【0159】
ステップS323Aでは、処理部103が、コンテンツ処理において処理対象動作機器が処理しているコンテンツの種別と異なる種別のコンテンツを当該他の動作機器が処理可能であるか否かを判定する。以下においては、コンテンツ処理において処理対象動作機器が処理しているコンテンツの種別と異なる種別のコンテンツを、異種別コンテンツともいう。
【0160】
ステップS323Aにおいて、YESならば、処理はステップS314に移行する。すなわち、前記異種別コンテンツを前記他の動作機器が処理可能であると判定された場合、処理はステップS314に移行する。一方、ステップS323Aにおいて、NOならば、このコンテンツ制御処理Aは終了する。
【0161】
ステップS323Aの判定には、他の動作機器に対応する機能リストが用いられる。以下においては、ステップS321のコンテンツ処理において処理されているコンテンツを、処理中コンテンツともいう。
【0162】
ここで、処理中コンテンツの種別は、「音声」であるとする。また、他の動作機器は動作機器200aであるとする。動作機器200aに対応する機能リストは、以下の機能リストT11であるとする。
【0163】
図11は、一例としての機能リストT11を示す図である。機能リストT11に示す各項目は、図5と同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、機能リストT11は、機能リストT10は、種別が、動画、音声、静止画、およびテキストであるコンテンツを、動作機器200aが処理可能であることを示す。
【0164】
この場合、ステップS323Aでは、処理部103が、コンテンツ処理において処理対象動作機器が処理しているコンテンツの種別「音声」と異なる種別のコンテンツ(異種別コンテンツ)を、当該他の動作機器(動作機器200a)が処理可能であると判定する。異種別コンテンツは、例えば、動画である。この場合、ステップS323AでYESであり、再度、ステップS314の処理が行われる。
【0165】
ステップS314以降の処理では、実施の形態1で説明した処理と同様な処理が行われるので詳細な説明は繰り返さない。すなわち、ステップS314以降の処理では、実施の形態1で説明した処理において、選択コンテンツおよび対象動作機器を、それぞれ、異種別コンテンツおよび他の動作機器に置き換えた処理が行われる。
【0166】
そして、ステップS314〜ステップS321の処理が行われることにより、処理部103は、通信部108を利用して、取得コンテンツを、他の動作機器(動作機器200a)へ送信する。すなわち、前記異種別コンテンツを前記他の動作機器が処理可能であると判定された場合、通信部108は、取得コンテンツを、他の動作機器(動作機器200a)へ送信する。この場合、他の動作機器へ送信される当該取得コンテンツは、異種別コンテンツ、または、該異種別コンテンツに関するコンテンツである。
【0167】
そして、ステップS321の処理により、動作機器200aは、取得コンテンツを処理する。
【0168】
以上、本実施の形態の変形例によれば、動作機器200bに加え、動作機器200aにおいてもコンテンツを処理させることができる。すなわち、本実施の形態の変形例によれば、複数の動作機器の各々においてコンテンツを処理させることが可能となる。すなわち、複数の動作機器を用いて、複数種類のコンテンツを処理することができる。
【0169】
(実施の形態2)
さらに、前記実施の形態及びその変形例で示したコンテンツ制御方法を実現するためのプログラムを、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録するようにすることにより、前記実施の形態及びその変形例で示した処理を、独立したコンピュータにおいて簡単に実施することが可能となる。
【0170】
図12A〜図12Cは、前記実施の形態及びその変形例のコンテンツ制御方法を、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを用いて、コンピュータにより当該コンテンツ制御方法を実施する場合の説明図である。
【0171】
図12Aは、記録媒体本体であるフレキシブルディスクの物理フォーマットの例を示している。図12Bは、フレキシブルディスクの正面からみた外観、断面構造、及びフレキシブルディスクを示す。フレキシブルディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスクの表面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数のトラックTrが形成され、各トラックは角度方向に16のセクタSeに分割されている。従って、前記プログラムを格納したフレキシブルディスクFDでは、前記フレキシブルディスクFD上に割り当てられた領域に、前記プログラムが記録されている。
【0172】
また、図12Cは、フレキシブルディスクFDに前記プログラムの記録再生を行うための構成を示す。コンテンツ制御方法を実現する前記プログラムをフレキシブルディスクFDに記録する場合は、コンピュータCsから前記プログラムをフレキシブルディスクドライブFDDを介して書き込む。また、フレキシブルディスクFD内のプログラムにより通信制御方法をコンピュータ中に構築する場合は、フレキシブルディスクドライブFDDによりプログラムをフレキシブルディスクFDから読み出し、コンピュータCsに転送する。コンピュータCsは、コンテンツ制御装置100に相当する。
【0173】
なお、前記説明では、記録媒体としてフレキシブルディスクを用いて説明を行ったが、光ディスクを用いても同様に行うことができる。また、記録媒体はこれに限らず、ICカード、ROMカセット等、プログラムを記録できるものであれば同様に実施することができる。
【0174】
(機能ブロック図)
図13は、コンテンツ制御装置500の特徴的な機能構成を示すブロック図である。コンテンツ制御装置500は、コンテンツ制御装置100に相当する。つまり、図13は、コンテンツ制御装置100の有する機能のうち、本発明に関わる主要な機能を示すブロック図である。
【0175】
コンテンツ制御装置500は、コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信する。当該動作機器は、例えば、動作機器200a,200bである。
【0176】
コンテンツ制御装置500は、機能的には、表示部510と、操作受付部520と、操作判定部530と、処理部540と、検索部550と、通信部560とを備える。
【0177】
表示部510は、コンテンツを表示する。表示部510は、図1の表示部110に相当する。
【0178】
操作受付部520は、表示部510に表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける。操作受付部520は、図1の操作受付部101に相当する。
【0179】
操作判定部530は、前記操作受付部520が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定(特定)する。操作判定部530は、図1の操作判定部102に相当する。
【0180】
処理部540は、前記処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する。処理部540は、図3または図10のステップS314,S315Nの処理を行う処理部103に相当する。
【0181】
検索部550は、前記処理部540により決定された種別のコンテンツの検索を行う。検索部550は、図3または図10のステップS317の処理を行う検索部106に相当する。
【0182】
通信部560は、前記検索部550が行う前記検索により取得された前記コンテンツ又は該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する。通信部560は、図2の通信部108に相当する。
【0183】
なお、コンテンツ制御装置500には、集積回路600が含まれてもよい。この場合、集積回路600は、コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信し、かつ、コンテンツを表示する表示部510と連携して動作する。集積回路600は、前述の操作受付部520、操作判定部530、処理部540、検索部550および通信部560を備える。
【0184】
なお、コンテンツ制御装置500に含まれる、操作受付部520、操作判定部530、処理部540、検索部550および通信部560の全て又は一部は、LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)等のハードウエアで構成されてもよい。また、操作受付部520、操作判定部530、処理部540、検索部550および通信部560の全て又は一部は、CPU等のプロセッサにより実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
【0185】
(その他の変形例)
以上、本発明に係るコンテンツ制御装置及びコンテンツ制御方法について、前記実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本発明は、これら実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、当業者が思いつく変形を本実施の形態に施したものも、本発明に含まれる。
【0186】
例えば、ステップS316において該当するコンテンツの種別が複数ある場合、一度に複数のコンテンツの種別を取得して、ステップS318で表示する確認画像において、リストメニュー等を用いて一度に複数のコンテンツの種別をユーザに提示してもよい。
【0187】
なお、ステップS318において、該当するコンテンツの種別が動作機器に対応する場合にも、複数のコンテンツの種別をユーザに提示してもよい。
【0188】
なお、ステップS317の処理では、コンテンツの検索対象箇所を、コンテンツ制御装置100内としたがこれに限定されない。例えば、検索対象のコンテンツがコンテンツ制御装置100の記憶部107にない場合、前記検索部106は、ネットワークを利用して、コンテンツを検索する。
【0189】
また、ステップS315Nの処理は、前述したステップS315,S316の処理に限定されない。ステップS315Nの処理は、処理部103が、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別であって、かつ、取得した前記処理対象動作機器のステータスに対応するコンテンツの種別を、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別として決定するという処理であれば、前述したステップS315,S316の処理以外の処理であってもよい。
【0190】
本発明に係るコンテンツ制御方法は、図3及び図10における、対応する全てのステップを必ずしも含む必要はない。すなわち、本発明に係るコンテンツ制御方法は、本発明の効果を実現できる最小限のステップのみを含めばよい。
【0191】
例えば、図3および図10の処理では、ステップS318,319の処理は行われなくてもよい。すなわち、ユーザ履歴等の情報を元に、確認画像の表示が不要と判断されれば、ステップS318、S319の処理はスキップしてもよい。この場合、ステップS317の処理の後、処理はステップS320に移行する。
【0192】
また、図3および図10の処理において、ステップS313の処理は行われなくてもよい。この場合、ステップS312の処理の後、処理はステップS314に移行する。この場合、処理対象動作機器のステータスに対応するコンテンツが、当該処理対象動作機器へ提供される。
【0193】
なお、本実施の形態のコンテンツ制御装置は、典型的には半導体集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部またはすべてを含むように1チップ化されても良い。ここではLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0194】
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
【0195】
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応などが可能性として有り得る。
【0196】
さらに加えて、本実施の形態のコンテンツ制御装置を集積化した半導体チップと、画像を描画するためのディスプレイとを組み合せて、様々な用途に応じた描画機器を構成することができる。携帯電話やテレビ、デジタルビデオレコーダ、デジタルビデオカメラ、カーナビゲーション等における情報描画手段として、本発明を利用することが可能である。ディスプレイとしては、ブラウン管(CRT)の他、液晶やPDP(プラズマディスプレイパネル)、有機ELなどのフラットディスプレイ、プロジェクターを代表とする投射型ディスプレイなどと組み合わせることが可能である。
【0197】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0198】
本発明のコンテンツ制御装置は、様々な用途に利用可能である。例えば、携帯電話や携帯音楽プレーヤー、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の電池駆動の携帯表示端末として利用可能である。また、テレビ、デジタルビデオレコーダー、カーナビゲーション等の高解像度の情報表示機器における、メニュー表示やWebブラウザ、エディタ、EPG、地図表示等における情報表示手段としても利用価値が高い。
【符号の説明】
【0199】
100,500 コンテンツ制御装置
101,520 操作受付部
102,530 操作判定部
103,540 処理部
104 機器情報管理部
106,550 検索部
107 記憶部
108,208,560 通信部
110,510 表示部
200,200a,200b 動作機器
209 ステータス管理部
210 コンテンツ処理部
600 集積回路
1000 コンテンツ処理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信するコンテンツ制御装置であって、
コンテンツを表示する表示部と、
前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付部と、
前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定部と、
前記処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する処理部と、
前記処理部により決定された種別のコンテンツの検索を行う検索部と、
前記検索部が行う前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する通信部と
を備える、
コンテンツ制御装置。
【請求項2】
前記処理部は、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別であって、かつ、取得した前記処理対象動作機器のステータスに対応するコンテンツの種別を、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別として決定する
請求項1に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項3】
前記処理部は、さらに、前記処理対象動作機器とは異なる通信可能な他の動作機器が存在するか否かを判定し、
前記処理部は、さらに、前記他の動作機器が存在する場合、前記処理対象動作機器が処理しているコンテンツの種別と異なる種別のコンテンツである異種別コンテンツを前記他の動作機器が処理可能であるか否かを判定し、
前記異種別コンテンツを前記他の動作機器が処理可能であると判定された場合、前記通信部は、前記異種別コンテンツ、または、該異種別コンテンツに関するコンテンツを、前記他の動作機器へ送信する
請求項1または2に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項4】
前記表示されたコンテンツに対する操作は、前記表示部に表示された前記コンテンツまたは該コンテンツに関するコンテンツを、前記処理対象動作機器に処理させるための操作である
請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項5】
前記検索部は、ネットワークを利用して、コンテンツを検索する
請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項6】
前記コンテンツに関する情報は、該コンテンツの存在する場所を示す情報である
請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンテンツ制御装置。
【請求項7】
コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信するコンテンツ制御装置が行うコンテンツ制御方法であって、
コンテンツを表示する表示ステップと、
前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付ステップと、
前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定ステップと、
前記処理対象動作機器のステータスを取得する取得ステップと、
取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定された種別のコンテンツの検索を行う検索ステップと、
前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する送信ステップと
を含む、
コンテンツ制御方法。
【請求項8】
コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信するコンピュータが実行するプログラムであって、
コンテンツを表示する表示ステップと、
前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付ステップと、
前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定ステップと、
前記処理対象動作機器のステータスを取得する取得ステップと、
取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定された種別のコンテンツの検索を行う検索ステップと、
前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する送信ステップと
をコンピュータに実行させる、
プログラム。
【請求項9】
コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を処理可能な動作機器と通信し、かつ、コンテンツを表示する表示部と連携して動作する集積回路であって、
前記表示されたコンテンツに対するユーザによる操作を受付ける操作受付部と、
前記操作受付部が受付けた操作に基づいて、コンテンツを処理させる対象となる動作機器である処理対象動作機器を判定する操作判定部と、
前記処理対象動作機器のステータスを取得し、取得した前記ステータスと、前記処理対象動作機器が処理可能なコンテンツの種別とに基づいて、前記処理対象動作機器に処理させるコンテンツの種別を決定する処理部と、
前記処理部により決定された種別のコンテンツの検索を行う検索部と、
前記検索部が行う前記検索により取得された前記コンテンツまたは該コンテンツに関する情報を、前記処理対象動作機器へ送信する通信部と
を備える、
集積回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−25499(P2013−25499A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−158438(P2011−158438)
【出願日】平成23年7月19日(2011.7.19)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】