コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラム
【課題】コンテンツに関する付加情報を容易に入力できる付加情報の入力部を備えたコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラムを提供する。
【解決手段】付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成部25と、テンプレートを選択し、コンテンツの付加情報としてコンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用部27と、コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集部24とを備えることで、コンテンツへの付加情報の入力作業を軽減することができる。
【解決手段】付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成部25と、テンプレートを選択し、コンテンツの付加情報としてコンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用部27と、コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集部24とを備えることで、コンテンツへの付加情報の入力作業を軽減することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像、映像、音楽情報などのコンテンツを保存、管理するためのコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮影した画像や映像、音楽などの情報のデジタル化に伴い、それらの情報(以降コンテンツと称す)を保管、管理する際に、記録日時、タイトル、記録者の氏名、場所やコメントなどの付加情報をコンテンツと一緒に記録できるようになってきている。これらのコンテンツの保管、再生、編集などを行なうコンテンツ管理装置には、ユーザが付加情報を入力し、コンテンツと一緒に記録する機能を備えており、付加情報は、コンテンツの検索や、管理などを行なうのに非常に有効である。
【0003】
また、デジタルカメラなどには、撮影した画像情報に、カメラの機種や撮影日時、撮影時の条件情報などの付加情報を画像情報とともに記録できるものもある。このような撮影時に記録された付加情報についても、コンテンツと一緒に記録し、参照できるようなコンテンツ管理機能もある。
【0004】
特許文献1には、撮影前に予めタイトルや撮影者、撮影場所などの付加情報を登録しておき、デジタルカメラでの撮影時に、事前に登録した付加情報を画像情報と関連付けて記録することにより、ユーザによる付加情報の入力作業を軽減する記録装置の例についての開示がある。
【特許文献1】特開2001−75846号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のコンテンツ管理装置では、コンテンツに関する付加情報は、コンテンツ毎にキーボードなどを用いて入力する必要があるため、入力作業が非常に煩雑であった。そのため、個人がこれらのコンテンツを保管、管理する際には、付加情報の入力作業を行なわない場合も多く、検索や、管理などの機能を十分に活用することができなかった。
【0006】
そのため、上記従来の記録装置の例にあるように、コンテンツ毎に付加情報を入力する手間を軽減するため、事前に入力しておいた付加情報を撮影時に画像情報と関連付けるものもある。しかし、撮影時に記録される付加情報が全て同じ内容になるため、撮影後などにコンテンツの整理、管理を行う際、付加情報を編集、追加する作業は依然として必要であり、その際の作業が煩雑であるという問題があった。
【0007】
また、業務用に映像などのコンテンツの作成、管理を行なう場合では、管理用に付加情報が必要になるため、情報の入力を行なうが、入力が必要なコンテンツや、入力する付加情報自体のデータ量が多いため、入力作業に非常に多くの工数を要し、コンテンツ管理のためのコストが高いという問題があった。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、コンテンツに関する付加情報を容易に入力できる付加情報の入力部を備えたコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理する場合において、付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成処理と、テンプレートを選択し、コンテンツの付加情報としてコンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用処理と、コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集処理とを行うようにしたものである。
【0010】
このように、付加情報のテンプレートを作成し、コンテンツへ適用することで、予め作成したテンプレートを選択するだけでコンテンツの付加情報を設定することが可能になる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、個々のコンテンツへ付加情報を入力する作業を軽減することが可能になる。また、業務用などの場合、タイトルや撮影日などの付加情報が共通のコンテンツを大量に管理する必要があるが、それらの付加情報の入力作業がテンプレートを選択することで実施でき、容易に入力することができる。これにより、入力に要する工数を削減することができるため、コンテンツ管理のためのコストを大幅に削減できる。
【0012】
また、テンプレートをコンテンツに適用する際の、データの適用条件を設定するテンプレート適用オプション設定部を備えることにより、各コンテンツへテンプレートを適用する際の適用方法を柔軟に定義することができる。そのため、テンプレート適用後の付加情報の修正作業を軽減でき、付加情報の入力作業をより簡略化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
【0014】
本例は、画像、映像、音楽情報などのコンテンツを保管、管理するためのコンテンツ管理装置に適用するもので、具体的には、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置で撮影した画像、映像や、ネットワーク等を介して取得した画像、映像、音楽、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダやハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)レコーダ、録画装置などに記録した映像やテレビ番組などのデータを保存、管理するものである。本例においては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などの電子計算機に該当する処理を行うプログラムを実装し、その電子計算機が備える演算処理機能や記憶機能、入出力機能などを利用して実現したものである。また、DVDレコーダやHDDレコーダなどの専用機に備えられた処理装置に、該当する処理を行うプログラムを実装し、専用機が接続する表示装置や専用機に設けた表示装置などに操作用の画面を表示し、リモートコントローラなどを用いて操作することにより実現することもできる。
【0015】
図1に、本例によるコンテンツ管理装置の構成例を示す。図1は、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置で撮影した画像、映像をPCなどの計算機を用いて管理する場合、または、ネットワークなどを介してPCなどの計算機にコンテンツをダウンロードし、管理する場合の構成例を示している。
【0016】
デジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置1は、コンテンツを保存する記憶装置(図示せず)を備えており、コンテンツ管理機能を備えたPC2と専用のUSBケーブルなどの接続ケーブル4を介して接続することで、PC2から撮影装置1に保存してあるコンテンツを参照し、付加情報の設定などの作業を行う。また、撮影装置1およびPC2の双方に接続可能なメモリカード5などの外部記憶装置を用いることもできる。この場合、撮影装置1にメモリカード5を接続して画像、映像などの撮影を行い、撮影したコンテンツをメモリカード5に保存する。コンテンツの管理作業を行う場合は、メモリカード5をPC2へ接続し、PC2にてメモリカード5に保存されたコンテンツを参照し、作業を行う。また、メモリカード5に保存されたコンテンツをPC2へ読み込み、PC2に接続する記憶装置11へ保存し、PC2内にてコンテンツの管理を行うこともできる。また、撮影装置1に接続可能なメモリカード6などの外部記憶装置で、PC2には接続できない場合は、当該メモリカード6からのデータの入出力を行うためのカードリーダ7などのインターフェース装置をPC2に接続することにより、メモリカード6に保存されたコンテンツを参照して作業する構成とすることもできる。
【0017】
また、PC2にネットワーク3と接続するためのハブ(HUB)などのインターフェース装置8を介してネットワーク3と接続し、ネットワーク3を経由してコンテンツを取得して、記憶装置11に保存し、管理する構成とすることもできる。
【0018】
コンテンツ管理機能を備えたPC2は、コンテンツなどのデータを保存するための記憶装置11と、モニタなどの表示装置12と、キーボード、マウスなどの入力装置13とを備え、これらの入出力装置を用いて操作することにより、付加情報の入力、編集作業などのコンテンツの管理作業を行う。
【0019】
次に、コンテンツ管理機能の詳細について説明する。図2にコンテンツ管理機能を備えたPC2の構成例を示す。本例では、撮影装置1などからコンテンツを入力して、PC2の記憶装置11に保存し、PC2上でコンテンツを管理する場合の構成例について示している。なお、撮影装置1内の記憶装置または、メモリカードなどの外部記憶装置にコンテンツを保存しておき、コンテンツを管理する各部が参照することによって処理を行う構成とすることもできる。
【0020】
本例によるコンテンツ管理機能は、コンテンツの保存、削除などを行うコンテンツ管理部21と、撮影装置1や撮影装置1に接続したメモリカードなどの外部記憶装置に接続し、保存されているコンテンツを読み込んだり、PC2にて生成した付加情報を関連付けたコンテンツのデータを撮影装置1へ書き出したりするコンテンツ入出力部22と、コンテンツの表示、再生などを行うコンテンツ再生部23と、コンテンツに関連付けて保存する付加情報を編集する付加情報編集部24と、コンテンツと付加情報を保存するコンテンツ保存部31とから構成する。以上説明したコンテンツ管理部21、コンテンツ入出力部22、コンテンツ再生部23、付加情報編集部24は、従来からコンテンツ管理機能として提供されているアプリケーションに備わっているものであり、従来の機能と同等であるので、詳しい説明は省略する。
【0021】
本例によるコンテンツ管理機能は、上記従来の機能に加え、更に以下の機能を備える。コンテンツの付加情報に関するテンプレートを作成するテンプレート作成部25と、テンプレート作成部25によって作成したテンプレートを保存するテンプレート保存部32と、テンプレートをコンテンツに適用する際の適用条件などを定義した適用オプションを設定するテンプレート適用オプション設定部26と、テンプレート適用オプション設定部26によって設定された適用オプションを保存する適用オプション保存部33と、コンテンツに適用するテンプレートを選択して付加情報として適用し、コンテンツと関連付けてコンテンツ保存部31へ保存するテンプレート適用部27を備える。
【0022】
次に、テンプレート作成部25について説明する。本例によるテンプレートとは、コンテンツに関する付加情報のうち、特定のデータ項目の情報を予め設定したテンプレートとして登録しておき、ユーザが付加情報を入力する場合に、予め登録されていた複数のテンプレートから選択することによって、付加情報を入力できるようにしたものである。テンプレートとして登録するデータ項目は、付加情報の項目の中からユーザが任意に選択することができる。付加情報の項目は、管理対象のコンテンツや、コンテンツを生成した装置、コンテンツ管理機能として提供されるアプリケーションなどによって異なるが、例えば、撮影日時、タイトル、撮影場所、撮影者、天候、カメラの設定、コメントなどの項目である。そのため、本例では、まず付加情報の中からテンプレートとして作成するデータ項目を設定し、そのデータ項目にデータを設定することで、テンプレートを作成する。
【0023】
図3に、本例によるテンプレート作成部25による、テンプレート作成処理の処理例を表すフローチャートを示す。図3を参照してテンプレート作例処理の内容について説明する。
【0024】
まず、テンプレート作成処理の処理種別をユーザが選択する(ステップS301)。本例では、処理種別を「初期設定」、「編集」、「追加」、「削除」の4種類としているが、他に「コピー」や「一括削除」などの処理を追加してもよい。次に、選択した処理種別により、処理を分岐する(ステップS302)。処理種別が「初期設定」の場合、まず、テンプレートのデータ項目を設定する(ステップS303)。データ項目の設定方法は、例えば、画面に操作用のウィンドウを表示し、そこに、付加情報のデータ項目をすべて表示して、テンプレートとして選択する項目をマウスでクリックするなどしてチェックし、選択した項目のみをテンプレートのデータ項目として定義する。また、テンプレートとして複数の項目パターンを登録することも可能であり、その場合テンプレート毎にデータ項目を選択し、テンプレート型として登録する。次に、データが未設定の空のテンプレートを表示し、そのデータ項目にデータを入力し、設定する(ステップS304)。1つまたは複数のテンプレートにデータを設定した後、テンプレートをテンプレート保存部32へ保存する(ステップS305)。
【0025】
次に、処理種別が「編集」の場合、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS306)。次に、ユーザが編集したいテンプレートを選択する(ステップS307)。選択したテンプレートのデータ項目について、データ内容の追加、修正などの編集操作を行う(ステップS308)。1つまたは複数のテンプレートのデータを編集した後、テンプレートをテンプレート保存部32へ保存する(ステップS309)。
【0026】
次に、処理種別が「追加」の場合、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS310)。次に、データが未設定の空のテンプレートを表示する(ステップS311)。次に、ユーザがテンプレートの各データ項目について、データを設定し(ステップS312)、テンプレートをテンプレート保存部32へ保存する(ステップS313)。
【0027】
最後に、処理種別が「削除」の場合、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS314)。次に、ユーザが削除したいテンプレートを選択する(ステップS315)。画面に表示した操作ボタンなどを選択することにより、選択したテンプレートの削除を行う(ステップS316)。
【0028】
次に、テンプレート適用オプション設定部26について説明する。テンプレート適用オプションとは、テンプレートを実際のコンテンツの付加情報として適用する場合に、単に、テンプレートのデータを上書きするのではなく、テンプレートの各データ項目を付加情報のデータとして設定する際の設定条件や設定方法を定義したものである。例えば、あるテンプレートのタイトルとして“Forest”が設定されている場合で、当該テンプレートをコンテンツに適用する都度、“Forest”の後に数字を追加し、“Forest1” 、“Forest2” 、“Forest3”のようにコンテンツのタイトルに連番を付与したい場合や、既にテンプレートの付加情報に何らかのデータが設定されている場合は、当該データ項目にはデータを上書きしない場合、既にあるデータの後ろにテンプレートのデータを追加挿入する場合などのように、その適用条件を予め設定しておけるようにしたものである。
【0029】
図4に、本例によるテンプレート適用オプション設定部26によるテンプレート適用オプション設定処理の処理例を表すフローチャートを示す。図4を参照してテンプレート適用オプション設定処理の内容について説明する。なお、テンプレート適用オプションは、個々のテンプレートのデータ項目に対して設定するが、テンプレート型のデータ項目に対して設定することもできる。この場合、テンプレート型に設定したオプションは、当該テンプレート型として登録したテンプレートの各データ項目に対して適用される。以下の説明では、個々のテンプレートに対して適用オプションを設定する場合について説明する。
【0030】
まず、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS401)。次に、適用オプションを設定するテンプレートを選択する(ステップS402)。選択したテンプレートの各データ項目に対して、適用オプションを設定する(ステップS403)。適用オプションは、オプションとして設定可能な条件を複数用意しておき、その条件の中から適用したい条件を選択する方法などがある。また、データの後ろに数字を追加するような場合は、追加する数字の初期値を併せて設定する。最後に設定した適用オプションとともに、テンプレートを保存する(ステップS404)。
【0031】
次に、上記説明したテンプレート作成部25、テンプレート適用オプション設定部26で登録するテンプレート保存部32、適用オプション保存部33のデータ構成例について説明する。本例では、テンプレート保存部32として、付加情報のうち、テンプレートのデータ項目として選択した項目を定義する付加情報テーブルと、各テンプレートのデータを保存するテンプレート保存データの2種類のデータを登録する場合の例について説明する。また、適用オプション保存部33として、本例では、テンプレート毎に適用オプションを設定する例について示しているため、テンプレート保存データの属性として、適用オプションを登録した場合のデータ構成例について説明する。
【0032】
図5に、テンプレート保存部32の、付加情報テーブル51のテーブル構成例について示す。本テーブルは、付加情報のデータ項目に対して、テンプレートのデータ項目として選択したデータ項目を識別できるように定義したものである。例えば、テンプレートの1つとしてテンプレート1型を定義し、そのテンプレートのデータ項目に「タイトル」、「撮影場所」、「撮影者」を選択した場合、付加情報テーブル51のテンプレート1型511の欄の当該データ項目にフラグ“1”を設定し、その他の項目にはフラグ“0”を設定する。テンプレートとして他の型を定義する場合は、同様にテンプレート2型512のように、データ項目として選択された欄にフラグを設定する。このように、テンプレートとして設定できるデータ項目を複数パターン用意し、そのパターンに従ってデータを登録しておくことができる。
【0033】
図6にテンプレート保存部32の、テンプレート保存データ61の構成例について示す。本データは、テンプレート型611毎にテンプレートのデータを保存する。例えば、テンプレート1型の場合、テンプレート1−1〜テンプレート1−mについて各テンプレートの「テンプレート名」、「タイトル」、「撮影場所」、「撮影者」のデータを設定する。テンプレート1−1のデータ613としては、「テンプレート名A」、「タイトルA」、「場所A」、「ユーザA」を定義している。
【0034】
なお、テンプレート保存部32に保存するデータは、具体的にはXML形式などを用いて記述し、保存する方法や、コンテンツ管理機能にて参照可能なデータベース形式で記述し、保存する方法などがある。
【0035】
図7に、適用オプション保存部33の、適用オプション設定データ71の構成例について示す。本例では、テンプレート毎に適用オプションを設定する例としているため、テンプレート型611毎にテンプレートのデータを保存する部分は、図6と同様であり、各テンプレートのデータ毎に適用条件を定義するオプション設定データ711を設けた構成としている。例えば、テンプレート1−1のオプション設定データ711として、「タイトル」のデータ項目には条件a、「撮影場所」のデータ項目には条件b、「撮影者」のデータ項目には条件cの条件を設定している。なお、テンプレート保存データ61と適用オプションデータ71の共通部を一元化して、データを簡略化することもできる。
【0036】
次に、テンプレート適用部27について説明する。テンプレート適用部27によるテンプレート適用処理では、ユーザがコンテンツに付加情報を設定する時に、設定対象のコンテンツに適したテンプレートを1つ選択し、テンプレート適用オプションに従って付加情報のデータとして登録し、コンテンツ保存部31へ保存する。
【0037】
図8に、本例によるテンプレート適用部27によるテンプレート適用処理の処理例を表すフローチャートを示す。図8を参照してテンプレート適用処理の内容について説明する。
【0038】
まず、画面に操作用のウィンドウを表示し、テンプレートを表示する(ステップS801)。ユーザは、表示されたテンプレートから適用するテンプレートを1つ選択する(ステップS802)。次に、適用先のコンテンツを選択する(ステップS803)。ここで、テンプレートと適用先コンテンツを選択するための操作方法はどのような方法でもよいが、例えば、テンプレートをマウスでクリックして選択状態とし、それを画面上に表示されているコンテンツのサムネイルやアイコンなどの上に重ねるなどの方法でテンプレートと適用先コンテンツを決定することができる。次に、選択したテンプレートからデータ項目を1つ取り出す(ステップS804)。取り出したデータ項目が適用先のコンテンツの付加情報のデータ項目として存在するかを判定する(ステップS805)。付加情報のデータ項目として存在する場合は、当該データ項目の適用オプションを取得し(ステップS806)、適用オプションとして設定された条件に従って、適用先のコンテンツの付加情報に当該データ項目の値を設定する(ステップS807)。ステップS805の判定の結果、付加情報のデータ項目として存在しない場合は、データ項目に関する処理を実行せず、次に進む。次に、テンプレートのデータ項目について全項目処理を行ったかを判定し(ステップS808)、全項目の処理を完了していない場合は、ステップS804に戻って次のデータ項目について処理を繰り返す。ステップS808の判定の結果、全項目の処理を完了した場合は、設定したデータを当該コンテンツの付加情報としてコンテンツに関連付けてコンテンツ保存部31へ保存し(ステップS809)、処理を終了する。
【0039】
図9に、テンプレート適用部27によって、テンプレートをコンテンツの付加情報として適用した場合のコンテンツ保存部31の保存データ例を示す。なお、図9では、コンテンツ保存データ91は、画像データや映像データなどのコンテンツデータと、コンテンツの付加情報から構成し、付加情報911には、当該コンテンツに設定できるデータ項目についてその値を保存する場合の構成例を示している。ここでは、図6に示したテンプレートのテンプレート名Aのデータを適用した場合の例を示している。なお、テンプレート適用オプションとしては、特に条件は設定されていないものとし、テンプレートに登録されているデータを付加情報に上書きする場合で示している。このように、コンテンツ保存データ91としては、その付加情報911のデータ項目のうち、テンプレートとして設定されていた「タイトル」、「撮影場所」、「撮影者」の値がテンプレートの内容になっている。
【0040】
本例では、コンテンツの付加情報にテンプレートのデータを設定する機能を提供するが、テンプレートに設定されていないデータ項目については、従来の方法によりユーザが付加情報を入力し、保存することができる。また、テンプレートのデータを設定したデータ項目についても、その内容を任意に編集することが可能である。また、コンテンツの付加情報として適用するテンプレートは、複数でもよい。その際、適用するテンプレートに同じデータ項目があった場合は、適用オプションに従って、データを順次書き込んでいく。
【0041】
また、テンプレートのデータを基に付加情報のデータを入力する際の選択メニューを生成し、付加情報の入力操作を容易にすることも可能である。従来の付加情報編集部24にてユーザが付加情報を設定する際、そのデータ項目がテンプレートとして定義されている場合、テンプレートとして登録されている値を選択メニューの形式で一覧表示し、その中からユーザが選択する方法にしてもよい。これにより、テンプレートを一括適用する操作方法の他に、テンプレートのデータを活用してユーザの付加情報の設定作業を支援することができる。
【0042】
本例による画面表示例を図10、図11に示す。ここでは、コンテンツ管理機能を備えたPCにより、テンプレートの操作を行う場合の例を示しており、操作用の画面をPCの表示装置に表示して操作する。
【0043】
図10は、コンテンツ管理のための操作を行うコンテンツ管理画面100の一例である。コンテンツ管理画面100は、コンテンツを選択して再生や画面表示などを行ったり、削除したりするためのメニューバー101と、コンテンツの一覧をサムネイルやアイコンなどで表示する一覧画面102と、テンプレート表示画面103などから構成する。また、テンプレートの操作を行う場合の操作用の釦を画面上に設け、例えば、編集釦104、追加釦105、削除釦106、オプション設定釦107などの操作用の釦を表示する。テンプレートのデータを修正したい場合は、修正したいテンプレートを選択し、編集釦104を選択してデータを修正する。また、テンプレートを新規に追加したい場合は、追加釦105を選択すると、データが未設定の空のテンプレートが表示され、各データ項目にデータを入力することで、追加できる。この他に図示しないが、コピー釦を設け、既に登録されているテンプレートを複製することもできる。コピー後にデータを修正し、新たなテンプレートとして追加するような操作ができる。また、保存釦を設け、編集、追加後のテンプレートのデータをテンプレート保存部32に保存する操作を明示的に実施するようにしてもよい。
【0044】
また、テンプレートをコンテンツに適用する場合の操作は、テンプレート表示画面103のテンプレートをマウスなどで選択し、選択状態のまま適用先コンテンツのサムネイルやアイコンなどに重ねる、ドラッグアンドドロップにより適用する方法や、図示しないが、適用釦などを設け、適用先コンテンツと、適用するテンプレートを選択し、適用釦を選択することで適用する方法などでもよい。また、適用先コンテンツは、複数同時に選択できるようにしてもよい。
【0045】
図11は、テンプレートの適用オプションを設定するためのウィンドウの表示例である。図11は、テンプレートの適用オプションを個々のテンプレートに設定する場合の一例を示しており、図10のテンプレート108を選択し、オプション設定釦107を選択した場合に表示するオプション設定ウィンドウ110を表している。
【0046】
オプション設定ウィンドウ110には、テンプレートのデータ項目の内容を表示するデータ項目表示欄111と、オプション設定欄112がある。オプション設定欄112を選択すると、オプション選択用のメニュー113を表示し、メニューの中からオプションとして設定する内容を選択する。テンプレート適用オプションとして特に条件を設けない場合は、「なし」を選択し、例えば、設定するデータの後ろに数字を追加し、連番を付加したい場合は、「数字の追加」を選択する。「数字の追加」を選択した場合は、その初期値を設定できるようにしてもよく、ここでは、「数字の追加」を選択した場合に初期値設定欄114を表示し、そこに任意の初期値を設定できるようにしている。
【0047】
なお、本実施の形態の例では、オプションとして設定できる条件を予め用意しておき、複数ある設定条件の中から1つを選択する方法としているが、設定方法は、これに限らず、ユーザが条件設定できる機能を設け、その条件を設定できるようにしてもよい。
【0048】
また、本実施の形態の例では、コンテンツ管理機能を備えたPCについて説明したが、DVDレコーダやHDDレコーダなどの専用機においても、専用機に備えた表示装置または、専用機が接続可能な機器の表示装置に操作用の画面を表示し、リモートコントローラなどを用いて操作することにより、同様の機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施の形態による構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるコンテンツ管理機能の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるテンプレート作成処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態によるテンプレート適用オプション設定処理例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態による付加情報テーブルの構成例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるテンプレート保存データの構成例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態による適用オプション設定データの構成例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態によるテンプレート適用処理例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態によるコンテンツ保存データの構成例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態によるコンテンツ管理画面例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態によるオプション設定ウィンドウの画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0050】
1…撮影装置、2…パーソナルコンピュータ、3…ネットワーク、4…接続ケーブル、5、6…メモリカード、7…カードリーダ、8…インターフェース装置、11…記憶装置、12…表示装置、13…入力装置、21…コンテンツ管理部、22…コンテンツ入出力部、23…コンテンツ再生部、24…付加情報編集部、25…テンプレート作成部、26…テンプレート適用オプション設定部、27…テンプレート適用部、31…コンテンツ保存部、32…テンプレート保存部、33…適用オプション保存部
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像、映像、音楽情報などのコンテンツを保存、管理するためのコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮影した画像や映像、音楽などの情報のデジタル化に伴い、それらの情報(以降コンテンツと称す)を保管、管理する際に、記録日時、タイトル、記録者の氏名、場所やコメントなどの付加情報をコンテンツと一緒に記録できるようになってきている。これらのコンテンツの保管、再生、編集などを行なうコンテンツ管理装置には、ユーザが付加情報を入力し、コンテンツと一緒に記録する機能を備えており、付加情報は、コンテンツの検索や、管理などを行なうのに非常に有効である。
【0003】
また、デジタルカメラなどには、撮影した画像情報に、カメラの機種や撮影日時、撮影時の条件情報などの付加情報を画像情報とともに記録できるものもある。このような撮影時に記録された付加情報についても、コンテンツと一緒に記録し、参照できるようなコンテンツ管理機能もある。
【0004】
特許文献1には、撮影前に予めタイトルや撮影者、撮影場所などの付加情報を登録しておき、デジタルカメラでの撮影時に、事前に登録した付加情報を画像情報と関連付けて記録することにより、ユーザによる付加情報の入力作業を軽減する記録装置の例についての開示がある。
【特許文献1】特開2001−75846号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のコンテンツ管理装置では、コンテンツに関する付加情報は、コンテンツ毎にキーボードなどを用いて入力する必要があるため、入力作業が非常に煩雑であった。そのため、個人がこれらのコンテンツを保管、管理する際には、付加情報の入力作業を行なわない場合も多く、検索や、管理などの機能を十分に活用することができなかった。
【0006】
そのため、上記従来の記録装置の例にあるように、コンテンツ毎に付加情報を入力する手間を軽減するため、事前に入力しておいた付加情報を撮影時に画像情報と関連付けるものもある。しかし、撮影時に記録される付加情報が全て同じ内容になるため、撮影後などにコンテンツの整理、管理を行う際、付加情報を編集、追加する作業は依然として必要であり、その際の作業が煩雑であるという問題があった。
【0007】
また、業務用に映像などのコンテンツの作成、管理を行なう場合では、管理用に付加情報が必要になるため、情報の入力を行なうが、入力が必要なコンテンツや、入力する付加情報自体のデータ量が多いため、入力作業に非常に多くの工数を要し、コンテンツ管理のためのコストが高いという問題があった。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、コンテンツに関する付加情報を容易に入力できる付加情報の入力部を備えたコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法及びコンテンツ管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理する場合において、付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成処理と、テンプレートを選択し、コンテンツの付加情報としてコンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用処理と、コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集処理とを行うようにしたものである。
【0010】
このように、付加情報のテンプレートを作成し、コンテンツへ適用することで、予め作成したテンプレートを選択するだけでコンテンツの付加情報を設定することが可能になる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、個々のコンテンツへ付加情報を入力する作業を軽減することが可能になる。また、業務用などの場合、タイトルや撮影日などの付加情報が共通のコンテンツを大量に管理する必要があるが、それらの付加情報の入力作業がテンプレートを選択することで実施でき、容易に入力することができる。これにより、入力に要する工数を削減することができるため、コンテンツ管理のためのコストを大幅に削減できる。
【0012】
また、テンプレートをコンテンツに適用する際の、データの適用条件を設定するテンプレート適用オプション設定部を備えることにより、各コンテンツへテンプレートを適用する際の適用方法を柔軟に定義することができる。そのため、テンプレート適用後の付加情報の修正作業を軽減でき、付加情報の入力作業をより簡略化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
【0014】
本例は、画像、映像、音楽情報などのコンテンツを保管、管理するためのコンテンツ管理装置に適用するもので、具体的には、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置で撮影した画像、映像や、ネットワーク等を介して取得した画像、映像、音楽、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダやハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)レコーダ、録画装置などに記録した映像やテレビ番組などのデータを保存、管理するものである。本例においては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などの電子計算機に該当する処理を行うプログラムを実装し、その電子計算機が備える演算処理機能や記憶機能、入出力機能などを利用して実現したものである。また、DVDレコーダやHDDレコーダなどの専用機に備えられた処理装置に、該当する処理を行うプログラムを実装し、専用機が接続する表示装置や専用機に設けた表示装置などに操作用の画面を表示し、リモートコントローラなどを用いて操作することにより実現することもできる。
【0015】
図1に、本例によるコンテンツ管理装置の構成例を示す。図1は、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置で撮影した画像、映像をPCなどの計算機を用いて管理する場合、または、ネットワークなどを介してPCなどの計算機にコンテンツをダウンロードし、管理する場合の構成例を示している。
【0016】
デジタルカメラやビデオカメラなどの撮影装置1は、コンテンツを保存する記憶装置(図示せず)を備えており、コンテンツ管理機能を備えたPC2と専用のUSBケーブルなどの接続ケーブル4を介して接続することで、PC2から撮影装置1に保存してあるコンテンツを参照し、付加情報の設定などの作業を行う。また、撮影装置1およびPC2の双方に接続可能なメモリカード5などの外部記憶装置を用いることもできる。この場合、撮影装置1にメモリカード5を接続して画像、映像などの撮影を行い、撮影したコンテンツをメモリカード5に保存する。コンテンツの管理作業を行う場合は、メモリカード5をPC2へ接続し、PC2にてメモリカード5に保存されたコンテンツを参照し、作業を行う。また、メモリカード5に保存されたコンテンツをPC2へ読み込み、PC2に接続する記憶装置11へ保存し、PC2内にてコンテンツの管理を行うこともできる。また、撮影装置1に接続可能なメモリカード6などの外部記憶装置で、PC2には接続できない場合は、当該メモリカード6からのデータの入出力を行うためのカードリーダ7などのインターフェース装置をPC2に接続することにより、メモリカード6に保存されたコンテンツを参照して作業する構成とすることもできる。
【0017】
また、PC2にネットワーク3と接続するためのハブ(HUB)などのインターフェース装置8を介してネットワーク3と接続し、ネットワーク3を経由してコンテンツを取得して、記憶装置11に保存し、管理する構成とすることもできる。
【0018】
コンテンツ管理機能を備えたPC2は、コンテンツなどのデータを保存するための記憶装置11と、モニタなどの表示装置12と、キーボード、マウスなどの入力装置13とを備え、これらの入出力装置を用いて操作することにより、付加情報の入力、編集作業などのコンテンツの管理作業を行う。
【0019】
次に、コンテンツ管理機能の詳細について説明する。図2にコンテンツ管理機能を備えたPC2の構成例を示す。本例では、撮影装置1などからコンテンツを入力して、PC2の記憶装置11に保存し、PC2上でコンテンツを管理する場合の構成例について示している。なお、撮影装置1内の記憶装置または、メモリカードなどの外部記憶装置にコンテンツを保存しておき、コンテンツを管理する各部が参照することによって処理を行う構成とすることもできる。
【0020】
本例によるコンテンツ管理機能は、コンテンツの保存、削除などを行うコンテンツ管理部21と、撮影装置1や撮影装置1に接続したメモリカードなどの外部記憶装置に接続し、保存されているコンテンツを読み込んだり、PC2にて生成した付加情報を関連付けたコンテンツのデータを撮影装置1へ書き出したりするコンテンツ入出力部22と、コンテンツの表示、再生などを行うコンテンツ再生部23と、コンテンツに関連付けて保存する付加情報を編集する付加情報編集部24と、コンテンツと付加情報を保存するコンテンツ保存部31とから構成する。以上説明したコンテンツ管理部21、コンテンツ入出力部22、コンテンツ再生部23、付加情報編集部24は、従来からコンテンツ管理機能として提供されているアプリケーションに備わっているものであり、従来の機能と同等であるので、詳しい説明は省略する。
【0021】
本例によるコンテンツ管理機能は、上記従来の機能に加え、更に以下の機能を備える。コンテンツの付加情報に関するテンプレートを作成するテンプレート作成部25と、テンプレート作成部25によって作成したテンプレートを保存するテンプレート保存部32と、テンプレートをコンテンツに適用する際の適用条件などを定義した適用オプションを設定するテンプレート適用オプション設定部26と、テンプレート適用オプション設定部26によって設定された適用オプションを保存する適用オプション保存部33と、コンテンツに適用するテンプレートを選択して付加情報として適用し、コンテンツと関連付けてコンテンツ保存部31へ保存するテンプレート適用部27を備える。
【0022】
次に、テンプレート作成部25について説明する。本例によるテンプレートとは、コンテンツに関する付加情報のうち、特定のデータ項目の情報を予め設定したテンプレートとして登録しておき、ユーザが付加情報を入力する場合に、予め登録されていた複数のテンプレートから選択することによって、付加情報を入力できるようにしたものである。テンプレートとして登録するデータ項目は、付加情報の項目の中からユーザが任意に選択することができる。付加情報の項目は、管理対象のコンテンツや、コンテンツを生成した装置、コンテンツ管理機能として提供されるアプリケーションなどによって異なるが、例えば、撮影日時、タイトル、撮影場所、撮影者、天候、カメラの設定、コメントなどの項目である。そのため、本例では、まず付加情報の中からテンプレートとして作成するデータ項目を設定し、そのデータ項目にデータを設定することで、テンプレートを作成する。
【0023】
図3に、本例によるテンプレート作成部25による、テンプレート作成処理の処理例を表すフローチャートを示す。図3を参照してテンプレート作例処理の内容について説明する。
【0024】
まず、テンプレート作成処理の処理種別をユーザが選択する(ステップS301)。本例では、処理種別を「初期設定」、「編集」、「追加」、「削除」の4種類としているが、他に「コピー」や「一括削除」などの処理を追加してもよい。次に、選択した処理種別により、処理を分岐する(ステップS302)。処理種別が「初期設定」の場合、まず、テンプレートのデータ項目を設定する(ステップS303)。データ項目の設定方法は、例えば、画面に操作用のウィンドウを表示し、そこに、付加情報のデータ項目をすべて表示して、テンプレートとして選択する項目をマウスでクリックするなどしてチェックし、選択した項目のみをテンプレートのデータ項目として定義する。また、テンプレートとして複数の項目パターンを登録することも可能であり、その場合テンプレート毎にデータ項目を選択し、テンプレート型として登録する。次に、データが未設定の空のテンプレートを表示し、そのデータ項目にデータを入力し、設定する(ステップS304)。1つまたは複数のテンプレートにデータを設定した後、テンプレートをテンプレート保存部32へ保存する(ステップS305)。
【0025】
次に、処理種別が「編集」の場合、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS306)。次に、ユーザが編集したいテンプレートを選択する(ステップS307)。選択したテンプレートのデータ項目について、データ内容の追加、修正などの編集操作を行う(ステップS308)。1つまたは複数のテンプレートのデータを編集した後、テンプレートをテンプレート保存部32へ保存する(ステップS309)。
【0026】
次に、処理種別が「追加」の場合、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS310)。次に、データが未設定の空のテンプレートを表示する(ステップS311)。次に、ユーザがテンプレートの各データ項目について、データを設定し(ステップS312)、テンプレートをテンプレート保存部32へ保存する(ステップS313)。
【0027】
最後に、処理種別が「削除」の場合、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS314)。次に、ユーザが削除したいテンプレートを選択する(ステップS315)。画面に表示した操作ボタンなどを選択することにより、選択したテンプレートの削除を行う(ステップS316)。
【0028】
次に、テンプレート適用オプション設定部26について説明する。テンプレート適用オプションとは、テンプレートを実際のコンテンツの付加情報として適用する場合に、単に、テンプレートのデータを上書きするのではなく、テンプレートの各データ項目を付加情報のデータとして設定する際の設定条件や設定方法を定義したものである。例えば、あるテンプレートのタイトルとして“Forest”が設定されている場合で、当該テンプレートをコンテンツに適用する都度、“Forest”の後に数字を追加し、“Forest1” 、“Forest2” 、“Forest3”のようにコンテンツのタイトルに連番を付与したい場合や、既にテンプレートの付加情報に何らかのデータが設定されている場合は、当該データ項目にはデータを上書きしない場合、既にあるデータの後ろにテンプレートのデータを追加挿入する場合などのように、その適用条件を予め設定しておけるようにしたものである。
【0029】
図4に、本例によるテンプレート適用オプション設定部26によるテンプレート適用オプション設定処理の処理例を表すフローチャートを示す。図4を参照してテンプレート適用オプション設定処理の内容について説明する。なお、テンプレート適用オプションは、個々のテンプレートのデータ項目に対して設定するが、テンプレート型のデータ項目に対して設定することもできる。この場合、テンプレート型に設定したオプションは、当該テンプレート型として登録したテンプレートの各データ項目に対して適用される。以下の説明では、個々のテンプレートに対して適用オプションを設定する場合について説明する。
【0030】
まず、画面に操作用のウィンドウを表示し、既に登録されているテンプレートを表示する(ステップS401)。次に、適用オプションを設定するテンプレートを選択する(ステップS402)。選択したテンプレートの各データ項目に対して、適用オプションを設定する(ステップS403)。適用オプションは、オプションとして設定可能な条件を複数用意しておき、その条件の中から適用したい条件を選択する方法などがある。また、データの後ろに数字を追加するような場合は、追加する数字の初期値を併せて設定する。最後に設定した適用オプションとともに、テンプレートを保存する(ステップS404)。
【0031】
次に、上記説明したテンプレート作成部25、テンプレート適用オプション設定部26で登録するテンプレート保存部32、適用オプション保存部33のデータ構成例について説明する。本例では、テンプレート保存部32として、付加情報のうち、テンプレートのデータ項目として選択した項目を定義する付加情報テーブルと、各テンプレートのデータを保存するテンプレート保存データの2種類のデータを登録する場合の例について説明する。また、適用オプション保存部33として、本例では、テンプレート毎に適用オプションを設定する例について示しているため、テンプレート保存データの属性として、適用オプションを登録した場合のデータ構成例について説明する。
【0032】
図5に、テンプレート保存部32の、付加情報テーブル51のテーブル構成例について示す。本テーブルは、付加情報のデータ項目に対して、テンプレートのデータ項目として選択したデータ項目を識別できるように定義したものである。例えば、テンプレートの1つとしてテンプレート1型を定義し、そのテンプレートのデータ項目に「タイトル」、「撮影場所」、「撮影者」を選択した場合、付加情報テーブル51のテンプレート1型511の欄の当該データ項目にフラグ“1”を設定し、その他の項目にはフラグ“0”を設定する。テンプレートとして他の型を定義する場合は、同様にテンプレート2型512のように、データ項目として選択された欄にフラグを設定する。このように、テンプレートとして設定できるデータ項目を複数パターン用意し、そのパターンに従ってデータを登録しておくことができる。
【0033】
図6にテンプレート保存部32の、テンプレート保存データ61の構成例について示す。本データは、テンプレート型611毎にテンプレートのデータを保存する。例えば、テンプレート1型の場合、テンプレート1−1〜テンプレート1−mについて各テンプレートの「テンプレート名」、「タイトル」、「撮影場所」、「撮影者」のデータを設定する。テンプレート1−1のデータ613としては、「テンプレート名A」、「タイトルA」、「場所A」、「ユーザA」を定義している。
【0034】
なお、テンプレート保存部32に保存するデータは、具体的にはXML形式などを用いて記述し、保存する方法や、コンテンツ管理機能にて参照可能なデータベース形式で記述し、保存する方法などがある。
【0035】
図7に、適用オプション保存部33の、適用オプション設定データ71の構成例について示す。本例では、テンプレート毎に適用オプションを設定する例としているため、テンプレート型611毎にテンプレートのデータを保存する部分は、図6と同様であり、各テンプレートのデータ毎に適用条件を定義するオプション設定データ711を設けた構成としている。例えば、テンプレート1−1のオプション設定データ711として、「タイトル」のデータ項目には条件a、「撮影場所」のデータ項目には条件b、「撮影者」のデータ項目には条件cの条件を設定している。なお、テンプレート保存データ61と適用オプションデータ71の共通部を一元化して、データを簡略化することもできる。
【0036】
次に、テンプレート適用部27について説明する。テンプレート適用部27によるテンプレート適用処理では、ユーザがコンテンツに付加情報を設定する時に、設定対象のコンテンツに適したテンプレートを1つ選択し、テンプレート適用オプションに従って付加情報のデータとして登録し、コンテンツ保存部31へ保存する。
【0037】
図8に、本例によるテンプレート適用部27によるテンプレート適用処理の処理例を表すフローチャートを示す。図8を参照してテンプレート適用処理の内容について説明する。
【0038】
まず、画面に操作用のウィンドウを表示し、テンプレートを表示する(ステップS801)。ユーザは、表示されたテンプレートから適用するテンプレートを1つ選択する(ステップS802)。次に、適用先のコンテンツを選択する(ステップS803)。ここで、テンプレートと適用先コンテンツを選択するための操作方法はどのような方法でもよいが、例えば、テンプレートをマウスでクリックして選択状態とし、それを画面上に表示されているコンテンツのサムネイルやアイコンなどの上に重ねるなどの方法でテンプレートと適用先コンテンツを決定することができる。次に、選択したテンプレートからデータ項目を1つ取り出す(ステップS804)。取り出したデータ項目が適用先のコンテンツの付加情報のデータ項目として存在するかを判定する(ステップS805)。付加情報のデータ項目として存在する場合は、当該データ項目の適用オプションを取得し(ステップS806)、適用オプションとして設定された条件に従って、適用先のコンテンツの付加情報に当該データ項目の値を設定する(ステップS807)。ステップS805の判定の結果、付加情報のデータ項目として存在しない場合は、データ項目に関する処理を実行せず、次に進む。次に、テンプレートのデータ項目について全項目処理を行ったかを判定し(ステップS808)、全項目の処理を完了していない場合は、ステップS804に戻って次のデータ項目について処理を繰り返す。ステップS808の判定の結果、全項目の処理を完了した場合は、設定したデータを当該コンテンツの付加情報としてコンテンツに関連付けてコンテンツ保存部31へ保存し(ステップS809)、処理を終了する。
【0039】
図9に、テンプレート適用部27によって、テンプレートをコンテンツの付加情報として適用した場合のコンテンツ保存部31の保存データ例を示す。なお、図9では、コンテンツ保存データ91は、画像データや映像データなどのコンテンツデータと、コンテンツの付加情報から構成し、付加情報911には、当該コンテンツに設定できるデータ項目についてその値を保存する場合の構成例を示している。ここでは、図6に示したテンプレートのテンプレート名Aのデータを適用した場合の例を示している。なお、テンプレート適用オプションとしては、特に条件は設定されていないものとし、テンプレートに登録されているデータを付加情報に上書きする場合で示している。このように、コンテンツ保存データ91としては、その付加情報911のデータ項目のうち、テンプレートとして設定されていた「タイトル」、「撮影場所」、「撮影者」の値がテンプレートの内容になっている。
【0040】
本例では、コンテンツの付加情報にテンプレートのデータを設定する機能を提供するが、テンプレートに設定されていないデータ項目については、従来の方法によりユーザが付加情報を入力し、保存することができる。また、テンプレートのデータを設定したデータ項目についても、その内容を任意に編集することが可能である。また、コンテンツの付加情報として適用するテンプレートは、複数でもよい。その際、適用するテンプレートに同じデータ項目があった場合は、適用オプションに従って、データを順次書き込んでいく。
【0041】
また、テンプレートのデータを基に付加情報のデータを入力する際の選択メニューを生成し、付加情報の入力操作を容易にすることも可能である。従来の付加情報編集部24にてユーザが付加情報を設定する際、そのデータ項目がテンプレートとして定義されている場合、テンプレートとして登録されている値を選択メニューの形式で一覧表示し、その中からユーザが選択する方法にしてもよい。これにより、テンプレートを一括適用する操作方法の他に、テンプレートのデータを活用してユーザの付加情報の設定作業を支援することができる。
【0042】
本例による画面表示例を図10、図11に示す。ここでは、コンテンツ管理機能を備えたPCにより、テンプレートの操作を行う場合の例を示しており、操作用の画面をPCの表示装置に表示して操作する。
【0043】
図10は、コンテンツ管理のための操作を行うコンテンツ管理画面100の一例である。コンテンツ管理画面100は、コンテンツを選択して再生や画面表示などを行ったり、削除したりするためのメニューバー101と、コンテンツの一覧をサムネイルやアイコンなどで表示する一覧画面102と、テンプレート表示画面103などから構成する。また、テンプレートの操作を行う場合の操作用の釦を画面上に設け、例えば、編集釦104、追加釦105、削除釦106、オプション設定釦107などの操作用の釦を表示する。テンプレートのデータを修正したい場合は、修正したいテンプレートを選択し、編集釦104を選択してデータを修正する。また、テンプレートを新規に追加したい場合は、追加釦105を選択すると、データが未設定の空のテンプレートが表示され、各データ項目にデータを入力することで、追加できる。この他に図示しないが、コピー釦を設け、既に登録されているテンプレートを複製することもできる。コピー後にデータを修正し、新たなテンプレートとして追加するような操作ができる。また、保存釦を設け、編集、追加後のテンプレートのデータをテンプレート保存部32に保存する操作を明示的に実施するようにしてもよい。
【0044】
また、テンプレートをコンテンツに適用する場合の操作は、テンプレート表示画面103のテンプレートをマウスなどで選択し、選択状態のまま適用先コンテンツのサムネイルやアイコンなどに重ねる、ドラッグアンドドロップにより適用する方法や、図示しないが、適用釦などを設け、適用先コンテンツと、適用するテンプレートを選択し、適用釦を選択することで適用する方法などでもよい。また、適用先コンテンツは、複数同時に選択できるようにしてもよい。
【0045】
図11は、テンプレートの適用オプションを設定するためのウィンドウの表示例である。図11は、テンプレートの適用オプションを個々のテンプレートに設定する場合の一例を示しており、図10のテンプレート108を選択し、オプション設定釦107を選択した場合に表示するオプション設定ウィンドウ110を表している。
【0046】
オプション設定ウィンドウ110には、テンプレートのデータ項目の内容を表示するデータ項目表示欄111と、オプション設定欄112がある。オプション設定欄112を選択すると、オプション選択用のメニュー113を表示し、メニューの中からオプションとして設定する内容を選択する。テンプレート適用オプションとして特に条件を設けない場合は、「なし」を選択し、例えば、設定するデータの後ろに数字を追加し、連番を付加したい場合は、「数字の追加」を選択する。「数字の追加」を選択した場合は、その初期値を設定できるようにしてもよく、ここでは、「数字の追加」を選択した場合に初期値設定欄114を表示し、そこに任意の初期値を設定できるようにしている。
【0047】
なお、本実施の形態の例では、オプションとして設定できる条件を予め用意しておき、複数ある設定条件の中から1つを選択する方法としているが、設定方法は、これに限らず、ユーザが条件設定できる機能を設け、その条件を設定できるようにしてもよい。
【0048】
また、本実施の形態の例では、コンテンツ管理機能を備えたPCについて説明したが、DVDレコーダやHDDレコーダなどの専用機においても、専用機に備えた表示装置または、専用機が接続可能な機器の表示装置に操作用の画面を表示し、リモートコントローラなどを用いて操作することにより、同様の機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施の形態による構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるコンテンツ管理機能の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるテンプレート作成処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態によるテンプレート適用オプション設定処理例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態による付加情報テーブルの構成例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるテンプレート保存データの構成例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態による適用オプション設定データの構成例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態によるテンプレート適用処理例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態によるコンテンツ保存データの構成例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態によるコンテンツ管理画面例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態によるオプション設定ウィンドウの画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0050】
1…撮影装置、2…パーソナルコンピュータ、3…ネットワーク、4…接続ケーブル、5、6…メモリカード、7…カードリーダ、8…インターフェース装置、11…記憶装置、12…表示装置、13…入力装置、21…コンテンツ管理部、22…コンテンツ入出力部、23…コンテンツ再生部、24…付加情報編集部、25…テンプレート作成部、26…テンプレート適用オプション設定部、27…テンプレート適用部、31…コンテンツ保存部、32…テンプレート保存部、33…適用オプション保存部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理するコンテンツ管理装置において、
前記付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成部と、
前記テンプレートを選択し、前記コンテンツの付加情報として前記コンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用部と、
前記コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項2】
請求項1記載のコンテンツ管理装置において、
前記テンプレートを前記コンテンツに適用する際の、データの適用条件を設定するテンプレート適用オプション設定部を備え、
前記テンプレート適用オプションに基づいて、前記テンプレート適用部により前記コンテンツにテンプレートのデータを適用することを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項3】
請求項1記載のコンテンツ管理装置において、
前記テンプレート作成部は、前記付加情報のデータ項目から任意のデータ項目を選択し、データを設定することによりテンプレートを作成することを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項4】
コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理するコンテンツ管理方法において、
前記付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成処理と、
前記テンプレートを前記コンテンツの付加情報として選択し、前記コンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用処理と、
前記コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集処理と、
から構成するコンテンツ管理方法。
【請求項5】
請求項4記載のコンテンツ管理方法において、
前記テンプレートを前記コンテンツに適用する際の、データの適用条件を設定するテンプレート適用オプション設定処理を備え、
前記テンプレート適用オプションに基づいて、前記テンプレート適用処理により前記コンテンツにテンプレートのデータを適用することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項6】
コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理するコンテンツ管理機能と、
前記付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成機能と、
前記テンプレートを前記コンテンツの付加情報として選択し、前記コンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用機能と、
前記コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集機能と、
をコンピュータで実現するためのコンテンツ管理プログラム。
【請求項1】
コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理するコンテンツ管理装置において、
前記付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成部と、
前記テンプレートを選択し、前記コンテンツの付加情報として前記コンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用部と、
前記コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項2】
請求項1記載のコンテンツ管理装置において、
前記テンプレートを前記コンテンツに適用する際の、データの適用条件を設定するテンプレート適用オプション設定部を備え、
前記テンプレート適用オプションに基づいて、前記テンプレート適用部により前記コンテンツにテンプレートのデータを適用することを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項3】
請求項1記載のコンテンツ管理装置において、
前記テンプレート作成部は、前記付加情報のデータ項目から任意のデータ項目を選択し、データを設定することによりテンプレートを作成することを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項4】
コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理するコンテンツ管理方法において、
前記付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成処理と、
前記テンプレートを前記コンテンツの付加情報として選択し、前記コンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用処理と、
前記コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集処理と、
から構成するコンテンツ管理方法。
【請求項5】
請求項4記載のコンテンツ管理方法において、
前記テンプレートを前記コンテンツに適用する際の、データの適用条件を設定するテンプレート適用オプション設定処理を備え、
前記テンプレート適用オプションに基づいて、前記テンプレート適用処理により前記コンテンツにテンプレートのデータを適用することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項6】
コンテンツに関する付加情報をコンテンツと共に保存し、管理するコンテンツ管理機能と、
前記付加情報のテンプレートを複数作成するテンプレート作成機能と、
前記テンプレートを前記コンテンツの付加情報として選択し、前記コンテンツと関連付けて記録するテンプレート適用機能と、
前記コンテンツに関連付けた付加情報を編集する付加情報編集機能と、
をコンピュータで実現するためのコンテンツ管理プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−64113(P2009−64113A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−229475(P2007−229475)
【出願日】平成19年9月4日(2007.9.4)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年9月4日(2007.9.4)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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