説明

コンテンツ規制システム及び装置

【課題】コンテンツ所有者の権利に基づき、ダウンロード及び他のマシンのコンテンツの複製物を制限するシステム及び装置を提供する。
【解決手段】本発明のシステムは、コンテンツ・データベースと、権利者インターフェースと、コンテンツ・アウトレット・インターフェースと、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、概して、コンテンツへのアクセスを制限する分野に関し、より詳細には、本願は、コンテンツ所有者の権利に基づき、ダウンロード及び他のマシンのコンテンツの複製物を制限することに関する。
【背景技術】
【0002】
コンテンツに関して、密造、不正コピー及び権利者に補償しないでコンテンツを取得する他の方法については、長年の懸案となっている。組み替え可能な活字(及び比較的容易な印字)の到来からコピー機を使ってコピーすることの導入を経て、技術は、コンテンツのコピーや効率的な盗み出しをますます容易にしてきた。近年、技術の進歩は、その跡、特にインターネットの隆盛と共に、オーディオ及びビデオコンテンツをキャッチしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、かかる最新技術は、コピープロテクトの様々な形式も組み込み、トランザクションのモニタリングを考慮に入れることができるコンテンツのデジタル表示に基づいている。現在、ピアツーピア型及び集中型のコンテンツ・アウトレットが存在する。典型的なピアツーピア型のコンテンツ・アウトレットは、グヌーテラ及びカザーである。
【0004】
典型的な集中型のコンテンツ・アウトレットは、iTunes、audible.com及び今はなきナップスターである。かかるコンテンツ・アウトレットは、オーディオ(例えば、歌曲)あるいはオーディオビジュアル/ビジュアル作品(例えば、映画)の何れかの個々のトラックとして一般的に利用可能なコンテンツの宝庫へのアクセスを提供する。
【0005】
現在、ほとんどのコンテンツ・アウトレットが、許可又は無許可の何れかに分類され得る。即ち、権利者(権利ホルダー)からのライセンスに基づいてコンテンツを提供する認可されたコンテンツ・アウトレットとライセンスを受けていないコンテンツを提供する無許可のコンテンツ・アウトレットとに分類され得る。
【0006】
あるコンテンツがライセンスを必要としない一方、消費者に興味のあるほとんどのコンテンツは、作者及び実行者又は譲受人によって保有された著作権の制限の下で存在している。権利者の多くは実行者の譲受人である。権利者の例としては、個々の作者あるいは実行者に加えて、スタジオ、レコード会社及びメディア会社のようなメディア・コントローラを含む。
【0007】
現在のダウンロード技術及び方法論で、ダウンロードするプロセスで作られるコンテンツのコピーの多くはライセンスを受けていない。また、権利者には、これらのコピーについての補償がない。したがって、権利者にこれらのコピーに対する補償方法を提供することは有用といえる。権利者の中には、どのようなコンテンツの権利を所有しているかについての記録を失っている者もいる。したがって、権利者がコンテンツを要求し、個々のコンテンツに対する多数の要求者間の紛争を解決する方法を提供することは有用である。
【0008】
同様に、権利者の中には、莫大な量のコンテンツに対する権利を持っている者もいる一方、少量のコンテンツにかかわっている者もいる。
【0009】
コンテンツ対して支払い義務を負っているかどうか判断するコンテンツ・アウトレットのために、連絡をとるべき無数の権利者ではなく、単一のアクセス・ポイントを提供することは有用といえる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、多様な範囲のシステム、装置及び方法と共に説明され図示される。
【0011】
コンテンツを制限するための方法及び装置が提供される。
【0012】
一実施形態では、前記発明は方法である。
【0013】
前記方法には、コンテンツ・アウトレットとインターフェースをとることが含まれる。
【0014】
さらに、前記方法には、ダウンロードされるコンテンツの属性をメディア・データベース内のコンテンツの属性と比較することが含まれる。
【0015】
また、前記方法には、その比較結果に基づいた制限を規定することが含まれる。
【0016】
さらに、前記方法には、当該方法を貨幣化することが含まれていてもよい。
【0017】
さらに、前記方法には、コンテンツ権利者へのロイヤリティーの支払いを分配することが含まれていてもよい。
【0018】
他の実施形態では、前記発明はシステムである。
【0019】
前記システムには、コンテンツ・データベースが含まれる。
【0020】
また、前記システムには、権利者インターフェースが含まれる。
【0021】
さらに、前記システムには、コンテンツ・アウトレット・インターフェースが含まれる。
【0022】
さらに、前記システムには、クローラーが含まれていてもよい。
【0023】
また、前記システムには、金融インターフェースが含まれていてもよい。
【0024】
別の他の実施形態では、前記発明は方法である。
【0025】
前記方法には、歌曲選択を受信することが含まれる。
【0026】
また、前記方法には、前記歌曲選択を歌曲データベースのレコードと比較することが含まれる。
【0027】
さらに、前記方法には、その比較結果を示すことが含まれる。
【0028】
また、前記方法には、当該方法を貨幣化することが含まれていてもよい。
【0029】
さらに、前記方法には、前記歌曲に対する制限を規定することが含まれていてもよい。
【0030】
また、前記方法には、前記歌曲が要求されていないことを示すことが含まれていてもよい。
【0031】
さらに、前記方法には、前記歌曲の複製を禁止することが含まれていてもよい。
【0032】
さらに、別の他の実施形態では、前記発明は装置である。
【0033】
前記装置には、コンテンツ・トラッキング手段が含まれる。
【0034】
また、前記装置には、コンテンツ・ユーザと前記コンテンツ・トラッキング手段との間のインターフェース手段が含まれる。
【0035】
さらに、前記装置には、コンテンツ権利者と前記コンテンツ・トラッキング手段との間のインターフェース手段が含まれる。
【0036】
さらに、別の他の実施形態では、前記発明は方法である。
【0037】
前記方法には、歌曲クレームを受信することが含まれる。
【0038】
また、前記方法には、歌曲クレームを歌曲データベースのレコードと比較することも含まれる。
【0039】
さらに、前記方法には、前記比較結果を示すことも含まれる。
【0040】
さらに、前記方法には、紛争の存在を示すことが含まれていてもよい。
【0041】
また、前記方法には、紛争を解決することが含まれていてもよい。
【0042】
さらに、前記方法には、ロイヤリティーを送ることが含まれていてもよい。
【0043】
さらに、他の実施形態においても、前記発明は方法である。
【0044】
前記方法には、コンテンツを見つけるため、インテリジェント・エージェントと共にネットワークをゆっくり進むことが含まれる。
【0045】
さらに、前記方法には、前記コンテンツを評価することが含まれる。
【0046】
また、前記方法には、コンテンツ・データベースに前記コンテンツの電子個人情報を送信することが含まれる。
【0047】
さらに、前記方法には、前記コンテンツ・データベースに前記コンテンツの電子個人情報を格納することが含まれる。
【0048】
示された本発明の実施形態は、限定的でなく、本質的には典型的であり、実例的である。本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲で決定される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0049】
本発明は、多様な範囲のシステム、装置及び方法と共に説明され図示される。コンテンツを制限するための方法及び装置が提供される。
【0050】
一実施形態では、前記発明は方法である。前記方法には、コンテンツ・アウトレットとインターフェースをとることが含まれる。さらに、前記方法には、ダウンロードされるコンテンツの属性をメディア・データベース内のコンテンツの属性と比較することが含まれる。また、前記方法には、その比較結果に基づいた制限を規定することが含まれる。さらに、前記方法には、当該方法を貨幣にすることが含まれていてもよい。さらに、前記方法には、コンテンツ権利者へのロイヤリティーの支払いを分配することが含まれていてもよい。
【0051】
他の実施形態では、前記発明はシステムである。前記システムには、コンテンツ・データベースが含まれる。また、前記システムには、権利者インターフェースが含まれる。さらに、前記システムには、コンテンツ・アウトレット・インターフェースが含まれる。さらに、前記システムには、クローラーが含まれていてもよい。また、前記システムには、金融インターフェースが含まれていてもよい。
【0052】
別の他の実施形態では、前記発明は方法である。前記方法には、歌曲選択を受信することが含まれる。また、前記方法には、前記歌曲選択を歌曲データベースのレコードと比較することが含まれる。さらに、前記方法には、その比較結果を示すことが含まれる。また、前記方法には、当該方法を貨幣にすることが含まれていてもよい。さらに、前記方法には、前記歌曲に対する制限を規定することが含まれていてもよい。また、前記方法には、前記歌曲が要求されていないことを示すことが含まれていてもよい。さらに、前記方法には、前記歌曲の複製を禁止することが含まれていてもよい。
【0053】
さらに、別の他の実施形態では、前記発明は装置である。前記装置には、コンテンツ・トラッキング手段が含まれる。また、前記装置には、コンテンツ・ユーザと前記コンテンツ・トラッキング手段との間のインターフェース手段が含まれる。さらに、前記装置には、コンテンツ権利者と前記コンテンツ・トラッキング手段との間のインターフェース手段が含まれる。
【0054】
さらに、別の他の実施形態では、前記発明は方法である。前記方法には、歌曲クレームを受信することが含まれる。また、前記方法には、歌曲クレームを歌曲データベースのレコードと比較することも含まれる。さらに、前記方法には、前記比較結果を示すことも含まれる。さらに、前記方法には、紛争の存在を示すことが含まれていてもよい。また、前記方法には、紛争を解決することが含まれていてもよい。さらに、前記方法には、ロイヤリティーを送ることが含まれていてもよい。さらに、他の実施形態においても、前記発明は方法である。前記方法には、コンテンツを見つけるため、インテリジェント・エージェントと共にネットワークをゆっくり進むことが含まれる。さらに、前記方法には、前記コンテンツを評価することが含まれる。また、前記方法には、コンテンツ・データベースに前記コンテンツの電子個人情報を送信することが含まれる。さらに、前記方法には、前記コンテンツ・データベースに前記コンテンツの電子個人情報を格納することが含まれる。
【0055】
前記システムは、リアルタイム、あるいは、ほぼリアルタイムで作動するのが好ましい。
【0056】
例えば、問い合わせ(クエリー)は、コンテンツ・アウトレットによってデータベースへ送られ、前記データベースからのレスポンスは、該問い合わせの結果に基づいた最小限の遅れで供給される。これは、コンテンツ・アウトレット・システムでのレスポンスのローカル・キャッシングに基づいて、部分的に達成され得る。また、既知のデータベース技術の使用を通じても達成され得る。
【0057】
前記装置及び方法は、システムの一実施形態を参照することで理解され得る。
【0058】
図1は、コンテンツへのアクセスをコントロールするシステムの一実施形態を示す図である。前記システムは、誰がコンテンツの権利を所有しているのかの判断、ダウンロードされたコンテンツの識別、及び権利者(達)の優先権に基づいたコンテンツへのアクセスの制限を行うために使用され得る。さらに、これは、このプロセスの貨幣化を可能にさせ得る。
【0059】
システム100は、データベース140、コンテンツ・アウトレット110、120及び130、クレーム・インターフェース150、権利者160、170及び180、並びにクローラー190で構成される。データベース140は、コンテンツに関連する属性を含んでいる。例えば、コンテンツの一部又は項目は、タイトル、作者、実行者、権利者、サイズ/長さ、コンテンツのタイプ、電子個人情報、権利制限に関しての属性及び他の属性を含み得る。
【0060】
さらに、コンテンツの一部は、コンテンツの公認されたコピーを有し、また、該公認されたコピーは、権利者によって指定された権利制限を実行するために使用されるデジタル権利管理又は他の限定的なパラメータを組込み得る。従来のリテーラー110は、ライセンスを受けたコンテンツを使用することで作動し、権利者に補償を供給するコンテンツ・アウトレットである。
【0061】
未承認のピアツーピア・ネットワーク120は、承認状況にかかわらず、そして権利者に補償することを試みることなしでコンテンツを提供するコンテンツ・アウトレットである。承認済みピアツーピア・ネットワーク130は、ライセンスを受けたコンテンツを使用し、権利者に補償を供給するピアツーピア技術を使用するネットワークをダウンロードする。
【0062】
コンテンツ・アウトレット110、120及び130のすべてが、一度に存在する(営業している、一ネットワークとして構成されている等)とは限らないことに留意すべきである。
【0063】
コンテンツ・アウトレット(110、120又は130)は、ダウンロード用に歌曲あるいは他のコンテンツを供給する準備が整うと、データベース140に問い合わせて、コンテンツに対する制限を決定する。問題のコンテンツが、データベース140に格納されている属性のコンテンツと比較して、同一であることを確認できるならば、他のコンテンツの属性は、コンテンツに対する制限に関する情報(例えば、制限のあるコピー、再生専用バージョン、使用制限バージョンなど)を提供するであろう。これらの制限は、その後、前記コンテンツ・アウトレットによってダウンロード用に供給されるコンテンツに埋め込まれる。
【0064】
また、コンテンツの認可されたコピーは提供され得る。その結果、希望の制限を埋め込み、一定のレベルで品質を保つ。コンテンツに対する制限の決定は、誰がコンテンツ(権利者)に対する権利を所有するかあるいは持つか決めることを要求する。クレーム・インターフェース150は、権利者によるデータベース140へのアクセスを可能にする。権利者160、170及び180は、全て、コンテンツの権利者又はその他の権利を主張するためにクレーム・インターフェース150を使用し得る。
【0065】
好ましくは、権利者は、彼らが権利を持っているコンテンツを提供する。そして、そのコンテンツは、例えば、タイトル、コンテンツのタイプ及び電子個人情報のような属性を決定するために評価され得る。
【0066】
また、コンテンツは、インターネットあるいは他のネットワーク上で発見されてもよく、その後に、権利者は、そのようにして発見されたコンテンツ内で具現化された作品での権利を主張するためにクレーム・インターフェースを使用してもよい。例えば、クローラー190は、ワールド・ワイド・ウェブ上のリンクを横断し、その結果コンテンツを発見するために実装され得る。その後、そのコンテンツは、そのコンテンツの所有権に対する主張を持っている者がいるかどうかを決めるために、権利者によって評価され得る。
【0067】
実施形態の中には、クレーム・インターフェース150が、例えば、API又はアプリケーション・プログラミング・インターフェースであるものが含まれるということを留意するべきである。
【0068】
前記クレーム・インターフェース150は、様々な方法で作動し得る。例えば、それは、作者、タイトル、実行者等を含む属性のようなコンテンツに関する情報の登録を可能にするグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)であってもよい。この情報は、そのようなコンテンツが、データベース140で知られているかどうかを判断する目的で該データベースに問い合わせするため、あるいは、データベース140へこれらの属性を入力するために使用されてもよい。
【0069】
また、クレーム・インターフェース150は、バルク又はバッチ・データ・エントリーのある形式のために実装されてもよく、それにより、例えば、問い合わせの目的のため、あるいは、データ・エントリーの目的のためにコンテンツの多数の別個あるいは関連する小片を関係づける前記クレーム・インターフェースにデータ・ストリームあるいはデータ・ファイルが供給される。
【0070】
その上、クレーム・インターフェース150は、データベース140へ実際のコンテンツのエントリーを可能にするようにしてもよい。実際のコンテンツあるいはコンテンツの電子個人情報(又は両方)が格納されても、コンテンツに基づいてデータベース140に問い合わせることが、電子個人情報の比較により生じ得る。
【0071】
時々、権利者は、コンテンツに対する多数の矛盾する要求を主張し得る。多数のクレーム全てが矛盾するとは限らないであろう。例えば、歌曲の著作及び実演は、両方とも、明白な矛盾なしに、別々の著作者及び実演者に著作権を供給し得る。その2権利者は、該2実体が歌曲の著作権の所有者であることを主張するという矛盾と同じではないコンテンツの取り扱い方法に関して意見が一致しない。
【0072】
同一権利が、多数の関係者によって主張される場合、競合解消の何らかの形式は必要である。ロイヤリティーは保管され得る。又は、歌曲(あるいは、他のコンテンツ)は任意のコピーから制限され得る。また、所有権の衝突は、最初は、高評価の会社又は、以前に証明されたコンテンツ所有権を所有する会社に割り当てられた高い評価ランキング及び断定的な誤った要求を持つ会社又は以前の経験が少ない会社に割り当てられた低い評価ランキングと共に、クレーム・インターフェースによって保持されている格付け上の評判に基づいて解決され得る。
【0073】
好ましくは、アピールのプロセスは、評価ランキングに基づいた決定が生じた後、人的な干渉を可能にさせるために実行され得る。例えば、評判の良いラベルは、特定の日に立ち上がったようなカタログに対してクレームを主張し得る。別の小さなラベルは、このカタログ内の1セットの歌曲に対するクレームを主張し得る。評判とは、評判のよいラベルが、名声を得るということといえる。しかしながら、小さなラベルは人への権利の割り当てを示し、従って、そのクレームを証明することができる。また、小さなラベルは、不適当に作用し、正確にそのクレームを拒絶し得る。
【0074】
様々な方法が、誰がコンテンツに対する適法な権利者であるかを決めるために使用され得る。図2Aは、コンテンツ権利者を決定する方法の一実施形態を示している。
【0075】
前記方法は、図1を参照して説明した前記システム又は他のシステムと共に使用され得る。前記方法には、メディアを識別し、メディアへのクレームを受信し、衝突したクレームを解決し、権利者の登録をすることが含まれる。
【0076】
モジュール210では、メディア又はコンテンツが識別される。これは、コンテンツ・アウトレットによって確認のために提示されたコンテンツ、権利者によってクレームの一部として提示されたコンテンツ、又はソフトウェア処理若しくはネットワークをゆっくり進むエージェントの結果として生じ得る。
【0077】
モジュール220では、コンテンツに対するクレームはアサートされる。これらのモジュールが、直線的以外にも一応相互作用し得るということを留意すべきである。コンテンツが確認された後、そして、権利者が確認された後でさえ、クレームが十分にアサートされ得る。クレームがアサートされたまま、コンテンツについての情報(例えば、作者、実行者、タイトル、コンテンツの電子個人情報、コンテンツの認可されたコピー等)も供給されるであろう。
【0078】
複数のクレームがアサートされると、モジュール230では、クレーム間の衝突が解消される。上述した図1については、これは、評判に基づいた解消を含んでいてもよいし、あるいは人的な介在のみを含んでいてもよい。
【0079】
モジュール240では、コンテンツに対する権利者(達)が、彼らのコンテンツをコピーすることの制限の要求と共に登録される。このポイントでは、コンテンツへのアクセスは、権利者によってアサートされた権利に基づいてコントロールされ得る。また、コピーが生じるにつれてコンテンツのロイヤリティーが権利者に分配され得る。さらに、コンテンツに対する権利の変化は、著作権の譲渡又は終了を考慮に入れて追跡され得る(それは常に許可されるべきだ)。
【0080】
有用な方法が、上述のモジュールのいくつかのサブセットを使用して実行されるように、これらのモジュールの全てが、作業方法のために要求されるわけではないことに留意すべきである。
【0081】
また、この方法の貨幣化が、例えば、クレームのアサート若しくは衝突の解消の料金によって、又はいくつかの会費方式若しくは定期料金によって生じ得る。
【0082】
コンテンツに対する権利者が明らかであろうとなかろうと、あるコンテンツは様々な方法で提供され得る。
【0083】
図2Bは、コンテンツを提供する方法の一実施形態を示す。前記方法は、図1に関して説明したようなシステム、又は、他のシステムで実行され得る。前記方法には、メディア又はコンテンツの要求を受け取り、メディアをデータベースのコンテンツと比較し、メディアに制限を規定し、ロイヤリティーを集めて送ることが含まれる。これらのモジュールの全てが、作業方法のために要求されるわけではないことに留意すべきである。
【0084】
有用な方法が、上述のモジュールのいくつかのサブセットを使用して実行されるようにモジュール250では、メディア又はコンテンツの要求が受け取られる。このリクエストは、それは著作権法によって課された必要条件を満足させることを試みる例えば、コンテンツ・アウトレットから来る。
【0085】
モジュール260では、メディア又はコンテンツが、そのコンテンツがどのようなものであるか決定するため、データベース内のレコードと比較される。例えば、電子個人情報が比較されるように、好ましくは、電子個人情報又は類似の技術が、そのコンテンツを識別するために使用される。
【0086】
また、例えば、タイトル、著作者及び/又は実演者のような属性が、比較され得る。さらに、コンテンツ全体で比較されるようにしてもよい。例えば、歌曲を示す2つのデジタルファイルが、ビット単位レベルで比較され得る。ヒット又はマッチが検出された場合、データベースは、著作権制限及びロイヤリティーを支払うべき権利者についての情報を持ち得る。
【0087】
モジュール270では、どの利用可能な制限も規定される。これは、デジタル権利管理制限として埋め込まれたパラメータ、又は別の含んでいるものと共に、メッセージ又はパラメータのセットを提供することと同じくらい容易である。
【0088】
また、これには、認可されたコピーに埋め込まれた制限を規制することが含まれていてもよい。その他に、権利者は、コンテンツ・アウトレットがダウンロードを行なってはならないといったようなコピーの禁止を行ってもよい。
【0089】
モジュール280では、ロイヤリティーが集められる。 これが、そのような支払いを計上するために使用されるデータベースのレコードと共に、データベースのオペレータに対するコンテンツ・アウトレットからの支払いという形式で生じる。各歌曲又はコンテンツの他の部分のマイクロペイメントを処理するのではなく、多くの個々のロイヤリティーの定期的な支払いが、行なわれる、ということに留意すべきである(例えば、月々の支払い等)。
【0090】
さらに、モジュール290では、ロイヤリティーが権利者に転送される。これにも、同様に、多数の個々のマイクロペイメントに基づいた定期的な支払いが含まれる。さらに、ロイヤリティーは、割合あるいは固定料金のある形式として、当該ロイヤリティーの手数料を控除した後に転送され得る。同様に、支払いは、例えば、メディアの要求毎、成功した(適合が検出された)要求毎、又は、ダウンロードの結果の要求毎に必要とされる。また、貨幣化に対する他のオプション(例えば、会費モデル等な)も採用され得る。
【0091】
コンテンツを提供する方法の様々な実施形態において、様々なシステムが使用され得る。図3は、コンテンツを提供するにシステムの一実施形態を示す。前記システムは、コンテンツの制限を決定するためコンテンツ・アウトレット(リテーラー)とコンテンツ・データベースの間のインタラクションを可能にし、ロイヤリティーを集め得る。
【0092】
システム300は、データベース340、プラグイン・インターフェース345、リテイル325、プラグイン335を含み、そして、リテーラー310及びリテーラー315に接続して使用される。前記図示されたシステムは、より大きなシステムの部分であり、図示された部分は、コンテンツ・アウトレットと共に機能するために有用である。データベース340は、コンテンツ、コンテンツに関する属性又は両者のデータベースである。それは、プラグイン・インターフェース345又はリテイル・インターフェース325を介してアクセスされ得る。
【0093】
リテーラー315は、リテイル・インターフェース325を介してデータベース340にアクセスするコンテンツ・アウトレットである。リテーラー315は、そのシステムを介して、例えば、音楽のダウンロードを可能にする。そして、ダウンロードされる歌曲のステータスを決めるためにデータベース340に問い合わせを行う。前記問い合わせは、歌曲/コンテンツの属性と共に、又は実際の歌曲/コンテンツと共に送られる。データベース340からのリターン情報は、そのコンテンツがクレームでないという表示、コンテンツの制限、コンテンツの認可されたコピー、又はコンテンツをコピーすることの禁止表示を含むことができる。図示されるように、リテーラー315は、これらの信号を処理し、インターフェース325で使用するその問い合わせを適切にフォーマットする必要があるが、それ以外にも直接にデータベース340に対して問い合わせを行う。また、リテーラー310は、そのソフトウェア・プラグイン335と統合するコンテンツ・アウトレットである。
【0094】
プラグイン335は、以前に規定された、あるいは、カスタマイズされた方式の何れかでリテーラー310によって使用されるソフトウェアと協働するローカル・インターフェース・モジュールである。リテーラー310は、ダウンロードのためにコンテンツ(例えば、歌曲等)の使用可能性についてプラグイン335に問い合わせを行う。その後、プラグイン335は、プラグイン・インターフェース345に問い合わせを渡し、その後、適切に問題のコンテンツについてデータベース340に問い合わせが行われる。その後、データベース340からの応答は、プラグイン・インターフェース345及びプラグイン335によって、解釈され又は再フォーマットされる。そして、リテーラー310はその処理に係る応答を使用する。
【0095】
一般に、前記応答は、上述したリテーラー315に供給されるものと同様である。プラグイン335は、データを再フォーマットするように比較的簡単な働きを実行し、又は、リテイル・アウトレット310によって提供されるコンテンツのための電子個人情報を決定するような、さらに複雑な働きを実行する、ことに留意すべきである。
【0096】
コンテンツを提供する様々な方法が、様々なシステムを使用し得るように、権利者を決定する様々な方法も様々なシステムを使用し得る。図4は、コンテンツの権利者を決定するシステムの一実施形態を図示する。図示された前記システムは、大きなシステムの一部であり、図示された部分は、権利者と協働するために有用である。前記システムは、権利者を登録し、紛争を解決するために権利者とコンテンツ・データベースとの対話を可能にする。前記システム450は、データベース440、バルク・クレーム・インターフェース455、クレーム・インターフェース465を含み、特に権利者475及び485と協働するために設計されている。
【0097】
データベース440は、図1のデータベース140のようなコンテンツ・データベースである。データベース440は、コンテンツ、コンテンツの属性、又はその両方を含んでいる。バルク・クレーム・インターフェース455は、多種又は多数のクレームのサブミッション(例えば、1セットの歌曲及びそれらの歌曲を関連付けたコレクションに対する著作権を実行するクレームのサブミッション等)を可能にするためのインターフェースである。
【0098】
バルク・クレーム・インターフェース455は、多種のクレームをサブミットさせるために、アクセスすることを権利者によって制限されるか、又は、ユーザ・インターフェースよりむしろ情報のストリームを使用する意思のある権利者に提供され得る。
【0099】
例として、権利者475は、問題のカタログ内のコンテンツの全てについての情報をファイルに供給することで他の権利者から購入したカタログ内の全ての歌曲に対するクレームをアサートする。また、ほんのわずかな歌曲又はコンテンツのピースに関する権利のアサーションのために、クレーム・インターフェース465が使用され得る。クレーム・インターフェース465は、個々の権利者として権利者の従業員が使用するグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)又は他の人間対話型インターフェースであり得る。例えば、権利者485は、クレーム・インターフェース465を使用する公表された歌曲のセット(多くの著作者にとっては少数であるかもしれない)に対する原作者著作権をアサートし得る。
【0100】
人は、デジタル個人情報のサブミッション又はコンテンツの認可されたコピーに加えて、クレーム・インターフェース465が、全ての利用可能な属性のエントリーを可能にするだろうということを期待する。各インターフェース455、465のために、結果が、前記権利者の登録フォームに入って来る。前記結果には、不一致の表示(決定を備えたあるいは備えていない)、登録されたコンテンツと以前に入力されたコンテンツとの適合の表示(例えば、クローラーによって検出された又はコンテンツ・アウトレットによって要求された)、又は他のある結果が該当する。
【0101】
バルク・クレーム・インターフェース455の場合には、これらの結果は、権利者475に送られる結果のファイル又はストリームとして、又は、ユーザの都合のよい時に権利者475によるアクセスのための利用可能な情報として供給される。クレーム・インターフェース465の場合には、これらの結果は、グラフィック又はユーザに理解しやすい他の方法で提供され、又は、データベースの定期的な処理/アップデートの発生後に検査するために利用可能である。このシステムのオペレーションが、例えば、権利者がクレームを登録するために支払うように、ロイヤリティーを受け取るために、又は、サービスの他のある形式のために等、貨幣化され得ることに留意すべきである。
【0102】
ロイヤリティーの支払い(例えば、コンテンツのアイテムのための権利者の登録への支払い等)は、図示しないが、例えば、電子的にあるいは権利者宛にチェックを郵送することで発生することは理解できるであろう。
【0103】
コンテンツ及び権利者と関係する情報を追跡するため、様々なデータ構造が使用され得る。図5は、データベース内のコンテンツのレコードの一実施形態を図示している。
【0104】
レコード510は、1つの実施形態では、ネームバリューのペア(又はコードバリューのペア)として格納される属性515のセットで編成される。属性515のどれも必須ではないことに留意すべきである。図示された属性は、タイトル520(例えば、歌曲のタイトル等)、作者530(例えば、歌曲の作者/作曲家等)、実行者540(例えば、歌曲の実演者等)、フィンガープリント550(例えば、デジタル形式での歌曲の電子個人情報等)、レングス560(例えば、歌曲の演奏時間等)、認可されたコピー570(例えば、コンテンツが要求される際に提供されるコピー等)、権利者580(例えば、コンテンツに係る第1の権利者)、及び権利者590(例えば、コンテンツに係る第2の権利者)を含む。
【0105】
これらの各属性が、映画、喜劇風のパフォーマンス、ドキュメント(その場合では、おそらく実行者540でない)又はコンテンツの他の形式に当てはまることに留意すべきである。また、例えば、コピー上のデジタル権利管理(DRM)目的のための制限あるいは禁止のように他の属性が格納され得ることにも留意すべきである。同様に、例えば、データベース内のメタデータによって指示されるフォーマットのように問題のデータのための他のフォーマットあるいは関係は活用され得る。
【0106】
したがって、図5のデータ構造又はレコードは、事実上、限定的ではなく実例である。様々なタイプのデータ構造が、プログラムと共に使用される。典型的には、1つのメディア又は複数のメディアで具現化される。
【0107】
図6は、プロセッサによる実行の際、プロセッサに方法を実行させる指示を順々に具現化するメディアの一実施形態を図示している。メディアは、該メディアを実質的に変更しない、メディアの単一のピース又はメディアのコレクションであり得る。図示された実施形態では、メディアは、コントロール・モジュール、クレーム・インターフェース(権利者用)、アウトレット・インターフェース及びデータベース・インターフェースを含んでいる。より詳細には、メディア600は、コントロール・モジュール610、バルク・クレーム・インターフェース620、個別クレーム・インターフェース630、データベース・インターフェース640、プラグイン・インターフェース650及びリテーラー・インターフェース660を含んでいる。
【0108】
バルク・クレーム・インターフェース620及び個別クレーム・インターフェース630は、権利者用のクレーム・インターフェースをインプリメントするモジュールである。コンテンツに対する多くのクレーム又はコンテンツに対する安定したクレームのストリームを有する権利者は、クレーム情報を提供するバルク・クレーム・インターフェース620を使用し得る。少数のクレーム又は稀少なクレームを有する権利者は、個別クレーム・インターフェース630を使用し得る。同様に、プラグイン・インターフェース650及びリテーラー・インターフェース660は、コンテンツ・アウトレットとのインターフェースをインプリメントするモジュールである。
【0109】
コンテンツ・アウトレットは、プラグインを含み得る場合、プラグイン・インターフェース650を使用し得る。一方、プラグインを含まない場合、リテーラー・インターフェース660と直接に通信し得る。データベース・インターフェース640は、コンテンツ・データベース及び権利者情報とインターフェースをとる。コントロール・モジュール610は、他のモジュールの各々をコントロールする。
【0110】
従って、コントロール・モジュール610は、プラグイン・インターフェース650又はリテーラー・インターフェース660を介してリテーラーからの要求を、データベース・インターフェース640が、関連するデータベース内でコンテンツを検索すること引き起こすことによって、処理し得る。適合を検出する際、データベース・インターフェース640からの情報は、プラグイン・インターフェース650又はリテーラー・インターフェース660の何れかに返され、そして、最初に当該要求をサブミットしているコンテンツ・アウトレットに返される。
【0111】
同様に、コントロール・モジュール610は、バルク・クレーム・インターフェース620又は個別クレーム・インターフェース630の何れかを介してクレームを受信し得る。そして、その情報をデータベース・インターフェース640を介して、関連するデータベースに送り得る。コントロール・モジュール610は、データベース・インターフェース640からのフィードバックに基づいて、抵触クレームの解決を管理し得る。
【0112】
さらに、コントロール・モジュールは、権利者にしばしば、ロイヤリティーの電子決済と共に、クレーム・インターフェース620及び630を介してロイヤリティー率及びダウンロードについての情報を送り得る。コントロール610は、コンテンツについての情報を受信するため及びデータベース・インターフェース640を介してデータベースを投入するために使用されるクローラー・インターフェース(図示せず)に命令し得ることに留意すべきである。
【0113】
そのようなメディアは、様々なコンピュータあるいはマシンの実施形態と共に使用され得る。以下の図7及び図8の説明は、上述した発明の方法を実行するのに好適なコンピュータ・ハードウェア及びオペレイティング・コンポーネントの概観を提供することを目的とすが、適用可能な環境を制限することを意図するものではない。同様に、コンピュータ・ハードウェア及び他のオペレイティング・コンポーネントは、上述した発明の装置の一部として好適といえる。前記発明は、携帯端末、マルチプロセッサ・システム、マイクロプロセッサに基づくあるいはプログラム制御可能な家庭用電化製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ及びその他同種のものを含む他のコンピュータ・システムの構成と共に実行され得る。
【0114】
また、前記発明は、タスクが通信網を介してリンクされた遠隔処理装置によって実行される分散コンピューティング環境でも実行することができる。図7は、例えば、インターネットのようなネットワーク705を介して繋がれた複数のコンピュータ・システムを示している。ここで使用する「インターネット」は、TCP/IPプロトコルのような所定のプロトコルを使用するネットワークの一ネットワークを参照する。前記所定のプロトコルには、場合によりワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を構成するハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)のドキュメント用のハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(HTTP)のような他のプロトコルも該当する。
【0115】
インターネットの物理的接続並びにインターネットの前記プロトコル及び通信手順は、当業者には周知技術である。インターネット705へのアクセスは、典型的にはISP710及び715のようなインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)によって提供される。クライアント・コンピュータ・システム730、740、750及び760のようなクライアント・システム上のユーザは、ISP710及び715のようなインターネット・サービス・プロバイダを介してインターネットにアクセスする。インターネットへのアクセスは、クライアント・コンピュータ・システムのユーザが、情報を交換し、電子メールを送受信し、ドキュメント(例えば、HTMLフォーマットで作成されているドキュメント等)を見ることを可能にする。
【0116】
これらのドキュメントは、多くの場合、インターネット上にあると見なされるウェブサーバ720のようなウェブサーバによって提供される。コンピュータ・システムはセット・アップされ、ISPであるそのシステムなしで、インターネットに接続され得るが、多くの場合、これらのウェブサーバは、ISP710のようなISPによって提供される。ウェブサーバ720は、典型的には、サーバ・コンピュータ・システムとして作動し、ワールド・ワイド・ウェブのプロトコルで作動するために構成され、そしてインターネットに繋がれる少なくとも1つのコンピュータ・システムである。
【0117】
状況に応じて、ウェブサーバ720は、クライアント・システムのためにインターネットへのアクセスを提供するISPの一部であり得る。ウェブサーバ720は、メディア・データベースの形式と見なされるウェブコンテンツ795に繋がれたサーバ・コンピュータ・システム725に繋がれている。2つのコンピュータ・システム720及び725は、図7に示されるが、ウェブサーバ・システム720及びサーバ・コンピュータ・システム725は、ウェブサーバの機能性及び後述するサーバ・コンピュータ・システム725によって提供されるウェブサーバの機能性を提供する異なるソフトウェア・コンポーネントを有する1つのコンピュータ・システムであり得る。
【0118】
クライアント・コンピュータ・システム730、740、750及び760は、各々、適切なウェブ閲覧ソフトウェアで、ウェブサーバ720によって提供されるHTMLページを見ることができる。ISP710は、クライアント・コンピュータ・システム730の一部と考えることができるモデム・インタフェース735を介してクライアント・コンピュータ・システム730にインターネット接続を提供する。クライアント・コンピュータ・システムは、パーソナル・コンピュータ・システム、ネットワーク・コンピュータ、ウェブTV・システム又は他のそのようなコンピュータ・システムでありえる。
【0119】
同様に、図7に示すようにISP715は、クライアント・システム740、750及び760のためにインターネット接続を提供するが、前記接続はこれらの3つのコンピュータ・システムに対して同一ではない。クライアント・コンピュータ・システム750及び760が、LANの一部である一方、クライアント・コンピュータ・システム740は、モデム・インターフェース745を介して繋がれる。図7において、インタフェース735及び745は、一般的なモデムとして示されているが、これらのインターフェースの各々が、アナログ・モデム、ISDNモデム、ケーブル・モデム、衛星伝送インターフェース(例えば、”ダイレクトPC”)又は他のコンピュータ・システムにコンピュータ・システムを繋ぐための他のインタフェースであり得る。
【0120】
クライアント・コンピュータ・システム750及び760は、ネットワーク・インタフェース755及び765を介してLAN770に繋がれている。該ネットワーク・インタフェース755及び765は、イーサネット(登録商標)・ネットワークあるいは他のネットワーク・インタフェースであり得る。また、LAN770は、ファイアウォール及びローカル・エリア・ネットワークに対して他のインターネット関連サービスを提供することができるゲートウェイ・コンピュータ・システム775に繋がれている。このゲートウェイ・コンピュータ・システム775は、クライアント・コンピュータ・システム750及び760にインターネット接続を提供するために、ISP715に繋がれている。
【0121】
ゲートウェイ・コンピュータ・システム775は、従来のサーバ・コンピュータ・システムであり得る。また、ウェブサーバ・システム720も、従来のサーバ・コンピュータ・システムであり得る。また、サーバ・コンピュータ・システム780は、ゲートウェイ・システム775を介してインターネットに接続する必要なく、ファイル790及びクライアント750及び760にファイル790及び他のサービスを提供するためにネットワーク・インタフェース785を介してLAN770に直接繋がれ得る。
【0122】
図8は、クライアント・コンピュータ・システム若しくはサーバ・コンピュータ・システムとして、又はウェブサーバ・システムとして使用することができる従来のコンピュータ・システムの一例を示している。そのようなコンピュータ・システムは、ISP710のようなインターネット・サービス・プロバイダの多くの機能を実行するために使用することができる。コンピュータ・システム800は、モデム又はネットワーク・インターフェース820を介して外部システムとインターフェースを取る。モデム又はネットワーク・インタフェース820は、コンピュータ・システム800の一部であると見なすことができるということが理解できるであろう。
【0123】
このインタフェース820は、アナログ・モデム、ISDNモデム、ケーブル・モデム、トークン・リング・インターフェース、衛星伝送インターフェース(例えば”ダイレクトPC”)又は他のコンピュータ・システムにコンピュータ・システムを繋ぐための他のインタフェースであり得る。コンピュータ・システム800は、プロセッサ810を含んでいる。それは、インテル・ペンティアム(登録商標)・マイクロプロセッサ又はモトローラ・パワーPC・マイクロプロセッサのような従来のマイクロプロセッサであり得る。
【0124】
メモリ840は、バス870によってプロセッサ810に繋がれている。メモリ840は、ダイナミックRAM(DRAM)であり得る。また、スタティックRAM(SRAM)も含むことができる。バス870は、メモリ840、さらに不揮発性記憶装置850、ディスプレイ・コントローラ830及び入力/出力(I/O)コントローラ860にプロセッサ810を繋いでいる。ディスプレイ・コントローラ830は、陰極線管(CRT)又は液晶ディスプレイ(LCD)であり得るディスプレイ装置825上のディスプレイを従来の方法でコントロールする。入力/出力(I/O)装置855は、キーボード、ディスクドライブ、プリンタ、スキャナ、並びに他の入力及び出力装置(マウス又は他のポインティング・デバイスを含む)を含むことができる。
【0125】
ディスプレイ・コントローラ830及びI/Oコントローラ860は、周知技術で実施することができる。デジタル画像入力装置865は、デジタル・カメラからの画像がコンピュータ・システム800に入力されることを可能にするためにI/Oコントローラ860に繋がれるデジタルカメラであり得る。不揮発性記憶装置850は、多くの場合、磁気ハードディスク、光ディスク又は大量のデータ用の他の記憶形式である。このデータの中には、直接メモリアクセス・プロセスによって頻繁に、コンピュータ・システム800でのソフトウェアの実行中のメモリ840に書き込まれるものもある。
【0126】
当該技術分野における技術の1つは、専門用語である「マシン可読メディア」又は「コンピュータ可読メディア」が、プロセッサ810によってアクセス可能で、且つデータ信号をコード化する搬送波を包含するいかなるタイプの記憶装置を含むということを直ちに認識するであろう。
【0127】
コンピュータ・システム800は、異なるアーキテクチャーを有する想定可能なコンピュータ・システムの一例である。例えば、インテル・マイクロプロセッサに基づいたパソコンは、多くの場合、多数のバスを備えている。そのうちの1つは、周辺機器並びにプロセッサ810及びメモリ840(しばしばメモリ・バスと呼ばれる)と直接接続するもののための入力/出力(I/O)バスであり得る。バスは、異なるバス・プロトコルに起因するいかなる必要な変換も実行するブリッジ・コンポーネントを介して共に接続される。
【0128】
ネットワーク・コンピュータは、本発明と共に使用することができる別のタイプのコンピュータ・システムである。ネットワーク・コンピュータは、通常、ハードディスク又は他の大容量記憶装置を含んでいない。また、実行可能なプログラムは、プロセッサ810によってネットワーク接続から実行用のメモリ840にロードされる。ウェブTV・システム(当該技術分野で知られている)も本発明に係るコンピュータ・システムであると見なされる。しかし、その場合、図8の中で示される特徴のうちのいくつか(例えば、入力あるいは出力装置)を欠き得る。
【0129】
典型的なコンピュータ・システムは、通常少なくともプロセッサ、メモリ及び前記プロセッサにメモリを繋ぐバスを含むであろう。加えて、コンピュータ・システム800は、例えば、オペレーティング・システム・ソフトウェア(OSソフト)の一部であるディスク・オペレーティング・システム(DOS)のようなファイル管理システムを含むOSソフトによってコントロールされる。ファイル管理システム・ソフトウェアに関連するOSソフトの一例は、ワシントン州レドモンドに在るマイクロソフト・コーポレイションが提供するウィンドウズ(登録商標)として知られたOS及びそれらの関連するファイル管理システムのファミリーである。
【0130】
ファイル管理システム・ソフトウェアに関連するOSソフトの他の例は、リナックスOS及びその関連するファイル管理システムである。ファイル管理システムは、典型的には、不揮発性記憶装置850に格納され、データを入力し出力し、メモリにデータを格納するためにOSによって要求される様々な行為をプロセッサ810に実行させる。
【0131】
詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータ・メモリ内のデータ・ビット上のオペレーションのアルゴリズム及び記号表現の点から示される。これらのアルゴリズムの記述及び表現は、最も効果的に他の当業者に彼らの作品の内容を他の当業者に伝えるべく、データ処理技術分野の当業者によって使用される手段である。ここでは、アルゴリズムは、所望の結果に導くオペレーションの首尾一貫したシーケンスであると考えるのが一般的である。オペレーションは、物理的な量からそれらの物理的な操作を要求することである。
【0132】
通常、必ずではないが、これらの量は、格納し、転送し、結合し、比較し及び他の操作を行うことができる電気的あるいは磁気的信号の形式を取る。これらの信号をビット、値、要素、シンボル、文字、用語、数又はその他同種のものとして参照することは、主として、一般的慣習の理由のため、時々便利であると判明した。しかしながら、これら及び同様の用語の全てが、適切な物理的な量に関連し、そして、これらの量に適用された単に便利なラベルであるということに留意すべきである。
【0133】
以下の議論から明白なものとして特に他の方法で述べられない場合には、前記記載、使用する用語(例えば、”プロセシング”、”コンピューティング”、”カリキュレイティング”、”デターミング”、”ディスプレイイング”又は同種のもの)の議論全体から、コンピュータ・システムのレジスタ及びメモリ内で物理的(電子的)な量として表されるデータを操作し、コンピュータ・システムのメモリ、レジスタあるいはそのような他の情報ストレージ内で同様に物理的(電子的)な量として表される他のデータに変換するコンピュータ・システム、類似の電子式コンピュータ・デバイス、伝送又はディスプレイ装置の行為及び処理を言及することが理解できる。
【0134】
また、本発明は、いくつかの実施形態の中で、オペレーションを実行するための装置に関連している。この装置は、要求された目的のために特に構築され、又は、コンピュータに格納されたコンピュータ・プログラムによって選択的に作動し、若しくは再構成された汎用コンピュータを含み得る。そのようなコンピュータ・プログラムは、コンピュータの読取り可能な記憶メディアに格納され得るが、それに限定されず、例えば、コンピュータ・システム・バスに各々繋がれた、フロッピー(登録商標)ディスクを含むあらゆるタイプのディスク、光ディスク、CD−ROM及び光磁気ディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気若しくは光カード、又は電子的な指示を格納するのに適したいかなるタイプのメディアであってもよい。
【0135】
ここに示されたアルゴリズム及びディスプレイは、本質的に、いかなる特別なコンピュータ又は他の装置と関係はない。様々な汎用システムが、ここでの教示に従ったプログラムと共に使用され得る。あるいは、必要とされる方法のステップを実行するためにさらに特殊な装置を構築することは便利であるといえる。様々なこれらのシステム用の必要な構造が、以下の記載から明らかになるであろう。また、本発明は、いかなる特別のプログラミング言語に関しての記載はなく、従って、様々な実施形態は、様々なプログラミング言語を使用して実施され得る。
【0136】
[他の実施形態]
図9に示されるデータベース・システムは、デジタル・メディア用の完全に開かれたオンライン上の使用許諾及びロイヤリティー分配システムの一実施形態である。従来から、個々に要求されたメディアのライセンスの交渉が、著作権者との間で非常に時間集約的なタスクとなる一般に公開されない条件で行われている。
【0137】
そのようなデータベース・システムは、いくつかの実施形態の中で、すべてのデジタル・メディアのために中央に集められたクリアリングハウスを提供する。前記システムは、コンテンツ所有者が、コンテンツに関連する自らの知的所有権を保護することを可能にし得る。また、前記システムは、コンテンツの分配管理に関連した追跡及び報告サービスと同様に認証サービスを提供することができる。
【0138】
前記システムは、様々な実施形態において、下記機能用の中央集権型システムを提供し得る。
1)著作権者が、自らの版権のある知的財産のライセンスを提供することを許可すること
2)著作権者が、自らのコンテンツに対してフィルタリングを要求することを許可すること
3)オンライン・メディア配布者が、特別サービスの能力に基づき著作権者によって提供されたライセンスに、リアル・タイムで、アクセスすることを許可すること
4)許可する権利のリアルタイム会計を扱うこと
5)ロイヤリティー収集を扱うこと
6)ロイヤリティーの分配を扱うこと
7)オンライン・メディア配布者が、リアル・タイムで、コンテンツ・アイテムのライセンス・ステータス(又は、その不足)を決めることを許可すること
【0139】
前記システムは、コンテンツがメディア配布市場に入るのを防ぐ障壁を除去し得る。同時に、前記システムは、コンテンツ産業が、不法の配布サービスのコンテンツをリアルタイムで除去するシステムを利用することを可能にする。
【0140】
図9は、前記システムの一実施形態の概観を示すブロック図である。ラベル、スタジオ及びアーチストのような著作権者(権利者)、該著作権者によって所有されるコンテンツをデジタルで配布することに関連した条件は、システム(例えば、データベースで)上で公表する。その後、デジタル・メディアの配布者は、システム上のコンテンツを確保し、代金を支払うことができる。これは、消費者が、シームレス且つ合法的方法で高品質のコンテンツ(デジタル・メディア)の十分な幅を得ることを潜在的に可能にする。
【0141】
所定の実施形態では、前記システムは、デジタル・メディアの正当なライブラリへの即時のアクセスを本質的に可能にするプラグイン・アーキテクチャーを使用する。所定の実施形態によれば、装置は、著作権者又はライセンス権者からのデジタル・メディアについてのライセンス情報をリアルタイムで受け入れるために構成され、且つ、第三者のメディア配布サービスが、リアルタイムで前記メディア配布サービスが、配布に興味を持っているデジタル・メディアのライセンスを選択することを可能にするために構成される。
【0142】
また、前記装置は、いくつかの実施形態において、オンライン・メディア配布サービスからのデジタル・メディアのライセンス要求をリアルタイムで処理するため、及びアクセス可能なライセンス毎にリアルタイムで計上するために構成されてもよい。
【0143】
さらに詳細には、図9で示されるシステム900は、コンテンツへのアクセスを制御するシステムの他の実施形態である。データベース950は、権利者(例えば、980、985、990、995)、配布者(例えば、コンテンツ・リテーラー又はアウトレット910、920、930、又は940)に関連するデータ及びコンテンツに関するデータ(例えば、属性又は実際のコンテンツ)を格納する。図示されるように、配布者910、920、930及び940は、各々、データベース950とインターフェースをとるためにプラグイン915を使用し、それにより、コンテンツを配布するための許可の要求及びコンテンツに関する拒絶、無制限の許可、制限された許可、既知のよいコピー又はデータの不足を含むレスポンスの要求が可能となっている。
【0144】
さらに、プラグイン915は、コンテンツのトランザクションを貨幣化するために機能し得る。例えば、ロイヤリティー用のクリアリングハウスとしてデータベース950の使用を可能にする。権利者(980、985、990及び995)は、各々、使用モジュール970を介して権利を主張し、例えば、価格モジュール975を介して価格又は他の制限を設定する。モジュール970及び975からのデータは、データベース950に格納されている、又はコード化されているデータの全部あるいは一部であり得る。会計モジュール960は、データベース950の金融検査及びコントロールを可能にするインターフェースをデータベース950に提供する。同様に、リポート・モジュール965は、データベース950からのデータの視覚的に認識できる提示(例えば、アクティビティ・チャート、コマーシャル・チャート等)の生成を可能にするインターフェースをデータベース950に提供する。
【0145】
所定の実施形態によれば、メカニズムが以下のために提供される。
1)要求されたメディアのタイプに基づき、複数のフィンガープリント技術を使用して、デジタル・メディアのライセンスを決定すること
2)許可する制限を扱うデジタル・メディア配布サービスの能力に基づき、デジタル・メディア配布サービスに利用可能なライセンスをリアルタイムで決定すること
3)第三者の分散システム上の所定のメディア・ファイルのフィルタリング(禁止)を可能にすること
4)第三者のメディア配布サービスと共にメディア・ファイルのライセンス要求の信頼性のある会計をすること
5)オンライン・メディアのライセンスでの潜在的変化に起因する収入上の影響をリアルタイムで決定すること
6)リアルタイムで利用可能なメディア・ファイルのライセンスを修正し、修正したライセンスを直ちに加入している全てのメディア配布サービスに広めさせること
7)ライセンス制限がシステムによって達成される際、時刻、販促期間、デジタル・メディア・ファイルを所有するユーザ数等に基づきデジタル・メディアの時間ベース及び限定的なライセンス制限(オンライン・メディア配布サービスを唯一利用可能にする)を提供すること
8)消費者の出身国に基づいたデジタル・メディア配布サービスを利用可能にするライセンスをリアルタイムで決定すること
【0146】
システムのための収入源は、下記の1つ以上を含み得る。
1)配布サービスによって展開したコンテンツのチャージ取引手数料
2)データ・ベースを運営し、著作権侵害を防ぐためのコンテンツ所有者に対する料金
3)音楽サービス(無料及び有料音楽サービスの両方)技術へのライセンス
4)コンテンツ創作者が、容易に彼らのオンライン作品についてコピーライト及びフィンガープリントするためのオーサリング・ツールの提供
5)著作権のあるデータベース(コンテンツ所有者)の生成サービスの提供
6)例えば、以下のような新しい音楽サービスを可能にすること
A)権利会計の管理に対する継続料金の収集
B)データ・マイニング、報告及びカスタム分析の提示
C)音楽サービスを越えた監査権の順守
D)消費者の「個人の権利ロッカー」を可能にすること
E)OEM音楽インフラ、「音楽のグーグル」、検索及び推薦等
【0147】
以上の如く、本発明の特定の実施形態が、説明のために記載されているが、様々な変更が、本発明の精神と範囲から逸脱することなく成されるということは当然である。例えば、様々な形式のコンテンツが、同じ方法で管理され得る一方、公開された方法及び装置は、主として歌曲を備えた使用の観点から説明されている。
【0148】
ある場合では、様々あるいはいくつかの実施形態において存在しそうな特性が言及されているが、これらの特性も、本発明の精神及び範囲を限定するものはない。図示及び説明において、本発明の精神及び範囲内の他の方法で形成され、又は組み立てられ得る構造が提供されている。
【0149】
特に、本発明の精神及び範囲において、様々なブロック図の個別モジュールは、方法又は装置の機能的なモジュールを表現し、物理的若しくは論理的な分離又は本来のオペレーション順序を必ずしも示すものではない。同様に、方法は、線形処理として図示され説明されているが、かかる方法は、本発明の精神及び範囲内で並行して、オペレーションを再注文し又は実行し得る。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲以外では制限されることはない。
【図面の簡単な説明】
【0150】
【図1】コンテンツへのアクセスをコントロールするシステムの一実施形態を示す図である。
【図2A】コンテンツ権利者を決定する方法の一実施形態を示す図である。
【図2B】コンテンツを提供する方法の一実施形態を示す図である。
【図3】コンテンツを提供するシステムの一実施形態を示す図である。
【図4】コンテンツ権利者を決定するシステムの一実施形態を示す図である。
【図5】データベース内のコンテンツのレコードの一実施形態を示す図である。
【図6】同実施形態において、プロセッサによる実行の際、プロセッサに方法を実行させる指示を順々に具現化するメディアの一実施形態を示す図である。
【図7】ネットワークを介して共に繋がれる様々なコンピュータ・システムの実施形態を示す図である。
【図8】クライアント・コンピュータ・システム、サーバ・コンピュータ・システム又はウェブサーバ・システムとして使用することができる従来のコンピュータ・システムの一実施形態を示す図である。
【図9】コンテンツへのアクセスをコントロールするためのシステムの他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
【0151】
110 従来のリテーラー
120 未承認のピアツーピア・ネットワーク
130 承認済みピアツーピア・ネットワーク
140 データベース
150 クレームI/F
160、170、180 権利者
190 クローラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ・アウトレットとインターフェースをとり、
ダウンロードされたコンテンツの属性をメディア・データベース内のコンテンツの属性と比較し、
該比較結果に基づいて制限を規定する方法。
【請求項2】
前記方法を貨幣にすることを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記貨幣にすることには、インターフェースに対して料金請求することが含まれている請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記料金請求は、月単位で発生する請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記料金請求は、インターフェースを引き起こすトランザクションの度に発生する請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記料金請求は、コンテンツが前記比較結果と一致する場合に発生する請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記料金請求は、1回限りのライセンスとして発生する請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記貨幣にすることは、定額料金の支払いとして発生する請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記貨幣にすることは、コンテンツ・アウトレットの収入の割合に対する支払いとして発生する請求項2に記載の方法。
【請求項10】
コンテンツ権利者へのロイヤリティーの支払いを分配することを更に含んでいる請求項2に記載の方法。
【請求項11】
第1のメディア・コントローラとインターフェースをとることを含む請求項2に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のメディア・コントローラへのコンテンツのロイヤルティーの支払いを分配することを更に含んでいる請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記コンテンツのロイヤリティーの支払いを分配することは、前記第1のメディア・コントローラを介して権利者にロイヤルティーの支払いを分配する請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のメディア・コントローラからコンテンツに関連する識別情報を受信することを更に含む請求項11に記載の方法。
【請求項15】
第2のメディア・コントローラからコンテンツに関連する識別情報を受信することを更に含む請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のメディア・コントローラ及び前記第2のメディア・コントローラからの競合するデータを解決することを更に含む請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記解決は、前記第1のメディア・コントローラ及び前記第2のメディア・コントローラ各々の評判情報に基づき発生する請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記解決は、前記第1のメディア・コントローラ及び前記第2のメディア・コントローラ各々からの証拠の人間評価に基づき発生する請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記比較は、ダウンロードされたコンテンツの電子個人情報と前記メディア・データベースのコンテンツを比較することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記比較は、ダウンロードされたコンテンツの識別属性と前記メディア・データベースのコンテンツを比較することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記識別属性は、コンテンツの作者を含む請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記識別属性は、コンテンツのタイトルを含む請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記制限の規定には、ダウンロードされたコンテンツに対するデジタル権利管理パラメータを規定することが含まれる請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記制限の規定には、ダウンロードされたコンテンツの公認されたコピーを規定することが含まれる請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記の公認されたコピーは、デジタル権利管理制限を組み込んでいる請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記コンテンツ・アウトレットとのインターフェースをとることには、当該コンテンツ・アウトレットによって組み込まれたプラグインを使用することを含み、
該プラグインから要求を受け取る請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記コンテンツ・アウトレットとのインタフェースをとることには、当該コンテンツ・アウトレットから直接に要求を受け取ることを含む請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記コンテンツ・アウトレットは、ピアツーピア・ネットワークである請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記コンテンツ・アウトレットは、中央制御されたダウンロード・ネットワークである請求項1に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のメディア・コントローラは、レコード会社である請求項11に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のメディア・コントローラは、スタジオである請求項11に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のメディア・コントローラは、バンドである請求項11に記載の方法。
【請求項33】
前記第1のメディア・コントローラは、作者である請求項11に記載の方法。
【請求項34】
前記コンテンツは、歌曲である請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記コンテンツは、映画である請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記コンテンツは、デジタル方式で表されたオーディオ作品である請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記コンテンツは、デジタル方式で表されたビデオ作品である請求項1に記載の方法。
【請求項38】
コンテンツ・データベースと、
権利者インターフェースと、
コンテンツ・アウトレット・インターフェースと、
を備えるシステム。
【請求項39】
クローラーを更に含む請求項38に記載のシステム。
【請求項40】
前記権利者インターフェース及び前記コンテンツ・アウトレットと接続する制御モジュールと、
前記データベース及び前記制御モジュールと接続するデータベース・インターフェースと、
を更に備える請求項38に記載のシステム。
【請求項41】
前記権利者インターフェースは、バルク・クレーム・インターフェースと、個別クレーム・インターフェースと、を含む請求項38に記載のシステム。
【請求項42】
前記権利者インターフェースは、レピュテイション・データベースを含む請求項41に記載のシステム。
【請求項43】
前記コンテンツ・データベースは、コンテンツの識別属性を含む請求項38に記載のシステム。
【請求項44】
前記コンテンツ・データベースは、既知の優れたコンテンツのコピー及びコンテンツの識別属性を含む請求項38に記載のシステム。
【請求項45】
前記コンテンツ・データベースは、コンテンツに対する制限及びコンテンツの識別属性を含む請求項38に記載のシステム。
【請求項46】
前記コンテンツ・データベースは、既知の優れたコンテンツのコピー、コンテンツに対する制限及びコンテンツの識別属性を含む請求項38に記載のシステム。
【請求項47】
前記コンテンツ・アウトレット・インターフェースは、プラグイン・インターフェースを含む請求項38に記載のシステム。
【請求項48】
前記コンテンツ・アウトレット・インターフェースは、直通通信インターフェースを含む請求項38に記載のシステム。
【請求項49】
歌曲選択を受信し、
該歌曲選択を歌曲データベースのレコードと比較し、
当該比較結果を示す方法。
【請求項50】
前記比較結果に基づいて制限を規定することを更に含む請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記比較からの結果の不足に基づいてコピーを許可することを更に含む請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記歌曲選択の既知の優れたコピーを提供することを更に含む請求項49に記載の方法。
【請求項53】
既知の優れたコピーに対する制限を規定することを更に含む請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記方法を貨幣にすることを更に含む請求項49に記載の方法。
【請求項55】
前記方法を貨幣にすることは、各歌曲選択を貨幣にすることを含む請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記方法を貨幣にすることは、予約購読料を含む請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記方法を貨幣にすることは、各歌曲選択の価格の割合を請求することを含む請求項54に記載の方法。
【請求項58】
前記方法を貨幣にすることは、コンテンツ・アウトレットの収入価格の割合を請求することを含む請求項54に記載の方法。
【請求項59】
前記方法を貨幣にすることは、従来のアカウントを担保にして請求することを含む請求項54に記載の方法。
【請求項60】
前記方法を貨幣にすることは、当該方法の使用中の実際の譲渡を含む請求項54に記載の方法。
【請求項61】
各歌曲選択に対する動きをトラッキングすることを更に含む請求項49に記載の方法。
【請求項62】
歌曲クレームを受信し、
該歌曲クレームを歌曲データベースのレコードと比較し、
該比較結果を示す方法。
【請求項63】
前記歌曲データベースに前記比較結果を登録することを更に含む請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記歌曲クレームを受信することは、前記歌曲の電子個人情報を受信することを含む請求項62に記載の方法。
【請求項65】
第2の歌曲クレームを受信することを更に含む請求項62に記載の方法。
【請求項66】
前記第2の歌曲クレームを歌曲データベースのレコードと比較し、
前記歌曲クレームと前記第2の歌曲クレーム間のいかなる紛争も解決する、
ことを更に備える請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記紛争解決は、レピュテイション・データベース内の要求者のレピュテイションをチェックすることを含む請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記紛争解決は、要求者からの証拠を必要とすることを含む請求項66に記載の方法。
【請求項69】
前記紛争解決は、証拠について人の評価を必要とすることを含む請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記紛争解決は、人の介入を必要とすることを含む請求項66に記載の方法。
【請求項71】
前記解決の結果が出るまで、前記歌曲クレームに関連する歌曲の収益を保管する、
ことを更に備える請求項66に記載の方法。
【請求項72】
前記歌曲クレームに関連する歌曲の既知の優れたコピーを受信することを更に備える請求項62に記載の方法。
【請求項73】
コンテンツを見つけるためにインテリジェント・エージェントと共にネットワークをゆっくり進み、
前記コンテンツを評価し、
コンテンツ・データベースに当該コンテンツの電子個人情報を送信し、
前記コンテンツ・データベースに前記コンテンツの電子個人情報を格納する、
ことを備える方法。
【請求項74】
複数の独立したインテリジェント・エージェントを操作することを更に備える請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記コンテンツ・データベースの前記コンテンツへのクレームを受信し、
前記コンテンツ・データベースに権利者のクレーム情報を格納する、
ことを更に備える請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記コンテンツ・データベースの前記コンテンツをダウンロードするための要求を受信し、
前記コンテンツ・データベースからのコンテンツに対する制限を規定する、
ことを更に備える請求項73に記載の方法。
【請求項77】
前記コンテンツ・データベースに電子個人情報と共に推定権利者IDを送信し、
前記コンテンツ・データベースに前記推定権利者IDを格納する、
ことを更に備える請求項73に記載の方法。
【請求項78】
コンテンツ項目に関連する属性を受信し、
前記コンテンツ項目を評価し、
前記コンテンツ・データベースに前記コンテンツ項目の前記属性を格納する、
ことを備える方法。
【請求項79】
前記属性は、前記コンテンツ項目のための電子個人情報を含む請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記属性は、更に推定権利者IDを含み、
前記コンテンツ・データベースに前記推定権利者IDを格納することを更に備える請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記属性は、更に前記推定権利者による前記コンテンツ項目に係る一連の規制を含み、
前記コンテンツ・データベースに前記一連の規制を格納することを更に備える請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記属性は、更に前記コンテンツ項目の公認されたコピーを含み、
前記コンテンツ・データベースに前記公認されたコピーを格納することを更に備える請求項79に記載の方法。
【請求項83】
前記コンテンツ・データベースの前記コンテンツ項目へのクレームを受信し、
前記コンテンツ・データベースに権利者のクレーム情報を格納する、
ことを更に備える請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記コンテンツ・データベースの前記コンテンツ項目をダウンロードするための要求を受信し、
前記コンテンツ・データベースからの前記コンテンツ項目に対する制限を規定する、
ことを更に備える請求項78に記載の方法。
【請求項85】
コンテンツ・トラッキング手段と、
コンテンツ・ユーザと前記コンテンツ・トラッキング手段との間のインターフェース手段と、
コンテンツ権利者と前記コンテンツ・トラッキング手段との間のインターフェース手段と、
を備える装置。
【請求項86】
前記コンテンツがテキストである請求項1に記載の方法。
【請求項87】
前記コンテンツが書籍である請求項1に記載の方法。
【請求項88】
前記コンテンツがテレビ番組である請求項1に記載の方法。
【請求項89】
前記コンテンツは、デジタル方式で表されたオーディオビジュアル作品である請求項1に記載の方法。
【請求項90】
デジタル・メディアのためのファイル共有を可能にする方法であって、
前記デジタル・メディアに係るライセンス情報を受信及びデータベースに格納し、
リアルタイムで、前記ライセンス情報に含まれるいかなる制限も扱う配信サービスの能力に基づいてデジタル・メディアの配信サービスを利用できるライセンスを決定し、
デジタル・メディアの1又は複数の配信業者が料金を払って、前記利用できるライセンスに基づいて前記デジタル・メディアのファイル共有システムにアクセスすることを許可し、
リアルタイムで、前記デジタル・メディアに係るロイヤリティー情報を提供し、アカウントし、トラッキングし、報告する、
ことを備える方法。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2007−525725(P2007−525725A)
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−503848(P2006−503848)
【出願日】平成16年2月24日(2004.2.24)
【国際出願番号】PCT/US2004/005517
【国際公開番号】WO2004/077265
【国際公開日】平成16年9月10日(2004.9.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.リナックス
【出願人】(505320735)スノキャップ,インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】