コンバインの脱穀装置
【課題】脱穀装置の穀稈入口に雑草等の滞留物が多く滞積して、穀稈の脱穀装置内への供給を妨げたり滞留物が一気に脱穀装置内に供給されて脱穀性能を低下することを防ぐ。
【解決手段】脱穀装置(1)の穀稈入口(2)穂先側に供給物の溜まりを検出する溜りセンサ(5)を設け、該溜りセンサ(5)の溜まり検出によって穀稈入口(2)穂先側に設ける穂先シャッタ(6)が穀稈入口(2)を閉じる方向へ作動する構成とする。また、穀稈入口(2)に穀稈の送り方向と直交する方向へ移動可能な掻送り部材(22)を設け、該掻送り部材(22)を穀稈入口(2)の穂先側から中央側へ操作可能な滞留排除レバー(27)を操縦席(11)の近傍に設ける。
【解決手段】脱穀装置(1)の穀稈入口(2)穂先側に供給物の溜まりを検出する溜りセンサ(5)を設け、該溜りセンサ(5)の溜まり検出によって穀稈入口(2)穂先側に設ける穂先シャッタ(6)が穀稈入口(2)を閉じる方向へ作動する構成とする。また、穀稈入口(2)に穀稈の送り方向と直交する方向へ移動可能な掻送り部材(22)を設け、該掻送り部材(22)を穀稈入口(2)の穂先側から中央側へ操作可能な滞留排除レバー(27)を操縦席(11)の近傍に設ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの脱穀装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンバインの脱穀装置の穀稈入口は穀稈の穂先が機外から内部に導入するように開口しているが、この穀稈入口の穂先側には落ち穂や藁屑や雑草などが溜まり易い。
このために、下記特許文献1には、穀稈入口の穂先側に常時回転して穂先側を掻き込む回転掻込体を設けた構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭60−57941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の構成は、脱穀装置の穀稈入口の穂先側に供給される穀稈以外の雑草等も全てを脱穀装置内部に押し込むようになり、雑草が穀粒選別の支障になったり、回転掻込体によって脱穀装置にはいるまでに脱穀され穀粒が機外へ放散されることになる。
【0005】
そこで、本発明では、脱穀装置の穀稈入口に雑草等の滞留物が多く滞留して、穀稈の脱穀装置内への供給を妨げたり滞留物が一気に脱穀装置内に供給されて脱穀性能を低下することを防ぐことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、脱穀装置(1)の穀稈入口(2)穂先側に供給物の溜まりを検出する溜りセンサ(5)を設け、該溜りセンサ(5)の溜まり検出によって穀稈入口(2)穂先側に設ける穂先シャッタ(6)が穀稈入口(2)を閉じる方向へ作動する構成としたことを特徴とするコンバインの脱穀装置とした。
【0007】
請求項2に記載の発明は、脱穀装置(1)の穀稈入口(2)に穀稈の送り方向と直交する方向へ移動可能な掻送り部材(22)を設け、該掻送り部材(22)を穀稈入口(2)の穂先側から中央側へ操作可能な滞留排除レバー(27)を操縦席(11)の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの脱穀装置とした。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の発明によると、脱穀装置(1)の穀稈入口(2)の穂先側に藁屑や雑草が溜まると溜りセンサ(5)がその溜まりを検出して穂先シャッタ(6)を閉じ作動させるので、溜まった藁屑や雑草が一気に脱穀装置(1)の内部に侵入して脱穀性能を低下させることを防ぐことができ、脱穀作業の能率を高めることができる。
【0009】
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、藁屑や雑草が穀稈入口(2)に溜まるのを操縦席(11)に搭乗した作業者が監視して、多く滞留する前に滞留排除レバー(27)を操作して掻送り部材(22)で穀稈と共に脱穀装置(1)内へ供給されるようにすることで、穀稈入口(2)に穀稈が詰まるのを防ぎ、脱穀作業の能率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第一実施例の部分破断正面図である。
【図2】第一実施例の部分破断側面図である。
【図3】第二実施例の部分破断正面図である。
【図4】第二実施例の部分破断側面図である。
【図5】第三実施例の部分破断正面図である。
【図6】機体覆い幌の実施例全体側面図である。
【図7】機体覆い幌の実施例全体正面図である。
【図8】機体覆い幌の別実施例全体正面図である。
【図9】機体覆い幌の別実施例全体正面図である。
【図10】機体覆い幌の別実施例全体側面図である。
【図11】機体覆い幌の別実施例の幌展開手順図である。
【図12】刈取装置の部分正断面図である。
【図13】刈取装置の部分正断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。
図1と図2に示す穀稈入口2の雑草等溜まり対策の第一実施例では、機体の前部に設ける刈取装置9の刈刃15で刈り取った穀稈をフィードチェン4で株元を挟持した穀稈の穂先側を脱穀装置1の穀稈入口2から内部へ送り込み、扱胴3で脱穀する構成のコンバインで、穀稈入口2の入口穂先側に溜りセンサ5を設け、穀稈入口2の穂先側上側にモータ7とスクリュウ軸14で上下して穀稈入口2を開閉する板状の穂先シャッタ6を設けている。
【0012】
収穫作業は、機台8上設ける運転部13の座席11に座った作業者が操向レバー12を操作して、クローラ走行装置10を走行させて刈取装置9の刈刃15で穀稈を刈り取って搬送しフィードチェン4で脱穀装置1の穀稈入口2から穀稈の穂先側を内部に送って脱穀処理する。この収穫作業中に藁屑や雑草が穀稈入口2の手前に滞留すると、溜りセンサ5がその溜りを検出し、モータ7を駆動して穂先シャッタ6を下して藁屑や雑草の内部侵入を阻止し、警報を出す。すると、作業者は走行を停止し、溜まった藁屑や雑草を取り除くのである。溜りセンサ5は、滞留物が多くなって押されると信号を出すセンサで構成する。
【0013】
図3と図4に示す穀稈入口2の雑草等溜まり対策の第二実施例では、刈取装置9で刈り取った穀稈をフィードチェン4に受け渡す途中に設ける搬送穂先調整チェン21を稈長検出センサ図示省略からの検出信号で駆動する穂先調整モータ20で穀稈の位置を調整し、雑草シャッタ28を横モータ17とスクリュウ軸18で横移動可能に設け、稈長検出センサの信号で雑草シャッタ28を横移動して穀稈の穂先位置に移動して穂先の先を移動する雑草が脱穀装置1内に侵入するのを阻止する。
【0014】
図5に示す穀稈入口2の雑草等溜まり対策の第三実施例では、脱穀装置1の穀稈入口2手前に供給板26から上方に突出させた掻送り部材22を穀稈入口2で左右移動するようにガイドロッド23に設け、座席11に座った作業者が左右に回動する滞留排除レバー27に連結したワイヤ24,25とガイドロッド23を連結し、穀稈入口2の穂先側に雑草等が溜まり始めるといち早く掻送り部材22を株元側に移動して雑草等が穀稈と共に脱穀装置1内へ弾き込まれるようにしている。なお、掻送り部材22の横移動はモータ駆動で行えるようにしても良い。
【0015】
図6乃至図8に示す実施例は、コンバイン機体30を覆う幌32を設けた構成である。
幌32は、左右側部の複数サイドアーム31a,31bを横アーム31cで連結し、このサイドアーム31a,31bと横アーム31cに幌32を張っている。
【0016】
コンバイン機体30に固定の取付支持部34,35に、左右側部に設ける複数のサイドアーム31a,31bの下端取り付け部36,40を取り付けている。一方の下端取り付け部36にはサイドアーム31bの取付軸に第一ギヤ37を固着し、この第一ギヤ37と噛み合う第二ギヤ38の軸にハンドル39を固着し、ハンドル39を回すと左右のサイドアーム31a,21bが扇状に開いてコンバイン機体30を覆う。
【0017】
図7に示す如く、横アーム31cを横調節具41で横幅調整可能にしたり、図8に示す如く、サイドアーム31a,31bをそれぞれ縦調節具42a,42bで高さ調整可能にしたりすることで、コンバイン機体30の幅と高さが異なる種々の機種に対してこの幌32を使用できる。なお、幌32はサイドアーム31a,21bと横アーム31cの最大伸長時に取り付ける広さである。
【0018】
図9乃至図11は、コンバイン機体30への幌かけを自動化した構成で、下端取り付け部36,40を機体の左右両側下部に設ける下部螺旋軸43,44に螺着し、下部螺旋軸43,44にそれぞれ取り付けた前後移動モータ45,45で下端取り付け部36,40を前後に移動させ、第二ギヤ38を固着した展開モータ46でサイドアーム31a,31bを扇状に開くようにしている。
【0019】
図11に幌32でコンバイン機体30を覆う手順を示している。まず、運転席に設ける幌スイッチを押すと、aの収納状態からbで幌32全体を後方へ移動し、cで幌32を開きながら前方へ移動してコンバイン機体30全体を覆うようにする。なお、幌32の前後移動はリミットスイッチで停止位置を決める。
【0020】
図12と図13は、刈取装置9の引起チェン50,51の構成を示している。隣接した引起チェン50,51は、引起チェンラグ52が外側で横に張り出して穀稈を引き起こし、両引起チェン50,51の対向間でガイド板53に当接して上方へ折れ曲がって収納状態になる。ガイド板53を図13に示す如く、上部取付部54で2重に折り曲げたゴム板で構成し、ガイド板53の中間部を中間取り付け部55で固定している。この構成で、引起チェンラグ52がガイド板53に当たる際の音と振動が低減する。
【符号の説明】
【0021】
1 脱穀装置
2 穀稈入口
5 溜りセンサ
6 穂先シャッタ
11 操縦席
22 掻送り部材
27 滞留排除レバー
28 雑草シャッタ
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの脱穀装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンバインの脱穀装置の穀稈入口は穀稈の穂先が機外から内部に導入するように開口しているが、この穀稈入口の穂先側には落ち穂や藁屑や雑草などが溜まり易い。
このために、下記特許文献1には、穀稈入口の穂先側に常時回転して穂先側を掻き込む回転掻込体を設けた構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭60−57941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の構成は、脱穀装置の穀稈入口の穂先側に供給される穀稈以外の雑草等も全てを脱穀装置内部に押し込むようになり、雑草が穀粒選別の支障になったり、回転掻込体によって脱穀装置にはいるまでに脱穀され穀粒が機外へ放散されることになる。
【0005】
そこで、本発明では、脱穀装置の穀稈入口に雑草等の滞留物が多く滞留して、穀稈の脱穀装置内への供給を妨げたり滞留物が一気に脱穀装置内に供給されて脱穀性能を低下することを防ぐことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、脱穀装置(1)の穀稈入口(2)穂先側に供給物の溜まりを検出する溜りセンサ(5)を設け、該溜りセンサ(5)の溜まり検出によって穀稈入口(2)穂先側に設ける穂先シャッタ(6)が穀稈入口(2)を閉じる方向へ作動する構成としたことを特徴とするコンバインの脱穀装置とした。
【0007】
請求項2に記載の発明は、脱穀装置(1)の穀稈入口(2)に穀稈の送り方向と直交する方向へ移動可能な掻送り部材(22)を設け、該掻送り部材(22)を穀稈入口(2)の穂先側から中央側へ操作可能な滞留排除レバー(27)を操縦席(11)の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの脱穀装置とした。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の発明によると、脱穀装置(1)の穀稈入口(2)の穂先側に藁屑や雑草が溜まると溜りセンサ(5)がその溜まりを検出して穂先シャッタ(6)を閉じ作動させるので、溜まった藁屑や雑草が一気に脱穀装置(1)の内部に侵入して脱穀性能を低下させることを防ぐことができ、脱穀作業の能率を高めることができる。
【0009】
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、藁屑や雑草が穀稈入口(2)に溜まるのを操縦席(11)に搭乗した作業者が監視して、多く滞留する前に滞留排除レバー(27)を操作して掻送り部材(22)で穀稈と共に脱穀装置(1)内へ供給されるようにすることで、穀稈入口(2)に穀稈が詰まるのを防ぎ、脱穀作業の能率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第一実施例の部分破断正面図である。
【図2】第一実施例の部分破断側面図である。
【図3】第二実施例の部分破断正面図である。
【図4】第二実施例の部分破断側面図である。
【図5】第三実施例の部分破断正面図である。
【図6】機体覆い幌の実施例全体側面図である。
【図7】機体覆い幌の実施例全体正面図である。
【図8】機体覆い幌の別実施例全体正面図である。
【図9】機体覆い幌の別実施例全体正面図である。
【図10】機体覆い幌の別実施例全体側面図である。
【図11】機体覆い幌の別実施例の幌展開手順図である。
【図12】刈取装置の部分正断面図である。
【図13】刈取装置の部分正断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。
図1と図2に示す穀稈入口2の雑草等溜まり対策の第一実施例では、機体の前部に設ける刈取装置9の刈刃15で刈り取った穀稈をフィードチェン4で株元を挟持した穀稈の穂先側を脱穀装置1の穀稈入口2から内部へ送り込み、扱胴3で脱穀する構成のコンバインで、穀稈入口2の入口穂先側に溜りセンサ5を設け、穀稈入口2の穂先側上側にモータ7とスクリュウ軸14で上下して穀稈入口2を開閉する板状の穂先シャッタ6を設けている。
【0012】
収穫作業は、機台8上設ける運転部13の座席11に座った作業者が操向レバー12を操作して、クローラ走行装置10を走行させて刈取装置9の刈刃15で穀稈を刈り取って搬送しフィードチェン4で脱穀装置1の穀稈入口2から穀稈の穂先側を内部に送って脱穀処理する。この収穫作業中に藁屑や雑草が穀稈入口2の手前に滞留すると、溜りセンサ5がその溜りを検出し、モータ7を駆動して穂先シャッタ6を下して藁屑や雑草の内部侵入を阻止し、警報を出す。すると、作業者は走行を停止し、溜まった藁屑や雑草を取り除くのである。溜りセンサ5は、滞留物が多くなって押されると信号を出すセンサで構成する。
【0013】
図3と図4に示す穀稈入口2の雑草等溜まり対策の第二実施例では、刈取装置9で刈り取った穀稈をフィードチェン4に受け渡す途中に設ける搬送穂先調整チェン21を稈長検出センサ図示省略からの検出信号で駆動する穂先調整モータ20で穀稈の位置を調整し、雑草シャッタ28を横モータ17とスクリュウ軸18で横移動可能に設け、稈長検出センサの信号で雑草シャッタ28を横移動して穀稈の穂先位置に移動して穂先の先を移動する雑草が脱穀装置1内に侵入するのを阻止する。
【0014】
図5に示す穀稈入口2の雑草等溜まり対策の第三実施例では、脱穀装置1の穀稈入口2手前に供給板26から上方に突出させた掻送り部材22を穀稈入口2で左右移動するようにガイドロッド23に設け、座席11に座った作業者が左右に回動する滞留排除レバー27に連結したワイヤ24,25とガイドロッド23を連結し、穀稈入口2の穂先側に雑草等が溜まり始めるといち早く掻送り部材22を株元側に移動して雑草等が穀稈と共に脱穀装置1内へ弾き込まれるようにしている。なお、掻送り部材22の横移動はモータ駆動で行えるようにしても良い。
【0015】
図6乃至図8に示す実施例は、コンバイン機体30を覆う幌32を設けた構成である。
幌32は、左右側部の複数サイドアーム31a,31bを横アーム31cで連結し、このサイドアーム31a,31bと横アーム31cに幌32を張っている。
【0016】
コンバイン機体30に固定の取付支持部34,35に、左右側部に設ける複数のサイドアーム31a,31bの下端取り付け部36,40を取り付けている。一方の下端取り付け部36にはサイドアーム31bの取付軸に第一ギヤ37を固着し、この第一ギヤ37と噛み合う第二ギヤ38の軸にハンドル39を固着し、ハンドル39を回すと左右のサイドアーム31a,21bが扇状に開いてコンバイン機体30を覆う。
【0017】
図7に示す如く、横アーム31cを横調節具41で横幅調整可能にしたり、図8に示す如く、サイドアーム31a,31bをそれぞれ縦調節具42a,42bで高さ調整可能にしたりすることで、コンバイン機体30の幅と高さが異なる種々の機種に対してこの幌32を使用できる。なお、幌32はサイドアーム31a,21bと横アーム31cの最大伸長時に取り付ける広さである。
【0018】
図9乃至図11は、コンバイン機体30への幌かけを自動化した構成で、下端取り付け部36,40を機体の左右両側下部に設ける下部螺旋軸43,44に螺着し、下部螺旋軸43,44にそれぞれ取り付けた前後移動モータ45,45で下端取り付け部36,40を前後に移動させ、第二ギヤ38を固着した展開モータ46でサイドアーム31a,31bを扇状に開くようにしている。
【0019】
図11に幌32でコンバイン機体30を覆う手順を示している。まず、運転席に設ける幌スイッチを押すと、aの収納状態からbで幌32全体を後方へ移動し、cで幌32を開きながら前方へ移動してコンバイン機体30全体を覆うようにする。なお、幌32の前後移動はリミットスイッチで停止位置を決める。
【0020】
図12と図13は、刈取装置9の引起チェン50,51の構成を示している。隣接した引起チェン50,51は、引起チェンラグ52が外側で横に張り出して穀稈を引き起こし、両引起チェン50,51の対向間でガイド板53に当接して上方へ折れ曲がって収納状態になる。ガイド板53を図13に示す如く、上部取付部54で2重に折り曲げたゴム板で構成し、ガイド板53の中間部を中間取り付け部55で固定している。この構成で、引起チェンラグ52がガイド板53に当たる際の音と振動が低減する。
【符号の説明】
【0021】
1 脱穀装置
2 穀稈入口
5 溜りセンサ
6 穂先シャッタ
11 操縦席
22 掻送り部材
27 滞留排除レバー
28 雑草シャッタ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀装置(1)の穀稈入口(2)穂先側に供給物の溜まりを検出する溜りセンサ(5)を設け、該溜りセンサ(5)の溜まり検出によって穀稈入口(2)穂先側に設ける穂先シャッタ(6)が穀稈入口(2)を閉じる方向へ作動する構成としたことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
【請求項2】
脱穀装置(1)の穀稈入口(2)に穀稈の送り方向と直交する方向へ移動可能な掻送り部材(22)を設け、該掻送り部材(22)を穀稈入口(2)の穂先側から中央側へ操作可能な滞留排除レバー(27)を操縦席(11)の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
【請求項1】
脱穀装置(1)の穀稈入口(2)穂先側に供給物の溜まりを検出する溜りセンサ(5)を設け、該溜りセンサ(5)の溜まり検出によって穀稈入口(2)穂先側に設ける穂先シャッタ(6)が穀稈入口(2)を閉じる方向へ作動する構成としたことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
【請求項2】
脱穀装置(1)の穀稈入口(2)に穀稈の送り方向と直交する方向へ移動可能な掻送り部材(22)を設け、該掻送り部材(22)を穀稈入口(2)の穂先側から中央側へ操作可能な滞留排除レバー(27)を操縦席(11)の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−109977(P2011−109977A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−270243(P2009−270243)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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