説明

コンビナトーリアル人工受容体を使用する方法

本発明は、コンビナトーリアル人工受容体アレイのような人工受容体を使用する方法に関する。本発明の受容体は、形成ブロック分子の異種および固定化された組合せを含む。特定の具体例において、支持体上のもう一方の近くで固定化された2、3、4、または5の異なる形成ブロック分子の組合せは、本発明の方法で使用できる分子構造を提供する。本発明の方法は、次いで、受容体のリガンドを検出するのに使用できる人工受容体を開発し得る。本発明の方法は、1以上の結合相互作用を撹乱する化合物を発見することができる。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
テストリガンドを結合させるための人工受容体を作成する方法であって:
少なくとも1つの候補人工受容体をテストリガンドと接触させ;
ここに、該候補人工受容体は、支持体の領域にカップリングされた複数の形成ブロックを含み;
少なくとも1つの候補人工受容体への該テストリガンドの結合を検出し;次いで
テストリガンド結合が、該テストリガンドに対して作用する人工受容体として検出された少なくとも1つの候補人工受容体を選択することを特徴とする該方法。
【請求項2】
候補人工受容体のアレイをテストリガンドと接触させることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
該アレイが、少なくとも約100の候補人工受容体を含む請求項2記載の方法。
【請求項4】
該アレイが、少なくとも約10,000の候補人工受容体を含む請求項2記載の方法。
【請求項5】
該アレイが、少なくとも約1,000,000の候補人工受容体を含む請求項2記載の方法。
【請求項6】
該テストリガンドが、依存性薬物、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
【請求項7】
該テストリガンドが、異性体、蛋白質の立体配座、およびプロテオームのうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
【請求項7】
さらに
少なくとも1つの候補人工受容体を、第1の蛋白質と接触させて、少なくとも1つの蛋白質処理候補人工受容体を生成させ;
該蛋白質処理候補人工受容体をプロテオームと接触させ;ここに、該プロテオームは、プロテオーム蛋白質を含み;
該少なくとも1つの蛋白質処理候補人工受容体への少なくとも1つのプロテオーム蛋白質の結合を検出し;次いで
該第1の蛋白質および少なくとも1つのプロテオーム蛋白質の両方を結合する候補人工受容体を、作用する人工受容体として選択する;あるいは、分析のために、結合が検出された該少なくとも1つのプロテオーム蛋白質および該第1の蛋白質を選択することを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1つの候補人工受容体を、該テストリガンドおよび候補撹乱物質を含む混合物と接触させ;
該候補撹乱物質の存在下で、少なくとも1つの候補人工受容体への該テストリガンドの結合を検出し;次いで
テストリガンド結合が、候補撹乱物質の不存在下で起こったが、テストリガンド結合が、該候補撹乱物質によって撹乱された少なくとも1つの候補人工受容体を、該テストリガンドに対して作用する人工受容体として選択することを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1つの作用する人工受容体を、テストリガンドを含有すると疑われる試料と接触させ;
ここに、該作用する人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;ここに該少なくとも1つの作用する人工受容体は、該テストリガンドを結合することが分かっており;
該少なくとも1つの作用する人工受容体への結合をモニタリングし;ここに、該少なくとも1つの作用する人工受容体への結合は、試料中のテストリガンドの存在を示すことを特徴とする該テストリガンドを検出する方法。
【請求項10】
該少なくとも1つの作用する人工受容体が、複数の人工受容体を含む請求項9記載の方法。
【請求項11】
該テストリガンドの結合が、該複数の人工受容体の中に、検出可能なパターンを生成する請求項10記載の方法。
【請求項12】
該テストリガンドが、依存性薬物、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうちの少なくとも1つを含む請求項9記載の方法。
【請求項13】
該テストリガンドが、異性体、蛋白質の立体配座、プロテオームのうちの少なくとも1つを含む請求項9記載の方法。
【請求項14】
複数の候補人工受容体を、第1のテストリガンドと接触させ;
ここに、各候補人工受容体は、独立して、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;
少なくとも1つの候補人工受容体への該第1のテストリガンドの結合を検出し;次いで
該第1のテストリガンドを結合した該少なくとも1つの人工受容体の位置または組成を整理することを特徴とするテストリガンドを検出する方法。
【請求項15】
さらに:
1以上の複数の候補人工受容体を、第2のテストリガンドと接触させ;
少なくとも1つの候補人工受容体への該第二のテストリガンドの結合を検出し;次いで
該第2のテストリガンドを結合した該少なくとも1つの人工受容体の位置または組成を整理することを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項16】
さらに:
該第1のテストリガンドを結合した該少なくとも1つの人工受容体の該位置または組成を、該第2のテストリガンドを結合した該少なくとも1つの人工受容体の位置または組成と比較し;次いで
該位置または組成の比較を整理することを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項17】
さらに、該第1のテストリガンドを、該組成に基づき、該第2のテストリガンドから識別することを特徴とする請求項16記載の方法。
【請求項18】
テストリガンドの相互作用を撹乱する化合物を検出する方法であって:
少なくとも1つの作用する人工受容体を、該テストリガンドおよび候補撹乱物質を含む混合物と接触させ;
ここに、該作用する人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;ここに該少なくとも1つの作用する人工受容体は、該テストリガンドを結合することが分かっており:
該少なくとも1つの作用する人工受容体への該テストリガンドの結合を減少させる候補撹乱物質をモニタリングし;ここに、減少した結合は、該候補撹乱物質が、主要な撹乱物質であることを示すことを特徴とする該方法。
【請求項19】
該テストリガンドが、依存性薬物、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうち少なくとも1つを含む請求項18記載の方法。
【請求項20】
該テストリガンドが、異性体、蛋白質の立体配座、およびプロテオームのうちの少なくとも1つを含む請求項18記載の方法。
【請求項21】
該候補撹乱物質が、500未満の分子量を有する化合物を含む請求項18記載の方法。
【請求項22】
該候補撹乱物質がポリペプチドを含む請求項18記載の方法。
【請求項23】
テストリガンドに対するアフィニティー支持体を作成する方法であって、
少なくとも1つの候補人工受容体を該テストリガンドと接触させ;
ここに、該候補人工受容体は、第1の支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;
少なくとも1つの候補人工受容体への該テストリガンドの結合を検出し;次いで
テストリガンド結合が検出された少なくとも1つの候補人工受容体を、該テストリガンドに対する作用する人工受容体として選択し;
該作用する人工受容体を第2の支持体に結合させて、アフィニティー支持体を形成することを特徴とする該方法。
【請求項24】
該テストリガンドが、依存性薬物、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうちの少なくとも1つを含む請求項23記載の方法。
【請求項25】
該テストリガンドが、異性体、蛋白質の立体配座、およびプロテオームのうちの少なくとも1つを含む請求項24記載の方法。
【請求項26】
該テストリガンドを含有する試料を作用する人工受容体と接触させ;
ここに、該作用する人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;ここに該作用する人工受容体は該テストリガンドに結合することが分かっていることを特徴とするテストリガンドを単離する方法。
【請求項27】
反応物質に対する反応支持体を作成する方法であって:
少なくとも1つの候補人工受容体を該反応物質と接触させ;
ここに、該候補人工受容体は、第1の支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;
少なくとも1つの候補人工受容体への該テストリガンドの結合を検出し;次いで
テストリガンド結合が検出された少なくとも1つの候補人工受容体を、該テストリガンドに対する作用する人工受容体として選択し;
少なくとも1つの作用する人工受容体を該反応物質と接触させ、該反応物質の反応をモニタリングし;
該反応物質が反応人工受容体として観察された作用する人工受容体を選択し;
該反応人工受容体を第2の支持体に結合させて、反応支持体を形成することを特徴とする該方法。
【請求項28】
該反応物質が、依存性薬物、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうちの少なくとも1つを含む請求項27記載の方法。
【請求項29】
該反応物質が、異性体、蛋白質の立体配座、およびプロテオームのうちの少なくとも1つを含む請求項27記載の方法。
【請求項30】
さらに、少なくとも1つの作用する人工受容体を、第2の反応物質と接触させることを特徴とする請求項27記載の方法。
【請求項31】
該反応物質を含有する試料を、作用する人工受容体と接触させ;
ここに、該作用する人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;ここに、該作用する人工受容体は、該テストリガンドに結合することが分かっていることを特徴とする反応物質を反応させる方法。
【請求項32】
さらに、該作用する人工受容体を、第2の反応物質と接触させることを特徴とする請求項30記載の方法。
【請求項33】
反応物質に対する触媒支持体を作成する方法であって:
少なくとも1つの候補人工受容体を該反応物質と接触させ;ここに、該候補人工受容体は、第1の支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;
少なくとも1つの候補人工受容体の存在下で、反応物質の反応の触媒作用を検出し;次いで
触媒作用が、テストリガンドに対する作用する人工受容体として検出された少なくとも1つの候補人工受容体を選択し;
該作用する受容体を第2の支持体に結合させて、触媒支持体を形成することを特徴とする該方法。
【請求項34】
該反応物質が、依存性薬物、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうちの少なくとも1つを含む請求項33記載の方法。
【請求項35】
該反応物質が、異性体、蛋白質の立体配座、およびプロテオームのうちの少なくとも1つを含む請求項33記載の方法。
【請求項36】
さらに、少なくとも1つの作用する人工受容体を第2の反応物質と接触させることを特徴とする請求項33記載の方法。
【請求項37】
反応物質を含有する試料を、作用する人工受容体と接触させ;
ここに、該作用する人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;ここに、該作用する人工受容体は、該テストリガンドに結合し、反応を触媒することが分かっていることを特徴とする該反応を触媒する方法。
【請求項38】
さらに、該作用する人工受容体を、第2の反応物質と接触させることを特徴とする請求項37記載の方法。
【請求項39】
テストリガンドを結合しない表面を作成する方法であって:
少なくとも1つの候補人工受容体を、該テストリガンドと接触させ;
ここに、該候補人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;
少なくとも1つの候補人工受容体への該テストリガンドの結合の欠乏を検出し;次いで、
リガンド結合のテスト欠乏が、該テストリガンドに対する非結合表面として検出された少なくとも1つの候補人工受容体を選択することを特徴とする該方法。
【請求項40】
該テストリガンドが、複数のテストリガンドを含む請求項39記載の方法。
【請求項41】
テストリガンドの第2のリガンドとの相互作用を撹乱する化合物を検出する方法であって:
該テストリガンドを、少なくとも1つの作用する人工受容体に結合し;
ここに、該作用する人工受容体は、支持体の領域にカップリングした複数の形成ブロックを含み;ここに、該少なくとも1つの作用する人工受容体は、該テストリガンドに結合することが分かっており;
該少なくとも1つの作用する人工受容体を、該第2のリガンドおよび候補撹乱物質を含む混合物と結合したテストリガンドと接触させ;
該テストリガンドへの該第2のリガンドの結合を減少させる該候補撹乱物質につきモニタリングし;ここに、減少された結合は、該候補撹乱物質が主な撹乱物質であることを示すことを特徴とする該方法。
【請求項42】
該テストリガンドが、ペプチド、ポリペプチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、および微生物のうちの少なくとも1つを含む請求項41記載の方法。
【請求項43】
該候補撹乱物質が、500未満の分子量を有する化合物を含む請求項41記載の方法。
【請求項44】
該候補撹乱物質が、ポリペプチドを含む請求項41記載の方法。
【請求項45】
該テストリガンドが第1の蛋白質を含み、該第2のリガンドが第2の蛋白質を含み;ここに該第1の蛋白質および該第2の蛋白質が複合体を形成する請求項41記載の方法。
【請求項46】
該テストリガンドが蛋白質を含み、該第2のリガンドがポリヌクレオチドを含み;ここに該蛋白質および該ポリヌクレオチドが複合体を形成する請求項41記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【公表番号】特表2007−504470(P2007−504470A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526225(P2006−526225)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/029050
【国際公開番号】WO2005/024383
【国際公開日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(504330317)レセプターズ エルエルシー (4)
【Fターム(参考)】