説明

コンピュータシステム内の拡張ボードの動作をモデル化する装置および方法

【課題】コンピュータシステム内の拡張ボードの動作をモデル化する装置および方法を提供する。
【解決手段】拡張カードがインストールされるとき、カードを表すためにオブジェクトがコンピュータビューアによって作成される。コンピュータビューアはカードオブジェクトを使用してカードを調べ、各関数のために必要とするリソースを取得する。リソース要求はリソース競合リゾルバオブジェクトにも与えられ、カード上の各入出力機能にリソースを割り当てることが試みられる。リソース割り当てはオブジェクトにもストアされる。コンピュータビューアはカードオブジェクトを使用して、リソースオブジェクトを永続的ストレージにストアする。次回のシステムブートオペレーション期間には、システムに存在する拡張バスとカードを特定するバスおよびカードレコグナイザオブジェクトを作成し、各拡張カードを表すために機能リソースオブジェクトを永続的ストレージから取り出す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリと、複数のシステムリソースと、拡張カードをコンピュータシステムに追加するためのプログラムを実行するプロセッサにより実現されるコンピュータビューアとを有するコンピュータシステムで使用される装置であって、該装置は、
(a) 前記拡張カードに固有でありかつ前記拡張カード上の入出力機能のためにシステムリソース割り当てを決定し操作する複数のメソッドを有するカードオブジェクトを、前記メモリ内に構築するための、前記コンピュータビューア内の仕組みを提供する手段と、
(b)前記カードオブジェクトを使用してシステムリソース要求を取得するための、前記コンピュータビューア内の仕組みを提供する手段と、
(c) 前記カードオブジェクトに対する一貫性のあるインタフェースを有し、前記コンピュータシステム内の全ての入出力機能に対するシステムリソース割り当て情報へアクセスするためのプログラムを実行するプロセッサにより実現されるリソースマネージャと、
(d)前記コンピュータシステムが起動される度に前記リソースマネージャを使用して前記拡張カード上の入出力機能のために無競合システムリソース割り当てを取得するための、前記コンピュータビューア内の仕組みを提供する手段と、
(e) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース割り当てデータを前記メモリにストアし、前記カードオブジェクト内のメソッドの1つを呼び出して、前記カードオブジェクトをプログラムすることにより、手段 (d) により取得された無競合リソース割り当てを使用するために前記カードにより要求されたシステムリソースを動的に変更して、前記無競合リソース割り当てに適合させる前記コンピュータビューア内の仕組みを提供する手段と
を備えたことを特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記拡張カードが自動構成可能カードである場合にシステムリソース要求を前記拡張カードから取得するメカニズムを備えたことを特徴とする装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記拡張カードがマニュアル構成可能カードである場合にシステムリソース要求を構成オプションデータベースから取得するメカニズムを備えたことを特徴とする装置。
【請求項4】
請求項1に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記拡張カード上の入出力機能のためのシステムリソース要求、前記入出力機能のための可能なシステムリソース割り当ておよび前記可能なシステムリソース割り当てのうちの無競合システムリソース割り当てをカプセル化する機能リソースオブジェクトを構築するメカニズムを備えたことを特徴とする装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置において、前記リソースマネージャは、システムリソース要求に応答して、拡張カード間のシステムリソース競合を検出する競合検出器をさらに備え、および前記カードオブジェクトは、前記コンピュータビューアによって実行可能で、可能なシステムリソース割り当てを前記競合検出器により登録する手段を備えたことを特徴とする装置。
【請求項6】
請求項5に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記コンピュータビューアによって実行可能で、無競合システムリソース割り当てを前記競合検出器から取得する手段を備えたことを特徴とする装置。
【請求項7】
請求項4に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記コンピュータビューアによって実行可能で、前記機能リソースオブジェクトを前記メモリにストアする手段を備えたことを特徴とする装置。
【請求項8】
請求項4に記載の装置において、前記カードオブジェクトは機能リソースオブジェクトのリンクリストを備えたことを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項1に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記コンピュータビューアによって実行可能で、および前記拡張カード上の入出力機能を使用可能にし、使用禁止にする手段をさらに備えたことを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項1に記載の装置において、前記カードオブジェクトは、前記コンピュータビューアによって実行可能で、前記拡張カードのベンダ情報を取得する手段をさらに備えたことを特徴とする装置。
【請求項11】
メモリと、複数のシステムリソースと、拡張カードをコンピュータシステムに追加するためのプログラムを実行するプロセッサにより実現されるコンピュータビューアとを有するコンピュータシステムで使用される方法であって、該方法は、
(a) 前記拡張カードに固有でありかつ前記拡張カード上の入出力機能のためにリソース割り当てを決定し操作する複数のメソッドを有するカードオブジェクトを、前記コンピュータビューアを使用して前記メモリに構築するステップと、
(b) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース要求を取得するステップと、
(c) 前記カードオブジェクトに対する一貫性のあるインタフェースを有し、前記コンピュータシステム内の全ての入出力機能に対するシステムリソース割り当て情報へアクセスするためのプログラムを実行するプロセッサにより実現されるリソースマネージャを作成するステップと、
(d) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記リソースマネージャを使用して、前記コンピュータシステムが起動される度に前記拡張カード上の入出力機能のために無競合システムリソース割り当てを取得するステップと、
(e) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース割り当てデータを前記メモリにストアし、前記カードオブジェクト内のメソッドの1つを呼び出して、前記カードオブジェクトをプログラムすることにより、ステップ (d) により取得された無競合リソース割り当てを使用するために前記カードにより要求されたシステムリソースを動的に変更して、前記無競合リソース割り当てに適合させるステップと
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、ステップ (b) は、
(b1) 前記拡張カードが自動構成可能カードである場合に前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース要求を前記拡張カードから取得するステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法において、ステップ (b) は、
(b2) 前記拡張カードがマニュアル構成可能カードである場合に前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース要求を構成オプションデータベースから取得するステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項11に記載の方法において、
(e) 前記拡張カード上の入出力機能のために要求するシステムリソース、前記入出力機能のための可能なシステムリソース割り当ておよび前記可能なシステムリソース割り当てのうちの無競合システムリソース割り当てをカプセル化する機能リソースオブジェクトを、前記カードオブジェクトを使用して構築するステップ
をさらに備えたことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法において、前記リソースマネージャは、システムリソース要求に応答して拡張カード間のシステムリソース競合を検出する競合検出器をさらに備え、ステップ (c) は、
(c1) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、可能なリソース割り当てを前記競合検出器により登録するステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、ステップ (c) は、
(c2) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、無競合システムリソース割り当てを前記競合検出器から取得するステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項14に記載の方法において、ステップ (d) は、
(d1) 前記コンピュータビューアの制御の下でカードオブジェクトを使用して、前記機能リソースオブジェクトを前記メモリにストアするステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項14に記載の方法において、ステップ (a) は、
(a1) 機能リソースオブジェクトのリンクリストを前記カードオブジェクト内に構築するステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項14に記載の方法において、ステップ (a) は、
(a2) 前記カードオブジェクト内の前記拡張カード上の入出力機能を使用可能にし、および使用禁止にするメソッドを呼び出すステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項14に記載の方法において、ステップ (a) は、
(a3) 前記カードオブジェクト内の前記拡張カードのベンダ情報を取得するメソッドを呼び出すステップ
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項21】
メモリと、複数のシステムリソースと、拡張カードをコンピュータシステムに追加するためのプログラムを実行するプロセッサにより実現されるコンピュータビューアとを有するコンピュータシステムで使用されるコンピュータ使用可能媒体であって、該コンピュータ使用可能媒体は、コンピュータ読取可能プログラムコードがそこに格納されており、前記コンピュータ読取可能プログラムコードは、
(a) 前記拡張カードに固有でありかつ前記拡張カード上の入出力機能のためにリソース割り当てを決定し操作する複数のメソッドを有するカードオブジェクトを、前記コンピュータビューアを使用して前記メモリ内に構築するためのプログラムコードと、
(b) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース要求を取得するためのプログラムコードと、
(c) 前記プロセッサを、前記カードオブジェクトに対する一貫性のあるインタフェースを有し、前記コンピュータシステム内の全ての入出力機能に対するシステムリソース割り当て情報へアクセスするリソースマネージャとして機能させるプログラムコードと、
(d) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記リソースマネージャを使用して、前記コンピュータシステムが起動される度に前記拡張カード上の入出力機能のために無競合システムリソース割り当てを取得するためのプログラムコードと、
(e) 前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、システムリソース割り当てデータを前記メモリ内にストアし、前記カードオブジェクト内のメソッドの1つを呼び出して、前記カードオブジェクトをプログラムすることにより、プログラムコード (d) により取得された無競合リソース割り当てを使用するために前記カードにより要求されたシステムリソースを動的に変更して、前記無競合リソース割り当て適合させるためのプログラムコードと
を備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項22】
請求項21に記載のコンピュータ使用可能媒体において、前記カードオブジェクトを使用してシステムリソース要求を取得するための前記プログラムコードは、前記拡張カードが自動構成可能カードである場合、前記カードオブジェクトを使用してシステムリソース要求を前記拡張カードから取得するためのプログラムコードを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項23】
請求項21に記載のコンピュータ使用可能媒体において、前記カードオブジェクトを使用してシステムリソース要求を取得するための前記プログラムコードは、前記拡張カードがマニュアル構成可能カードである場合、前記カードオブジェクトを使用してシステムリソース要求を構成オプションデータベースから取得するためのプログラムコードを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項24】
請求項21に記載のコンピュータ使用可能媒体において、前記コンピュータ読取可能プログラムコードは、前記拡張カード上の入出力機能のために要求するシステムリソース、前記入出力機能のための可能なシステムリソース割り当ておよび前記可能なシステムリソース割り当てのうちの無競合システムリソース割り当てをカプセル化する機能リソースオブジェクトを、前記カードオブジェクトを使用して構築するためのプログラムコードをさらに備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項25】
請求項24に記載のコンピュータ・プログラム使用可能媒体において、前記リソースマネージャは、システムリソース要求に応答して、拡張カード間のシステムリソース競合を検出する競合検出器をさらに備え、および無競合リソース割り当てを取得するための前記プログラムコードは、前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、可能なシステムリソース割り当てを前記競合検出器により登録するためのプログラムコードを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項26】
請求項25に記載のコンピュータ使用可能媒体において、無競合システムリソース割り当てを取得するための前記プログラムコードは、前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、無競合システムリソース割り当てを前記競合検出器から取得するためのプログラムコードを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項27】
請求項24に記載のコンピュータ使用可能媒体において、リソース割り当てデータをストアするための前記プログラムコードは、前記コンピュータビューアの制御の下で前記カードオブジェクトを使用して、前記機能リソースオブジェクトを前記メモリ内にストアするためのプログラムコードを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項28】
請求項24に記載のコンピュータ使用可能媒体において、前記カードオブジェクトを構築するための前記プログラムコードは、機能リソースオブジェクトのリンクリストを前記カードオブジェクト内に構築するためのプログラムコードを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項29】
請求項24に記載のコンピュータ使用可能媒体において、前記カードオブジェクトを構築するための前記プログラムコードは、前記カードオブジェクト内で前記拡張カード上の入出力機能を使用可能にし、および使用禁止にするメソッドを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。
【請求項30】
請求項24に記載のコンピュータ使用可能媒体において、前記カードオブジェクトを構築するための前記プログラムコードは、前記カードオブジェクト内で前記拡張カードのベンダ情報を取得するメソッドを備えたことを特徴とするコンピュータ使用可能媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2010−15595(P2010−15595A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−207467(P2009−207467)
【出願日】平成21年9月8日(2009.9.8)
【分割の表示】特願2000−529658(P2000−529658)の分割
【原出願日】平成11年1月28日(1999.1.28)
【出願人】(500269956)オブジェクト テクノロジー ライセンシング コーポレイション (12)
【Fターム(参考)】