説明

コンベア装置

フレーム、及び搬送されるべき材料のためにフレームに係止できる、材料用の交換可能なガイドを持つ、特に壜用のコンベア装置である。このようなガイドの取り扱い、収容、及び設置を容易にするため、ガイドを多数の部品でできているように設計する。第1ガイド部品には中央ロック装置が設けられており、係止ストップを備えた第2ガイド用のロック手段として設計されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の従来技術部分に説明された種類のコンベア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンベア装置では、多くの場合、搬送される材料をコンベア経路上に保持する必要がある。これは、ガイドを用いて、及び/又は材料をコンベア経路上に差し向けることによって行われる。このようなガイドの主面は、走行接触して搬送される材料と接触するか或いは、搬送されている材料が特定の搬送路を離れようとすると直ぐに、搬送されている材料と直ちに係合するかのいずれかである。しかしながら、コンベア装置が様々な大きさの商品を搬送するのに適している場合、又はこうした目的で使用されるようになっている場合、コンベア経路に永久的に取り付けられたガイドは、特に、搬送されている材料とガイドが走行係合しなければならない場合に問題となる。モデル用に設計されたコンベアの場合には、ガイドは、交換自在であるように設計されなければならないということは周知である。従来技術で周知のコンベア装置は、好ましくは搬送方向を180°変えるガイドホイール、好ましくはガイドスターを使用する。ガイドスターには、周囲が開放した凹所が設けられており、これらの凹所は均等に分配されており、各凹所は第1搬送方向で到着した壜を受け入れ、これらの壜を180°の円弧に亘って第2搬送方向に送る。壜が湾曲部でガイドスターから離れないようにするため、例えば、ガイドスターはガイド円弧によって取り囲まれている。ガイド円弧は、少なくともコンベア領域で壜の外側をグリップする。この周知のコンベア装置で様々な大きさの壜を搬送できるようにするため、このガイド及び随意のガイドスターは、コンベア装置を様々な大きさの壜で使用するために容易に変更できるように、交換自在であるように設計されている。しかしながら、周知のガイドは一部品で設計されており、全体を交換しなければならない。この大きくて比較的嵩張るガイドを収納しておく上で問題が生じる。更に、周知のガイドはガイドをフレームの所定位置にしっかりと保持するため、幾つかの位置に取り付けなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
関連技術と比較した上での本発明の目的は、取り扱いが容易であり且つ便利に収納できる交換可能であり且つ係止可能なガイドを持つコンベア装置を形成することである。
この目的は請求項1に記載の特徴によって達成される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例は、多数の部品でできているために輸送及び収納が遙かに容易なガイドを形成する。本発明のガイドでは多数の部品を設置しなければならないが、中央ロックにより、一部品ガイドの場合と比べて多数のガイドの組み立てに手間取ることがない。本発明の実施例により、ガイド部品のうちの一つだけを係止しさえすればよく、他のガイド部品は中央に係止したガイド部品によって及び係止ストップによって保持される。
【0005】
本発明の有利な実施例は、従属項に記載してある。
係止ストップは位置決め装置の便利な部品であり、コンベア装置内での第2ガイド部品の正確な位置を特定する。
【0006】
第1中央ロックガイド部品に位置決め装置が設けられている場合、組み立てが更に容易になる。
プラグ−シフトガイドを使用した場合、組み立てが更に容易に且つ早くなる。
【0007】
ホールドダウン装置を第2及び好ましくは第1ガイド部品とフレームとの間で使用することにより、取り付けの堅固さが向上し、汚れや、例えばガラスの破片等がガイドとフレームとの間に入り込む危険が減少する。
【0008】
プラグ−シフトガイドの特に簡単であり且つ好ましい例示の実施例は、ボルト及び開口部の少なくとも一つの組み合わせを含む。ボルトはシャフト及び他端の大径ヘッドを含み、開口部は大きさが異なる二つの領域を有する。これによって、ヘッドは大径領域を通って嵌着するが小径領域を通って嵌着せず、小径領域はシャフトを保持する。従って、ボルトはボルトのヘッドにより軸線方向で固定され且つボルトのシャフトにより半径方向で固定され、その結果、シャフトが開口部内で一方向だけに移動できる。
【0009】
しかしながら、シャフトは、輪郭が定められていないがその代わりに全体が円形であるように設計されることもまた考えられる。この場合、開口部の大径領域は、ガイド部品がボルト上でシフトしないようにするため、コンベア装置で搬送されるべき容器の力線の方向に配置されている。この実施例には、シャフトに賦形が施されていないため、組み立て中にボルトが必ずしも整合していなくてよいという利点がある。これは、ボルトが任意の位置でストップ面まで上方にだけ移動できるためである。
【0010】
便利には、開口部は係止ストップを更に含む。この係止ストップは、好ましくは、シャフトと協働する。中央ロックは、好ましくはクランプによって行われる。これは、このような設計が製造が比較的簡単であり且つ係止及び係止解除が容易であるためである。これにより、クランプは、好ましくは、中央ロックの自動係止効果によって形成される。
【0011】
これは、好ましくは、クランプ領域を半径方向クランプ効果で保持する非円形クランプ領域を持つクランプボルトを開口部内で回転することによって行われる。
クランプボルトに拡大ヘッドが設けられている場合には、このヘッドは、第1ガイド部品が全ての方向に移動しないように固定されるように、適当な開口部と協働する軸線方向固定手段を形成する。
【0012】
しかしながら、中央ロックは、係止バー、又は空気圧式、液圧式、又は電動式のエレメント等の他の要素によって提供されてもよい。
好ましくはガイド部品間に圧力面が形成され、これによりガイド部品を隙間なしで互いに直接的に整合させることができ、間接的にしか係止されていないガイド部品の固定的係止を保証する。
【0013】
本発明は、ガイドホイールと協働するためのガイドカーブに特に適しているが、コンベアスクリューと協働する直線状ガイド等の他の目的で使用されるように設計することもできる。
【0014】
ガイド部品に開口部が設けられており、フレームにボルトが設けられている場合には、先ず最初に、様々な大きさのガイド部品用のボルトを再使用できる一方、ガイド部品は収納の邪魔になる突出したエレメントを全く備えていない。
【0015】
ボルトは、好ましくはガイド部品用の支持面を有し、ガイド部品を、フレームから所定距離のところに取り付けることができるようにし、そのためその下側に汚れが付着することはない。
【0016】
好ましい実施例では、ガイド部品は、一方では良好なクリーニング性を得ると同時にガイド部品の開口部を形成する上で良好な安定性を持つため、ステンレス鋼で形成されている。開口部は、スプレー流体、クリーニング流体、又は残留流体の溢れ出しを加速し、即ち可能にする。このようなガイド部品は、無菌機械、例えば材料及び設計に課せられる無菌性及び従ってクリーニング性に関する要求が特に高い機械で、使用できる。
【0017】
本発明の例示の実施例を添付図面に基づいて以下に詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は、本発明に従って設計された、商品を搬送するためのコンベア装置1の例示の実施例の一部の概略図を示す。ここに示す例示の実施例では、コンベア装置1は、飲料用の容器2、特に壜を搬送するように設計されている。容器2は適当なコンベア(ここにはコンベアベルト3が示してある)によって搬送方向Fで供給される。搬送方向の変更を行うため、コンベア3は、ここに示す例示の実施例において複数の凹所5が周囲に開放したガイドスターとして設計されたガイドホイール4の領域内に移動する。これらの凹所は、容器の長さ方向軸線に沿った任意の適当な位置で容器2を収容し且つ案内し、所望の湾曲に亘って容器を搬送し、次いで容器を適当な位置に、例えばコンベアベルトの形態の別のコンベア3上に送出するような寸法で設けられている。ここに示す例示の実施例では、二つの凹所5だけが示してあるが、ガイドホイール4は、周囲に亘って均等に分配された複数の凹所5を有する。
【0019】
容器2が凹所5から早期に離れないようにするため、全体に参照番号6を付したガイドが設けられる。ガイド6はガイドカーブとして設計されており、ガイドホイール4に亘って所定の角度範囲に亘って延びる邪魔板7を含む。この邪魔板は、回転軸線4’と同軸をなして湾曲し、ガイドホイール4の周囲から所定距離を維持する。ここに示す例示の実施例では、邪魔板7は、180°以上の角度範囲に亘って延びる湾曲領域7aを有する。この湾曲領域は、ガイドホイール4の出口端に連結された直線状領域7bで終端する。ガイド6には開口部が設けられている。これらの開口部は、一方では、重量を低減するため、及び他方では水分、細菌、等の蓄積を阻止するために設けられている。
【0020】
コンベア装置1は、更に、取り付け面8の形態でここに示すフレームを有する。このフレームには、例えばガイドホイール4が取り付けられている。
ガイド6は多数の部品で設計されており、中央ロック9が設けられた第1ガイド部品6aを含む。このガイド部品6aは、中央ロック9によりフレーム8に能動的に係止できる。
【0021】
ガイド6は、第1ガイド部品6aの他に、受動的に係止されるべき少なくとも一つの第2ガイド部品を含む。これらの受動的ガイド部品6b、6cのうちの二つを、ここに示す例示の実施例に示す。これらの受動的ガイド部品6b、6cは、第1ガイド部品6a及びその中央ロック9によってフレーム8に係止される。各ガイド部品6a、6b、及び6cは、本質的にはストリップすなわち小板の形態で設計されており、共通の邪魔板7の部分を含み、これによってガイド部品6a、6b、及び6cは邪魔板7が本質的に肩部なしで延びるような寸法を持つように設計されている。
【0022】
中央ロック9を図3に更に詳細に示す。中央ロック9は、回転軸線10’を中心として回転させることができるボルト10及び夫々の開口部11を有する。ここに示す例示の実施例では、ボルト10はフレーム8に割当てられ、好ましくはねじ山12によってフレームに螺着される。開口部11は、ガイド部品6aに設けられている。
【0023】
係止ボルト10は、非円形ボルト領域の形態のクランプ部品13を有する。第1小寸法k及び第2大寸法gが好ましくは互いに直角を形成し、長さ方向中央線即ち軸線Aに関して本質的に対称に延びている。
【0024】
係止ボルト10は、更に、クランプ領域13と比較して拡大したヘッド14を有する。このヘッドもまた、軸線Aに関して本質的に対称な小寸法及び大寸法を有する。ヘッド14の小寸法は寸法kと一致するが、矩形の大寸法fがこの小寸法に対して直角に延びており、寸法gよりも大きい。
【0025】
寸法k、g、及びfは、クランプ部品13を少なくとも一方の方向で開口部11に通した状態でヘッド14を挿入でき、クランプ部品13を回転軸線10’を中心として開口部11内でクランプ位置まで回転できるように、開口部11の寸法に合わせてある。クランプ位置にあるとき、ヘッド14はもはや開口部11を通って嵌合していないが、その代わりに開口部11の両側でガイド部品6aに載止する。この目的のため、開口部11は小寸法lを有し、この小寸法lは軸線Aに関して本質的に対称であり、寸法kと等しいか或いはそれ以上であるがg及びfよりも小さい。開口部11は大寸法hを有し、この大寸法hは寸法fと等しいか或いはそれ以上である。更に、開口部11は、クランプ効果を高めるための拡大領域11aを有する。この領域の幅mは、lよりも大きいがgよりも小さい。
【0026】
係止ボルト10は、更に、フレーム8からのスペーサとして作用する支持領域15を有する。支持面15aはクランプ領域13よりも大きく、ヘッド14と向き合った側部に配置されている。ヘッド14は、更に、クランプ楔等の形態のクランプ補助部16を下側に備えている。これは、支持面15aに面しており、これによって摩擦を高め、寸法上の許容公差における寸法差を補償する。
【0027】
係止ボルト10には、更に、ハンドトグルの形態のハンドル18用の締結装置17が設けられている。この締結装置17は、ここに示す例示の実施例では、ハンドトグル18内にねじ込むためのねじ山を備えたボアとして設計されている。
【0028】
本発明のガイド6は、更に、受動的ガイド部品6b、6cが能動的ガイド部品6aによって押し付けられる係止ストップを有する。本発明のガイド6は、更に、幾つかの又は全てのガイド部品の相互に関する及びフレームに対する所定の位置を特定する位置決め装置を含む。更に、本発明のガイド6は、更に、ガイド6をフレームに押し付けるホールドダウン装置すなわち押付装置を含む。これらの機能は全て、ここに示す例示の実施例において、図4に基づいて更に詳細に説明するプラグ−シフト連結部19によって行われる。
【0029】
プラグ−シフト連結部19はボルト20を含む。このボルトは、ここに示す例示の実施例ではフレーム8に割当てられ、好ましくはねじ山21によってフレームにねじ込まれる。プラグ−シフト連結部19は、更に、ガイド6に設けられた開口部22を有する。
【0030】
ボルト20は、上支持面23aを持つ支持領域23を有する。この支持領域23の機能は、支持領域15と同じである。ボルト20は、更に、比較的小さなシャフト領域24及び比較的大きなヘッド25を反対端に有する。開口部22は、本質的には、広幅領域22a及び狭幅領域22bを持つ鍵穴形状であり、そのため、開口部22は軸線Aに関して本質的に対称であり、ヘッド25が広幅領域22aを通過するが、狭幅領域22bを通過せずに嵌合する一方、シャフト領域24が狭幅領域22bに保持されるように、寸法が定められている。ここでも、これらの領域22a及び22bは軸線Aに沿って整合している。
【0031】
詳細には、ヘッド25は直径aの本質的に円形の断面を有する。直径aは、広幅領域22aの直径bと等しいか或いはそれ以下である。広幅領域22aもまた、好ましくは円形形状である。シャフト領域24は、直径aとほぼ一致し且つ軸線Aに沿った開口部22の長さdよりも小さい第1大寸法c及び開口部22の狭幅領域22bの軸線に対して横方向の幅sと等しいか或いはそれ以下の軸線Aに対して横方向の第2小寸法eを有する。このようにして、ヘッド25を持つボルトをストップ面23aがガイド6の下側と接触するまで開口部22の広幅領域22aに通すことができ、これによって、シャフト領域24が狭幅領域22bに進入し、続いて開口部22が軸線Aに沿って変位し、軸線Aに対して横方向に延びる狭幅領域22bの境界付け表面26がシャフト領域24の対面する狭幅の側部24aに当たる。次いで、ヘッド25が、開口部22の狭幅領域22bの両側のガイド6と接触し、ホールドダウン装置として役立つ。
【0032】
図2に詳細に示すように、ガイド部品6a、6b、及び6cは、好ましくは、少なくとも二つの開口部22(捩れ防止用)を有し、それらの各々が、フレーム8の対応するガイド部品6a、6b、及び6cについて所定位置に設けられたボルト20と協働する。
【0033】
図2に示すように、各ガイド部品6a、6b、及び6cの全ての開口部の軸線Aは同じ方向で整合している。これらの軸線Aは、直線状ガイド部品6bでは整合しており、湾曲したガイド部品6a及び6cの各々では互いに平行に延びている。開口部22は、更に、各ガイド部品6a、6b、及び6cの内側の狭幅領域22bが同じ方向を指すように整合している。能動的ガイド部品6aの中央ロック9の開口部11の軸線Aはこのガイド部品6aの開口部22の軸線Aと平行に延びる。
【0034】
かくして、ボルト10及び20及び夫々の開口部11及び22はプラグ−シフト連結部19を形成する。これは、この連結部を備えたガイド部品の各々について形成される。
ガイド6の組み立てについて、先ず最初に、開口部22がボルト20上に置かれるように二つの受動的ガイド部品6b及び6cを図2に対して垂直方向に矢印Sの方向でボルト20に押し付け、次いで図2の平面と平行に方向Vでそれらの軸線Aに沿ってシフトする。これにより、夫々の受動的ガイド部品が、ここに示す例示の実施例で軸線方向Aに対して横方向に延びるストップ面26が形成する係止ストップに当接する。ストップ面26は、各ガイド部品6b、6cの開口部22の少なくとも一つに属し、これにシャフト24の端面24aが当たる。これを行うにあたり、ボルト20のヘッド25の両側が狭幅領域22bによってグリップされ、及びかくして夫々のガイド部品6b、6cをボルト20の支持面23bと接触した状態に保持し、及びかくしてこれらをフレーム8に対して保持するホールドダウン装置として作用する。
【0035】
次いで、能動的に係止されるべきガイド部品6aを、対応するボルト20の上に開口部22を置いた状態で且つ係止ボルト10の上に開口部11を置いた状態で、矢印Sすなわち垂直の方向に配置することによって取り付ける。これは、これらのボルトのヘッド25及び24が夫々の開口部22及び11を通過するまで行われる。次いで、能動的ガイド部品6aを、3つのガイド部品全ての圧力面27が互いに当接し且つ全てのガイド部品のリード面7が肩部を形成せずに互いに面一になるまで、変位方向Vにシフトする。その後、中央ロック9の係止ボルト10をハンドル18で軸線10’を中心として枢動する。その結果、クランプ部品13が開口部11の拡大領域11aにクランプされ、ヘッド14はそのクランプ楔16が開口部11の両側に置かれた状態でガイド部品6aに載止し、及びかくしてホールドダウン装置として機能する。このようにして、これらが互いに押し付けられる圧力面27の位置を固定し、受動的ガイド部品6b、6cを能動的ガイド部品6aによって係止する、即ち圧力面27と係止ストップ26との間に固定する。
【0036】
図2に明瞭に理解されるように、開口部22及び/又は11の軸線Aの整合は、能動的ガイド部品6aによって及ぼされた係止力の少なくとも一つの成分が係止ストップ26に作用するように、選択されなければならない。更に、軸線Aの整合は、二つの隣接したガイド部品6b、6cが既に所定の位置に置かれているにも拘わらず、最後に設置されるべきガイド部品即ち能動的ガイド部品6aの変位が可能であるように、選択されなければならない。この例示の実施例では、これは、ガイド部品6aの開口部22の軸線Aが湾曲したガイド面7aに対して異なる角度で整合されており、ガイド部品の一方、即ちここに示す例示の実施例の直線状ガイド部品6bの開口部22の軸線Aと本質的に平行であるように直線状ガイド部品6b内を延びることによって行われる。
【0037】
ここに例示し且つ説明した例示の実施例の変形例では、係止ストップ、位置決め、ホールドダウン装置、捩じり防止、等の個々の機能は、異なる設計エレメントによって達成できる。本発明は、ガイドが二つの部品しか含まない場合又は3つ以上のガイド部品を含む場合でも使用できる。様々な周知の設計を中央ロックとして使用してもよいが、これらの設計もまた、しっかりとしたクランプ効果を達成しなければならない。本発明は、ガイドホイールについて本明細書中に説明したガイドカーブの他に、搬送される商品をコンベア経路上に保持しなければならない他のガイドについても適している。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のコンベア装置の一部の概略平面図である。
【図2】組み立て工程を示すため、ガイド部品が個々に示してある、図1と同様の概略平面図である。
【図3】中央ロックの構成要素の概略図であり、図3aはクランプボルトの側面図であり、図3bはクランプボルトの正面図であり、図3cは図3AのIII−III線での断面図であり、図3dは中央ロックの開口部を示す図である。
【図4】プラグ−シフトガイドの構成要素を示す図であり、図4aはボルトの側面図であり、図4bはIV−IV線での断面図であり、図4cは夫々の開口部を示す図である。
【符号の説明】
【0039】
1 コンベア装置 2 飲料用の容器
3 コンベア 4 ガイドホイール
5 凹所 6 ガイド
7 邪魔板 7a 湾曲領域
7b 直線状領域 8 フレーム
9 中央ロック 10 ボルト
11 開口部 12 ねじ山
13 クランプ部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム(8)及び搬送されるべき材料(2)のために前記フレーム(8)に係止できる交換可能なガイド(6)を持つ容器用のコンベア装置(1)において、
前記ガイド(6)は多数の部品で設計されており、第1ガイド部品(6a)には中央ロック装置(9)が設けられており、前記第1ガイド部品は、係止ストップ(26)を備えた第2ガイド部品(6b、6c)用の係止手段として設計されている、コンベア装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベア装置において、前記係止ストップ(26)を保持する位置決め装置が前記第2ガイド部品(6b、6c)と前記フレーム(8)との間に設けられる、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のコンベア装置において、位置決め装置が前記第1ガイド部品(6a)と前記フレーム(8)との間に設けられる、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項4】
請求項1、2、又は3に記載のコンベア装置において、プラグ−シフト装置(19)が前記フレーム(8)と前記ガイド(6)との間に設けられる、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、ホールドダウン装置(25)が前記第2ガイド部品(6b、6c)と前記フレーム(8)との間に設けられる、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、ホールドダウン装置(14、25)が前記第1ガイド部品(6a)と前記フレーム(8)との間に設けられる、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項7】
請求項4、5、又は6に記載のコンベア装置において、前記プラグ−シフト連結部(19)は、シャフト(24)及びこのシャフトよりも大きく且つホールドダウン装置として作用するヘッド(25)を持つ少なくとも一つのボルト(20)、及び開口部(22)を含み、この開口部は第1及び第2の領域(22a、22b)を有し、第1領域(22a)は前記ヘッド(25)と等しいか或いはそれ以上であり、第2領域(22b)は前記シャフト(24)と等しいか或いはそれ以上であるが前記ヘッド(25)よりも小さい、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項8】
請求項7に記載のコンベア装置において、前記開口部(22)の前記第2領域(22b)には、前記シャフト(24)用の係止ストップ(26)が設けられている、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、前記中央ロック(9)は、クランプ部品(13)を有する、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、前記中央ロック(9)は係止ボルト(10)を有し、この係止ボルトはその軸線(10’)を中心として回転でき、非円形のクランプ領域(13)及びこのクランプ領域(13)を半径方向クランプ効果で保持する開口部(11)を含む、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項11】
請求項10に記載のコンベア装置において、前記係止ボルト(10)は、前記クランプ領域(13)よりも大きいヘッド(14)を有し、ホールドダウン装置として作用する、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項12】
請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、圧力面(27)がガイド部品(6a、6b、6c)間に設けられる、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項13】
請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、前記ガイド(6)は、ガイドホイール(4)と協働するためのガイドカーブとして設計されている、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項14】
請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、前記ガイド(6)は、詳細にはコンベアねじ等の対象物配置装置と協働する直線状ガイドとして設計されている、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項15】
請求項1乃至14のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、第1及び第2のガイド部品(6a、6b、6c)の各々は少なくとも二つの開口部(22)を有し、前記フレーム(8)に割当てられた前記ボルト(20)は、位置決め装置として作用するシャフト(24)及びプラグ−シフトガイド(20、22)のホールドダウン装置として作用するヘッド(25)を有する、ことを特徴とするコンベア装置。
【請求項16】
請求項7乃至15のうちのいずれか一項に記載のコンベア装置において、前記ボルト(10、20)は支持面(15a、23a)を有する、ことを特徴とするコンベア装置。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図3d】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【公表番号】特表2007−535457(P2007−535457A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−512132(P2007−512132)
【出願日】平成17年11月19日(2005.11.19)
【国際出願番号】PCT/EP2005/012405
【国際公開番号】WO2006/056372
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(591034383)クロネス・アクチェンゲゼルシャフト (35)
【氏名又は名称原語表記】KRONES AG
【Fターム(参考)】