説明

コークス炉の黒煙発生防止方法

【課題】コストをかけることなく、微粉石炭の発塵性を抑制し、石炭の燃焼室への漏れ込みを防ぎ、黒煙の発生を抑制しながら、石炭全体の水分は低いレベルで操業可能なコークス炉の黒煙発生防止方法を提供する。
【解決手段】炭化室1に石炭Cを装入する際に発生する黒煙を防止するコークス炉の黒煙発生防止方法であって、炭化室1の押出機側の炉蓋17および/または排出口側の炉蓋18に近接する部分A,Bに、炉蓋17,18から離れた部分よりも水分の多い石炭を装入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭化室に石炭を装入する際に発生する黒煙を防止するコークス炉の黒煙発生防止方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般にコークス炉は、下部に蓄熱室があり、その上部に炭化室と燃焼室とが交互に多数配列された構造をしている。蓄熱室は、燃料ガスおよび空気を予熱し、燃焼室に供給することができる。燃焼室は、供給された燃料ガスおよび空気を燃焼させ、その両側に隣接する炭化室に炉壁を通して間接的に伝熱し、炭化室内の石炭を乾留してコークス化することができる。
【0003】
コークス炉の炭化室への石炭装入時には、炭化室内圧が上昇するため、老朽化が進み炉壁に燃焼室への貫通亀裂が生じている場合や、炉壁の煉瓦目地切れが存在する場合などには、石炭が燃焼室に漏れ込み、燃焼室内で不完全燃焼し、黒煙となり煙突から外部に放出されることがある。
【0004】
特に、炭化室内のうち押出機側の炉蓋近傍の炉壁や排出口側の炉蓋近傍の炉壁は、乾留時には昇温され、乾留後にはコークス押出時に炉蓋が開放されるため外気に触れて冷却され、この昇温と冷却の繰り返しにより煉瓦間の目地切れが起こり易くなっている。また、排出口側の炉蓋近傍は、ガスの抜け道である上昇管から最も離れており、石炭装入時にできる石炭山で炭化室上部のガスの抜け道が塞がれた状態になるので、炭化室内圧が高くなり、石炭の燃焼室への漏れ込みが起こり易くなっている。
【0005】
ところで、高品質のコークスを製造するためには、コークス炉の炭化室に石炭を高密度で充填するのが好ましく、そのためには、予め石炭を十分に乾燥させて水分を減らすことが好ましい。しかし、石炭の水分が低下すると、微粉石炭が遊離し易くなり、遊離した微粉石炭が石炭輸送中に飛散したり、上記と同様に燃焼室に漏れ込み、黒煙となったりすることがある。
【0006】
このような黒煙は大気汚染の原因となるため、黒煙の発生を抑制する必要がある。黒煙の発生を抑制する方法として、以下の特許文献1には、石炭装入時に、水蒸気を炭化室へと吹き込む方法が開示されている。これは、装入される石炭の含水率が高いと黒煙の発生が減少することを利用したものである。より具体的には、炭化室へと水蒸気を吹き込むことで、装入直後の石炭から発生する水蒸気と合わせて全体の水蒸気量が増加し、炉壁の貫通亀裂や目地切れなどを通過して燃焼室内へと流入する。流入した水蒸気が、貫通亀裂や目地切れなどから燃焼室内へ漏れ込んだ石炭が発生する不完全燃焼ガスと水性ガス反応することにより、黒煙の発生を抑制することができる。
【0007】
また、発塵性を低下させる方法として、以下の特許文献2には、乾燥石炭を粗粉石炭と微粉石炭に分離し、微粉石炭の粒度分布に応じて、微粉石炭に重質油などを添加してスラリー状とした後、湿式造粒法によって粒径の大きな造粒炭とし、次いで脱水処理した後、前記粗粉石炭と混合する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平1−247485号公報
【特許文献2】特開平9−31469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、引用文献1の方法では、水蒸気を添加するための特別な装置、操作が必要となることに加え、水蒸気の吹き込みによる煉瓦への悪影響が考えられる。また、引用文献2の方法では、重質油を添加するための装置、操作が必要となることに加え、重質油自体のコストもかかってしまう。
【0010】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、コストをかけることなく、微粉石炭の発塵性を抑制し、石炭の燃焼室への漏れ込みを防ぎ、黒煙の発生を抑制しながら、石炭全体の水分は低いレベルで操業可能なコークス炉の黒煙発生防止方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、本発明のコークス炉の黒煙発生防止方法は、
炭化室に石炭を装入する際に発生する黒煙を防止するコークス炉の黒煙発生防止方法であって、
炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に、前記炉蓋から離れた部分よりも水分の多い石炭を装入することを特徴とするものである。
【0012】
かかる構成によるコークス炉の黒煙発生防止方法の作用・効果を説明する。炭化室の押出機側の炉蓋に近接する炉壁と排出口側の炉蓋に近接する炉壁は、上述したように、煉瓦間の目地切れが起こり易く、そのため石炭の燃焼室への漏れ込みが起こり易くなっている。本発明では、炭化室に石炭を装入する際、炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に、これらの炉蓋から離れた部分よりも水分の多い石炭を装入することで、微粉石炭の遊離、飛散を抑制することができる。これにより、押出機側の炉蓋に近接する炉壁および/または排出口側の炉蓋に近接する炉壁からの発塵性を抑制し、石炭の燃焼室への漏れ込みを防ぎ、黒煙の発生を抑制することができる。さらに、炉蓋から離れた部分の水分を少なくし、炉蓋に近接する部分のみ水分を多くすることで、炭化室内の石炭全体の水分は低いレベルを保ったまま操業することができる。また、重質油などを添加する必要もなく、コストもかからない。
【0013】
なお、石炭の水分は、その測定方法がJIS M8812に規定されており、107℃で加熱乾燥させたときの減量率である。
【0014】
本発明において、前記炭化室に石炭を装入するためのホッパー群のうち、前記押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に石炭を装入するホッパーに、前記炉蓋から離れた部分に石炭を装入するホッパーよりも水分の多い石炭を充填することが好ましい。
【0015】
炭化室に石炭を装入するためのホッパー群のうち、押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に石炭を装入するホッパーに、炉蓋から離れた部分に石炭を装入するホッパーよりも水分の多い石炭を充填することにより、炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に、炉蓋から離れた部分よりも水分の多い石炭を容易に装入することができる。
【0016】
また、本発明において、前記ホッパー群に石炭を充填するための第1列炭槽および第2列炭槽を少なくとも備えるコールビンに対して、前記第1列炭槽に前記第2列炭槽よりも水分の多い石炭を送炭することが好ましい。
【0017】
ホッパー群に石炭を充填するための第1列炭槽および第2列炭槽を少なくとも備えるコールビンに対して、第1列炭槽に第2列炭槽よりも水分の多い石炭を送炭することにより、押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に石炭を装入するホッパーに、炉蓋から離れた部分に石炭を装入するホッパーよりも水分の多い石炭を容易に充填することができる。この結果、炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に、炉蓋から離れた部分よりも水分の多い石炭を容易に装入することができる。
【0018】
本発明において、前記炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に装入される石炭の水分が7.8%以上であることが好ましい。
【0019】
石炭の水分が7.8%よりも低くなると煤煙濃度が高くなるので、7.8%以上が好ましい。ここで、煤煙濃度とは、光を利用する光透過型の煤煙濃度計により測定したデータであって、光の透過率が100%のときの煤煙濃度を0%、光の透過率が0%のときの煤煙濃度を100%とする。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】コークス炉の炭化室の断面図
【図2】コークス炉の上方から見たときのコールビンの一例を模式的に示した説明図
【図3】炭化室への石炭の装入手順を模式的に示した説明図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、コークス炉の炭化室1の断面図を示している。一般に、コークス炉は、炭化室1が複数並べられているが、ここでは説明の便宜のために、ひとつの炭化室1について説明を行う。
【0022】
炭化室1の上部には、炭化室1へ石炭Cを装入するための装入車2が移動可能に設けられている。装入車2には、ホッパー群Hが搭載されており、各ホッパーに充填された石炭Cを炭化室1内に装入することができる。石炭Cの炭化室1への装入は、炭化室1の上部に設けられた装入口11〜15を介して行われる。また、炭化室1の上部には、装入口のほか、ガスの抜け道である上昇管16が設けられている。なお、装入口の個数は、適宜設定可能である。
【0023】
炭化室1の両側には燃焼室が設けられており、燃焼室内で燃焼ガスを燃焼させた燃焼熱によって、炭化室1内に装入された石炭Cを乾留してコークスを製造することができる。なお、図1には示していないが、燃焼室は図1の炭化室1の奥方向および手前方向にそれぞれ設けられる。
【0024】
炭化室1内に装入された石炭Cの乾留が終了すると、図1の炭化室1の両側の窯口に配設された炉蓋17,18を開放する。一方の窯口側には押出機(不図示)が設けられており、この押出機によって、炭化室1内のコークスは他方の窯口(排出口)から排出される。ここでは、図1の炉蓋17の左側方に押出機が配置され、炉蓋18が配設された窯口が排出口であると仮定して以下の説明を行う。
【0025】
本実施形態では、装入車2に搭載したホッパー群Hが、第1ホッパーH1、第2ホッパーH2、第3ホッパーH3、第4ホッパーH4、第5ホッパーH5の5槽からなる例を示す。なお、ホッパー群Hは、5槽からなるものに限定されず、上述の装入口の個数と同様に、適宜設定可能である。
【0026】
したがって、図1のように、炭化室1の押出機側の炉蓋17に近接する部分、具体的には点線で囲まれた部分Aには、第1ホッパーH1に充填された石炭Cが装入口11から装入される。また、炭化室1の排出口側の炉蓋18に近接する部分、具体的には点線で囲んだ部分Bには、第5ホッパーH5に充填された石炭Cが装入口15から装入される。
【0027】
<炭化室への石炭の装入手順>
コークス炉の各炭化室1への石炭Cの装入は、以下の手順により行われる。初めに、コークス炉の各炭化室1の上方を移動する装入車2を、コークス炉に設けられたコールビン(装入炭槽)3内の石炭Cを充填可能な位置まで移動させて停止し、コールビン3内の石炭Cを装入車2のホッパー群Hへ充填する。次いで、石炭Cが充填された装入車2を、石炭Cを装入する炭化室1の上方まで移動させた後、装入車2のホッパー群H(各ホッパーH1〜H5)から所定量の石炭Cを切り出し、炭化室1へ装入する。
【0028】
以下に、装入車2に搭載のホッパー群Hへの石炭Cの充填方法について詳しく説明する。上述のように、ホッパー群Hへの石炭の充填は、コールビン3の直下に装入車2を移動させて行う。
【0029】
図2は、コークス炉の上方から見たときのコールビン3の一例を模式的に示した説明図である。コールビン3は、図2に示すように、複数の炭槽を配置して構成される。ここでは、複数の炭槽が縦方向に3列、横方向に5列並べて配置した例を示す。以下の説明では、縦方向の第1列目に横方向に並べて設けられた5個の炭槽X1〜X5をまとめて第1列炭槽X、縦方向の第2列目に横方向に並べて設けられた5個の炭槽Y1〜Y5をまとめて第2列炭槽Y、縦方向の第3列目に横方向に並べて設けられた5個の炭槽Z1〜Z5をまとめて第3列炭槽Zと称することにする。
【0030】
第1列炭槽Xには、高水分の石炭(以下、高水分炭C1と称する)を送炭しておく。第2列炭槽Yには、低水分の石炭(以下、低水分炭C2と称する)を送炭しておく。図3(a)にコールビン3に石炭を送炭した状態を示す。ここで、高水分炭C1とは、水分が7.8%以上の石炭とし、低水分炭C2とは、水分が7.5%以下の石炭とする。なお、本実施形態では、第3列炭槽Zは空き状態となっている。
【0031】
このコールビン3の直下に装入車2を移動させて、各炭槽から石炭Cをホッパー群Hの各ホッパーに受炭する。図3(b)に、ホッパー群Hの各ホッパーに石炭Cを受炭した状態を示す。
【0032】
第1ホッパーH1および第5ホッパーH5には、第1列炭槽Xの高水分炭C1を受炭するようにする。具体的には、装入車2を第1列炭槽Xの直下に移動させ、第1列炭槽Xの炭槽X1および炭槽X5から、第1ホッパーH1および第5ホッパーH5にそれぞれ高水分炭C1を受炭するようにする。
【0033】
また、第2ホッパーH2〜第4ホッパーH4には、第2列炭槽Yから低水分炭C2を受炭するようにする。具体的には、装入車2を第2列炭槽Yの直下に移動させ、第2列炭槽Yの炭槽Y2、炭槽Y3、炭槽Y4から、第2ホッパーH2、第3ホッパーH3、第4ホッパーH4にそれぞれ低水分炭C2を受炭するようにする。
【0034】
すなわち、押出機側の炉蓋17に近接する部分Aに石炭Cを装入するための第1ホッパーH1、および排出口側の炉蓋18に近接する部分Bに石炭Cを装入するための第5ホッパーH5に、炉蓋17,18から離れた部分に石炭Cを装入するための第2ホッパーH2〜第4ホッパーH4よりも水分の多い石炭Cを充填する。
【0035】
このように各ホッパーH1〜H5に充填された石炭Cを炭化室1上部の装入口11〜15からそれぞれ装入する。これにより、炭化室1の押出機側の炉蓋17に近接する部分A、および排出口側の炉蓋18に近接する部分Bの水分を、炉蓋17,18から離れた部分の水分よりも多くなるように石炭Cを炭化室1に装入することができる。
【0036】
<実施例>
図1に示す炭化室1の押出機側の炉蓋17に近接する部分A、排出口側の炉蓋18に近接する部分B、および中央部分(装入口13の下方部分)に装入する石炭の水分をそれぞれ変化させたときの、装入炭嵩密度(B.D.)、コークス強度(ドラム指数DI)、煤煙濃度を計測した。これらの計測結果を表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
嵩密度(B.D.)は、炭化室1の上部と下部で異なるが、ここでは上部から下部までの平均値として計算している。
【0039】
コークス強度(ドラム指数)は、JIS K2151に定めるドラム指数DI15(150)である。
【0040】
煤煙濃度は、以下の方法により測定を行った。ダクト(煙道)に取り付けられた投光器から出た光を受光器で受け、その透過率を測定し、光の透過率が100%のときの煤煙濃度を0%、光の透過率が0%のときの煤煙濃度を100%としている。
【0041】
<比較例1>
炭化室のすべての部分で、装入する石炭の水分を同じとした。以下の比較例、実施例におけるコークス強度変化率、煤煙濃度変化率は、この比較例1の値を基準としている。
【0042】
<比較例2>
比較例1に比べ、すべての部分で石炭の水分を少なくした。その結果、比較例1と比べると、コークス強度(ドラム指数)は高くなったが、煤煙濃度は高くなった。
【0043】
<比較例3>
比較例1に比べ、すべての部分で石炭の水分を多くした。炭化室全体の水分を多くすることで、比較例1に比べ、煤煙濃度を大きく低下させることができたが、コークス強度(ドラム指数)は低下した。
【0044】
<実施例1>
比較例1に比べ、A,Bの部分では水分を多くし、中央部分では水分を少なくした。比較例1に比べると、煤煙濃度を低下させることができた。また、コークス強度(ドラム指数)は、同程度に保つことができ、低下することはなかった。
【0045】
<実施例2>
実施例1に比べ、すべての部分の水分を少なくしたが、比較例1に比べ、A,Bの部分では水分を多くし、中央部分では水分を少なくした。比較例1に比べると、煤煙濃度をわずかに低下させることができるとともに、コークス強度(ドラム指数)も高くすることができた。
【0046】
<実施例3>
実施例2に比べ、Aの部分の水分を少なくした。実施例2に比べて、煤煙濃度は高くなっているが、比較例1と比較しても煤煙濃度に大差はなく、コークス強度は高くすることができた。
【0047】
<別実施形態>
第5ホッパーH5のみに第1列炭槽Xの高水分炭C1を受炭し、炭化室1の排出口側の炉蓋18に近接する部分Bの水分のみをその他の部分の水分よりも多くなるように石炭Cを装入するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0048】
1 炭化室
2 装入車
3 コールビン
11〜15 装入口
16 上昇管
17 炉蓋
18 炉蓋
H ホッパー群
H1 第1ホッパー
H2 第2ホッパー
H3 第3ホッパー
H4 第4ホッパー
H5 第5ホッパー
X 第1列炭槽
Y 第2列炭槽
C1 高水分炭
C2 低水分炭


【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭化室に石炭を装入する際に発生する黒煙を防止するコークス炉の黒煙発生防止方法であって、
炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に、前記炉蓋から離れた部分よりも水分の多い石炭を装入することを特徴とするコークス炉の黒煙発生防止方法。
【請求項2】
前記炭化室に石炭を装入するためのホッパー群のうち、前記押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に石炭を装入するホッパーに、前記炉蓋から離れた部分に石炭を装入するホッパーよりも水分の多い石炭を充填することを特徴とする請求項1記載のコークス炉の黒煙発生防止方法。
【請求項3】
前記ホッパー群に石炭を充填するための第1列炭槽および第2列炭槽を少なくとも備えるコールビンに対して、前記第1列炭槽に前記第2列炭槽よりも水分の多い石炭を送炭することを特徴とする請求項2記載のコークス炉の黒煙発生防止方法。
【請求項4】
前記炭化室の押出機側の炉蓋および/または排出口側の炉蓋に近接する部分に装入される石炭の水分が7.8%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のコークス炉の黒煙発生防止方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−222538(P2010−222538A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−74417(P2009−74417)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000156961)関西熱化学株式会社 (117)
【Fターム(参考)】