コード収納部付装置
【課題】測定のために人が体組成計等の鉄板の台に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリールを備えた体組成計等の装置を提供する。
【解決手段】コードリール付き装置1はコードリール12を鉄板の台10の反対面側に固定するビス等の固定部13と鉄板の台10の反対面側に可動的に固定する可動固定部14とを有している。無負荷時には嵌め込み部20は可動固定部14に触れている状態となっている。負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため鉄板の台10は撓むことになるが、可動固定部14は鉄板の台10の撓みに基づくコードリール12の傾きに伴う嵌め込み部20の傾きに応じて反ることができ、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体はストレスがかかっていない状態であるため、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。
【解決手段】コードリール付き装置1はコードリール12を鉄板の台10の反対面側に固定するビス等の固定部13と鉄板の台10の反対面側に可動的に固定する可動固定部14とを有している。無負荷時には嵌め込み部20は可動固定部14に触れている状態となっている。負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため鉄板の台10は撓むことになるが、可動固定部14は鉄板の台10の撓みに基づくコードリール12の傾きに伴う嵌め込み部20の傾きに応じて反ることができ、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体はストレスがかかっていない状態であるため、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、片面側から荷重がかかり得る荷重受け部と、この荷重受け部における片面側の反対面側に存するコード収納部とを有するコード収納部付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、体組成計等の開発が盛んに行われている。このような体組成計等には本体とコードで繋がった別の測定器を有するものがあり、このコードを巻き取りまたは取り出すためのコード収納部(コードリール)が設けられていることが多い(非特許文献1参照)。通常、このコードリールは測定のために人が乗る鉄板の台の裏側に設けられている。
【0003】
【非特許文献1】“商品カタログ”、[online]、オムロン株式会社、[平成19年6月24日検索]、インターネット、<URL: http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hbf361_1/html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した体組成計等では、測定のために人が鉄板の台に乗るとストレスがかかって鉄板の台が撓み、この結果、鉄板の台の裏側に設けられているコードリールも撓むことになる。コードリールは、ストレスがかかっていない状態でないとコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができないため、測定のために人が鉄板の台に乗っている状態では、コードの巻き取りまたは取り出しを行うことができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、測定のために人が体組成計等の鉄板の台に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリールを備えた体組成計等の装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明のコード収納部付装置は、片面側から荷重を受け得る荷重受け部と、該荷重受け部における該片面側の反対面側に存するコード収納部とを有するコード収納部付装置であって、前記コード収納部を前記荷重受け部の反対面側に固定する固定部及び可動固定部を備えたことを特徴とする。
【0007】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記コード収納部は前記可動固定部に設けられた所定の凹状部中に所定の空間的余裕を持って嵌め込まれた嵌め込み部を有しており、該可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく該コード収納部の傾きに伴う該嵌め込み部の傾きに応じて反ることができる。
【0008】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記嵌め込み部は所定の形状を有する弾性体であり、前記可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく前記コード収納部の傾きに伴う該弾性体の変形に応じて反ることができる。
【0009】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記可動固定部は前記荷重受け部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて該荷重受け部に結合されたものとすることができる。
【0010】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は鉄又は樹脂により作製されたものとすることができる。
【0011】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第2材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第2材質部に結合されたものとすることができる。
【0012】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第1材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、該可動固定部は第2材質部の孔部を通って前記反対面側へ出ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明のコードリール付き装置は、コードリールを鉄板の台の上記反対面側に固定するビス等の固定部と、鉄板の台の上記反対面側に可動的に固定する可動固定部とを有している。コードリールは可動固定部に設けられた所定の凹状部中に所定の空間的余裕を持って嵌め込まれた嵌め込み部を有している。人が鉄板の台に乗っていない無負荷時には嵌め込み部は可動固定部に触れている状態となっている。人が鉄板の台に乗った負荷時には力が鉄板の台にかかるため、鉄板の台は力方向へ撓むことになる。しかし、可動固定部は、鉄板の台が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリールの傾きに伴う嵌め込み部の傾きに応じて反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台の撓みに伴い嵌め込み部が所定の凹状部に触れつつ傾くと、当該傾きにより可動固定部は反ることになるため、結果的に鉄板の台の撓みを吸収することができる。コードリール自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラムは回転することができ、コード出入口から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により本発明のコードリール付き装置によれば、測定のために人がコードリール付き装置の鉄板の台に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の実施例1におけるコードリール付き装置(コード収納部付装置)1の斜視図を示す。コードリール付き装置1としては体組成計等の装置が好適である。コードリール付き装置1には他の計測部等が備えられているが、本発明のポイントを明確にするため、図1には測定のために人が乗る鉄板の台(荷重受け部)10とその裏側に設けられたコードリール(コード収納部)12とを示し、他の計測部等は省略してある。図1において、符号10は片面側から人の体重等の荷重を受け得る鉄板の台である。図1では鉄板の台10を裏側から示しているため、人の体重等の荷重を受け得る片面側は図1の紙面の裏側となる。続いて、符号12は鉄板の台10における上記片面側の反対面側に存するコードリールである。図1では鉄板の台10を裏側から示しているため、上記片面側の反対面側は結局図1の紙面の表側となる。図1に示されるように、コードリール付き装置1は鉄板の台10とコードリール12とを有している。符号11はコードリール12のコード巻取軸、15はコードの巻き取りまたは取り出しを行うためのコード出入口(図1ではコード自体は省略してある。以下同様。)、13はコードリール12を鉄板の台10の上記反対面側(図1の紙面の表側)に固定する固定部、14は鉄板の台10の上記反対面側に可動的に固定する可動固定部である。
【0016】
図2(A)は図1に示されるコードリール付き装置1のXX’断面図(無負荷時)を示し、図2(B)は図2(A)に示される可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)を示す。図2(A)、(B)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図2(A)に示されるように、コードリール12はビス等の固定部13により鉄板の台10の上記反対面側との間に固定されている。一方、図2(B)に示されるように、コードリール12は可動固定部14に設けられた所定の凹状部CON中に所定の空間的余裕SPCを持って嵌め込まれた嵌め込み部20を有している。嵌め込み部20は所定の凹状部CON中で下側のみが所定の凹状部CONに触れた状態となっており、このため、所定の空間的余裕SPCは所定の凹状部CON中で嵌め込み部20の上および右方向に存在している。このように、人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には嵌め込み部20は可動固定部14に触れている状態となっている。
【0017】
図3(A)は図1に示されるコードリール付き装置1のXX’断面図(負荷時)を示し、図3(B)は図3(A)に示される可動固定部14付近の拡大図(同負荷時)を示す。図3(A)、(B)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図3(A)、(B)に示されるように、人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は力F方向へ撓むことになる。しかし、図3(B)に示されるように、可動固定部14は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う嵌め込み部20の傾き(CLT’)に応じて、矢印WPで示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い嵌め込み部20が所定の凹状部CONに触れつつ矢印CLT’方向へ傾くと、当該傾きにより可動固定部14は矢印WPで示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラム(不図示)は回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置1の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置1を提供することができる。
【0018】
以上より、本発明の実施例1によれば、コードリール付き装置1はコードリール12を鉄板の台10の上記反対面側に固定するビス等の固定部13と、鉄板の台10の上記反対面側に可動的に固定する可動固定部14とを有している。コードリール12は可動固定部14に設けられた所定の凹状部CON中に所定の空間的余裕SPCを持って嵌め込まれた嵌め込み部20を有している。人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には嵌め込み部20は可動固定部14に触れている状態となっている。人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は力F方向へ撓むことになる。しかし、可動固定部14は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う嵌め込み部20の傾き(CLT’)に応じて、矢印WPで示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い嵌め込み部20が所定の凹状部CONに触れつつ矢印CLT’方向へ傾くと、当該傾きにより可動固定部14は矢印WPで示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラム(不図示)は回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置1の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置1を提供することができる。
【実施例2】
【0019】
図4は、本発明の実施例2におけるコードリール付き装置(コード収納部付装置)2の斜視図を示す。図4で図1と同じ符号を付した箇所は同じ機能を有するため説明は省略する。図4においても図1の場合と同様に、鉄板の台10とその裏側に設けられたコードリール12とを示し、コードリール付き装置2が備えている他の装置類は省略してある。図4においても図1の場合と同様に、人の体重等の荷重を受け得る片面側は図4の紙面の裏側であり、上記片面側の反対面側は図4の紙面の表側となる。図4において、符号14’は実施例2におけるコードリール12の可動固定部である。
【0020】
図5(A)は図4に示されるコードリール付き装置2のYY’断面図(無負荷時)を示し、図5(B)は図5(A)に示される可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)を示す。図5(A)、(B)で図4と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。実施例1の場合と同様に、コードリール12はビス等の固定部13により鉄板の台10の上記反対面側との間に固定されている。一方、実施例1の場合と異なり、図5(B)に示されるように、コードリール12の嵌め込み部20’は逆U字形(所定の形状)を有する弾性体となっており、嵌め込み部20’の一端(図5(B)では右端)が可動固定部14’に設けられた所定の形状の凹状部CON’中に所定の空間的余裕SPC’を持って嵌め込まれている。実施例2の凹状部CON’は実施例1の凹状部CONと比べて狭くなっており、嵌め込み部20’の一端は凹状部CON’中で上下が凹状部CON’に触れた状態となっている。このため、所定の空間的余裕SPC’は嵌め込み部20’の右方向にのみ存在している。このように、人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には弾性体22は可動固定部14’に触れている状態となっている。弾性体22としては樹脂バネが好適であるが、ゴム等の他の弾性体であってもよい。
【0021】
図6(A)は図4に示されるコードリール付き装置2のYY’断面図(負荷時)を示し、図6(B)は図6(A)に示される可動固定部14’付近の拡大図(同負荷時)を示す。図6(A)、(B)で図4と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図6(A)、(B)に示されるように、人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は力F方向へ撓むことになる。しかし、図6(B)に示されるように、可動固定部14’は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う弾性体20’の変形(S)に応じて、矢印WP’で示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い弾性体20’が所定の凹状部CON’に触れつつ矢印S方向へ変形すると、当該変形により可動固定部14’は矢印WP’で示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラムは回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置2の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置2を提供することができる。
【0022】
以上より、本発明の実施例2によれば、実施例1の場合と異なり、コードリール12の嵌め込み部20’は逆U字形(所定の形状)を有する弾性体となっており、嵌め込み部20’の一端が可動固定部14’に設けられた所定の形状の凹状部CON’中に所定の空間的余裕SPC’を持って嵌め込まれている。実施例2の凹状部CON’は実施例1の凹状部CONと比べて狭くなっており、嵌め込み部20’の一端は凹状部CON’中で上下が凹状部CON’に触れた状態となっている。このため、所定の空間的余裕SPC’は嵌め込み部20’の右方向にのみ存在している。このように、人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には弾性体22は可動固定部14’に触れている状態となっている。人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は(近似的に)力F方向へ撓むことになる。しかし、可動固定部14’は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う弾性体20’の変形(S)に応じて、矢印WP’で示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い弾性体20’が所定の凹状部CON’に触れつつ矢印S方向へ変形すると、当該変形により可動固定部14’は矢印WP’で示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラムは回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置2の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置2を提供することができる。
【実施例3】
【0023】
上述した実施例1および2では、可動固定部14、14’は鉄板の台10と一体的に形成されていることを前提としていた。しかし、可動固定部14、14’は鉄板の台10とは独立に形成しておき、その後、鉄板の台10に結合することもできる。以下、実施例1および2の各々に対応させて説明していく。
【0024】
実施例1対応。
図7は、本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。図1のコードリール付き装置1の斜視図に対応するコードリール付き装置3aの斜視図は省略する。コードリール付き装置3aの嵌め込み部20の形状はコードリール付き装置1の嵌め込み部20の形状と同一であるため、図1の斜視図に示されるコードリール付き装置1のXX’線を斜視図を省略したコードリール付き装置3aのXX’線であるものとみなして説明する。
【0025】
図7(A)、(B)で図2(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図7(A)、(B)に示されるように、実施例3の可動固定部16は鉄板の台10に結合するための結合部17を有しており、可動固定部16は鉄板の台10とは独立に形成される。その後、結合部17を利用して鉄板の台10に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20の形状と所定の凹状部CONとの嵌め込み構造等は図2(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20の傾きおよびこれに伴う可動固定部14の反り等も同一となるため、図3(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0026】
実施例2対応。
図8は、本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。図5のコードリール付き装置2の斜視図に対応するコードリール付き装置3bの斜視図は省略する。コードリール付き装置3bの嵌め込み部(弾性体)20’の形状はコードリール付き装置1の嵌め込み部(弾性体)20’の形状と同一であるため、図5の斜視図に示されるコードリール付き装置2のYY’線を斜視図を省略したコードリール付き装置3bのYY’線であるものとみなして説明する。
【0027】
図8(A)、(B)で図5(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図8(A)、(B)に示されるように、実施例3の可動固定部16’は鉄板の台10に結合するための結合部17’を有しており、可動固定部16’は鉄板の台10とは独立に形成される。その後、結合部17’を利用して鉄板の台10に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば弾性体20’の形状と所定の凹状部CON’との嵌め込み構造等は図5(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における弾性体20’の変形およびこれに伴う可動固定部16’の反り等も同一となるため、図6(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0028】
以上より、本発明の実施例3によれば、可動固定部16、16’は鉄板の台10とは独立に形成しておき、その後、鉄板の台10に結合することもできる。このため、実施例1の効果に加えて、鉄板の台10とは独立して可動固定部16、16’の構造等に改良を加えつつ、改良された可動固定部16、16’を鉄板の台10に結合することができるという効果を奏することができる。
【実施例4】
【0029】
上述した実施例1乃至3では、荷重受け部として鉄板の台10を用いた。しかし、荷重受け部としては鉄ではなく樹脂を用いることもできる。以下、実施例1乃至3の各々に対応させて説明していく。
【0030】
実施例1対応。
図9は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。図1のコードリール付き装置1の斜視図に対応するコードリール付き装置4aの斜視図は省略する。コードリール付き装置4aの嵌め込み部20の形状はコードリール付き装置1の嵌め込み部20の形状と同一であるため、図1の斜視図に示されるコードリール付き装置1のXX’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4aのXX’線であるものとみなして説明する。
【0031】
図9(A)、(B)で図2(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図9(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部34も樹脂により作製されている。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20の形状と所定の凹状部CONとの嵌め込み構造等は図2(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20の傾きおよびこれに伴う可動固定部34の反り等も同一となるため、図3(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0032】
実施例2対応。
図10は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。図4のコードリール付き装置2の斜視図に対応するコードリール付き装置4bの斜視図は省略する。コードリール付き装置4bの嵌め込み部20’の形状はコードリール付き装置2の嵌め込み部20’の形状と同一であるため、図4の斜視図に示されるコードリール付き装置2のYY’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4bのYY’線であるものとみなして説明する。
【0033】
図10(A)、(B)で図5(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図10(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部34’も樹脂により作製されている。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20’の形状と所定の凹状部CON’との嵌め込み構造等は図5(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20’の傾きおよびこれに伴う可動固定部34’の反り等も同一となるため、図6(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0034】
実施例3(コードリール付き装置3a)対応。
図11は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。コードリール付き装置4cの斜視図は省略した実施例3のコードリール付き装置3aの斜視図と同様であり、実施例3のコードリール付き装置3aの場合と同様に、図1の斜視図に示されるコードリール付き装置1のXX’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4cのXX’線であるものとみなして説明する。
【0035】
図11(A)、(B)で図7(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図11(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部36も樹脂により作製されている。実施例3のコードリール付き装置3aの鉄板の台10が実施例4では樹脂の台30である点を除けば、あとは実施例3のコードリール付き装置3aと同様であり、可動固定部36は樹脂の台30に結合するための結合部37を有しており、可動固定部36は樹脂の台30とは独立に形成される。その後、結合部37を利用して樹脂の台30に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20の形状と所定の凹状部CONとの嵌め込み構造等は図7(A)、(B)と同一であり、従って図2(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20の傾きおよびこれに伴う可動固定部36の反り等も実施例3のコードリール付き装置3aと同一、従って実施例1と同一となるため、図3(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0036】
実施例3(コードリール付き装置3b)対応。
図12は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。コードリール付き装置4dの斜視図は省略した実施例3のコードリール付き装置3bの斜視図と同様であり、実施例3のコードリール付き装置3bの場合と同様に、図4の斜視図に示されるコードリール付き装置2のYY’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4dのYY’線であるものとみなして説明する。
【0037】
図12(A)、(B)で図8(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図12(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部36’も樹脂により作製されている。実施例3のコードリール付き装置3bの鉄板の台10が実施例4では樹脂の台30である点を除けば、あとは実施例3のコードリール付き装置3bと同様であり、可動固定部36’は樹脂の台30に結合するための結合部37’を有しており、可動固定部36’は樹脂の台30とは独立に形成される。その後、結合部37’を利用して樹脂の台30に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20’の形状と所定の凹状部CON’との嵌め込み構造等は図8(A)、(B)と同一であり、従って図5(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20’の傾きおよびこれに伴う可動固定部36’の反り等も実施例3のコードリール付き装置3bと同一、従って実施例2と同一となるため、図6(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0038】
以上より、本発明の実施例4によれば、実施例1乃至3において荷重受け部として鉄板の台10ではなく樹脂の台30を用いることもできる。このため、実施例1乃至3の各効果に加えて、コードリール付き装置4a等の重量を軽くすることができ、種々のデザインを施した荷重受け部を容易に作製することができるという効果を奏することができる。
【実施例5】
【0039】
本実施例5では、荷重受け部として鉄板の台10と樹脂の台30とを組み合わせた場合について説明する。実施例5ではコードリール付き装置5a乃至5dについて図13乃至16を用いて説明する。上述した実施例3、4等と同様の理由で各コードリール付き装置5a乃至5dの斜視図は省略し、上述と同様の理由でXX’線、YY’線の使用も援用し、上述と同様の理由で負荷時の説明についても省略する。図13乃至16において、図1乃至12と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。
【0040】
実施例5の各コードリール付き装置5a乃至5dにおいて、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部14、14’、16、16’は第2材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第2材質部に結合されたものである。以下、各コードリール付き装置5a乃至5dについて図面を用いて説明する。
【0041】
図13は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)である。図13(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部14は鉄板の台10と一体的に形成されている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0042】
図14は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)である。図14(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部14’は鉄板の台10と一体的に形成されている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0043】
図15は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。図15(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部16は独立に形成された後、結合部17を利用して鉄板の台10と結合されている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0044】
図16は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。図16(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部16’は独立に形成された後、結合部17’を利用して鉄板の台10と結合されている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0045】
以上より、本発明の実施例5によれば、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部14、14’、16、16’は第2材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第2材質部に結合されたものとすることができる。このため、実施例1乃至4の効果に加えて、鉄板の台10の強度と樹脂の台30による種々のデザイン性とを有することができるという効果を奏することができる。
【実施例6】
【0046】
本実施例6では、荷重受け部として鉄板の台10と樹脂の台30とを組み合わせた別の場合について説明する。実施例6ではコードリール付き装置6a乃至6dについて図17乃至20を用いて説明する。上述した実施例3、4等と同様の理由で各コードリール付き装置6a乃至6dの斜視図は省略し、上述と同様の理由でXX’線、YY’線の使用も援用し、上述と同様の理由で負荷時の説明についても省略する。図17乃至20において、図1乃至12と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。
【0047】
実施例6の各コードリール付き装置6a乃至6dにおいて、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部34、34’、36、36’は第1材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、可動固定部34、34’、36、36’は第2材質部の孔部を通って上記反対面側へ出ている。実施例6が実施例5と異なる点は可動固定部34、34’、36、36’が荷重を受ける側にある樹脂の台30と一体的に形成または独立して形成後に結合されたという点にある。以下、各コードリール付き装置6a乃至6dについて図面を用いて説明する。
【0048】
図17は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。図17(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部34は樹脂の台30と一体的に形成されている。可動固定部34は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0049】
図18は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。図18(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部34’は樹脂の台30と一体的に形成されている。可動固定部34’は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0050】
図19は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。図19(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部36は独立に形成された後、結合部37を利用して樹脂の台30と結合されている。可動固定部36は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0051】
図20は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。図20(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部36’は独立に形成された後、結合部37’を利用して樹脂の台30と結合されている。可動固定部36’は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0052】
以上より、本発明の実施例6によれば、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部34、34’、36、36’は第1材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、可動固定部34、34’、36、36’は第2材質部の孔部を通って上記反対面側へ出ている。このため、実施例5と同様の効果を奏することができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明の活用例として、コードリールを有する体組成計等への適用が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施例1におけるコードリール付き装置1の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1におけるコードリール付き装置1のXX’断面図(無負荷時)および可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図3】本発明の実施例1におけるコードリール付き装置1のXX’断面図(負荷時)および可動する部分14の拡大図(同負荷時)である。
【図4】本発明の実施例2におけるコードリール付き装置2の斜視図である。
【図5】本発明の実施例2におけるコードリール付き装置2のYY’断面図(無負荷時)および可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図6】本発明の実施例2におけるコードリール付き装置2のYY’断面図(負荷時)および可動する部分16の拡大図(同負荷時)である。
【図7】本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図8】本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図9】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図10】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図11】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図12】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図13】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図14】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図15】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図16】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図17】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図18】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図19】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図20】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【符号の説明】
【0055】
1、2、3a、3b、4a、4b、5a、5b、5c、5d、6a、6b、6c、6d コードリール付き装置、 10 鉄板の台、 11 巻取軸、 12 コードリール、 13 固定部、 14、14’、16、16’、34、34’、36、36’ 可動固定部、 15 コード出入口、 17、17’、37、37’ 結合部、 20、20’ 嵌め込み部、 30 樹脂の台。
【技術分野】
【0001】
本発明は、片面側から荷重がかかり得る荷重受け部と、この荷重受け部における片面側の反対面側に存するコード収納部とを有するコード収納部付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、体組成計等の開発が盛んに行われている。このような体組成計等には本体とコードで繋がった別の測定器を有するものがあり、このコードを巻き取りまたは取り出すためのコード収納部(コードリール)が設けられていることが多い(非特許文献1参照)。通常、このコードリールは測定のために人が乗る鉄板の台の裏側に設けられている。
【0003】
【非特許文献1】“商品カタログ”、[online]、オムロン株式会社、[平成19年6月24日検索]、インターネット、<URL: http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hbf361_1/html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した体組成計等では、測定のために人が鉄板の台に乗るとストレスがかかって鉄板の台が撓み、この結果、鉄板の台の裏側に設けられているコードリールも撓むことになる。コードリールは、ストレスがかかっていない状態でないとコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができないため、測定のために人が鉄板の台に乗っている状態では、コードの巻き取りまたは取り出しを行うことができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、測定のために人が体組成計等の鉄板の台に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリールを備えた体組成計等の装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明のコード収納部付装置は、片面側から荷重を受け得る荷重受け部と、該荷重受け部における該片面側の反対面側に存するコード収納部とを有するコード収納部付装置であって、前記コード収納部を前記荷重受け部の反対面側に固定する固定部及び可動固定部を備えたことを特徴とする。
【0007】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記コード収納部は前記可動固定部に設けられた所定の凹状部中に所定の空間的余裕を持って嵌め込まれた嵌め込み部を有しており、該可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく該コード収納部の傾きに伴う該嵌め込み部の傾きに応じて反ることができる。
【0008】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記嵌め込み部は所定の形状を有する弾性体であり、前記可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく前記コード収納部の傾きに伴う該弾性体の変形に応じて反ることができる。
【0009】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記可動固定部は前記荷重受け部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて該荷重受け部に結合されたものとすることができる。
【0010】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は鉄又は樹脂により作製されたものとすることができる。
【0011】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第2材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第2材質部に結合されたものとすることができる。
【0012】
ここで、この発明のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第1材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、該可動固定部は第2材質部の孔部を通って前記反対面側へ出ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明のコードリール付き装置は、コードリールを鉄板の台の上記反対面側に固定するビス等の固定部と、鉄板の台の上記反対面側に可動的に固定する可動固定部とを有している。コードリールは可動固定部に設けられた所定の凹状部中に所定の空間的余裕を持って嵌め込まれた嵌め込み部を有している。人が鉄板の台に乗っていない無負荷時には嵌め込み部は可動固定部に触れている状態となっている。人が鉄板の台に乗った負荷時には力が鉄板の台にかかるため、鉄板の台は力方向へ撓むことになる。しかし、可動固定部は、鉄板の台が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリールの傾きに伴う嵌め込み部の傾きに応じて反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台の撓みに伴い嵌め込み部が所定の凹状部に触れつつ傾くと、当該傾きにより可動固定部は反ることになるため、結果的に鉄板の台の撓みを吸収することができる。コードリール自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラムは回転することができ、コード出入口から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により本発明のコードリール付き装置によれば、測定のために人がコードリール付き装置の鉄板の台に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の実施例1におけるコードリール付き装置(コード収納部付装置)1の斜視図を示す。コードリール付き装置1としては体組成計等の装置が好適である。コードリール付き装置1には他の計測部等が備えられているが、本発明のポイントを明確にするため、図1には測定のために人が乗る鉄板の台(荷重受け部)10とその裏側に設けられたコードリール(コード収納部)12とを示し、他の計測部等は省略してある。図1において、符号10は片面側から人の体重等の荷重を受け得る鉄板の台である。図1では鉄板の台10を裏側から示しているため、人の体重等の荷重を受け得る片面側は図1の紙面の裏側となる。続いて、符号12は鉄板の台10における上記片面側の反対面側に存するコードリールである。図1では鉄板の台10を裏側から示しているため、上記片面側の反対面側は結局図1の紙面の表側となる。図1に示されるように、コードリール付き装置1は鉄板の台10とコードリール12とを有している。符号11はコードリール12のコード巻取軸、15はコードの巻き取りまたは取り出しを行うためのコード出入口(図1ではコード自体は省略してある。以下同様。)、13はコードリール12を鉄板の台10の上記反対面側(図1の紙面の表側)に固定する固定部、14は鉄板の台10の上記反対面側に可動的に固定する可動固定部である。
【0016】
図2(A)は図1に示されるコードリール付き装置1のXX’断面図(無負荷時)を示し、図2(B)は図2(A)に示される可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)を示す。図2(A)、(B)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図2(A)に示されるように、コードリール12はビス等の固定部13により鉄板の台10の上記反対面側との間に固定されている。一方、図2(B)に示されるように、コードリール12は可動固定部14に設けられた所定の凹状部CON中に所定の空間的余裕SPCを持って嵌め込まれた嵌め込み部20を有している。嵌め込み部20は所定の凹状部CON中で下側のみが所定の凹状部CONに触れた状態となっており、このため、所定の空間的余裕SPCは所定の凹状部CON中で嵌め込み部20の上および右方向に存在している。このように、人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には嵌め込み部20は可動固定部14に触れている状態となっている。
【0017】
図3(A)は図1に示されるコードリール付き装置1のXX’断面図(負荷時)を示し、図3(B)は図3(A)に示される可動固定部14付近の拡大図(同負荷時)を示す。図3(A)、(B)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図3(A)、(B)に示されるように、人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は力F方向へ撓むことになる。しかし、図3(B)に示されるように、可動固定部14は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う嵌め込み部20の傾き(CLT’)に応じて、矢印WPで示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い嵌め込み部20が所定の凹状部CONに触れつつ矢印CLT’方向へ傾くと、当該傾きにより可動固定部14は矢印WPで示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラム(不図示)は回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置1の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置1を提供することができる。
【0018】
以上より、本発明の実施例1によれば、コードリール付き装置1はコードリール12を鉄板の台10の上記反対面側に固定するビス等の固定部13と、鉄板の台10の上記反対面側に可動的に固定する可動固定部14とを有している。コードリール12は可動固定部14に設けられた所定の凹状部CON中に所定の空間的余裕SPCを持って嵌め込まれた嵌め込み部20を有している。人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には嵌め込み部20は可動固定部14に触れている状態となっている。人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は力F方向へ撓むことになる。しかし、可動固定部14は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う嵌め込み部20の傾き(CLT’)に応じて、矢印WPで示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い嵌め込み部20が所定の凹状部CONに触れつつ矢印CLT’方向へ傾くと、当該傾きにより可動固定部14は矢印WPで示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラム(不図示)は回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置1の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置1を提供することができる。
【実施例2】
【0019】
図4は、本発明の実施例2におけるコードリール付き装置(コード収納部付装置)2の斜視図を示す。図4で図1と同じ符号を付した箇所は同じ機能を有するため説明は省略する。図4においても図1の場合と同様に、鉄板の台10とその裏側に設けられたコードリール12とを示し、コードリール付き装置2が備えている他の装置類は省略してある。図4においても図1の場合と同様に、人の体重等の荷重を受け得る片面側は図4の紙面の裏側であり、上記片面側の反対面側は図4の紙面の表側となる。図4において、符号14’は実施例2におけるコードリール12の可動固定部である。
【0020】
図5(A)は図4に示されるコードリール付き装置2のYY’断面図(無負荷時)を示し、図5(B)は図5(A)に示される可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)を示す。図5(A)、(B)で図4と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。実施例1の場合と同様に、コードリール12はビス等の固定部13により鉄板の台10の上記反対面側との間に固定されている。一方、実施例1の場合と異なり、図5(B)に示されるように、コードリール12の嵌め込み部20’は逆U字形(所定の形状)を有する弾性体となっており、嵌め込み部20’の一端(図5(B)では右端)が可動固定部14’に設けられた所定の形状の凹状部CON’中に所定の空間的余裕SPC’を持って嵌め込まれている。実施例2の凹状部CON’は実施例1の凹状部CONと比べて狭くなっており、嵌め込み部20’の一端は凹状部CON’中で上下が凹状部CON’に触れた状態となっている。このため、所定の空間的余裕SPC’は嵌め込み部20’の右方向にのみ存在している。このように、人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には弾性体22は可動固定部14’に触れている状態となっている。弾性体22としては樹脂バネが好適であるが、ゴム等の他の弾性体であってもよい。
【0021】
図6(A)は図4に示されるコードリール付き装置2のYY’断面図(負荷時)を示し、図6(B)は図6(A)に示される可動固定部14’付近の拡大図(同負荷時)を示す。図6(A)、(B)で図4と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、説明は省略する。図6(A)、(B)に示されるように、人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は力F方向へ撓むことになる。しかし、図6(B)に示されるように、可動固定部14’は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う弾性体20’の変形(S)に応じて、矢印WP’で示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い弾性体20’が所定の凹状部CON’に触れつつ矢印S方向へ変形すると、当該変形により可動固定部14’は矢印WP’で示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラムは回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置2の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置2を提供することができる。
【0022】
以上より、本発明の実施例2によれば、実施例1の場合と異なり、コードリール12の嵌め込み部20’は逆U字形(所定の形状)を有する弾性体となっており、嵌め込み部20’の一端が可動固定部14’に設けられた所定の形状の凹状部CON’中に所定の空間的余裕SPC’を持って嵌め込まれている。実施例2の凹状部CON’は実施例1の凹状部CONと比べて狭くなっており、嵌め込み部20’の一端は凹状部CON’中で上下が凹状部CON’に触れた状態となっている。このため、所定の空間的余裕SPC’は嵌め込み部20’の右方向にのみ存在している。このように、人が鉄板の台10に乗っていない無負荷時には弾性体22は可動固定部14’に触れている状態となっている。人が鉄板の台10に乗った負荷時には力Fが鉄板の台10にかかるため、鉄板の台10は(近似的に)力F方向へ撓むことになる。しかし、可動固定部14’は、鉄板の台10が荷重を受けた場合の撓みに基づくコードリール12の傾き(CLT)に伴う弾性体20’の変形(S)に応じて、矢印WP’で示されるように反ることができる。即ち、負荷時における鉄板の台10の撓みに伴い弾性体20’が所定の凹状部CON’に触れつつ矢印S方向へ変形すると、当該変形により可動固定部14’は矢印WP’で示されるように反ることになるため、結果的に鉄板の台10の撓みを吸収することができる。コードリール12自体は撓むことがなくストレスがかかっていない状態であるためコードリールドラムは回転することができ、コード出入口15から自由にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができる。以上により、測定のために人がコードリール付き装置2の鉄板の台10に乗っている状態であっても、常にコードの巻き取りまたは取り出しを行うことができるコードリール12を備えたコードリール付き装置2を提供することができる。
【実施例3】
【0023】
上述した実施例1および2では、可動固定部14、14’は鉄板の台10と一体的に形成されていることを前提としていた。しかし、可動固定部14、14’は鉄板の台10とは独立に形成しておき、その後、鉄板の台10に結合することもできる。以下、実施例1および2の各々に対応させて説明していく。
【0024】
実施例1対応。
図7は、本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。図1のコードリール付き装置1の斜視図に対応するコードリール付き装置3aの斜視図は省略する。コードリール付き装置3aの嵌め込み部20の形状はコードリール付き装置1の嵌め込み部20の形状と同一であるため、図1の斜視図に示されるコードリール付き装置1のXX’線を斜視図を省略したコードリール付き装置3aのXX’線であるものとみなして説明する。
【0025】
図7(A)、(B)で図2(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図7(A)、(B)に示されるように、実施例3の可動固定部16は鉄板の台10に結合するための結合部17を有しており、可動固定部16は鉄板の台10とは独立に形成される。その後、結合部17を利用して鉄板の台10に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20の形状と所定の凹状部CONとの嵌め込み構造等は図2(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20の傾きおよびこれに伴う可動固定部14の反り等も同一となるため、図3(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0026】
実施例2対応。
図8は、本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。図5のコードリール付き装置2の斜視図に対応するコードリール付き装置3bの斜視図は省略する。コードリール付き装置3bの嵌め込み部(弾性体)20’の形状はコードリール付き装置1の嵌め込み部(弾性体)20’の形状と同一であるため、図5の斜視図に示されるコードリール付き装置2のYY’線を斜視図を省略したコードリール付き装置3bのYY’線であるものとみなして説明する。
【0027】
図8(A)、(B)で図5(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図8(A)、(B)に示されるように、実施例3の可動固定部16’は鉄板の台10に結合するための結合部17’を有しており、可動固定部16’は鉄板の台10とは独立に形成される。その後、結合部17’を利用して鉄板の台10に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば弾性体20’の形状と所定の凹状部CON’との嵌め込み構造等は図5(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における弾性体20’の変形およびこれに伴う可動固定部16’の反り等も同一となるため、図6(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0028】
以上より、本発明の実施例3によれば、可動固定部16、16’は鉄板の台10とは独立に形成しておき、その後、鉄板の台10に結合することもできる。このため、実施例1の効果に加えて、鉄板の台10とは独立して可動固定部16、16’の構造等に改良を加えつつ、改良された可動固定部16、16’を鉄板の台10に結合することができるという効果を奏することができる。
【実施例4】
【0029】
上述した実施例1乃至3では、荷重受け部として鉄板の台10を用いた。しかし、荷重受け部としては鉄ではなく樹脂を用いることもできる。以下、実施例1乃至3の各々に対応させて説明していく。
【0030】
実施例1対応。
図9は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。図1のコードリール付き装置1の斜視図に対応するコードリール付き装置4aの斜視図は省略する。コードリール付き装置4aの嵌め込み部20の形状はコードリール付き装置1の嵌め込み部20の形状と同一であるため、図1の斜視図に示されるコードリール付き装置1のXX’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4aのXX’線であるものとみなして説明する。
【0031】
図9(A)、(B)で図2(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図9(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部34も樹脂により作製されている。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20の形状と所定の凹状部CONとの嵌め込み構造等は図2(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20の傾きおよびこれに伴う可動固定部34の反り等も同一となるため、図3(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0032】
実施例2対応。
図10は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。図4のコードリール付き装置2の斜視図に対応するコードリール付き装置4bの斜視図は省略する。コードリール付き装置4bの嵌め込み部20’の形状はコードリール付き装置2の嵌め込み部20’の形状と同一であるため、図4の斜視図に示されるコードリール付き装置2のYY’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4bのYY’線であるものとみなして説明する。
【0033】
図10(A)、(B)で図5(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図10(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部34’も樹脂により作製されている。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20’の形状と所定の凹状部CON’との嵌め込み構造等は図5(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20’の傾きおよびこれに伴う可動固定部34’の反り等も同一となるため、図6(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0034】
実施例3(コードリール付き装置3a)対応。
図11は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。コードリール付き装置4cの斜視図は省略した実施例3のコードリール付き装置3aの斜視図と同様であり、実施例3のコードリール付き装置3aの場合と同様に、図1の斜視図に示されるコードリール付き装置1のXX’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4cのXX’線であるものとみなして説明する。
【0035】
図11(A)、(B)で図7(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図11(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部36も樹脂により作製されている。実施例3のコードリール付き装置3aの鉄板の台10が実施例4では樹脂の台30である点を除けば、あとは実施例3のコードリール付き装置3aと同様であり、可動固定部36は樹脂の台30に結合するための結合部37を有しており、可動固定部36は樹脂の台30とは独立に形成される。その後、結合部37を利用して樹脂の台30に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20の形状と所定の凹状部CONとの嵌め込み構造等は図7(A)、(B)と同一であり、従って図2(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20の傾きおよびこれに伴う可動固定部36の反り等も実施例3のコードリール付き装置3aと同一、従って実施例1と同一となるため、図3(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0036】
実施例3(コードリール付き装置3b)対応。
図12は、本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。コードリール付き装置4dの斜視図は省略した実施例3のコードリール付き装置3bの斜視図と同様であり、実施例3のコードリール付き装置3bの場合と同様に、図4の斜視図に示されるコードリール付き装置2のYY’線を斜視図を省略したコードリール付き装置4dのYY’線であるものとみなして説明する。
【0037】
図12(A)、(B)で図8(A)、(B)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図12(A)、(B)に示されるように、実施例4の荷重受け部は樹脂により作製された樹脂の台30であり、従って可動固定部36’も樹脂により作製されている。実施例3のコードリール付き装置3bの鉄板の台10が実施例4では樹脂の台30である点を除けば、あとは実施例3のコードリール付き装置3bと同様であり、可動固定部36’は樹脂の台30に結合するための結合部37’を有しており、可動固定部36’は樹脂の台30とは独立に形成される。その後、結合部37’を利用して樹脂の台30に結合される。その他の構造、各要素間の関係等、例えば嵌め込み部20’の形状と所定の凹状部CON’との嵌め込み構造等は図8(A)、(B)と同一であり、従って図5(A)、(B)と同一であるため、説明は省略する。負荷時における嵌め込み部20’の傾きおよびこれに伴う可動固定部36’の反り等も実施例3のコードリール付き装置3bと同一、従って実施例2と同一となるため、図6(A)、(B)に対応する負荷時の図面および説明は省略する。
【0038】
以上より、本発明の実施例4によれば、実施例1乃至3において荷重受け部として鉄板の台10ではなく樹脂の台30を用いることもできる。このため、実施例1乃至3の各効果に加えて、コードリール付き装置4a等の重量を軽くすることができ、種々のデザインを施した荷重受け部を容易に作製することができるという効果を奏することができる。
【実施例5】
【0039】
本実施例5では、荷重受け部として鉄板の台10と樹脂の台30とを組み合わせた場合について説明する。実施例5ではコードリール付き装置5a乃至5dについて図13乃至16を用いて説明する。上述した実施例3、4等と同様の理由で各コードリール付き装置5a乃至5dの斜視図は省略し、上述と同様の理由でXX’線、YY’線の使用も援用し、上述と同様の理由で負荷時の説明についても省略する。図13乃至16において、図1乃至12と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。
【0040】
実施例5の各コードリール付き装置5a乃至5dにおいて、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部14、14’、16、16’は第2材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第2材質部に結合されたものである。以下、各コードリール付き装置5a乃至5dについて図面を用いて説明する。
【0041】
図13は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)である。図13(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部14は鉄板の台10と一体的に形成されている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0042】
図14は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)である。図14(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部14’は鉄板の台10と一体的に形成されている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0043】
図15は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。図15(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部16は独立に形成された後、結合部17を利用して鉄板の台10と結合されている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0044】
図16は、本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。図16(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部16’は独立に形成された後、結合部17’を利用して鉄板の台10と結合されている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0045】
以上より、本発明の実施例5によれば、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部14、14’、16、16’は第2材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第2材質部に結合されたものとすることができる。このため、実施例1乃至4の効果に加えて、鉄板の台10の強度と樹脂の台30による種々のデザイン性とを有することができるという効果を奏することができる。
【実施例6】
【0046】
本実施例6では、荷重受け部として鉄板の台10と樹脂の台30とを組み合わせた別の場合について説明する。実施例6ではコードリール付き装置6a乃至6dについて図17乃至20を用いて説明する。上述した実施例3、4等と同様の理由で各コードリール付き装置6a乃至6dの斜視図は省略し、上述と同様の理由でXX’線、YY’線の使用も援用し、上述と同様の理由で負荷時の説明についても省略する。図17乃至20において、図1乃至12と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。
【0047】
実施例6の各コードリール付き装置6a乃至6dにおいて、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部34、34’、36、36’は第1材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、可動固定部34、34’、36、36’は第2材質部の孔部を通って上記反対面側へ出ている。実施例6が実施例5と異なる点は可動固定部34、34’、36、36’が荷重を受ける側にある樹脂の台30と一体的に形成または独立して形成後に結合されたという点にある。以下、各コードリール付き装置6a乃至6dについて図面を用いて説明する。
【0048】
図17は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。図17(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部34は樹脂の台30と一体的に形成されている。可動固定部34は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0049】
図18は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。図18(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部34’は樹脂の台30と一体的に形成されている。可動固定部34’は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0050】
図19は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。図19(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部36は独立に形成された後、結合部37を利用して樹脂の台30と結合されている。可動固定部36は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図3と同様であるため、説明は省略する。
【0051】
図20は、本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。図20(B)に示されるように、荷重受け部は荷重を受ける片面側より樹脂の台30とその下部の鉄板の台10との2層で構成されている。可動固定部36’は独立に形成された後、結合部37’を利用して樹脂の台30と結合されている。可動固定部36’は鉄板の台10の孔部Hを通って上記反対面側へ出ている。負荷時は図6と同様であるため、説明は省略する。
【0052】
以上より、本発明の実施例6によれば、荷重受け部は片面側より所定の材質を有する第1材質部(樹脂の台30)と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部(鉄板の台10)とから構成されており、可動固定部34、34’、36、36’は第1材質部と一体的に形成されたか、または独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、可動固定部34、34’、36、36’は第2材質部の孔部を通って上記反対面側へ出ている。このため、実施例5と同様の効果を奏することができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明の活用例として、コードリールを有する体組成計等への適用が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の実施例1におけるコードリール付き装置1の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1におけるコードリール付き装置1のXX’断面図(無負荷時)および可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図3】本発明の実施例1におけるコードリール付き装置1のXX’断面図(負荷時)および可動する部分14の拡大図(同負荷時)である。
【図4】本発明の実施例2におけるコードリール付き装置2の斜視図である。
【図5】本発明の実施例2におけるコードリール付き装置2のYY’断面図(無負荷時)および可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図6】本発明の実施例2におけるコードリール付き装置2のYY’断面図(負荷時)および可動する部分16の拡大図(同負荷時)である。
【図7】本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図8】本発明の実施例3におけるコードリール付き装置3bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図9】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図10】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図11】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図12】本発明の実施例4におけるコードリール付き装置4dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図13】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部14付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図14】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部14’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図15】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部16付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図16】本発明の実施例5におけるコードリール付き装置5dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部16’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図17】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6aのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部34付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図18】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6bのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部34’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図19】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6cのXX’断面図(無負荷時)および可動固定部36付近の拡大図(同無負荷時)である。
【図20】本発明の実施例6におけるコードリール付き装置6dのYY’断面図(無負荷時)および可動固定部36’付近の拡大図(同無負荷時)である。
【符号の説明】
【0055】
1、2、3a、3b、4a、4b、5a、5b、5c、5d、6a、6b、6c、6d コードリール付き装置、 10 鉄板の台、 11 巻取軸、 12 コードリール、 13 固定部、 14、14’、16、16’、34、34’、36、36’ 可動固定部、 15 コード出入口、 17、17’、37、37’ 結合部、 20、20’ 嵌め込み部、 30 樹脂の台。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片面側から荷重を受け得る荷重受け部と、該荷重受け部における該片面側の反対面側に存するコード収納部とを有するコード収納部付装置であって、
前記コード収納部を前記荷重受け部の反対面側に固定する固定部及び可動固定部を備えたことを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項2】
請求項1記載のコード収納部付装置において、前記コード収納部は前記可動固定部に設けられた所定の凹状部中に所定の空間的余裕を持って嵌め込まれた嵌め込み部を有しており、該可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく該コード収納部の傾きに伴う該嵌め込み部の傾きに応じて反ることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項3】
請求項2記載のコード収納部付装置において、前記嵌め込み部は所定の形状を有する弾性体であり、前記可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく前記コード収納部の傾きに伴う該弾性体の変形に応じて反ることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記可動固定部は前記荷重受け部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて該荷重受け部に結合されたものであることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は鉄又は樹脂により作製されたことを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項6】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第2材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第2材質部に結合されたものであることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項7】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第1材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、該可動固定部は第2材質部の孔部を通って前記反対面側へ出ることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項1】
片面側から荷重を受け得る荷重受け部と、該荷重受け部における該片面側の反対面側に存するコード収納部とを有するコード収納部付装置であって、
前記コード収納部を前記荷重受け部の反対面側に固定する固定部及び可動固定部を備えたことを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項2】
請求項1記載のコード収納部付装置において、前記コード収納部は前記可動固定部に設けられた所定の凹状部中に所定の空間的余裕を持って嵌め込まれた嵌め込み部を有しており、該可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく該コード収納部の傾きに伴う該嵌め込み部の傾きに応じて反ることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項3】
請求項2記載のコード収納部付装置において、前記嵌め込み部は所定の形状を有する弾性体であり、前記可動固定部は前記荷重受け部が荷重を受けた場合の撓みに基づく前記コード収納部の傾きに伴う該弾性体の変形に応じて反ることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記可動固定部は前記荷重受け部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて該荷重受け部に結合されたものであることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は鉄又は樹脂により作製されたことを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項6】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第2材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第2材質部に結合されたものであることを特徴とするコード収納部付装置。
【請求項7】
請求項1乃至3のいずれかに記載のコード収納部付装置において、前記荷重受け部は前記片面側より所定の材質を有する第1材質部と第1材質部より硬い材質を有する第2材質部とから構成されており、前記可動固定部は第1材質部と一体的に形成されたか、又は独立に形成されて第1材質部に結合されたものであり、該可動固定部は第2材質部の孔部を通って前記反対面側へ出ることを特徴とするコード収納部付装置。
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図1】
【図4】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図1】
【図4】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2009−34265(P2009−34265A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−200117(P2007−200117)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(000133179)株式会社タニタ (303)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(000133179)株式会社タニタ (303)
【Fターム(参考)】
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