説明

コード変換早見表

【課題】 ギター弾くためのコードは、押さえるのが難しいものがあり初心者が弾けない場合がある。
【解決手段】 ギターのフレットに装着して音程を変えるカポタストを用いて、容易にコードを変換するために、本体(1)に12等分した円を描きそれぞれにカポタストの装着フレット名(6)0カポタストから11カポタストまでを記載する。
その本体(1)に、12等分し、コードCからBまでの音階を記載した円形の音階表示盤(2aー2d)を重ねて止めたコード変換早見表。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ギターで押さえるのが難しいコードで構成されている曲の場合に、カポタストを装着して押さえやすいコードへの変換を容易に行えるコード変換早見表に関する。
【背景技術】
【0002】
【登録実用新案1】
第3111634
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、ギターのコードについては、登録実用新案 第3111634「ギターコード押指位置表示シート」のようにギターコードを表示する技術はあったが、押さえることが難しいコードを簡単に変換する方法がなかったため、初心者は難しいコードが使われている曲の演奏をすることができなかった。
【0004】
曲のキー音を変えずにコードを変換する場合には、コードと変調関連の知識が必要であった。
しかし、コードと変調の知識があっても、曲に使用されている複数のコードを変換するのには時間がかかっていた。
【0005】
そこで本発明は、カポタストの位置を記載した円形を描いた本体と、コードを半音ずつ記載した音階表示盤を組み合わせて、容易にコード変換がでできることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明のコード変換早見表は、本体(1)にカポタストの位置を表示する円形を12等分にし、カポタスト装着フレット区切り(3)を入れ、それぞれにカポタスト装着位置を0フレットから11フレットまでのカポタスト装着フレット名(6)を順に記載する。
カポタスト装着フレット区切り(3)ごとに区切り線や色を変える等とすると見やすくなる。
【0007】
音階のCからBまでの半音ごとの合計12音分に12等分し、本体(1)のカポタスト装着フレット名(6)の文字が読めるように、本体(1)に描かれた円形よりもひと回り小さい音階表示盤(2a)に12当分のコード区切り(4)を入れし、12当分の円周付近にCからBまでの半音単位の12種類のコード名(7)をカポタスト装着フレット名(6)と逆回りに記載する。
コードの半音単位でコード区切り(4)ごとに区切り線や色を変える等とすると見やすくなる。
【0008】
音階表示盤(2a)と同じ内容で、上記で記載されたコード名(7)が読めるようにさらにひと回り小さくした円形の音階表示盤(2b)を作る。
【0009】
上記の音階表示盤(2a)と同じ内容で、上記の音階表示盤(2a)に記載されたコード名(7)が読めるように、さらにひと回り小さくした音階表示盤(2b)を作るを繰返し、複数枚の大きさが異なる音階表示盤(2c)(2d)を作る。
【0010】
本体(1)に、音階表示盤(2a−2d)の中心に円形の台紙を重ねて止めることができる止め具孔(8)を開ける。
【0011】
本体(1)を下にして、音階表示盤(2a−2d)を大きい方から順に重ねて、音階表示盤(2aー2d)がそれぞれ回転するように止め具(5)で中心を止める。
【発明の効果】
【0012】
このように構成された本発明は、ギターの初心者では弾きにくいB♭とGm、Cm、E♭のコードで構成された曲の場合を例にすれば、カポタスト0の位置に曲に使われているコードを音階表示盤(2a)にB♭を合わせ、音階表示盤(2b)にGを合わせ、音階表示盤(2c)にCを合わせ、音階表示盤(2d)にE♭を合わせる。
この場合、コードに付いているマイナー「m」やセブンス「7」無視をする。
【0013】
そして、カポタスト1から順に見て行くと、カポタスト3の位置に音階表示盤(2a)がG、音階表示盤(2b)がE、音階表示盤(2c)がA、音階表示盤(2d)がCという、比較的に初心者でも弾きやすいコードが並んでいるので、カポタストを3フレットに装着すれば、B♭をG、GをE、CをA、E♭をCに置き換えれば、キーを変えることなく簡単なコードになる事がわかる。
【0014】
B♭とGm、Cm、E♭のコードの中で、m(マイナー)が付いているコードGm、Cm、の変換コードEとAにm(マイナー)を付けてEm、Amとすれば、完全にコードを変換することができる。
【0015】
これによって、B♭とGm、Cm、E♭のコードの曲を、カポタストを3に装着して、G、Em、Am、Cのコードで弾けば曲のキーを変えずに簡単に弾くことができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
この発明の最良の形態は、カポタストの位置を表示する台紙及びコードを表示する円形の台紙が、ある程度の厚みがある厚紙とかプラスチック形成等が良い。
【0017】
本発明を厚紙で制作する場合本体(1)は四角形でも良いが、音階表示盤(2aー2d)は円形とする。
本体(1)と音階表示盤(2aー2d)を止める場合は、音階表示盤(2aー2d)がスムーズに回転し、台紙が踊らない程度にすると良い。
【実施例】
【0018】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
カポタストの位置を表示する台紙である本体(1)に、12当分に区切った円形を描く。
12当分に区切られた円形の円周付近に、カポタスト装着フレット名(6)を0カポタストから11カポタストまでを時計周りで順番に記載する。
描かれた円の中心に止め具孔(8)を設ける。
【0020】
音階表示盤(2a)を、本体(1)に記載されたカポタスト装着フレット名(6)が見えるような円形のひと回り小さいサイズで構成し、12当分に区切りそれぞれにコードCからBまでの半音ごとのコード名(7)を反時計回りで順番記載する。
音階表示盤(2a)の中心に止め具孔(8)を設ける。
【0021】
音階表示盤(2a)に記載されている半音ごとの音階が見えるように、ひと回り小さいサイズで構成した上記音階表示盤(2b)。
【0022】
音階表示盤(2b)に記載されている半音ごとの音階が見えるように、ひと回り小さいサイズで構成した上記音階表示盤(2c)。
【0023】
音階表示盤(2c)に記載されている半音ごとの音階が見えるように、ひと回り小さいサイズで構成した上記音階表示盤(2d)。
【0024】
本体(1)に音階表示盤(2aからd)を直径の大きい順に重ねて、止め具(5)で、本体(1)及び音階表示盤(2aからd)が回転するように止める。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】コード変換早見表の正面図
【図2】コード変換早見表本体正面図
【図3】音階表示盤2a正面図
【図4】音階表示盤2b正面図
【図5】音階表示盤2c正面図
【図6】音階表示盤2d正面図
【符号の説明】
1 本体
2 音階表示盤
3 カポタスト装着フレット区切り
4 コード区切り
5 止め具
6 カポタスト装着フレット名
7 コード名
8 止め具孔
9 キー音

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半音ずつずらした音階叉は音程、カポタストの装着位置を順に記載した本体と、本体と逆回転方向に半音ずつずらした音階叉は音程、カポタストの装着位置を順に記載した音階表示盤を組み合わせたコード変換早見表。
【請求項2】
本体に、稼動するように、また記載された語句が視認できるように1つ叉は複数の音階表示盤を、組み合わせた請求項1に記載のコード変換早見表。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−91996(P2010−91996A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−280480(P2008−280480)
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【出願人】(398026266)
【Fターム(参考)】