コーヒー飲料システム、コーヒー抽出装置、コーヒー豆包装カートリッジおよびコーヒー飲料を調製するための方法
【課題】よりコンパクトで組立および操作の煩わしさ少なく比較的安価に製作されうるコーヒー飲料調製システムを提供する。
【解決手段】コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを含んでいるコーヒー飲料システムが記載される。該カートリッジは、コーヒー豆を保持する容器と、該カートリッジの出口開口部へ豆の搬送を可能にする搬送手段とを含んでいる。該コーヒー装置は、該カートリッジからの豆を挽くグラインダーと、それにより得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出する抽出デバイスとを備える。システムはさらに、搬送手段によって計量チャンバー内へ搬送された豆を受け取る計量チャンバーを有する。使用中は、計量チャンバーは所定量の豆を保持する。計量チャンバーは、グラインダーの１部分を形成する底部分を備え、前記底部分は、垂直方向に延在する第１軸の周りを回転するように該コーヒー装置内に配設されている。
【解決手段】コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを含んでいるコーヒー飲料システムが記載される。該カートリッジは、コーヒー豆を保持する容器と、該カートリッジの出口開口部へ豆の搬送を可能にする搬送手段とを含んでいる。該コーヒー装置は、該カートリッジからの豆を挽くグラインダーと、それにより得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出する抽出デバイスとを備える。システムはさらに、搬送手段によって計量チャンバー内へ搬送された豆を受け取る計量チャンバーを有する。使用中は、計量チャンバーは所定量の豆を保持する。計量チャンバーは、グラインダーの１部分を形成する底部分を備え、前記底部分は、垂直方向に延在する第１軸の周りを回転するように該コーヒー装置内に配設されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、コーヒー豆包装カートリッジを含むコーヒー飲料システムに関する。特に本発明は、コーヒーを調製するためのシステムに関しており、コーヒー豆包装カートリッジは、多数回分のコーヒー豆を保持しかつ供給するために配設され、かつ該システムは、豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーにより得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えている。
【背景技術】
【０００２】
挽く機構を有するコーヒー抽出装置へ接続されうるところの容器内に、焙煎したコーヒー豆を包装することは公知である。そのようなシステムが効率的であるように、容器は多くの場合コーヒー豆を１ｋｇから３ｋｇの間で保持するように設計されている。
【０００３】
欧州特許出願第0804894 A2 号公報は、所定量のコーヒーを抽出バスケットへ分配するための構成品を備えたところのそのようなコーヒー分配・抽出装置を開示し、該構成品は、コーヒー豆の供給を維持するためのホッパー（容器）、および所定量のコーヒー豆をコーヒーグラインダーへ分与するための、該ホッパーと連絡しているらせん状の刃先デバイスを含んでいる。該装置は、さらにグラインダーへの通路に隣接する領域内に抽出バスケットを解放可能なように支持するための抽出バスケット支持アセンブリと、抽出する１周期の間、所定量の熱湯を熱湯保持タンクから該領域へ分配するための熱湯作成・配分システムとを含んでいる。グラインダーモータは、グラインダーの下方且つ保持タンクの垂直側面の近傍に置かれた該モータを伴うグラインダーへ該モータを結合するところの直角パワー伝達部を有している。この特許出願の図面に明確に示されているように、このコーヒーおよび抽出装置はかなり大きな機械装置である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
したがって、本発明の目的は、上に言及した種類のコーヒー飲料を調製するためのシステムであって、よりコンパクトであるものを提供することである。より一般的な意味においては、それによって、従来技術の欠点の少なくとも１つを克服または改善することが本発明の目的である。また、組立および操作において煩わしさがより少なく、且つさらに比較的安価に製作されうるところの代替的な構成を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
別に記述がない限り、本明細書および請求項においては、コーヒー豆は焙煎されたコーヒー豆であると理解される。本明細書および請求項のコーヒー豆は、断片化されたコーヒー豆、すなわちコーヒー豆断片であって所望のコーヒー飲料を抽出するために更に挽かれるべきであるもの、をも含むと理解されうる。コーヒー豆は、包装される前に例えば破細される。１実施形態においては、コーヒー豆包装内のコーヒー豆の少なくとも１部分は、約３０以下の、特には約１５以下の、さらに特には約１０以下の断片に分割される。１コーヒー豆断片は、その結果、１コーヒー豆の例えば３０分の１以上の、特には１５分の１以上の、より特には１０分の１以上を含む。例えば、コーヒー豆断片は、１コーヒー豆の半分または４分の１を含む。欠けていないコーヒー豆と比較したコーヒー豆断片を使用する利点は、コーヒー豆断片は比較的簡単にグラインダーへ供給されえ、及び／又は包装が比較的簡単に閉じられるうることでありうる。これは、コーヒー豆断片が比較的小さく、それ故に包装および装置の開口部を通して比較的容易に摺動することができ、及び／又は、コーヒー豆出口及び／又は閉手段を容易には塞がないからである。コーヒー豆は、挽かれていないけれど予め断片に分割されているので、比較的多くの豆表面が、完全なコーヒー豆の場合よりも周囲の空気と接触するようになりうる。他方、挽かれたコーヒーの場合よりも、少ない豆表面しか空気と接触せず、コーヒー豆断片は挽かれたコーヒー豆よりは良好に保存されうる。コーヒー飲料の調製の直前に、コーヒー飲料を得るためにコーヒー豆断片が挽かれる。したがって本明細書においては、コーヒー豆は、断片化されたコーヒー豆（すなわち、所望のコーヒー飲料を調製するために更に挽かれるべきもの）を包含することがまた理解されうる。
【０００６】
この目的のために、本発明の１つの好ましい側面に従って、コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを含んでいるコーヒー飲料システムが提供される。コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続され、多数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設される。コーヒー豆包装カートリッジは、内部容積部とコーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器（ここで内部容積部はコーヒー豆を保持する）、および内部容積部から該カートリッジの出口開口部へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、を含む。コーヒー装置は、搬送手段によって出口開口部の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、入口開口部を介してコーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、およびグラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備える。システムはさらに、搬送手段によって計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有する。好ましくは計量チャンバーが満たされたあとに、計量チャンバーは、１配量のコーヒー豆を保持するであろう。計量チャンバーは、グラインダーの１部分を形成するところの底部分を備える。この底部分は、垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー装置内に配設される。システムは、グラインダーが起動されると、底部分が、コーヒー豆を計量チャンバーからグラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために該垂直軸の周りを回転するように配設される。計量チャンバーの底部分（グラインダーの部分であり、そして計量チャンバーを空にするように回転する）の使用はまた、計量チャンバーの独立した底板および独立したグラインダーを備える代替的オプションと比較して、システムの高さの減少をもたらす。
【０００７】
計量チャンバーは、カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されうる。カートリッジと抽出装置とへの計量チャンバーの分割は、さらによりコンパクトなコーヒー飲料装置を提供することを可能にする。
【０００８】
この点に関して、底部分が垂直軸に直交し且つそれから離れる方向において下向きに延在するような円錐形状を有していることは、計量チャンバーを空にするのに有利でありうる。
【０００９】
第１チャンバー部分は出口開口部を備え、且つ第２チャンバー部分は入口開口部を備えること、および該出口開口部は該入口開口部の上方に延在していることは、本発明に従うコーヒー飲料システムに対して、さらに有利的である。このことは、比較的安価に作られうる計量チャンバーを提供する。
【００１０】
計量チャンバーは、好ましくは１杯のコーヒーの調製のために必要であるところのコーヒー豆の１配量に対応しているコーヒー豆の一部分を受け取るように配設されうる。搬送手段は、前記搬送手段を駆動すると、コーヒー豆を計量チャンバーの方へ効果的に搬送するために、計量チャンバーに相対的に動きうるところの１部分を備えうる。コーヒー抽出装置は、第１モータおよび垂直に延在している駆動シャフトを有しえて、モータ手段によって駆動シャフトを回転させると、搬送手段を駆動し且つそれによって動かすように、前記駆動シャフトはカートリッジの搬送手段と解放可能に接続されうる。可動部分は、基底部及び／又は複数の羽根を備えて、搬送手段を駆動すると、別の垂直軸の周りを回転する。
【００１１】
さらに搬送手段は、重力の影響下でコーヒー豆を計量チャンバーの方へ搬送するための、下向きに延在する底壁を備えうる。代替的に、搬送手段は、重力のみの影響下でコーヒー豆を計量チャンバーの方へ搬送するための、下向きに延在する底壁を備えうる。
【００１２】
第１チャンバー部分は、計量チャンバーの容積部を上向きに垂直な方向において制限するところの上部壁を有しうる。ここで、第２チャンバー部分の底部分は、計量チャンバーの容積部を下向きに垂直な方向において制限する。
【００１３】
代替的あるいは追加的に、第１チャンバー部分は、搬送手段によって計量チャンバー内へコーヒー豆を入れるための入口開口部を備えている直立側壁を有しうる。
【００１４】
少なくとも水平方向にコーヒー豆を搬送するように、コーヒー豆を計量チャンバー内へ及び／又は計量チャンバーの入口開口部の方へ搬送するように、搬送手段が配設されるときに、本発明に従うコーヒー飲料システムはさらに有利である。
【００１５】
グラインダーは、第２チャンバー部分に関して中央に配置されうる。それは垂直軸の方向に置かれる円錐部分を備えることができ、グラインダーが駆動されると、該円錐部分は垂直軸の周りを回転する。グラインダーはモータによって駆動されうる。駆動シャフトおよびグラインダーは、夫々異なるモータによって駆動されうる。
【００１６】
コーヒー抽出装置は、コーヒー豆包装カートリッジへ取り外し可能に接続をするための接続手段を備えうる。接続手段はコーヒー抽出装置の上側面で窪み部を備え、窪み部は、側壁で囲まれ、且つ該コーヒー豆包装カートリッジの下側から突出している対応する部分を受け取るように構成される。側壁は、コーヒー抽出装置の上側面から突出し、かつハウジングによって覆われる。
【００１７】
本発明の１実施態様に従うと、側壁は、コーヒー豆包装カートリッジのバイオネット要素を受け取るための開口部を備える。コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー抽出装置へ接続されるために、バイオネット要素が該開口部に挿入されそれから回転されるように窪み部の中へ挿入されるべきである。側壁は、カートリッジがその最終位置に到達したときに、該コーヒー豆包装カートリッジのさらなる回転を阻止するための阻止要素を備えうる。この仕方で、ユーザーはカートリッジをコーヒー抽出装置に容易にかつ確実に搭載することが可能である。好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジは、その最終位置に達するために約５０度回転されるべきである。該カートリッジと該コーヒー抽出装置との間の接続は、スナップ接続でありうる。
【００１８】
さらに、窪み部はその中心で回転可能な突出エッジを備え、それは駆動シャフトの端部で固定される。
【００１９】
第２チャンバー部分の底部分がその周りを回転可能であるところの垂直軸は、第２チャンバー部分の底部分の中心を貫きうる。底部分は、垂直軸の全周で垂直軸に直交し且つそれから離れる方向に下向きに延在しうる。
【００２０】
コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されていないときにはコーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えうる。この仕方で、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されていないときに、コーヒー豆が、コーヒー豆包装カートリッジからこぼれ落ちることが避けられる。
【００２１】
閉手段は、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されるときに、コーヒー豆出口を開けるように構成されうる。
【００２２】
閉手段は、コーヒー豆出口と開口部を有する回転可能閉ディスクとを備えている容器の底面で、閉部材を備える。コーヒー豆包装カートリッジをコーヒー抽出装置へ接続するために、回転可能閉ディスクの開口部は、コーヒー豆出口と一致させられた位置に移動されうる。
【００２３】
閉部材は１対の羽根付きアームを備え、且つ閉ディスクは戻り止めを備え、戻り止めは閉じられた位置において該羽根付きアームの裏側で捕らえられる。
【００２４】
出口開口部は、カートリッジを起動する前には内部空間を封止する取り外し可能な封止要素を伴い、好ましくは、前記封止要素はカートリッジから気体が漏洩するのを防止する。飲料システムは、好ましくはカートリッジが初めて抽出装置へ接続されるときに、封止要素を壊し且つ移動させるための手段を備えうる。封止要素は封止膜でありうる。
【００２５】
使用中に計量チャンバーを空にするように且つ計量チャンバー内に集められ及び／又は保持されたコーヒー豆を挽くように、グラインドデバイスが起動されるように、システムは配設されうる。グラインドデバイスは、計量チャンバーを空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするはめに且つ計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されうる。この仕方で、計量チャンバーを空にすることは確実に遂行される。計量チャンバーを空にし且つコーヒー豆を挽く前に、第１段階において、搬送手段は、計量チャンバーをコーヒー豆で満たすように駆動されうる。搬送手段は、コーヒー豆で該計量チャンバーを完全に満たすまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるより永く駆動されうる。この仕方で、コーヒー豆の計量チャンバーの配量は確実に遂行される。
【００２６】
コーヒー抽出装置は、これらの段階を実行するために、第１モータ及び／又はグラインダーを制御するための制御デバイスを有しうる。制御デバイスは、該抽出装置を制御し得て、使用中に空にしたあと且つ挽く段階が完了したあとに続く段階において、抽出装置が、挽かれたコーヒーとコーヒー抽出装置の加熱デバイスによって加熱された熱湯とを基にコーヒーを抽出するように、制御デバイスは配設されうる。計量チャンバーの容積は、もしコーヒー豆で完全に満たされると、豆の量が１杯のコーヒーを調製するためのコーヒー豆の１配量に対応するようでありうる。１杯分のコーヒー豆は、５〜１１ｇ、好ましくは６〜８ｇのコーヒー豆を包含しうる。
【００２７】
本発明に従うと、コーヒー豆包装カートリッジはまた、消費者によってコーヒー豆で（再）充填可能であるようにデザインされうる。好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー豆で充填され且つコーヒー豆で再充填可能であるようにはデザインされていない。この場合に、カートリッジは、店で販売されるためのコーヒー豆の包装である。
【００２８】
別の実施態様に従うと、システムはさらに、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されているかどうかを検出するように配設されたセンサーを備えている。センサーは、該検出の結果を制御デバイスへ信号で知らせるように構成されている。センサーはスイッチ、例えばマイクロスイッチでありえる。コーヒー豆包装カートリッジは、それがコーヒー抽出装置へ接続されるときにスイッチを起動するための突出部分を備えている。突出部分は、バイオネット要素の１つの下方または上方に配置されえて、コーヒー豆包装カートリッジがその最終位置へ到達するときにスイッチを起動しうる。スイッチは、コーヒー抽出装置の上側面で窪み部を囲んでいる側壁内の開口部内に配置されえて、突出部分は、開口部を通してスイッチを起動する。スイッチは、側壁内の水平壁セグメントの背後に隠され、且つ開口部は複数の水平壁セグメントの間のスリットでありえて、突出部分はスリットに適合している。コーヒー豆包装カートリッジが存在することが検出された場合にのみ、それらが起動されうるように、第１モータおよびグラインダーを制御するように、制御器は配設されうる。この仕方で、システムは特別にデザインされたコーヒー豆包装カートリッジと共に動作することが保証される。これらカートリッジは、高品質のコーヒー豆で満たされたシステムの製造者によって販売されえ、それによって最終消費者に良い香りのコーヒー飲料を保証しうる。
【００２９】
コーヒー豆包装カートリッジの代わりに、好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジと同じまたは類似の仕方で、挿入要素をコーヒー抽出装置へ接続するための手段（それはコーヒー豆包装カートリッジをコーヒー抽出装置へ接続するために使われた手段と同じまたは類似である）を使って、コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続可能であるところの挿入要素を、システムはさらに備えうる。この場合に、挿入要素がコーヒー抽出装置へ接続されるときにスイッチを起動するように、挿入要素は、バイオネット要素および好ましくはバイオネット要素の１つの下方または上方に配置された突出部分を備えている。接続されたコーヒー豆包装カートリッジと挿入要素との検出が同じ仕方で行われるので、コーヒー抽出装置の制御器は、これら２つの状態の間のいかなる違いも見ない。これはコーヒー抽出装置の機能もまた同じであることを意味する。
【００３０】
挿入要素をコーヒー抽出装置へ接続する目的は２つでありうる。コーヒー豆包装カートリッジが該抽出装置へ接続されていない場合も同様に、挿入要素はコーヒー抽出装置をロック解除するために使用可能であり、モータおよび（複数の）グラインダーは起動されうる。このことは、サービスおよび保守にとって有用である。
【００３１】
代替的に、コーヒー豆包装カートリッジが再充填可能でないようにデザインされているので、挿入要素は、コーヒー豆をコーヒー抽出装置へ供給するために使われうる。この目的のための挿入デバイスの好ましい実施態様は、内部容積部（コーヒー豆を受け取るように配設されている）とコーヒー豆出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを有する空洞部を備えている。挿入要素はさらに、該挿入要素がコーヒー抽出装置へ接続されていない、またはその最終位置においてコーヒー抽出装置へ接続されていないときに、コーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えている。閉手段は、挿入要素がコーヒー抽出装置へその最終位置において接続されるときに、コーヒー豆出口を開けるように構成されている。挿入要素がコーヒー抽出装置へ入口位置において接続されるとき、ユーザーは空洞部をコーヒー豆で満たし、そしてそれから挿入要素をその最終位置まで回転すると、コーヒー豆が挽かれるためにコーヒー抽出装置へ入ることになる。
【００３２】
有利には、システムは、グラインダーが起動されると、底部分が、コーヒー豆の配量を計量チャンバーからグラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために垂直軸の周りを回転するように配設される。円錐形状を有する底部分は第１垂直軸の方向に横たわり、グラインダーを駆動すると、円錐部分は第１垂直軸の周りを回転する。グラインダーは、底部分の周りに延在する下側グラインドディスクおよび下側グラインドディスクの上方に延在する上側グラインドディスクを備える。グラインダーは第２モータによって回転的に駆動され、円錐形状を有する底部分および下側グラインドディスクの回転を引き起こす。底部分と下側グラインドディスクとを駆動すると、コーヒー豆は、下側グラインドディスクと上側グラインドディスクとの間で外向きに延在する半径方向に動かされ、そして、下側グラインドディスクと上側グラインドディスクとの間の垂直間隔が外向きに延在する半径方向において減少している故に、コーヒー豆はバリバリと砕かれ且つ挽かれたコーヒーにまで切断される。
【００３３】
グラインダーは、汚染のないグラインダーであり、コーヒー豆を挽き且つ挽かれたコーヒーをコーヒー抽出装置へ供給した後は、挽かれたコーヒーは実質的には残らない。その結果、カートリッジが異なるブレンドのカートリッジと交換されるときに、新しいブレンドのコーヒーは、以前に使われていたブレンドによって不純になることはない。
【００３４】
第２チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約（１００−Ｘ）％を備え、且つ第１チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約Ｘ％を備え、Ｘは２〜５０の範囲内、好ましくは５〜４０の範囲内、さらに好ましくは１５〜３０の範囲内である。計量チャンバーのより大きな部分を該抽出装置内に置くことによって、飲料システムの高さのさらなる減少が得られうる。これは、例えば、飲料システムが食器棚の下の台所の流し台上に置かれねばならない場合に、利益になりうる。
【００３５】
本発明の別の側面に従うと、上記されたようにコーヒー抽出装置によって飲料を調製するための方法が提供される。該方法は次の段階を包含する：充填段階においては、計量チャンバーは、コーヒー豆を計量チャンバー内に集めるためにコーヒー豆で満たされうる。計量チャンバーは、コーヒー豆で完全に満たされうるか、あるいは少なくとも実質的に完全にコーヒー豆で満たされうる。空にし挽く段階においては、グラインドデバイスは、計量チャンバーを空にするために且つ計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために、起動される。グラインドデバイスは、計量チャンバーを空にしまたは少なくとも実質的に完全に空にするためにおよび計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されうる。
【００３６】
本発明はまた、コーヒー抽出装置、好ましくは本発明に従うコーヒー飲料システムにおいて使用されるコーヒー抽出装置に関しており、コーヒー豆を受け取るための入口開口部と、該入口開口部を介して該コーヒー装置へ入れられたコーヒー豆を挽くためのグラインダーと、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーに基づいてコーヒーを抽出するための抽出デバイスとを備えている、ここで、該コーヒー飲料装置はさらに、入口開口部を介してコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有し、計量チャンバーはグラインダーの１部分を形成するところの底部分を備え、前記底部分は垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー抽出装置内に配設され、ここで、グラインダーが起動されると、底部分が、コーヒー豆を計量チャンバーからグラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために垂直軸の周りを回転するように、コーヒー抽出装置は配設されている。好ましくは、グラインダーは、計量チャンバーに関して中央に配置される。好ましくは、コーヒー抽出装置は、制御デバイスを有し、それは有利的には第１モータ及び／又はグラインダーを制御するように配設される。使用中に、第１段階において計量チャンバーがコーヒー豆で満たされるように、および第１段階の完了の後に続く第２段階において、グラインドデバイスが、計量チャンバーを空にするために且つ第１段階の間に計量チャンバーに集められたコーヒー豆を挽くために起動されるように、前記制御デバイスは配設されうる。
【００３７】
本発明はまた、さらにコーヒー抽出装置を含むコーヒー飲料システムのカートリッジに関しており、コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続されることができ、コーヒー豆包装カートリッジは多数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設され、該コーヒー豆包装カートリッジは、
内部容積部と、コーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器、ここで該内部容積部はコーヒー豆を保持する、
該内部容積部から該第１カートリッジの該出口開口へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、
を含んでおり、
ここで、コーヒー抽出装置は、搬送手段によって出口開口部の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、該入口開口部を介してコーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えており、該システムはさらに、該搬送手段によって該計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有する。好ましくは、計量チャンバーは、カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されている。好ましくは、システムが使用中には、計量チャンバーは１配量のコーヒー豆を保持するであろう。好ましくは、搬送手段は、前記搬送手段を駆動すると、コーヒー豆を計量チャンバーの方へ搬送するために、計量チャンバーに相対的に動きうるところの１部分を備える。挽いた後、挽かれたコーヒーおよび熱湯に基づいてコーヒーを抽出するために、抽出デバイスは起動されうる。
【００３８】
本発明のさらなる利点は、好ましい実施態様の追加的な記載から明らかに成るであろう。
【００３９】
本発明は、これより添付される図面を参照して記載されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【００４０】
【図１】本発明に従うコーヒー抽出システムの１実施態様の斜視図であり、コーヒー抽出装置へ搭載されたコーヒー豆包装カートリッジを備えている。
【図２】本発明に従うコーヒー抽出システムの１実施態様の斜視図であり、コーヒー抽出装置へ搭載されたコーヒー豆包装カートリッジを備えていない。
【図３】図１に従うコーヒー抽出システムの一部分の斜視断面図である。
【図３Ｂ】図１に従うコーヒー抽出システムにおいて使用されるグラインダーの斜視断面図である。
【図３Ｃ】図１に従うコーヒー抽出システムにおいて使用されるグラインダーの断面図である。
【図４】図２のコーヒー抽出装置の上側部分の斜視詳細図である。
【図４Ｂ】開いた位置における閉板を有する、図２のコーヒー抽出装置の上側部分の斜視詳細図である。
【図４Ｃ】図２のコーヒー抽出装置の上側部分の別の斜視詳細図である。
【図５Ａ】コーヒー豆包装カートリッジにおいて使用される羽根車の等尺分解図であり、駆動シャフト結合端部と共に示す。
【図５Ｂ】コーヒー豆包装カートリッジにおいて使用される羽根車の等尺分解図であり、駆動シャフト結合端部と共に示す。
【図６】本発明の１の実施態様に従うコーヒー豆包装カートリッジの等尺分解図である。
【図６Ｂ】図６に示されたコーヒー豆包装カートリッジの２つの別の斜視図の内の１である。
【図６Ｃ】図６に示されたコーヒー豆包装カートリッジの２つの別の斜視図の内の１である。
【図６Ｄ】図６に示されたコーヒー豆包装カートリッジの別の斜視図である。
【図７Ａ】図６のコーヒー豆包装カートリッジの底部の詳細等尺分解図である。
【図７Ｂ】反対方向から見られた図７Ａのコーヒー豆包装カートリッジの底部の詳細等尺分解図である。
【図７Ｃ】図７Ａおよび７Ｂに示された該底部の閉板の斜視図である。
【図８】組み立てられた底部の断面詳細図である。
【図９】コーヒー抽出装置の掛け金を外す突起を有している図７Ｂの底部の斜視詳細図である。
【図１０】コーヒー抽出装置へ接続されたコーヒー豆包装カートリッジの断面図である。
【図１１Ａ】第1タイプの挿入片の斜視図である。
【図１１Ｂ】コーヒー抽出装置へ接続された図１１Ａの該挿入要素の斜視図である。
【図１２Ａ】第２タイプの挿入要素の斜視図である。
【図１２Ｂ】コーヒー抽出装置へ接続された図１２Ａの該挿入要素の入口位置における平面図である。
【図１２Ｃ】コーヒー抽出装置へ接続された図１２Ａの該挿入要素の最終位置における平面図である。
【発明を実施するための形態】
【００４１】
図１に、コーヒー飲料を調製するためのシステム（１）が示されている。該システム（１）は、コーヒー豆包装カートリッジ（３）とコーヒー抽出装置（４）とを備えている。コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、コーヒー抽出装置（４）へ取り外し可能に接続されている。図２は、コーヒー豆包装カートリッジ（３）が搭載されていないコーヒー抽出装置を示している。コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、コーヒー豆を容れるための内部容積部と出口開口部とを有する容器（７）を備えている。これらコーヒー豆は、焙煎され、そして一般には焙煎された半分に割れた豆を含んでいる。好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、コーヒー抽出装置（４）に設定される前は、空気密閉的に及び／又は真空下で閉じられている。また、コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、使い捨て包装の形式でありえ、空にされた後は捨てられうる。
【００４２】
これ以下で、図３を参照して、コーヒー飲料システム（１）はより詳細に記載されるであろう。カートリッジは、容器（７）（図３においては部分的にのみ見うる）の内部容積部からカートリッジ（３）の出口開口部（２９）の方へコーヒー豆を搬送することを可能にする搬送手段（６）を備えている。コーヒー装置は、搬送手段によって出口開口部（２９）の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取る入口開口部（９）を有している。出口開口部（２９）は、コーヒー抽出装置（４）のコーヒー豆入口開口部（９）の上方に延在している。
【００４３】
容器（７）の下側部分は、搬送手段（６）の部分を形成しているところの漏斗（８）を備えている。コーヒー豆包装カートリッジ（３）の豆は、漏斗（８）によってカートリッジの出口開口部（２９）の方へ案内される。搬送手段はさらに、数枚の可撓性羽根（１３）を有している羽根車（１１）を備えている。搬送手段を駆動すると、この例では、垂直方向に延在している第２軸（１９）の周りに羽根車を駆動することによって、コーヒー豆は、出口開口部（２９）の方へ搬送される。
【００４４】
本システムは、さらに計量チャンバー（１５）を備えている。計量チャンバーは、カートリッジの部分である第１チャンバー部分（２３）とコーヒー抽出装置の部分である第２チャンバー部分（２５）とに分割される。第１チャンバー部分は、第２チャンバー部分の上方に配置されている。第１チャンバー部分は、カートリッジの出口開口部（２９）を備え、かつ第２チャンバー部分は、コーヒー装置の入口開口部を備えている。第１チャンバー部分は、搬送手段によってカートリッジの出口開口部の方へ搬送されるところのコーヒー豆を計量チャンバー内へ通過させるための入口開口部（２１）を備えた直立側壁（３２）を有している。したがって搬送手段は、該搬送手段を駆動すると、コーヒー豆をコーヒー飲料システム（１）の計量チャンバー（１５）の方へ且つ中へ搬送するように構成されている。この駆動は、コーヒー装置の第１モータ（１７）によって、垂直軸（１９）に沿って延在している、コーヒー装置の駆動シャフト（１８）を駆動することで実行される。駆動のおかげで、羽根車（１１）および羽根（１３）は、第２垂直軸（１９）の周りを回転する。この仕方で、コーヒー豆は、水平方向に計量チャンバー（１５）の入口開口部（２１）へ動かされる。カートリッジは、羽根車（１１）が回転していないときに、計量チャンバー（１５）内へのコーヒー豆の制御できない流入を避けるために、エッジ（２２）を通る細流を備えている。計量チャンバー（１５）は、カートリッジ（３）内に第１チャンバー部分（２３）（計量チャンバーの上側部分）、および抽出装置（４）内に第２チャンバー部分（２５）（計量チャンバーの下側部分）を備えている。計量チャンバーの底部（２６）は、少なくとも、コーヒー豆を挽くためのグラインダー（２８）の部分である底部分（２７）を備えている。コーヒー豆は、第１チャンバー部分（２３）を出て、そしてそれによってカートリッジ（３）の出口開口部（２９）を介してカートリッジ（３）を離れ、そして第２チャンバー部分（２５）に入り、そしてそれによって入口開口部（９）を介してコーヒー抽出装置に入る。計量チャンバーの大きさは、上部壁（３１）、底部（２６）および直立側壁（３２）によって制限されている。直立側壁（３２）は、第１チャンバー部分の直立側壁（３４）および第２チャンバー部分の直立側壁（３３）を含む。第２チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約（１００−Ｘ）％を備え、且つ第１チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約Ｘ％を備えている。ここで、Ｘは２〜５０の範囲内であり、好ましくは５〜４０の範囲内、より好ましくは１５〜３０の範囲内である。
【００４５】
計量チャンバーの底部分（２７）は、この底部分が、垂直軸（３５）に直交し且つ垂直軸（３５）から離れるように延在する方向に下向きに延在するような円錐形状を有している。本実施態様におけるグラインダー（２８）は、第２チャンバー部分に関して中心に配置されている。図３Ｂおよび３Ｃを以下参照して、グラインダーはより詳細に記載されるであろう。グラインダーは、第２モータ（グラインダー駆動モータ）（１０１）およびセラミックまたは鋼鉄でありうる上側グラインドディスク／輪（１０２）を備えている。上側グラインドディスク／輪は、その位置に回転可能に固定されている。さらに、計量チャンバーの第２チャンバー（１０３）が示されており（図３においては参照番号２５で引用されている）、これは配量漏斗として働く。グラインダーはさらに、消費者によって挽く細かさの設定を調節するための手動調節ロック（１０４）を備えている。上側グラインドディスク（１０２）は、このキーが回されるとき、下側グラインドディスク／輪（１０９）に関して上下に動かされる。調節ロックが操作されるときに、上側グラインドディスクは上下に動き、且つ下側グラインドディスクはその場所に留まっている。この仕方で、グラインドディスクの出口、すなわち、ディスクがグラインダーの外側にほとんど接触している場所、での挽かれたものの大きさが、決定される。グラインダーはさらに、挽かれたコーヒーが円形搬送チャネル（１１０）から出て、挽かれたコーヒー傾斜台（１０６）の中へ入るための出口位置（１０５）を備える。挽かれたコーヒー傾斜台は、コーヒー抽出装置の抽出デバイス（４６）内に下向きに向いている漏斗であり、これは上部で開いており且つ挽くときはこの傾斜台の下方に正確に置かれる。回転駆動円錐（１０７）（図３の計量チャンバーの円錐形状を持つ底部分（２７）と云われる）は、主駆動シャフト（１０８）に固定されている。この円錐は、計量チャンバーから出て、上側グラインドディスク（１０２）および下側グラインドディスク（１０９）（これらディスクはセラミックまたは鋼鉄でありうる）から成る豆を挽く部分の中への豆の運動および案内を保証する。上側グラインドディスク（１０２）および下側グラインドディスク（１０９）は、従来技術でよく知られているように、コーヒー豆を挽くための適切な臼の形状を有している。主駆動シャフトは、下側グラインドディスク（１０９）および回転駆動円錐（１０７）を駆動する。円形搬送チャネル（１１０）の形成があり、これは、存在する挽かれたコーヒーを上部および下側グラインドディスクの間のスリットから出口位置（１０５）へ搬送する。該チャネルの形状は、「汚染なし」グラインダーをもたらし、挽き終わった後では、実質的にはコーヒー豆／挽かれたコーヒーは残っていない。さらに、グラインダーは、モータ・トランスミッション／ギア（１１１）およびグラインドディスクの間に豆を押し込む円錐突起（１１２）を備えている。
【００４６】
下側グラインドディスク（１０９）は、回転駆動円錐（１０７）の周りに延在し、且つ上側グラインドディスク（１０２）は、下側グラインドディスク（１０９）の上方に延在している。グラインダーは、モータ（１０１）によって回転的に駆動され、該駆動円錐（１０７）および下側グラインドディスク（１０９）の回転を引き起こす。円錐突起（１１２）の形状のおかげで、駆動円錐（１０７）および下側グラインドディスクを駆動すると、コーヒー豆は、下側グラインドディスク（１０９）と上側グラインドディスク（１０２）との間で外向き半径方向に動かされる。下側グラインドディスク（１０９）と上側グラインドディスク（１０２）との間の垂直距離は、外向き半径方向に減少するので、豆はバリバリと砕かれそして挽かれたコーヒーへと切断される。
【００４７】
説明されたように、グラインダー（２８）は、挽かれたコーヒーをコーヒー装置のコーヒー抽出デバイス（４６）（図３に概略的に示されている）へ供給する。コーヒー抽出デバイスは、挽かれたコーヒーからコーヒー飲料を抽出するための水の供給を受けるように配設される。コーヒー飲料は、コーヒー抽出装置のコーヒー飲料出口（３７）からコップまたは類似の家庭用容器の中へ注がれる。水供給器は、エスプレッソ・タイプのコーヒー飲料のために圧力下で水をコーヒー抽出デバイスへ供給するように配設されえ、またはコーヒー抽出デバイスによって形成された抽出システムへドリップフィードを供給しうる。
【００４８】
コーヒー飲料システムの操作の前に、ユーザーはコーヒー豆包装カートリッジ（３）をコーヒー抽出装置（４）へ接続しなければならない。図４〜９は、この目的のために使われるコーヒー飲料システムの接続手段の１例を示している。
【００４９】
ここで図４を参照すると、接続手段は、コーヒー抽出装置（４）の上側面（５２）に窪み部（５０）を備えている。窪み部（５０）は、コーヒー抽出装置（４）の上側面から突出している側壁（５４）によって囲まれている。ユーザーは、コーヒー豆包装カートリッジの下側で、図５Ａ、５Ｂ、６、６Ｂ、６Ｃ、７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、８および９に示された対応している部分を、窪み部の中へ差し込まなければならない。後に記載されるはずの、コーヒー豆包装カートリッジのバイオネット要素は、窪み部（５０）の側壁（５４）内の対応している開口（５８）内に差し込まれなければならない。それからユーザーは、コーヒー豆包装カートリッジのさらなる回転を阻止するための阻止要素（５６）に達するまで５０度にわたってカートリッジを回転させなければならない。この位置で、第１チャンバー部分（２３）の出口開口部（２９）が、第２チャンバー部分（２５）のコーヒー入口（９）と合致する。カートリッジ（３）がコーヒー抽出装置から外されるとき、該装置の第２チャンバー部分（２５）は、装置閉板（５１）によって閉じられる（図４Ｂ）。カートリッジが窪み部（５０）の側壁（５４）内の開口部（５８）の中に置かれ続けられると、該装置閉板は、該装置閉板の鍵穴（５３）の中へ入れられる該カートリッジの頸部上の突起部（１６８６）（図６Ｃ）によって駆動され続けられる。ユーザーが、設置の間に、カートリッジを角度５０度を超えて回すと、該消耗品内の閉ディスクと該装置内の閉板とは同時に開かれる。
【００５０】
羽根車（１１）の１の適切な形状が、図５Ａおよび５Ｂにおいて幾らか詳細に示されている。周囲開口部と半径方向に延在している羽根（１３）との間にロックされたコーヒー豆によって羽根車（１１）が動けなくなるのを防ぐために、そのような羽根（１３）は好ましくは弾性材料から作られている。また、羽根車（１１）全体を、曲げられうる弾性材料から作ることも可能である。羽根車（１１）は、コーヒー調製装置の駆動シャフト端部（１５７３）によって係合可能である中空ハブ部分（１５７１）を有している。該駆動シャフト端部（１５７３）は、中空ハブ（１５７１）の内側の対応している突起物、すなわち鍵と係合するための多数の鍵（１５７５）（好ましくは、４，６または８個）を有している。該装置上に該カートリッジを設置すると、羽根車（１１）と駆動シャフト端部との係合を容易にするために、鍵の数は、駆動シャフト端部（１５７３）と中空ハブ（１５７１）との間で異なりうる。図５Ａに図示されるように、羽根（１３）は、羽根車（１１）の周囲端部へは延在しておらず、このことが、羽根（１３）と周囲開口部との間で豆が詰まるのを防止しうる。上に示したように、羽根はまた可撓性材料でありえ、そして羽根にもっと可撓性を与えるために、好都合には羽根はまた、隙間（１５７９）を残すことによって、羽根車の基底部（１５７７）へ接触していない。計量チャンバーを充填するためには、１５回程度の羽根車（１１）の回転で通常は十分であろう。しかし、たとえ悪条件の下でも充填を保証するためには、何らかの余分の回転、例えば合計で３０回または２５回程度の回転が許されることが好都合でありうる。配量容積部を充填するために、羽根車基底部（１５７７）（底部）と羽根（１３）との両方を備えている運搬羽根車（１１）は、１００から５００rpmの範囲の、好ましくは２５０と３００rpmの間の回転速度で回転させられる。羽根車基底部の回転と羽根の回転とによって作られた遠心力のおかげで、コーヒー豆は、計量チャンバーの入口開口部（２１）の方へ外向き方向に駆動される。配量容積部の充填が完了すると、装置は、羽根車（１１）の駆動からグラインダーの駆動に切り替えられるであろう。羽根車（１１）を固定して、計量チャンバーは、グラインダーに注がれ徐々に空になるであろう。羽根車（１１）が動かないので、また、エッジ（２２）を通る細流の故に、豆は容器（７）からこぼれない。
【００５１】
図６、６Ｂおよび６Ｃを参照すると、コーヒー豆包装カートリッジ（３）の１実施態様が、分解配置図および斜視図で示されている。本包装カートリッジは、コーヒー豆のための内部容積を画定している容器（７）を含んでいる。容器（７）は、好ましくはその内容物が見られうるように透明な材料で作られる。任意的に、容器（７）は、外側スリーブ（１６３２）によって部分的に被覆されてよく、該外側スリーブは内部のコーヒー豆の種類の記載を印刷されてもよく、また容器（７）の半透明な部分を見せるために穴を開けられてもよい。容器（７）はまた、その下方端部に、コーヒー抽出装置（３）の窪み部（５０）の側壁（５４）内の開口部（５６）と結合するためのバイオネット構造（１６８３、１６８５）を備えている。容器（７）の開底端部内に挿入されるのは、閉部材（１６３３）である。閉部材（１６３３）は、コーヒー豆を羽根車（１０）および基部フランジ（１６３６）の方へ案内するためのリブ付き漏斗（８）を有している。回転可能閉ディスク（１６３５）は、閉部材（１６３３）の基部フランジ（１６３６）に対して回転可能に接続される。閉部材（１６３３）および回転可能閉ディスク（１６３５）は一緒になって、カートリッジとコーヒー抽出装置との間のインタフェースを形成している。組立カートリッジは、容器（７）の周辺端に付着する封止膜（１６８１）によって周囲の空気から劣化に対して封止されうる。封止膜および障壁箔（１６８１）は、新たに焙煎された豆から放出されたガスによる過剰圧力を包装カートリッジの外部へ排気するために、従来の１方向圧力解放弁をやはり実装されうる。好ましくは、そのような排気弁は、膨張による容器の変形を防ぐために０．１〜０．５バールの間の圧力で開かなければならない。該カートリッジを抽出装置上に置く前に封止膜（１６８１）の除去を容易にするために、引っ張りタブ（１６８２）が備えられうる。
【００５２】
カートリッジの底部分を形成しているインタフェースが、図７Ａ、７Ｂおよび７Ｃに一層詳細に分離して示されている。さらに図７Ａの分解図に見られるように、漏斗（８）上のリブは、コーヒー豆が漏斗（８）の表面に付着するのを防ぐのに有用である。
【００５３】
漏斗（８）の、隣接するリブの間に適切な間隔をあけることによって、豆と漏斗表面の接触面積を最小にすることが可能である。当業者なら理解するであろうように、そのようなリブは、接触面積を低減するための様々な仕方の中の単なる１つであり、突出した膨らみも同様に効果的でありうる。また、漏斗に与えられた傾斜は色々でありえて、３０度を超えて９０度までの角度が効果的であることが分かっている。
【００５４】
回転可能な閉ディスク（１６３５）は、開口部（１６１２）を有し、該開口部は、適切な回転があると、閉部材（１６３３）の出口開口部（２９）とかちっと嵌められうる（図７Ｂ参照）。閉ディスク（１６３５）は、その上側面上に、第１戻り止め（１７０１）と第２戻り止め（１７０３）からの突起を有している（図７Ｃ参照）。この第１台部は、半円周状スロット（１７０５，１７０７）でそれぞれ縁取られている。加えて、該回転可能な閉ディスク（１６３５）の上側表面から突出しているのは、該出口開口部（２９）に相対的な回転運動を制限するための第１橋台部（１７０９）および第２橋台部（１７１１）である。閉部材（１６３３）の基部フランジ（１６３６）の底面上に備えられているのが、第１対の掛け金アーム（１７１３）および第２対の掛け金アーム（図示されない）である。第１対の可撓性掛け金アーム（１７１３）は、回転可能な閉ディスク（１６３５）の閉位置において第１戻り止め（１７０１）と協働するように配置されている。第２戻り止め（１７０３）および第２対の可撓性掛け金アームはまた、閉ディスク（１６３５）の閉位置において相互に協働し、そして任意的である。
【００５５】
図８を参照すると、どのように第１戻り止め（１７０１）が、該第１対の可撓性アームの収束可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）の背後に捉えられるのかが示されている。戻り止め（１７０１）の位置は、図８に示されているように、矢印方向（１７１７）における、閉部材（１６３３）に相対的な閉ディスク（１６３５）の回転から生じる。反対の矢印方向（１７１９）の回転は、第１戻り止め（１７０１）と係合している可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）によって効果的に防止される。したがって、カートリッジが図８の部分断面図において決定されるような閉位置にあるとき、豆をこぼすいかなる危険性もなく、装置からそれは取り除かれうる。またこの掛け金配列は、カートリッジが、閉ディスク（１６３５）の回転によって過って開けられないことを保証する。
【００５６】
図９に示されているように、コーヒー抽出装置の一部分であるロック解除要素（１７２１）は、カートリッジが該装置上に置かれるとき、矢印の方向（１７２３）に半円形状スロット（１７０５）と係合できる。ロック解除要素（１７２１）は、第１対の可撓性アーム（１７１３）の可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）を引き離すように強制するところのＶ字形上側輪郭を有している。そして、このことは、第１戻り止め（１７０１）が、広げられ離された可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）の間を通過するのを可能にすることによって、矢印方向（１７１９）の閉ディスク（１６３５）の回転を可能にするであろう。この回転運動は、抽出装置上のカウンターバイオネット構造（５６）を有する容器（７）上のバイオネット手段（１６８３、１６８５）と係合するために、装置に相対的にカートリッジを手動で回転することによって得られる。
【００５７】
第２の対の可撓性掛け金アームに関する第２戻り止め（１７０３）の操作は、同一であり、任意的に設けられるときは、コーヒー抽出装置に係合されないときに過って開くことに対する追加的な保護を与えるであろう。
【００５８】
図４を再度参照すると、窪み部（５２）は、その中心に回転可能な突出エッジ（５９）を備え、該回転可能な突出エッジ（５９）は、第１モータ（１７）によって駆動されるところの駆動シャフト（１８）の端部に置かれている。これらエッジ（５９）上に、カートリッジ（３）の底側の対応している開口部（１７１６）は、置かれなければならない。これら開口部（１７１６）は、羽根車（１１）の底側の一連の突起物（１２）（図５Ｂ参照）によって形成される。開口部（１７１６）は、もしカートリッジがコーヒー抽出装置に接続されるならば、エッジ（５９）を受け取る。それ故に、エッジ（５９）を回転させることによって、羽根車（１１）もまた回転させられる。
【００５９】
図１〜２に示されるように、窪み部（５２）の直立側壁（５４）は、ハウジング（５５）によって囲まれうる。
【００６０】
コーヒー抽出装置は、図３に概略的に示されているような制御デバイスユニット（４０）、好ましくは配量工程、挽く工程および抽出工程を制御するためのマイクロプロセッサを備えている。それに加えて、この制御器は、識別要素、例えば、コーヒー豆包装カートリッジ（３）のバーコードまたはＲＦＩＤラベルを検出するための検出手段として働くセンサーへ接続されうる。それによって、制御デバイスユニットは、コーヒー豆カートリッジ（３）の存在または取り外しを検出できるのみならず、その内容物についての情報及び／又はカートリッジ（３）を識別する識別子を受け取ることもできる。好ましくは、制御デバイスユニットは、センサーによって読まれる識別子に依拠して、配量すること、挽くことおよび抽出すること（水の供給を含めて）を制御する。それ故に、制御デバイスユニットは、カートリッジ（３）によって提供された特定のコーヒー豆産物に従い配量工程、挽く工程および抽出工程を調節することが可能になる。そのような情報は、カートリッジ上の該識別要素によって、該制御ユニットへ供給されうる。
【００６１】
代替的には、図４Ｃ、６Ｄおよび１０に示されるように、センサーは、コーヒー豆包装カートリッジのコーヒー抽出装置への取り付けおよび取り外しを単に検出するように配設されている。この目的のために使われるセンサーは、コーヒー抽出装置（４）の上側面から突出している側壁（５４）内の第１水平セグメント（６２）と第２水平セグメント（６４）の背後に隠されたマイクロスイッチ（６０）でありえる。これは、指あるいはそれ以外のものによってマイクロスイッチが起動されるのを防止するためである。カートリッジがその最終位置へ回転されることによって、コーヒー抽出装置へ接続されるときに、カートリッジ（３）の大きなバイオネット要素（１６８３）の下の突出部分（１６８７）（図４Ｃを参照）は、マイクロスイッチを起動する。突出部分（１６８７）は、複数の水平壁セグメント（６２、６４）の間の隙間に正確にフィットする。このことはカートリッジがコーヒー抽出装置へ正確に接続されたことを制御器へ伝える。カートリッジ（３）がコーヒー抽出装置（４）へ正確に接続されたことが検出されたときにのみ、制御器は、配量工程、挽く工程および抽出工程を起動しうる。
【００６２】
１実施態様に従うと、制御器はこれら工程を以下のように制御する。第１段階において、計量チャンバーはコーヒー豆で完全に満たされる。それに加えて、制御器は、第１モータ（１７）が搬送手段を駆動するように制御する。搬送手段は、コーヒー豆で計量チャンバーを満たすために要求されるよりも長く駆動される。この例においては、第１段階において、搬送手段は、計量チャンバーを完全にまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるより長く駆動される（本出願においては、少なくとも実質的にとは例えば９０％を超えることを意味する）。これは、可撓性羽根（１３）の使用の故に可能である。コーヒー飲料の１回分、例えば、８０〜１６０ｍｌのコーヒーを含んでいる１杯のコーヒーの調製のために好ましくは必要であるところのコーヒー豆の１配量に対応しているコーヒー豆部分を受けるために、計量チャンバーは配設される。満たされた計量チャンバーは、この例では１杯分のコーヒー豆を含んでいる。１杯分のコーヒー豆は、５〜１１グラム、好ましくは６〜８グラムのコーヒー豆を含んでいる。
【００６３】
次に、第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、制御器は、第２モーター（１０１）を起動することによってグラインダーを起動する。グラインダーは、計量チャンバーを空にするために、および第１段階の間に計量チャンバーに集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される。この例においては、第２段階においては、グラインダーは、計量チャンバーを完全に空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするために要求されるよりも永く起動される（本出願においては、少なくとも実質的に完全に空にするとは、例えば９０％を超えることを意味する）。
【００６４】
最後に、第２段階が完了した後に続く第３段階において、制御器は、挽かれたコーヒーと熱湯とを基にコーヒーを抽出するように抽出装置を制御する。
【００６５】
システムはさらに、コーヒー豆包装カートリッジの代わりに、コーヒー抽出装置へ接続されうる１以上の挿入要素を有しうる。第１タイプの挿入要素（１１００）が、図１１Ａに描かれている。それは、その外側表面にバイオネット要素（１６８３、１６８５）とマイクロスイッチを起動するための突出部分（１６８７）とを有するリング形状要素である。それは、コーヒー豆包装カートリッジと同じやり方で、すなわち、初期位置においてバイオネット要素を窪み部（５０）の側壁（５４）内の対応する開口部（５８）に置き、そしてそれから、最終位置に到達するまで挿入要素を５０度を超えて回すことによって、コーヒー抽出装置へ接続されうる。挿入要素がコーヒー抽出装置へ接続されるときに、突出部分（１６８７）による対応するマイクロスイッチの対応する起動は、デバイスがコーヒー抽出装置へ接続されていることを制御器へ信号で伝える。制御器は、マイクロスイッチの起動がカートリッジによってかまたは挿入要素によって引き起こされたのかを知らない。したがって、挿入要素（１１００）が、図１１Ｂに示されるように、最終位置においてコーヒー抽出装置へ接続されるときに、制御器は、あたかも抽出装置へ接続されたコーヒー豆包装カートリッジがあるかのように、配量工程、挽く工程および抽出工程を起動するであろう。したがって、第１タイプの挿入要素（１１００）は、コーヒー抽出装置を「ロック解除」するのに使用されうる。
【００６６】
１の代替的実施態様においては、挿入要素は、上述したようにリング形状要素で、漏斗を一体的に有しえて、該挿入要素が抽出装置へ接続されるときに、ユーザーがコーヒー豆または挽かれたコーヒーを手動で該漏斗内に供給することを許容する。
【００６７】
図１２Ａは、コーヒー抽出装置へ接続されうる第２タイプの挿入要素（１２００）を示している。それは、１杯分のコーヒー豆に対応する大きさを有する空洞（１２１０）を備えている。挿入要素は、図７Ａ〜Ｃ、８および９を参照して上に記載されたように、コーヒー豆包装カートリッジにおけるのと同じ仕方で配置された閉手段および閉ディスクを備えている。図１２Ｂに示されるように、挿入要素がバイオネット要素を有する窪み部内に、初期位置に置かれるときには、該空洞（１２１０）は、その底で閉じられている。この位置において、ユーザーは、空洞をコーヒー豆、好ましくは流れ易い故に丸く圧縮された豆またはコートされた圧縮された挽かれた豆で満たす。それから、挿入要素（１２００）は、ユーザーによって、図１２Ｃに示されるようにその最終位置まで回転され、それによって空洞のコーヒー豆出口を開け、かつそれをコーヒー抽出装置のコーヒー豆入口と一致させる。その結果、１杯分のコーヒー豆がコーヒー抽出装置内へ落ち、そして挽かれうる。
【００６８】
したがって、本発明の操作および構成はこれまでの記載から明らかであると信じられる。本発明はここで記載されたいかなる実施態様にも限定されず、且つ当業者の視野の範囲内において、添付された請求項の範囲内で考えられるべきであるところの変更は可能である。例えば、計量チャンバーの上部壁（３１）は、該計量チャンバーの入口開口部（２１）の最も高い部分よりもかなり上方に置かれうる。このことは、もし第１段階において搬送手段が該計量チャンバーを満たすために要求されるよりも永く起動されるならば、該計量チャンバーは、入口開口部の最も高い部分より上まで、いつも満たされるであろうことを意味する。
【００６９】
また、例えば、コーヒー豆を容器から計量チャンバーへ搬送するための搬送手段は、モータによって駆動されない受動的手段として、例えば、重力のみの影響の下で、コーヒー豆を出口開口部へ且つ計量チャンバーの中へ搬送するために下向きに延在している底壁によって、実装されうる。その場合に、計量チャンバーがコーヒー豆で満たされると計量チャンバーの入口開口部を閉じる特別の手段が必要であろう。
【００７０】
同様に運動学的な反転は、本質的に開示され且つ本発明の範囲内であると考えられる。「備えている」という用語は、本明細書および添付された請求項において使用されるとき、排他的または網羅的意味に解釈されるべきではなく、むしろ包含的な意味に解釈されるべきである。例えば「〜のための手段」という表現は、「〜のために構成された構成要素」または「〜するように構成された部材」として読まれるべきであり、そして開示された構成と同等なものを包含すると解釈されるべきである。「重要な(critical)」「好ましくは」「特に好ましくは」等の表現の使用は、発明を限定する意図ではない。具体的または明示的に記載されていないまたは特許請求されていない特徴も、その範囲から外れないで、本発明に従う構成に追加的に含まれうる。
【符号の説明】
【００７１】
１ コーヒー飲料システム
３ コーヒー豆包装カートリッジ
４ コーヒー抽出装置
６ 搬送手段（カートリッジの）
７ 容器（カートリッジの）
８ 漏斗
９ 入口開口部（コーヒー抽出装置の）
１０ 第１タイプのディスク要素（羽根車の）
１１ 第２タイプのディスク要素（羽根車の）
１２ カップ
１３ 可撓性羽根
１５ 計量チャンバー
１７ 第１モータ
１８ 駆動シャフト
１９ 第２軸（垂直軸）
２１ 入口開口部
２２ エッジ
２３ 第１チャンバー部分
２５ 第２チャンバー部分
２６ 底部（計量チャンバーの）
２７ 底部分（計量チャンバーの）
２８ グラインダー
２９ 出口開口部（カートリッジの）
３２ 直立側壁
３７ コーヒー飲料出口
４０ 制御デバイス
４６ コーヒー抽出デバイス
５０ 窪み部（コーヒー抽出装置の）
５２ 上側面（コーヒー抽出装置の）
５４ 側壁（窪み部の）
５５ ハウジング（コーヒー抽出装置の）
５９ 回転可能な突出エッジ
１０１ 第２モータ（グラインダー駆動モータ）
１０３ 第２チャンバー（計量チャンバーの）
１０４ 手動調節ロック
１０７ 回転駆動円錐
【技術分野】
【０００１】
本発明は、コーヒー豆包装カートリッジを含むコーヒー飲料システムに関する。特に本発明は、コーヒーを調製するためのシステムに関しており、コーヒー豆包装カートリッジは、多数回分のコーヒー豆を保持しかつ供給するために配設され、かつ該システムは、豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーにより得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えている。
【背景技術】
【０００２】
挽く機構を有するコーヒー抽出装置へ接続されうるところの容器内に、焙煎したコーヒー豆を包装することは公知である。そのようなシステムが効率的であるように、容器は多くの場合コーヒー豆を１ｋｇから３ｋｇの間で保持するように設計されている。
【０００３】
欧州特許出願第0804894 A2 号公報は、所定量のコーヒーを抽出バスケットへ分配するための構成品を備えたところのそのようなコーヒー分配・抽出装置を開示し、該構成品は、コーヒー豆の供給を維持するためのホッパー（容器）、および所定量のコーヒー豆をコーヒーグラインダーへ分与するための、該ホッパーと連絡しているらせん状の刃先デバイスを含んでいる。該装置は、さらにグラインダーへの通路に隣接する領域内に抽出バスケットを解放可能なように支持するための抽出バスケット支持アセンブリと、抽出する１周期の間、所定量の熱湯を熱湯保持タンクから該領域へ分配するための熱湯作成・配分システムとを含んでいる。グラインダーモータは、グラインダーの下方且つ保持タンクの垂直側面の近傍に置かれた該モータを伴うグラインダーへ該モータを結合するところの直角パワー伝達部を有している。この特許出願の図面に明確に示されているように、このコーヒーおよび抽出装置はかなり大きな機械装置である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
したがって、本発明の目的は、上に言及した種類のコーヒー飲料を調製するためのシステムであって、よりコンパクトであるものを提供することである。より一般的な意味においては、それによって、従来技術の欠点の少なくとも１つを克服または改善することが本発明の目的である。また、組立および操作において煩わしさがより少なく、且つさらに比較的安価に製作されうるところの代替的な構成を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
別に記述がない限り、本明細書および請求項においては、コーヒー豆は焙煎されたコーヒー豆であると理解される。本明細書および請求項のコーヒー豆は、断片化されたコーヒー豆、すなわちコーヒー豆断片であって所望のコーヒー飲料を抽出するために更に挽かれるべきであるもの、をも含むと理解されうる。コーヒー豆は、包装される前に例えば破細される。１実施形態においては、コーヒー豆包装内のコーヒー豆の少なくとも１部分は、約３０以下の、特には約１５以下の、さらに特には約１０以下の断片に分割される。１コーヒー豆断片は、その結果、１コーヒー豆の例えば３０分の１以上の、特には１５分の１以上の、より特には１０分の１以上を含む。例えば、コーヒー豆断片は、１コーヒー豆の半分または４分の１を含む。欠けていないコーヒー豆と比較したコーヒー豆断片を使用する利点は、コーヒー豆断片は比較的簡単にグラインダーへ供給されえ、及び／又は包装が比較的簡単に閉じられるうることでありうる。これは、コーヒー豆断片が比較的小さく、それ故に包装および装置の開口部を通して比較的容易に摺動することができ、及び／又は、コーヒー豆出口及び／又は閉手段を容易には塞がないからである。コーヒー豆は、挽かれていないけれど予め断片に分割されているので、比較的多くの豆表面が、完全なコーヒー豆の場合よりも周囲の空気と接触するようになりうる。他方、挽かれたコーヒーの場合よりも、少ない豆表面しか空気と接触せず、コーヒー豆断片は挽かれたコーヒー豆よりは良好に保存されうる。コーヒー飲料の調製の直前に、コーヒー飲料を得るためにコーヒー豆断片が挽かれる。したがって本明細書においては、コーヒー豆は、断片化されたコーヒー豆（すなわち、所望のコーヒー飲料を調製するために更に挽かれるべきもの）を包含することがまた理解されうる。
【０００６】
この目的のために、本発明の１つの好ましい側面に従って、コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを含んでいるコーヒー飲料システムが提供される。コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続され、多数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設される。コーヒー豆包装カートリッジは、内部容積部とコーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器（ここで内部容積部はコーヒー豆を保持する）、および内部容積部から該カートリッジの出口開口部へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、を含む。コーヒー装置は、搬送手段によって出口開口部の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、入口開口部を介してコーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、およびグラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備える。システムはさらに、搬送手段によって計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有する。好ましくは計量チャンバーが満たされたあとに、計量チャンバーは、１配量のコーヒー豆を保持するであろう。計量チャンバーは、グラインダーの１部分を形成するところの底部分を備える。この底部分は、垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー装置内に配設される。システムは、グラインダーが起動されると、底部分が、コーヒー豆を計量チャンバーからグラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために該垂直軸の周りを回転するように配設される。計量チャンバーの底部分（グラインダーの部分であり、そして計量チャンバーを空にするように回転する）の使用はまた、計量チャンバーの独立した底板および独立したグラインダーを備える代替的オプションと比較して、システムの高さの減少をもたらす。
【０００７】
計量チャンバーは、カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されうる。カートリッジと抽出装置とへの計量チャンバーの分割は、さらによりコンパクトなコーヒー飲料装置を提供することを可能にする。
【０００８】
この点に関して、底部分が垂直軸に直交し且つそれから離れる方向において下向きに延在するような円錐形状を有していることは、計量チャンバーを空にするのに有利でありうる。
【０００９】
第１チャンバー部分は出口開口部を備え、且つ第２チャンバー部分は入口開口部を備えること、および該出口開口部は該入口開口部の上方に延在していることは、本発明に従うコーヒー飲料システムに対して、さらに有利的である。このことは、比較的安価に作られうる計量チャンバーを提供する。
【００１０】
計量チャンバーは、好ましくは１杯のコーヒーの調製のために必要であるところのコーヒー豆の１配量に対応しているコーヒー豆の一部分を受け取るように配設されうる。搬送手段は、前記搬送手段を駆動すると、コーヒー豆を計量チャンバーの方へ効果的に搬送するために、計量チャンバーに相対的に動きうるところの１部分を備えうる。コーヒー抽出装置は、第１モータおよび垂直に延在している駆動シャフトを有しえて、モータ手段によって駆動シャフトを回転させると、搬送手段を駆動し且つそれによって動かすように、前記駆動シャフトはカートリッジの搬送手段と解放可能に接続されうる。可動部分は、基底部及び／又は複数の羽根を備えて、搬送手段を駆動すると、別の垂直軸の周りを回転する。
【００１１】
さらに搬送手段は、重力の影響下でコーヒー豆を計量チャンバーの方へ搬送するための、下向きに延在する底壁を備えうる。代替的に、搬送手段は、重力のみの影響下でコーヒー豆を計量チャンバーの方へ搬送するための、下向きに延在する底壁を備えうる。
【００１２】
第１チャンバー部分は、計量チャンバーの容積部を上向きに垂直な方向において制限するところの上部壁を有しうる。ここで、第２チャンバー部分の底部分は、計量チャンバーの容積部を下向きに垂直な方向において制限する。
【００１３】
代替的あるいは追加的に、第１チャンバー部分は、搬送手段によって計量チャンバー内へコーヒー豆を入れるための入口開口部を備えている直立側壁を有しうる。
【００１４】
少なくとも水平方向にコーヒー豆を搬送するように、コーヒー豆を計量チャンバー内へ及び／又は計量チャンバーの入口開口部の方へ搬送するように、搬送手段が配設されるときに、本発明に従うコーヒー飲料システムはさらに有利である。
【００１５】
グラインダーは、第２チャンバー部分に関して中央に配置されうる。それは垂直軸の方向に置かれる円錐部分を備えることができ、グラインダーが駆動されると、該円錐部分は垂直軸の周りを回転する。グラインダーはモータによって駆動されうる。駆動シャフトおよびグラインダーは、夫々異なるモータによって駆動されうる。
【００１６】
コーヒー抽出装置は、コーヒー豆包装カートリッジへ取り外し可能に接続をするための接続手段を備えうる。接続手段はコーヒー抽出装置の上側面で窪み部を備え、窪み部は、側壁で囲まれ、且つ該コーヒー豆包装カートリッジの下側から突出している対応する部分を受け取るように構成される。側壁は、コーヒー抽出装置の上側面から突出し、かつハウジングによって覆われる。
【００１７】
本発明の１実施態様に従うと、側壁は、コーヒー豆包装カートリッジのバイオネット要素を受け取るための開口部を備える。コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー抽出装置へ接続されるために、バイオネット要素が該開口部に挿入されそれから回転されるように窪み部の中へ挿入されるべきである。側壁は、カートリッジがその最終位置に到達したときに、該コーヒー豆包装カートリッジのさらなる回転を阻止するための阻止要素を備えうる。この仕方で、ユーザーはカートリッジをコーヒー抽出装置に容易にかつ確実に搭載することが可能である。好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジは、その最終位置に達するために約５０度回転されるべきである。該カートリッジと該コーヒー抽出装置との間の接続は、スナップ接続でありうる。
【００１８】
さらに、窪み部はその中心で回転可能な突出エッジを備え、それは駆動シャフトの端部で固定される。
【００１９】
第２チャンバー部分の底部分がその周りを回転可能であるところの垂直軸は、第２チャンバー部分の底部分の中心を貫きうる。底部分は、垂直軸の全周で垂直軸に直交し且つそれから離れる方向に下向きに延在しうる。
【００２０】
コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されていないときにはコーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えうる。この仕方で、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されていないときに、コーヒー豆が、コーヒー豆包装カートリッジからこぼれ落ちることが避けられる。
【００２１】
閉手段は、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されるときに、コーヒー豆出口を開けるように構成されうる。
【００２２】
閉手段は、コーヒー豆出口と開口部を有する回転可能閉ディスクとを備えている容器の底面で、閉部材を備える。コーヒー豆包装カートリッジをコーヒー抽出装置へ接続するために、回転可能閉ディスクの開口部は、コーヒー豆出口と一致させられた位置に移動されうる。
【００２３】
閉部材は１対の羽根付きアームを備え、且つ閉ディスクは戻り止めを備え、戻り止めは閉じられた位置において該羽根付きアームの裏側で捕らえられる。
【００２４】
出口開口部は、カートリッジを起動する前には内部空間を封止する取り外し可能な封止要素を伴い、好ましくは、前記封止要素はカートリッジから気体が漏洩するのを防止する。飲料システムは、好ましくはカートリッジが初めて抽出装置へ接続されるときに、封止要素を壊し且つ移動させるための手段を備えうる。封止要素は封止膜でありうる。
【００２５】
使用中に計量チャンバーを空にするように且つ計量チャンバー内に集められ及び／又は保持されたコーヒー豆を挽くように、グラインドデバイスが起動されるように、システムは配設されうる。グラインドデバイスは、計量チャンバーを空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするはめに且つ計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されうる。この仕方で、計量チャンバーを空にすることは確実に遂行される。計量チャンバーを空にし且つコーヒー豆を挽く前に、第１段階において、搬送手段は、計量チャンバーをコーヒー豆で満たすように駆動されうる。搬送手段は、コーヒー豆で該計量チャンバーを完全に満たすまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるより永く駆動されうる。この仕方で、コーヒー豆の計量チャンバーの配量は確実に遂行される。
【００２６】
コーヒー抽出装置は、これらの段階を実行するために、第１モータ及び／又はグラインダーを制御するための制御デバイスを有しうる。制御デバイスは、該抽出装置を制御し得て、使用中に空にしたあと且つ挽く段階が完了したあとに続く段階において、抽出装置が、挽かれたコーヒーとコーヒー抽出装置の加熱デバイスによって加熱された熱湯とを基にコーヒーを抽出するように、制御デバイスは配設されうる。計量チャンバーの容積は、もしコーヒー豆で完全に満たされると、豆の量が１杯のコーヒーを調製するためのコーヒー豆の１配量に対応するようでありうる。１杯分のコーヒー豆は、５〜１１ｇ、好ましくは６〜８ｇのコーヒー豆を包含しうる。
【００２７】
本発明に従うと、コーヒー豆包装カートリッジはまた、消費者によってコーヒー豆で（再）充填可能であるようにデザインされうる。好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー豆で充填され且つコーヒー豆で再充填可能であるようにはデザインされていない。この場合に、カートリッジは、店で販売されるためのコーヒー豆の包装である。
【００２８】
別の実施態様に従うと、システムはさらに、コーヒー豆包装カートリッジがコーヒー抽出装置へ接続されているかどうかを検出するように配設されたセンサーを備えている。センサーは、該検出の結果を制御デバイスへ信号で知らせるように構成されている。センサーはスイッチ、例えばマイクロスイッチでありえる。コーヒー豆包装カートリッジは、それがコーヒー抽出装置へ接続されるときにスイッチを起動するための突出部分を備えている。突出部分は、バイオネット要素の１つの下方または上方に配置されえて、コーヒー豆包装カートリッジがその最終位置へ到達するときにスイッチを起動しうる。スイッチは、コーヒー抽出装置の上側面で窪み部を囲んでいる側壁内の開口部内に配置されえて、突出部分は、開口部を通してスイッチを起動する。スイッチは、側壁内の水平壁セグメントの背後に隠され、且つ開口部は複数の水平壁セグメントの間のスリットでありえて、突出部分はスリットに適合している。コーヒー豆包装カートリッジが存在することが検出された場合にのみ、それらが起動されうるように、第１モータおよびグラインダーを制御するように、制御器は配設されうる。この仕方で、システムは特別にデザインされたコーヒー豆包装カートリッジと共に動作することが保証される。これらカートリッジは、高品質のコーヒー豆で満たされたシステムの製造者によって販売されえ、それによって最終消費者に良い香りのコーヒー飲料を保証しうる。
【００２９】
コーヒー豆包装カートリッジの代わりに、好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジと同じまたは類似の仕方で、挿入要素をコーヒー抽出装置へ接続するための手段（それはコーヒー豆包装カートリッジをコーヒー抽出装置へ接続するために使われた手段と同じまたは類似である）を使って、コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続可能であるところの挿入要素を、システムはさらに備えうる。この場合に、挿入要素がコーヒー抽出装置へ接続されるときにスイッチを起動するように、挿入要素は、バイオネット要素および好ましくはバイオネット要素の１つの下方または上方に配置された突出部分を備えている。接続されたコーヒー豆包装カートリッジと挿入要素との検出が同じ仕方で行われるので、コーヒー抽出装置の制御器は、これら２つの状態の間のいかなる違いも見ない。これはコーヒー抽出装置の機能もまた同じであることを意味する。
【００３０】
挿入要素をコーヒー抽出装置へ接続する目的は２つでありうる。コーヒー豆包装カートリッジが該抽出装置へ接続されていない場合も同様に、挿入要素はコーヒー抽出装置をロック解除するために使用可能であり、モータおよび（複数の）グラインダーは起動されうる。このことは、サービスおよび保守にとって有用である。
【００３１】
代替的に、コーヒー豆包装カートリッジが再充填可能でないようにデザインされているので、挿入要素は、コーヒー豆をコーヒー抽出装置へ供給するために使われうる。この目的のための挿入デバイスの好ましい実施態様は、内部容積部（コーヒー豆を受け取るように配設されている）とコーヒー豆出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを有する空洞部を備えている。挿入要素はさらに、該挿入要素がコーヒー抽出装置へ接続されていない、またはその最終位置においてコーヒー抽出装置へ接続されていないときに、コーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えている。閉手段は、挿入要素がコーヒー抽出装置へその最終位置において接続されるときに、コーヒー豆出口を開けるように構成されている。挿入要素がコーヒー抽出装置へ入口位置において接続されるとき、ユーザーは空洞部をコーヒー豆で満たし、そしてそれから挿入要素をその最終位置まで回転すると、コーヒー豆が挽かれるためにコーヒー抽出装置へ入ることになる。
【００３２】
有利には、システムは、グラインダーが起動されると、底部分が、コーヒー豆の配量を計量チャンバーからグラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために垂直軸の周りを回転するように配設される。円錐形状を有する底部分は第１垂直軸の方向に横たわり、グラインダーを駆動すると、円錐部分は第１垂直軸の周りを回転する。グラインダーは、底部分の周りに延在する下側グラインドディスクおよび下側グラインドディスクの上方に延在する上側グラインドディスクを備える。グラインダーは第２モータによって回転的に駆動され、円錐形状を有する底部分および下側グラインドディスクの回転を引き起こす。底部分と下側グラインドディスクとを駆動すると、コーヒー豆は、下側グラインドディスクと上側グラインドディスクとの間で外向きに延在する半径方向に動かされ、そして、下側グラインドディスクと上側グラインドディスクとの間の垂直間隔が外向きに延在する半径方向において減少している故に、コーヒー豆はバリバリと砕かれ且つ挽かれたコーヒーにまで切断される。
【００３３】
グラインダーは、汚染のないグラインダーであり、コーヒー豆を挽き且つ挽かれたコーヒーをコーヒー抽出装置へ供給した後は、挽かれたコーヒーは実質的には残らない。その結果、カートリッジが異なるブレンドのカートリッジと交換されるときに、新しいブレンドのコーヒーは、以前に使われていたブレンドによって不純になることはない。
【００３４】
第２チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約（１００−Ｘ）％を備え、且つ第１チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約Ｘ％を備え、Ｘは２〜５０の範囲内、好ましくは５〜４０の範囲内、さらに好ましくは１５〜３０の範囲内である。計量チャンバーのより大きな部分を該抽出装置内に置くことによって、飲料システムの高さのさらなる減少が得られうる。これは、例えば、飲料システムが食器棚の下の台所の流し台上に置かれねばならない場合に、利益になりうる。
【００３５】
本発明の別の側面に従うと、上記されたようにコーヒー抽出装置によって飲料を調製するための方法が提供される。該方法は次の段階を包含する：充填段階においては、計量チャンバーは、コーヒー豆を計量チャンバー内に集めるためにコーヒー豆で満たされうる。計量チャンバーは、コーヒー豆で完全に満たされうるか、あるいは少なくとも実質的に完全にコーヒー豆で満たされうる。空にし挽く段階においては、グラインドデバイスは、計量チャンバーを空にするために且つ計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために、起動される。グラインドデバイスは、計量チャンバーを空にしまたは少なくとも実質的に完全に空にするためにおよび計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されうる。
【００３６】
本発明はまた、コーヒー抽出装置、好ましくは本発明に従うコーヒー飲料システムにおいて使用されるコーヒー抽出装置に関しており、コーヒー豆を受け取るための入口開口部と、該入口開口部を介して該コーヒー装置へ入れられたコーヒー豆を挽くためのグラインダーと、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーに基づいてコーヒーを抽出するための抽出デバイスとを備えている、ここで、該コーヒー飲料装置はさらに、入口開口部を介してコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有し、計量チャンバーはグラインダーの１部分を形成するところの底部分を備え、前記底部分は垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー抽出装置内に配設され、ここで、グラインダーが起動されると、底部分が、コーヒー豆を計量チャンバーからグラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために垂直軸の周りを回転するように、コーヒー抽出装置は配設されている。好ましくは、グラインダーは、計量チャンバーに関して中央に配置される。好ましくは、コーヒー抽出装置は、制御デバイスを有し、それは有利的には第１モータ及び／又はグラインダーを制御するように配設される。使用中に、第１段階において計量チャンバーがコーヒー豆で満たされるように、および第１段階の完了の後に続く第２段階において、グラインドデバイスが、計量チャンバーを空にするために且つ第１段階の間に計量チャンバーに集められたコーヒー豆を挽くために起動されるように、前記制御デバイスは配設されうる。
【００３７】
本発明はまた、さらにコーヒー抽出装置を含むコーヒー飲料システムのカートリッジに関しており、コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続されることができ、コーヒー豆包装カートリッジは多数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設され、該コーヒー豆包装カートリッジは、
内部容積部と、コーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器、ここで該内部容積部はコーヒー豆を保持する、
該内部容積部から該第１カートリッジの該出口開口へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、
を含んでおり、
ここで、コーヒー抽出装置は、搬送手段によって出口開口部の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、該入口開口部を介してコーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えており、該システムはさらに、該搬送手段によって該計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有する。好ましくは、計量チャンバーは、カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されている。好ましくは、システムが使用中には、計量チャンバーは１配量のコーヒー豆を保持するであろう。好ましくは、搬送手段は、前記搬送手段を駆動すると、コーヒー豆を計量チャンバーの方へ搬送するために、計量チャンバーに相対的に動きうるところの１部分を備える。挽いた後、挽かれたコーヒーおよび熱湯に基づいてコーヒーを抽出するために、抽出デバイスは起動されうる。
【００３８】
本発明のさらなる利点は、好ましい実施態様の追加的な記載から明らかに成るであろう。
【００３９】
本発明は、これより添付される図面を参照して記載されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【００４０】
【図１】本発明に従うコーヒー抽出システムの１実施態様の斜視図であり、コーヒー抽出装置へ搭載されたコーヒー豆包装カートリッジを備えている。
【図２】本発明に従うコーヒー抽出システムの１実施態様の斜視図であり、コーヒー抽出装置へ搭載されたコーヒー豆包装カートリッジを備えていない。
【図３】図１に従うコーヒー抽出システムの一部分の斜視断面図である。
【図３Ｂ】図１に従うコーヒー抽出システムにおいて使用されるグラインダーの斜視断面図である。
【図３Ｃ】図１に従うコーヒー抽出システムにおいて使用されるグラインダーの断面図である。
【図４】図２のコーヒー抽出装置の上側部分の斜視詳細図である。
【図４Ｂ】開いた位置における閉板を有する、図２のコーヒー抽出装置の上側部分の斜視詳細図である。
【図４Ｃ】図２のコーヒー抽出装置の上側部分の別の斜視詳細図である。
【図５Ａ】コーヒー豆包装カートリッジにおいて使用される羽根車の等尺分解図であり、駆動シャフト結合端部と共に示す。
【図５Ｂ】コーヒー豆包装カートリッジにおいて使用される羽根車の等尺分解図であり、駆動シャフト結合端部と共に示す。
【図６】本発明の１の実施態様に従うコーヒー豆包装カートリッジの等尺分解図である。
【図６Ｂ】図６に示されたコーヒー豆包装カートリッジの２つの別の斜視図の内の１である。
【図６Ｃ】図６に示されたコーヒー豆包装カートリッジの２つの別の斜視図の内の１である。
【図６Ｄ】図６に示されたコーヒー豆包装カートリッジの別の斜視図である。
【図７Ａ】図６のコーヒー豆包装カートリッジの底部の詳細等尺分解図である。
【図７Ｂ】反対方向から見られた図７Ａのコーヒー豆包装カートリッジの底部の詳細等尺分解図である。
【図７Ｃ】図７Ａおよび７Ｂに示された該底部の閉板の斜視図である。
【図８】組み立てられた底部の断面詳細図である。
【図９】コーヒー抽出装置の掛け金を外す突起を有している図７Ｂの底部の斜視詳細図である。
【図１０】コーヒー抽出装置へ接続されたコーヒー豆包装カートリッジの断面図である。
【図１１Ａ】第1タイプの挿入片の斜視図である。
【図１１Ｂ】コーヒー抽出装置へ接続された図１１Ａの該挿入要素の斜視図である。
【図１２Ａ】第２タイプの挿入要素の斜視図である。
【図１２Ｂ】コーヒー抽出装置へ接続された図１２Ａの該挿入要素の入口位置における平面図である。
【図１２Ｃ】コーヒー抽出装置へ接続された図１２Ａの該挿入要素の最終位置における平面図である。
【発明を実施するための形態】
【００４１】
図１に、コーヒー飲料を調製するためのシステム（１）が示されている。該システム（１）は、コーヒー豆包装カートリッジ（３）とコーヒー抽出装置（４）とを備えている。コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、コーヒー抽出装置（４）へ取り外し可能に接続されている。図２は、コーヒー豆包装カートリッジ（３）が搭載されていないコーヒー抽出装置を示している。コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、コーヒー豆を容れるための内部容積部と出口開口部とを有する容器（７）を備えている。これらコーヒー豆は、焙煎され、そして一般には焙煎された半分に割れた豆を含んでいる。好ましくは、コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、コーヒー抽出装置（４）に設定される前は、空気密閉的に及び／又は真空下で閉じられている。また、コーヒー豆包装カートリッジ（３）は、使い捨て包装の形式でありえ、空にされた後は捨てられうる。
【００４２】
これ以下で、図３を参照して、コーヒー飲料システム（１）はより詳細に記載されるであろう。カートリッジは、容器（７）（図３においては部分的にのみ見うる）の内部容積部からカートリッジ（３）の出口開口部（２９）の方へコーヒー豆を搬送することを可能にする搬送手段（６）を備えている。コーヒー装置は、搬送手段によって出口開口部（２９）の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取る入口開口部（９）を有している。出口開口部（２９）は、コーヒー抽出装置（４）のコーヒー豆入口開口部（９）の上方に延在している。
【００４３】
容器（７）の下側部分は、搬送手段（６）の部分を形成しているところの漏斗（８）を備えている。コーヒー豆包装カートリッジ（３）の豆は、漏斗（８）によってカートリッジの出口開口部（２９）の方へ案内される。搬送手段はさらに、数枚の可撓性羽根（１３）を有している羽根車（１１）を備えている。搬送手段を駆動すると、この例では、垂直方向に延在している第２軸（１９）の周りに羽根車を駆動することによって、コーヒー豆は、出口開口部（２９）の方へ搬送される。
【００４４】
本システムは、さらに計量チャンバー（１５）を備えている。計量チャンバーは、カートリッジの部分である第１チャンバー部分（２３）とコーヒー抽出装置の部分である第２チャンバー部分（２５）とに分割される。第１チャンバー部分は、第２チャンバー部分の上方に配置されている。第１チャンバー部分は、カートリッジの出口開口部（２９）を備え、かつ第２チャンバー部分は、コーヒー装置の入口開口部を備えている。第１チャンバー部分は、搬送手段によってカートリッジの出口開口部の方へ搬送されるところのコーヒー豆を計量チャンバー内へ通過させるための入口開口部（２１）を備えた直立側壁（３２）を有している。したがって搬送手段は、該搬送手段を駆動すると、コーヒー豆をコーヒー飲料システム（１）の計量チャンバー（１５）の方へ且つ中へ搬送するように構成されている。この駆動は、コーヒー装置の第１モータ（１７）によって、垂直軸（１９）に沿って延在している、コーヒー装置の駆動シャフト（１８）を駆動することで実行される。駆動のおかげで、羽根車（１１）および羽根（１３）は、第２垂直軸（１９）の周りを回転する。この仕方で、コーヒー豆は、水平方向に計量チャンバー（１５）の入口開口部（２１）へ動かされる。カートリッジは、羽根車（１１）が回転していないときに、計量チャンバー（１５）内へのコーヒー豆の制御できない流入を避けるために、エッジ（２２）を通る細流を備えている。計量チャンバー（１５）は、カートリッジ（３）内に第１チャンバー部分（２３）（計量チャンバーの上側部分）、および抽出装置（４）内に第２チャンバー部分（２５）（計量チャンバーの下側部分）を備えている。計量チャンバーの底部（２６）は、少なくとも、コーヒー豆を挽くためのグラインダー（２８）の部分である底部分（２７）を備えている。コーヒー豆は、第１チャンバー部分（２３）を出て、そしてそれによってカートリッジ（３）の出口開口部（２９）を介してカートリッジ（３）を離れ、そして第２チャンバー部分（２５）に入り、そしてそれによって入口開口部（９）を介してコーヒー抽出装置に入る。計量チャンバーの大きさは、上部壁（３１）、底部（２６）および直立側壁（３２）によって制限されている。直立側壁（３２）は、第１チャンバー部分の直立側壁（３４）および第２チャンバー部分の直立側壁（３３）を含む。第２チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約（１００−Ｘ）％を備え、且つ第１チャンバー部分は、計量チャンバーの容積の約Ｘ％を備えている。ここで、Ｘは２〜５０の範囲内であり、好ましくは５〜４０の範囲内、より好ましくは１５〜３０の範囲内である。
【００４５】
計量チャンバーの底部分（２７）は、この底部分が、垂直軸（３５）に直交し且つ垂直軸（３５）から離れるように延在する方向に下向きに延在するような円錐形状を有している。本実施態様におけるグラインダー（２８）は、第２チャンバー部分に関して中心に配置されている。図３Ｂおよび３Ｃを以下参照して、グラインダーはより詳細に記載されるであろう。グラインダーは、第２モータ（グラインダー駆動モータ）（１０１）およびセラミックまたは鋼鉄でありうる上側グラインドディスク／輪（１０２）を備えている。上側グラインドディスク／輪は、その位置に回転可能に固定されている。さらに、計量チャンバーの第２チャンバー（１０３）が示されており（図３においては参照番号２５で引用されている）、これは配量漏斗として働く。グラインダーはさらに、消費者によって挽く細かさの設定を調節するための手動調節ロック（１０４）を備えている。上側グラインドディスク（１０２）は、このキーが回されるとき、下側グラインドディスク／輪（１０９）に関して上下に動かされる。調節ロックが操作されるときに、上側グラインドディスクは上下に動き、且つ下側グラインドディスクはその場所に留まっている。この仕方で、グラインドディスクの出口、すなわち、ディスクがグラインダーの外側にほとんど接触している場所、での挽かれたものの大きさが、決定される。グラインダーはさらに、挽かれたコーヒーが円形搬送チャネル（１１０）から出て、挽かれたコーヒー傾斜台（１０６）の中へ入るための出口位置（１０５）を備える。挽かれたコーヒー傾斜台は、コーヒー抽出装置の抽出デバイス（４６）内に下向きに向いている漏斗であり、これは上部で開いており且つ挽くときはこの傾斜台の下方に正確に置かれる。回転駆動円錐（１０７）（図３の計量チャンバーの円錐形状を持つ底部分（２７）と云われる）は、主駆動シャフト（１０８）に固定されている。この円錐は、計量チャンバーから出て、上側グラインドディスク（１０２）および下側グラインドディスク（１０９）（これらディスクはセラミックまたは鋼鉄でありうる）から成る豆を挽く部分の中への豆の運動および案内を保証する。上側グラインドディスク（１０２）および下側グラインドディスク（１０９）は、従来技術でよく知られているように、コーヒー豆を挽くための適切な臼の形状を有している。主駆動シャフトは、下側グラインドディスク（１０９）および回転駆動円錐（１０７）を駆動する。円形搬送チャネル（１１０）の形成があり、これは、存在する挽かれたコーヒーを上部および下側グラインドディスクの間のスリットから出口位置（１０５）へ搬送する。該チャネルの形状は、「汚染なし」グラインダーをもたらし、挽き終わった後では、実質的にはコーヒー豆／挽かれたコーヒーは残っていない。さらに、グラインダーは、モータ・トランスミッション／ギア（１１１）およびグラインドディスクの間に豆を押し込む円錐突起（１１２）を備えている。
【００４６】
下側グラインドディスク（１０９）は、回転駆動円錐（１０７）の周りに延在し、且つ上側グラインドディスク（１０２）は、下側グラインドディスク（１０９）の上方に延在している。グラインダーは、モータ（１０１）によって回転的に駆動され、該駆動円錐（１０７）および下側グラインドディスク（１０９）の回転を引き起こす。円錐突起（１１２）の形状のおかげで、駆動円錐（１０７）および下側グラインドディスクを駆動すると、コーヒー豆は、下側グラインドディスク（１０９）と上側グラインドディスク（１０２）との間で外向き半径方向に動かされる。下側グラインドディスク（１０９）と上側グラインドディスク（１０２）との間の垂直距離は、外向き半径方向に減少するので、豆はバリバリと砕かれそして挽かれたコーヒーへと切断される。
【００４７】
説明されたように、グラインダー（２８）は、挽かれたコーヒーをコーヒー装置のコーヒー抽出デバイス（４６）（図３に概略的に示されている）へ供給する。コーヒー抽出デバイスは、挽かれたコーヒーからコーヒー飲料を抽出するための水の供給を受けるように配設される。コーヒー飲料は、コーヒー抽出装置のコーヒー飲料出口（３７）からコップまたは類似の家庭用容器の中へ注がれる。水供給器は、エスプレッソ・タイプのコーヒー飲料のために圧力下で水をコーヒー抽出デバイスへ供給するように配設されえ、またはコーヒー抽出デバイスによって形成された抽出システムへドリップフィードを供給しうる。
【００４８】
コーヒー飲料システムの操作の前に、ユーザーはコーヒー豆包装カートリッジ（３）をコーヒー抽出装置（４）へ接続しなければならない。図４〜９は、この目的のために使われるコーヒー飲料システムの接続手段の１例を示している。
【００４９】
ここで図４を参照すると、接続手段は、コーヒー抽出装置（４）の上側面（５２）に窪み部（５０）を備えている。窪み部（５０）は、コーヒー抽出装置（４）の上側面から突出している側壁（５４）によって囲まれている。ユーザーは、コーヒー豆包装カートリッジの下側で、図５Ａ、５Ｂ、６、６Ｂ、６Ｃ、７Ａ、７Ｂ、７Ｃ、８および９に示された対応している部分を、窪み部の中へ差し込まなければならない。後に記載されるはずの、コーヒー豆包装カートリッジのバイオネット要素は、窪み部（５０）の側壁（５４）内の対応している開口（５８）内に差し込まれなければならない。それからユーザーは、コーヒー豆包装カートリッジのさらなる回転を阻止するための阻止要素（５６）に達するまで５０度にわたってカートリッジを回転させなければならない。この位置で、第１チャンバー部分（２３）の出口開口部（２９）が、第２チャンバー部分（２５）のコーヒー入口（９）と合致する。カートリッジ（３）がコーヒー抽出装置から外されるとき、該装置の第２チャンバー部分（２５）は、装置閉板（５１）によって閉じられる（図４Ｂ）。カートリッジが窪み部（５０）の側壁（５４）内の開口部（５８）の中に置かれ続けられると、該装置閉板は、該装置閉板の鍵穴（５３）の中へ入れられる該カートリッジの頸部上の突起部（１６８６）（図６Ｃ）によって駆動され続けられる。ユーザーが、設置の間に、カートリッジを角度５０度を超えて回すと、該消耗品内の閉ディスクと該装置内の閉板とは同時に開かれる。
【００５０】
羽根車（１１）の１の適切な形状が、図５Ａおよび５Ｂにおいて幾らか詳細に示されている。周囲開口部と半径方向に延在している羽根（１３）との間にロックされたコーヒー豆によって羽根車（１１）が動けなくなるのを防ぐために、そのような羽根（１３）は好ましくは弾性材料から作られている。また、羽根車（１１）全体を、曲げられうる弾性材料から作ることも可能である。羽根車（１１）は、コーヒー調製装置の駆動シャフト端部（１５７３）によって係合可能である中空ハブ部分（１５７１）を有している。該駆動シャフト端部（１５７３）は、中空ハブ（１５７１）の内側の対応している突起物、すなわち鍵と係合するための多数の鍵（１５７５）（好ましくは、４，６または８個）を有している。該装置上に該カートリッジを設置すると、羽根車（１１）と駆動シャフト端部との係合を容易にするために、鍵の数は、駆動シャフト端部（１５７３）と中空ハブ（１５７１）との間で異なりうる。図５Ａに図示されるように、羽根（１３）は、羽根車（１１）の周囲端部へは延在しておらず、このことが、羽根（１３）と周囲開口部との間で豆が詰まるのを防止しうる。上に示したように、羽根はまた可撓性材料でありえ、そして羽根にもっと可撓性を与えるために、好都合には羽根はまた、隙間（１５７９）を残すことによって、羽根車の基底部（１５７７）へ接触していない。計量チャンバーを充填するためには、１５回程度の羽根車（１１）の回転で通常は十分であろう。しかし、たとえ悪条件の下でも充填を保証するためには、何らかの余分の回転、例えば合計で３０回または２５回程度の回転が許されることが好都合でありうる。配量容積部を充填するために、羽根車基底部（１５７７）（底部）と羽根（１３）との両方を備えている運搬羽根車（１１）は、１００から５００rpmの範囲の、好ましくは２５０と３００rpmの間の回転速度で回転させられる。羽根車基底部の回転と羽根の回転とによって作られた遠心力のおかげで、コーヒー豆は、計量チャンバーの入口開口部（２１）の方へ外向き方向に駆動される。配量容積部の充填が完了すると、装置は、羽根車（１１）の駆動からグラインダーの駆動に切り替えられるであろう。羽根車（１１）を固定して、計量チャンバーは、グラインダーに注がれ徐々に空になるであろう。羽根車（１１）が動かないので、また、エッジ（２２）を通る細流の故に、豆は容器（７）からこぼれない。
【００５１】
図６、６Ｂおよび６Ｃを参照すると、コーヒー豆包装カートリッジ（３）の１実施態様が、分解配置図および斜視図で示されている。本包装カートリッジは、コーヒー豆のための内部容積を画定している容器（７）を含んでいる。容器（７）は、好ましくはその内容物が見られうるように透明な材料で作られる。任意的に、容器（７）は、外側スリーブ（１６３２）によって部分的に被覆されてよく、該外側スリーブは内部のコーヒー豆の種類の記載を印刷されてもよく、また容器（７）の半透明な部分を見せるために穴を開けられてもよい。容器（７）はまた、その下方端部に、コーヒー抽出装置（３）の窪み部（５０）の側壁（５４）内の開口部（５６）と結合するためのバイオネット構造（１６８３、１６８５）を備えている。容器（７）の開底端部内に挿入されるのは、閉部材（１６３３）である。閉部材（１６３３）は、コーヒー豆を羽根車（１０）および基部フランジ（１６３６）の方へ案内するためのリブ付き漏斗（８）を有している。回転可能閉ディスク（１６３５）は、閉部材（１６３３）の基部フランジ（１６３６）に対して回転可能に接続される。閉部材（１６３３）および回転可能閉ディスク（１６３５）は一緒になって、カートリッジとコーヒー抽出装置との間のインタフェースを形成している。組立カートリッジは、容器（７）の周辺端に付着する封止膜（１６８１）によって周囲の空気から劣化に対して封止されうる。封止膜および障壁箔（１６８１）は、新たに焙煎された豆から放出されたガスによる過剰圧力を包装カートリッジの外部へ排気するために、従来の１方向圧力解放弁をやはり実装されうる。好ましくは、そのような排気弁は、膨張による容器の変形を防ぐために０．１〜０．５バールの間の圧力で開かなければならない。該カートリッジを抽出装置上に置く前に封止膜（１６８１）の除去を容易にするために、引っ張りタブ（１６８２）が備えられうる。
【００５２】
カートリッジの底部分を形成しているインタフェースが、図７Ａ、７Ｂおよび７Ｃに一層詳細に分離して示されている。さらに図７Ａの分解図に見られるように、漏斗（８）上のリブは、コーヒー豆が漏斗（８）の表面に付着するのを防ぐのに有用である。
【００５３】
漏斗（８）の、隣接するリブの間に適切な間隔をあけることによって、豆と漏斗表面の接触面積を最小にすることが可能である。当業者なら理解するであろうように、そのようなリブは、接触面積を低減するための様々な仕方の中の単なる１つであり、突出した膨らみも同様に効果的でありうる。また、漏斗に与えられた傾斜は色々でありえて、３０度を超えて９０度までの角度が効果的であることが分かっている。
【００５４】
回転可能な閉ディスク（１６３５）は、開口部（１６１２）を有し、該開口部は、適切な回転があると、閉部材（１６３３）の出口開口部（２９）とかちっと嵌められうる（図７Ｂ参照）。閉ディスク（１６３５）は、その上側面上に、第１戻り止め（１７０１）と第２戻り止め（１７０３）からの突起を有している（図７Ｃ参照）。この第１台部は、半円周状スロット（１７０５，１７０７）でそれぞれ縁取られている。加えて、該回転可能な閉ディスク（１６３５）の上側表面から突出しているのは、該出口開口部（２９）に相対的な回転運動を制限するための第１橋台部（１７０９）および第２橋台部（１７１１）である。閉部材（１６３３）の基部フランジ（１６３６）の底面上に備えられているのが、第１対の掛け金アーム（１７１３）および第２対の掛け金アーム（図示されない）である。第１対の可撓性掛け金アーム（１７１３）は、回転可能な閉ディスク（１６３５）の閉位置において第１戻り止め（１７０１）と協働するように配置されている。第２戻り止め（１７０３）および第２対の可撓性掛け金アームはまた、閉ディスク（１６３５）の閉位置において相互に協働し、そして任意的である。
【００５５】
図８を参照すると、どのように第１戻り止め（１７０１）が、該第１対の可撓性アームの収束可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）の背後に捉えられるのかが示されている。戻り止め（１７０１）の位置は、図８に示されているように、矢印方向（１７１７）における、閉部材（１６３３）に相対的な閉ディスク（１６３５）の回転から生じる。反対の矢印方向（１７１９）の回転は、第１戻り止め（１７０１）と係合している可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）によって効果的に防止される。したがって、カートリッジが図８の部分断面図において決定されるような閉位置にあるとき、豆をこぼすいかなる危険性もなく、装置からそれは取り除かれうる。またこの掛け金配列は、カートリッジが、閉ディスク（１６３５）の回転によって過って開けられないことを保証する。
【００５６】
図９に示されているように、コーヒー抽出装置の一部分であるロック解除要素（１７２１）は、カートリッジが該装置上に置かれるとき、矢印の方向（１７２３）に半円形状スロット（１７０５）と係合できる。ロック解除要素（１７２１）は、第１対の可撓性アーム（１７１３）の可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）を引き離すように強制するところのＶ字形上側輪郭を有している。そして、このことは、第１戻り止め（１７０１）が、広げられ離された可撓性アーム（１７１３Ａ、１７１３Ｂ）の間を通過するのを可能にすることによって、矢印方向（１７１９）の閉ディスク（１６３５）の回転を可能にするであろう。この回転運動は、抽出装置上のカウンターバイオネット構造（５６）を有する容器（７）上のバイオネット手段（１６８３、１６８５）と係合するために、装置に相対的にカートリッジを手動で回転することによって得られる。
【００５７】
第２の対の可撓性掛け金アームに関する第２戻り止め（１７０３）の操作は、同一であり、任意的に設けられるときは、コーヒー抽出装置に係合されないときに過って開くことに対する追加的な保護を与えるであろう。
【００５８】
図４を再度参照すると、窪み部（５２）は、その中心に回転可能な突出エッジ（５９）を備え、該回転可能な突出エッジ（５９）は、第１モータ（１７）によって駆動されるところの駆動シャフト（１８）の端部に置かれている。これらエッジ（５９）上に、カートリッジ（３）の底側の対応している開口部（１７１６）は、置かれなければならない。これら開口部（１７１６）は、羽根車（１１）の底側の一連の突起物（１２）（図５Ｂ参照）によって形成される。開口部（１７１６）は、もしカートリッジがコーヒー抽出装置に接続されるならば、エッジ（５９）を受け取る。それ故に、エッジ（５９）を回転させることによって、羽根車（１１）もまた回転させられる。
【００５９】
図１〜２に示されるように、窪み部（５２）の直立側壁（５４）は、ハウジング（５５）によって囲まれうる。
【００６０】
コーヒー抽出装置は、図３に概略的に示されているような制御デバイスユニット（４０）、好ましくは配量工程、挽く工程および抽出工程を制御するためのマイクロプロセッサを備えている。それに加えて、この制御器は、識別要素、例えば、コーヒー豆包装カートリッジ（３）のバーコードまたはＲＦＩＤラベルを検出するための検出手段として働くセンサーへ接続されうる。それによって、制御デバイスユニットは、コーヒー豆カートリッジ（３）の存在または取り外しを検出できるのみならず、その内容物についての情報及び／又はカートリッジ（３）を識別する識別子を受け取ることもできる。好ましくは、制御デバイスユニットは、センサーによって読まれる識別子に依拠して、配量すること、挽くことおよび抽出すること（水の供給を含めて）を制御する。それ故に、制御デバイスユニットは、カートリッジ（３）によって提供された特定のコーヒー豆産物に従い配量工程、挽く工程および抽出工程を調節することが可能になる。そのような情報は、カートリッジ上の該識別要素によって、該制御ユニットへ供給されうる。
【００６１】
代替的には、図４Ｃ、６Ｄおよび１０に示されるように、センサーは、コーヒー豆包装カートリッジのコーヒー抽出装置への取り付けおよび取り外しを単に検出するように配設されている。この目的のために使われるセンサーは、コーヒー抽出装置（４）の上側面から突出している側壁（５４）内の第１水平セグメント（６２）と第２水平セグメント（６４）の背後に隠されたマイクロスイッチ（６０）でありえる。これは、指あるいはそれ以外のものによってマイクロスイッチが起動されるのを防止するためである。カートリッジがその最終位置へ回転されることによって、コーヒー抽出装置へ接続されるときに、カートリッジ（３）の大きなバイオネット要素（１６８３）の下の突出部分（１６８７）（図４Ｃを参照）は、マイクロスイッチを起動する。突出部分（１６８７）は、複数の水平壁セグメント（６２、６４）の間の隙間に正確にフィットする。このことはカートリッジがコーヒー抽出装置へ正確に接続されたことを制御器へ伝える。カートリッジ（３）がコーヒー抽出装置（４）へ正確に接続されたことが検出されたときにのみ、制御器は、配量工程、挽く工程および抽出工程を起動しうる。
【００６２】
１実施態様に従うと、制御器はこれら工程を以下のように制御する。第１段階において、計量チャンバーはコーヒー豆で完全に満たされる。それに加えて、制御器は、第１モータ（１７）が搬送手段を駆動するように制御する。搬送手段は、コーヒー豆で計量チャンバーを満たすために要求されるよりも長く駆動される。この例においては、第１段階において、搬送手段は、計量チャンバーを完全にまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるより長く駆動される（本出願においては、少なくとも実質的にとは例えば９０％を超えることを意味する）。これは、可撓性羽根（１３）の使用の故に可能である。コーヒー飲料の１回分、例えば、８０〜１６０ｍｌのコーヒーを含んでいる１杯のコーヒーの調製のために好ましくは必要であるところのコーヒー豆の１配量に対応しているコーヒー豆部分を受けるために、計量チャンバーは配設される。満たされた計量チャンバーは、この例では１杯分のコーヒー豆を含んでいる。１杯分のコーヒー豆は、５〜１１グラム、好ましくは６〜８グラムのコーヒー豆を含んでいる。
【００６３】
次に、第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、制御器は、第２モーター（１０１）を起動することによってグラインダーを起動する。グラインダーは、計量チャンバーを空にするために、および第１段階の間に計量チャンバーに集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される。この例においては、第２段階においては、グラインダーは、計量チャンバーを完全に空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするために要求されるよりも永く起動される（本出願においては、少なくとも実質的に完全に空にするとは、例えば９０％を超えることを意味する）。
【００６４】
最後に、第２段階が完了した後に続く第３段階において、制御器は、挽かれたコーヒーと熱湯とを基にコーヒーを抽出するように抽出装置を制御する。
【００６５】
システムはさらに、コーヒー豆包装カートリッジの代わりに、コーヒー抽出装置へ接続されうる１以上の挿入要素を有しうる。第１タイプの挿入要素（１１００）が、図１１Ａに描かれている。それは、その外側表面にバイオネット要素（１６８３、１６８５）とマイクロスイッチを起動するための突出部分（１６８７）とを有するリング形状要素である。それは、コーヒー豆包装カートリッジと同じやり方で、すなわち、初期位置においてバイオネット要素を窪み部（５０）の側壁（５４）内の対応する開口部（５８）に置き、そしてそれから、最終位置に到達するまで挿入要素を５０度を超えて回すことによって、コーヒー抽出装置へ接続されうる。挿入要素がコーヒー抽出装置へ接続されるときに、突出部分（１６８７）による対応するマイクロスイッチの対応する起動は、デバイスがコーヒー抽出装置へ接続されていることを制御器へ信号で伝える。制御器は、マイクロスイッチの起動がカートリッジによってかまたは挿入要素によって引き起こされたのかを知らない。したがって、挿入要素（１１００）が、図１１Ｂに示されるように、最終位置においてコーヒー抽出装置へ接続されるときに、制御器は、あたかも抽出装置へ接続されたコーヒー豆包装カートリッジがあるかのように、配量工程、挽く工程および抽出工程を起動するであろう。したがって、第１タイプの挿入要素（１１００）は、コーヒー抽出装置を「ロック解除」するのに使用されうる。
【００６６】
１の代替的実施態様においては、挿入要素は、上述したようにリング形状要素で、漏斗を一体的に有しえて、該挿入要素が抽出装置へ接続されるときに、ユーザーがコーヒー豆または挽かれたコーヒーを手動で該漏斗内に供給することを許容する。
【００６７】
図１２Ａは、コーヒー抽出装置へ接続されうる第２タイプの挿入要素（１２００）を示している。それは、１杯分のコーヒー豆に対応する大きさを有する空洞（１２１０）を備えている。挿入要素は、図７Ａ〜Ｃ、８および９を参照して上に記載されたように、コーヒー豆包装カートリッジにおけるのと同じ仕方で配置された閉手段および閉ディスクを備えている。図１２Ｂに示されるように、挿入要素がバイオネット要素を有する窪み部内に、初期位置に置かれるときには、該空洞（１２１０）は、その底で閉じられている。この位置において、ユーザーは、空洞をコーヒー豆、好ましくは流れ易い故に丸く圧縮された豆またはコートされた圧縮された挽かれた豆で満たす。それから、挿入要素（１２００）は、ユーザーによって、図１２Ｃに示されるようにその最終位置まで回転され、それによって空洞のコーヒー豆出口を開け、かつそれをコーヒー抽出装置のコーヒー豆入口と一致させる。その結果、１杯分のコーヒー豆がコーヒー抽出装置内へ落ち、そして挽かれうる。
【００６８】
したがって、本発明の操作および構成はこれまでの記載から明らかであると信じられる。本発明はここで記載されたいかなる実施態様にも限定されず、且つ当業者の視野の範囲内において、添付された請求項の範囲内で考えられるべきであるところの変更は可能である。例えば、計量チャンバーの上部壁（３１）は、該計量チャンバーの入口開口部（２１）の最も高い部分よりもかなり上方に置かれうる。このことは、もし第１段階において搬送手段が該計量チャンバーを満たすために要求されるよりも永く起動されるならば、該計量チャンバーは、入口開口部の最も高い部分より上まで、いつも満たされるであろうことを意味する。
【００６９】
また、例えば、コーヒー豆を容器から計量チャンバーへ搬送するための搬送手段は、モータによって駆動されない受動的手段として、例えば、重力のみの影響の下で、コーヒー豆を出口開口部へ且つ計量チャンバーの中へ搬送するために下向きに延在している底壁によって、実装されうる。その場合に、計量チャンバーがコーヒー豆で満たされると計量チャンバーの入口開口部を閉じる特別の手段が必要であろう。
【００７０】
同様に運動学的な反転は、本質的に開示され且つ本発明の範囲内であると考えられる。「備えている」という用語は、本明細書および添付された請求項において使用されるとき、排他的または網羅的意味に解釈されるべきではなく、むしろ包含的な意味に解釈されるべきである。例えば「〜のための手段」という表現は、「〜のために構成された構成要素」または「〜するように構成された部材」として読まれるべきであり、そして開示された構成と同等なものを包含すると解釈されるべきである。「重要な(critical)」「好ましくは」「特に好ましくは」等の表現の使用は、発明を限定する意図ではない。具体的または明示的に記載されていないまたは特許請求されていない特徴も、その範囲から外れないで、本発明に従う構成に追加的に含まれうる。
【符号の説明】
【００７１】
１ コーヒー飲料システム
３ コーヒー豆包装カートリッジ
４ コーヒー抽出装置
６ 搬送手段（カートリッジの）
７ 容器（カートリッジの）
８ 漏斗
９ 入口開口部（コーヒー抽出装置の）
１０ 第１タイプのディスク要素（羽根車の）
１１ 第２タイプのディスク要素（羽根車の）
１２ カップ
１３ 可撓性羽根
１５ 計量チャンバー
１７ 第１モータ
１８ 駆動シャフト
１９ 第２軸（垂直軸）
２１ 入口開口部
２２ エッジ
２３ 第１チャンバー部分
２５ 第２チャンバー部分
２６ 底部（計量チャンバーの）
２７ 底部分（計量チャンバーの）
２８ グラインダー
２９ 出口開口部（カートリッジの）
３２ 直立側壁
３７ コーヒー飲料出口
４０ 制御デバイス
４６ コーヒー抽出デバイス
５０ 窪み部（コーヒー抽出装置の）
５２ 上側面（コーヒー抽出装置の）
５４ 側壁（窪み部の）
５５ ハウジング（コーヒー抽出装置の）
５９ 回転可能な突出エッジ
１０１ 第２モータ（グラインダー駆動モータ）
１０３ 第２チャンバー（計量チャンバーの）
１０４ 手動調節ロック
１０７ 回転駆動円錐
【特許請求の範囲】
【請求項１】
コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを含んでいるコーヒー飲料システムであって、該コーヒー豆包装カートリッジは該コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続されることができ、該コーヒー豆包装カートリッジは複数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設され、該コーヒー豆包装カートリッジは、
内部容積部とコーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器、ここで該内部容積部はコーヒー豆を保持する、
該内部容積部から該カートリッジの該出口開口部へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、
を含んでおり、
該コーヒー抽出装置は、該搬送手段によって該出口開口の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、該入口開口部を介して該コーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えており、該システムはさらに、該搬送手段によって計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための該計量チャンバーを有し、該計量チャンバーは、該グラインダーの１部分を形成するところの底部分を備え、前記底部分は、垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー抽出装置内に配設され、該システムは、該グラインダーが起動されると、該底部分は、コーヒー豆を該計量チャンバーから該グラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために該垂直軸の周りを回転するように配設されている、上記システム。
【請求項２】
該底部分は、該底部分が、第１垂直軸に直交し且つそれから離れる方向において下向きに延在するような、円錐形状を有している、請求項１に記載のシステム。
【請求項３】
該計量チャンバーは、該カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、該コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されており、該第２チャンバー部分は、該グラインダーの１部分を形成する底部分を備え、前記底部分は垂直方向に延在している第１軸の周りで回転するように該コーヒー抽出装置内に配設される、請求項１または２に記載のシステム。
【請求項４】
該第１チャンバー部分は該出口開口部を備え、且つ該第２チャンバー部分は該入口開口部を備え、好ましくは該第１チャンバー部分は該第２チャンバー部分の上方に置かれ、該出口開口部は該入口開口部の上方に延在している、請求項３に記載のシステム。
【請求項５】
コーヒー豆を受け取ったあと、該計量チャンバーはコーヒー豆の１部分を保持するであろうように、及び／又はコーヒー飲料の一回分、例えば、８０〜１６０ｍｌのコーヒーを含んでいる１杯のコーヒーの調製のために好ましくは必要であるところのコーヒー豆の１配量に対応するコーヒー豆の一部分を受け取るように、該計量チャンバーは配設されるように、該システムは配設されている、請求項１〜４のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６】
該搬送手段は、前記搬送手段を駆動すると、コーヒー豆を該計量チャンバーの方へ且つ中へ搬送するために、該計量チャンバーに相対的に動きうるところの部分を備えている、請求項１〜５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７】
該コーヒー抽出装置は、第１モータおよび垂直に延在している駆動シャフトを有し、該モータ手段によって該駆動シャフトを回転させると、前記駆動シャフトは、該カートリッジの該搬送手段を駆動し且つそれによって動かすために、該搬送手段と解放可能に接続されている、請求項６に記載のシステム。
【請求項８】
該可動部分は、該搬送手段を駆動すると第２垂直軸の周りを回転する、基底部及び／又は複数の羽根を備えている、請求項６または７に記載のシステム。
【請求項９】
該搬送手段は、下向きに延在している底壁、例えば重力の影響下でコーヒー豆を該計量チャンバーの方へ搬送するための該容器の漏斗を備えている、請求項１〜８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１０】
該搬送手段は、該容器の該漏斗と、該計量チャンバーに相対的に動きうる部分とを備えている、請求項６または９に記載のシステム。
【請求項１１】
該搬送手段は、重力のみの影響下でコーヒー豆を該計量チャンバーの方へ搬送するための、下向きに延在している底壁を備えている、請求項１〜５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１２】
該第１チャンバー部分は、該計量チャンバーの容積を上向きに垂直な方向で制限しているところの上部壁を有し、該第２チャンバー部分の底部分は、該計量チャンバーの容積を下向きに垂直な方向で制限している、請求項３に従属する、または請求項４〜１１のいずれか１項であって請求項３に従属するシステム。
【請求項１３】
該第１チャンバー部分と該第２チャンバー部分とは各々、該計量チャンバーの容積を制限している少なくとも１の直立側壁を有している、請求項３に従属する、または請求項４〜１１のいずれか１項であって請求項３に従属するシステム。
【請求項１４】
該第１チャンバー部分は、該搬送手段によってコーヒー豆を該計量チャンバー内に入れるための入口開口部を備えている直立側壁を有している、請求項３に従属する、または請求項４〜１１のいずれか１項であって請求項３に従属するシステム。
【請求項１５】
該搬送手段は、コーヒー豆を該計量チャンバー内に搬送するために、少なくとも水平方向にコーヒー豆を搬送するように配設されている、請求項１〜１４のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１６】
該搬送手段は、該計量チャンバーの入口開口部へ向かう少なくとも水平方向にコーヒー豆を搬送するように配設されている、請求項１４または１５に記載のシステム。
【請求項１７】
該搬送手段の該可動部分は、コーヒー豆を少なくとも水平方向に搬送するように配設されている、請求項１６または請求項６〜８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１８】
該コーヒー豆包装カートリッジは、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されていないときにはコーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えている、請求項１〜１７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１９】
該閉手段は、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されるときには該コーヒー豆出口を開けるように構成されている、請求項１８に記載のシステム。
【請求項２０】
該閉手段は、コーヒー豆出口と、開口部を有している回転可能閉ディスクとを備えている該容器の底面で、閉部材を備えている、請求項１８または１９に記載のシステム。
【請求項２１】
該コーヒー豆包装カートリッジをコーヒー抽出装置へ接続するために、該回転可能閉ディスクの開口部は、該コーヒー豆出口と一致させられた位置に移動される、請求項１９または２０に記載のシステム。
【請求項２２】
該閉部材は１対の羽根付きアームを備え、且つ該閉ディスクは戻り止めを備え、該戻り止めは閉じられた位置において該羽根付きアームの裏側で捕らえられる、請求項２１に記載のシステム。
【請求項２３】
該出口開口部は、該カートリッジを起動する前には内部空間を封止する取り外し可能な封止要素を伴い、好ましくは、前記封止要素は、カートリッジから気体が漏洩するのを防止する、請求項１〜２２のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項２４】
さらに、該封止要素を壊し且つ移動させるための手段を含んでいる、請求項２３に記載のシステム。
【請求項２５】
該封止要素は封止膜である、請求項２３または２４に記載のシステム。
【請求項２６】
壊し且つ移動させるための該手段は、引っ張りタブである、請求項２４に記載のシステム。
【請求項２７】
該グラインダーは該計量チャンバーに相対的に中央に配置され、及び／又は該グラインダーは、請求項３の該第２チャンバーに相対的に中央に配置される、請求項1〜２６のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項２８】
円錐形状を有する該底部分は該第１垂直軸の方向に横たわり、該グラインダーを駆動すると、該円錐部分は該第１垂直軸の周りを回転する、請求項２に記載のシステム。
【請求項２９】
該グラインダーは、底部分と、該底部分の周りに延在している下側グラインドディスクと、該下側グラインドディスクの上方に延在している上側グラインドディスクとを備えている、請求項２８に記載のシステム。
【請求項３０】
該グラインダーは第２モータによって回転的に駆動され、円錐形状を有する底部分および該下側グラインドディスクの回転を引き起こす、請求項２９に記載のシステム。
【請求項３１】
該底部分および該下側グラインドディスクを駆動すると、コーヒー豆は、該下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間で外向きに延在する半径方向に動かされ、そして、下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間の垂直間隔が外向きに延在する半径方向において減少している故に、コーヒー豆はバリバリと砕かれて、挽かれたコーヒーにまで切断される、請求項３０に記載のシステム。
【請求項３２】
該グラインダーは、汚染のないグラインダーであり、挽かれたコーヒーが出て挽かれたコーヒー傾斜台へ入る出口位置を備え、該傾斜台は、下向きで該コーヒー抽出装置の該抽出デバイスの中へと下向きの漏斗である、請求項１〜３１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項３３】
該コーヒー抽出装置は、該コーヒー豆包装カートリッジへ取り外し可能に接続をするための接続手段を備え、該接続手段は該コーヒー抽出装置の上側面で窪み部を備え、該窪み部は、側壁で囲まれ、且つ該コーヒー豆包装カートリッジの下側から突出している対応する部分を受け取るように構成されている、請求項１〜３２のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項３４】
該側壁は、該コーヒー抽出装置の上側面から突出している、請求項３３に記載のシステム。
【請求項３５】
該側壁は、該コーヒー豆包装カートリッジのバイオネット要素を受け取るための開口部を備えている、請求項３３または３４に記載のシステム。
【請求項３６】
該コーヒー豆包装カートリッジは、該バイオネット要素を備えている、請求項３５に記載のシステム。
【請求項３７】
該コーヒー豆包装カートリッジは、該コーヒー抽出装置へ接続されるために、該バイオネット要素が該開口部に挿入されそれから回転されるように該窪み部の中へ挿入されるものであり、該側壁は、該カートリッジがその最終位置に到達したときに、該コーヒー豆包装カートリッジのさらなる回転を阻止するための阻止要素を備えている、請求項３５または３６に記載のシステム。
【請求項３８】
該コーヒー豆包装カートリッジは、最終位置に達するために、約５０度回転されるものである、請求項３７に記載のシステム。
【請求項３９】
該窪み部は、その中心で回転可能な突出エッジを備え、それは該駆動シャフトで固定される、ここで、該カートリッジの該搬送手段は、該駆動シャフトが回転すると、該回転する突出エッジは該搬送手段を駆動するように、該突出エッジを受け取るための複数の窪み部を有している、請求項３３〜３８および請求項７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４０】
該コーヒー抽出装置は、該突出している側壁を囲んでいるハウジングを備えている、請求項３４に従属する、および請求項３５〜３９のいずれか１項であって請求項３４に従属するシステム。
【請求項４１】
該第１垂直軸は、該計量チャンバーの該底部分の中心を貫き、且つ該底部分は、該垂直軸の全周で、該垂直軸に直交し且つ離れる方向に下向きに延在している及び／又は該第１垂直軸は、該第２チャンバー部分の該底部分の中心を貫き、且つ該底部分は、該垂直軸の全周で該垂直軸に直交し且つ離れる方向に下向きに延在している、請求項２に従属する、および請求項３〜４０のいずれか１項であって請求項２に従属するシステム。
【請求項４２】
該コーヒー抽出装置は、制御デバイスを有している、請求項１〜４１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４３】
該制御デバイスは、該第１モータ及び／又は該グラインダーを制御するように配設されている、請求項７および４２に記載のシステム。
【請求項４４】
該制御デバイスは、使用中に第１段階において、該搬送手段がコーヒー豆で該計量チャンバーを満たすために駆動されるように、且つ第１段階の完了のあとに続く第２段階において、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にするため且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために起動されるよう配設されている、請求項４３に記載のシステム。
【請求項４５】
該制御手段は、使用中に該第１段階において、該搬送手段がコーヒー豆で該計量チャンバーを満たすために要求されるよりも永く駆動されるように配設され、及び／又は、第２段階において、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ第１段階の間に該計量チャンバーに集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されるように配設されている、請求項４４に記載のシステム。
【請求項４６】
該第１段階において、該搬送手段が、コーヒー豆で該計量チャンバーを満たすためにまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるよりも永く駆動される、請求項４５に記載のシステム。
【請求項４７】
該計量チャンバーの該容積部は、該第１段階においてもしコーヒー豆で満たされると、豆の量は、１杯のコーヒーを調製するためのコーヒー豆の１配量に対応している、請求項４５または４６のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４８】
該制御デバイスは該抽出装置を制御するように配設されており、該制御デバイスは、使用中に第２段階が完了した後に続く第３段階において、該抽出装置が挽かれたコーヒーと該コーヒー抽出装置の加熱デバイスによって加熱された熱湯とを基にコーヒーを抽出するように、該コーヒー抽出装置は配設されている、請求項４４、４５、４６または４７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４９】
該システムはさらに、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されるかどうかを検出するように配設されたセンサーを備えている、請求項１〜４８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５０】
該センサーは、該検出の結果を該制御デバイスへ信号で知らせるように構成されている、請求項４２および４９に記載のシステム。
【請求項５１】
該センサーはスイッチである、請求項４９または５０に記載のシステム。
【請求項５２】
該スイッチは、マイクロスイッチである、請求項４９または５０に記載のシステム。
【請求項５３】
該コーヒー豆包装カートリッジは、それが該コーヒー抽出装置へ接続されるときに、該スイッチを起動するための突出部分を備えている、請求項５１または５２に記載のシステム。
【請求項５４】
該突出部分は、該バイオネット要素の１つの下方または上方に配置されている、請求項３６または５３に記載のシステム。
【請求項５５】
該突出部分は、該コーヒー豆包装カートリッジがその最終位置へ到達するときに、該スイッチを起動する、請求項５３または５４および３７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５６】
該スイッチは、該コーヒー抽出装置の上側面で該窪み部を囲んでいる側壁内の開口部内に配置されており、該突出部分は、該開口部を通して該スイッチを起動する、請求項５３〜５５および３５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５７】
該スイッチは、側壁内の水平壁セグメントの背後に隠され、該開口部は複数の該水平壁セグメントの間のスリットであり、該突出部分は該スリットに適合している、請求項５６に記載のシステム。
【請求項５８】
該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されたことが検出された場合にのみ、該第１モータおよび該グラインダーが起動されうるようにこれらを制御するように、該制御器は配設されている、請求項４９〜５７および請求項４３のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５９】
該システムは、該コーヒー豆包装カートリッジの代わりに、該コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続可能であるところの挿入要素を備えている、請求項１〜５８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６０】
該挿入要素は、該コーヒー豆包装カートリッジと同じまたは類似の仕方において、該コーヒー抽出装置へ接続可能である、請求項５９に記載のシステム。
【請求項６１】
該挿入要素はバイオネット要素を備えている、請求項３５または６０に記載のシステム。
【請求項６２】
該挿入要素は、それが該コーヒー抽出装置へ接続されるときに該スイッチを起動するための突出部分を備えている、請求項５１または５２に従属する請求項５９〜６１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６３】
該突出部分は、バイオネット要素の下または上に位置される、請求項６１および６２に記載され請求項５１または５２に従属するシステム。
【請求項６４】
該突出部分は、該突出部分がその最終位置に到達したときに、該スイッチを起動する、請求項６２または６３および請求項３７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６５】
該挿入要素は、内部容積部およびコーヒー豆出口を画定している少なくとも１つの出口開口部を有している空洞を備え、該内部容積部は、コーヒー豆を受け取るように配設され、該挿入要素はさらに、該挿入要素が該コーヒー抽出装置へ接続されていないか、または最終位置において該コーヒー抽出装置へ接続されていないときに、該コーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えている、請求項５９〜６４のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６６】
該閉手段は、該挿入要素が最終位置において該コーヒー抽出装置へ接続されるときに、該コーヒー豆出口を開けるように構成されている、請求項６５に記載のシステム。
【請求項６７】
該閉手段は、該コーヒー豆出口を備えている該空洞の底側面で閉部材を備え、該閉手段はさらに、開口部を有している回転可能閉ディスクを備えている、請求項６５または６６に記載のシステム。
【請求項６８】
該挿入要素が最終位置において該コーヒー抽出装置へ接続されるときに、該回転可能閉ディスクの開口は、該コーヒー豆出口と一致された位置にある、請求項６７に記載のシステム。
【請求項６９】
該システムは、グラインダーが起動されると、１杯分のコーヒー豆を該計量チャンバーから該グラインダーへ搬送するために、およびコーヒー豆を挽くために、該底部分は該第１垂直軸の周りを回転するように配設されている、請求項１〜６８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７０】
１杯分のコーヒー豆は、５〜１１ｇ、好ましくは６〜８ｇのコーヒー豆を包含する、請求項６９に記載のシステム。
【請求項７１】
第２チャンバー部分は、該計量チャンバーの容積の約（１００−Ｘ）％を備え、且つ第１チャンバー部分は、該計量チャンバーの容積の約Ｘ％を備え、Ｘは２〜５０の範囲内、好ましくは５〜４０の範囲内、さらに好ましくは１５〜３０の範囲内である、請求項３または請求項３に従属する請求項４〜７０のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７２】
該システムは、使用中、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にするために且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために起動されるように配設されている、請求項１〜７１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７３】
該システムは、使用中、該グラインドデバイスが、該計量チャンバーを空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されるように配設されている、請求項７２に記載のシステム。
【請求項７４】
該計量チャンバーを空にし且つコーヒー豆を挽く前に、第１段階において、該搬送手段は、該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすように駆動される、請求項７２または７３に記載のシステム。
【請求項７５】
該搬送手段は、コーヒー豆で該計量チャンバーを完全に満たすまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるより永く駆動される、請求項７４に記載のシステム。
【請求項７６】
該コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー豆で満たされている、請求項１〜７５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７７】
該容器は、１杯分のコーヒー豆で満たされている、請求項７６に記載のシステム。
【請求項７８】
該コーヒー豆包装カートリッジは、多数杯分のコーヒー豆で満たされている、請求項７６に記載のシステム。
【請求項７９】
該コーヒー抽出装置は、該コーヒー抽出装置の入口開口部を開き及び／又は閉じるように構成されているところの閉手段を備え、前記閉手段は、好ましくは、該コーヒー抽出装置により及び／又は該包装カートリッジを該コーヒー抽出装置へ（から）接続する（取り外す）ことによって、制御されるように構成されている、請求項１〜７８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項８０】
該計量チャンバーの少なくとも下側部分は、配量デバイスの部分である、請求項１〜７９のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項８１】
コーヒー抽出装置であって、コーヒー豆を受け取るための入口開口部と、該入口開口部を介して該コーヒー装置へ入れられたコーヒー豆を挽くためのグラインダーと、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーに基づいてコーヒーを抽出するための抽出デバイスとを備え、ここで、該コーヒー飲料装置はさらに、該入口開口部を介してコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーの少なくとも下側部分を有し、該計量チャンバーは、該グラインダーの１部分を形成するところの底部分を備え、前記底部分は、垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー抽出装置内に配設され、該グラインダーが起動されると、該底部分は、コーヒー豆を該計量チャンバーから該グラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために該垂直軸の周りを回転するように、該コーヒー抽出装置は配設されている、好ましくは、請求項１〜８０のいずれか１項に記載のコーヒー飲料システムにおいて使用されるコーヒー飲料装置。
【請求項８２】
該底部分は、該底部分が該第１垂直軸に垂直で且つ離れる方向において下向きに延在しているような円錐形状を有している、請求項８１に記載の装置。
【請求項８３】
該計量チャンバーは、該入口開口部を備え、及び／又は該装置は該計量チャンバーの該下側部分のみを備えている、ここで、該カートリッジは、該計量チャンバーの上側部分を備え、前記下側部分および前記上側部分は、該計量チャンバーを形成し、およびここで、第１チャンバー部分はコーヒー豆のための入口開口部を備えている、請求項８１または８２に記載の装置。
【請求項８４】
該装置は、コーヒー豆を受け取ったあと該計量チャンバーは、コーヒー豆の一部分を保持するように配設され、及び／又は該計量チャンバーは、好ましくはコーヒー飲料の１回分、例えば、８０〜１６０ｍｌのコーヒーを含む１カップのコーヒーを調製するのに必要であるところの、コーヒー豆の１配量に対応しているコーヒー豆の一部分を受け取るように配設されている、請求項８１〜８３のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８５】
該コーヒー抽出装置は、第１モータおよび垂直に延在している駆動シャフトを有している、請求項８１〜８４のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８６】
該計量チャンバーの該底部分は、該計量チャンバーの容積部を下向きに垂直な方向で制限する、請求項８１〜８５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８７】
該計量チャンバーは、該計量チャンバーの該容積部を制限している少なくとも１つの直立している側壁を有している、請求項８１〜８６のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８８】
該コーヒー抽出装置は、該コーヒー抽出装置の該入口開口部を開くように及び／又は閉じるように構成されている閉手段を備えている。請求項８１〜８７のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８９】
該閉手段は、開口部を有している回転可能閉ディスクを備えている、請求項８８に記載の装置。
【請求項９０】
該グラインダーは、該計量チャンバーに関して中央に配置されている、請求項８１〜８９のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９１】
円錐形状を有する該底部分は、第１垂直軸の方向に横たわっている、ここで、該円錐部分は、該グラインダーが駆動されると、該第１垂直軸の周りを回転する、請求項８２、または請求項８１に従属する請求項８３〜９０のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９２】
該グラインダーは、該底部分と、該底部分の周りに延在している下側グラインドディスクと、および該下側グラインドディスクの上方に延在している上側グラインドディスクとを備えている、請求項９１に記載の装置。
【請求項９３】
該グラインダーは、第２モータによって回転的に駆動され、円錐形状を有する底部分および該下側グラインドディスクの回転を引き起こす、請求項９２に記載の装置。
【請求項９４】
該底部分および該下側グラインドディスクを駆動すると、コーヒー豆は、該下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間で外向きに延在する半径方向に動かされ、そして、下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間の垂直間隔が外向きに延在している半径方向において減少している故に、コーヒー豆は、バリバリと砕かれそして挽かれたコーヒーにまで切断される、請求項９３に記載の装置。
【請求項９５】
該グラインダーは、汚染のないグラインダーであり、挽かれたコーヒーが出て挽かれたコーヒー傾斜台へ入る出口位置を備え、該傾斜台は、該コーヒー抽出装置の該抽出デバイスの中へと下向きの方向を示している漏斗である、請求項８１〜９４のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９６】
該コーヒー抽出装置は接続手段を備え、該接続手段は該コーヒー抽出装置の上側面で窪み部を備え、該窪み部は側壁で囲まれている、請求項８１〜９５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９７】
該側壁は、該コーヒー抽出装置の上側面から突出している、請求項９６に記載の装置。
【請求項９８】
該側壁は、バイオネット要素を受け取るための開口部を備えている、請求項９６または９７に記載の装置。
【請求項９９】
該窪み部は、その中心で回転可能な突出エッジを備え、それは駆動シャフトに固定されている、請求項９６、９７または９８に記載の装置。
【請求項１００】
該コーヒー抽出装置は、突出している側壁を囲むハウジングを備えている、請求項９６〜９９のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０１】
該第１垂直軸は、該計量チャンバーの該底部分の中心を貫き、且つ該底部分は、該垂直軸の全周に該垂直軸に直交し且つ離れる方向に下向きに延在している、請求項８１〜１００のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０２】
該コーヒー抽出装置は制御デバイスを有している、請求項８１〜１０１のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０３】
該制御デバイスは、該第１モータ及び／又は該グラインダーを制御するように配設されている、請求項８５または１０２に記載の装置。
【請求項１０４】
使用中に第１段階において該計量チャンバーがコーヒー豆で満たされるように、および該第１段階の完了の後に続く第２段階において、該グラインドデバイスが、該計量チャンバーを空にするために且つ該第１段階の間に該計量チャンバーに集められたコーヒー豆を挽くために起動されるように、該制御デバイスは配設されている、請求項１０３に記載の装置。
【請求項１０５】
該制御手段は、使用中に第２段階において、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ第１段階の間に該計量チャンバーに集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されるように配設されている、請求項１０４に記載の装置。
【請求項１０６】
該計量チャンバーの容積は、もしそれが該第１段階においてコーヒー豆で満たされるならば、該豆の量が、１杯のコーヒーを調製するためのコーヒー豆の１配量に対応するようである、請求項１０４または１０５に記載の装置。
【請求項１０７】
該コーヒー抽出装置は、該制御デバイスが該抽出装置を制御するように配設され、該制御デバイスは、使用中、該第２段階が完了した後に続く該第３段階において、該抽出装置が、挽かれたコーヒーと該コーヒー抽出装置の加熱デバイスによって加熱された熱湯とに基づいてコーヒーを抽出するように配設されている、請求項１０３、１０４または１０５に記載の装置。
【請求項１０８】
該コーヒー抽出装置はさらに、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置に接続されたかどうかを検出するために配設されたセンサーを備えている、請求項８１〜１０７のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０９】
該センサーは、該検出結果を該制御デバイスへ信号で知らせるように構成されている、請求項１０２または１０８に記載の装置。
【請求項１１０】
該センサーはスイッチである、請求項１０８または１０９に記載の装置。
【請求項１１１】
該スイッチはマイクロスイッチである、請求項１０９または１１０に記載の装置。
【請求項１１２】
該スイッチは、該コーヒー抽出装置の上側面の窪み部を囲む側壁内の開口部に置かれている、請求項１０９〜１１１および請求項９６のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１３】
該スイッチは、側壁内の水平壁セグメントの背後に隠され、かつ該開口部は複数の該水平壁セグメントの間のスリットである、請求項１１２に記載の装置。
【請求項１１４】
該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されることが検出された場合にのみ該第１モータと該グラインダーとが起動されうるように、それらを制御するように、該制御デバイスは配設されている、請求項１０２〜１１３および請求項８５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１５】
該グラインダーが起動されると、該底部分は、コーヒー豆の１配量を該計量チャンバーから該グラインダーへ搬送するためにそしてコーヒー豆を挽くために第１垂直軸の周りを回転するように、該装置は配設されている、請求項８１〜１１４のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１６】
該計量チャンバーを空にするために、且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために、使用中に該グラインドデバイスが起動されうるように、該装置は配設されている、請求項８１〜１１５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１７】
該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために、および該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く、使用中に該グラインドデバイスが起動されうるように、該装置は配設されている、請求項１１５に記載の装置。
【請求項１１８】
該計量チャンバーを空にしコーヒー豆を挽く前に、第１段階において、該計量チャンバーはコーヒー豆で満たされている、請求項１１６または１１７に記載の装置。
【請求項１１９】
請求項５９〜６８のいずれか１項で定義されたような挿入要素を備えている、請求項８１〜１１８のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１２０】
請求項８１〜１１９のいずれか１項に記載のコーヒー抽出装置、および請求項５９〜６８のいずれか１項に記載のシステムの挿入要素を備えている
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のコーヒー飲料システム。
【請求項１２１】
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のコーヒー抽出装置において使用に適したコーヒー豆包装カートリッジ。
【請求項１２２】
以下の段階：空にし且つ挽く段階において、該計量チャンバーを空にするように且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くように、該グラインダーデバイスは起動される、
を包含している、請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムによって飲料を調製する方法。
【請求項１２３】
該グラインドデバイスは、該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される、請求項１２２に記載の方法。
【請求項１２４】
空にする、および該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽く前に、該計量チャンバーはコーヒー豆で満たされる、請求項１２２または１２３に記載の方法。
【請求項１２５】
該計量チャンバーは、コーヒー豆で完全に満たされる、または少なくとも実質的に完全にコーヒー豆で満たされる、請求項１２４に記載の方法。
【請求項１２６】
請求項６に記載のシステムによって、該計量チャンバーをコーヒー豆で完全に満たすまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるよりも永く、該搬送手段は駆動される、請求項１２５に記載の方法。
【請求項１２７】
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムによる飲料を調製する方法であって、以下の段階：
第１段階においては、該搬送手段は、該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすために要求されるよりも永く駆動される、
第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、該グラインドデバイスは、該計量チャンバーを空にするために且つ該第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される、
を包含している、上記方法。
【請求項１２８】
以下の段階：第２段階が完了されたあとに続く第３段階において、該抽出装置が挽かれたコーヒーと加熱された熱湯とを基にコーヒーを抽出すること、
を包含している、請求項１２７に記載の方法。
【請求項１２９】
コーヒーを抽出する方法であって、コーヒー豆で満たされたカートリッジがコーヒー抽出装置へ結合され、該カートリッジと該抽出装置との間の結合によって計量チャンバーが形成される、続いて該計量チャンバーは、該カートリッジからのコーヒー豆で満たされ、該計量チャンバーは、続いてグラインダーの起動によって空にされる、ここで、該計量チャンバーのコーヒー豆は、該グラインダーの起動によって挽かれ、そして続いてコーヒーが、挽かれたコーヒー豆と熱湯とに基づいて該コーヒー抽出装置によって抽出される、上記方法。
【請求項１３０】
該グラインダーの回転部分によって少なくとも部分的に形成された底を有する計量チャンバーが使用される、ここで、該グラインダーを駆動するおかげで、該回転部分は垂直軸の周りを回転し、該部分の回転によって、該計量チャンバーは空にされ、そして該計量チャンバーの豆は該グラインダーによって挽かれる、請求項１２９に記載の方法。
【請求項１３１】
該計量チャンバーをコーヒー豆で満たす段階は、該計量チャンバーをコーヒー豆で完全にまたは実質的に完全に満たすために必要とされるよりも永く実行される、及び／又は該グラインダーは、該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするため、および満たす段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される。
【請求項１３２】
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムにより飲料を調製するための方法であって、以下の段階：第１段階においては、該計量チャンバーがコーヒー豆で満たされる、および
第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、該計量チャンバーを空にするために且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために、該グラインドデバイスが起動される、
を含む、上記方法。
【請求項１３３】
第１段階において、該計量チャンバーは、コーヒー豆で完全に満たされるまたはコーヒー豆で少なくとも実質的に完全に満たされる、請求項１３２に記載の方法。
【請求項１３４】
請求項６、または請求項６に従属する請求項７〜７９のいずれか１項に記載されたシステムによって、第１段階において、該搬送手段が、該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすために要求されるよりも永く駆動される、請求項１３２または１３３に記載の方法。
【請求項１３５】
第２段階においては、該グラインダーは、該計量チャンバーを完全に空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするために、且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全てまたは少なくとも実質的にすべて挽くために要求されるよりも永く駆動される、請求項１３２、１３３または１３４のいずれか１項に記載の方法。
【請求項１３６】
該方法は、以下の段階：第１段階においては、該搬送手段が該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすために要求されるよりも永く駆動される、および、
第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、該グラインドデバイスは、該計量チャンバーを空にするために、且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される、
を含む、請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムにより飲料を調製する方法。
【請求項１３７】
該方法はさらに、以下の段階：第２段階の完了された後に続く第３段階においては、該抽出装置は、挽かれたコーヒーと熱湯とに基づいてコーヒーを抽出する、
を含む、請求項１３２〜１３６のいずれか１項に記載の方法。
【請求項１３８】
コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを備えているコーヒー飲料システムであって、該コーヒー豆包装カートリッジは該コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続される、該コーヒー豆包装カートリッジは複数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設され、該コーヒー豆包装カートリッジは、
内部容積部と、コーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器、ここで該内部容積部はコーヒー豆を保持する、
該内部容積部から該第１カートリッジの該出口開口へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、
を含んでおり、
ここで、該コーヒー抽出装置は、該搬送手段によって該第１カートリッジの該出口開口の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、該入口開口部を介して該コーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えており、該システムはさらに、該搬送手段によって該計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有し、該計量チャンバーは、該カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、該コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されており、該第２チャンバー部分は、該グラインダーの１部分を形成する底部分を備え、前記底部分は垂直方向に延在している第１軸の周りで回転するために該コーヒー抽出装置内に配設される、ここで、該グラインダーを起動すると、該計量チャンバーから該グラインダーの中へコーヒー豆を搬送するためにおよびコーヒー豆を挽くために、該底部分が該垂直軸の周りを回転するように、該システムは配設されている、上記システム。
【請求項１３９】
請求項１３８かつ請求項２〜８０に従う記載のシステム。
【請求項１】
コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを含んでいるコーヒー飲料システムであって、該コーヒー豆包装カートリッジは該コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続されることができ、該コーヒー豆包装カートリッジは複数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設され、該コーヒー豆包装カートリッジは、
内部容積部とコーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器、ここで該内部容積部はコーヒー豆を保持する、
該内部容積部から該カートリッジの該出口開口部へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、
を含んでおり、
該コーヒー抽出装置は、該搬送手段によって該出口開口の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、該入口開口部を介して該コーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えており、該システムはさらに、該搬送手段によって計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための該計量チャンバーを有し、該計量チャンバーは、該グラインダーの１部分を形成するところの底部分を備え、前記底部分は、垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー抽出装置内に配設され、該システムは、該グラインダーが起動されると、該底部分は、コーヒー豆を該計量チャンバーから該グラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために該垂直軸の周りを回転するように配設されている、上記システム。
【請求項２】
該底部分は、該底部分が、第１垂直軸に直交し且つそれから離れる方向において下向きに延在するような、円錐形状を有している、請求項１に記載のシステム。
【請求項３】
該計量チャンバーは、該カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、該コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されており、該第２チャンバー部分は、該グラインダーの１部分を形成する底部分を備え、前記底部分は垂直方向に延在している第１軸の周りで回転するように該コーヒー抽出装置内に配設される、請求項１または２に記載のシステム。
【請求項４】
該第１チャンバー部分は該出口開口部を備え、且つ該第２チャンバー部分は該入口開口部を備え、好ましくは該第１チャンバー部分は該第２チャンバー部分の上方に置かれ、該出口開口部は該入口開口部の上方に延在している、請求項３に記載のシステム。
【請求項５】
コーヒー豆を受け取ったあと、該計量チャンバーはコーヒー豆の１部分を保持するであろうように、及び／又はコーヒー飲料の一回分、例えば、８０〜１６０ｍｌのコーヒーを含んでいる１杯のコーヒーの調製のために好ましくは必要であるところのコーヒー豆の１配量に対応するコーヒー豆の一部分を受け取るように、該計量チャンバーは配設されるように、該システムは配設されている、請求項１〜４のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６】
該搬送手段は、前記搬送手段を駆動すると、コーヒー豆を該計量チャンバーの方へ且つ中へ搬送するために、該計量チャンバーに相対的に動きうるところの部分を備えている、請求項１〜５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７】
該コーヒー抽出装置は、第１モータおよび垂直に延在している駆動シャフトを有し、該モータ手段によって該駆動シャフトを回転させると、前記駆動シャフトは、該カートリッジの該搬送手段を駆動し且つそれによって動かすために、該搬送手段と解放可能に接続されている、請求項６に記載のシステム。
【請求項８】
該可動部分は、該搬送手段を駆動すると第２垂直軸の周りを回転する、基底部及び／又は複数の羽根を備えている、請求項６または７に記載のシステム。
【請求項９】
該搬送手段は、下向きに延在している底壁、例えば重力の影響下でコーヒー豆を該計量チャンバーの方へ搬送するための該容器の漏斗を備えている、請求項１〜８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１０】
該搬送手段は、該容器の該漏斗と、該計量チャンバーに相対的に動きうる部分とを備えている、請求項６または９に記載のシステム。
【請求項１１】
該搬送手段は、重力のみの影響下でコーヒー豆を該計量チャンバーの方へ搬送するための、下向きに延在している底壁を備えている、請求項１〜５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１２】
該第１チャンバー部分は、該計量チャンバーの容積を上向きに垂直な方向で制限しているところの上部壁を有し、該第２チャンバー部分の底部分は、該計量チャンバーの容積を下向きに垂直な方向で制限している、請求項３に従属する、または請求項４〜１１のいずれか１項であって請求項３に従属するシステム。
【請求項１３】
該第１チャンバー部分と該第２チャンバー部分とは各々、該計量チャンバーの容積を制限している少なくとも１の直立側壁を有している、請求項３に従属する、または請求項４〜１１のいずれか１項であって請求項３に従属するシステム。
【請求項１４】
該第１チャンバー部分は、該搬送手段によってコーヒー豆を該計量チャンバー内に入れるための入口開口部を備えている直立側壁を有している、請求項３に従属する、または請求項４〜１１のいずれか１項であって請求項３に従属するシステム。
【請求項１５】
該搬送手段は、コーヒー豆を該計量チャンバー内に搬送するために、少なくとも水平方向にコーヒー豆を搬送するように配設されている、請求項１〜１４のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１６】
該搬送手段は、該計量チャンバーの入口開口部へ向かう少なくとも水平方向にコーヒー豆を搬送するように配設されている、請求項１４または１５に記載のシステム。
【請求項１７】
該搬送手段の該可動部分は、コーヒー豆を少なくとも水平方向に搬送するように配設されている、請求項１６または請求項６〜８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１８】
該コーヒー豆包装カートリッジは、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されていないときにはコーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えている、請求項１〜１７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項１９】
該閉手段は、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されるときには該コーヒー豆出口を開けるように構成されている、請求項１８に記載のシステム。
【請求項２０】
該閉手段は、コーヒー豆出口と、開口部を有している回転可能閉ディスクとを備えている該容器の底面で、閉部材を備えている、請求項１８または１９に記載のシステム。
【請求項２１】
該コーヒー豆包装カートリッジをコーヒー抽出装置へ接続するために、該回転可能閉ディスクの開口部は、該コーヒー豆出口と一致させられた位置に移動される、請求項１９または２０に記載のシステム。
【請求項２２】
該閉部材は１対の羽根付きアームを備え、且つ該閉ディスクは戻り止めを備え、該戻り止めは閉じられた位置において該羽根付きアームの裏側で捕らえられる、請求項２１に記載のシステム。
【請求項２３】
該出口開口部は、該カートリッジを起動する前には内部空間を封止する取り外し可能な封止要素を伴い、好ましくは、前記封止要素は、カートリッジから気体が漏洩するのを防止する、請求項１〜２２のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項２４】
さらに、該封止要素を壊し且つ移動させるための手段を含んでいる、請求項２３に記載のシステム。
【請求項２５】
該封止要素は封止膜である、請求項２３または２４に記載のシステム。
【請求項２６】
壊し且つ移動させるための該手段は、引っ張りタブである、請求項２４に記載のシステム。
【請求項２７】
該グラインダーは該計量チャンバーに相対的に中央に配置され、及び／又は該グラインダーは、請求項３の該第２チャンバーに相対的に中央に配置される、請求項1〜２６のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項２８】
円錐形状を有する該底部分は該第１垂直軸の方向に横たわり、該グラインダーを駆動すると、該円錐部分は該第１垂直軸の周りを回転する、請求項２に記載のシステム。
【請求項２９】
該グラインダーは、底部分と、該底部分の周りに延在している下側グラインドディスクと、該下側グラインドディスクの上方に延在している上側グラインドディスクとを備えている、請求項２８に記載のシステム。
【請求項３０】
該グラインダーは第２モータによって回転的に駆動され、円錐形状を有する底部分および該下側グラインドディスクの回転を引き起こす、請求項２９に記載のシステム。
【請求項３１】
該底部分および該下側グラインドディスクを駆動すると、コーヒー豆は、該下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間で外向きに延在する半径方向に動かされ、そして、下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間の垂直間隔が外向きに延在する半径方向において減少している故に、コーヒー豆はバリバリと砕かれて、挽かれたコーヒーにまで切断される、請求項３０に記載のシステム。
【請求項３２】
該グラインダーは、汚染のないグラインダーであり、挽かれたコーヒーが出て挽かれたコーヒー傾斜台へ入る出口位置を備え、該傾斜台は、下向きで該コーヒー抽出装置の該抽出デバイスの中へと下向きの漏斗である、請求項１〜３１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項３３】
該コーヒー抽出装置は、該コーヒー豆包装カートリッジへ取り外し可能に接続をするための接続手段を備え、該接続手段は該コーヒー抽出装置の上側面で窪み部を備え、該窪み部は、側壁で囲まれ、且つ該コーヒー豆包装カートリッジの下側から突出している対応する部分を受け取るように構成されている、請求項１〜３２のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項３４】
該側壁は、該コーヒー抽出装置の上側面から突出している、請求項３３に記載のシステム。
【請求項３５】
該側壁は、該コーヒー豆包装カートリッジのバイオネット要素を受け取るための開口部を備えている、請求項３３または３４に記載のシステム。
【請求項３６】
該コーヒー豆包装カートリッジは、該バイオネット要素を備えている、請求項３５に記載のシステム。
【請求項３７】
該コーヒー豆包装カートリッジは、該コーヒー抽出装置へ接続されるために、該バイオネット要素が該開口部に挿入されそれから回転されるように該窪み部の中へ挿入されるものであり、該側壁は、該カートリッジがその最終位置に到達したときに、該コーヒー豆包装カートリッジのさらなる回転を阻止するための阻止要素を備えている、請求項３５または３６に記載のシステム。
【請求項３８】
該コーヒー豆包装カートリッジは、最終位置に達するために、約５０度回転されるものである、請求項３７に記載のシステム。
【請求項３９】
該窪み部は、その中心で回転可能な突出エッジを備え、それは該駆動シャフトで固定される、ここで、該カートリッジの該搬送手段は、該駆動シャフトが回転すると、該回転する突出エッジは該搬送手段を駆動するように、該突出エッジを受け取るための複数の窪み部を有している、請求項３３〜３８および請求項７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４０】
該コーヒー抽出装置は、該突出している側壁を囲んでいるハウジングを備えている、請求項３４に従属する、および請求項３５〜３９のいずれか１項であって請求項３４に従属するシステム。
【請求項４１】
該第１垂直軸は、該計量チャンバーの該底部分の中心を貫き、且つ該底部分は、該垂直軸の全周で、該垂直軸に直交し且つ離れる方向に下向きに延在している及び／又は該第１垂直軸は、該第２チャンバー部分の該底部分の中心を貫き、且つ該底部分は、該垂直軸の全周で該垂直軸に直交し且つ離れる方向に下向きに延在している、請求項２に従属する、および請求項３〜４０のいずれか１項であって請求項２に従属するシステム。
【請求項４２】
該コーヒー抽出装置は、制御デバイスを有している、請求項１〜４１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４３】
該制御デバイスは、該第１モータ及び／又は該グラインダーを制御するように配設されている、請求項７および４２に記載のシステム。
【請求項４４】
該制御デバイスは、使用中に第１段階において、該搬送手段がコーヒー豆で該計量チャンバーを満たすために駆動されるように、且つ第１段階の完了のあとに続く第２段階において、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にするため且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために起動されるよう配設されている、請求項４３に記載のシステム。
【請求項４５】
該制御手段は、使用中に該第１段階において、該搬送手段がコーヒー豆で該計量チャンバーを満たすために要求されるよりも永く駆動されるように配設され、及び／又は、第２段階において、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ第１段階の間に該計量チャンバーに集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されるように配設されている、請求項４４に記載のシステム。
【請求項４６】
該第１段階において、該搬送手段が、コーヒー豆で該計量チャンバーを満たすためにまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるよりも永く駆動される、請求項４５に記載のシステム。
【請求項４７】
該計量チャンバーの該容積部は、該第１段階においてもしコーヒー豆で満たされると、豆の量は、１杯のコーヒーを調製するためのコーヒー豆の１配量に対応している、請求項４５または４６のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４８】
該制御デバイスは該抽出装置を制御するように配設されており、該制御デバイスは、使用中に第２段階が完了した後に続く第３段階において、該抽出装置が挽かれたコーヒーと該コーヒー抽出装置の加熱デバイスによって加熱された熱湯とを基にコーヒーを抽出するように、該コーヒー抽出装置は配設されている、請求項４４、４５、４６または４７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項４９】
該システムはさらに、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されるかどうかを検出するように配設されたセンサーを備えている、請求項１〜４８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５０】
該センサーは、該検出の結果を該制御デバイスへ信号で知らせるように構成されている、請求項４２および４９に記載のシステム。
【請求項５１】
該センサーはスイッチである、請求項４９または５０に記載のシステム。
【請求項５２】
該スイッチは、マイクロスイッチである、請求項４９または５０に記載のシステム。
【請求項５３】
該コーヒー豆包装カートリッジは、それが該コーヒー抽出装置へ接続されるときに、該スイッチを起動するための突出部分を備えている、請求項５１または５２に記載のシステム。
【請求項５４】
該突出部分は、該バイオネット要素の１つの下方または上方に配置されている、請求項３６または５３に記載のシステム。
【請求項５５】
該突出部分は、該コーヒー豆包装カートリッジがその最終位置へ到達するときに、該スイッチを起動する、請求項５３または５４および３７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５６】
該スイッチは、該コーヒー抽出装置の上側面で該窪み部を囲んでいる側壁内の開口部内に配置されており、該突出部分は、該開口部を通して該スイッチを起動する、請求項５３〜５５および３５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５７】
該スイッチは、側壁内の水平壁セグメントの背後に隠され、該開口部は複数の該水平壁セグメントの間のスリットであり、該突出部分は該スリットに適合している、請求項５６に記載のシステム。
【請求項５８】
該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されたことが検出された場合にのみ、該第１モータおよび該グラインダーが起動されうるようにこれらを制御するように、該制御器は配設されている、請求項４９〜５７および請求項４３のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項５９】
該システムは、該コーヒー豆包装カートリッジの代わりに、該コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続可能であるところの挿入要素を備えている、請求項１〜５８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６０】
該挿入要素は、該コーヒー豆包装カートリッジと同じまたは類似の仕方において、該コーヒー抽出装置へ接続可能である、請求項５９に記載のシステム。
【請求項６１】
該挿入要素はバイオネット要素を備えている、請求項３５または６０に記載のシステム。
【請求項６２】
該挿入要素は、それが該コーヒー抽出装置へ接続されるときに該スイッチを起動するための突出部分を備えている、請求項５１または５２に従属する請求項５９〜６１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６３】
該突出部分は、バイオネット要素の下または上に位置される、請求項６１および６２に記載され請求項５１または５２に従属するシステム。
【請求項６４】
該突出部分は、該突出部分がその最終位置に到達したときに、該スイッチを起動する、請求項６２または６３および請求項３７のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６５】
該挿入要素は、内部容積部およびコーヒー豆出口を画定している少なくとも１つの出口開口部を有している空洞を備え、該内部容積部は、コーヒー豆を受け取るように配設され、該挿入要素はさらに、該挿入要素が該コーヒー抽出装置へ接続されていないか、または最終位置において該コーヒー抽出装置へ接続されていないときに、該コーヒー豆出口を閉じるための閉手段を備えている、請求項５９〜６４のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項６６】
該閉手段は、該挿入要素が最終位置において該コーヒー抽出装置へ接続されるときに、該コーヒー豆出口を開けるように構成されている、請求項６５に記載のシステム。
【請求項６７】
該閉手段は、該コーヒー豆出口を備えている該空洞の底側面で閉部材を備え、該閉手段はさらに、開口部を有している回転可能閉ディスクを備えている、請求項６５または６６に記載のシステム。
【請求項６８】
該挿入要素が最終位置において該コーヒー抽出装置へ接続されるときに、該回転可能閉ディスクの開口は、該コーヒー豆出口と一致された位置にある、請求項６７に記載のシステム。
【請求項６９】
該システムは、グラインダーが起動されると、１杯分のコーヒー豆を該計量チャンバーから該グラインダーへ搬送するために、およびコーヒー豆を挽くために、該底部分は該第１垂直軸の周りを回転するように配設されている、請求項１〜６８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７０】
１杯分のコーヒー豆は、５〜１１ｇ、好ましくは６〜８ｇのコーヒー豆を包含する、請求項６９に記載のシステム。
【請求項７１】
第２チャンバー部分は、該計量チャンバーの容積の約（１００−Ｘ）％を備え、且つ第１チャンバー部分は、該計量チャンバーの容積の約Ｘ％を備え、Ｘは２〜５０の範囲内、好ましくは５〜４０の範囲内、さらに好ましくは１５〜３０の範囲内である、請求項３または請求項３に従属する請求項４〜７０のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７２】
該システムは、使用中、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にするために且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために起動されるように配設されている、請求項１〜７１のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７３】
該システムは、使用中、該グラインドデバイスが、該計量チャンバーを空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されるように配設されている、請求項７２に記載のシステム。
【請求項７４】
該計量チャンバーを空にし且つコーヒー豆を挽く前に、第１段階において、該搬送手段は、該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすように駆動される、請求項７２または７３に記載のシステム。
【請求項７５】
該搬送手段は、コーヒー豆で該計量チャンバーを完全に満たすまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるより永く駆動される、請求項７４に記載のシステム。
【請求項７６】
該コーヒー豆包装カートリッジは、コーヒー豆で満たされている、請求項１〜７５のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項７７】
該容器は、１杯分のコーヒー豆で満たされている、請求項７６に記載のシステム。
【請求項７８】
該コーヒー豆包装カートリッジは、多数杯分のコーヒー豆で満たされている、請求項７６に記載のシステム。
【請求項７９】
該コーヒー抽出装置は、該コーヒー抽出装置の入口開口部を開き及び／又は閉じるように構成されているところの閉手段を備え、前記閉手段は、好ましくは、該コーヒー抽出装置により及び／又は該包装カートリッジを該コーヒー抽出装置へ（から）接続する（取り外す）ことによって、制御されるように構成されている、請求項１〜７８のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項８０】
該計量チャンバーの少なくとも下側部分は、配量デバイスの部分である、請求項１〜７９のいずれか１項に記載のシステム。
【請求項８１】
コーヒー抽出装置であって、コーヒー豆を受け取るための入口開口部と、該入口開口部を介して該コーヒー装置へ入れられたコーヒー豆を挽くためのグラインダーと、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーに基づいてコーヒーを抽出するための抽出デバイスとを備え、ここで、該コーヒー飲料装置はさらに、該入口開口部を介してコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーの少なくとも下側部分を有し、該計量チャンバーは、該グラインダーの１部分を形成するところの底部分を備え、前記底部分は、垂直方向に延在している第１軸の周りを回転するように該コーヒー抽出装置内に配設され、該グラインダーが起動されると、該底部分は、コーヒー豆を該計量チャンバーから該グラインダー内へ搬送するために且つコーヒー豆を挽くために該垂直軸の周りを回転するように、該コーヒー抽出装置は配設されている、好ましくは、請求項１〜８０のいずれか１項に記載のコーヒー飲料システムにおいて使用されるコーヒー飲料装置。
【請求項８２】
該底部分は、該底部分が該第１垂直軸に垂直で且つ離れる方向において下向きに延在しているような円錐形状を有している、請求項８１に記載の装置。
【請求項８３】
該計量チャンバーは、該入口開口部を備え、及び／又は該装置は該計量チャンバーの該下側部分のみを備えている、ここで、該カートリッジは、該計量チャンバーの上側部分を備え、前記下側部分および前記上側部分は、該計量チャンバーを形成し、およびここで、第１チャンバー部分はコーヒー豆のための入口開口部を備えている、請求項８１または８２に記載の装置。
【請求項８４】
該装置は、コーヒー豆を受け取ったあと該計量チャンバーは、コーヒー豆の一部分を保持するように配設され、及び／又は該計量チャンバーは、好ましくはコーヒー飲料の１回分、例えば、８０〜１６０ｍｌのコーヒーを含む１カップのコーヒーを調製するのに必要であるところの、コーヒー豆の１配量に対応しているコーヒー豆の一部分を受け取るように配設されている、請求項８１〜８３のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８５】
該コーヒー抽出装置は、第１モータおよび垂直に延在している駆動シャフトを有している、請求項８１〜８４のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８６】
該計量チャンバーの該底部分は、該計量チャンバーの容積部を下向きに垂直な方向で制限する、請求項８１〜８５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８７】
該計量チャンバーは、該計量チャンバーの該容積部を制限している少なくとも１つの直立している側壁を有している、請求項８１〜８６のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８８】
該コーヒー抽出装置は、該コーヒー抽出装置の該入口開口部を開くように及び／又は閉じるように構成されている閉手段を備えている。請求項８１〜８７のいずれか１項に記載の装置。
【請求項８９】
該閉手段は、開口部を有している回転可能閉ディスクを備えている、請求項８８に記載の装置。
【請求項９０】
該グラインダーは、該計量チャンバーに関して中央に配置されている、請求項８１〜８９のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９１】
円錐形状を有する該底部分は、第１垂直軸の方向に横たわっている、ここで、該円錐部分は、該グラインダーが駆動されると、該第１垂直軸の周りを回転する、請求項８２、または請求項８１に従属する請求項８３〜９０のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９２】
該グラインダーは、該底部分と、該底部分の周りに延在している下側グラインドディスクと、および該下側グラインドディスクの上方に延在している上側グラインドディスクとを備えている、請求項９１に記載の装置。
【請求項９３】
該グラインダーは、第２モータによって回転的に駆動され、円錐形状を有する底部分および該下側グラインドディスクの回転を引き起こす、請求項９２に記載の装置。
【請求項９４】
該底部分および該下側グラインドディスクを駆動すると、コーヒー豆は、該下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間で外向きに延在する半径方向に動かされ、そして、下側グラインドディスクと該上側グラインドディスクとの間の垂直間隔が外向きに延在している半径方向において減少している故に、コーヒー豆は、バリバリと砕かれそして挽かれたコーヒーにまで切断される、請求項９３に記載の装置。
【請求項９５】
該グラインダーは、汚染のないグラインダーであり、挽かれたコーヒーが出て挽かれたコーヒー傾斜台へ入る出口位置を備え、該傾斜台は、該コーヒー抽出装置の該抽出デバイスの中へと下向きの方向を示している漏斗である、請求項８１〜９４のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９６】
該コーヒー抽出装置は接続手段を備え、該接続手段は該コーヒー抽出装置の上側面で窪み部を備え、該窪み部は側壁で囲まれている、請求項８１〜９５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項９７】
該側壁は、該コーヒー抽出装置の上側面から突出している、請求項９６に記載の装置。
【請求項９８】
該側壁は、バイオネット要素を受け取るための開口部を備えている、請求項９６または９７に記載の装置。
【請求項９９】
該窪み部は、その中心で回転可能な突出エッジを備え、それは駆動シャフトに固定されている、請求項９６、９７または９８に記載の装置。
【請求項１００】
該コーヒー抽出装置は、突出している側壁を囲むハウジングを備えている、請求項９６〜９９のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０１】
該第１垂直軸は、該計量チャンバーの該底部分の中心を貫き、且つ該底部分は、該垂直軸の全周に該垂直軸に直交し且つ離れる方向に下向きに延在している、請求項８１〜１００のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０２】
該コーヒー抽出装置は制御デバイスを有している、請求項８１〜１０１のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０３】
該制御デバイスは、該第１モータ及び／又は該グラインダーを制御するように配設されている、請求項８５または１０２に記載の装置。
【請求項１０４】
使用中に第１段階において該計量チャンバーがコーヒー豆で満たされるように、および該第１段階の完了の後に続く第２段階において、該グラインドデバイスが、該計量チャンバーを空にするために且つ該第１段階の間に該計量チャンバーに集められたコーヒー豆を挽くために起動されるように、該制御デバイスは配設されている、請求項１０３に記載の装置。
【請求項１０５】
該制御手段は、使用中に第２段階において、該グラインドデバイスが該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ第１段階の間に該計量チャンバーに集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動されるように配設されている、請求項１０４に記載の装置。
【請求項１０６】
該計量チャンバーの容積は、もしそれが該第１段階においてコーヒー豆で満たされるならば、該豆の量が、１杯のコーヒーを調製するためのコーヒー豆の１配量に対応するようである、請求項１０４または１０５に記載の装置。
【請求項１０７】
該コーヒー抽出装置は、該制御デバイスが該抽出装置を制御するように配設され、該制御デバイスは、使用中、該第２段階が完了した後に続く該第３段階において、該抽出装置が、挽かれたコーヒーと該コーヒー抽出装置の加熱デバイスによって加熱された熱湯とに基づいてコーヒーを抽出するように配設されている、請求項１０３、１０４または１０５に記載の装置。
【請求項１０８】
該コーヒー抽出装置はさらに、該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置に接続されたかどうかを検出するために配設されたセンサーを備えている、請求項８１〜１０７のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１０９】
該センサーは、該検出結果を該制御デバイスへ信号で知らせるように構成されている、請求項１０２または１０８に記載の装置。
【請求項１１０】
該センサーはスイッチである、請求項１０８または１０９に記載の装置。
【請求項１１１】
該スイッチはマイクロスイッチである、請求項１０９または１１０に記載の装置。
【請求項１１２】
該スイッチは、該コーヒー抽出装置の上側面の窪み部を囲む側壁内の開口部に置かれている、請求項１０９〜１１１および請求項９６のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１３】
該スイッチは、側壁内の水平壁セグメントの背後に隠され、かつ該開口部は複数の該水平壁セグメントの間のスリットである、請求項１１２に記載の装置。
【請求項１１４】
該コーヒー豆包装カートリッジが該コーヒー抽出装置へ接続されることが検出された場合にのみ該第１モータと該グラインダーとが起動されうるように、それらを制御するように、該制御デバイスは配設されている、請求項１０２〜１１３および請求項８５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１５】
該グラインダーが起動されると、該底部分は、コーヒー豆の１配量を該計量チャンバーから該グラインダーへ搬送するためにそしてコーヒー豆を挽くために第１垂直軸の周りを回転するように、該装置は配設されている、請求項８１〜１１４のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１６】
該計量チャンバーを空にするために、且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために、使用中に該グラインドデバイスが起動されうるように、該装置は配設されている、請求項８１〜１１５のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１１７】
該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために、および該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く、使用中に該グラインドデバイスが起動されうるように、該装置は配設されている、請求項１１５に記載の装置。
【請求項１１８】
該計量チャンバーを空にしコーヒー豆を挽く前に、第１段階において、該計量チャンバーはコーヒー豆で満たされている、請求項１１６または１１７に記載の装置。
【請求項１１９】
請求項５９〜６８のいずれか１項で定義されたような挿入要素を備えている、請求項８１〜１１８のいずれか１項に記載の装置。
【請求項１２０】
請求項８１〜１１９のいずれか１項に記載のコーヒー抽出装置、および請求項５９〜６８のいずれか１項に記載のシステムの挿入要素を備えている
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のコーヒー飲料システム。
【請求項１２１】
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のコーヒー抽出装置において使用に適したコーヒー豆包装カートリッジ。
【請求項１２２】
以下の段階：空にし且つ挽く段階において、該計量チャンバーを空にするように且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くように、該グラインダーデバイスは起動される、
を包含している、請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムによって飲料を調製する方法。
【請求項１２３】
該グラインドデバイスは、該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするために且つ該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される、請求項１２２に記載の方法。
【請求項１２４】
空にする、および該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽く前に、該計量チャンバーはコーヒー豆で満たされる、請求項１２２または１２３に記載の方法。
【請求項１２５】
該計量チャンバーは、コーヒー豆で完全に満たされる、または少なくとも実質的に完全にコーヒー豆で満たされる、請求項１２４に記載の方法。
【請求項１２６】
請求項６に記載のシステムによって、該計量チャンバーをコーヒー豆で完全に満たすまたは少なくとも実質的に完全に満たすために要求されるよりも永く、該搬送手段は駆動される、請求項１２５に記載の方法。
【請求項１２７】
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムによる飲料を調製する方法であって、以下の段階：
第１段階においては、該搬送手段は、該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすために要求されるよりも永く駆動される、
第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、該グラインドデバイスは、該計量チャンバーを空にするために且つ該第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される、
を包含している、上記方法。
【請求項１２８】
以下の段階：第２段階が完了されたあとに続く第３段階において、該抽出装置が挽かれたコーヒーと加熱された熱湯とを基にコーヒーを抽出すること、
を包含している、請求項１２７に記載の方法。
【請求項１２９】
コーヒーを抽出する方法であって、コーヒー豆で満たされたカートリッジがコーヒー抽出装置へ結合され、該カートリッジと該抽出装置との間の結合によって計量チャンバーが形成される、続いて該計量チャンバーは、該カートリッジからのコーヒー豆で満たされ、該計量チャンバーは、続いてグラインダーの起動によって空にされる、ここで、該計量チャンバーのコーヒー豆は、該グラインダーの起動によって挽かれ、そして続いてコーヒーが、挽かれたコーヒー豆と熱湯とに基づいて該コーヒー抽出装置によって抽出される、上記方法。
【請求項１３０】
該グラインダーの回転部分によって少なくとも部分的に形成された底を有する計量チャンバーが使用される、ここで、該グラインダーを駆動するおかげで、該回転部分は垂直軸の周りを回転し、該部分の回転によって、該計量チャンバーは空にされ、そして該計量チャンバーの豆は該グラインダーによって挽かれる、請求項１２９に記載の方法。
【請求項１３１】
該計量チャンバーをコーヒー豆で満たす段階は、該計量チャンバーをコーヒー豆で完全にまたは実質的に完全に満たすために必要とされるよりも永く実行される、及び／又は該グラインダーは、該計量チャンバーを空にまたは少なくとも実質的に完全に空にするため、および満たす段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される。
【請求項１３２】
請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムにより飲料を調製するための方法であって、以下の段階：第１段階においては、該計量チャンバーがコーヒー豆で満たされる、および
第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、該計量チャンバーを空にするために且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を挽くために、該グラインドデバイスが起動される、
を含む、上記方法。
【請求項１３３】
第１段階において、該計量チャンバーは、コーヒー豆で完全に満たされるまたはコーヒー豆で少なくとも実質的に完全に満たされる、請求項１３２に記載の方法。
【請求項１３４】
請求項６、または請求項６に従属する請求項７〜７９のいずれか１項に記載されたシステムによって、第１段階において、該搬送手段が、該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすために要求されるよりも永く駆動される、請求項１３２または１３３に記載の方法。
【請求項１３５】
第２段階においては、該グラインダーは、該計量チャンバーを完全に空にするためにまたは少なくとも実質的に完全に空にするために、且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全てまたは少なくとも実質的にすべて挽くために要求されるよりも永く駆動される、請求項１３２、１３３または１３４のいずれか１項に記載の方法。
【請求項１３６】
該方法は、以下の段階：第１段階においては、該搬送手段が該計量チャンバーをコーヒー豆で満たすために要求されるよりも永く駆動される、および、
第１段階の完了のあとに続く第２段階においては、該グラインドデバイスは、該計量チャンバーを空にするために、且つ第１段階の間に該計量チャンバー内に集められたコーヒー豆を全て挽くために要求されるよりも永く起動される、
を含む、請求項１〜８０のいずれか１項に記載のシステムにより飲料を調製する方法。
【請求項１３７】
該方法はさらに、以下の段階：第２段階の完了された後に続く第３段階においては、該抽出装置は、挽かれたコーヒーと熱湯とに基づいてコーヒーを抽出する、
を含む、請求項１３２〜１３６のいずれか１項に記載の方法。
【請求項１３８】
コーヒー豆包装カートリッジとコーヒー抽出装置とを備えているコーヒー飲料システムであって、該コーヒー豆包装カートリッジは該コーヒー抽出装置へ取り外し可能に接続される、該コーヒー豆包装カートリッジは複数回分のコーヒー豆を保持し供給するように配設され、該コーヒー豆包装カートリッジは、
内部容積部と、コーヒー豆の出口を画定する少なくとも１つの出口開口部とを備えている容器、ここで該内部容積部はコーヒー豆を保持する、
該内部容積部から該第１カートリッジの該出口開口へコーヒー豆の搬送を可能にするように適合された搬送手段、
を含んでおり、
ここで、該コーヒー抽出装置は、該搬送手段によって該第１カートリッジの該出口開口の方へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための入口開口部、該入口開口部を介して該コーヒー抽出装置へ入ったコーヒー豆を挽くためのグラインダー、および該グラインダーによって得られた挽かれたコーヒーを基にコーヒーを抽出するための抽出デバイスを備えており、該システムはさらに、該搬送手段によって該計量チャンバー内へ搬送されたコーヒー豆を受け取るための計量チャンバーを有し、該計量チャンバーは、該カートリッジの部分であるところの第１チャンバー部分と、該コーヒー抽出装置の部分であるところの第２チャンバー部分とに分割されており、該第２チャンバー部分は、該グラインダーの１部分を形成する底部分を備え、前記底部分は垂直方向に延在している第１軸の周りで回転するために該コーヒー抽出装置内に配設される、ここで、該グラインダーを起動すると、該計量チャンバーから該グラインダーの中へコーヒー豆を搬送するためにおよびコーヒー豆を挽くために、該底部分が該垂直軸の周りを回転するように、該システムは配設されている、上記システム。
【請求項１３９】
請求項１３８かつ請求項２〜８０に従う記載のシステム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図３Ｂ】
【図３Ｃ】
【図４】
【図４Ｂ】
【図４Ｃ】
【図５Ａ】
【図５Ｂ】
【図６】
【図６Ｂ】
【図６Ｃ】
【図６Ｄ】
【図７Ａ】
【図７Ｂ】
【図７Ｃ】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１Ａ】
【図１１Ｂ】
【図１２Ａ】
【図１２Ｂ】
【図１２Ｃ】
【図２】
【図３】
【図３Ｂ】
【図３Ｃ】
【図４】
【図４Ｂ】
【図４Ｃ】
【図５Ａ】
【図５Ｂ】
【図６】
【図６Ｂ】
【図６Ｃ】
【図６Ｄ】
【図７Ａ】
【図７Ｂ】
【図７Ｃ】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１Ａ】
【図１１Ｂ】
【図１２Ａ】
【図１２Ｂ】
【図１２Ｃ】
【公表番号】特表２０１３−５１９４８８（Ｐ２０１３−５１９４８８Ａ）
【公表日】平成２５年５月３０日（２０１３．５．３０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−５５３８３２（Ｐ２０１２−５５３８３２）
【出願日】平成２３年２月１７日（２０１１．２．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＮＬ２０１１／０５０１０９
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／１０２７１５
【国際公開日】平成２３年８月２５日（２０１１．８．２５）
【出願人】（５１２１６４７７９）コーニンクラケ ダウ エグバート ビー．ブイ． (28)
【出願人】（５９００００２４８）コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２５年５月３０日（２０１３．５．３０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年２月１７日（２０１１．２．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＮＬ２０１１／０５０１０９
【国際公開番号】ＷＯ２０１１／１０２７１５
【国際公開日】平成２３年８月２５日（２０１１．８．２５）
【出願人】（５１２１６４７７９）コーニンクラケ ダウ エグバート ビー．ブイ． (28)
【出願人】（５９００００２４８）コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Ｆターム（参考）】
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