説明

ゴキブリ廃棄具

【課題】従来、殺虫剤等でゴキブリを駆除後、その死骸を捨てる際に素手で攫むのは不潔なので、ティシューペーパーで包んだり、虫つかみ具で攫んでゴミ箱に捨てていた。
しかし、ティシューペーパーで包んでも指で摘まんだ際、間接的にゴキブリの感触があり心理的に抵抗があった。虫つかみ具で攫んでゴミ箱に捨てた場合でもゴミ箱やゴミ袋からゴキブリの姿が見えて不潔感があった。
本発明は、殺虫剤等で駆除したゴキブリを廃棄するゴキブリ廃棄具
【解決手段】前後に蓋のない筒状箱部と、前後に蓋を設け、上下面に窓を設けた容器状の引出し部とで構成されることを特徴とするゴキブリ廃棄具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、殺虫剤等によるゴキブリ駆除後の廃棄具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、殺虫剤等でゴキブリを駆除後、その死骸を捨てる際に素手で攫むのは不潔なので、ティシューペーパーで包んだり、虫つかみ具で攫んでゴミ箱に捨てていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ティシューペーパーで包んでも指で摘まんだ際、間接的にゴキブリの感触があり心理的に抵抗があった。
虫つかみ具で攫んでゴミ箱に捨てた場合でもゴミ箱やゴミ袋からゴキブリの姿が見えて不潔感があった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
厚紙でできた筒状箱部と、上下面に窓を設けた容器状の引出し部とで構成されたゴキブリ廃棄具である。
【発明の効果】
【0005】
厚紙製の為に、ゴギブリを拾う際に、ゴキブリの感触がなく心理的な抵抗感が小さくなる。
ゴミ箱に捨てた後、ゴミ箱やゴミ袋からゴキブリの姿が見えない為に不潔感が小さくなる。
紙製の為に「燃えるゴミ」として廃棄できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の展開図
【図2】本発明の折りたたまれた状態の斜視図
【図3】本発明の斜視図
【図4】本発明の使用状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)本発明の展開図の通り、筒状箱部(1)、引出し部(2)共に、それぞれ実線部が厚紙より切り離され、破線部が谷曲げされ、のり代(4)、(5)部が接着される。
(ロ)本発明の折りたたまれた状態の斜視図の通り、使用前(出荷時)は筒状箱部(1)、引出し部(2)共に、それぞれ全体が折りたたまれた状態となっている。
(ハ)本発明の斜視図の通り、使用前に使用者が筒状箱部(1)、引出し部(2)共に起きあげ、立法体状にする。さらに引出し部(2)の両蓋(6)周辺の差し込み(7)を差し込み完成させる。
筒状箱部(1)は前後に蓋がなく筒状となっている。引出し部(2)には前後に蓋(6)が設けられており、さらに上下両面にゴキブリがすっぽり収まる程度の大きさの窓(3)が設けられている。
本発明は以上のような構造である。
【実施例】
【0008】
本発明を使用するときは、引出し部(2)を筒状箱部(1)にわずかに差し込み、引出し部(2)の窓(3)の中に駆除されたゴキブリ(8)がすっぽり収まるように上方から覆いかぶす。その後引出し部(2)を矢印(9)の方向に押し込み、ゴキブリごとゆっくり筒状箱部(1)に格納する。完全に格納されたらゴミ箱に捨てる。
【産業上の利用可能性】
【0009】
「ゴキブリホイホイ」のようなゴキブリ捕獲具は数多く商品化されているが、殺虫剤等で駆除した後の廃棄を目的とした商品は見当たらないので実用性はあると思われる。
【符号の説明】
【0010】
1 筒状箱部、2 引出し部、3 窓、4 のり代、5 のり代、6 蓋、7 差込、8 ゴキブリ、9 矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後に蓋のない筒状箱部と、前後に蓋を設け、上下面に窓を設けた容器状の引出し部とで構成されるゴキブリ廃棄具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−187071(P2012−187071A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−54870(P2011−54870)
【出願日】平成23年3月12日(2011.3.12)
【出願人】(711002498)
【Fターム(参考)】