説明

ゴミ入れ付容器

【課題】包装紙に包まれたガム等を対象として収納し、噛んだ後のガムを包装紙に包んで収納しておくことができ、取り扱いも便利なゴミ入れ付容器を提案する。
【解決手段】容器体Aの胴部2に摺動下降可能に嵌合した上端開口の有底筒状をなす可動カバーCを備え、胴部2と可動カバー周壁42との間に投入・収納用の第1空間43を形成し、第1空間と連通るす投入口44を可動カバーの上端部に設けた。そして、容器体に対する可動カバーの相対下降時に第1空間と連通する第2空間46が容器体底部と可動カバー底部との間に形成される如く構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゴミ入れ付容器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば粒状のガム等を開閉可能な蓋を備えた容器内に収納して販売することが行われている。ガム等はそのまま廃棄するのは公衆道徳上,衛生上,美観上好ましくなく、紙等にくるんで廃棄するのが慣行であるが、この種の容器ではくるむものを別に用意しなければならず、特に、持ち歩いている状態では持ち合わせがない場合もあり、不便である。そこで、この様な不都合を解消すべくなされたガム容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記ガム容器は複数のガムが収納された容器と、複数の捨て紙が個々に取り出し可能に束ねられた捨紙束とを備え、捨紙束をガムと共に容器内に収納している。また、捨紙束の一面に粘着層が設けられ、この粘着面に剥離紙が添付されている。
【0004】
上記ガム容器は、例えば、最初に捨紙束を容器内から取り出し、剥離紙を引き剥がして露出した粘着層を介して蓋体の外面や内面、容器体の外周面などの適宜箇所に貼付することができる。そして、ガムを噛み終わった後、貼付状態の捨紙束から捨て紙を一枚取り出し、これにガムを包んで処分する。
【特許文献1】特開2006−089054号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の容器はガムを噛むごとに捨紙束を容器内に出し入れせずに捨て紙に包んでガムを処分でき、ガムを噛むごとに容器内から捨紙束を探す必要もなく、簡単に捨て紙を取り出してガムを処分できる優れたものであるが、紙に包んだガムを廃棄するためにゴミ箱等の廃棄場所が必要であり、廃棄場所が近くに無い場合にはそこまで運ばなければならない。従って、携帯用には不向きである。
【0006】
本発明は紙に包まれたガム或いはキャンデー等を対象として収納し、包装している紙或いは該紙と噛んだ後のガムを収納できるゴミ入れを備え、しかも、ゴミの収納量が可変で、ゴミの量に対応して嵩張らずに出来るだけ小体積を維持でき、また、その取り扱い操作も簡単なゴミ入れ付容器を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のゴミ入れ付容器は、紙に包まれたガム,キャンデー等の収納物を収納するのに好適であり、容器体と、可動カバーとを備えている。
【0008】
容器体は筒状胴部を備え、胴部上端に立設した口頸部に蓋体を設けたものが使用される。蓋体は口頸部の開閉が可能なものであれば通常のこの種の容器に使用されている形態のものが使用でき、例えば、口頸部に嵌着した装着基部に開閉可能に連結した伏せ皿状のもの、或いは、口頸部に周壁を螺着して着脱可能に設けた伏せ皿状もの等が使用できる。
【0009】
可動カバーは、容器体の胴部に下方から摺動下降可能に嵌合した上端開口の有底筒状をなすもので、合成樹脂等により形成される。可動カバーを形成する材質は透明でも不透明でもよいが、内部状況を把握できる上で透明或いは半透明材料が好ましい。また、可動カバーは着脱自在に装着すると良い。
【0010】
本発明では、容器体胴部の周壁と、可動カバーの周壁のいずれか一方又は両方を内外方向へ凹ませて可動カバー下端位置から上端位置に至る投入・収納用の第1空間を形成し、また、第1空間の上端部に至る投入口を可動カバーの上端部に設けている。例えば、容器体胴部の可動カバー下端位置から上端位置に至る部分を内方へ凹ませてその外方の可動カバー周壁とで第1空間を形成する。或いは、可動カバー周壁の下端位置から上端位置に至る部分を外方へ凹ませて(周壁は外方へ突出する)、その内方の容器体胴部周壁とで第1空間を形成する。或いは、容器体胴部を内方へ凹ませ、対向位置の可動カバー周壁を外方へ凹まて第1空間を形成する。
【0011】
容器体胴部を内方へ凹ませた場合に投入口は可動カバーの周壁上端部に穿設する。その場合、上端縁を開放して穿設しても、上方に左右を連結する連結部分があっても良い。また、可動カバーの周壁を外方へ凹ませて第1空間を形成する場合には、第1空間の上端開口部分を投入口とすることもできるし、可動カバーの突出した周壁部分に投入口を穿設することもできる。後者の場合には第1空間の上端開口部分を頂板で閉塞すると良い。更に、容器体胴部を内方へ凹ませ、対応位置の可動カバー周壁を外方へ凹ませて第1空間を形成した場合も、第1空間の上端開口部分或いは可動カバーの周壁部分に投入口を形成できる。
【0012】
投入口には開閉可能な蓋板を設けても良い。投入口を可動カバー周壁上端部に設けた場合には投入口の開口縁に薄肉ヒンジ或いは弾性連結片を介して蓋板を連結すると良く、投入口を第1空間上端開口部分に設けた場合に押し込みが可能な弾性板として開口縁より突設すると良い。
【0013】
また、本発明では、容器体に対する可動カバーの相対下降時に第1空間と連通する第2空間が容器体底部と可動カバー底部との間に形成される。従って、収納するゴミが多くなれば可動カバーを引き下げて第2空間を形成し、必要に応じて第2空間の容量を大きくすれば良い。
【0014】
第1の手段として、容器体Aの胴部2に摺動下降可能に嵌合した上端開口の有底筒状をなす可動カバーCを備え、胴部2の周壁2bと可動カバーCの周壁42のいずれか一方又は両方を内外方向へ凹ませて可動カバーC下端位置から上端位置に至る投入・収納用の第1空間43を形成し、該第1空間43と連通する投入口44を可動カバーCの上端部に設け、容器体Aに対する可動カバーCの相対下降時に第1空間43と連通する第2空間46が容器体A底部と可動カバーC底部との間に形成される如く構成した。
【0015】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、前記容器体胴部2外周と可動カバーC内周とに、可動カバーCの容器体Aに対する相対下降時に多段階で係止が可能な係止手段を設けた。
【0016】
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、前記投入口44を可動カバー周壁42に設け、投入口44の上端縁に弾性連結片49を介して上端縁を連結し、且つ、投入口44を開閉可能に閉塞する蓋板48を一体に形成し、弾性連結片49上方の可動カバー周壁42より第1空間43を横断閉塞する頂板47を、可動カバーCの相対下降に伴う下降が可能に突設した。
【0017】
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、前記容器体Aの胴部2を内方へ凹ませて可動カバーCの下端位置から上部所定位置に至る第1空間形成用凹部8を設けるとともに、第1空間形成用凹部8外方位置の可動カバー周壁42とで第1空間43を形成し、可動カバー周壁42に設けた投入口44の上端縁に弾性連結片49を介して上端縁を連結し、且つ、投入口44を開閉可能に閉塞する蓋板48を一体に形成し、弾性連結片49上方の可動カバー周壁42より第1空間43を横断閉塞する頂板47を、可動カバーCの相対下降に伴う下降が可能に突設した。
【0018】
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1手段乃至第4の手段のいずれかの手段に於いて、前記可動カバーCを透明材で形成した。
【0019】
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、前記可動カバーCを容器体胴部2に対して着脱可能に設けた。
【発明の効果】
【0020】
本発明のゴミ入れ付容器は、包装している紙或いは該紙と噛んだ後のガムを収納できるゴミ入れを備え、しかも、ゴミの収納量が可変で、ゴミの量に対応して嵩張らずに小体積を維持でき、また、その取り扱い操作も簡単である。
【0021】
前記容器体胴部2外周と可動カバーC内周とに、可動カバーCの容器体Aに対する相対下降時に多段階で係止が可能な係止手段を設けた場合には、可動カバーCが容器体Aに対して無用にズレたり、或いは外れたりする等の不都合を解消する。また、多段階で係止できるため、ゴミの量に応じてできるだけ小体積に容器を止めておける。
【0022】
前記投入口44を可動カバー周壁42に設け、投入口44の上端縁に弾性連結片49を介して上端縁を連結し、且つ、投入口44を開閉可能に閉塞する蓋板48を一体に形成し、弾性連結片49上方の可動カバー周壁42より第1空間43を横断閉塞する頂板47を、可動カバーCの相対下降に伴う下降が可能に突設した場合には、第1空間は常時閉塞されているため、投入したゴミがこぼれ出す等の不都合がない。また、その投入操作も簡単である。
【0023】
前記容器体Aの胴部2を内方へ凹ませて可動カバーCの下端位置から上部所定位置に至る第1空間形成用凹部8を設けるとともに、第1空間形成用凹部8外方位置の可動カバー周壁42とで第1空間43を形成し、可動カバー周壁42に設けた投入口44の上端縁に弾性連結片49を介して上端縁を連結し、且つ、投入口44を開閉可能に閉塞する蓋板48を一体に形成し、弾性連結片49上方の可動カバー周壁42より第1空間43を横断閉塞する頂板47を、可動カバーCの相対下降に伴う下降が可能に突設した場合には、容器体Aの形状に併せて余分な突出部分なしに容器全体を形成できて見栄えが良く、また、投入したゴミがこぼれ出す等の不都合がない。更にその投入操作も簡単に行える。
【0024】
前記可動カバーCを透明材で形成した場合には、ゴミの量が一目瞭然で、可動カバーCの移動の必要性も容易に判断できて使い易い。
【0025】
前記可動カバーCを容器体胴部2に対して着脱可能に設けた場合には、第1空間43及び第2空間46にゴミが溜まった場合に必要に応じて可動カバーCを取り外してゴミを廃棄することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
図1及び図2はゴミ入れ付容器を示し、該ゴミ入れ付容器1は、容器体Aと、蓋体Bと、可動カバーCとを備えている。容器体Aは、筒状の胴部2の上端中央に胴部より小径の口頸部3を起立した合成樹脂製で、口頸部3外周下部には係止凹溝4を周設し、また、その上方には係止突条5を周設している。胴部2は底壁2aの周辺部より円筒状の周壁2bを立設し、周壁2b上端縁より内方へフランジ状の頂壁2cを延設している。
【0028】
また、胴部2外周には、上端部を残して可動カバーCの肉厚程度の凹み幅を備えた装着用凹部6を周設しており、装着用凹部6の上端縁を下向き段部7として構成している。また、胴部2の前部の装着用凹部6部分を内方へ縦長帯状に凹ませた第1空間形成用凹部8を設けている。第1空間形成用凹部8は横断面矩形状で頂面が外方から内方へ傾斜下降する如く構成している。胴部2の底壁2a中央部には隆起部9を設けている。
【0029】
蓋体Bは周壁上端縁より頂壁を延設した下端開口の伏皿状で、口頸部3外周に嵌着させた環状の装着基部21を介して容器体Aに装着している。装着基部21は内周に突設した係合突条22を容器体口頸部3の係止凹溝4に嵌着させて上方への抜け出し防止を図っており、後部上端縁部に薄肉部22を画成している。そして、薄肉部22以外の装着基部21上縁に第1破断線24を介して周壁下縁を一体に連結して、第1破断線24を破断すれば装着基部21に対して開閉可能となる如く蓋体Bを連結している。また、蓋体周壁内周縁には容器体口頸部3の係止突条5と乗り越え係合して閉蓋状態を維持するための係合突条25を突設し、頂壁裏面からは口頸部3内周に密嵌するシール筒26を垂設している。更に周壁前面からは指掛け用突部27を突設している。また、装着基部21の上部で、前半周部よりやや長い部分を第2破断線28を設けて帯状に切り取り可能に構成している。尚、第2破断線28の両端部は第1破断線24と連結するために起立している。また、図中29は第1破断線24と第2破断線28とで囲まれた領域より外方へ突設した切り取り用の摘みを示す。
【0030】
可動カバーCは底壁41周縁部より周壁42を立設した上端開口の有底筒状をなし、上端を下向き段部7に当接させて容器体Aの装着用凹部6内に摺動可能に嵌合させている。そして、第1空間形成用凹部8とその前方の可動カバー周壁42とで可動カバーCの下端より上端に至る投入・収納用の第1空間43を形成している。また、前部上端部の第1空間43対応位置に投入口44を穿設している。投入口44は下部が半円状に形成されている。また、可動カバーCは必要に応じて取り外しが可能に構成している。
【0031】
また、本例では可動カバーCの容器体Aに対する相対下降時に多段階で係止が可能な係止手段を設けている。該係止手段は、容器体胴部2の外周下部所定位置に周設した係止用突条10と、可動カバーCの内周所定位置にそれぞれ段階的に周設した複数の係合用凹溝45とで構成している。そして、係止用突条10が最下部の係合用凹溝45と係合している状態では可動カバーCが容器体Aに対して最上昇位置にあり、その状態から可動カバーCを引き下ろして順次係止用突条10に係合用凹溝45を係合させた安定状態を現出できる如く構成している。係止用突条10は突出幅の小さい断面半円状をなし、各係合用凹溝45も係止用突条10と嵌合する同様形状の空間を備えたものである。
【0032】
上記の如く構成したゴミ入れ付容器1は、収納したガムを噛んだ後に包んでいた紙にカスを包んで投入口44から投入してゴミ入れとして使用することができる。また、ゴミの量が増加した場合に容器体Aに対して可動カバーCを強制的に引き下げれば、容器体底壁2a下面と可動カバー底壁41上面との間に収納用の第2空間46を形成し、収納容積を大きくすることができる。その際、係止用突条10から係合用凹溝45が外れ、次の係合用凹溝45が係止用突条10に嵌合するまで引き下げて第1空間を広くすることができ、感触で次の係合用凹溝45と係止用突条10との係合が容易に判断できる。。
【0033】
図3及び図4は他の例を示し、本例のゴミ入れ付容器1は、図1の例に於いて、可動カバーCの上端部より第1空間43の上端に突設した頂板47を設け、また、投入口44に蓋板48を一体に設けている。この場合、第1空間形成用凹部8の頂面を水平に形成し、この頂面直下に水平な頂板47を突設しており、可動カバーCを容器体Aに対して下げた際に頂板47も下降し、第1空間が頂板47により常時閉塞される如く構成している。蓋板48は上端縁を弾性連結片49を介して投入口44の上端縁に連結し、投入口44を開閉可能に閉塞しており、蓋板48を押し込めば弾性連結片49を弾性変形させて蓋板48下部が内部へ押し込まれて投入口44が開口し、押圧を解除すれば弾性連結片49の弾性復元力により蓋板48が元の状態に戻る如く構成している。その他の構成は図1と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
【0034】
図5及び図6は更に他の例を示し、本例のゴミ入れ付容器1は、図1の例に於いて、閉塞揺動板50を設けた例である。この場合には投入口44の下縁を水平に形成し、その下縁より内方へ閉塞揺動板50を突設して投入口44下方位置の第1空間43を閉塞している。閉塞揺動板50は下方へ容易に弾性変形し、押圧を解除すれば容易に元の状態に戻る如く一体に突設したもので、比較的薄肉に形成している。この場合には閉塞揺動板50を押し込む如く第1空間43内にゴミを押し込み、閉塞揺動板50の押圧を解除すれば元の状態に戻る。その他の構成は図1の例と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明ゴミ入れ付容器の正面図である。(実施例1)
【図2】本発明ゴミ入れ付容器の縦断面図である。(実施例1)
【図3】本発明ゴミ入れ付容器の正面図である。(実施例2)
【図4】本発明ゴミ入れ付容器の縦断面図である。(実施例2)
【図5】本発明ゴミ入れ付容器の正面図である。(実施例3)
【図6】本発明ゴミ入れ付容器の縦断面図である。(実施例3)
【符号の説明】
【0036】
1…ゴミ入れ付容器
A…容器体
2…胴部,2a…胴部底壁,2b…胴部周壁,2c…胴部頂壁,3…口頸部,
4…係止凹溝,5…係止突条,6…装着用凹部,7…下向き段部,
8…第1空間形成用凹部,9…隆起部,10…係止用突条
B…蓋体
21…装着基部,22…係合突条,23…薄肉部,24…第1破断線,25…係合突条,
26…シール筒,27…指掛け用突部,28…第2破断線,29…摘み
C…可動カバー
41…底壁,42…周壁,43…第1空間,44…投入口,45…係合用凹溝,
46…第2空間,47…頂板,48…蓋板,49…弾性連結片,50…閉塞揺動板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器体Aの胴部2に摺動下降可能に嵌合した上端開口の有底筒状をなす可動カバーCを備え、胴部2の周壁2bと可動カバーCの周壁42のいずれか一方又は両方を内外方向へ凹ませて可動カバーC下端位置から上端位置に至る投入・収納用の第1空間43を形成し、該第1空間43と連通する投入口44を可動カバーCの上端部に設け、容器体Aに対する可動カバーCの相対下降時に第1空間43と連通する第2空間46が容器体A底部と可動カバーC底部との間に形成される如く構成したことを特徴とするゴミ入れ付容器。
【請求項2】
前記容器体胴部2外周と可動カバーC内周とに、可動カバーCの容器体Aに対する相対下降時に多段階で係止が可能な係止手段を設けてなる請求項1記載のゴミ入れ付容器。
【請求項3】
前記投入口44を可動カバー周壁42に設け、投入口44の上端縁に弾性連結片49を介して上端縁を連結し、且つ、投入口44を開閉可能に閉塞する蓋板48を一体に形成し、弾性連結片49上方の可動カバー周壁42より第1空間43を横断閉塞する頂板47を、可動カバーCの相対下降に伴う下降が可能に突設してなる請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゴミ入れ付容器。
【請求項4】
前記容器体Aの胴部2を内方へ凹ませて可動カバーCの下端位置から上部所定位置に至る第1空間形成用凹部8を設けるとともに、第1空間形成用凹部8外方位置の可動カバー周壁42とで第1空間43を形成し、可動カバー周壁42に設けた投入口44の上端縁に弾性連結片49を介して上端縁を連結し、且つ、投入口44を開閉可能に閉塞する蓋板48を一体に形成し、弾性連結片49上方の可動カバー周壁42より第1空間43を横断閉塞する頂板47を、可動カバーCの相対下降に伴う下降が可能に突設した請求項1又は請求項2のいずれかに記載のゴミ入れ付容器。
【請求項5】
前記可動カバーCを透明材で形成してなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のゴミ入れ付容器。
【請求項6】
前記可動カバーCを容器体胴部2に対して着脱可能に設けてなる請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のゴミ入れ付容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−7306(P2008−7306A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−181528(P2006−181528)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】