説明

サイズ調節可能な靴

【課題】 室外用にも適用でき、また長さ調節だけでなく、幅調節も可能にして、足が成長しても着用感を損なうことなく、着用し続けられる靴を提供する。
【解決手段】 靴底11内にサイズ調節部材13を収容する。このサイズ調節部材13が、固定板13Aと、長さ調節板13Bと、一対の幅調節板13Cとからなり、固定板13Aを靴の踵に固定し、この固定板13Aに長さ調節板13Bを長手方向に摺動自在に連結する。さらに、長さ調節板幅調節板13Bに幅調節板13Cを靴の幅方向に互いに接離自在となるよう連結する。
また、長さ調節板幅調節板13B及び幅調節板13Cを靴の外より移動可能にすると共に、靴底11と甲革12に幅及び長さが変更できるよう弾性部11A,11B,12A,12Bを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長さ及び幅(両方を合わせ以下「サイズ」という)をそれぞれ独立して調節できるようにした靴に関する。
【背景技術】
【0002】
人間が歩行するにつれて発達してきた靴は、初期には単に足に怪我をしないように保護する役割のみを果たしていたが、生活水準の向上に従って各種の新素材が開発されることにより飛躍的に発展し、近年に至り歩行用、登山用、身体矯正用、特定運動用など、多様な活動にそれぞれ適合した各種用途の靴が製造されている。
靴は、使用者が自身の足を保護しながら活動するという基本的な目的を達成するために作られているので、靴を着脱可能にするための上部の一定部位(すなわち履き口など)を除き、その内部空間が密閉した形態を取るため、所定のサイズに作られている。
すなわち、既製靴(大量生産により決められた長さ及び幅に製造される靴)は、その長さが最小サイズより約5〜10mm刻みで増加するよう製造されており、長さが長くなるほど靴の幅も比例して大きくなる。
【0003】
このように、従来の既製靴の場合、その長さが決定されると幅も決定されるため、次のような問題点を有する。
足は、長さが同一であっても人によって幅が異なるとか、あるいは幅が同一であっても人によって長さが異なるなど、形状が非常に多様であるため、既製靴とそれを履こうとする人の足が正確に一致することはほとんどない。
従って、例えば足の長さに靴を合わせると、幅が小さく窮屈であると感じる人は、長さを我慢して一段階大きい(長い)サイズの靴を選択するしかなかった。しかし、一段階大きいサイズの靴を選択すると、自身の足の長さに合わない靴を履くことになり着用感が低下するばかりか、歩行時に靴が脱げ易くなるという不都合が生じる。
【0004】
また、紐で結ぶタイプの靴の場合は、紐の結び具合を調節して靴の幅を多少調節することができるが、靴の着脱の都度紐を結んだり解いたりする不便さがないように足の幅より靴の幅が少し大きくなるように予め紐を結んでおくことが一般的であり、やや幅の広い靴を履いているのと同様であり、着用感が低下する。
もちろん、靴の製造会社によっては、同一長さの靴に対し、幅の異なるものを数種類製造しているが、あらゆる幅を用意しているわけではなく、依然として、足にフィットした靴が得難いという実情にほとんど変化はない。
【0005】
このような、既製靴の長さ、幅がほとんど決まっていることにより生じる諸問題を直接解決するものではないが、紐の不便さを解消するため、面ファスナを用いた靴が普及している。この面ファスナを用いた靴は、前記紐で結ぶタイプの靴に比べ、幅の調節や着脱が簡単であるが、やはり、長さが同じで幅の異なるあらゆる足に対応できるわけではない。
【0006】
また、例え最適な靴が見つかったとしても、一日における足の大きさの変化(一般に朝は小さく、夕方大きい)や体型などの変化による足の大きさの変化により着用感が低下する。
さらに、靴の洗濯、使用期間の経過により靴底に比べて甲革が相対的に収縮して、靴底の長手方向中央部に比べて靴底の長手方向前後端部が引き上げられる現象が発生し、着用感が低下する。
また、成長の早い青少年の場合、足の長さや幅がすぐに変化し、靴が履けなくなり、破損していないにもかかわらず、新しい靴を購入することとなり、資源を無駄にしている。
【0007】
既製靴の持つ前記の問題点を解消するため、長さの調節が可能な靴が提案されている(特許文献1)。
この長さの調節が可能な靴は、前側靴部と後側靴部に分離して構成し、この前側靴部と後側靴部の甲革を面ファスナにて接離自在にする。また、前側靴部の外底と内底を、後側靴部の外底及び内底にそれぞれ設けた空間部に挿入する構成である。
このように、一つの靴を完全に二分する構造であるため、防水機能がなく(前側靴部と後側靴部の継目から雨水が浸入する)、室外用として着用するのに不向きである。
また、他にも長さの調節が可能な靴が提案されている(特許文献2)。この靴は前記特許文献1とは異なり、甲革と靴底をそれぞれ弾性部により一体化し、長さ調節自在の内底の長さ変化により甲革と底の各弾性部が伸縮するものであり、室外用として着用可能である。しかし、内底に長さ調節手段が設けられているため、靴を脱いだ状態で、靴の内部に手を入れなければ調節できず不便である。
また、特許文献1,2の靴とも、長さの調節はできるものの幅が固定されており、靴の幅を足の幅に合わせることができない。
【特許文献1】大韓民国公開特許第1995−24713号公報明細書
【特許文献2】大韓民国公開特許第10−314816号公報明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、前記靴の諸問題を解決したもので、一体化した甲革及び靴底により室外用にも適用でき、また長さ調節だけでなく、幅調節も可能にして、足が成長しても着用感を損なうことなく、着用し続けられる靴を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために請求項1の発明は、靴の長手方向の中央部に幅方向に横切って形成した伸縮自在な底長調節弾性部と、この底長調節弾性部から靴の前端部までのつま先部に形成した伸縮自在な底幅調節弾性部とを備えた靴底と、
前記底長調節弾性部の長手方向両端部に連結する左右両下端部から開口部までの甲中央横断部に形成した伸縮自在な甲革長さ調節弾性部と、つま先部から甲革の開口部の前端までの甲中央縦断部に形成した伸縮自在な甲革幅調節弾性部とを備えた甲革と、
固定板と、長さ調節板と、一対の幅調節板と、くさび板とからなり、これらが前記靴底内に収容されたサイズ調節部材と、
後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子部を形成した管状の長さ調節ボルトと、後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子を形成すると共に、前記長さ調節ボルトの通孔に挿入した幅調節ボルトとからなるサイズ調節ボルトとからなり、
そして前記固定板が靴底の内部の踵部に固定するものであり、
前記長さ調節板に長さ調節ボルトの螺子部を螺合すると共に、長さ調節板の後端部を前記固定板の前端部に連結して長手方向に摺動自在にして、長さ調節ボルトの回転により長さ調節板の位置を調節し、
前記一対の幅調節板を長さ調節板の前端部に靴の幅方向に互いに接離自在となるよう連結すると共に、当該幅調節板でくさび板を挟み、このくさび板に幅調節ボルトの螺子部を螺合して、幅調節ボルトの回転によりくさび板を移動させて幅調節板の位置を調節することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記請求項1の一対の幅調節板の対向面に、引っ張りスプリングの両端部をそれぞれ結合することを特徴とする。
請求項3の発明は、前記請求項1の長さ調節板の上面に靴の長手方向に沿って長溝を設け、前記請求項1のくさび板の底面に突起を設け、この突起を前記長溝に挿入して、くさび板を摺動自在にすることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記請求項1の甲革長調節弾性部、甲革幅調節弾性部、底長調節弾性部、底幅調節弾性部を蛇腹状にすることを特徴とする。
請求項5の発明は、長さ及び幅方向に伸縮自在の靴であって、
固定板と、長さ調節板と、一対の幅調節板と、くさび板とからなるサイズ調節部材と、
後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子部を形成した管状の長さ調節ボルトと、後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子を形成すると共に、前記長さ調節ボルトの通孔に挿入した幅調節ボルトとからなるサイズ調節ボルトとからなり、
前記固定板が靴の内側の踵部に固定するものであり、
前記長さ調節板に長さ調節ボルトの螺子部を螺合すると共に、長さ調節板の後端部を前記固定板の前端部に連結して長手方向に摺動自在にして、長さ調節ボルトの回転により長さ調節板の位置を調節し、
前記一対の幅調節板を長さ調節板の前端部に靴の幅方向に互いに接離自在となるよう連結すると共に、当該幅調節板でくさび板を挟み、このくさび板に幅調節ボルトの螺子部を螺合して、幅調節ボルトの回転によりくさび板を移動させて幅調節板の位置を調節することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記本発明のサイズ調節が可能な靴は、靴の長さと幅をそれぞれ別々に調節することができる。また、靴を履いたままで、長さ調節ボルト又は幅調節ボルトを回して、靴の長さ及び幅の調節を行うことができる。
さらに、請求項4に記載の発明のごとく、各弾性部を蛇腹状にすると、長さ及び幅の調節が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の靴の平面図及び底面図、図2は図1の靴を構成する甲革と靴底の分離斜視図、図3は図1の靴を構成するサイズ調節部材とサイズ調節ボルトの結合状態を示す斜視図、図4は図1の靴を構成するサイズ調節ボルトの分離状態を示す分離斜視図、図5は図1の靴の部分断面図である。
【0012】
これらの図に示すように、本発明のサイズ調節可能な靴は、靴底11、甲革12、サイズ調節部材13、サイズ調節ボルト14などからなる。
靴底11には、靴の長手方向の中央部に幅方向に横切って形成した伸縮自在な底長調節弾性部11Aと、この底長調節弾性部11Aから靴底11の前端部11Cまでのつま先部に形成した伸縮自在な底幅調節弾性部11Bを備える。
底長調節弾性部11Aは、靴の長手方向に対し伸縮が可能な蛇腹状のものであり、底幅調節弾性部11Bは靴の幅方向に対し伸縮が可能な蛇腹状のものである。
また、甲革12には、前記底長調節弾性部11Aの長手方向両端部に連結する左右両下端部から開口部12Cまでの甲中央横断部12Dに形成した伸縮自在な甲革長さ調節弾性部12Aと、つま先部から甲革の開口部12Cの前端までの甲中央縦断部12Eに形成した伸縮自在な甲革幅調節弾性部12Bとを備える。1
【0013】
サイズ調節部材13は、靴底11内に収容され、固定板13A、長さ調節板13B、一対の幅調節板13C、くさび板13Dよりなる。
固定板13Aは、靴の踵部の形状に合わせ、靴の踵部に固定する。
長さ調節板13Bは、その後端部を固定板13Aの前端部に設けた溝18に挿通して靴の長手方向に摺動自在にする。
一対の幅調節板13Cは、靴のつま先部の形状に合わせた板を縦に2分割したものであり、スプリングSで連結した際の長手方向中央部に先細(図3では矢印が2つ重なった形状)の孔15を設ける。この幅調節板13Cの底面には、溝19を形成し前記長さ調節板13Bの前端部に設けた突起20をこの溝19に挿通して幅方向に摺動自在にする。
くさび板13Dは、先細状(図3,4では矢印が2つ重なった形状)の形状で、前記孔15に嵌合すると共に、長さ調節板13Bに設けた長溝Gにくさび板13Dの底面に設けた突起Eを挿通して靴の長手方向に摺動自在にする。
【0014】
サイズ調節ボルト14は、管状の長さ調節ボルト14Aと、長さ調節ボルト14Aの通孔に挿入した幅調節ボルト14Bとからなる。
長さ調節ボルト14Aには、長さ調節板13Bに設けたナット状部16に先端部が螺合すると共に、その後半部分を固定板13Aに設けた通孔に挿入する。さらに、長さ調節ボルト14Aの後端部を、靴底11の踵の外に露出し、さらにこの露出部分に長さ調節用スナップリングRを固定する。
幅調節ボルト14Bは、後端部を前記長さ調節ボルト14Aの後端部と同様に靴底11の踵の外に露出し、この露出部分に幅調節用スナップリングR2を固定したものであり、先端のネジ部を長さ調節ボルト14Aより突出させ、このネジ部をくさび板13Dの後端に設けたネジ孔17に螺合する。
【0015】
前記長さ調節ボルト14Aの後端部と幅調節ボルト14Bの後端部の取付け方を以下に詳述する。
図5に示すように、靴底11の後端部の側壁貫通孔Hに、円形内周面に溝が形成された硬質の固定リングRを固着し、長さ調節ボルト14A後端部の外周面に形成した溝と固定リングRの溝との間にスナップリングRを介在させる。これにより長さ調節ボルト14Aは長手方向への移動が規制されると共に、回転自在になる。
さらに、長さ調節ボルト14Aの後端部外周に長さ調節用スナップリングR1を取付け、同様に幅調節ボルト14Bの後端部外周に幅調節用スナップリングR2を取付けて(図5参照)、幅調節ボルト14Bの長手方向への移動を規制すると共に、回転自在にする。
【0016】
以上のように構成した長さ及び幅の調節が可能な靴は、長さ調節用スナップリングR1を握り長さ調節ボルト14Aを回転するに伴い長さ調節板13Bが靴の長手方向に摺動し、長さの調節ができる。
また、幅調節用スナップリングR2を握り、幅調節ボルト14Bを回転するに伴いくさび板13Dが靴の長手方向に摺動して、接離自在の幅調節板13C、13C間の距離を変化させて幅の調節をする。
この長さ及び幅の調節は、靴の踵部の外にある長さ調節用スナップリングR1及び幅調節用スナップリングR2を回転するだけでよく、靴を履いたままで行えるので、着用感を確認しながら長さ及び幅の調節ができる。
【0017】
なお、上記実施形態では、前記底長調節弾性部11A,底幅調節弾性部11B,甲革長調節弾性部12A,甲革幅調節弾性部12Bをそれぞれ蛇腹状としたが、本発明はこれに限るものではなく、ゴムなどの弾性材の板であってもよい。ただし蛇腹状にすると、長さ及び幅の調節が容易になる。
また、靴の、甲革12や靴底11の素材は、皮革に限らず、布、合成皮革、ゴムなど市販の靴に使用されるもののいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施例による靴を示す図であり(A)は平面図、(B)は底面図である。
【図2】本発明の一実施例による靴を構成する甲革と靴底の分離斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による靴を構成するサイズ調節部材とサイズ調節ボルトの結合状態を示すもので、(A)は長さ及び幅が縮小した状態を示す斜視図、(B)は長さ及び幅が拡張した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例による靴を構成するサイズ調節部材とサイズ調節ボルトの分離状態を示す分離斜視図である。
【図5】本発明の一実施例による靴の部分断面図である。
【符号の説明】
【0019】
11 靴底
12 甲革
13 サイズ調節部材
13A 固定板
13B 長さ調節板
13C 幅調節板
14 サイズ調節ボルト
14A 長さ調節ボルト
14B 幅調節ボルト
1 長さ調節用スナップリング
2 幅調節用スナップリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴の長手方向の中央部に幅方向に横切って形成した伸縮自在な底長調節弾性部と、この底長調節弾性部から靴の前端部までのつま先部に形成した伸縮自在な底幅調節弾性部とを備えた靴底と、
前記底長調節弾性部の長手方向両端部に連結する左右両下端部から開口部までの甲中央横断部に形成した伸縮自在な甲革長さ調節弾性部と、つま先部から甲革の開口部の前端までの甲中央縦断部に形成した伸縮自在な甲革幅調節弾性部とを備えた甲革と、
固定板と、長さ調節板と、一対の幅調節板と、くさび板とからなり、これらが前記靴底内に収容されたサイズ調節部材と、
後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子部を形成した管状の長さ調節ボルトと、後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子を形成すると共に、前記長さ調節ボルトの通孔に挿入した幅調節ボルトとからなるサイズ調節ボルトとからなり、
そして前記固定板が靴底の内部の踵部に固定するものであり、
前記長さ調節板に長さ調節ボルトの螺子部を螺合すると共に、長さ調節板の後端部を前記固定板の前端部に連結して長手方向に摺動自在にして、長さ調節ボルトの回転により長さ調節板の位置を調節し、
前記一対の幅調節板を長さ調節板の前端部に靴の幅方向に互いに接離自在となるよう連結すると共に、当該幅調節板でくさび板を挟み、このくさび板に幅調節ボルトの螺子部を螺合して、幅調節ボルトの回転によりくさび板を移動させて幅調節板の位置を調節することを特徴とするサイズ調節可能な靴。
【請求項2】
前記一対の幅調節板の対向面に、引っ張りスプリングの両端部をそれぞれ結合することを特徴とする請求項1に記載のサイズ調節可能な靴。
【請求項3】
前記長さ調節板の上面に靴の長手方向に沿って長溝を設け、前記くさび板の底面に突起を設け、この突起を前記長溝に挿入して、くさび板を摺動自在にすることを特徴とする請求項1に記載のサイズ調節可能な靴。
【請求項4】
前記甲革長調節弾性部、甲革幅調節弾性部、底長調節弾性部、底幅調節弾性部を蛇腹状にすることを特徴とする請求項1に記載のサイズ調節可能な靴。
【請求項5】
長さ及び幅方向に伸縮自在の靴であって、
固定板と、長さ調節板と、一対の幅調節板と、くさび板とからなるサイズ調節部材と、
後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子部を形成した管状の長さ調節ボルトと、後端部が前記靴底の後背面より露出し、前端部が外周面に螺子を形成すると共に、前記長さ調節ボルトの通孔に挿入した幅調節ボルトとからなるサイズ調節ボルトとからなり、
前記固定板が靴の内側の踵部に固定するものであり、
前記長さ調節板に長さ調節ボルトの螺子部を螺合すると共に、長さ調節板の後端部を前記固定板の前端部に連結して長手方向に摺動自在にして、長さ調節ボルトの回転により長さ調節板の位置を調節し、
前記一対の幅調節板を長さ調節板の前端部に靴の幅方向に互いに接離自在となるよう連結すると共に、当該幅調節板でくさび板を挟み、このくさび板に幅調節ボルトの螺子部を螺合して、幅調節ボルトの回転によりくさび板を移動させて幅調節板の位置を調節することを特徴とするサイズ調節可能な靴。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−26382(P2006−26382A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−309062(P2004−309062)
【出願日】平成16年10月25日(2004.10.25)
【出願人】(504396173)
【氏名又は名称原語表記】SHIN KYUNG CHEMICAL CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】1048−8,Obang−Dong,Kimhae−Shi,Kyungnam,Korea
【Fターム(参考)】