説明

サイト管理装置及び遊戯施設管理システム

【課題】クーポンを育てていくといった斬新な感覚で、クーポン獲得までのポイントを蓄積していくことにより、利用者にクーポンの獲得意欲を十分に持たせる。
【解決手段】ウェブサイト21にアクセスしてきた利用者端末60に対してクーポンの発行を行うサイト管理サーバ40であって、クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数を複数段階に区分し、各段階に対応して変化していく複数種類のキャラクタ画像をキャラクタ画像データベース52に格納し、利用者端末60によるウェブサイト21への所定のアクセス操作に基づいてポイントを付与するとともに、付与したポイントを利用者端末60ごとに蓄積し、利用者端末60からのアクセス操作に基づき、蓄積されている獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像をキャラクタ画像データベース52から取得して、ウェブサイト21上の利用者専用ページに、獲得ポイント数の直接表示に代えて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理しているウェブサイトにアクセスしてきた利用者端末に対してクーポンの発行を行うサイト管理装置、及びこのサイト管理装置を備えた遊戯施設管理システムに係り、より詳細には、発行するクーポンの管理手法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、消費者が取得したクーポンや商品の購入によって蓄積したポイントをキャラクタの形で携帯端末装置に表示する販売促進情報提供システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)
このシステムは、消費者に関するレコード中の性別、年齢及びレベルに応じた基本パラメータを有するキャラクタを生成し、当該レコード中のアクティブ、インテリ及びファッションの項目にそれぞれ蓄積されたポイントのそれぞれをキャラクタの装飾品パラメータとし、さらに、当該レコード中のクーポン数をキャラクタの所持アイテム数のパラメータとし、クーポンの欄に登録されたクーポンIDに対応したクーポンを示す情報を各アイテムにパラメータとして付加する構成となっている。
【0003】
このような構成により、ポイントが蓄積されることによって、キャラクタが赤ちゃんのキャラクタから大人のキャラクタに成長し、かつ、予め設定されている装飾品パラメータに従って、大人のキャラクタが装飾されるようになっている。具体的には、例えばアクティブの項目のポイントがインテリ及びファッションの項目のポイントよりも高い場合には、スポーツをするような活動的な形態のキャラクタが生成されるようになっている。そして、蓄積されたポイント数によって所持アイテムが発生した場合には、その活動的な形態に装飾されたキャラクタのそばに所持可能なアイテムを表示するようになっている。
【0004】
すなわち、キャラクタとしては、赤ちゃんから大人に成長するのみであり、大人になった状態で、蓄積したポイント数に応じて所持するアイテムの個数及び種類が決定されると、その決定されたアイテムの種類のみが大人のキャラクタに付随する形(例えば、一覧表形式)で表示(特許文献1の図13(b),(d)参照)されるようになっている。
【0005】
上記従来技術によれば、取得したクーポン及び商品の購入によって獲得したポイントに応じて態様が変化するキャラクタを表示することができるため、クーポンやポイントをゲーム感覚で取得することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−352134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記従来技術では、例えば1つのクーポンを取得するまでの経過状況(例えば、そのクーポンを取得するまでのポイント数の約半分まで溜まったとか、約3/4まで溜まったといったようなポイントの蓄積状況等)については全く分からないといった問題があった。すなわち、利用者にクーポンの獲得意欲を持たせるという意味では不十分な表示形態であった。
【0008】
本発明はかかる実情に鑑みて創案されたもので、その目的は、クーポンを育てていくといった斬新な感覚で、クーポン獲得までのポイントを蓄積していくことにより、利用者にクーポンの獲得意欲を持たせることで、ウェブサイトへの積極的な利用を促すことのできるサイト管理装置及び遊戯施設管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明のサイト管理装置は、情報の配信を行うウェブサイトを管理し、前記ウェブサイトにアクセスしてきた利用者端末に対してクーポンの発行を行うサイト管理装置であって、前記クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数を複数段階に区分し、各段階に対応して変化していく複数のキャラクタ画像を格納しているキャラクタ画像格納手段と、前記ウェブサイトに対する前記利用者端末からの所定のアクセス操作に基づいてポイントを付与するとともに、付与したポイントを前記利用者端末ごとに蓄積していくポイント蓄積手段とを備え、前記利用者端末からのアクセス操作に基づき、前記ポイント蓄積手段に蓄積されている当該利用者端末の獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像を前記キャラクタ画像格納手段から取得し、取得したキャラクタ画像を、前記ウェブサイトに設けられた前記利用者端末の利用者専用ページに、獲得ポイント数の直接表示に代えて表示することを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、利用者が、自身の利用者端末からウェブサイトの利用者専用ページ(いわゆるマイページ)にアクセスすると、クーポンを取得するために貯めている獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像が、獲得ポイント数の直接表示に代えて、利用者専用ページに表示される。本発明では、このキャラクタ画像は、クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数を複数段階に区分し、各段階に対応して変化していく複数のキャラクタ画像となっている。従って、表示されたキャラクタ画像の変化の度合い(段階)を目視によって確認することで、現在、どの段階までポイントが貯まっているのかを感覚的に知ることができる。例えば、クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数が4段階に区分されており、その3段階目のキャラクタ画像が表示されている場合には、表示されるキャラクタ画像があともう少しで4段階の画像に変化し、そのクーポンが取得できることが分かる。この場合、単に獲得ポイント数を数値表示する場合に比べて、キャラクタが変化していく過程を楽しむことができるので、利用者は、ポイント獲得に意欲を燃やすことができる。
【0011】
また、本発明によれば、前記ポイントの獲得は、前記ウェブサイトの所定ページにアクセスするごとに1ポイントずつ獲得する構成とすることができる。
【0012】
すなわち、利用者は、ウェブサイトの種々のページにアクセスするだけで、クーポン取得のためのポイントを獲得していくことができるので、積極的にウェブサイトの各ページを見ることになる。すなわち、本発明によれば、利用者によるウェブサイトの積極的な利用が期待できる。
【0013】
また、本発明によれば、前記複数のキャラクタ画像は、獲得ポイント数の各段階に応じて成長していく一連のキャラクタ画像とすることができる。すなわち、複数段階のキャラクタ画像を、例えば、幼虫が複数回の脱皮を経て成虫となるようなイメージで作成しておけば、利用者は、取得しようとしているクーポンをペットに見立て、そのペットを育てていくようなイメージでポイントを貯めていくことができる。すなわち、利用者は、クーポンの取得に際し、そのポイントを貯めていく過程(すなわち、ペットの成長)そのものを楽しむことができる。このことは、ウェブサイトの提供者側においても、利用者による当該ウェブサイトへのより多くの訪問を促すことにもなり、利用者とサイト提供者とのより緊密な関係を構築することが可能となる。
【0014】
また、本発明によれば、前記クーポンは、獲得ポイント数の各段階に応じてそれぞれ用意されていてもよい。例えば、第2段階では、その第1段階に見合ったクーポン(例えば、割引金券であれば、50円等)、第3段階では、その第2段階に見合ったクーポン(例えば、100円等)、といった具合に、各段階に応じたクーポンを発行してもよい。これにより、利用者も、第4段階のクーポンを取得できなくても、自身の都合に合わせて各段階のクーポンを気軽に利用することができる。一方、サイト提供者にとっても、利用者のクーポン利用回数が増えることから、十分なメリットが得られるものである。
【0015】
また、本発明によれば、前記利用者専用ページには、次の段階までの残りポイント数を前記キャラクタ画像とともに表示するように構成してもよい。
【0016】
上記したように、キャラクタ画像を表示するだけでも、現在、どの段階までポイントが貯まっているのかを感覚的に知ることができるが、これに次の段階までの残りポイント数を併せて表示すれば、利用者は、キャラクタ画像が次の段階に変化(成長)するまでの正確なポイント数を把握できることから、ウェブサイトへのより多くの訪問を期待することができる。
【0017】
また、本発明によれば、前記所定ページに一定期間アクセスされなかった場合には、前記ポイント蓄積手段に蓄積されている獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像に代えて、休止状態を示すキャラクタ画像を前記利用者専用ページに表示する構成としてもよい。
【0018】
このような構成とすれば、利用者は、利用者専用ページに表示された休止状態のキャラクタ画像を見て、最近訪問していないことを認識できるので、利用者に対してウェブサイトの積極的な利用を促すことができる。
【0019】
また、本発明によれば、前記休止状態を示すキャラクタ画像の表示状態で、前記利用者端末から所定のアクセス操作があった場合には、前記利用者専用ページのキャラクタ画像の表示を、前記休止状態を示すキャラクタ画像から前記ポイント蓄積手段に蓄積されている当該利用者端末の獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像の表示に切り替える構成としてもよい。
【0020】
このような構成とすれば、休止状態であっても、再度ウェブサイトの所定のページにアクセスすることで、ポイントの蓄積を、休止前の状態から再び継続することができる。
【0021】
また、本発明によれば、前記ウェブサイトは複数部門で構成され、前記クーポンは各部門ごとに発行され、前記キャラクタ画像格納手段は、前記各段階に対応して変化していく複数のキャラクタ画像を前記部門ごとに格納しており、前記ポイント蓄積手段は、アクセスされた前記所定ページが含まれる部門ごとに獲得したポイント数を蓄積し、前記利用者専用ページには、前記キャラクタ画像が前記部門ごとに表示される構成とすることができる。
【0022】
すなわち、クーポンを各部門ごとに発行することで、利用者に多くの部門にアクセスしてもらうことが可能となる。また、サイト提供者にとっても、どの部門により多くの人が興味を持っているか、といった情報を収拾することが可能となる。
【0023】
また、本発明の遊戯施設管理システムは、場内に設置された複数の遊戯施設を管理する遊戯施設管理装置との間で各種情報を送受信して各遊戯施設を一元管理するデータ管理装置に、本発明に係るサイト管理装置が接続された構成の遊戯施設管理システムであって、前記一つの部門が、前記場内に設置された前記複数の遊戯施設の一つの遊戯施設に対応していることを特徴としている。
【0024】
すなわち、本発明の遊戯施設管理システムによれば、複数の遊戯施設が、例えば、ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポーツチャレンジ、ビリヤード/ダーツの各施設である場合、クーポンは、ボウリングの施設に対応したクーポン、カラオケの施設に対応したクーポン、アミューズメントの施設に対応したクーポン、スポーツチャレンジの施設に対応したクーポン、ビリヤード/ダーツの施設に対応したクーポンがそれぞれ用意されている。このように、クーポンを各遊戯施設ごとに発行することで、利用者に多くの遊戯施設のページにアクセスしてもらうことが可能となる。また、サイト提供者にとっても、どの遊戯施設により多くの人が興味を持っているか、といった利用者の利用傾倒や利用動向の情報を収拾することが可能となる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、利用者端末からウェブサイトの利用者専用ページにアクセスすると、クーポンを取得するために貯めている獲得ポイント数に応じた成長段階のキャラクタ画像が、獲得ポイント数の直接表示に代えて、利用者専用ページに表示されるので、利用者は、表示されたキャラクタ画像の変化の度合い(すなわち成長段階)を目視によって確認することで、現在、どの段階までポイントが貯まっているのかを感覚的に知ることができる。この場合、成長段階のキャラクタ画像が表示されるので、単に獲得ポイント数を数値表示する場合に比べて、キャラクタが変化していく過程を、キャラクタを育てていく感覚で楽しむことができる。また、ウェブサイトの提供者にとっても、クーポン取得過程のキャラクタ画像を表示することで、利用者に対してウェブサイトの積極的な利用を促すことができるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のサイト管理装置を備えた遊戯施設管理システムの全体構成図である。
【図2】クーポンデータベースの構成例を示す説明図である。
【図3】キャラクタ画像データベースの構成例を模式的に示す説明図である。
【図4】会員データベースの構成例を示す説明図である。
【図5】利用者端末の表示画面に表示されるウェブサイトのトップページの一例を示す説明図である。
【図6】マイページ画面の表示例を示す説明図である。
【図7】ペット選択画面の表示例を示す説明図である。
【図8】世話するページ画面の表示例を示す説明図である。
【図9】キャンペーン情報画面の表示例を示す説明図である。
【図10】クーポン画面の表示例を示す説明図である。
【図11】キャラクタ画像の変化(遷移)の様子を示す説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0028】
<遊戯施設管理システムの全体構成の説明>
図1は、本発明のサイト管理装置を備えた遊戯施設管理システムの全体構成図である。
【0029】
この遊戯施設管理システムは、店舗B内に、例えば、ボウリング施設B1、アミューズメント施設B2、カラオケ施設B3、スポーツチャレンジ施設B4、ビリヤード/ダーツ施設B5の5つの遊戯施設が設置されており、各遊戯施設B1〜B5には、それぞれ施設内の情報を管理する施設管理サーバ1〜5が設置され、各施設管理サーバ1〜5と店舗管理サーバ6とがLAN7を介して接続されている。また、店舗管理サーバ6には、各店舗のフロントに設置された受付端末8及び非接触型ICカードリーダ9が接続されている。
【0030】
各店舗Bの店舗管理サーバ6は、インターネット等に代表されるネットワークN及びネットワークNに接続されたウェブサーバ20を介して、データ管理サーバ30とそれぞれ双方向通信可能に接続され、データ管理サーバ30は、ウェブサーバ20上に開設されたウェブサイト21を管理するサイト管理サーバ40と双方向通信可能に接続された構成となっている。サイト管理サーバ40は、本発明のサイト管理装置であり、データベースサーバ50と双方向通信可能に接続されている。データベースサーバ50は、後述するクーポンデータベース51、キャラクタ画像データベース52、会員データベース53を備えている。
【0031】
また、ネットワークNには無線基地局n1,n2,・・・が接続されており、携帯電話機やPDA、ノートパソコン等の利用者端末60から任意の無線基地局n1,n2,・・・を経由して、ウェブサーバ20上に開設されたウェブサイト21にアクセス可能な構成となっている。
【0032】
データ管理サーバ30は、各店舗Bの店舗管理サーバ6から送信されてきた各種データを収集して一元管理するものであり、例えば、店舗B内の各施設B1〜B5の予約の受け付けなども行う。
【0033】
サイト管理サーバ40は、ウェブサイト21にアクセスしてきた利用者端末60に対してクーポンの発行処理を行うが、本発明では、このクーポンの発行処理に特徴を有している。
【0034】
すなわち、サイト管理サーバ40は、クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数を複数段階に区分し、各段階に対応して変化していく複数のキャラクタ画像を格納している上記キャラクタ画像データベース52と、ウェブサイト21に対する利用者端末60からの所定のアクセス操作に基づいてポイントを付与するとともに、付与したポイントを利用者端末60ごとに蓄積していくポイント蓄積手段でもある上記会員データベース53とを利用して、利用者端末60からのアクセス操作に基づき、会員データベース53に蓄積されている当該利用者端末60の獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像をキャラクタ画像データベース52から取得し、取得したキャラクタ画像を、ウェブサイト21に設けられた前記利用者端末60の利用者専用ページ(以下、マイページともいう)に、獲得ポイント数の直接表示に代えて表示する構成としている。
【0035】
このような構成とすれば、利用者は、自身の利用者端末60からウェブサイト21の利用者専用ページにアクセスすると、クーポンを取得するために貯めている獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像が、獲得ポイント数の直接表示に代えて、利用者専用ページに表示されることになる。従って、表示されたキャラクタ画像の変化の度合い(変化の段階)を目視によって確認することで、現在、どの段階までポイントが貯まっているのかを感覚的に知ることができる。例えば、クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数が4段階に区分されており、その3段階目のキャラクタ画像が表示されている場合には、表示されるキャラクタ画像があともう少しで4段階の画像に変化し、そのクーポンが取得できることが分かる。この場合、単に獲得ポイント数を数値表示する場合に比べて、キャラクタが変化していく過程を楽しむことができるので、利用者は、ポイント獲得に意欲を燃やすことができる。
【0036】
ここで、発行するクーポンには、基本的に、当該ウェブサイト21にマイページを登録することで発行されるレギュラークーポンと、各遊戯施設の利用に供される割引クーポンとがあるが、以下の説明では、割引クーポンのことを単にクーポンという。クーポンは、各遊戯施設B1〜B5ごとに用意されている。このように、クーポンを各遊戯施設ごとに用意(発行)することで、利用者にウェブサイト21上の多くの遊戯施設のページにアクセスしてもらうことが可能となる。また、サイト提供者にとっても、どの遊戯施設により多くの人が興味を持っているか、といった利用者の利用傾倒や利用動向の情報を収拾することが可能となる。
【0037】
また、クーポンの取得はポイント制となっており、本実施形態では、獲得ポイント数の各段階に応じてそれぞれ割引金額の異なるクーポンが用意されている。
【0038】
例えば、第2段階では、その第2段階に見合った割引金額のクーポン、第3段階では、その第3段階に見合った割引金額のクーポン、といった具合に、各段階に応じた割引金額のクーポンを発行している。これにより、利用者も、第4段階のクーポンを取得できなくても、自身の都合に合わせて各段階のクーポンを気軽に利用することができる。一方、サイト提供者にとっても、利用者のクーポン利用回数が増えることから、十分なメリットが得られる。
【0039】
本実施形態では、クーポンを取得するために獲得していくポイントは、提供しているウェブサイト21内の任意のページへの訪問回数(PV:ページビュー)に対応している。すなわち、ウェブサイト21内の1または複数のページへの訪問回数を、ポイントとして蓄積するようになっている。別言すれば、ポイントの獲得は、ウェブサイト21内の任意のページにアクセスするごとに、1ポイントずつ獲得する構成としている。これにより、利用者は、ウェブサイト内の種々のページにアクセスするだけで、クーポン取得のためのポイントを獲得していくことができるので、積極的にウェブサイトの各ページを見ることになる。すなわち、利用者によるウェブサイトの積極的な利用が期待できる。
【0040】
図2は、クーポンデータベース51の構成例を示している。
【0041】
クーポンデータベース51は、ボウリング(BO)、カラオケ(KA)、アミューズメント(AM)、スポーツチャレンジ(SP)、ビリヤード/ダーツ(DA)の各部門(各遊戯施設)において、クーポンの獲得ポイント数が、上記したように第1段階から第4段階までの4段階に区分されており、第1段階の獲得ポイント数が「5」、第2段階の獲得ポイント数が「10」、第3段階の獲得ポイント数が「20」に設定されている。ただし、一つの部門に発行されるクーポンの獲得ポイント数を何段階に区分するかはサイト提供者側が任意に設定すればよく、また、各段階の獲得ポイント数を幾らに設定するかもサイト提供者側が任意に設定すればよい。
【0042】
また、このクーポンデータベース51では、第1段階ではクーポンを発行せず、第2段階から第4段階のそれぞれの段階でクーポンを発行するようになっている。具体的には、ボウリング部門の欄では、クーポンは、第2段階で「[本人]投げ放題100円割引、または、1ゲーム50円割引」となっており、第3段階で「[本人]投げ放題150円割引、または、1ゲーム50円割引」となっており、第4段階で「[本人]投げ放題200円割引、または、1ゲーム100円割引」となっている。
【0043】
また、カラオケ部門の欄では、クーポンは、第2段階で「[本人]3時間パックまたはフリータイム100円割引、または、通常料金1時間50円割引」となっており、第3段階で「[本人]3時間パックまたはフリータイム150円割引、または、通常料金1時間50円割引」となっており、第4段階で「[本人]3時間パックまたはフリータイム200円割引、または、通常料金1時間100円割引」となっている。
【0044】
また、アミューズメント部門の欄では、クーポンは、第2段階で「[本人]UFOキャッチャー1回無料」となっており、第3段階で「[本人]メダル20枚、または、お好きな100円UFO1回無料」となっており、第4段階で「[本人]お好きな100円ゲーム1回無料」となっている。
【0045】
また、スポーツチャレンジ部門の欄では、クーポンは、第2段階で「[本人]3時間パック50円割引」となっており、第3段階で「[本人]3時間パック100円割引、または、90分パック50円割引」となっており、第4段階で「[本人]3時間パック200円割引、または、90分パック100円割引」となっている。
【0046】
また、ビリヤード/ダーツ部門の欄では、クーポンは、第2段階で「[本人]BI3時間パック、または、DA2時間パック50円割引」となっており、第3段階で「[本人]BI3時間パック、または、DA2時間パック100円割引」となっており、第4段階で「[本人]BI3時間パック、または、DA2時間パック150円割引」となっている。
【0047】
また、クーポン使用の制約条件としては、各段階において1回限りの使用とし、使用後は常に第1段階に戻るようになっている。
【0048】
図3は、キャラクタ画像データベース52の構成例を模式的に示している。
【0049】
キャラクタ画像データベース52には、クーポンを取得するために区分された4段階の獲得ポイント数(PV)に対応して変化していく(成長していく)4種類のキャラクタ画像、及び、休止状態を示す1種類のキャラクタ画像が、各部門ごとに格納されている。
【0050】
すなわち、本実施形態では、複数のキャラクタ画像は、獲得ポイント数の各段階に応じて成長していく一連のキャラクタ画像となっている。具体的には、複数段階のキャラクタ画像を、例えば、幼虫が複数回の脱皮を経て成虫となるようなイメージで作成しておけば、利用者は、取得しようとしているクーポンをペットに見立て、そのペットを育てていくようなイメージでポイントを貯めていくことができる。具体的には、例えば上から2段目のカラオケ(KA)部門に対応したキャラクタ画像は、卵から蛙になるまでをイメージしており、第1段階が卵、第2段階が尻尾だけ生えているおたまじゃくし、第3段階が後ろ足まで生えているおたまじゃくし、第4段階が完全に成長した蛙、をそれぞれイメージしている。なお、その他の部門も同様に、卵からスタートし、第4段階ではそれぞれのキャラクタが大人まで成長した状態をイメージしている。
【0051】
これにより、利用者は、クーポンの取得に際し、そのポイントを貯めていく過程を、キャラクタの変化(すなわち、ペットの成長)として楽しむことができる。このことは、サイト提供者側においても、利用者による当該ウェブサイトへのより多くの訪問を促すことにもなり、利用者とサイト提供者とのより緊密な関係を構築することが可能となる。
【0052】
また、本実施形態では、ウェブサイト21の任意の部門に一定期間(例えば、1週間等)アクセスされなかった場合には、ウェブサイト21の利用者専用ページに、当該部門に対応した休止状態のキャラクタ画像(図3の右端のキャラクタ画像)を表示するようにしている。これにより、利用者は、表示された休止状態の列のキャラクタ画像を見ることで、最近このウェブサイト21にアクセス(訪問)していなかったことを認識することができる。すなわち、休止状態のキャラクタ画像を表示することで、利用者に対して、当該ウェブサイト21への積極的な利用を促すことができる。
【0053】
図4は、会員データベース53の構成例を示している。
【0054】
会員データベース53は、会員の登録番号(会員ID)、氏名、性別、年齢、生年月日、利用者端末のメールアドレス、マイページ登録の有無、獲得ポイント数などの各項目が、会員IDごとに1レコードで記録されている。また、獲得ポイント数の項目は、店舗Bに設置されている各施設(すなわち、ボウリング(BO)、カラオケ(KA)アミューズメント(AM)、スポーツチャレンジ(SP)、ビリヤード/ダーツ(DA)の各施設)に対応した数だけ用意されている。なお、必要に応じてその他の項目、例えば会員の住所、職業、家族構成等が含まれる場合もある。
【0055】
例えば、会員ID「0001」には、氏名:山田××、性別:男性、年齢:32才、生年月日:×年×月×日、メールアドレス:yamada@××××、マイページ登録:有、ボウリング(BO)の獲得ポイント数:8、その他の獲得ポイント数が全て0、といった内容が記録され、会員ID「0002」には、氏名:上田○○、性別:女性、年齢:25才、生年月日:○年○月○日、メールアドレス:ueda@○○○○、マイページ登録:有、ボウリング(BO)の獲得ポイント数:4、カラオケ(KA)の獲得ポイント数:15、その他の獲得ポイント数が全て0、といった内容が記録されている。また、会員ID「000n」には、氏名:斉藤△△、性別:男性、年齢:41才、生年月日:△年△月△日、、メールアドレス:saitou@△△△△、マイページ登録:無、全ての獲得ポイント数が0、といった内容が記録されている。すなわち、会員ID「000n」の斉藤△△さんは、マイページ登録を行っていないことを示している。
【0056】
これらの記録のうち、各部門(施設)に対応した獲得ポイント数は、会員がウェブサイト21内の各部門(施設)に対応した任意のページにアクセスするごとに、1ポイントずつ加算して、その都度更新されるようになっている。また、年齢は、当然、誕生日ごとに更新されるようになっている。
【0057】
次に、上記構成のサイト管理装置を備えた遊戯施設管理システムにおいて、まず、マイページの登録処理について説明し、次に、このマイページを通じて各種クーポンを取得するためのポイント蓄積処理について説明する。
【0058】
<マイページの登録処理の説明>
本実施形態では、利用者にマイページを登録してもらうための誘導方法として、4つの方法が用意されている。一つ目は、ウェブサイト21のトップページにマイページへのリンクを貼り、そこからマイページの登録画面に移行する方法であり、二つ目は、配布する店舗チラシに二次元バーコードを表記し、この二次元バーコードを利用者端末60に搭載されているカメラで撮影することで、マイページの登録画面に移行する方法であり、三つ目は、利用者に事前に発行している会員カード(非接触型ICカード)を利用し、利用者が入店時に、この会員カードをフロントに設置されている非接触型ICカードリーダ9にかざすことで、フロントに設置されている受付端末8の受け付け画面にマイページの登録画面を表示する方法であり、四つ目は、定期または不定期に配信しているメールマガジンの登録者に対して、電子メールにてマイページへの登録案内を送信する方法である。
【0059】
ここで、上記一つ目のウェブサイト21のトップページにマイページへのリンクを貼り、そこからマイページの登録画面に移行する方法について説明する。
【0060】
図5は、利用者端末60の表示画面に表示されるウェブサイト21のトップページTPの一例を示している。トップページTPは、その最上段TP1にウェブサイトの名称(○△□◇)が表示されており、その下にサイトコンテンツが表示されている。本実施形態では、サイトコンテンツとして、本発明に係わる会員登録(マイページ)欄TP2の他、ネットワーク対戦等のボウリングに関連するページに移行するための「がんばれ!ボウリング番長!」と表記された欄TP3、各種遊戯施設の遊び方や、やり方を説明する「HowToビデオ」と表記された説明欄TP4、アミューズメント施設に設置されている各種遊戯機の説明を検索するためのアミューズメント検索欄TP5、及びその他のサービス案内として全店舗の案内を表示する店舗案内一覧の欄TP6、がそれぞれ設けられている。ただし、これらの欄は一例に過ぎず、必要に応じて各欄の増減、変更が可能である。
【0061】
ここで、利用者が会員登録(マイページ)欄TP2の会員登録(マイページ)を選択すると、マイページをまだ登録していない場合には、自身の利用者端末60にマイページ登録画面(図示省略)が表示される。従って、利用者は、このマイページ登録画面から必要事項を入力してマイページを登録することになる。入力事項は、基本的に会員データベース53の各項目に対応しているが、会員IDを既に取得している場合には、マイページ登録画面から単にマイページの登録の有無だけを入力することになる。そして、マイページ登録「有」を入力すると、会員データベース53のマイページ登録欄に、「有」が登録されることになる。なお、本実施形態では、マイページへの登録の際にレギュラークーポンを発行することになっているが、レギュラークーポンの発行は、マイページへの登録を促すためのものであり、本発明に直接関係するものではないので、ここでは説明を省略する。
【0062】
以上が、ウェブサイト21のトップページTPからマイページ登録を行う場合の手順であるが、上記したその他三つの方法でも、最終的に利用者端末60または受付端末8の表示画面にマイページ登録画面が表示されるので、利用者は、その画面からマイページ登録「有」を入力することで、マイページ登録を行うことができる。
【0063】
<クーポンを取得するためのポイント蓄積処理の説明>
マイページを登録している利用者は、ウェブサイト21のトップページTPから、会員登録(マイページ)欄TP2の会員登録(マイページ)と表記されたボタンを選択する。この場合、上記処理によって既にマイページが登録されているので、利用者端末60の表示画面には、図6に示すマイページ画面70が表示される。
【0064】
マイページ画面70は、その最上段にマイページの名称(○△*□)が表示されており、その下にクーポンメニュー欄71が設けられている。クーポンメニュー欄71には、各種クーポン情報が表示される。この例では、クーポンを取得するためのポイント蓄積処理に対応する「育てるクーポン」と、「お財布クーポン」とが表示されている。また、クーポンメニュー欄71の下側には、この例ではサービスメニュー欄72、キャンペーン情報欄73、壁紙や着せ替え、ゲーム等が楽しめるスペシャルコンテンツ欄74、期間限定で種々の企業と連携したサービスを提供する期間限定コラボ欄75、その他の管理メニュー欄76などが設けられている。ここで、クーポンメニュー欄71を除く他の欄72〜76の構成は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、サイト提供者側で任意に構成すればよい。なお、他の欄72〜76は、本発明に直接関連するものではないので、ここでは他の欄72〜76についての説明を省略する。
【0065】
クーポンメニュー欄71には、その左側に「育てるクーポン」のキャラクタ画像が表示されている。このキャラクタ画像の表示/非表示は、マイページ画面70から次の画面に遷移したときに選択されるようになっており、ポイント獲得前の段階(すなわち、0ポイントの段階)では、初期画面として第1段階のキャラクタ画像(卵型のキャラクタ画像)が表示されている。
【0066】
ここで、利用者が、マイページ画面70から、クーポンメニュー欄71の「育てるクーポン」を選択すると、利用者端末60の表示画面には、図7に示すペット選択画面80が表示される。
【0067】
このペット選択画面80には、店舗Bに設置されている各施設に対応したキャラクタ画像が表示されている。具体的には、上からボウリングのキャラクタ画像BO1、カラオケのキャラクタ画像KA1、アミューズメントのキャラクタ画像AM1、スポーツチャレンジのキャラクタ画像SP1、ビリヤード/ダーツのキャラクタ画像DA1が順次表示されている。また、各キャラクタ画像の右横には、「このキャラクタを世話する」、「トップページ(ここではマイページ画面70のこと)に表示する」の2つの選択項目が表示されている。
【0068】
ここで、利用者が、任意の施設に対応したキャラクタ画像の横に表示されている「トップページに表示する」と表記されたボタンを事前に選択しておくと、上記したように、トップページTPからマイページ画面70を開く(遷移する)たびに、クーポンメニュー欄71の左側に、選択した施設の第1段階のキャラクタ画像が表示されることになる。図6に示す例では、ボウリングの第1段階のキャラクタ画像BO1が表示されている。
【0069】
このペット選択画面80において、利用者が、例えばボウリング施設に対応したキャラクタ画像BO1の横の「このキャラクタを世話する」と表記されたボタンを選択すると、この時点で、図4に示す会員データベース53のボウリング施設に対応した獲得ポイント数の項目に保存されている獲得ポイント数がプラス1されることになる。すなわち、それまでの獲得ポイント数が図4に例示しているように「8」であった場合には、獲得ポイント数が「9」に書き換えられることになる。すなわち、請求項に記載の「所定のアクセス操作」及び「ウェブサイトの所定ページにアクセスする」とは、本実施形態では、ペット選択画面80に表示された任意のキャラクタ画像の横に表示されている「このキャラクタを世話する」ボタンを選択することに相当している。
【0070】
また、「このキャラクタを世話する」ボタンを選択すると、利用者端末60の表示画面には、図8に示す世話するページ画面90が表示される。
【0071】
世話するページ画面90には、バナー公告欄が設けられており、ここに任意の企業等の公告が掲載される。そして、その下側には、その時点で獲得しているポイント数に対応したキャラクタ画像が表示される。この例では、それまでの獲得ポイント数が「8」であるので、図3に示すキャラクタ画像データベース52から、ボウリングに対応した第2段階のキャラクタ画像であるBO2が取得され、このキャラクタ画像BO2が、現在育てているペットとして、世話するページ画面90に表示されることになる。なお、「このキャラクタを世話する」ボタンを選択した場合の会員データベース53の獲得ポイント数の書き換え処理は、上記のように随時行ってもよいが、例えば、翌日の午前8時に、前日の獲得ポイント数をまとめて更新するようにしてもよい。これに伴い、表示するキャラクタ画像の更新も、翌日の午前8時に行えばよい。
【0072】
このとき、本実施形態では、このキャラクタ画像BO2の下に、所望のメッセージが表示されるようになっている。表示されるメッセージには2種類あり、一つは、「今日はあと5回世話できます。」というメッセージとなっている。このメッセージの意味について説明する。
【0073】
このメッセージは、1日に蓄積できるポイント数の上限値を定めたものであり、1日に5ポイント蓄積すると、後は同じ日に何回このページを訪問してもポイントがそれ以上は蓄積されないことを利用者に明示するためのメッセージである。すなわち、本実施形態では、1日の獲得ポイント数の上限を5ポイントに設定している。そのため、例えば0ポイントの状態からスタートし、1日に上限の5ポイントを蓄積していくとすると、第1段階から1日で第2段階に到達し、第2段階から第3段階へも1日で到達し、第3段階から第4段階へは2日で到達することになる。すなわち、第1段階の0ポイントからスタートして、最短4日で第4段階に到達することができるようになっている。このように、1日に蓄積できるポイント数に上限値を設定して、第4段階に到達するまでにある程度の日数がかかるようにしておくことで、利用者による当該ウェブサイト21への継続的なアクセスを確保し、利用者に時間的余裕を持って様々な情報を提供できるように工夫されている。
【0074】
なお、上限の5ポイントについては、世話するページ画面90の下の方に、「世話する」と表記されたボタンが用意されており、この「世話する」ボタンを5回押すことで、5ポイントを蓄積できるようになっている。また、5回押すと、その時点で「世話する」ボタンが画面から消去されるようになっている。従って、その後このページに訪問しても、翌日の例えば午前8時以降にならない限り、「世話する」ボタンは再表示されないようになっている。
【0075】
また、もう一つのメッセージである「あと2回世話するとキャラが成長します。」というメッセージは、キャラクタ画像が次の段階に変化(成長)するまでにあと何ポイント必要かを利用者に分かりやすく示すためのメッセージである。キャラクタ画像を表示するだけでも、現在、どの段階までポイントが貯まっているのかを感覚的に知ることができるが、これに次の段階までの残りポイント数を併せて表示すれば、利用者は、キャラクタ画像が次の段階に進化するまでの正確なポイント数を把握できることから、ウェブサイト21への積極的な訪問を期待することができる。
【0076】
さらに、世話するページ画面90には、「世話する」ボタンの下に「クーポン表示」と表記されたボタンが用意されている。従って、利用者がこの「クーポン表示」ボタンを選択すると、利用者端末60の表示画面には、図9に示すキャンペーン情報画面100が表示される。
【0077】
このキャンペーン情報画面100には、クーポンに関する注意事項や、キャンペーンについての注意事項等が記載されており、利用者は、その注意事項を確認した後、その下に表示されている「クーポン表示」と表記されたボタンを選択することになる。これにより、利用者端末60の表示画面には、図10に示すクーポン画面110が表示されるので、利用者はこの画面を表示したままフロントの担当者に提示し、担当者が図示しない二次元コードリーダによって表示されている二次元コードを読み取ることにより、該当する施設のクーポンが発行される。すなわち、利用者は、その施設を利用するに際し、獲得ポイント数に応じた割引を受けることができる。なお、クーポンが発行されると、会員データベース53の該当する獲得ポイント数の項目が0ポイントにリセットされる。
【0078】
以上が、マイページ画面70からクーポン画面110まで進んで、クーポンが発行されるまでの一連の処理の流れであるが、ここで、ポイントを蓄積している過程のキャラクタ画像の表示の変化について、ボウリングに対応したキャラクタ画像を例示している図11に示すキャラクタ画像の変化図(遷移図)を参照して説明する。
【0079】
マイページを登録した時点、及び、マイページを登録後、マイページへのアクセス回数(具体的には、図7の「このキャラを世話する」ボタンの選択回数、または、図8の「世話する」ボタンの選択回数)が5回に満たない場合には、図7に示すペット選択画面80から図8に示す世話するページ画面90に遷移したとき、その画面には第1段階のキャラクタ画像BO1が表示されることになる。
【0080】
その後、上記したようにマイページにアクセスし、図7に示すペット選択画面80の「このキャラクタを世話する」ボタン、または、図8に示す世話するページ画面90の「世話する」ボタンを何度が選択することで、マイページへのアクセス回数(すなわち、会員データベース53に格納されているボウリング施設の獲得ポイント数)が5回を超えた場合には、図7に示すペット選択画面80から図8に示す世話するページ画面90に遷移したとき、その画面には第2段階のキャラクタ画像BO2が表示されることになる。すなわち、表示されるキャラクタ画像が、それまでの第1段階のキャラクタ画像BO1から第2段階のキャラクタ画像BO2に変化(成長)することになる。
【0081】
その後、上記したようにマイページにアクセスし、図7に示すペット選択画面80の「このキャラクタを世話する」ボタン、または、図8に示す世話するページ画面90の「世話する」ボタンを何度が選択することで、マイページへのアクセス回数(すなわち、会員データベース53に格納されているボウリング施設の獲得ポイント数)が10回を超えた場合には、図7に示すペット選択画面80から図8に示す世話するページ画面90に遷移したとき、その画面には第3段階のキャラクタ画像BO3が表示されることになる。すなわち、表示されるキャラクタ画像が、それまでの第2段階のキャラクタ画像BO2から第3のキャラクタ画像BO3に変化(成長)することになる。
【0082】
その後、上記したようにマイページにアクセスし、図7に示すペット選択画面80の「このキャラクタを世話する」ボタン、または、図8に示す世話するページ画面90の「世話する」ボタンを何度が選択することで、マイページへのアクセス回数(すなわち、会員データベース53に格納されているボウリング施設の獲得ポイント数)が20回を超えた場合には、図7に示すペット選択画面80から図8に示す世話するページ画面90に遷移したとき、その画面には第4段階のキャラクタ画像BO4が表示されることになる。すなわち、表示されるキャラクタ画像が、それまでの第3段階のキャラクタ画像BO3から第4のキャラクタ画像BO4に変化(成長)することになる。
【0083】
このようなキャラクタ画像の変化(成長)過程において、マイページに一定期間アクセスされなかった場合(具体的には、図7に示すペット選択画面80の「このキャラクタを世話する」ボタンが一定期間(例えば、1週間等)の間一度も選択されなかった場合)には、それまでのキャラクタ画像に代えて、会員データベース53に格納されている休止状態を示すキャラクタ画像を、図8に示す世話するページ画面90に表示する。
【0084】
すなわち、図11に示す例で言えば、例えば第2段階のキャラクタ画像BO2を表示している状態において、その後一定期間の間、ペット選択画面80のボウリングのキャラクタ画像BO1の横に表示されている「このキャラクタを世話する」ボタンが一度も選択されなかった場合には、その後マイページにアクセスし、ペット選択画面80のボウリングのキャラクタ画像BO1の横に表示されている「このキャラクタを世話する」ボタンが選択されて、図8に示す世話するページ画面90に移行すると、ボウリングに対応する休止状態を示すキャラクタ画像BO5をキャラクタ画像データベース52から取得して、世話するページ画面90に表示する。
【0085】
このような構成とすれば、利用者は、表示された休止状態のキャラクタ画像BO5を見て、最近訪問していないことを認識できるので、世話するページ画面90の「世話する」ボタンを選択することで、休止状態を解消することができる。この場合、獲得ポイントの更新は、上記したように、翌日の午前8時に行うものとするが、画面表示だけは、その時点で、休止状態のキャラクタ画像BO5から休止前のキャラクタ画像BO2に切り替えればよい。
【0086】
このような構成とすれば、休止状態であっても、再度、ウェブサイト21のマイページにアクセスすることで、ポイントの蓄積を、休止前の状態から再び継続することができる。
【符号の説明】
【0087】
1〜5 施設管理サーバ
6 店舗管理サーバ
7 LAN
8 受付端末
9 非接触型ICカードリーダ
20 ウェブサーバ
21 ウェブサイト
30 データ管理サーバ
40 サイト管理サーバ(サイト管理装置)
50 データベースサーバ
51 クーポンデータベース
52 キャラクタ画像データベース
53 会員データベース
60 利用者端末
70 マイページ画面
80 ペット選択画面
90 世話するページ画面
100 キャンペーン情報画面
110 クーポン画面
TP トップページ
B 店舗
B1 ボウリング施設
B2 アミューズメント施設
B3 カラオケ施設
B4 スポーツチャレンジ施設
B5 ビリヤード/ダーツ施設
n1,n2,・・・ 無線基地局
N ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報の配信を行うウェブサイトを管理し、前記ウェブサイトにアクセスしてきた利用者端末に対してクーポンの発行を行うサイト管理装置であって、
前記クーポンを取得するために必要な獲得ポイント数を複数段階に区分し、各段階に対応して変化していく複数のキャラクタ画像を格納しているキャラクタ画像格納手段と、
前記ウェブサイトに対する前記利用者端末からの所定のアクセス操作に基づいてポイントを付与するとともに、付与したポイントを前記利用者端末ごとに蓄積していくポイント蓄積手段とを備え、
前記利用者端末からのアクセス操作に基づき、前記ポイント蓄積手段に蓄積されている当該利用者端末の獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像を前記キャラクタ画像格納手段から取得し、取得したキャラクタ画像を、前記ウェブサイトに設けられた前記利用者端末の利用者専用ページに、獲得ポイント数の直接表示に代えて表示することを特徴とするサイト管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサイト管理装置であって、
前記ポイントの獲得は、前記ウェブサイトの所定ページにアクセスするごとに1ポイントずつ獲得することを特徴とするサイト管理装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のサイト管理装置であって、
前記複数のキャラクタ画像は、獲得ポイント数の各段階に応じて成長していく一連のキャラクタ画像であることを特徴とするサイト管理装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のサイト管理装置であって、
前記クーポンは、獲得ポイント数の各段階に応じてそれぞれ用意されていることを特徴とするサイト管理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のサイト管理装置であって、
前記利用者専用ページには、次の段階までの残りポイント数を前記キャラクタ画像とともに表示することを特徴とするサイト管理装置。
【請求項6】
請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載のサイト管理装置であって、
前記所定ページに一定期間アクセスされなかった場合には、前記ポイント蓄積手段に蓄積されている獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像に代えて、休止状態を示すキャラクタ画像を前記利用者専用ページに表示することを特徴とするサイト管理装置。
【請求項7】
請求項6に記載のサイト管理装置であって、
前記休止状態を示すキャラクタ画像の表示状態で、前記利用者端末から所定のアクセス操作があった場合には、前記利用者専用ページのキャラクタ画像の表示を、前記休止状態を示すキャラクタ画像から前記ポイント蓄積手段に蓄積されている当該利用者端末の獲得ポイント数に応じたキャラクタ画像の表示に切り替えることを特徴とするサイト管理装置。
【請求項8】
請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載のサイト管理装置であって、
前記ウェブサイトは複数部門で構成され、
前記クーポンは各部門ごとに発行され、
前記キャラクタ画像格納手段は、前記各段階に対応して変化していく複数のキャラクタ画像を前記部門ごとに格納しており、
前記ポイント蓄積手段は、アクセスされた前記所定ページが含まれる部門ごとに獲得したポイント数を蓄積し、
前記利用者専用ページには、前記キャラクタ画像が前記部門ごとに表示されることを特徴とするサイト管理装置。
【請求項9】
場内に設置された複数の遊戯施設を管理する遊戯施設管理装置との間で各種情報を送受信して各遊戯施設を一元管理するデータ管理装置に、請求項8に記載のサイト管理装置が接続された構成の遊戯施設管理システムであって、
前記一つの部門が、前記場内に設置された前記複数の遊戯施設の一つの遊戯施設に対応していることを特徴とする遊戯施設管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−159048(P2011−159048A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−19300(P2010−19300)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(503413444)株式会社ラウンドワン (4)
【Fターム(参考)】