説明

サイドターンシグナルランプ

【課題】フェンダパネルにガタ及び隙間無く取り付けられて高い品質感を確保することができるサイドターンシグナルランプを提供すること。
【解決手段】車両の左右のフェンダパネル11’に形成された取付孔11a’に差し込んで係止することによって各フェンダパネル11’にそれぞれ取り付けられるサイドターンシグナルランプ1のランプハウジング2の前記フェンダパネル11’への取付面2Aに複数の当接部2a,2bを形成し、選択された当接部2aがフェンダパネル11’の外面に当接することによって、ランプハウジング2とフェンダパネル11’間の上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるように各サイドターンシグナルランプ1を各フェンダパネル11’に取り付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の左右のフェンダパネルに取り付けられるサイドターンシグナルランプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図4の車両の部分斜視図に示すように、車両100の左右のフェンダパネル111にはサイドターンシグナルランプ(側面方向指示器)101が取り付けられている。ここで、各フェンダパネル111には図5の分解斜視図に示すように取付孔111aがそれぞれ形成されており、この取付孔111aにサイドターンシグナルランプ101の胴部103を車両外側方から図示矢印方向に差し込み、ランプハウジング102の取付面102Aの左右に形成された係止爪104,105をフェンダパネル111の取付孔111aの内周縁に係止することによって各サイドターンシグナルランプ101が各フェンダパネル111にそれぞれ取り付けられる。尚、斯かるサイドターンシグナルランプの取付構造については特許文献1〜3等において種々の提案がなされている。
【0003】
ところで、1種類のサイドターンシグナルランプを複数の車種に共通に使用することがあるが、該サイドターンシグナルランプが取り付けられるフェンダパネルの外面の曲率は車種毎のデザインによって異なるため、同じサイドターンシグナルランプが取り付いた状態も車種毎に異なる。例えば、図6の断面図に示すように、平面には隙間無く取り付くように設計されているサイドターンシグナルランプ101をフェンダパネル111の曲面状の外面に取り付けると、該サイドターンシグナルランプ101の周囲がフェンダパネル111の外面から浮いてしまい、その取り付けが不安定となってガタが発生したり、隙間が見えるために品質感が損なわれるという問題がある。
【0004】
上記問題を解決するために従来は以下のような取付構造が採用されていた。
【0005】
1)図7に示すように、サイドターンシグナルランプ101の取付面102Aの周囲にゴム製のベース106を取り付け、該ベース106の形状や弾性を利用してサイドターンシグナルランプ101をガタ及び隙間無くフェンダパネル111に取り付ける構造。
【0006】
2)図8に示すように、フェンダパネル111にサイドターンシグナルランプ101の取付面形状に合わせた凹状の座面111bを形成し、この座面111bにサイドターンシグナルランプ101をガタ及び隙間無く取り付ける構造。
【0007】
3)図9に示すように、フェンダパネル111の外面形状をサイドターンシグナルランプ101の取付面102Aの形状に合わせて破線から実線にて示す形状に変更する取付構造。
【0008】
4)図10に示すように、サイドターンシグナルランプ101の取付面102Aをフェンダパネル111の曲面状の外面形状に沿った形状に変更し、両者間にガタや隙間が発生しないようにする取付構造。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】実開昭61−082302号公報
【特許文献2】実開昭62−025239号公報
【特許文献3】実開昭62−026242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、図7に示す前記1)の取付構造では、別部品であるベース106が必要であるために部品点数が増えてコストアップを招くという問題がある。又、図8に示す前記2)の取付構造では、例えば輸出用等のサイドターンシグナルランプ101が取り付かない仕様の車両の場合、図11(a)に示すようにフェンダパネル111に不要な凹状の座面111bが残ってしまうという問題がある。このような場合、図11(b)に示すように、座面111bが目立たないように座面111bにオーナメント等の装飾品107を取り付ける必要があり、部品点数の増加とコストアップを免れないという問題がある。或いは座面の無いフェンダパネルを別に用意すると、誤組み付けや管理費等のコストがアップしてしまう問題が生じる。
【0011】
図9に示す前記3)の取付構造のようにフェンダパネル111の外面形状をサイドターンシグナルランプ101の取付面102Aの形状に合わせて変更すると、車体のデザインに制約を伴うという問題があり、図10に示す前記4)の取付構造では、サイドターンシグナルランプ101を成形するための新たな金型を要し、金型費がアップする他、複数の車種で同じサイドターンシグナルランプ101を共通に使用するメリットがなくなってしまうという問題がある。
【0012】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、フェンダパネルにガタ及び隙間無く取り付けられて高い品質感を確保することができるサイドターンシグナルランプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車両の左右のフェンダパネルに形成された取付孔に差し込んで係止することによって各フェンダパネルにそれぞれ取り付けられるサイドターンシグナルランプであって、
ランプハウジングの前記フェンダパネルへの取付面に複数の当接部を形成し、選択された当接部がフェンダパネルの外面に当接することによって、ランプハウジングとフェンダパネル間の上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるように各フェンダパネルに取り付けられることを特徴とするサイドターンシグナルランプ。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記複数の当接部を前記ランプハウジングの取付面の下側部分に突設したことを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記複数の当接部のうちで高さが最も高い当接部を取付状態において最も上方且つ上下方向中央付近に形成したことを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、高さの異なる2つの当接部が形成され、曲率の大きなフェンダパネルへの取り付けでは高さの高い当接部がフェンダパネルの外面に当接し、曲率の小さなフェンダパネルへの取り付けでは高さの高い当接部がフェンダパネルの取付孔を通過して高さの低い当接部がフェンダパネルの外面に当接することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の発明によれば、ランプハウジングの取付面に形成された複数の当接部からフェンダパネルの外面形状(曲率)に合わせて最適なものを選択し、選択された当接部をフェンダパネルの外面に当接させることによって、ランプハウジングとフェンダパネル間の上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるようにサイドターンシグナルランプをフェンダパネルに取り付けるようにしたため、該サイドターンシグナルランプがガタ無く確実に取り付けられるとともに、人目に付き易い上側の隙間が目立たなくなって高い品質感が確保される。そして、同じサイドターンシグナルランプを外面形状が異なるフェンダパネルを備える複数の車種に対して共通に使用することができる。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、サイドターンシグナルランプの取付角度を簡単な構成で変更するための複数の当接部をランプハウジングの取付面の下側部分に突設したため、この当接部をフェンダパネルの外面に当接させることによってランプハウジングとフェンダパネル間の上側の隙間を小さく抑えることができるとともに、当接部をサイドターンシグナルランプに容易に形成することができる。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、複数の当接部のうちで高さが最も高い当接部を取付状態において最も上方且つ上下方向中央付近に形成したため、フェンダパネルの取付孔の大きさによって当接部を選択してサイドターンシグナルランプの取付角度をフェンダパネルの外面形状(曲率)に応じて変更することができる。そして、外面の曲率が大きなフェンダパネルには上下方向の長さが短い取付孔を形成することができ、この場合、サイドターンシグナルランプの取付角度が大きくてそのランプハウジング下端とフェンダパネルとの間の隙間が大きい状態であっても、フェンダパネルの取付孔が露出しにくいために外観品質の低下が防がれる。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、サイドターンシグナルランプに高さの異なる2つの当接部を形成し、該サイドターンシグナルランプの曲率の大きなフェンダパネルへの取り付けでは高さの高い当接部がフェンダパネルの外面に当接し、曲率の小さなフェンダパネルへの取り付けでは高さの高い当接部がフェンダパネルの取付孔を通過して高さの低い当接部がフェンダパネルの外面に当接するようにしたため、切削等の加工を要することなく、フェンダパネルの外面の曲率に応じて当接部を容易に使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】車両前部の部分斜視図である。
【図2】(a)は図1のA−A線断面図、(b)は(a)の矢視B方向の図である。
【図3】(a)は図1のA−A線断面図、(b)は(a)の矢視C方向の図である。
【図4】車両前部の部分斜視図である。
【図5】サイドターンシグナルランプと取付要領を示す分解斜視図である。
【図6】サイドターンシグナルランプの従来の取付構造を示す断面図である。
【図7】サイドターンシグナルランプの従来の取付構造を示す断面図である。
【図8】サイドターンシグナルランプの従来の取付構造を示す断面図である。
【図9】サイドターンシグナルランプの従来の取付構造を示す断面図である。
【図10】サイドターンシグナルランプの従来の取付構造を示す断面図である。
【図11】(a)はフェンダパネルに形成された座面を示す断面図、(b)はフェンダパネルの座面に装飾品を取り付けた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は車両前部の部分斜視図、図2(a)及び図3(a)は図1のA−A線断面図、図2(b)は図2(a)の矢視B方向の図、図3(b)は図3(a)の矢視C方向の図である。
【0024】
図1に示す車両10の前部左右のフェンダパネル11(11’)(図1には左側のみ図示)には、当該車両10の旋回方向を点滅によって表示するターンシグナルランプ1(図1には左側のもののみ図示)がそれぞれ取り付けられている。尚、図1に示す車両10において、12はフロントドア、13は前輪、14はヘッドランプ、15はフロントフード、16はフロントウインドである。
【0025】
ところで、サイドターンシグナルランプ1は複数の車種に共通に使用されるものであって、例えば外面の曲率が小さな図2に示すフェンダパネル11を備える車種や外面の曲率が大きな図3に示すフェンダパネル11’を備える車種に対して同じサイドターンシグナルランプ1が使用される。
【0026】
ここで、サイドターンシグナルランプ1の背面側となるランプハウジング2のフェンダパネル11(11’)への取付面(背面)2Aは平面を成しており、その中心部からは円柱状の胴部3が垂直に突設されている。そして、ランプハウジング2の取付面2Aの胴部3の下方には幅の狭い略矩形の凸部2Bが一体に背面側に突設されている。この凸部2Bと取付面2Aの凸部2Bの下側部分とは高さの異なる当接部2a,2bを構成しており、これらの当接部2a,2bは後述のようにフェンダパネル11又は11’の外面に選択的に当接する。
【0027】
即ち、本実施の形態では、サイドターンシグナルランプ1のランプハウジング2の取付面2Aの胴部3の下方の下側部分には高さの異なる2つの当接部2a,2bが形成されており、高さが高い当接部2aを構成する凸部2Bは、当該サイドターンシグナルランプ1の取付状態において胴部3の下方で最も上方且つ取付面2Aの上下方向略中央付近に形成されている。
【0028】
他方、外面の曲率が小さな図2に示すフェンダパネル11と外面の曲率が大きな図3に示すフェンダパネル11’には、図2(b)及び図3(b)に示すように、横方向に長い略矩形の取付孔11a,11a’がそれぞれ形成されているが、外面の曲率が小さな図2に示すフェンダパネル11に形成された取付孔11aの上下方向の最大長さ(高さ)h1は、外面の曲率が大きな図3に示すフェンダパネル11’に形成された取付孔11a’の上下方向の最大長さ(高さ)h2よりも大きく設定されている(h1>h2)。
【0029】
而して、サイドターンシグナルランプ1においては、そのランプハウジング2の取付面2Aの胴部3を挟む左右には不図示の係止爪(図5参照)が形成されており、該サイドターンシグナルランプ1は、各フェンダパネル11,11’に形成された取付孔11a,11a’に胴部3を車両外側方から差し込み、ランプハウジング2の取付面2A(当接部2a,2bを含む)をフェンダパネル11又は11’の外面に当接させ、ランプハウジング2の取付面2Aに形成された前記係止爪をフェンダパネル11,11’の取付孔11a,11a’の内周縁に係止することによって各フェンダパネル11,11’にそれぞれ取り付けられる。
【0030】
ところで、本実施の形態に係るサイドターンシグナルランプ1は、そのランプハウジング2の取付面2Aに形成された2つの当接部2a,2bの何れか一方をフェンダパネル11又は11’の外面に選択的に当接させることによって、ランプハウジング2とフェンダパネル11,11’間の上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるように取り付けられる。具体的には、図2に示す曲率の小さなフェンダパネル11にサイドターンシグナルランプ1を取り付ける場合には、該サイドターンシグナルランプ1に形成されたサイドターンシグナルランプ1の背面側への突出高さの高い当接部2a(凸部2B)が上下方向の最大長さ(高さ)h1が大きな取付孔11aを通過し、突出高さの低い当接部2b(取付面2Aそのものでも良い)がフェンダパネル11の外面の取付孔11aの周縁に当接する。この場合には、フェンダパネル11の外面の曲率が小さく、その取付面は略平面を成しているためにサイドターンシグナルランプ1はそのランプハウジング2の取付面2Aがフェンダパネル11の外面に沿って略密着し、これがフェンダパネル11にガタ無く確実に取り付けられるとともに、そのランプハウジング2とフェンダパネル11との間に隙間が殆ど発生しないために高い外観品質が確保される。
【0031】
他方、図3に示す曲率の大きなフェンダパネル11’にサイドターンシグナルランプ1を取り付ける場合には、その下側ではフェンダパネル11’には上下方向長さ(高さ)h2が小さな取付孔11a’が形成されているため、サイドターンシグナルランプ1に形成された突出高さの高い当接部2a(凸部2B)がフェンダパネル11’の取付孔11a’の周縁の一部に当接し、上側では取付面2Aがフェンダパネル11の外面の取付孔11aの周縁に当接してサイドターンシグナルランプ1は図3(a)に示すようにランプハウジング2の上半部が下半部よりもフェンダパネル11’に近づくように傾いて取り付けられる。このため、ランプハウジング2とフェンダパネル11’間の上側の隙間が殆ど無くなり、この上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるために外観品質が高められるとともに、該サイドターンシグナルランプ1がフェンダパネル11’にガタ無く確実に取り付けられる。尚、この場合、ランプハウジング2とフェンダパネル11’間の下側の隙間が大きくなるが、この隙間は人が屈み込んで下方から見上げない限り見えないため、これによって外観品質が損なわれることはない。
【0032】
以上のように、本実施の形態に係るサイドターンシグナルランプ1においては、ランプハウジング2の取付面2Aに形成された高さの異なる2つの当接部2a,2bからフェンダパネル11,11’の外面形状(曲率)に合わせて最適なものを選択し、選択された当接部2a又は2bをフェンダパネル11又は11’の外面に当接させることによって、ランプハウジング2とフェンダパネル11,11’間の上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるようにサイドターンシグナルランプ1をフェンダパネル11,11’にそれぞれ取り付けるようにしたため、該サイドターンシグナルランプ1がガタ無く確実に取り付けられるとともに、人目に付き易い上側の隙間が目立たなくなって高い品質感が確保される。そして、同じサイドターンシグナルランプ1を外面形状が異なるフェンダパネル11,11’を備える複数の車種に対して共通に使用することができる。
【0033】
又、本実施の形態では、サイドターンシグナルランプ1の取付角度を簡単な構成で変更するための2つの当接部2a,2bをランプハウジング2の取付面2Aの下側部分に突設したため、これらの当接部2a,2bをフェンダパネル11,11’の外面に選択的に当接させることによってランプハウジング2とフェンダパネル11,11’間の上側の隙間を小さく抑えることができるとともに、当接部2a,2bをサイドターンシグナルランプ1に容易に形成することができる。
【0034】
更に、本実施の形態では、2つの当接部2a,2bのうちで背面側への突出高さが高い当接部2a(凸部2B)を当該サイドターンシグナルラン1の取付状態において胴部3の下方で最も上方且つ取付面2Aの上下方向略中央付近に形成したため、フェンダパネル11,11’の取付孔11a,11a’の大きさによって当接部2a,2bを選択してサイドターンシグナルランプ1の取付角度をフェンダパネル11,11’の外面形状(曲率)に応じて変更することができる。具体的には、サイドターンシグナルランプ1に高さの異なる2つの当接部2a,2bを形成し、該サイドターンシグナルランプ1の曲率の大きなフェンダパネル11’への取り付けでは高さの高い当接部2aがフェンダパネル11’の外面に当接し、曲率の小さなフェンダパネル11への取り付けでは高さの高い当接部2a(凸部2B)がフェンダパネル11の取付孔11aを通過して高さの低い当接部2bがフェンダパネル11の外面に当接するようにしたため、切削等の加工を要することなく、フェンダパネル11,11’の外面の曲率に応じて当接部2a,2bを容易に使い分けることができる。
【0035】
そして、外面の曲率が大きなフェンダパネル11’には上下方向の長さh2が短い取付孔11a’を形成することができ、この場合、サイドターンシグナルランプ1の取付角度が大きくてそのランプハウジング2の下端とフェンダパネル11’との間の隙間が大きい状態であっても、フェンダパネル11’の取付孔11a’が露出しにくいために外観品質の低下が防がれる。
【0036】
尚、以上の実施の形態では、サイドターンシグナルランプに当接部を2つ形成したが、当接部の数は2つに限定されることはなく任意であって、3つ以上の当接部を形成しても良い。
【符号の説明】
【0037】
1 サイドターンシグナルランプ
2 ランプハウジング
2A ランプハウジングの取付面
2B ランプハウジングの凸部
2a,2b ランプハウジングの当接部
3 サイドターンシグナルランプの胴部
10 車両
11,11’ フェンダパネル
11a,11a’ フェンダパネルの取付孔
h1,h2 取付孔の上下方向の最大長さ(高さ)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の左右のフェンダパネルに形成された取付孔に差し込んで係止することによって各フェンダパネルにそれぞれ取り付けられるサイドターンシグナルランプであって、
ランプハウジングの前記フェンダパネルへの取付面に複数の当接部を形成し、選択された当接部がフェンダパネルの外面に当接することによって、ランプハウジングとフェンダパネル間の上側の隙間が下側の隙間よりも小さくなるように各フェンダパネルに取り付けられることを特徴とするサイドターンシグナルランプ。
【請求項2】
前記複数の当接部を前記ランプハウジングの取付面の下側部分に突設したことを特徴とする請求項1記載のサイドターンシグナルランプ。
【請求項3】
前記複数の当接部のうちで高さが最も高い当接部を取付状態において最も上方且つ上下方向中央付近に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のサイドターンシグナルランプ。
【請求項4】
高さの異なる2つの当接部が形成され、曲率の大きなフェンダパネルへの取り付けでは高さの高い当接部がフェンダパネルの外面に当接し、曲率の小さなフェンダパネルへの取り付けでは高さの高い当接部がフェンダパネルの取付孔を通過して高さの低い当接部がフェンダパネルの外面に当接することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のサイドターンシグナルランプ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−116261(P2012−116261A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−266267(P2010−266267)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】