説明

サービスアプリケーションとしての無線ゲームを提供するシステム

【課題】サービスアプリケーションとしての無線ゲームを提供することを目的とする。
【解決手段】ゲームシステムが提供される。ゲームシステムにより、ユーザは通信ネットワークに結合されたゲーム通信装置を介してアプリケーションにアクセスすることが可能になる。ネットワークの少なくとも一部は無線でもよい。ゲームアプリケーションは、ギャンブル、金融、娯楽サービス及び他の種類のトランザクションを含む。このシステムは、ユーザが無許可の地域からトランザクションを行うことを回避するために、ユーザ位置決定機能を有してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して無線ネットワークゲームの分野に関し、特にサービスアプリケーションとしての無線ゲームを提供するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲーム業界は、州法及び連邦法の制限内で様々なゲーム活動に参加することを可能にしている。可能なゲーム活動は、カジノにより提供されるようなギャンブルを含む。カジノ型ギャンブル活動は、スロットマシン、テーブルゲーム、ポーカー、キノ、及び賭けを可能にする他のゲーム活動を含み、これらに限定されない。イベントも賭けの対象になってもよく、例えば、スポーツイベント(競馬又はオートレース等)と、競技試合(フットボール、バスケットボール、野球、ボクシング、ゴルフ等)とを含んでもよい。ゲームはまた、宝くじコンテストのような賭けではないゲーム及びイベントを含んでもよい。カジノ環境では、このようなゲーム活動の参加者は、一般的に参加者の物理的位置により制限される。例えば、カジノ型ギャンブル活動の参加者は、賭けを行うために、カジノ内のゲーム機械又はゲームテーブルに存在しなければならない。同様に、カジノ環境でスポーツイベント又は競技試合に賭けを行うことに関心のある人は、カジノにあるスポーツブック(sports book)を通じて賭けを行わなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の様々な実施例は、無線ゲームシステムを対象とする。特定の実施例によれば、ゲームシステムは、通信ネットワークで様々なゲーム活動を1人以上のユーザに利用可能にするように動作可能であり、ゲーム装置で活動に関連する情報をユーザに表示するように動作可能である。ゲーム装置は移動通信装置でもよい。ゲーム活動は、ここに示される又は検討される如何なる活動を含んでもよく、ゲームに限定されない。ゲーム活動は、例えば、ゲーム、ギャンブル活動、スポーツイベント、商品又はサービスの購入、及び接客サービスへのアクセスを含んでもよい。
【0004】
例示的な実施例によれば、通信システムは、プロセッサと電子通信するゲーム装置にゲームサービスを提供するように動作可能な少なくとも1つのプロセッサを有する。ゲーム装置は、通信アカウントに関連し、ゲームサービスは、通信アカウントに関連する少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従ってゲーム装置に提供される。
【0005】
例示的な実施例によれば、ゲームシステムは、少なくとも1つのゲームアプリケーションを電子的に格納するデータベースを有する。ゲームアプリケーションは、既存の通信ネットワークを覆うように構成され、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って通信ネットワークと電子通信するゲーム装置に分配される。
【0006】
他の例示的な実施例によれば、サービスアプリケーションとして無線ゲームを提供する方法が含まれる。1つのステップは、少なくとも1人の顧客に通信サービスを提供するために既存の通信ネットワークを使用することを有してもよい。第2のステップは、ゲームサービスに少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを適用することを有してもよい。第3のステップは、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って既存の通信ネットワークの少なくとも1人の顧客にゲームサービスを提供することを有してもよい。
【0007】
他の例示的な実施例によれば、サービスアプリケーションとして無線ゲームを提供する方法が含まれる。1つのステップは、少なくとも1人の顧客に通信サービスを提供するために既存の通信ネットワークを使用することを有してもよい。第2のステップは、少なくとも1人の顧客に関連する通信アカウントを保持することを有してもよい。第3のステップは、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って既存の通信ネットワークで、提供されるゲームサービスを少なくとも1人の顧客に提供することを有してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の様々な実施例は、多数の利点から利益を受けることがある。1つ以上の実施例は、以下に説明する利点のいくつか又は全てから利益を受けることがあり、利益を受けないことがある点に留意すべきである。
【0009】
1つの利点は、システムが既存の通信ネットワークで遠隔の無線の移動ゲームを可能にする点である。従って、通信サービスプロバイダは、拡張ゲームサービスを既存の顧客に提供し得る。従って、他の利点は、無線電話呼び出しを行って受信するために、及びゲーム活動に参加するために、通信顧客が単一の通信装置(携帯電話又はPDA等)を使用し得る点でもよい。更に他の利点は、通信サービス及びゲームサービスが一緒に課金され得る点でもよい。
【0010】
他の利点は、システムにより、ゲームサービスがゲーム顧客毎にカスタマイズされることが可能になる点でもよい。例えば、顧客のゲームの関心を特定するために顧客の嗜好が使用されてもよく、ゲームアプリケーションは、顧客の関心を反映するように調整されてもよい。他の例として、顧客がアクセスを許可された特定のゲームアプリケーションを特定するために、サービス情報のレベルが使用されてもよい。更に他の利点は、無許可のユーザによるゲーム及び無許可の位置からのゲームを回避する一方で、システムが遠隔の無線の移動ゲームを可能にする点でもよい。
【0011】
他の利点は、以下の図面と説明と特許請求の範囲とから当業者に容易に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例によるゲームシステム
【図2】本発明の実施例による無線ネットワークを備えたゲームシステム
【図3】本発明の実施例による様々なゲーム活動を示したゲームシステムのブロック図
【図4】本発明の実施例によるサービスエリアを示すゲームシステム
【図5】本発明の実施例による三角測量位置決定を示す無線ネットワークを備えたゲームシステム
【図6】本発明の実施例によるゲーム方法のステップを示すフローチャート
【図7】本発明の実施例による通信パスを示すゲームシステム
【図8】本発明の実施例による船型ゲームシステム
【図9】本発明の実施例によるサービス用途として提供される無線ゲームシステム
【図10】本発明の実施例によるサービス用途として無線ゲームを提供する方法
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の更に完全な理解のため、また、更なる特徴及び利点のため、添付図面と共に検討される以下の説明に言及が行われる。
【0014】
ゲームシステムにより、参加者は、遠隔及び/又は移動位置からゲーム活動に参加することが可能になる。可能なゲーム活動は、カジノにより提供されるようなギャンブルを含む。ギャンブル活動は、スロットマシン、ビデオポーカー、テーブルゲーム(例えば、クラップス(craps)、ルーレット、ブラックジャック、パイゴウポーカー(pai gow poker)、カリブ・スタッドポーカー(Caribbean stud poker)、バカラ等)、ウィール・オブ・フォーチュン(wheel of fortune)ゲーム、キノ、スポーツくじ、競馬、ドッグレース、ハイアライ、及び他のギャンブル活動に限定されず、如何なる種類のカジノ型ギャンブル活動を含んでもよい。ゲーム活動はまた、如何なる形式のイベントでの賭けを含んでもよい。例えば、イベントは、スポーツイベント(競馬又はオートレース等)と、競技試合(フットボール、バスケットボール、野球、ゴルフ等)とを含んでもよい。イベントはまた、通常では賭けを含まないようなものを含んでもよい。このようなイベントは、非限定的に、政治選挙と娯楽産業の賞と映画の興行成績とを含んでもよい。ゲームはまた、賭けでないゲーム及びイベントを含んでもよい。ゲームはまた、州くじ及び州間くじのような宝くじ又は宝くじ型活動を含んでもよい。これらは、全ての形式の数字選択くじ、“スクラッチ式”宝くじ及び他の宝くじコンテストを含んでもよい。ゲームシステムは、セルラネットワーク又はプライベート無線及び/又は有線ネットワークのような通信ネットワークで実施されてもよい。後者の例は、WiFi及びWiMaxネットワークを含む。一実施例では、ゲームシステムの通信ネットワークは、完全にインターネットと無関係である。他の実施例では、ゲームシステム動作は、セキュリティ問題がない情報のみがインターネットを介して送信されるように、及び/又は情報が暗号化され得るように、インターネットの最小限の使用を行う。通信ネットワークにより、プレイヤが遠隔位置(例えばカジノのゲーム地域の外側)からゲームに参加することが可能になることが好ましい。また、システムにより、ゲーム活動に参加中にプレイヤが移動することを可能にしてもよい。システムは、位置確認又は決定機能を有することが好ましい。この位置確認又は決定機能は、位置が1つ以上の基準を満たすか否かに応じて、遠隔位置からのゲームを許可又は却下するように動作可能である。例えば、基準は、ゲームが法律によって許可されている所定の範囲に位置があるか否かでもよい。
【0015】
特定の実施例によれば、ゲームサービスは、既存の通信又はデータサービスへのアプリケーション・アドオンとして提供されてもよい。従って、ゲームサービスアプリケーションは、既存の通信又はデータサービスの顧客に利用可能になってもよい。例えば、特定の無線電話又はデータサービスの顧客は、電話又はデータサービスとまとめられる更なる機能として、ここに説明する様々なゲームサービスアプリケーションのいずれか1つ又は組み合わせを提供されてもよい。この文献は、既存の通信サービスを含むものとして、提供されるゲームサービスアプリケーションとまとめられる通信サービスに言及することがあるが、ゲームサービスアプリケーションは、新しく稼働する通信サービスプランとのパッケージの一部として提供されて受け付けられてもよい。更に他の実施例では、ゲームサービスが最初に確立され、通信サービスが後で追加されてもよい。
【0016】
通信サービスとまとめられるゲームサービス又は通信サービスと共に提供されるゲームサービスは、顧客、サービスプロバイダ又はこれらの双方のニーズを満たすようにカスタマイズされてもよい。例えば、サービスプロバイダは、特定のゲームサービスアプリケーションをサービスプロバイダの顧客の一部のみに利用可能にすることを選択してもよい。従って、サービスプロバイダに関連する全ての顧客がゲームサービスを提供されるとは限らない。カスタマイズされるゲームサービスアプリケーションの他の例として、通信サービスは、異なるレベルのサービスを提供し得る複数のゲームサービスプランを顧客に提供してもよい。例えば、広告サービス及び/又は宣伝サービスのような特定のサービスは、通信サービスの顧客に無料になってもよい。このようなレベルのサービスは、顧客選択、サービスプロバイダ選択又はこれらの双方でもよい。
【0017】
顧客は、アドオン・ゲームサービスに別々に課金されてもよく、顧客が既存の通信サービスについて既に受領している請求書と共に課金されてもよい。例えば、特定の実施例では、ゲームサービスは、発信者番号通知サービス(Caller ID service)、キャッチホンサービス及び電話メッセージサービスと同様にアドオンとして課金され、通信サービスに関連する基本料金に加えられる料金を生じてもよい。
【0018】
例えば図1に示すように、ゲームシステム10は、少なくとも1人のユーザ12を有する。システムは、第1のユーザ12と第2のユーザ14とが少なくとも存在するように、更なるユーザを有してもよい。複数のユーザは、第1のゲームシステム10にアクセスしてもよく、一方で他の複数のユーザは、第1のゲームシステム10と通信する第2のゲームシステム(図示せず)にアクセスしてもよい。ユーザ12及び14は、ゲーム通信装置13を用いてシステム10にアクセスすることが好ましい。ゲーム通信装置13は、電子通信を送受信する如何なる適切な装置を有してもよい。このような装置の例には、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、ミニコンピュータ等が非限定的に含まれる。ゲーム通信装置13は、通信ネットワーク16にゲーム情報を送信し、通信ネットワーク16からゲーム情報を受信する。ゲーム情報はまた、ネットワーク16とコンピュータ18(サーバ等)との間で送信される。コンピュータ18は、ゲームサービスプロバイダ20の領域内に存在し得る。コンピュータ18の位置は重要ではないが、コンピュータ18はゲームサービスプロバイダ20の領域に隣接して存在してもよく、領域から離れて存在してもよい。更に、特定の実施例では、ゲームサービスプロバイダは必要ではない。コンピュータ18及び/又はゲームサービスプロバイダ20は、ゲームプロバイダ(図1に図示せず)内に存在してもよく、ゲームプロバイダに隣接して存在してもよく、又はゲームプロバイダから離れて存在してもよい。ゲームプロバイダはまた、カジノのようなゲームの実際のコントローラでもよい。一例として、ゲームサービスプロバイダは、カジノの敷地に位置してもよく、コンピュータ18は物理的にゲームサービスプロバイダの地理的境界内に存在してもよい。しかし、前記のように、コンピュータ18及びゲームサービスプロバイダ20の遠隔位置について他の可能性も存在する。コンピュータ18は、ゲームサーバとして機能してもよい。更なるコンピュータ(明示的に図示せず)は、例えばデータベース管理コンピュータ及び冗長サーバとして機能してもよい。
【0019】
ソフトウェアはゲーム通信装置13とコンピュータ18との双方に存在することが好ましい。ゲーム通信装置13に存在するソフトウェアは、ゲーム活動(ここで説明するギャンブル活動と非ギャンブル活動とを含む)に対応する情報をユーザに提示するように動作可能であることが好ましい。情報は、活動に関する対象の地理的表示と、活動に関するオプションの提示と、ユーザによる選択肢とを非限定的に含む。ゲーム通信装置ソフトウェアはまた、コンピュータからのデータとユーザにより入力されたデータとを受信するように動作可能であることが好ましい。コンピュータに存在するソフトウェアは、ゲーム通信装置とデータを交換し、更なるコンピュータ及びデータ記憶装置にアクセスし、ここで説明する全ての機能及び既知の電子ゲームシステムに共通の機能を実行することができることが好ましい。
【0020】
ネットワーク16を通じて送信されるゲーム情報は、ユーザが参加するゲーム経験の動作に必要又は望ましい如何なるフォーマットの如何なる情報を有してもよい。情報は、例えば有線又は無線技術を含んでもよい如何なる既知の又は将来の転送技術に従って、全体として又は組み合わせで、デジタル若しくはアナログ、テキスト又は音声を含む如何なる形式で送信されてもよい。無線技術は、例えばライセンス又はライセンス免除技術を含んでもよい。使用され得る何らかの特定の技術は、LAN(Land Area Network)、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、PAN(Personal Area Network)、インターネット、イントラネット、エクストラネット、又は前記若しくは他の適切な通信ネットワークの如何なる組み合わせを含んでもよい。使用され得るいくつかの特定の技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth又はケーブルモデム技術を非限定的に含む。これらは単なる例であり、当業者は、他の種類の通信技術が本発明の範囲内であることを認識する。更に、更なる構成要素がユーザとゲームサーバとの間の情報の通信に使用されてもよいことがわかる。このような更なる構成要素は、回線、トランク、アンテナ、スイッチ、ケーブル、送信機、受信機、コンピュータ、ルータ、サーバ、光ファイバ伝送装置、リピータ、増幅器等を非限定的に有してもよい。
【0021】
少なくとも1つの実施例では、ゲーム情報の通信は、インターネットの関与なしに行われる。しかし、特定の実施例では、ゲーム情報の部分は、インターネットで送信されてもよい。また、ゲーム情報の一部又は全部は、部分的にインターネット通信パスで送信されてもよい。特定の実施例では、ある情報は完全に又は部分的にインターネットで送信されるが、この情報はゲーム情報ではなく、安全に保持される必要のないゲーム情報である。例えば、ユーザのゲーム通信装置でテーブルゲームのグラフィック表示を生じるデータは、少なくとも部分的にインターネットで送信されてもよいが、ユーザにより送信される賭け情報は、完全に非インターネット通信ネットワークで送信され得る。
【0022】
前述のように、ゲームサービスは、既存の通信ネットワークでサービスアプリケーションとして提供されてもよい。既存の通信ネットワークでアプリケーションとしてゲームサービスを提供する例示的なシステム及び方法は、例えば図9及び10に図示されている。図9に示すように、ゲームシステムの特定の実施例は、既存の通信ネットワークでサービスアプリケーションとして無線ゲームの提供を可能にするソフトウェア及びハードウェアを有してもよい。以下に詳細に説明するように、ゲームサービスアプリケーションは、ゲーム参加者、ゲームサービスプロバイダ、又は適用可能な連邦法若しくは州法により設定され得る少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って提供される。特に、ゲームシステム910は、少なくとも1人のユーザ912を有する。ユーザ912は、ゲーム通信装置913を用いてシステム910にアクセスすることが好ましい。ゲーム通信装置913は、図1を参照して前述したゲーム通信装置13と同様のものでもよい。
【0023】
様々な実施例では、ゲーム通信装置913は、通信ネットワーク916にゲーム情報を送信し、通信ネットワーク916からゲーム情報を受信する。ゲーム情報はまた、ネットワーク916とコンピュータ918(サーバ等)との間で送信される。コンピュータ918は、ゲームサービスプロバイダ920の領域内に存在し得る。図1に関するシステム10の説明と同様に、これは単なる例であり、システム910は、詳細な説明の範囲及び要旨内で如何なる数の方法で変更されてもよいことが容易にわかる。例えば、コンピュータ918は複数のサーバを有してもよく、複数のサーバは集中型でもよく分散型でもよい。
【0024】
特定の実施例では、ゲームサービスプロバイダ920は、ここに記載するゲームサービスに加えて、通信サービスを提供する。このような通信サービスは音声及び/又はデータサービスを含んでもよい。例えば、ゲームサービスプロバイダ920は、1人以上の顧客に無線電話又はメッセージサービスを提供してもよい。このようなサービスは、Sprint、AT&T、Verizon、T-Mobile、SBC、Nextel及び他の移動キャリアにより提供される無線サービスと同様のものを含んでもよい。セルラ電話、ページング、テキストメッセージ、及び他の無線サービスを含むサービスは、コンピュータ918又はゲームサービスプロバイダ918に関連する他のコンピュータを通じて提供されてもよい。この文献は、ゲームサービスプロバイダ920により提供されるサービスを“通信サービス”と呼ぶことがあるが、“通信サービス”は、CDMA、TDMA、 GSM、GPRS、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN、DSL、ISDN、Bluetooth及び/又はケーブルモデム技術で通信され得る通信及びデータサービスを含み、これらに限定されない如何なる種類の通信又はデータ配信サービスを含むことが一般的にわかる。
【0025】
システム910は、少なくとも1つのデータベース922を有することが好ましい。データベース922は、電子データを受信、格納及び/又は分配可能な如何なる適切なデータベースでもよい。図示の実施例では、システム912は、顧客プロファイルデータベース922aと、サービスアプリケーションデータベース922bとを有する。1つ以上の顧客プロファイル924が顧客プロファイルデータベース922aに保持される。各顧客プロファイル924は、1つ以上のデータファイルを有することが好ましい。しかし、顧客プロファイル924は、電子情報の転送を介して顧客プロファイル924の確立、保持及び/又は更新を可能にする如何なる形式で保持されてもよいことが一般的にわかる。また、顧客プロファイル情報は図示のように集中されてもよく、分散されてもよく、顧客プロファイル情報の特定の部分は、システム910内外の異なる要素に保持されてもよい。
【0026】
少なくとも1つの実施例によれば、顧客プロファイル924は、システム910のユーザ912に対応する様々な情報を有する。このような情報は、アカウント情報、加入及びサービス情報、課金情報、又は他の適切な顧客特有の情報のような情報を有してもよい。特定の実施例では、情報は、カスタマイズされたゲームサービスを生じるようにゲームサービスに適用されるカスタマイズ可能パラメータを構成してもよい。例えば、特定の顧客プロファイルに関連するアカウント情報は、特定のユーザ912に関連するアカウントを特定するアカウント番号のような識別子を有してもよい。アカウント情報はまた、顧客の物理アドレス、電子メールアドレス、有線電話番号及び無線電話番号のような顧客連絡情報を有してもよい。アカウント情報はまた、特定の顧客アカウントを通じて通信及びゲームサービスを受信するゲーム通信装置913及び/又はユーザ912に関連する1つ以上の固有の識別子を有してもよい。例えば、アカウント情報は、コード、社会保障番号、パスワード、ユーザ名、ログイン識別情報、及びバイオメトリック情報(例えば、網膜の走査、指紋、及び声紋情報)を有してもよい。各顧客プロファイル924は単一のユーザ912及び/又は単一の通信装置913に関連してもよいが、アカウント情報は、単一のアカウントに関連する複数のユーザ912及び/又は通信装置913を特定してもよいこともわかる。例えば、顧客プロファイル924が、単一のアカウントを通じて複数のユーザが通信及び/又はゲームサービスを受信することを可能にする家族プランへの加入に対応する場合、アカウント情報は、単一のアカウントに関連する複数のユーザ912及び/又は通信装置913を特定してもよい。
【0027】
特定の実施例では、通信及び/又はゲームサービスは、加入に基づいてユーザ912に提供されてもよい。従って、ユーザ912は、設定した定期料金で通信及び/又はゲームサービスを受信してもよい。例えば、ユーザ912は、月額料金で月毎に、ゲームサービスプロバイダ920に連絡し、通信及び/又はゲームサービスの何らかの組み合わせを受信してもよい。このような実施例では、顧客プロファイル924は、特定の顧客及び/又は顧客アカウントに関連する加入及びサービス情報を有してもよい。このような加入及びサービス情報は、顧客が加入した又は受信を許可された特定の通信及び/又はゲームサービスを示してもよい。例えば、特定の顧客プロファイル924は、John Smithが無線電話とテキストメッセージとゲームサービスとを受信することに加入したことを示してもよい。John Smithが通信ネットワーク916を通じてこのようなサービスを受信するためにゲーム装置913を使用する場合、コンピュータ918は、顧客プロファイル924をJohn Smithに関連付け、顧客プロファイル924で何らかの加入情報を特定するために、識別確認処理を使用してもよい。次に、加入情報は、ゲーム装置913を通じたJohn Smithへのこのようなサービスの提供を許可するために、コンピュータ918により使用されてもよく、従って、提供されるゲームサービスに適用されるカスタマイズ可能パラメータを有してもよい。
【0028】
サービスプロバイダ920により提供される特定のサービスは基本サービスと考えられてもよく、他のサービスは、“アドオン”又は拡張サービスとして考えられる。サービスプロバイダ920により提供される基本サービスは、サービスプロバイダ920の中心又は既存のサービスを形成する如何なるサービスを有してもよい。例えば、特定のサービスプロバイダ920がSprint PCS、Verizon、T-Mobile、又は多の無線電話プロバイダである場合、サービスプロバイダ920により提供される基本サービスは、無線電話サービスでもよい。特定の実施例では、サービスプロバイダ920の全ての顧客は、何らかの形式で無線電話サービスの基本サービス提供を受信してもよい。従って、無線電話サービスプロバイダの加入者又は顧客は、サービスプロバイダ920から無線電話サービスを少なくとも受信してもよい。
【0029】
ゲーム装置913のユーザ912に追加されるサービス及び/又はユーザ912によりカスタマイズ可能なサービスは、アドオン・サービスと考えられてもよい。例えば、無線電話サービスがサービスプロバイダ920により提供される基本サービスを有する場合、アドオン・サービスは、電話拡張サービス(キャッチホン、発信者番号通知、キャッチホンID等)、音声メッセージサービス、テキストメッセージサービス、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、カスタマイズ可能ダウンロード(スクリーンセーバ、着信音等)、ゲームサービス、装置保証、及びサービスプロバイダ920により付随的に提供される他のサービスを含んでもよい。
【0030】
アドオン・サービスは、加入に基づいて、使用に基づいて、又はプリペイドに基づいてサービスプロバイダ920により提供されてもよい。例えば、特定の実施例では、アドオン・サービスは、基本サービスが加入されるものと同様の方法で加入されてもよい。従って、サービスプロバイダ920により提供される基本無線電話サービスのユーザ912は、追加料金で月毎にゲームサービスを受信することに加入してもよい。例えば、既存の無線電話顧客は、毎月5ドルの追加料金でゲームサービスを受信することに加入してもよい。他の実施例では、ユーザ912がアドオン・サービスにアクセスする毎に、料金が課せられてもよい。従って、ユーザ912がユーザの無線電話又はPDAからゲームサービスにアクセスする毎に、ユーザ912は25セントの料金を請求されてもよい。
【0031】
特定の実施例では、サービスアプリケーションは、サービスプロバイダ920によりまとめられ、パッケージとしてユーザ912に提供されてもよい。例えば、サービスプロバイダ920は、毎月35$の料金で、いつでも1000分の無線電話サービスを提供してもよい。その同じサービスプロバイダ920はまた、毎月$40の料金で発信者番号通知、キャッチホン、無制限の音声メッセージ、及びゲーム情報への無制限のアクセスのような拡張で、いつでも1000分の無線電話サービスを提供してもよい。顧客はお金で多くを得ていると感じ得るため、顧客は、まとめられたアドオン・サービスを備えたパッケージがよい価値のあると考え得る。従って、アドオン・サービスは基本サービスとまとめられ、特定の実施例では、アドオン・サービスの市場性を改善してもよい。
【0032】
アドオン・サービスはまた、他のアドオン・サービスとまとめられ、各サービスを個別に追加する価格より安い価格で顧客に提供されてもよい。例えば、発信者番号通知、キャッチホン及びゲーム情報のようなアドオン・サービスがそれぞれ$5で個別に1つずつ追加され得ることを仮定する。サービスプロバイダ920は、$12で発信者番号通知とキャッチホンとゲーム情報とを有するまとめられたサービスのパッケージを顧客に提供してもよい。全ての3つのサービスを希望する顧客は、サービスのまとめられたパッケージを購入することにより、$3の割引を受ける。従って、アドオン・サービスのグループをまとめることはまた、ユーザ912へのサービスの市場性を改善する。
【0033】
特定の実施例では、アドオン・サービスは、あまり標準でない又はあまり人気のないアドオン・サービスの市場性を改善するためにまとめられてもよい。例えば、発信者番号通知及びキャッチホンのみを希望する無線電話顧客は、ゲーム情報への無制限のアクセスを有する前述のパッケージを購入しようと思うことがある。この理由は、更なる機能は毎月$2のみを顧客に負担させるからである。他の例として、1つずつ提供される場合には顧客がゲーム装置保証を購入しようと思わない場合であっても、顧客は、ゲーム装置保証を含むパッケージを購入しようと思うことがある。このように、アドオン・サービスをまとめることは、そうでなければ購入しないサービスを購入することを顧客に促してもよい。
【0034】
前記の例では、無線電話は基本サービスとしてサービスプロバイダ920により提供され、ゲームサービスはアドオン・サービスとして提供される。しかし、このようなサービスのパッケージは、例示的な目的のみで記載されている点に留意すべきである。逆も当てはまることが一般的にわかる。従って、ゲームサービスは基本サービスとして提供されてもよく、無線電話サービスはアドオン・サービスとして提供されてもよい。代替として、ゲームサービス及び電話サービスは、共に基本サービスとして提供されてもよく、共にアドオン・サービスとして提供されてもよい。更に他の実施例では、基本サービスとアドオン・サービスとの間に区別がなくてもよい。サービスプロバイダ920により提供されるパッケージの形式又はサービスのまとまりに拘らず、顧客プロファイル924に含まれる加入情報は、ユーザ912がアクセスすることを許可されたサービスの形式と、これらのサービスでの何らかの制限とを特定してもよい。
【0035】
特定の実施例では、顧客プロファイル924はまた、通信及び/又はゲームサービスの受信のためにユーザ912に定期的に課金するために使用され得る課金情報を有する。このような課金情報は、請求書が送信され得る課金アドレスを有してもよい。代替として又は更に、課金情報は、サービスに自動的に支払うために使用され得る1つ以上のアカウントを特定してもよい。例えば、課金情報は、無線電話サービスに支払うために自動引き落としが毎月行われるアカウントを特定してもよい。このようなアカウント又は他のアカウントは、ゲーム活動に資金提供する際に使用するために特定されてもよい。
【0036】
課金情報はまた、課金期間中に使用されるサービスの集計を有してもよい。集計は、使用に基づいて料金を課す何らかのサービスに支払われる料金を計算するために使用されてもよい。例えば、ユーザ912がゲームサービスに加入し、ゲームトランザクション毎に$1の料金を課す場合、課金期間中のユーザのゲーム活動の集計は、使用されるゲームサービスについてユーザ912により支払われる料金を計算するために使用される。課金期間中のユーザの活動がユーザ912が許可されたものを超過した場合に、サービス活動の集計はまた、超過料金を計算するために使用されてもよい。例えば、ユーザ912が設定された料金で1月の間に12回ゲーム情報にアクセスすることを許可されているが、ユーザ912が15回ゲーム情報にアクセスしたことをそのユーザの活動が示す場合、コンピュータ918は、ユーザ912に課金される超過料金を計算するために、顧客プロファイル924の課金情報及び加入情報を使用してもよい。前記の例では、ユーザ912は、ゲーム情報の3回の更なる使用について更なる超過料金を課金される。
【0037】
課金情報と顧客情報とアカウント情報とを含むものとして顧客プロファイル924について前述したが、特定の実施例では、顧客プロファイル924はより多くの情報又はより少ない情報を有してもよいことが一般的にわかる。例えば、プリペイドに基づいて通信及びゲームサービスが提供される場合、顧客プロファイル924は、サービスプロバイダ920への通信装置913の特定と、使用されるサービスの説明とに限られる情報を有してもよい。このような実施例では、顧客情報はめったに認識又は追跡されず、一般的に課金情報は保持されない。
【0038】
他の例として、特定の実施例は、顧客プロファイル924に格納された顧客嗜好情報を有してもよいこともわかる。以下に詳細に説明するように、嗜好情報は、ユーザ912に提供される通信又はゲームサービスの少なくとも1つの側面に関するユーザの嗜好を示す情報を有してもよい。例えば、嗜好情報は、好ましい画面又は表示構成、着信音、電話帳に関連する情報を有してもよい。代替として又は更に、嗜好情報は顧客の関心を特定してもよい。例えば、顧客は、特定のスポーツ、特定のスポーツイベント、特定のテーブルゲーム、又は他のゲーム活動への関心を示すように嗜好を設定してもよい。
【0039】
前述のように、ゲームシステム910はまた、サービスアプリケーションデータベース922bを有する。サービスデータベース922bは、ユーザ912に提供されるサービスアプリケーション926のライブラリと、サービスアプリケーション926に関連する何らかのサービス特有の情報とを有してもよい。例示的なサービスアプリケーションは、無線電話アプリケーション、ゲームアプリケーション、電子メールアプリケーション、又はサービスプロバイダ920によりユーザ912に提供される他の通信アプリケーションを含む。特定の実施例では、サービスアプリケーション926は、通信装置913にダウンロードされて格納されてもよい。代替として、サービスアプリケーション926は、サービスプロバイダ920により中央で格納されてもよく、使用毎に装置913によりアクセスされてもよい。
【0040】
特定の実施例では、サービスアプリケーション926は、装置913のユーザ912がゲームサービスを受信することを可能にするゲームアプリケーションを有する。このようなゲームサービスにより、ユーザ912は、ゲーム若しくはスポーツ情報に受信若しくはアクセスし、又はゲーム活動に参加することが可能になり得る。例えば、以下に詳細に説明するように、ゲームアプリケーション926により、装置913のユーザ912は、ユーザ嗜好に従ってリアルタイムのゲーム又はスポーツ情報を受信することが可能になり得る。他のゲームアプリケーション926により、ユーザ912は、ユーザ嗜好及び適用可能な法律に従って、賭けを行い、又は他のゲームトランザクションを実行することが可能になり得る。
【0041】
特定の実施例では、ゲームサービスアプリケーション926は、サービスプロバイダ920の全ての既存の顧客に利用可能になってもよい。従って、セルラサービスのような通信サービスを受信する顧客は、サービスプロバイダ920により提供される全てのゲームサービスアプリケーション926へのアクセスを提供されてもよい。他の実施例では、ゲームサービスアプリケーション926の一部又は全部が、サービスプロバイダ920の顧客の一部のみに利用可能になってもよい。この一部の決定は、住所、年齢、顧客の信用度、及び適用可能な州法又は連邦法を非限定的に含み、如何なる数の基準で行われてもよい。例えば、顧客が賭けを行うこと又はゲームに積極的に参加することを可能にするゲームサービスアプリケーション926は、このようなゲーム活動を許可する州に住んでいる顧客又はこのような州にいる顧客のみに利用可能になってもよい。特定の実施例では、このような活動を許可しない州に住んでいる顧客は、ゲームサービスを提供されなくてもよい。他の例として、このようなゲームアプリケーション926は、法律により必要に応じて、18歳より上の顧客にのみ提供されてもよい。従って、記載の方法では、ゲームアプリケーションの可用性は、適用可能な州法及び連邦法に応じて変化してもよい。
【0042】
特定の実施例では、ゲームアプリケーション926に加入する顧客又はゲームアプリケーション926を受信することを選択する顧客は、これらのゲームアプリケーション926に関して顧客の嗜好を設定してもよい。前述のように、このような情報は顧客プロファイル924に格納されてもよく、ユーザの通信装置913に送信される特定のゲームサービスを決定するためにコンピュータ918により使用されてもよい。顧客の嗜好は、顧客が関心のある特定の形式のゲームサービスを特定してもよい。従って、ユーザ912は、特定のゲームサービスアプリケーション924を受信することを“選択”すると考えられてもよい。例えば、ゲームサービスを受信することに加入している場合、ユーザ912は、ユーザ912から関心のある情報を求める電子送信されたアンケートを受信してもよい。アンケートへのユーザの回答は、ユーザの関連の顧客プロファイル924に格納されるため、コンピュータ918に送信されてもよい。従って、コンピュータ918がKentucky Derbyに関する情報を収集又は受信すると、コンピュータ918は、どのユーザ912が一般的に競馬に関する情報又は特にKentucky Derbyに関する情報を受信する顧客の嗜好を示しているかを決定してもよい。コンピュータ918は、顧客プロファイル924に関連する通信装置913(従って、Kentucky Derby又は一般的に競馬についての関心を示すユーザ912)のみに情報を配布してもよい。対象物に明示的に関心を示したユーザ912のみに情報の配布を制限することにより、ゲームサービスプロバイダ920は、ネットワーク916の通信トラヒックを低減してもよい。
【0043】
ゲームアプリケーション926はまた、異なるレベルのサービスを提供されてもよい。特定の実施例では、あるレベルのサービスは、自動的に顧客に提供されてもよい。例えば、広告及び宣伝サービスのような特定のサービスは、無料でもよい。従って、顧客が無線電話サービスに加入すると、顧客が“ゲーム顧客”であるか否かに拘らず、顧客はゲーム及びスポーツ業界に関する広告及び宣伝を受信してもよい。このような実施例では、受信したゲームサービスは、サービスを受信するユーザ912により未承諾である。他の実施例では、広告及び宣伝サービスは、ある種類のゲームサービスを受信することに加入した顧客のみに提供されてもよい。
【0044】
あるレベルのサービスは、脱退していない全ての顧客に自動的に提供されてもよい。例えば、ゲームサービスを受信することに加入した顧客又は受信することを選択した顧客は、顧客がこのような広告及び宣伝を受信しないように選択しない限り、顧客の関心範囲の外部の業界のベンダを含み、広い範囲のベンダから広告及び宣伝を受信してもよい。従って、ユーザの主な関心のため、競馬及びTexas Hold’emポーカーに関連するゲーム情報に加入するユーザ912又は受信することを選択するユーザ912はまた、NCAAトーナメントに関する宣伝及び広告を受信してもよい。しかし、ユーザの関心範囲の外部の宣伝及び広告を受信することを回避するために、ユーザ912は、競馬又はTexas Hold’emに関係しない広告及び宣伝を受信しないように選択可能でもよい。前述のように、このようなゲームサービスの脱退に対する顧客の嗜好は、顧客プロファイル924の顧客の嗜好として格納されてもよく、“無料ゲームサービス”の配布の際にコンピュータ918により使用されてもよい。
【0045】
更に又は代替として、ユーザ912は、ある種類のゲームサービスに加入したユーザ912の確立した嗜好に関するカスタマイズされた宣伝及び広告を受信することを“選択”する機会を与えられてもよい。従って、顧客が競馬に関するゲーム情報を受信することに加入する場合(従って競馬に関するゲーム情報に支払う場合)、顧客は、競馬に関する宣伝及び広告のような“無料”ゲームサービスを受信することを選択する機会を与えられてもよい。顧客がこのような“無料”サービスを受信することを選択しなければならない場合、競馬に関係しない宣伝及び広告は顧客に配布されない。
【0046】
前述の“無料”ゲームサービスに加えて、サービスプロバイダ920は、様々なレベルのサービスを提供する様々なゲームサービスプランを提供してもよい。例えば、顧客は、ゲーム及びスポーツに関するニュースを受信するために、接客型サービスに加入してもよい。中間レベルのサービスは、カスタマイズ毎に接客型サービスを提供してもよい。従って、顧客がTexas Hold’emポーカーに関心がある場合、顧客は、Hold’emトーナメントに関するニュースについての顧客の嗜好を登録してもよく、又は示してもよい。顧客が競馬ファンである場合、顧客は、ジョッキー報告、トラック状態、トレーニングスケジュール、又は一般的に競馬若しくは特に競馬トラックに関する他の情報について、顧客の嗜好を登録してもよく、又は示してもよい。サービスプロバイダ920により提供され得る更に他のレベルのサービスは、ユーザ912が実際に賭けを行い、又はゲーム活動に参加することを可能にするサービスプランを含んでもよい。例えば、サービスプランにより、顧客はブラックジャック若しくは他のテーブルゲームを行い、スポーツイベントで賭けを行い、競馬イベントで賭けを行い、又は前記若しくは他のゲーム活動の何らかの組み合わせに参加することが可能になり得る。
【0047】
このようなサービスプランに関連する料金は、サービスのレベルに関連するサービスに応じて変化してもよい。従って、カスタマイズされていない接客型サービスに限られるサービスプランは、カスタマイズされた接客型サービス又は参加型ゲームサービスを提供するサービスプランより高くなくてもよい。例えば、サービスプロバイダ920の顧客は、毎月$5で基本的なカスタマイズされていない情報のみを提供されてもよい。前述のように、このようなサービスへの加入者は、ゲーム又はスポーツ業界の何らかの様相に関するニュースレポート及び他の情報を受信してもよい。他の例として、サービスプロバイダ920の顧客は、毎月$10でカスタマイズされた情報サービスを提供されてもよい。このようなサービスへの加入者は、顧客の特定された嗜好に対応するゲームのみに関するニュースレポート及び他の情報を受信してもよい。更に他の例として、カスタマイズされた情報サービスに関連する料金は、顧客の顧客プロファイル924で特定された関心のある顧客の数に応じて変化してもよい。従って、競馬に関するゲーム情報を受信することのみに加入した顧客は、競馬とTexas Hold’emトーナメントとに関する全てのゲーム情報を受信することに加入した顧客より支払いが安くてもよい。顧客が実際に競馬に賭けを行い、Texas Hold’emトーナメントに参加することを可能にするゲームサービスプランは、依然として高くてもよい。また、顧客がカスタマイズされた仮想カジノを構築することを可能にするゲームサービスプランは、単に顧客が確立された仮想カジノで遊ぶことを可能にするゲームサービスプランより高い料金を課す“プレミアム”ゲームサービスを有してもよい。特定の実施例では、仮想カジノに関連するゲームサービスは、ユーザがテーブルゲームを選択し、賭けの制限を選択し、ディーラを選択し、ゲームのルールを選択し、及び/又はテーブルのプレイヤ数を選択することを可能にするサービスを有してもよい。しかし、仮想カジノに関連するゲーム活動は、テーブルゲームに限定されないことがわかる。仮想カジノはまた、ユーザがスポーツイベント(競技イベント又は競馬)、又は他の典型的には賭けでない形式のイベント(政治選挙等)で賭けを行うことを可能にしてもよい。
【0048】
ゲームサービスプロバイダ920により提供されるゲームサービスの課金は、様々な方法で処理されてもよい。特定の実施例では、ゲームサービス及び通信サービスは別々に課金されてもよい。従って、顧客プロファイル924に格納される課金情報は、顧客に提供される通信サービスと顧客に提供されるゲームサービスとの間を区別してもよい。このような課金システムを使用して、サービスプロバイダ920の顧客は、2つの別々のアカウントに関連する2つの別々の請求書を受けてもよい。他の実施例では、ゲームサービス及び通信サービスは一緒に課金されてもよい。例えば、無線電話サービスが“基本”サービスであり、ゲームサービスが“アドオン”と考えられる場合、ゲームサービスは、通信サービスと共に請求されてもよい。従って、ゲームサービスは、発信者番号通知、キャッチホン、他の拡張通信サービスが課金されるものと同様に、アドオンとして課金されてもよい。一緒に課金される場合、ゲームサービスは、通信サービスの機能を制御するアプリケーションの上にある又はそれとインタフェース接続するアプリケーションとして提供される。
【0049】
顧客に提供されるゲームサービスが他のゲーム活動の賭けを可能にする場合、これらの活動に参加する顧客により更なる請求が課されてもよい。これらの請求は、一般的にサービスを顧客に利用可能にする月額サービス料金に追加されてもよい。例えば、顧客は、仮想カジノでギャンブルする機能に毎月$5支払ってもよい。しかし、その顧客が仮想カジノで賭けを行うと、賭けの追加料金及び何らかのトランザクション料金が課されてもよい。特定の実施例では、顧客は、サービスプロバイダ920と確立された信用限度額を有してもよく、賭けは、月額サービス料金で定期的に課金されてもよい。他の実施例では、顧客データベース922aは、このような請求が課金される他のアカウントを特定するアカウント情報を有してもよい。例えば、ユーザ912は、このような追加料金が引き落とされるクレジットカードアカウント、預金口座、当座預金、又は他のユーザアカウントを特定してもよい。更に他の実施例では、通信装置913は、ギャンブルの賭けを行う間に、又は他のゲーム活動に参加する間に、クレジットカードアカウント、預金口座、当座預金、又は他のユーザアカウントと直接通信してもよい。例えば、ユーザ912が実際のカジノを通じて確立された信用限度額を有する場合、ユーザ912が関連の仮想カジノで行っているときに、装置913はカジノハウスと通信し、信用限度額から賭けを許可してもよい。
【0050】
通信装置913が顧客のクレジットカードアカウント、預金口座、当座預金、又は他のユーザアカウントと直接通信することができる場合、ゲームサービスの一部として又はそれに加えて、“支払手形”サービスが提供されてもよい。従って、“支払手形”サービスは、通信装置913にアクセス可能でもよい。このような“支払手形”サービスにより、顧客は、通信装置913を使用して対応する請求書に支払うことが可能になり得る。例えば、ユーザ912は、ユーザ912がゲームサービスにアクセスするものと同じ通信装置913を使用して、公共料金、クレジットカード、住宅ローン、又は他の請求書に支払ってもよい。
【0051】
前述のように、顧客及び顧客の一部へのゲームアプリケーション926の提供は、州法及び連邦法により制限されてもよい。従って、顧客の位置に基づいて1つ以上の“利用可能”なサービスが顧客にアクセス可能になってもよい。つまり、顧客の通信装置913に関連する位置情報はまた、顧客に利用可能なゲームサービスを制限するために使用されてもよい。例えば、ユーザ912が競馬のサービスプロファイルを構成し、競馬が好みであると特定し、又は競馬に関するゲーム情報を受信することに加入することを仮定する。そのユーザ912がMarylandのBaltimoreの地域にいる場合、ユーザ912は、Pimlicoでの競馬についての情報を受信してもよい。ユーザ912により選択されて支払われたサービスレベルが許容する場合には、ユーザ912は、Pimlicoでの競馬に無線の賭けを行うことを更に許容されてもよい。しかし、ユーザ912がMarylandを離れると、前記のゲームサービスは中止してもよい。代替として、ユーザ912は、依然としてPimlicoでの競馬に関する情報を受信してもよいが、Maryland州の外部にいるため、賭けを行うことを禁止されてもよい。同様に、ゲームサービスに関するブラックジャックを受信することに加入した顧客は、次回のブラックジャックトーナメントを顧客に警告する情報を常に受信してもよいが、イベントの合法的な管轄区域内に移動するまでこれらのトーナメントに参加できなくてもよい。
【0052】
顧客に対するゲームサービスの可用性を制限するために使用される位置情報は、位置確認技術を使用して集められてもよい。位置確認技術については、図4及び5に関して以下に詳細に説明する。一般的に、位置確認技術は、州法又は連邦法により必要な場合に特定のゲームサービスアプリケーションの無効を可能にする“ネットワーク型”及び/又は“衛星型”技術を非限定的に含んでもよい。従って、前述の例では、ネットワーク型技術(多角測量、三角測量、ジオフェンシング(geo-fencing)等)及び/又は衛星型技術(グローバル・ポジショニング衛星(GPS:global positioning satellite)等)が、Marylandの第1の顧客の存在又は不在と、Las Vegasの第2の顧客の存在又は不在とを特定するために使用されてもよい。
【0053】
位置情報はまた、マルチネットワークのゲームサービスを可能にするものでもよい。従って、通信装置913が複数の通信ネットワーク(すなわち、アナログ、デジタル、PCS、GSM等)で動作し、これらの間を自動的に移動することができる場合、位置確認技術を使用して集められた位置情報は、1つのネットワークによりサービス提供される地域から他のネットワークによりサービス提供される地域への顧客の移動を検知するために使用されてもよい。特定の実施例では、位置情報により、サービスプロバイダ920のコンピュータ918は、第1のネットワークから第2のネットワークにシームレスに移動し、通信装置913でのゲームサービスの損失を回避することが可能になり得る。
【0054】
適用可能な州法及び連邦法はまた、特定の年齢のユーザ912へのゲームサービスの可用性を制限してもよい。前述のように、顧客データベース922bは、家族プラン内の複数のユーザを特定するアカウント情報を有してもよい。特定の実施例では、この情報は、家族プラン内の各ユーザの年齢を示してもよい。特定の実施例では、ゲームサービスは、法定年齢のユーザに関連する通信装置のみに提供されてもよい。従って、家族プランがゲームサービスを有し得る場合、このようなサービスは、法律が要求する場合に18歳より上の家族メンバに関連する通信装置913のみに配布されてもよい。更に又は代替として、ゲームサービスを使用することを許可されている家族メンバは、ゲームサービスが可能になる前に、ユーザの識別情報を確認するログイン処理を使用してゲームサービスにログインすることを求められてもよい。ログイン処理は、未成年者が親の電話を使用してゲームサービスにアクセスすることを更に妨げてもよい。
【0055】
前述のように、図9に関して説明したシステムは、ゲーム及び/又は通信サービスを提供するシステムの単なる一例である。システム910は、詳細な説明の範囲及び要旨内で如何なる数の方法で変更されてもよいことが容易にわかる。例えば、サービスプロバイダ920は、通信サービスとゲームサービスとの双方を提供するものとして記載されているが、サービスプロバイダ920はゲームサービスのみを提供してもよいことが一般的にわかる。このような実施例では、システム910は、コンピュータ932を通じて通信サービスを提供する第2のサービスプロバイダ930を有してもよい。サービスプロバイダ920は、1つ以上の通信装置913に提供する通信及びゲームサービスをまとめるように、サービスプロバイダ930と協力してもよい。更に他の実施例では、サービスプロバイダ930は、ゲームシステム910の外部でもよい。
【0056】
更に、2つのデータベース922a及び922bが図9に図示されているが、ゲームシステム910は、必要に応じてより少ない又はより多いデータベース922を有してもよい。従って、顧客データベース922a及びサービスアプリケーションデータベース922bに格納されているものとして前述した情報は、相互に排他的ではないことがわかる。顧客データベース922aに格納されているとして前述した情報の一部又は全部は、サービスアプリケーションデータベース922b、又はサービスプロバイダ920及びゲームシステム910内外の他のデータベースに格納されてもよい。同様に、サービスアプリケーションデータベース922bに格納されているものとして前述した情報の一部又は全部は、顧客データベース922a、又はサービスプロバイダ920及びゲームシステム910内外の他のデータベースに格納されてもよい。
【0057】
図10は、既存の通信ネットワークでサービスアプリケーションとして無線ゲームを提供する例示的な方法1010を示している。この方法は、少なくとも1人の顧客に通信サービスを提供することで、ステップ1012で始まる。前述のように、特定の実施例では、通信サービスは、既存の通信ネットワークでユーザ912に提供されてもよい。例えば、特定の実施例では、通信サービスは、無線電話サービスを有してもよい。
【0058】
ステップ1014において、ゲームサービスは、少なくとも1人の顧客に提供されてもよい。このような提供は、無線電話サービス又は他の通信サービス、米国郵便公社、電子メール、テキストメッセージを使用して、又は他の通信手段を通じて、顧客に通信されてもよい。
【0059】
図9に関して前述したように、顧客は、顧客の嗜好に従ってゲームサービスをカスタマイズする選択肢を有してもよい。従って、特定の実施例では、ゲームサービスの提供は、顧客により選択されるゲーム業界内の一部を特定してもよい。顧客は、顧客により提供される対応する部分を選択することにより、顧客の関心を特定してもよい。従って、競馬について特に関心を有する顧客は、競馬に関する情報及び他のゲームサービスを受信することを選択してもよく、ブラックジャックトーナメントに関する情報及び他のゲームサービスを受信しないことを選択してもよい。
【0060】
ゲームサービスの提供が顧客により受け付けられた場合、又はある実施例では顧客により拒否されていない場合、ステップ1016において、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータがゲームサービスに適用され、カスタマイズされたゲームサービスを生成してもよい。特定の実施例では、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータをゲームサービスに適用することは、ステップ1014に応じて顧客により特定された何らかの顧客の嗜好を適用することを有してもよい。例えば、サービスプロバイダ920により提供されるゲーム情報及びサービスはフィルタリングされ、顧客の特定された関心に関するゲームアプリケーションを特定してもよい。
【0061】
前述のように、顧客は、異なるレベルのサービスを受信することに加入してもよい。例えば、特定の実施例では、顧客は、接客型サービス、カスタマイズ可能型サービス及び/又はギャンブルサービスを受信することに加入してもよい。従って、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを適用することは、顧客に関連するサービスレベル情報を適用し、顧客に配布される適切なサービスレベル内でゲームアプリケーションを決定することを有してもよい。
【0062】
更に又は代替として、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを適用することは、顧客に関連するゲーム装置の物理的位置を特定することを有してもよい。ゲーム装置の物理的位置を特定する例示的な技術について、図4及び5に関して以下に説明する。具体的には、ゲーム装置の位置を決定し、ゲームサービスが配布される前にその管轄区域の州法及び連邦法の適用性を決定するために、ネットワーク及び衛星型技術が使用されてもよい。このように、ゲームシステムは、ゲーム装置がある管轄区域の法律に反するゲームアプリケーションを配布することを回避してもよい。しかし、顧客が新しい管轄区域に移動すると、新しい管轄区域の法律が適用され、顧客に更に提供され得るゲームサービスと、ゲーム装置にアクセス不可能にされなければならないゲームサービスとを決定してもよい。
【0063】
ステップ1018において、カスタマイズされたゲームサービスは、既存の通信ネットワークを用いて顧客に提供される。前述のように、カスタマイズされたゲームサービスは、ニュースサービスを提供することを有してもよい。ニュースサービスは、特定のスポーツ、特定のスポーツイベント、特定のゲーム、特定のゲームイベント、又はゲーム業界内の他の報道価値のあるトピック及びイベントに関する情報を含んでもよい。更に又は代替として、カスタマイズされたゲームサービスは、顧客が仮想カジノ内でスポーツイベント又はテーブルゲームに賭けを行うことを可能にするギャンブルサービスを含んでもよい。
【0064】
無線ゲームシステムの様々な実施例の他の態様が、図2〜8に図示されている。例えば図2に示す一実施例によれば、通信ネットワークはセルラネットワーク22を有する。セルラネットワーク22は、複数の基地局23を有し、この基地局のそれぞれは、対応するサービスエリア25を有する。基地局技術は一般的に知られており、基地局は典型的なセルラネットワークにある如何なる種類のものでもよい。基地局は重複するサービスエリアを有してもよい。更に、サービスエリアはセクタ化されてもよく、セクタ化されなくてもよい。ネットワークはまた、移動局24を有する。移動局24は、ユーザによりゲームシステムにアクセスし、ゲームシステムで利用可能な活動に参加するために使用されるゲーム通信装置として機能する。ユーザは、無線信号の送信及び受信を介して、基地局のネットワークに接続される。通信ネットワークはまた、少なくとも1つの音声/データスイッチを有する。少なくとも1つの音声/データスイッチは、専用のセキュア地上線を介してネットワークの無線部分に接続されることが好ましい。通信ネットワークはまた、ゲームサービスプロバイダを有する。ゲームサービスプロバイダも同様に、専用のセキュア地上線を介して音声/データスイッチに接続される。音声/データスイッチは、例えば移動交換センタ(MSC:mobile switching center)を介して基地局の無線ネットワークに接続されてもよく、地上線は音声/データスイッチとMSCとの間に提供されてもよい。
【0065】
ユーザは、通信ネットワークと通信する移動局を用いて、従って通信ネットワークの一部である移動局を用いてゲームシステムにアクセスする。移動局は、前記のネットワークと接続して動作可能な如何なる電子通信装置でもよい。例えば、特定の実施例では、移動局は携帯電話を有してもよい。
【0066】
例えばセルラネットワークの場合、ゲームシステムは、プライベート・ラベル・キャリア・ネットワークの使用を通じて可能になることが好ましい。各基地局は、プライベート・セキュア音声及び/データ伝送を移動局のハンドセットに対して送受信するように、セルラキャリアによりプログラムされる。ハンドセットは、ゲームソフトウェアとキャリアの認証ソフトウェアとの双方で予めプログラムされることが好ましい。基地局は、スイッチへのプライベートT-1回線を介して通信する。ゲームサービスプロバイダは、ゲームサービスプロバイダにより制御されるゲームサーバに呼を中継するプライベートT-1又はT-3回線をリースする。ゲーム委員会のようなゲーム規則機関により必要な場合には、暗号化が電話に導入されてもよい。
【0067】
セルラネットワークは、プライベートの閉鎖システムであることが好ましい。移動局は基地局と通信し、基地局はゲーム管轄内にある中央スイッチに接続されている。スイッチでは、音声電話はローカル又は長距離を介して転送される。特定のサービスプロバイダのゲームトラヒックは、中央スイッチからホスト位置のゲームサーバに転送される。ホスト位置はカジノでもよく、他の位置でもよい。
【0068】
加入者が特定のゲームアプリケーションを開始すると、ハンドセットは、完全にゲーム管轄内になるように設計されたセル又はセクタを備えた特定の基地局のみと通話する。例えば、基地局が州境を通じて信号を受信又は送信するのに十分に近い場合、装置と通信することはできなくなる。顧客がゲーム用の装置を使用する場合、必要に応じてシステムは音声電話の発信又は受信を妨げてもよい。更に、必要に応じて音声は完全に除去されてもよい。更に、装置はインターネットに“接続”することを許可されないことが好ましい。このことは、賭けがゲーム管轄の境界内で生じて終了し、“プライベート”無線システムが回避又は迂回され得ないという高度の確実性を確保する。特定の実施例では、何らかのデータ及び/音声トラヒックは少なくとも部分的にインターネットで通信されてもよいが、通信パスはインターネットを含まないことが好ましい。代替として、ある実施例では、特定の非ゲーム情報は、インターネットを含むパスで転送されてもよいが、システムのゲーム活動に関する他の情報は、インターネットを含まないパスで転送される。
【0069】
図3に示すように、ゲーム通信装置32はネットワーク34でゲームサービスプロバイダと通信している。ゲームサービスプロバイダは、1つ以上のサーバを有することが好ましく、1つ以上のサーバに様々なゲーム及び他のアプリケーションが存在する。図3に示すように、ある例のゲームアプリケーションは、競馬及び他のスポーツ、金融取引所、カジノ及び/又は仮想カジノ、娯楽及び他のイベント交換、並びにニュース及びリアルタイム娯楽を含む。これらのアプリケーションのそれぞれは、1つ以上のソフトウェアモジュールで具現されてもよい。アプリケーションは如何なる可能な組み合わせで組み合わされてもよい。更に、これらのアプリケーションは網羅的ではなく、記述した又は潜在的なゲーム若しくは関連活動のいずれかに関連する環境をユーザに提供するために、他のアプリケーションが存在してもよいことがわかる。
【0070】
例えば図4に示すように、他の実施例では、通信ネットワークはプライベート無線ネットワークを有する。例えば、プライベート無線ネットワークは、“ゲームスポット”又は“娯楽スポット”をカバーする802.11x(WiFi)ネットワーク技術を有してもよい。図4では、様々なWiFiネットワークがネットワーク41として示されている。ネットワーク41は、802.16x(WiMax)技術に限定されず、これを含むプライベート無線ネットワークを提供するために、他の通信プロトコルを使用する。更に、ネットワーク41は、相互接続されてもよい。また、ゲームシステムは、図4に示すネットワークの組み合わせを有してもよい。例えば、プライベート無線ネットワーク16と、マルチチャネルアクセスユニット又はセクタ化基地局42を有するセルラネットワークと、1つ以上の衛星46を有する衛星ネットワークとの組み合わせが図示されている。
【0071】
プライベート無線ネットワークに関して、特定の実施例の技術は小さい地域をカバーし、非常に高速のスループットを提供するため、プライベート無線ネットワークは、ゲームサービスプロバイダ製品の位置及び識別確認についてのゲーム委員会のニーズに特に非常に適している。ネットワーク41により可能になるゲームスポットは、現在のカジノ地域48、新しい地域(スイミングプール、湖又は他のリクリエーション地域)49、カジノ48又はホテル45及び47にあるようなゲストルーム及びレストラン、住宅地域40、及び他の遠隔ゲーム地域43を有してもよい。図4に示す全体のゲームシステムの構成は、例のみとして示されており、本発明の範囲内で変更されてもよい。
【0072】
一実施例では、ゲームシステムのシステムアーキテクチャは以下のものを有する。
(1)大部分は802.11x(WiFi)及び/又は802.16x WiMax技術と、ロバストなセキュリティ及び認証ソフトウェアと、ゲームソフトウェアと、Windows(登録商標)又はSymbianオペレーティングシステムが統合された移動キャリア認証済ハンドセットと以下のものとで構成される無線LAN(Local Access Network)構成要素
(a)無線データ保護に対して安全なCDMA技術
(b)少なくとも2つのレイヤのユーザ認証(移動キャリアにより提供されるもの及びゲームサービスプロバイダにより提供されるもの)
(c)ゲームサーバへの強制トンネリング(スタティックルーティング)
(d)アプリケーションレイヤでのエンド・ツー・エンド暗号化
(e)最新技術のファイヤウォール及びDMZ技術
(2)ライセンス及びライセンス免除のポイント・ツー・ポイント・リンクと、ライセンス及びライセンス免除のポイント・ツー・マルチポイント技術とで構成されるMWAN(Metropolitan Wireless Access Network)
(3)無線サービスが到達できない場所に接続性を提供するプライベートMAN(Metropolitan Access Network)T-1及びT-3回線
(4)移動スイッチからゲームサーバへの冗長プライベート回線通信
それぞれの“ゲームスポット”又は“娯楽スポット”は、MWAN/MANを介して中央の冗長ゲームサーバに接続されることが好ましい。プライベート無線ネットワーク41にアクセスするために、ゲーム通信装置は、WiFi若しくはWiMax可能PDA又はミニラップトップであることが好ましく、第3者のパートナーにより管理される必要はない。
【0073】
ゲームシステムは、位置確認機能を有することが好ましい。位置確認機能は、位置が1つ以上の基準を満たすか否かに応じて、遠隔位置からのゲームを許可又は無効にするように動作可能である。例えば、基準は、ゲームが法律により許可されている所定の地域内に位置があるか否かでもよい。他の例として、基準は、位置が学校のようなゲーム禁止地域であるか否かでもよい。システムで使用される位置確認技術は、“ネットワーク型”及び/又は“衛星型”技術を非限定的に有してもよい。ネットワーク型技術は、例えば多角測量、三角測量及びジオフェンシング(geo-fencing)のような技術を有してもよい。衛星型技術は、例えばグローバル・ポジショニング衛星(GPS:global positioning satellite)技術を有してもよい。
【0074】
前述のように、セルラ手法は、少なくとも1つのセルラ、移動、音声及びデータネットワークの使用を有することが好ましい。例えばNevada州のような特定の管轄でのゲームでは、Nevada州境の外で賭けが行われる可能性を避けるため、この技術は、三角測量、グローバル・ポジショニング衛星(GPS)技術及び/又はジオフェンシングを有してもよい。一実施例では、ネットワークはNevada州のような特定の管轄の全てをカバーするとは限らない。例えば、ネットワークは、特定の基地局のセルラ範囲が州境又は管轄の他の境界をまたぐ地域をカバーしない。これは、賭けが州の外から開始又は終了する機会を予防するために、位置確認の使用を許容するために行われる。三角測量は、無許可の位置からのゲームを妨げる方法として使用され得る。三角測量は、例えばそれぞれGPS座標を有する複数の基地局で受信される単一の移動局からの信号強度を比較することにより、実現され得る。この技術は、移動局の位置を正確に示すために使用され得る。位置は、地図又は他のリソースと比較され、移動局のユーザが学校のような無許可の地域にあるか否かを決定し得る。代替として、GPS技術がこれらの目的に使用されてもよい。
【0075】
図5に示すように、ゲームシステムは、複数のゲーム通信装置54、55及び56を有する。装置54はゲーム管轄58の外側にある。装置55及び56は双方ともにゲーム管轄58の内側にある。しかし、装置56のみが、複数の基地局53のサービスエリアにより確立されるジオフェンス(geo-fence)57内にある。従って、装置56を介したゲームを可能にするが、装置54及び55を介したゲームを無効にするために、ジオフェンシングが使用され得る。ゲーム管轄58内にあるいくつかのゲーム通信装置(装置55等)は、ゲームシステムへのアクセスを許可されていない場合であっても、ジオフェンス57は、管轄58の外側のゲーム通信装置がアクセスを許可されないことを確保する。
【0076】
ジオフェンシングは位置を指定しない。むしろ、移動局が特定の境界内にあることを確保する。例えば、ジオフェンシングは、州境の外側の移動局がゲームシステムにアクセスしないことを確保するために使用され得る。他方、三角測量は正確な位置又はほぼ正確な位置を指定する。例えば、図5に示すように、装置56は、装置56の位置を決定するために、3つの基地局53の間で三角測量される。三角測量は、ギャンブルが許可されていない特定のスポット(例えば学校等)に移動局のような装置があるか否かを特定するために使用されてもよい。本発明と共に使用される位置決定技術は、Federal Communication Commission(FCC)のPhase 2 E911の要件を満たすことが好ましい。ゲーム通信装置の特定座標とGISマップ機能又は要素を比較し、装置がゲームに許可されていない地域にあるか否かを決定するために、GIS(Geological Institute Survey)マッピングも使用されてもよい。三角測量、ジオフェンシング、グローバル・ポジショニング衛星(GPS)技術又は他の種類の位置決定技術のように、如何なる種類の位置確認が使用されてもよい点に留意すべきである。位置決定技術は、ユーザが許可されたゲーム地域内にいるという許容程度の信頼性を確保又は提供するために使用され得る。
【0077】
他の実施例では、位置確認は、その他の識別番号又はネットワーク若しくはネットワークの一部がゲーム通信装置にアクセスされていることを示す情報を使用して、チャネルアドレス検査又は位置確認を使用して実現される。この目的に識別番号を使用することを仮定すると、一例として位置検査の一方法によれば、参加者は移動電話を介してゲームシステムにアクセスする。移動電話の識別番号又は移動電話によりアクセスされているネットワーク構成要素の識別番号は、移動ネットワークへの発信者の接続を特定する。番号は、発信者が所定の地域内に存在し、特定の移動ネットワークにいるという事実を示す。サーバアプリケーションは、ネットワークを介してこの情報をゲームサービスプロバイダに通信するために、移動電話に存在してもよい。関連の実施例では、識別番号又は情報は、第1のネットワークプロバイダから第2のネットワークプロバイダに渡される。例えば、発信者のホームネットワークは、第2のプロバイダにより提供されるものでもよいが、発信者は第1のプロバイダにより提供されるネットワーク(及び管轄内)でローミングする。第1のプロバイダは、識別情報を第2のプロバイダに渡し、発信者が関連のゲーム活動を許可されている所定の地域内にいるか、許可されていない所定の地域内にいるかを第2のプロバイダが決定することを可能にする。ゲームサービスプロバイダは、様々な可能な世界中の移動ネットワークの識別番号を地理的範囲にマッピングするデータベースを保持する、又はデータベースにアクセスする。本発明は、移動電話と接続されているネットワーク、ネットワークの一部又はネットワーク構成要素を示す何らかの番号又はプロキシを使用することを考慮する。識別番号は、基地局又は基地局のグループ、回線、チャネル、トランク、スイッチ、ルータ、リピータ等のうち1つ以上を示してもよい。
【0078】
他の実施例では、ユーザが移動電話をゲームサーバに接続するときに、ゲームサーバは、ネットワーク識別情報を引き出し、この情報をゲームサービスプロバイダに通信する。ゲーム通信装置に存在するソフトウェアは、ユーザによるログイン又はアクセスのときに(少なくとも部分的に識別情報に基づいて)ユーザの位置を決定し、メッセージをゲームサービスプロバイダに送信する機能を組み込んでもよい。位置を決定するために使用される識別番号又は情報は、国特有、州特有、町特有又は他の定義可能な境界に特有でもよい。
【0079】
いずれかの位置決定方法に関連して、ゲームシステムは定期的に位置決定情報を更新してもよい。例えば、このことは、無許可の地域へのゲーム通信装置の移動がログイン又は初期アクセス時だけではなく、ゲーム中に検出されることを確保するために、所定の時間間隔でゲームセッション中に行われてもよい。
【0080】
従って、使用される位置決定技術に応じて、ゲーム活動を許可又は抑制するか否かの決定は、ゲーム通信装置、ゲームサーバ、又はゲーム通信装置とゲームサーバ(例えば基地局等)との間で情報を送信するために使用されている通信ネットワークの他の構成要素で行われてもよい。
【0081】
無許可の地域でのゲームを妨げることに関するプライベート無線ネットワークの態様は、ゲーム通信装置へのRFID(Radio Frequency Identification)のようなセンサの配置である。ユーザが装置を許可されたゲーム地域の外側に持ち出すと、センサはアラームを起動する。更に、装置は不動の物体に“束縛”されてもよい。ユーザはID及びパスワードを使用して、このような装置に単にログインしてもよい。
【0082】
図6に関して、本発明による方法の例示的な実施例について以下に説明する。前記のように、ソフトウェアはゲーム通信装置にロードされることが好ましく、ゲーム用の入力データを受信するように動作可能である。入力データは、ゲームサーバに存在する関連のゲームソフトウェアで発生してもよく、ゲーム通信装置のユーザにより入力されてもよい。装置のソフトウェアは、ゲーム環境の表示を提示するように動作可能である。このことは、とりわけ、ブラックジャックテーブル又はスロットマシンのようなテーブルゲームの表示を有してもよい。ゲーム環境の表示の他の例は、ここに記載した他のアプリケーションのいずれかのグラフィック表示を有する。
【0083】
図6に示す方法の例では、第1のステップ602において、ゲーム通信装置が起動される。これは、電話、PDA又はこのどこかに記載した他の通信装置をオンにする機能として行われてもよい。起動は、ゲーム通信装置をプライベートデータネットワークに接続することを有することが好ましい。起動の一部は、プロンプトでのログインを有する。このことは、ゲーム通信装置のユーザ認証の第1レベルとして考えられてもよい。ユーザ認証の第2レベルは、ゲーム通信装置自体の認証を有する。このことは、例えば移動キャリアによる移動局の認証により生じてもよい。ユーザ認証の第3レベルは生体測定を有してもよい。様々な例の生体測定は、指紋識別、写真識別、網膜スキャン、声紋照合等を非限定的に有してもよい。
【0084】
次のステップ604において、ユーザはゲーム環境を提示される。ゲーム環境は様々な段階で提示されてもよい。例えば、第1の段階では、ゲーム環境は、ユーザが特定のゲームオプション(例えば、ゲーブルゲーム、スロット、スポーツブック(sports book)、ビデオポーカー及びカジノの会計を含む)を提示されるカジノのロビーを有してもよい。次の段階では、ユーザはカジノのロビーから選択された活動の形式の任意選択のインスタンスを提示されてもよい。
【0085】
次のステップ606において、ユーザは特定のカジノのテーブルゲームのような活動を選択する。ステップ608において、ユーザは選択された活動に関する1つ以上のオプションを提示される。ステップ610において、ユーザはオプションを選択する。例えば、この時点で、ユーザは賭けを行い、カードを引き、レストラン又はレストランのメニュー項目を選択し、ニュースソース又はニュース記事を選択し、金融取引所で売買購入を行い、所定の映画について金額以上/以下の特定のボックスオフィス興行について賭けを行う等する。ユーザ入力のオプションは無数である。ステップ612において、ゲーム通信装置に存在するソフトウェアは、ユーザにより入力されたオプションを受け入れ、ゲームサーバに存在するソフトウェアに入力データを送信する。ステップ614において、ゲームサーバソフトウェアは、入力データで動作する。
【0086】
この時点の動作は、結果及び/又は金額を決定すること、他のサーバ及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスすること、情報を取り出すこと、ユーザに応答を準備すること等を有してもよい。結果及び/又は金額を決定する動作は、例えばユーザがギャンブル活動に関して賭けを行うために装置を使用しているときに行われてもよい。テーブルゲーム又はスロットマシンのような特定のギャンブル活動では、結果(すなわち、ユーザが勝ちであるか負けであるか)を決定するために乱数生成器が組み込まれてもよく、ゲームサーバソフトウェアはまた、賭けた金額と何らかの適用可能なオッズとに基づいて、勝ちの金額又は負けの金額を決定する。他のサーバ及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスする動作は、例えばユーザがサービス活動(ニュースサービスにアクセスすること、予約を行うこと、レストランで食事及び飲み物の注文を行うこと、又は小売を行うこと等)に関与したときに生じてもよい。情報を取り出す動作は、ゲームサーバソフトウェアがユーザにより要求された特定の種類の情報を取り出す目的で他のサーバにアクセスすることを促されたときに生じてもよい。
【0087】
ステップ616において、ゲームサーバソフトウェアは、ユーザの入力データへの応答を準備することが好ましい。ステップ618において、ユーザは応答を確認する。例えば、ギャンブルの場合、ユーザはディーラが降参したためブラックジャックの持ち札で勝ち、五分五分の賭け率で$50の賭けに基づいて支払いが$100であることを確認してもよい。ステップ620において、ユーザはログアウトする。
【0088】
ユーザがギャンブルしている状況で、図6に関して説明した一連のステップ(又はサブセット若しくは変更した一連のステップ)の後に、ユーザはカジノに物理的に入り、支払い及び/又は精算(例えばクレジットの拡大又は事前のデポジットを含み得る)のためにカジノの会計に進む。一実施例では、ユーザが賞金を収集することができる前に、待ち時間(例えば24時間)が存在する。待ち時間の目的は、不正監視の時間を許容するためである。待ち時間は差引勘定の金額に依存してもよい。例えば、ユーザが$5,000未満を借りている場合、待ち時間は12時間でもよい。ユーザが$5,000と$10,000との間で借りている場合、待ち時間は24時間でもよい。ユーザが$10,000より多く借りている場合、待ち時間は48時間でもよい。
【0089】
ゲーム通信装置の動作継続期間、特定のセッションの継続期間及び/又は特定の活動の継続期間は、如何なる数の異なるパラメータに従って制御されてもよい。例えば、継続期間は、所定量の時間又は期間に基づいてもよい。ゲーム通信装置の動作は、所定の期間の終了時に終了してもよい。他の例として、動作は、特定の日時の発生までのみ許可されてもよい。代替によれば、管理者又は様々な活動のうちいずれかでのトランザクションへの他の関係者が、期間又は時間量を決定してもよい。更に他の代替によれば、継続期間は、ユーザが特定の場所に出入りするようなイベントの発生時に終了してもよい。動作の継続期間は、未使用の期間に基づいて動的に決定されてもよい。換言すると、使用されていない所定の時間の後に、装置は“タイムアウト”して停止してもよい。期間又は時間量は、累積的に決定されてもよい。例えば、活動は、併せて5時間の期間のみ許可されてもよい。5時間への時間のカウントは、ユーザの位置に応じて中止及び開始してもよい。他の例として、ユーザが所定の期間より長く特定の位置に出入りしない限り、活動が許可されてもよい。
【0090】
同様に、ゲーム通信装置の動作及び/又はユーザが特定の活動に関与する能力は、特定の日時の間若しくはイベントの前の特定の期間又はユーザへの通知後の特定の期間にのみ許可されてもよい。また、動作及び/又はアクセスは、ユーザの位置に基づいて制御されてもよい。例えば、ユーザが特定のショーが夕方に行われる特定のカジノにいる場合、ユーザは、ショーのチケットがショーの前の指定の期間に入手可能になることを通知されてもよい。ユーザがショーの前の指定の期間の間にカジノにいる場合にのみ、ユーザはショーのチケットを購入する活動に関与することを許可されてもよい。例えば、ユーザは、ショーの開始時間前の5分までカジノにいる場合に、チケットを購入することができてもよい。同様に、装置の動作は、ユーザの位置及び対応する期間に基づいて制限されてもよい。例えば、ショーが行われている又は行われようとしている場所にユーザがいる場合、ショーの前の5分から始まりショーの終了の5分で終わる期間の間に、装置は(自動的に又はユーザ以外の関係者により)停止されてもよい。
【0091】
他の代替によれば、1つの活動の継続期間又は実施可能性は、他の活動をしているユーザの参加により決定されてもよい。例えば、ユーザが所定のカジノで十分にギャンブルをしている場合に、ユーザは特定のレストランで夕食の予約を行うことを許可されてもよい。このように、ゲーム通信装置を介したユーザの活動に基づいて、ボーナス又は無料招待券が決定又は管理されてもよい。
【0092】
データは、ゲーム通信装置とゲームサービスプロバイダにより制御されるサーバとの間でのゲーム活動の間に往復して送信されることが好ましい。通信のパスの例を図7に示す。ゲームデータ(ユーザにより行われた賭け)は、ゲーム通信装置701から基地局702(又はWiFi若しくはWiMaxネットワークのようなプライベート無線ネットワークの場合には送信機)に送信される。基地局702は、ネットワーク703を通じてハブ又はゲートウェイ704にデータを中継する。次に、ハブ又はゲートウェイ704は、ゲームサービスプロバイダにより動作されるゲームサーバ705にデータを中継する。ゲーム通信装置701からネットワーク703への通信は、無線通信を有することが好ましい。これは、如何なる種類の既知の無線通信又は如何なる種類の将来利用可能な無線通信でもよい。許容される無線通信プロトコルの例には、CDMA、GSM及びGPRSが含まれる。
【0093】
ネットワーク703からゲートウェイ704及びサーバ705への通信は、安全な地上回線で行われることが好ましい。図7は、一例の通信ネットワークにすぎず、本発明は、データがゲーム通信装置701からサーバ705に送信され得る他のネットワークをカバーすることがわかる。データがゲーム通信装置701からサーバ705に送信されることに応じて、データは最初の送信のパスと基本的に反対のパスを通じてゲーム通信装置701に返信されることが好ましい。ここに記載する方法及び装置の少なくとも特定の実施例では、ユーザは実際にはゲーム通信装置でゲームを行っていない点に留意すべきである。むしろ、ユーザは実際にはゲームサービスプロバイダにより制御されるサーバでゲームを行っている。このサーバはカジノ内に存在してもよい。
【0094】
勝ち負けの支払い及び/又は受領に関して、1つの可能な手法は以下の通りである。カジノのホテルにチェックインすると、ホテルの代表者は、ゲストがゲーム通信装置にアクセスしたいか否かについて、ゲストに尋ねてもよい。ゲストがこのようなアクセスを希望する場合、ホテルの代表者は、クレジット型デポジット又は他のデポジットと交換に、ゲーム通信装置をゲストに提供してもよい。ゲストは無線ゲームのアカウントにお金を預ける。ゲストのアカウントの差引勘定情報は、ゲストのアカウントファイルにロードされ、このゲストのアカウントファイルは、ゲームサーバにより保持されることが好ましい。ユーザは、例えばカジノの会計でクレジットアカウントを確立することにより、及び/又は現金をカジノの会計で支払うことにより、金をゲームアカウントにロードしてもよい。多数の他の選択肢が存在し、この処理は単なる例である。ゲストアカウント又はゲーム通信装置は、資金を予めロードされてもよい。資金は、ゲームセッション中に預けられてもよい。例えばユーザがゲーム環境からカジノの会計活動を選択し、アカウントに資金を追加するように会計に指示したときに、このことが生じてもよい。金融サブシステムはまた、ユーザのアカウントに関連する金融トランザクションを行うために、アカウントカード技術(ATMカード、クレジットカード、価格記憶カード、ギフトカード等)を利用してもよい。更に、ユーザは、ゲーム通信装置を介して又は他の遠隔装置(現金自動預払機(ATM))で命令を入力することにより、遠隔で支払いを受領してもよく、支払いを行ってもよい。他の遠隔装置は、カジノ、ホテル、ゲームサービスプロバイダ又はゲーム活動に関与する他のエンティティにより動作されるゲームサーバ又は他のサーバと電子通信する。例えば、ユーザは遠隔から(例えばゲーム通信装置を介して)レストランで注文を行ってもよい。次に、ユーザは、食事の注文のゲーム活動の金融トランザクション要件に対応する命令を受領するように動作可能なATM型機械で、食事の前払いを行ってもよい。
【0095】
本発明の固有の態様は、ユーザにより着手されたゲームトランザクションの電子記録を確立することを有する。これは、ユーザにより行われた全てのキーストロークの電子記録であるキーストロークのログの利用により実現されることが好ましい。これに関するキーストロークのログの利用により、前例のないユーザのゲーム活動の監視が可能になる。論争のときに、キーストロークのログを参照し、例えばユーザが実際に特定の賭けを行ったか否かを容易に決定し得る。
【0096】
電子記録の更なる可能な態様は、ゲーム制御委員会又は他の監督機関が、システムで行われたゲーム活動の定期的な自主監視を行うために、直接的に電子記録にアクセスすることを可能にすることである。他の可能な態様は、操作機械に対してポリシーを可能にすることである。例えば、ゲーム制御委員会(又は他の監督機関)は、ゲーム通信装置を取得し、(例えばキーストロークのログで示す結果を比較することにより)電子記録データベースの記録に対して長期でのテスト結果を比較することが可能になる。このことは、基本的にテスト用の電子アクセスを有する。
【0097】
図8に示す本発明の他の実施例では、船型ゲームシステムが提供される。このシステムは、客船802(例えばクルーズ船等)を有する。このシステムは、通信ネットワークに接続された1つ以上のゲーム通信装置806を有する。図8に示すネットワークは、LANを介して基地局コントローラ(BSC:base station controller)810に接続された基地局808を備えた移動ネットワークを有する。BSC810はT1インタフェースを介して第1のVSAT(Very Small Aperture Terminal)モデム812に接続され、第1のVSATモデム812は第1の衛星814と通信する。第1の衛星814は第2の衛星814から信号を送受信するように動作可能であり、第2の衛星814は第2のVSATモデム812と通信する。第2のVSATモデム812はゲームサービスプロバイダ816にあるゲームサーバ818と通信する。ゲームサーバはゲームデータベース820に結合される。この場合にも同様に、図8に示すネットワーク構成は単なる例であり、他の構成も本発明の範囲内である。船上事務処理部門822が提供されることが好ましい。データは、(好ましくは陸上の)第2のVSAT受信機及びモデムに中継するために、船上VSATモデム及び送信機により第1の衛星に通信される。次に、データは移動局コントローラ(図示せず)を介してサーバ及び/又は中央データベースに通信される。
【0098】
対応するビジネスモデルは、クルーズ船と契約しているゲームサービスプロバイダを含む。クルーズ船は、例えばリピータを使用することにより、ゲームサービスプロバイダがクルーズ船を通じてサービスエリアを提供することを許可することに同意する。ゲームサービスプロバイダは、プライベート無線ネットワークを提供してもよく、この場合に、プライベート無線ネットワークの使用又はアクセスから生じる何らかの収益、及びゲーム活動からの収益は、クルーズ船とゲームサービスプロバイダとの全て又は何らかのサブセットに割り当てられてもよい。代替として、ゲームサービスプロバイダは、移動キャリア及び衛星プロバイダと契約してもよい。この場合、携帯電話からの収益及びゲーム活動からの収益は、クルーズ船と移動キャリアとゲームサービスプロバイダとの全て又は何らかのサブセットに割り当てられてもよい。
【0099】
ゲームシステムで行われるトランザクションに関するユーザ活動について複数のシナリオが存在する。一例のシナリオでは、ユーザは固定の位置にいるが、カジノの敷地に配置され得るゲームサーバから遠隔の位置にいる。例えばこのことは、ゲーム通信装置が特定の範囲を超えて移動することができないように、ゲーム通信装置が、固定の位置にある又は固定の位置に拘束されているキオスク又は他の通信装置である場合を含んでもよい。他の例のシナリオでは、ユーザは第1の位置でゲームトランザクションを開始し、第1の位置と異なる第2の位置でトランザクションを終了する。他の例のシナリオでは、ユーザは単一のゲームトランザクション中に移動している。他の例のシナリオでは、ユーザは第1の許可地域内を移動しており、(ゲームトランザクション中に)ユーザは第1の許可地域の外に許可されていない地域を通じて遠隔の第2の許可地域まで移動する。
【0100】
代替実施例では、ゲームシステムは、“カーブ・ツー・カーブ(curb-to-curb)”ゲームシステムとして動作するように構成されてもよい。このようなシステムでは、通信パスは、ユーザが特定のサーバに対応する位置にいるか否かに基づいて、装置と特定のサーバとの間に確立されてもよい。例えば、ユーザが第1のカジノ又は第1のカジノに関連する許可地域に入り、これによって、第1のカジノにあるサーバ及び/又は第1のカジノにより制御されるサーバと装置との間の通信パスの確立を起動してもよい。ユーザが第1のカジノの敷地にいる場合、ユーザは、第1のカジノでブラックジャックを行うことのような活動に参加することが可能になる。次に、ユーザが第1のカジノを離れると、ゲームシステムは、第1の通信パス(すなわち、装置と第1のカジノのサーバとの間)を終了し、若しくは装置を停止し、及び/又は第1のカジノに関連する活動に参加するために装置を使用するユーザ機能を終了するように構成されてもよい。ユーザが第2のカジノ又は第2のカジノに関連する許可地域に入ると、第2の通信パス(例えば第2のカジノにある第2のサーバ又は第2のカジノにより制御される第2のサーバと装置との間)が確立されてもよい。このように、ユーザは第1のカジノではなく、第2のカジノでブラックジャックを行うこと(又は他の活動に関与すること)が可能になる。
【0101】
他の例として、管轄内又は指定の地域内で、特定のカジノはしばしば他のカジノに関連している。このようなシナリオでは、ユーザが関連のカジノのいずれかに入ると、ゲーム通信装置と関連のカジノのグループ内の1つ以上のカジノとの間に適切な通信パスが確立され、これによって、ユーザが関連のカジノのグループ内の1つ以上のカジノでカジノゲームを行うこと(又は他の活動に関与すること)が可能になる。規制要件に応じて、好ましい構成は、ユーザが参加しようとするグループ内の特定のカジノでのサーバと通信パスを確立することでもよい。次に、ユーザが他のカジノに参加しようとすると、次のカジノで異なる通信パスが確立されてもよい。特定の状況で、及び同様に規制要件に応じて、ユーザ活動に関連する何らかの情報は、グループ内の1つより多くのカジノによりアクセス可能な中央サーバで保持されてもよい。
【0102】
他の例の実施例では、ゲームシステムは、相互作用する複数の無線ユーザを含むゲーム活動を可能にするために使用されてもよい。例えば、このシステムは、第1のユーザ及び第2のユーザが同じテーブルでゲームトランザクションを行い、第1のユーザにより選択されたオプションが第2のユーザに関する結果及びオプションに直接に影響を与えるテーブルゲーム(ブラックジャック等)を可能にしてもよい。第1及び第2のユーザのゲーム通信装置に提示されるゲーム環境は、他のそれぞれのユーザの存在及び活動を示すことが好ましい。ゲームシステムで相互作用する複数ユーザの他の例は、カジノに対して賭けを行う代わりに、又はこれに加えて、ユーザが相互に賭けを行うポーカーゲームの提供である。ユーザ間での相互作用の他の例は、第1のユーザがレストランの予約を行い、又はイベントのチケットを購入し、これによって第2のユーザに利用可能なオプションを減少させるこれによって第2のユーザに利用可能なオプションを減少させる場合である。
【0103】
ゲームサービスプロバイダは少なくとも以下の機能を提供することが好ましい。まず、ゲームサービスプロバイダは、1つ以上のゲームサーバを提供及び制御する。これらのサーバは、ゲームサービスプロバイダの範囲内に物理的に配置されてもよく、遠隔の位置に存在してもよい。前述のように、ゲームサーバはまた、カジノ、カジノのホテル、ラシノ(racino)、クルーズ船、競馬場等のように、ゲームプロバイダに存在してもよく、この近くに存在してもよい。ゲームサービスプロバイダはまた、トランザクション監視及びキーストロークのログ管理サービスのような監視サービスを提供してもよい。ゲームサービスプロバイダはまた、データ管理及びセキュリティサービスを提供してもよい。これらのサービスは網羅的であることを意図するのではなく、ゲームサービスプロバイダは、ゲーム処理を促進する他のサービスを提供してもよい。
【0104】
本発明は、電子的に行われ得る他の活動のための何らかのゲーム環境又は環境に関連して実装され得る点に留意すべきである。本発明は、Nevada州又は他の特定のゲーム管轄に限定されない。例えば、本発明は、New Jersey州のAtlantic City、国際管轄、ネイティブアメリカン・ゲーム施設(Native American gaming facility)、及びスロットマシン、ビデオくじ端末又は他のギャンブル装置も有する競馬場である“ラシノ(racino)”に関して用いられてもよい。例えば“ラシノ”に関して、本発明は、パドック地域で競走馬を見ている間に、スロットマシンゲームを行いたい参加者により使用されてもよい。このことは、スロットマシン地域が喫煙を許容しておらず、参加者が室外の喫煙地域からギャンブルをしたい場合に、望ましいことがある。代替として、スロットマシン地域が喫煙を許容し、ギャンブラが受動喫煙をすることを回避し得る地域からスロットマシンを行いたいと考える。ゲーム施設から離れた位置で何らかの主な活動を楽しみつつ、ゲーム参加者が遠隔ゲームに参加するために本発明を使用し得る多数の他のシナリオが考えられ得る。更に、本発明はゲームに限定されず、取引金融商品及び他の形式のイベント(選挙、受賞イベント又は他の活動等)での賭けのように、他のアプリケーションをも含み得る。
【0105】
他の例の実施例は、金融トランザクションを行う活動へのここに記載した方法及びシステムの1つ以上の適用を含む。従って、ゲーム通信装置は、ユーザがこのような金融トランザクションを行うことを可能にするように構成されてもよい。金融トランザクションは、金融機関を含む何らかのトランザクション(銀行取引、売買目的有価証券、又は管理401K等)又は他の投資ファンド資産を非限定的に含んでもよい。通信パスは、サーバ又は金融トランザクションを行うために必要な他のコンピュータのうちいずれかとユーザとの間に確立されることが好ましい。特定の他の実施例に関して、この活動に関与する能力は、位置及び/又は識別確認と時間又は継続期間の制限とを含む1つ以上のパラメータにより制御されてもよい。
【0106】
金融トランザクションを行うことは、ゲーム通信装置のユーザに提示される活動の1つでもよい。可能な金融トランザクションのいずれかは、下位活動として提示されてもよい。一例として、ユーザは特定の取引所に挙げられている有価証券を取引したいと考える。規則は、取引所で取引を実行するために、取引者が特定の管轄内にいることを要求する。取引所は自分の規則を有しており、取引者が敷地にいることを必要としてもよい。このどこかで記載した位置確認技術で、例えばユーザが特定の地理的範囲にいる場合にのみ、特定の金融トランザクション活動が可能になる。
【0107】
関連の特徴として、システムは、ユーザの信用力がトランザクションの関係者により検査され得ることに従って、又はユーザがクレジットに申し込んだことにより、クレジット確認機能を提供するように構成されてもよい。例えば、ユーザが$10,000の価値の特定の株式を購入しようとする場合、株式が取引されるときに、取引所にあるサーバ及び/又は取引所により制御されるサーバとユーザとの間に通信パスが確立されてもよい。ユーザのアカウントを管理するアカウントマネージャのサーバと取引所のサーバとの間に更なる通信パスが確立されてもよい。これらの通信パスにより、基本トランザクション(ユーザが株式を購入するもの)が可能になる。しかし、販売者のサーバ、取引所のサーバ及び/又はアカウントマネージャのサーバと、信用調査機関にあるサーバ及び/又は信用調査機関により制御されるサーバとの間に、更に他の通信パスが確立されてもよい。このパスにより、トランザクションへの関心のある関係者がトランザクションを可能にする前に、ユーザのクレジットを検査及び/又は許可することが可能になる。
【0108】
特定の実施例の一態様によれば、ゲーム通信装置のユーザは、装置から金融サービスプロバイダのサーバに接続し、“プッシュ・ツー・トレード(Push to Trade)”機能を提供し得る。この機能を可能にするために、装置は、“プッシュ・ツー・トーク(Push to Talk)”プロトコルを促進することができるように構成され、これにより、装置はトランシーバ(walkie-talkie)のように動作する。従って、装置は、プッシュ・ツー・トーク機能を可能にする如何なる適切なプログラム又はアプリケーションを有してもよい。ここで用いられる“プッシュ・ツー・トーク”という用語は、エンドユーザへの直接の接続機能を可能にする何らかのプロトコルを含む。広域の即座の交信を提供する全てのこのようなプロトコル(例えば、インスタント・トーク(Instant Talk)、Fastchat等)が“プッシュ・ツー・トーク”の広い意味に含まれる。
【0109】
プッシュ・ツー・トーク・プロトコルにより、所定の装置が如何なる数の他の装置(他の電話(移動又は固定電話)、パーソナルコンピュータ、ラップトップ等)に即座に接続することが可能になる。エンドユーザの接続は、何らかの従来のダイヤルにより、又は何らかの形式の自動ダイヤルを起動することにより、生じる必要はない。必要な接続を提供するために、簡単なボタンが押下されてもよい。タイミングに関して、(オリジナルのプッシュ・ツー・トーク技術を開発した)Nextelは、プッシュ・ツー・トーク・プロトコルが2秒以内に接続されることを示唆する。
【0110】
関連技術は、PoC(Push to Talk Over Cellular)である。PoCサービスは、トランシーバ(walkie-talkie)と携帯電話の接続性とを結合した一種のインタラクティブ・ボイス・メッセージングであり、ユーザがPoC可能ハンドセットでボタンを押下することで、他人又は友人と連絡先との全グループに迅速に接続することを可能にする。
【0111】
プッシュ・ツー・トーク・プロトコルにより、ユーザは、IP又はセルラネットワークでトランシーバ(walkie-talkie)の枠組みを使用することが可能になり、従来の双方向無線の境界の制限を減少させる。プッシュ・ツー・トーク・サービスは、分断的技術に基づく。何らかの従来の移動電話の会話中の待ち時間は問題である。従来の電話を行うことと比較したときに、プッシュ・ツー・トーク・プラットフォームの1つの魅力は、待ち時間の問題により誰かが回答するのを待つのではなく、個人又は個人のグループに直ちに話すことが可能になる点である。プッシュ・ツー・トーク機能の他の利点は、通常の電話より短い点であり、対応するエンドユーザの電話コストを削減する。Nextelは、平均のプッシュ・ツー・トーク電話は40秒間続くと推定している。プッシュ・ツー・トーク技術は、実質的に如何なるネットワーク通信とも互換性がある。例えば、プッシュ・ツー・トーク・プロトコルは、GSM及びCDMAを含むセルラ電話ネットワークに関して容易に用いられ得る。プッシュ・ツー・トーク機能に使用されるネットワーク装置は、現在Ericsson、Motrola、Siemens、Sony Ericsson及びNextelにより提供されている。
【0112】
プッシュ・ツー・トークは、ハンドヘルド装置をトランシーバ(walkie-talkie)に効率的に変えるため、エンドユーザがボイスメッセージをうまく送信することが可能になるだけでなく、即時データテキスト(一般的に“ダイレクトメッセージング”と呼ばれる)も可能になる。プッシュ・ツー・トークのメッセージングは、電話キーボードを介したテキストの遅くて扱いにくい入力処理を迂回することで、ショートメッセージングシステムに対してかなりの改善を示す。このことは、テキストメッセージングを迅速且つ効率的にする。
【0113】
“プッシュ・ツー・トレード”機能によれば、エンドユーザが電話を開始すると、金融サービスプロバイダは直ちにエンドユーザに接続される。一実施例では、金融サービスプロバイダは、顧客に対してこの機能に専用の1つ以上の電子取引デスクを有する。従って、全ての“プッシュ・ツー・トレード”要求がこの場所で受信され得る。他の実施例では、如何なる適切なエンティティ、仲介者、標準的な取引デスク、又は電子装置がこのようなプッシュ・ツー・トレード通信を受信してもよい。
【0114】
接続が確立されると、金融サービスプロバイダは、単にエンドユーザにより指示されたように取引を行ってもよい。例えば、接続時に、エンドユーザは参加しようとしている金融環境又は市場環境を提示されてもよい。取引デスクの代表者又は装置は、電子取引又は仲介支援取引を実行するために、エンドユーザに照会し得る。更に、金融環境は様々な段階で提示されてもよい。例えば、第1の段階では、金融環境は、ユーザが特定の金融オプションを提示される場合の全ての市場の金融の要約(例えば特定の市場の要約、選択された資産(例えば、商品、株式、債権等)の特定の価格、運転資本状態、購買力等を含む)を有してもよい。次の段階で、ユーザは、市場プラットフォームから選択された活動の種類の最適な実例を提示されてもよい。
【0115】
このプラットフォームから、エンドユーザは活動(特定の種類の取引等)を選択することができる。従って、ユーザは選択された活動に関する1つ以上のオプションを提示される。例えば、この時点で、ユーザは金融取引所で買い注文又は売り注文を行ってもよい。装置、サーバ又はこれらの双方に存在し得るソフトウェアは、ユーザにより入力されたオプションを受け取り、入力データを金融サービスプロバイダに送信する。次に、金融サービスプロバイダは、入力データで動作する。プッシュ・ツー・トーク技術は、監査又は確認目的で、トランザクションの音声ログに容易に対応する。従って、デジタル音声記憶装置が提供されてもよく、これにより、トランザクション(例えば、買い呼び値及び売り呼び値を含む)が記録される。更に、自動音声ログは(例えば電子メール又は従来の郵便サービスを介して)この情報をエンドユーザに戻してもよい。このことは、エンドユーザが全ての取引活動について適切な確認の受領を定期的に提供されるように、当然のように生じてもよい。
【0116】
この時点の動作は、取引の結果及び/又は金額を決定すること、他のサービス及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスすること、更なる情報を取り出すこと、ユーザに適切な応答を準備すること等を非限定的に有してもよい。例えばユーザがアカウント及び所定の取引所に関して取引を行うために装置を使用している場合に、結果及び/又は金額を決定する動作が行われてもよい。従って、このことは、請求手数料、取引をカバーするためにアカウントから引き出された金額等を含み、実行された取引の正式な勘定を含んでもよい。例えばユーザがニュースサービスへのアクセスのようなサービス活動に関与する場合に、他のサーバ及び/又はソフトウェアアプリケーションにアクセスする動作が行われてもよい。ユーザにより要求された特定の種類の情報を取り出す目的で金融ソフトウェアが他のサーバにアクセスすることを促された場合に、情報を取り出す動作が行われてもよい。次に、金融サービスプロバイダはユーザの入力データへの応答を準備し得る。この動作が終了すると、ユーザは応答を確認し、セッションをログアウトして終了することができる。
【0117】
ここに記載したゲーム技術の他の用途で、“プッシュ・ツー・トレード”機能が使用され得る点に留意すべきである。例えば、ゲーム通信装置のユーザがカジノのゲーム範囲の外側の許可地域からブラックジャックを行う用途では、プッシュ・ツー・トレード機能により、ユーザがカジノのゲーム地域内で実際に行われているブラックジャックゲームに音声認識可能に参加することが可能になる。プッシュ・ツー・トーク技術により、ユーザは、従来の設定により生じる遅延なしに、特定の従来の通信プロトコルを壊す処理なしに、実際のブラックジャックのテーブルに迅速且つ仮想的に“座る”ことが可能になる。また、ユーザがゲームに参加しているときに、特定の移動通信システムの遅延問題を生じずに、ユーザは口頭でディーラ又は物理的にテーブルにいる他のプレイヤと通信することができる。
【0118】
少なくとも1つの実施例では、本発明は管轄制御を提供する。管轄制御は、ゲームを許可される地理的範囲に制限する。本発明はまた、年齢/身元確認機能をも提供し得る。このことは、網膜走査、指紋識別、声紋照合、又は他の生物測定を含む何らかの適切な技術を通じて実現され得る。身元確認もまた、(例えばデジタル写真電話を用いて)顧客に自分の写真を撮らせて、予め許可されたユーザの記憶写真との比較のために写真をゲームサービスプロバイダに送信することにより実現され得る。身元確認はまた、記憶データと参加者の提供データとの比較と、参加者の電子合意又は契約の実行とによって実現され得る。身元確認はまた、ユーザのキーストロークの特性(例えば、リズム、パターン又は拍子)又はユーザに固有に関連するパラメータが観測され得る他の方法を監視することにより実現され得る。本発明はまた、キーストロークのログを提供してもよい。少なくとも1つの実施例では、全ての通信はインターネットにアクセスせずに実現される。
【0119】
移動の遠隔ゲームが多数の理由で望ましいことがある。このいくつかは既に説明した。本発明により、賭けを行う人が他の余暇活動(ゴルフ、水泳、食事及びショー等)を楽しみつつ、賭けをすることを可能にすることにより、既存の家の中でのゲーム収益の追加が可能になる。本発明は、賭けを行う人がカジノの外で好みのゲームを行うことができるため、新しいコインのない賭け環境を補間し得る。本発明は、キーストロークのログを生成する機能で、賭けを行う人の識別及び位置確認の規制要件に準拠する高速の信頼性のある正確且つ安全な移動ゲーム環境を提供する。本発明は、地理的な観点からの無許可の使用を制限してもよく、ゲーム活動を法的パラメータに従わせるために位置確認技術(例えばジオフェンシング)の使用を実装することができる。
【0120】
顧客は、ゲーム環境の更なる機会から利益を受け得る。顧客は、好みの如何なる環境でも賭けを行うことができ、家の中でのカジノ環境内で生じ得るもののような外部からの影響を受けずに、選択した速度でゲーム経験を楽しみつつ、結果が合法、公平及び安全であるという認識から利益を受ける。ゲームビジネスは、新しい規制の移動の遠隔チャネルを通じて収益基盤を増加させるために本発明を用いることができる。カジノの中断時間中に又は外部から楽しみたい顧客は、ゲーム通信装置でゲームを行うことができ、従来のカジノ環境に威圧されている顧客もプライベートで行うことが可能になる。顧客が更に楽しい経験を有するため、ゲーム管轄は、ゲームで補助的な収益の成長の増加から利益を受け得る。
【0121】
本発明はまた、従来の通信システムと比較して、更なる速度でコンテンツを配信するために使用され得る。例えば、コンテンツは、生のレポート、娯楽、ニュース、広告及び宣伝を有してもよい。
【0122】
前述のように、本発明は、賭けを行う人の身元及び位置確認の規制要件に準拠する移動ゲーム環境を提供する。更に、このシステムは、規制の観点から100%“公正”であるように設計される。ソフトウェアは、不正にビジネスを行う人又は“グレー”地域で動作する人に対して許可されておらず、許可されないであろうという点で公正である。例えば、好ましい実施例では、ソフトウェアは、ソフトウェアを不正に動作するエンティティ又はインターネットで不正にビジネスを行うエンティティに許可されない。このことは、特定のゲーム管轄が不正の動作に関与していると知られている他のエンティティとビジネスを行う会社又はそれと技術をライセンスする会社に対してゲーム認可又は許可を認めないという点で、望ましいことがある。
【0123】
ゲームソフトウェア(又はシステムで動作する他のアプリケーションソフトウェア)もまた、規制の観点から100%公正であるように、システムが設計されることが好ましい。例えば、許可を与える前に、ゲーム管轄は、何らかの法律に違反して許可申請者により使用されておらず、不正目的でソフトウェアを使用している他人又は不正な活動に関与している他人に許可又は配布若しくは宣伝していないという点で、使用されているソフトウェアに汚点がないことを要求してもよい。従って、ゲームソフトウェアは公平であり、この観点から汚点がないことが好ましい。
【0124】
ここに記載したシステム及び方法はまた、例えばスポーツビデオ(生又はほぼ生)及びオーディオコメントのような“リッチメディア”コンテンツを配信及び/又はアクセスするために使用されてもよい。このようなものは、しばしば特定の管轄内でのみ配信され得る。従って、配信はここで説明した本発明の態様、特にジオフェンシングのような位置確認の態様から利益を受け得る。
【0125】
ここで説明したゲームシステム及び方法は、とりわけ、賭け券(pari-mutuel wagering)、スポーツの賭け、並びにニュース及び他のコンテンツの配信を可能にし得る。本発明により、カジノ又は他のゲームプロバイダは、ショー、バー及びレストランのような補助的なサービスを広告することが可能になる。また、本発明により、これらのサービスに関する遠隔予約及び購入も可能になる。
【0126】
本発明の実施例によれば、ゲームシステムは、システムにアクセスするユーザにリアルタイムの賭けの普及を提供する。
【0127】
他の実施例では、1つのトランザクションの結果は、第2のトランザクションのオプションをユーザに提示することを起動し得る。例えば、ユーザがブラックジャックを行い、所定の金額を勝ち取ると、ユーザはカジノの店で小売品を購入するオプションを提示されてもよく、クラブでの特定のサービスの予約を行うオプションを提示されてもよい。他の例として、ユーザがショーのチケットを購入するためにシステムを使用する場合、ユーザは、ショーの特定の近くの複数のレストランのうち1つで予約を行うように提示されてもよい。
【0128】
この開示は特定の実施例及び一般的に関連する方法について説明したが、これらの実施例及び方法の代替及び置換が当業者に明らかになる。従って、実施例の前記の説明は、この開示を定義又は制限しない。本発明の要旨及び範囲を逸脱することなく、他の変更、置換及び代替も可能である。
【0129】
以上の実施例に関し、更に、以下の項目を開示する。
【0130】
(1)プロセッサと電子通信するゲーム装置にゲームサービスを提供するように動作可能な少なくとも1つのプロセッサを有し、前記ゲーム装置は、アカウントに関連する通信システムであって、
前記ゲームサービスは、前記アカウントに関連する少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従ってゲーム装置に提供される通信システム。
【0131】
(2)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記通信アカウントに関連するユーザにより設定される、(1)に記載のシステム。
【0132】
(3)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記アカウントに関連する通信サービスプロバイダにより設定される、(1)に記載のシステム。
【0133】
(4)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、法律により設定される、(1)に記載のシステム。
【0134】
(5)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、サービスレベル情報を有する、(1)に記載のシステム。
【0135】
(6)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、顧客の嗜好を有する、(1)に記載のシステム。
【0136】
(7)前記顧客の嗜好は、ゲーム業界の一部を特定する顧客の関心を特定する、(5)に記載のシステム。
【0137】
(8)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、位置情報を有する、(1)に記載のシステム。
【0138】
(9)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、加入情報を有する、(1)に記載のシステム。
【0139】
(10)前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ゲーム装置に通信サービスを提供するように更に動作可能である、(1)に記載のシステム。
【0140】
(11)前記通信サービスは、無線電話サービスを有する、(10)に記載のシステム。
【0141】
(12)前記ゲームサービスは、前記通信サービスの結果として提供されるアドオン・サービスを有する、(10)に記載のシステム。
【0142】
(13)前記通信サービスは、前記ゲームサービスの結果として提供されるアドオン・サービスを有する、(10)に記載のシステム。
【0143】
(14)前記ゲームサービスは、1つ以上の通信の拡張とまとめられる、(10)に記載のシステム。
【0144】
(15)前記1つ以上の通信の拡張のうち少なくとも1つは、発信者番号通知、キャッチホン、キャッチホンID、音声メッセージ、テキストメッセージ、カスタマイズ可能着信音、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、カスタマイズ可能ダウンロードを有するグループから選択されるサービスを有する、(14)に記載のシステム。
【0145】
(16)前記プロセッサは、前記通信アカウントに関連する請求書を生成するように更に動作可能であり、
前記請求書は、前記ゲームサービスと、前記ゲーム装置に提供される通信サービスとの課金を有する、(10)に記載のシステム。
【0146】
(17)前記プロセッサは、前記通信アカウントに関連する請求書を生成するように更に動作可能であり、
前記請求書は、前記ゲーム装置に提供される前記ゲームサービスの課金を有する、(10)に記載のシステム。
【0147】
(18)前記ゲームサービスは、ニュースサービスを有する、(1)に記載のシステム。
【0148】
(19)前記ゲームサービスは、前記ゲーム装置に関連するユーザが賭けを行うことを可能にするギャンブルサービスを有する、(1)に記載のシステム。
【0149】
(20)前記ゲームサービスは、仮想カジノを有する、(1)に記載のシステム。
【0150】
(21)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記仮想カジノに含まれるユーザ選択の活動の識別情報を有する、(20)に記載のシステム。
【0151】
(22)前記通信ネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、(1)に記載のシステム。
【0152】
(23)前記ゲーム装置は、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、及びミニコンピュータを有するグループから選択される、(1)に記載のシステム。
【0153】
(24)既存の通信ネットワークを覆うように構成された少なくとも1つのゲームアプリケーションを電子的に格納するデータベースを有するゲームシステムであって、
前記少なくとも1つのゲームアプリケーションは、少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って前記通信ネットワークと電子通信するゲーム装置に分配されるように動作可能であるゲームシステム。
【0154】
(25)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記通信アカウントに関連するユーザにより設定される、(24)に記載のシステム。
【0155】
(26)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記アカウントに関連する通信サービスプロバイダにより設定される、(24)に記載のシステム。
【0156】
(27)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、法律により設定される、(24)に記載のシステム。
【0157】
(28)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、サービスレベル情報を有する、(24)に記載のシステム。
【0158】
(29)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、顧客の嗜好を有する、(24)に記載のシステム。
【0159】
(30)前記顧客の嗜好は、ゲーム業界の一部を特定する顧客の関心を特定する、(29)に記載のシステム。
【0160】
(31)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、位置情報を有する、(24)に記載のシステム。
【0161】
(32)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、加入情報を有する、(24)に記載のシステム。
【0162】
(33)前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ゲーム装置に通信サービスを提供するように更に動作可能である、(24)に記載のシステム。
【0163】
(34)前記通信サービスは、無線電話サービスを有する、(33)に記載のシステム。
【0164】
(35)前記ゲームサービスは、前記通信サービスの結果として提供されるアドオン・サービスを有する、(33)に記載のシステム。
【0165】
(36)前記通信サービスは、前記ゲームサービスの結果として提供されるアドオン・サービスを有する、(33)に記載のシステム。
【0166】
(37)前記ゲームサービスは、1つ以上の通信の拡張とまとめられる、(33)に記載のシステム。
【0167】
(38)前記1つ以上の通信の拡張のうち少なくとも1つは、発信者番号通知、キャッチホン、キャッチホンID、音声メッセージ、テキストメッセージ、カスタマイズ可能着信音、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、カスタマイズ可能ダウンロードを有するグループから選択されるサービスを有する、(33)に記載のシステム。
【0168】
(39)前記プロセッサは、前記通信アカウントに関連する請求書を生成するように更に動作可能であり、
前記請求書は、前記ゲームサービスと、前記ゲーム装置に提供される通信サービスとの課金を有する、(33)に記載のシステム。
【0169】
(40)前記プロセッサは、前記通信アカウントに関連する請求書を生成するように更に動作可能であり、
前記請求書は、前記ゲーム装置に提供される前記ゲームサービスの課金を有する、(24)に記載のシステム。
【0170】
(41)前記ゲームサービスは、ニュースサービスを有する、(24)に記載のシステム。
【0171】
(42)前記ゲームサービスは、前記ゲーム装置に関連するユーザが賭けを行うことを可能にするギャンブルサービスを有する、(24)に記載のシステム。
【0172】
(43)前記ゲームサービスは、仮想カジノを有する、(24)に記載のシステム。
【0173】
(44)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記仮想カジノに含まれるユーザ選択の活動の識別情報を有する、(43)に記載のシステム。
【0174】
(45)前記通信ネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、(24)に記載のシステム。
【0175】
(46)前記ゲーム装置は、移動電話、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、及びミニコンピュータを有するグループから選択される、(24)に記載のシステム。
【0176】
(47)サービスアプリケーションとして無線ゲームを提供する方法であって、
少なくとも1人の顧客に通信サービスを提供するために既存の通信ネットワークを使用し、
ゲームサービスに少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを適用し、
前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って前記既存の通信ネットワークの前記少なくとも1人の顧客に前記ゲームサービスを提供することを有する方法。
【0177】
(48)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、サービスレベル情報を有する、(47)に記載の方法。
【0178】
(49)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、顧客の嗜好を有する、(47)に記載の方法。
【0179】
(50)前記顧客の嗜好は、ゲーム業界の一部を特定する顧客の関心を特定する、(49)に記載の方法。
【0180】
(51)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記顧客に関連するゲーム装置の物理的位置を特定する位置情報を有する、(47)に記載の方法。
【0181】
(52)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを適用することは、前記ゲームサービスを生成するために、前記ゲーム装置の前記物理的位置を含む管轄区域に関連する1つ以上の規則を適用することを有する、(51)に記載の方法。
【0182】
(53)前記ゲーム装置の位置が変化したことを決定し、
前記ゲーム装置に関連する新しい物理的位置を反映するように前記位置情報を更新し、
前記更新された位置情報を前記ゲームサービスに適用することを更に有する、(51)に記載の方法。
【0183】
(54)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記顧客が加入した1つ以上のゲームアプリケーションを特定する加入情報を有する、(47)に記載の方法。
【0184】
(55)前記少なくとも1人の顧客に前記通信サービスを提供することは、無線電話サービスを提供することを有する、(47)に記載の方法。
【0185】
(56)前記ゲームサービスで通信拡張サービスを提供することを更に有する、(47)に記載の方法。
【0186】
(57)前記通信拡張サービスは、発信者番号通知、キャッチホン、キャッチホンID、音声メッセージ、テキストメッセージ、カスタマイズ可能着信音、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、カスタマイズ可能ダウンロードを有するグループから選択されるサービスを有する、(56)に記載の方法。
【0187】
(58)前記ゲームサービスと前記顧客に提供される通信サービスとの課金を有する請求書を定期的に生成することを更に有する、(47)に記載の方法。
【0188】
(59)前記顧客に提供される前記ゲームサービスの課金を有する請求書を生成することを更に有する、(47)に記載の方法。
【0189】
(60)前記ゲームサービスを提供することは、ニュースサービスを提供することを有する、(47)に記載の方法。
【0190】
(61)前記ゲームサービスを提供することは、前記顧客が賭けを行うことを可能にするギャンブルサービスを提供することを有する、(47)に記載の方法。
【0191】
(62)前記ゲームサービスを提供することは、仮想カジノを提供することを有する、(47)に記載の方法。
【0192】
(63)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを前記ゲームサービスに適用することは、前記仮想カジノに含まれる1つ以上のユーザ選択のゲームを特定することを有する、(62)に記載の方法。
【0193】
(64)サービスアプリケーションとして無線ゲームを提供する方法であって、
少なくとも1人の顧客に通信サービスを提供するために既存の通信ネットワークを使用し、
前記少なくとも1人の顧客に関連する通信アカウントを保持し、
少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータに従って前記既存の通信ネットワークで、提供されるゲームサービスを前記少なくとも1人の顧客に提供することを有する方法。
【0194】
(65)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、サービスレベル情報を有する、(64)に記載の方法。
【0195】
(66)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、顧客の嗜好を有する、(64)に記載の方法。
【0196】
(67)前記顧客の嗜好は、ゲーム業界の一部を特定する顧客の関心を特定する、(66)に記載の方法。
【0197】
(68)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記顧客に関連するゲーム装置の物理的位置を特定する位置情報を有する、(64)に記載の方法。
【0198】
(69)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを適用することは、前記ゲームサービスを生成するために、前記ゲーム装置の前記物理的位置を含む管轄区域に関連する1つ以上の規則を適用することを有する、(68)に記載の方法。
【0199】
(70)前記ゲーム装置の位置が変化したことを決定し、
前記ゲーム装置に関連する新しい物理的位置を反映するように前記位置情報を更新し、
前記更新された位置情報を前記ゲームサービスに適用することを更に有する、(68)に記載の方法。
【0200】
(71)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータは、前記顧客が加入した1つ以上のゲームアプリケーションを特定する加入情報を有する、(64)に記載の方法。
【0201】
(72)前記少なくとも1人の顧客に前記通信サービスを提供することは、無線電話サービスを提供することを有する、(64)に記載の方法。
【0202】
(73)前記ゲームサービスで通信拡張サービスを提供することを更に有する、(64)に記載の方法。
【0203】
(74)前記通信拡張サービスは、発信者番号通知、キャッチホン、キャッチホンID、音声メッセージ、テキストメッセージ、カスタマイズ可能着信音、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、カスタマイズ可能ダウンロードを有するグループから選択されるサービスを有する、(64)に記載の方法。
【0204】
(75)前記ゲームサービスと前記顧客に提供される通信サービスとの課金を有する請求書を定期的に生成することを更に有する、(64)に記載の方法。
【0205】
(76)前記顧客に提供される前記ゲームサービスの課金を有する請求書を生成することを更に有する、(64)に記載の方法。
【0206】
(77)前記ゲームサービスを提供することは、ニュースサービスを提供することを有する、(64)に記載の方法。
【0207】
(78)前記ゲームサービスを提供することは、前記顧客が賭けを行うことを可能にするギャンブルサービスを提供することを有する、(64)に記載の方法。
【0208】
(79)前記ゲームサービスを提供することは、仮想カジノを提供することを有する、(64)に記載の方法。
【0209】
(80)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能パラメータを前記ゲームサービスに適用することは、前記仮想カジノに含まれる1つ以上のユーザ選択のゲームを特定することを有する、(79)に記載の方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、前記プロセッサに電子的に結合されたメモリ装置とを有し、デバイスがセルラ通信ネットワークのサービスを使用することを許可する装置であって、
前記メモリ装置は、前記プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して、
データベースに格納された複数のセルラ電話のそれぞれの加入者情報を処理することにより、複数のセルラ電話のそれぞれがインターネットにアクセスせずにセルラ通信ネットワークの音声サービスを使用することが許可されていることを判定し、
前記複数のセルラ電話のうち第1の部分が加入する第1のサービス群を特定する前記加入者情報の部分を処理することにより、前記複数のセルラ電話のうち第1の部分が前記セルラ通信ネットワークのゲームサービスを許可されていないことを判定し、
前記複数のセルラ電話のうち第2の部分が加入する第2のサービス群を特定する前記加入者情報の部分を処理することにより、前記複数のセルラ電話のうち第2の部分が前記セルラ通信ネットワークの第1のレベルのゲームサービスを許可されていることを判定し、
前記複数のセルラ電話のうち第3の部分が加入する第3のサービス群を特定する前記加入者情報の部分を処理することにより、前記複数のセルラ電話のうち第3の部分が前記セルラ通信ネットワークの第2のレベルのゲームサービスを許可されていることを判定し、前記第2のレベルのゲームサービスは、賭けを行う機能を含み、
前記セルラ通信ネットワークに結合された1つ以上のコンピュータ装置により実行される1つ以上のサービスアプリケーションへの前記複数のセルラ電話のアクセスを可能にすることにより、各セルラ電話が許可されている判定されたレベルのゲームサービスに基づいて、前記セルラ通信ネットワークの各レベルのゲームサービスが前記複数のセルラ電話のそれぞれによりアクセスされることを可能にし、
課金情報を前記データベースに送信することにより、各サービス群に関連する各課金レートに基づいて、前記セルラ通信ネットワークの使用と各レベルのゲームサービスの使用との双方を前記複数のセルラ電話のうち前記第2及び第3の部分の各加入者に課金し、
前記セルラ電話のうち第3の部分のセルラ電話毎に、
前記データベースに格納された関心情報を処理することにより、ゲームイベントの各形式のそれぞれの関心を判定し、
今後のイベントについての情報を処理することにより、ゲームイベントの各形式のそれぞれの発生を判定し、
判定されたそれぞれの関心と判定されたそれぞれの発生とに基づいて、情報の要求と独立して、各セルラ電話にそれぞれの発生についての情報を送信する
ことを実行させる命令を格納する装置。
【請求項2】
前記セルラ通信ネットワークは、前記セルラ電話が電話をかけることができる固有のセルラネットワークを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
各レベルのゲームサービスは、セルラ電話サービスの結果として提供されるアドオン・サービスを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第2の部分のうち第1のデバイスが前記第1のレベルのゲームサービスを許可されていることを判定することは、前記第1のデバイスが前記ゲームサービスと1つ以上の通信サービスの拡張とを含むサービス群を許可されているという前提で、前記第2の部分のうち第1のデバイスが前記第1のレベルのゲームサービスを許可されていることを判定することを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記1つ以上の通信サービスの拡張のうち少なくとも1つは、テキストメッセージ、カスタマイズ可能な呼び出し音、写真共有サービス、ビデオ共有サービス及びカスタマイズ可能なダウンロードを含むグループから選択されたサービスを有する、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
課金は、前記プロセッサから各セルラ電話に関連する各請求書を送信することを更に含み、
各請求書は、各セルラ電話の各ゲームサービスの使用と各セルラ通信ネットワークの使用との課金を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
課金は、前記プロセッサから各セルラ電話に関連する各請求書を送信することを更に含み、
各請求書は、各セルラ電話に提供される各ゲームサービスの課金を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ゲームサービスは、ニュースサービスを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記ゲームサービスは、各デバイスに関連するユーザが賭けを行うことを可能にするギャンブルサービスを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記ゲームサービスは、仮想カジノを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記第2のレベルのゲームサービスは、前記仮想カジノに含まれるユーザ選択の活動の識別情報を含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記セルラ通信ネットワークの少なくとも一部は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile Communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、WiFi(802.11x)、WiMax(802.16x)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、DSL(Digital Subscriber Line)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、Bluetooth及びケーブルモデムを有するグループから選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記メモリ装置は、前記プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して、
前記複数のセルラ電話のそれぞれの加入者情報の各データベースエントリを生成することを実行させる命令を更に格納し、
各データベースエントリは、各レベルのゲームサービスを識別し、
各データベースエントリは、加入する各サービス群に基づき、
各セルラ電話が許可されているゲームサービスのレベルを判定することは、各データベースエントリに照会することを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
課金は、各サービス群に関連する月額料金に基づいて課金することを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第2の部分及び第3の部分に関連する各サービス群は、一式の通信サービスと一式のゲームサービスとを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
課金は、ゲームトランザクション毎に課金することを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記セルラ電話のうち第1の部分の第1のセルラ電話と、前記セルラ電話のうち第2の部分及び第3の部分の少なくとも1つの第2のセルラ電話とは、同じ課金プランの一部である、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記課金プランは、前記セルラ通信ネットワークを使用するための家族プランを含む、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記第1のセルラ電話が子供に関連することを前記加入者情報が特定するため、前記第1のセルラ電話は、前記第1の部分であることが判定され、
前記第2のセルラ電話が大人に関連することを前記加入者情報が特定するため、前記第2のセルラ電話は、前記第2の部分及び第3の部分のうち少なくとも1つであることが判定される、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記セルラ電話のうち第2の部分の第1のセルラ電話に課金することは、
ゲームサービスの使用量が前記ゲームサービスの許可された使用量を超過したことを判定し、
前記許可された使用量を超過した使用料の料金を請求することを含み、
前記第2のレベルのゲームサービスは、無制限の使用量を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項21】
前記メモリ装置は、前記プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して、
セルラ電話毎に、位置確認手段から受信した位置情報を処理することにより、情報を送信する前に、それぞれの発生が第1の位置にあり、各セルラ電話が前記第1の位置の近くの第2の位置にあることを判定することを実行させる命令を更に格納し、
前記情報の送信は、前記位置が互いに近い場合にのみ許可される、請求項1に記載の装置。
【請求項22】
第2の位置が第1の位置と同じ都市及び州のうち少なくとも1つである場合、第1の位置は、第2の位置の近くであると判定される、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記メモリ装置は、前記プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して、
位置と前記位置でギャンブルを規制する法律の内容とを処理することにより、情報を送信する前に、各セルラ電話が、発生中のギャンブルが合法である位置にあることを判定することを実行させる命令を更に格納する、請求項1に記載の装置。
【請求項24】
前記第2のレベルのゲームサービスは、各セルラ電話を使用して、送信された情報に関連する各発生でそれぞれ賭けを行うことを可能にすることを含む、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記メモリ装置は、前記プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに対して、
少なくとも1つのセルラ電話と少なくとも1つのゲームイベントの発生とについて、位置と前記位置でギャンブルを規制する法律の内容とを処理することにより、前記セルラ電話が、発生中のギャンブルが合法である位置にないことを判定し、これに応じて、前記セルラ通信ネットワークを通じて前記セルラ電話に前記発生についての情報を送信することを妨げることを実行させる命令を更に格納する、請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記第1のレベルのゲームサービスは、ゲームで賭けを行うことを含まない、請求項1に記載の装置。
【請求項27】
前記第2のレベルのゲームサービスは、ゲームへの参加を可能にし、
前記第1のレベルのゲームサービスは、ゲームへの参加を可能にしない、請求項1に記載の装置。
【請求項28】
前記第2のレベルのゲームサービスは、前記第1のレベルのゲームサービスに含まれるものより多くのゲームを含む、請求項1に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−200692(P2011−200692A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−133236(P2011−133236)
【出願日】平成23年6月15日(2011.6.15)
【分割の表示】特願2008−520419(P2008−520419)の分割
【原出願日】平成18年7月7日(2006.7.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.Bluetooth
【出願人】(506361856)シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. (75)
【Fターム(参考)】