説明

シャッタ開閉機構および自動取引装置

【課題】筐体101の開口部を下側からシャッタ1で閉じて、シャッタ1をスライドして開閉可能なシャッタ開閉機構において、シャッタ1の上に異物が残されシャッタ1を開閉しても、装置内に異物がもぐり込まないようにし、或いはさらに、シャッタ1の表面に傷や汚れが付かないようにする。
【解決手段】シャッタ1が開閉するときにシャッタ1の表面を擦るように背面側の筐体の下側にもぐり込み防止フィルム6を配置した。或いは、リブを備え、前記シャッタ1の表面の開閉軌跡と所定の隙間をあけて配置したもぐり込み防止手段8(9)と、上部にリブを備え、前記シャッタ1の開く方向の上面に略垂直に配置したかき出し形状7と、を備え、前記もぐり込み防止手段8(9)のリブと前記かき出し形状7のリブとを噛み合わせるように配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣入出金機などの自動取引装置における入出金口などのシャッタ開閉機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、紙幣入出金機などの自動取引装置の入出金口などに設けられるシャッタを開閉するシャッタ開閉機構として、シャッタと操作面をフラットな構成とし、シャッタ開閉機構が他ユニットと干渉することなく、少ないロック部材で外力に対してもシャッタのロックが外れないようにしたシャッタ開閉機構が提案されている。
【0003】
この従来のシャッタ開閉機構は、図10に示したように、筐体101aおよび101bにて形成される紙幣投入口201を覆うシャッタ1と、シャッタ1の移動をガイドするために背面側に配置された退避部2aを設けたガイドレール2と、正面側に配置されたガイドレール22と、ローラ5a、5bにより架橋された駆動ベルト5と、ローラ5aを介して駆動ベルト5を矢印A’方向またはB’方向に駆動させるために矢印A方向または矢印B方向に回転する駆動部4と、シャッタ1と駆動ベルト5と連結するリンク機構3と、シャッタ1の開状態を検知するシャッタ開センサ23と、ロックを検知するシャッタロックセンサ24と、から構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−99647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の構成のシャッタ開閉機構では、図11に示したように、シャッタ1の上に硬貨等の異物が残されたままシャッタ1を開くと、筐体101aとシャッタ1の隙間に異物がもぐり込んで装置内に混入してしまうという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前述の課題を解決するために次の構成を採用する。すなわち、筐体の開口部を下側からシャッタで閉じて、当該シャッタをスライドして開閉可能なシャッタ開閉機構であって、前記シャッタが開閉するときに当該シャッタの表面を擦るように筐体の下側にもぐり込み防止フィルムを配置した。
【0007】
また、別の発明では、筐体の開口部を下側からシャッタで閉じて、当該シャッタをスライドして開閉可能なシャッタ開閉機構であって、リブを備え、前記シャッタの表面の開閉軌跡と所定の隙間をあけて配置したもぐり込み防止手段と、上部にリブを備え、前記シャッタの開く方向の上面に略垂直に配置したかき出し形状と、を備え、前記もぐり込み防止手段のリブと前記かき出し形状のリブとを噛み合わせるように配置した。
【発明の効果】
【0008】
本発明のシャッタ開閉機構によれば、以上のように構成したので、シャッタの上に異物が残されたままシャッタを開閉しても、装置内に異物がもぐり込むことがない。
【0009】
また、別の発明では、上記効果に加え、シャッタの表面に傷や汚れが付かないようにし、清掃作業や部品交換の機会を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例1の自動取引装置の外観斜視図である。
【図2】実施例1のシャッタ開閉機構の構成図である。
【図3】実施例1のシャッタ開閉機構の動作説明図である。
【図4】実施例2のシャッタ開閉機構の構成図である。
【図5】実施例2のシャッタ開閉機構の要部構成図である。
【図6】実施例2のシャッタ開閉機構の動作説明図である。
【図7】実施例2のシャッタ開閉機構の動作説明図である。
【図8】異物がある場合の実施例2のシャッタ開閉機構の動作説明図である。
【図9】異物がある場合の実施例2のシャッタ開閉機構の動作説明図である。
【図10】従来のシャッタ開閉機構の構成図である。
【図11】従来のシャッタ開閉機構の動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係わる実施の形態例を、図面を用いて説明する。図面に共通する要素には同一の符号を付す。なお、以下の説明では、紙幣を取り扱う紙幣入出金機を例として説明するが、紙幣以外の債券や証書、乗車券などを取り扱う自動取引装置であってもよいし、硬貨やコインを取り扱う硬貨等処理装置などの自動取引装置であってもよい。
【実施例1】
【0012】
(構成)
まず、実施例1の自動取引装置の外観構成を説明する。自動取引装置200は、顧客側の正面側に操作ボタンや口座番号等を入力するためのLCDおよびタッチパネルで構成される操作部205、紙幣の投入または取出しを行う紙幣投入口201がシャッタ1により筐体101の下側から覆われ、顧客が操作し易いように適度な角度で斜めに配置されている。硬貨投入口202も同様にシャッタにより覆われ顧客が操作し易いように適度な角度で斜めに配置されている。
【0013】
さらに、通帳、カードの投入または返却をする通帳投入口203、カード投入口204が配置されている。そして、自動取引装置200内には通帳投入口203、カード投入口204の背面側に、図示していないが通帳ユニット、カードユニットが配置されている。
【0014】
次に、実施例1のシャッタ開閉機構の構成を図2の構成図を用いて以下詳細に説明する。同図に示したように、実施例1のシャッタ開閉機構は、図1の自動取引装置200の外観図にて説明した筐体101aおよび101bの開口部となる紙幣投入口201を筐体101aおよび101bの下側から覆うシャッタ1と、シャッタ1のスライド動作をガイドするために背面側に配置された退避部2aを設けたガイドレール2と、正面側に配置されたガイドレール22と、ローラ5a、5bにより架橋された駆動ベルト5と、ローラ5aを介して駆動ベルト5を矢印A’方向またはB’方向に駆動させるために矢印A方向または矢印B方向に回転する駆動部4と、シャッタ1と駆動ベルト5と連結するリンク機構3と、シャッタ1の開状態を検知するシャッタ開センサ23と、ロックを検知するシャッタロックセンサ24と、を備える。
【0015】
さらに、実施例1のシャッタ開閉機構では、もぐり込み防止フィルム6を筐体101aの下側に取り付け、シャッタ1の開閉動作にて常にシャッタ1の表面を擦るように配置している。
【0016】
なお、本実施例のシャッタ開閉機構では、シャッタ1が開き始めると正面側にも隙間が発生するが、当該隙間の下側の空間には、図示していないが異物を異物返却口へとガイドして落下させるガイド部が設けられており、正面側の隙間から装置内に異物がもぐり込むことはない。また、紙幣投入口201の下側には図示しないプール部が備えられており、当該プール部の底部は異物を自由落下させる構造となっており、当該プール部に落下した異物も異物返却口へとガイドされ、装置内にもぐり込むことはない。
【0017】
(動作)
以上の構成により実施例1のシャッタ開閉機構は、以下のように動作する。この動作を図3の動作説明図を用いて以下詳細に説明する。
【0018】
先ず、図2のシャッタ1が閉じた状態ではシャッタロックセンサ24が検知されているので、図示しない制御部は、このセンサの検知信号を確認し、駆動部4を矢印A方向に回転し、ローラ5aを介して駆動ベルト5を矢印A’方向に移動する。
【0019】
すると、駆動ベルト5に連結されたリンク機構3の下側連結部13が駆動ベルト5とともに矢印A’方向に移動し、ついでリンク機構3の上側連結部12がガイドレール2にガイドされ下側に移動し始め、シャッタ1の正面側の端部は、正面側のガイドレール22によりガイドされて移動し始め、それに伴ってシャッタ1が開き始め、図3の状態となる。
【0020】
このとき、このシャッタ1の動作時にシャッタ1と筐体101aとの間に隙間が発生し、シャッタ1の上に硬貨30や紙幣、レシートなどの異物が置かれていると、シャッタ1が異物を乗せたまま背面側にスライドし、異物が装置内部へもぐり込もうとするが、図3に示したように、もぐり込み防止フィルム6の先端によって硬貨30などの異物を抑え、装置内部にもぐり込まない。
【0021】
そして、さらに駆動部4を矢印A方向に回転し、駆動ベルト5を矢印A’方向に移動させると、リンク機構3の下側連結部13がシャッタ開センサ23を横切るので、これを検知するとシャッタ1が完全に開いた状態となったと判断し、駆動部4の駆動を停止する。
【0022】
一方、シャッタ開状態からシャッタ1を閉じる場合は、シャッタ開センサ23にてシャッタ1の開状態を確認し、駆動部4を矢印B方向に回転すると、ローラ5aを介して駆動ベルト5が矢印B’方向に移動し始め、リンク機構3の下側連結部13が同様に矢印B’方向に移動し始め、これに伴いリンク機構3の上側連結部12がガイドレール2にガイドされ、シャッタ1が上側に移動し、さらにリンク機構3の下側連結部13がシャッタロックセンサ24を横切るまで駆動し、図2の状態で停止する。シャッタロックセンサ24は退避部2aより若干正面側に設けているので、退避部2aにてシャッタ1を完全にロックされる。
【0023】
このとき、異物があったときは、筐体101aの下側に設けたもぐり防止フィルム6の先端で異物を抑えているため、シャッタ1と共に正面側に移動し再び紙幣投入口201に異物が戻される。
【0024】
(実施例1の効果)
以上のように実施例1のシャッタ開閉機構によれば、シャッタが開閉動作するときに当該シャッタの表面を擦るようにシャッタを開く方向である背面側の筐体の下側にもぐり込み防止フィルムを配置するようにしたので、シャッタの上に異物が残されたままシャッタを開閉しても、装置内に異物がもぐり込むことがない。
【実施例2】
【0025】
ところで、上記実施例1の構成のシャッタ開閉機構では、もぐり込み防止フィルム6の先端がシャッタ1の表面側に接触した状態でシャッタ1が開閉するので、シャッタ1表面に傷が付いたり、汚れが目立つなど、装置外観の見栄えが悪くなり、部品交換や清掃作業の機会が増加する。
【0026】
(構成)
上記不具合を解消するために実施例2のシャッタ開閉機構では、図4のシャッタ開閉機構の全体の構成図および図5の要部構成図に示したように、実施例1のもぐり込み防止フィルム6に替えて、シャッタ1を開く方向である背面側にリブを設けた第1のもぐり込み防止ガイド8と、シャッタ1を閉じる方向である正面側にリブを設けた第2のもぐり込み防止ガイド9を備え、これらのリブを噛み合わせ、シャッタ1上の硬貨30a等の異物が装置内にもぐり込まないように、前記シャッタ1の表面の開閉軌跡と僅かな距離Δh1を空けて配置している。
【0027】
第2のもぐり込み防止ガイド9も前記シャッタ1の表面の開閉軌跡と僅かな距離Δh1を空けて配置しているので、厚さがΔh1以上の硬貨等の異物が第1のもぐり込み防止ガイド8を通過したとしても第2のもぐり込み防止ガイド9にて硬貨等の異物のもぐり込みを防止することができる。
【0028】
さらに、上部にリブを設けたかき出し形状7を、前記シャッタ1の開く方向の上面に略垂直に備え、前記第1のもぐり込み防止ガイド8および第2のもぐり込み防止ガイド9のリブとかき出し形状7のリブを噛み合わせるようにし、Δh1より薄い硬貨30b等の異物であっても装置内にもぐり込まないようにしている。なお、実施例2のシャッタ開閉機構を備えた自動取引装置の構成は実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
【0029】
(動作)
以上の構成により、実施例2の自動取引装置のシャッタ開閉機構は以下のように動作する。この動作を、前述のシャッタ1が閉じた状態の図4、シャッタ1を開き始めた状態を示す図6、シャッタ1を開いた状態を示す図7を用いて、以下に詳細に説明する。
【0030】
先ず、図4のシャッタ1が閉じた状態ではシャッタロックセンサ24が検知されているので、図示しない制御部は、このセンサの検知信号を確認し、駆動部4を矢印A方向に回転し、ローラ5aを介して駆動ベルト5を矢印A’方向に移動する。
【0031】
すると、駆動ベルト5に連結されたリンク機構3の下側連結部13が駆動ベルト5とともに矢印A’方向に移動し、ついでリンク機構3の上側連結部12がガイドレール2にガイドされ下側に移動し始め、それに伴ってシャッタ1が開き始め、図6の状態となる。このとき、シャッタ1の正面側の端部は、正面側のガイドレール22によりガイドされて移動する。また、シャッタ1に設けられたかき出し形状7はシャッタ1の移動とともに移動し始める。
【0032】
そして、さらに駆動部4を矢印A方向に回転し、駆動ベルト5を矢印A’方向に移動させると、リンク機構3の下側連結部13がシャッタ開センサ23を横切るので、これを検知するとシャッタ1が完全に開いた状態となったと判断し、駆動部4の駆動を停止し、図7の状態となる。
【0033】
一方、図7のシャッタ開状態からシャッタ1を閉じる場合は、シャッタ開センサ23にてシャッタ1の開状態を確認し、駆動部4を矢印B方向に回転すると、ローラ5aを介して駆動ベルト5が矢印B’方向に移動し始め、リンク機構3の下側連結部13が同様に矢印B’方向に移動し始め、これに伴いシャッタ1が移動し図6の状態となり、リンク機構3に上側連結部12がガイドレール2にガイドされ、上側に移動し、さらにリンク機構3の下側連結部13がシャッタロックセンサ24を横切るまで駆動し、図4の状態で停止する。
【0034】
このとき、シャッタロックセンサ24は退避部2aより若干正面側に設けているので、実施例1と同様、退避部2aにてシャッタ1を完全にロックされる。
【0035】
次に、シャッタ1表面に異物として硬貨30があった場合の動作を図8および図9を用いて以下詳細に説明する。シャッタ1が開方向に動作する際、シャッタ1と筐体101との間にできる隙間より厚い硬貨であれば、図8のように、硬貨30は、筐体101aに塞き止められて、装置内部に混入しない。
【0036】
一方、シャッタ1と筐体101との間にできる隙間より薄い硬貨であれば、硬貨30は、図9のように、シャッタ1表面に乗ったまま、装置内部に入っていくが、正面側および第2のもぐり込み防止ガイド8、9によりΔh1以上の硬貨は塞き止められ、Δh1より薄い硬貨であってもシャッタ1に設けられたかき出し形状7により塞き止められもぐり込みを防止することができ、装置内部に混入することがない。
【0037】
そして、この状態からシャッタ1を閉めると、硬貨30はシャッタ1のかき出し形状7に押し出されながら装置外に排出される。
【0038】
なお、以上の実施例の説明では、第1のもぐり込み防止ガイド8および第2のもぐり込み防止ガイド9の両方を備えるように説明したが第1のもぐり込み防止ガイド8のみ設けるようにしてもよいし、第2のもぐり込み防止ガイド9のみを設けるようにしてもよい。
【0039】
(実施例2の効果)
以上のように実施例2のシャッタ開閉機構によれば、背面側にリブを設けた第1のもぐり込み防止ガイドと、正面側にリブを設けた第2のもぐり込み防止ガイドを備え、前記両方のリブを噛み合わせ、前記シャッタの表面の開閉軌跡と僅かな距離をあけて配置し、上部にリブを設けたかき出し形状を前記シャッタの背面側端部上面に略垂直に備え、前記各リブを噛み合わせて配置するようにしたので、実施例1と同様の効果に加え、シャッタの表面への傷や汚れの付着を防止し、清掃作業や部品交換の機会を少なくすることができる。
【0040】
《その他の変形例》
なお、以上の実施例の説明では、装置の背面側にシャッタ1を開く例を説明したが、装置の正面側に開くシャッタ1を開く構成の場合では、もぐり防止フィルム6、かき出し形状7、第1、第2のもぐり込み防止ガイド8、9を、シャッタ1を開く方向である正面側に設けるようにすればよい。同様に、左右にシャッタ1を開く場合であっても、もぐり防止フィルム6、かき出し形状7、第1、第2のもぐり込み防止ガイド8、9を、シャッタ1を開く方向側に設けるようにすればよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上述べたように、本発明は、筐体の開口部を下側からシャッタで閉じて、当該シャッタをスライドして開閉するシャッタ開閉機構を備える紙幣入出金機、債権回収発行機や券回収発行機、硬貨等処理装置などの自動取引装置に広く用いることができる。
【符号の説明】
【0042】
1 シャッタ
2、22 ガイドレール
2a 退避部
3 リンク機構
6 もぐり込み防止フィルム
7 かき出し形状
8 第1のもぐり込み防止ガイド
9 第2のもぐり込み防止ガイド
12、13 連結部
23 シャッタ開センサ
24 シャッタロックセンサ
101a、101b 筐体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の開口部を下側からシャッタで閉じて、当該シャッタをスライドして開閉可能なシャッタ開閉機構であって、
前記シャッタが開閉するときに当該シャッタの表面を擦るように筐体の下側にもぐり込み防止フィルムを配置したことを特徴とするシャッタ開閉機構。
【請求項2】
筐体の開口部を下側からシャッタで閉じて、当該シャッタをスライドして開閉可能なシャッタ開閉機構であって、
リブを備え、前記シャッタの表面の開閉軌跡と所定の隙間をあけて配置したもぐり込み防止手段と、
上部にリブを備え、前記シャッタの開く方向の上面に略垂直に配置したかき出し形状と、を備え、
前記もぐり込み防止手段のリブと前記かき出し形状のリブとを噛み合わせるように配置したことを特徴とするシャッタ開閉機構。
【請求項3】
前記もぐり込み防止手段は、前記シャッタを開く方向にリブを設けた第1のもぐり込み防止ガイド若しくは前記シャッタを閉じる方向にリブを設けた第2のもぐり込み防止ガイドまたは両方であることを特徴とする請求項2記載のシャッタ開閉機構。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3いずれか記載のシャッタ開閉機構を備えたことを特徴とする自動取引装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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