説明

シャフト付き耐水性スポンジ研磨具

【課題】電動工具用シャフト付き耐水性スポンジ研磨具に関し、内部に窪んだ曲面を有するワークを均等に研磨する。
【解決手段】耐水性のスポンジ研磨材3の形状を球体または半球体または棒状にして、電動工具用のシャフト4に取り付ける。耐水性のスポンジ研磨材3の大きさ、目の粗さ等、適度なものを選択し、速度調整しながら研磨し、場合によっては水を付けて、もしくは水中で研磨することによって、どんな磨き難い曲面も精度が増して仕上げる事が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電動工具用シャフト付き耐水性スポンジ研磨具の形状に関するものである。
【背景技術】
【0002】
主に窪んだ曲面の仕上げに効力を発揮し、広く一般的に使われる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
シート状、ブロック状のスポンジ研磨具は外面の曲面を研磨するのには適しているが、図4、図5、図6の様に窪んだ面や深くえぐれた内部の研磨は難しく内径が小さい物は指が入らないので磨くのは困難である。
【0004】
硬い素材では均等な曲面が出し辛く、その内径と同じ大きさの研磨道具でないと効果が無く、精度を求めた仕上げは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電動工具用シャフト付きスポンジ研磨具の形状を球体または曲面にする。
図1、図2、図3の様に金属製シャフト(4)にスポンジ(3)を接着し耐水性接着剤(2)にて研磨剤(1)を付着させる構造とする。
【0006】
スポンジのサイズや形状、シャフトの太さ、研磨素材の粒子の粗さ細かさも各種揃える。
【発明の効果】
【0007】
弾力のある球体研磨具を電動工具に取り付ける事により図6の様に手の入らない様な小さな径の凹部分でも均等に研磨出来る。
【0008】
図5の様に口が狭くえぐれている様な場所も容易に磨ける。
【0009】
目の細かい物を使えば鏡面にも仕上げる事が出来、目の粗い物では効率よく滑らかな凹面を仕上げる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関る球体研磨具の断面構造図
【図2】 本発明に関る半球体研磨具の断面構造図
【図3】 本発明に関る棒状研磨具の断面構造図
【図4】 球体研磨具の使用例
【図5】 半球体研磨具の使用例
【図6】 棒状研磨具の使用例
【符号の説明】
1・・・研磨材
2・・・耐水性接着剤
3・・・スポンジ
4・・・金属製シャフト
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下添付図面を参照にして、本発明を説明する。
基本的に電動工具に取り付けて使用する。
目の粗さ、大きさ等、適度な物を選択し速度調整しながら研磨して行く。
場合によっては水を付けて、もしくは水中で研磨をする。
【0011】
スポンジのサイズは内径に近い物を選択するが用途により大きめ、小さめでも使用可能である。
【実施例】
【0013】
自作のシャフト付きスポンジ研磨具を使用し図2の様な部品を製作。
仕上がり精度、使いやすさ共に良好。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明はアクセサリー等の貴金属の製作時の研磨や仕上げ、模型全般、彫刻や木工クラフト関係全般に広い分野で使用されると見ています。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転式電動工具用の金属製シャフトに付けた球体または半球状または棒状の耐水性スポンジ研磨具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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