シュリンク包装体の開封用ラベル
【課題】シュリンク包装体を容易に開裂できる開封用ラベルを提供する。
【解決手段】開封用ラベル1をその中央部にミシン目などの破断誘導部4を設け、該破断誘導部4の両側に粘着面を設けると共に両側を糊無し面とした把持用の耳部3を備えたものに構成し、該開封用ラベル1の破断誘導部4をシュリンク包装体のつなぎ目11に沿わせて貼り付けて、開封用ラベル1の耳部3を両側に引っ張って開封用ラベル1の破断誘導部4の開裂と共にシュリンク包装体のつなぎ目11を開裂するようにした。
【解決手段】開封用ラベル1をその中央部にミシン目などの破断誘導部4を設け、該破断誘導部4の両側に粘着面を設けると共に両側を糊無し面とした把持用の耳部3を備えたものに構成し、該開封用ラベル1の破断誘導部4をシュリンク包装体のつなぎ目11に沿わせて貼り付けて、開封用ラベル1の耳部3を両側に引っ張って開封用ラベル1の破断誘導部4の開裂と共にシュリンク包装体のつなぎ目11を開裂するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュリンク包装体のつなぎ目を容易に開裂させることができるシュリンク包装体の開封用ラベルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
シュリンク包装された製品の開封方法はペットボトル飲料に代表されるような、フィルム接着部分の両側に2本の破断誘導部(ミシン目や切れ込み)をいれ、その破断誘導部のセンターより破断誘導部に沿って切り開く方法と、キャラメル箱の様に帯状の別素材を開封用部材として同時包装しこの開封用部材の帯を引っ張る事で開封する方法と、カップ麺の底に見られるように部分的にVの字に焼きこみを入れて、切れ易くし、その上に開封シールを貼る構成にしておき、この開封シールを剥がすことで切り口を広げる方法がある。この3タイプが現状での代表的な開封方法である。これらについては例えば、特許文献1の「シュリンク包装体」、特許文献2の「シュリンク包装体およびその包装装置」、特許文献3の「開封用ラベル、及び開封用ラベル付包装体の製造方法」に示されるようなものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−237741号公報
【特許文献2】特開2003−327271号公報
【特許文献3】特開2004−315016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらに例示する従来の開封方法では、100%開封する事は無いのが現状である。特に高齢者や目の不自由な方には開封場所を探すのにも非常に解りづらい上に、仮に見つけても手先が器用でないと開封口の突起すら掴むことが困難である。またカップ麺の開封シールでは本発明者の実験によると10回シールを剥がしても1回も成功しない状況であった。これらの弊害を防ぐためと確実な開封手段として、現状ではカッターや先の尖ったペンや箸でシュリンク包装の一部に穿設して孔を開け、そこから開くことが当たり前のように行われている。そのような場合に近くに孔を開ける為の外的工具がない場合、困ってしまった体験は誰でも一度や二度は経験していると思われる。
現在の商品流通実情において、安全面や衛生面の観点よりシュリンク包装は絶対に必要な包装手段なのだが、開封に関しては完璧な解決方法が確立されていない。本出願人が提案する今回の発明はシュリンク包装のつなぎ箇所に、センターにミシン目や切れ込みなどの破断誘導部を入れたラベルをつなぎ箇所に沿って貼り、ラベルの両端の糊無し部分で構成される耳部を左右の手の指でつまみ、同時に反対方向に引っ張る事で、ラベルの破断誘導部とシュリンクフィルムのつなぎ目を同時に開裂することができて、その結果シュリンクフィルムのつなぎ目より簡単に開く事が出来る画期的なラベルである。また、従来の開封方法では商品のイメージを損ねない為に、出来るだけ表示や取り口を小さくする傾向にあった。本発明は逆転の発想で開封ラベルをPOPラベルとして併用する事で、誰でも開封口が識別でき簡単に開く事が可能である。POPラベル機能で宣伝効果も十分に期待できる。
尚、POPラベルとはPOINTP−OF−PURCHASEラベル の略称であり、一般的にPOPラベルはポップ広告ラベルと呼ばれている。商品のアピールラベル。陳列棚において他の商品との差別化を高めるラベル。商品より飛び出したラベル。ディスプレイ効果アップ用ラベルとも言われているものである。
本発明はシュリンク包装体の開封ラベルとPOPラベルの二つ機能を合わせ持つ多機能ラベルとなるものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述の課題解決のために、第一にシュリンクフィルムで包装されたシュリンク包装体のつなぎ目に沿わせてシュリンクフィルムの上に開封用ラベルを貼り付けるのに、該開封用ラベルをその中央部に破断誘導部を設け、該破断誘導部の両側に粘着面を設けると共に両側を糊無し面とした把持用の耳部を備えたものに構成し、該開封用ラベルの破断誘導部をシュリンク包装体のつなぎ目に沿わせて貼り付けたことを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベルの構成にされている。
そして、第二に、開封用ラベルの外郭形状を長方形、円型、リボン型、蝶型、矢印型などの任意形状に択一的に選択構成したことを特徴とするものであり、第三に、開封用ラベルの表面に破断誘導部を挟んで対照的にラベル操作用の説明を表記してなることを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベルである。さらに、第四としてラベル操作用の説明を文字や矢印、図柄などで対照的に印刷表記してなることを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベルである。
【発明の効果】
【0006】
上記の構成によりラベルの耳部を両側に引っ張るだけで、ラベルの破断誘導部とシュリンクフィルムのつなぎ目を同時に開裂することができて、その結果、シュリンク包装された商品を簡単に開ける事が出来る機能性の良い機能ラベルを提供できる効果を有する。
また単なる機能ラベルにとどまらず視認性に優れた存在性、広告性などの多機能を持ち、このラベルを貼ることで、今まではシュリンク包装された商品を開封する事ができずに困っていた高齢者や障害者にも簡単に開封場所を視認して認識することが出来、さらに簡単に開封することが出来る。またシュリンク包装の製品を販売するメーカーには広告性に優れたPOPラベルの宣伝効果も得る事が出来る多目的ラベルとなる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】シュリンク包装体の開封用ラベルの表面を示す正面図である。
【図2】図1に示す開封用ラベルの糊面を示す背面図である。
【図3】部分糊原紙を示す概略説明図である。
【図4】糊殺し原紙の作成方法を示す概略説明図である。
【図5】部分セパレータを残して部分糊代用加工を説明する斜視説明図である。
【図6】破断誘導部を製造する刃型の要部断面説明図と概略斜視図である。
【図7】シュリンク包装体の開封用ラベルの貼付け方法を示す説明斜視図である。
【図8】シュリンク包装体の開封用ラベルの貼付け断面図である。
【図9】シュリンク包装体の開封用ラベルの開封準備を示す説明斜視図である。
【図10】シュリンク包装体の開封用ラベルの開封状況を示す説明斜視図である。
【図11】シュリンク包装体の開封用ラベルのデザインサンプルである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施例に関する図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1、図2、図3に示すように、左右の横サイズ60ミリ、天地の縦サイズ40ミリ以内位の外郭サイズのシールをもとにラベル1を作成する。形状は長方形タイプ1aでも良く、リボン型タイプ1bや蝶型タイプ1c、などの変形タイプでもどんな形でも良い。例えば、ハート形、円型、矢印型、花びら型、動物のシルエット型などの形状が考えられる。これらを顧客の要求、市場ニーズに応じて任意形状に択一的に選択構成して提供するものであり、これらの形状は自由に設定出来、特に形状が限定されないものである。重要なのはラベル1のラベルセンター2にラベル1の左右耳部3、3を把持して左右方向に引っぱれば開裂してラベル1が切れる様にミシン目や切れ込み等で構成される破断誘導部4を入れる事である。破断誘導部4を入れることでまずラベル1自体が裂け、次にラベル1を貼ったシュリンクフィルム10のつなぎ目が裂ける。また破断誘導部4がラベルセンター2の位置を示す事で、シュリンクフィルム10のつなぎ目に対するラベル1の貼り位置が決定される。
図6に説明するように、ミシン刃は簡単に切れ易いように刃型ユニットの刃型H2に対して刃のある部分を2、刃のない部分を1の割合に設定すると良い。例えば刃の部分を2ミリにし、刃の無い部分を1ミリにするとか、刃の部分を1ミリにし、刃の無い部分を0.5ミリすればラベル1が裂け易くなる。
ラベル1のラベル左右の両端10ミリ巾以上の耳部3、3部分を指でつまみ、両側に引っ張る必要がある。この場合ラベル1の裏面の全面に粘着剤があるラベルではこの作業は出来ない。部分的(ラベルの両端耳部3、3)に糊のない箇所を作る必要がある。
【0009】
図2に糊のある粘着面5と糊無し面6、6を示す。この粘着面5と糊無し面6、6を構成する部分糊の作成方法は基本的に3種類ある。
まず、第一の方法としては、図3に示されるように、原紙発注の際に原紙メーカーに部分糊の原紙を発注する。この場合、原紙中央部に糊有り部分(粘着面5)と両サイドに糊無し部分(耳部3)をミリ単位で発注の際に指定すれば、指定通りの部分糊原紙を購入できる。ただし耳部3の糊無し部分のさらに両方の外側には5ミリ巾以上の粘着面が必要となる。これは、印刷の際に糊無し部分に空気が入りしわの発生の原因を防ぐ目的でもある。しかしこれで問題が全て解決する訳ではない。部分糊の印刷は通常の全面糊の原紙に印刷する場合と比較すれば不良率が2倍近くになる。また原紙メーカーでは全ての種類の原紙で部分糊塗工が出来るわけではない。種類が限定される。また糊無し部分は紙巾の半分以下でないと加工を受け付けない。ある程度の量を発注しないといけないなど制限が多くある。
実際の印刷では糊無しの面6にラベル1の耳部3が、粘着面5にラベル1のセンターが来る様に位置を正確調整する事が重要である。
【0010】
次に第二の方法として糊殺しの加工を行う方法がある。図4に示されるように、全面糊付きの原紙を購入し、ロータリー方式の印刷機で剥離紙(セパ)より粘着剤の塗工された上紙を一旦剥離し、糊の必要無い部分の粘着面にシリコンニスを印刷し粘着力を殺して、もう一度剥離紙(セパ)と貼り合わせる方法である。この場合には1パス(1行程)で製品仕上げる事が可能である。
最初の印刷ユニット1、印刷ユニット2の前でシール原紙の上紙(粘着剤付)と剥離紙(表面にシリコン塗布された紙=セパレーター)を一旦剥離する。剥離した上紙の粘着面にシリコンニスの部分的に印刷ユニット1または2でベタ印刷をおこなう。(シリコンニス印刷により粘着面の表面に部分的に皮膜を形成し粘着力を殺す効果が発生する)シリコンを印刷後上紙と剥離紙は貼り合わせる。ここまでが部分糊の原紙を作成するとほぼ同じ行程となる。貼り合わせた原紙を印刷ユニット3〜7で表面に印刷を行い、型抜きユニットでセンターにミシン刃の付いた刃型H2でハーフカット(上紙のみに切れ込みを入れる加工)を施し、ラベル1以外の上紙をまきとる(カス上げ)とシュリンク開封POPラベルが完成する。
【0011】
最後に第三の方法として図5に示されるように、部分的に剥離紙(セパ)を残す方法がある。糊を必要とする部分と糊を必要としない部分の境目の剥離紙側にスリット加工を行う。次に仕上げ用の刃型を入れる。通常は上紙まで刃を入れて(ハーフカット)仕上げるが、セパ残しの場合は両サイドの糊の必要無い箇所は、剥離紙まで刃を入れ部分的に全抜き加工を行う。粘着面を残す箇所は通常のハーフカットを行う。かす上げ工程で両サイドの裏スリットより外側の剥離紙を含めてカスを巻き取る。これにより部分全抜きのラベルが完成する。両サイドの剥離紙の残った部分を持ちセンターに帯状に残った剥離紙よりラベルを剥がすと、部分糊代用の両サイド剥離紙の残ったラベルとなる。この方法で作成したラベルは両サイドに剥離紙が残っているので、開封用にラベルをつかむ際には一番つかみ易い。以上図3、図4、図5、に示す3つが基本的な部分糊の加工方法である。
その他の特殊加工方法には部分的に糊を印刷(ホットメルト塗工またはシルクで糊印刷)方法と、上紙(粘着剤付き)と剥離紙の間に帯状に透明フィルムを挟み込み部分的に糊を殺す方法や、超微粘着のフィルムに糊を殺したい部分を前もってハーフカットを行い、それ以外のカスを上げ、粘着剤付き上紙を張り合わせ部分的に糊殺し原紙を作る方法もある。
但しこれらその他の方法は特殊加工なので一般的ではない。
【0012】
本発明に示すこのラベル1を簡単に説明すれば、ラベルセンター2に破断誘導部としての切れ目(切れ込み若しくはミシン目4)が入り、両端の耳部3、3が糊無しの部分のりラベルと言える。製造もいたって簡単で印刷加工はプリンターラベルメーカーならどこでも作成可能である。
そして、このラベル1の使い方は図7〜図11に示すように、ラベル表面には左右に引っ張る様に図解や説明を入れ、残りのスペースには有効に商品の宣伝が出来るPOPラベルの機能が備わっている。上記のように図解や説明を入れるに際して、開封用ラベルの表面にミシン目を挟んで対照的にラベル操作用の説明として図7や図11に示すように文字や矢印、図柄などで対照的に印刷表記され、該開封用ラベルには多色印刷が可能で、視認性に優れて広告としても目立つように開封方法の説明文や説明図が印刷出来、さらに商品の宣伝や商品説明も同時印刷ができるシュリンク包装体の開封用ラベルとして提供される。
この出来上がったラベル1をシュリンク包装された商品のシュリンクフィルム10のつなぎ目11にシールセンター2の破断誘導部4を重ねて貼る事でセットは完了する。
ラベル1の貼り付け方法は、手で1枚づつ貼る(手貼り)方法とラベリングマシンを使って効率良く機械貼りする方法があるが、本発明のこのラベル1は、現状の製造ラインを考慮すればいずれにも対応出来るものである。
シュリンク包装のつなぎ目を開裂する際には図9に示すように、シュリンクフィルム10にセットしたラベル1を両端の糊の無いラベルの耳3,3部分を左右の手でつまみ外側に向け平行に引っぱる。この場合図8に示すように耳部3、3とシュリンク包装された商品の間には浮き上がった隙間が構成されるので、羽根状の耳部3、3を左右両側の外側に向けて引っ張ることが容易にできる。
すると、図10に示すように、引っぱる力でラベルセンター2のミシン目4よりラベル1は裂ける。それと同時にラベル1の貼られたシュリンクフィルム10もつなぎ目11より開裂して開く。
これは粘着剤の垂直方向に対しては簡単に剥がれるが、逆に平行方向に対しては剥がれない原理を応用したものである。シュリンクフィルム10のつなぎ目11は通常は簡単に開く事が出来ない。原因はシュリンクフィルム10が飲料容器や錠剤容器などの商品に対して熱で収縮し密着している為、シュリンクフィルム10自体を直接指でつまむ事が出来ない。したがって、引き裂こうとする力をつなぎ目11に集中させる事が出来ないのが原因である。本発明のこのラベル1を貼る事で引っぱる力をシュリンクフィルム10のつなぎ目11に集中させる事が出来て、簡単に引き裂く事が可能となっている。
【0013】
シュリンクフィルム10のつなぎ目11自体の強度は本来強い物ではなく、フィルムの端をつまむ事が可能なら少しの力でも簡単に裂く事が出来る。本発明はシュリンクフィルム10の両端をつまむ作業を、耳部3,3付のラベル1を貼る事で代用し、シュリンクフィルム10をつなぎ目11より簡単により引き裂く事を可能にした画期的発明である。また目の不自由な方やお年よりの方でもラベル1の耳部3,3を視認することにより簡単に開封口を見つけることが出来る。カッターやはさみ等の刃物を使う必要が無いので安全で有る。ラベル素材をシュリンクフィルム10と同素材で作成が可能で再生資源となる。エコ活動にも貢献できる。基本的なシュリンクフィルムの素材はPVC(ポリ塩化ビニール)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PO(ポリオレフィン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)ラベル1の素材は限定されないが、シュリンクフィルムより引っぱり強度が強くなくてはならない。ただし強度はオーバーラミネート加工を施す事で補強する事が可能である。
【0014】
さらに現状のPOPラベルは単なる宣伝目的のみであり、消費者にとっては廃棄される不要なラベルであったが、宣伝効果と開封機能を備えた多機能ラベルとなり、消費者に必要とされるラベルとなる。
さらにラベルの製造自体は簡単で特殊技術を必要としない事も画期的である。
シュリンク包装の各種形態はL型三方シール、ピロー型三方シール、オーバーラップ(キャラメル包装)、スリーブラップ四方シール、キャップシール、ラベルシュリンク、R製袋と7タイプに大きく分類出来るが、本発明はL型三方シール、ピロー型三方シールの2タイプの形態にしか基本的には対応出来ない。シュリンク包装のつなぎ目が無いと開封が出来ない特徴を持つものである。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明のシュリンク包装体の開封用ラベルは、つなぎ目を有する容器包装用のシュリンクフィルムに応用できるものである。開封用ラベルとPOPラベルの二つの機能有する多目的ラベルでもある。また開封口を見つけ易く、開くのも簡単で弱者(子供、老人、障害者の方)に優しいユニバーサルデザインラベルである。
【符号の説明】
【0016】
1 ラベル
2 ラベルセンター
3 耳部
4 破断誘導部(ミシン目や切れ込み)
5 粘着面
6 糊無し面
10 シュリンクフィルム
11 つなぎ目
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュリンク包装体のつなぎ目を容易に開裂させることができるシュリンク包装体の開封用ラベルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
シュリンク包装された製品の開封方法はペットボトル飲料に代表されるような、フィルム接着部分の両側に2本の破断誘導部(ミシン目や切れ込み)をいれ、その破断誘導部のセンターより破断誘導部に沿って切り開く方法と、キャラメル箱の様に帯状の別素材を開封用部材として同時包装しこの開封用部材の帯を引っ張る事で開封する方法と、カップ麺の底に見られるように部分的にVの字に焼きこみを入れて、切れ易くし、その上に開封シールを貼る構成にしておき、この開封シールを剥がすことで切り口を広げる方法がある。この3タイプが現状での代表的な開封方法である。これらについては例えば、特許文献1の「シュリンク包装体」、特許文献2の「シュリンク包装体およびその包装装置」、特許文献3の「開封用ラベル、及び開封用ラベル付包装体の製造方法」に示されるようなものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−237741号公報
【特許文献2】特開2003−327271号公報
【特許文献3】特開2004−315016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらに例示する従来の開封方法では、100%開封する事は無いのが現状である。特に高齢者や目の不自由な方には開封場所を探すのにも非常に解りづらい上に、仮に見つけても手先が器用でないと開封口の突起すら掴むことが困難である。またカップ麺の開封シールでは本発明者の実験によると10回シールを剥がしても1回も成功しない状況であった。これらの弊害を防ぐためと確実な開封手段として、現状ではカッターや先の尖ったペンや箸でシュリンク包装の一部に穿設して孔を開け、そこから開くことが当たり前のように行われている。そのような場合に近くに孔を開ける為の外的工具がない場合、困ってしまった体験は誰でも一度や二度は経験していると思われる。
現在の商品流通実情において、安全面や衛生面の観点よりシュリンク包装は絶対に必要な包装手段なのだが、開封に関しては完璧な解決方法が確立されていない。本出願人が提案する今回の発明はシュリンク包装のつなぎ箇所に、センターにミシン目や切れ込みなどの破断誘導部を入れたラベルをつなぎ箇所に沿って貼り、ラベルの両端の糊無し部分で構成される耳部を左右の手の指でつまみ、同時に反対方向に引っ張る事で、ラベルの破断誘導部とシュリンクフィルムのつなぎ目を同時に開裂することができて、その結果シュリンクフィルムのつなぎ目より簡単に開く事が出来る画期的なラベルである。また、従来の開封方法では商品のイメージを損ねない為に、出来るだけ表示や取り口を小さくする傾向にあった。本発明は逆転の発想で開封ラベルをPOPラベルとして併用する事で、誰でも開封口が識別でき簡単に開く事が可能である。POPラベル機能で宣伝効果も十分に期待できる。
尚、POPラベルとはPOINTP−OF−PURCHASEラベル の略称であり、一般的にPOPラベルはポップ広告ラベルと呼ばれている。商品のアピールラベル。陳列棚において他の商品との差別化を高めるラベル。商品より飛び出したラベル。ディスプレイ効果アップ用ラベルとも言われているものである。
本発明はシュリンク包装体の開封ラベルとPOPラベルの二つ機能を合わせ持つ多機能ラベルとなるものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述の課題解決のために、第一にシュリンクフィルムで包装されたシュリンク包装体のつなぎ目に沿わせてシュリンクフィルムの上に開封用ラベルを貼り付けるのに、該開封用ラベルをその中央部に破断誘導部を設け、該破断誘導部の両側に粘着面を設けると共に両側を糊無し面とした把持用の耳部を備えたものに構成し、該開封用ラベルの破断誘導部をシュリンク包装体のつなぎ目に沿わせて貼り付けたことを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベルの構成にされている。
そして、第二に、開封用ラベルの外郭形状を長方形、円型、リボン型、蝶型、矢印型などの任意形状に択一的に選択構成したことを特徴とするものであり、第三に、開封用ラベルの表面に破断誘導部を挟んで対照的にラベル操作用の説明を表記してなることを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベルである。さらに、第四としてラベル操作用の説明を文字や矢印、図柄などで対照的に印刷表記してなることを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベルである。
【発明の効果】
【0006】
上記の構成によりラベルの耳部を両側に引っ張るだけで、ラベルの破断誘導部とシュリンクフィルムのつなぎ目を同時に開裂することができて、その結果、シュリンク包装された商品を簡単に開ける事が出来る機能性の良い機能ラベルを提供できる効果を有する。
また単なる機能ラベルにとどまらず視認性に優れた存在性、広告性などの多機能を持ち、このラベルを貼ることで、今まではシュリンク包装された商品を開封する事ができずに困っていた高齢者や障害者にも簡単に開封場所を視認して認識することが出来、さらに簡単に開封することが出来る。またシュリンク包装の製品を販売するメーカーには広告性に優れたPOPラベルの宣伝効果も得る事が出来る多目的ラベルとなる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】シュリンク包装体の開封用ラベルの表面を示す正面図である。
【図2】図1に示す開封用ラベルの糊面を示す背面図である。
【図3】部分糊原紙を示す概略説明図である。
【図4】糊殺し原紙の作成方法を示す概略説明図である。
【図5】部分セパレータを残して部分糊代用加工を説明する斜視説明図である。
【図6】破断誘導部を製造する刃型の要部断面説明図と概略斜視図である。
【図7】シュリンク包装体の開封用ラベルの貼付け方法を示す説明斜視図である。
【図8】シュリンク包装体の開封用ラベルの貼付け断面図である。
【図9】シュリンク包装体の開封用ラベルの開封準備を示す説明斜視図である。
【図10】シュリンク包装体の開封用ラベルの開封状況を示す説明斜視図である。
【図11】シュリンク包装体の開封用ラベルのデザインサンプルである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施例に関する図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1、図2、図3に示すように、左右の横サイズ60ミリ、天地の縦サイズ40ミリ以内位の外郭サイズのシールをもとにラベル1を作成する。形状は長方形タイプ1aでも良く、リボン型タイプ1bや蝶型タイプ1c、などの変形タイプでもどんな形でも良い。例えば、ハート形、円型、矢印型、花びら型、動物のシルエット型などの形状が考えられる。これらを顧客の要求、市場ニーズに応じて任意形状に択一的に選択構成して提供するものであり、これらの形状は自由に設定出来、特に形状が限定されないものである。重要なのはラベル1のラベルセンター2にラベル1の左右耳部3、3を把持して左右方向に引っぱれば開裂してラベル1が切れる様にミシン目や切れ込み等で構成される破断誘導部4を入れる事である。破断誘導部4を入れることでまずラベル1自体が裂け、次にラベル1を貼ったシュリンクフィルム10のつなぎ目が裂ける。また破断誘導部4がラベルセンター2の位置を示す事で、シュリンクフィルム10のつなぎ目に対するラベル1の貼り位置が決定される。
図6に説明するように、ミシン刃は簡単に切れ易いように刃型ユニットの刃型H2に対して刃のある部分を2、刃のない部分を1の割合に設定すると良い。例えば刃の部分を2ミリにし、刃の無い部分を1ミリにするとか、刃の部分を1ミリにし、刃の無い部分を0.5ミリすればラベル1が裂け易くなる。
ラベル1のラベル左右の両端10ミリ巾以上の耳部3、3部分を指でつまみ、両側に引っ張る必要がある。この場合ラベル1の裏面の全面に粘着剤があるラベルではこの作業は出来ない。部分的(ラベルの両端耳部3、3)に糊のない箇所を作る必要がある。
【0009】
図2に糊のある粘着面5と糊無し面6、6を示す。この粘着面5と糊無し面6、6を構成する部分糊の作成方法は基本的に3種類ある。
まず、第一の方法としては、図3に示されるように、原紙発注の際に原紙メーカーに部分糊の原紙を発注する。この場合、原紙中央部に糊有り部分(粘着面5)と両サイドに糊無し部分(耳部3)をミリ単位で発注の際に指定すれば、指定通りの部分糊原紙を購入できる。ただし耳部3の糊無し部分のさらに両方の外側には5ミリ巾以上の粘着面が必要となる。これは、印刷の際に糊無し部分に空気が入りしわの発生の原因を防ぐ目的でもある。しかしこれで問題が全て解決する訳ではない。部分糊の印刷は通常の全面糊の原紙に印刷する場合と比較すれば不良率が2倍近くになる。また原紙メーカーでは全ての種類の原紙で部分糊塗工が出来るわけではない。種類が限定される。また糊無し部分は紙巾の半分以下でないと加工を受け付けない。ある程度の量を発注しないといけないなど制限が多くある。
実際の印刷では糊無しの面6にラベル1の耳部3が、粘着面5にラベル1のセンターが来る様に位置を正確調整する事が重要である。
【0010】
次に第二の方法として糊殺しの加工を行う方法がある。図4に示されるように、全面糊付きの原紙を購入し、ロータリー方式の印刷機で剥離紙(セパ)より粘着剤の塗工された上紙を一旦剥離し、糊の必要無い部分の粘着面にシリコンニスを印刷し粘着力を殺して、もう一度剥離紙(セパ)と貼り合わせる方法である。この場合には1パス(1行程)で製品仕上げる事が可能である。
最初の印刷ユニット1、印刷ユニット2の前でシール原紙の上紙(粘着剤付)と剥離紙(表面にシリコン塗布された紙=セパレーター)を一旦剥離する。剥離した上紙の粘着面にシリコンニスの部分的に印刷ユニット1または2でベタ印刷をおこなう。(シリコンニス印刷により粘着面の表面に部分的に皮膜を形成し粘着力を殺す効果が発生する)シリコンを印刷後上紙と剥離紙は貼り合わせる。ここまでが部分糊の原紙を作成するとほぼ同じ行程となる。貼り合わせた原紙を印刷ユニット3〜7で表面に印刷を行い、型抜きユニットでセンターにミシン刃の付いた刃型H2でハーフカット(上紙のみに切れ込みを入れる加工)を施し、ラベル1以外の上紙をまきとる(カス上げ)とシュリンク開封POPラベルが完成する。
【0011】
最後に第三の方法として図5に示されるように、部分的に剥離紙(セパ)を残す方法がある。糊を必要とする部分と糊を必要としない部分の境目の剥離紙側にスリット加工を行う。次に仕上げ用の刃型を入れる。通常は上紙まで刃を入れて(ハーフカット)仕上げるが、セパ残しの場合は両サイドの糊の必要無い箇所は、剥離紙まで刃を入れ部分的に全抜き加工を行う。粘着面を残す箇所は通常のハーフカットを行う。かす上げ工程で両サイドの裏スリットより外側の剥離紙を含めてカスを巻き取る。これにより部分全抜きのラベルが完成する。両サイドの剥離紙の残った部分を持ちセンターに帯状に残った剥離紙よりラベルを剥がすと、部分糊代用の両サイド剥離紙の残ったラベルとなる。この方法で作成したラベルは両サイドに剥離紙が残っているので、開封用にラベルをつかむ際には一番つかみ易い。以上図3、図4、図5、に示す3つが基本的な部分糊の加工方法である。
その他の特殊加工方法には部分的に糊を印刷(ホットメルト塗工またはシルクで糊印刷)方法と、上紙(粘着剤付き)と剥離紙の間に帯状に透明フィルムを挟み込み部分的に糊を殺す方法や、超微粘着のフィルムに糊を殺したい部分を前もってハーフカットを行い、それ以外のカスを上げ、粘着剤付き上紙を張り合わせ部分的に糊殺し原紙を作る方法もある。
但しこれらその他の方法は特殊加工なので一般的ではない。
【0012】
本発明に示すこのラベル1を簡単に説明すれば、ラベルセンター2に破断誘導部としての切れ目(切れ込み若しくはミシン目4)が入り、両端の耳部3、3が糊無しの部分のりラベルと言える。製造もいたって簡単で印刷加工はプリンターラベルメーカーならどこでも作成可能である。
そして、このラベル1の使い方は図7〜図11に示すように、ラベル表面には左右に引っ張る様に図解や説明を入れ、残りのスペースには有効に商品の宣伝が出来るPOPラベルの機能が備わっている。上記のように図解や説明を入れるに際して、開封用ラベルの表面にミシン目を挟んで対照的にラベル操作用の説明として図7や図11に示すように文字や矢印、図柄などで対照的に印刷表記され、該開封用ラベルには多色印刷が可能で、視認性に優れて広告としても目立つように開封方法の説明文や説明図が印刷出来、さらに商品の宣伝や商品説明も同時印刷ができるシュリンク包装体の開封用ラベルとして提供される。
この出来上がったラベル1をシュリンク包装された商品のシュリンクフィルム10のつなぎ目11にシールセンター2の破断誘導部4を重ねて貼る事でセットは完了する。
ラベル1の貼り付け方法は、手で1枚づつ貼る(手貼り)方法とラベリングマシンを使って効率良く機械貼りする方法があるが、本発明のこのラベル1は、現状の製造ラインを考慮すればいずれにも対応出来るものである。
シュリンク包装のつなぎ目を開裂する際には図9に示すように、シュリンクフィルム10にセットしたラベル1を両端の糊の無いラベルの耳3,3部分を左右の手でつまみ外側に向け平行に引っぱる。この場合図8に示すように耳部3、3とシュリンク包装された商品の間には浮き上がった隙間が構成されるので、羽根状の耳部3、3を左右両側の外側に向けて引っ張ることが容易にできる。
すると、図10に示すように、引っぱる力でラベルセンター2のミシン目4よりラベル1は裂ける。それと同時にラベル1の貼られたシュリンクフィルム10もつなぎ目11より開裂して開く。
これは粘着剤の垂直方向に対しては簡単に剥がれるが、逆に平行方向に対しては剥がれない原理を応用したものである。シュリンクフィルム10のつなぎ目11は通常は簡単に開く事が出来ない。原因はシュリンクフィルム10が飲料容器や錠剤容器などの商品に対して熱で収縮し密着している為、シュリンクフィルム10自体を直接指でつまむ事が出来ない。したがって、引き裂こうとする力をつなぎ目11に集中させる事が出来ないのが原因である。本発明のこのラベル1を貼る事で引っぱる力をシュリンクフィルム10のつなぎ目11に集中させる事が出来て、簡単に引き裂く事が可能となっている。
【0013】
シュリンクフィルム10のつなぎ目11自体の強度は本来強い物ではなく、フィルムの端をつまむ事が可能なら少しの力でも簡単に裂く事が出来る。本発明はシュリンクフィルム10の両端をつまむ作業を、耳部3,3付のラベル1を貼る事で代用し、シュリンクフィルム10をつなぎ目11より簡単により引き裂く事を可能にした画期的発明である。また目の不自由な方やお年よりの方でもラベル1の耳部3,3を視認することにより簡単に開封口を見つけることが出来る。カッターやはさみ等の刃物を使う必要が無いので安全で有る。ラベル素材をシュリンクフィルム10と同素材で作成が可能で再生資源となる。エコ活動にも貢献できる。基本的なシュリンクフィルムの素材はPVC(ポリ塩化ビニール)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PO(ポリオレフィン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)ラベル1の素材は限定されないが、シュリンクフィルムより引っぱり強度が強くなくてはならない。ただし強度はオーバーラミネート加工を施す事で補強する事が可能である。
【0014】
さらに現状のPOPラベルは単なる宣伝目的のみであり、消費者にとっては廃棄される不要なラベルであったが、宣伝効果と開封機能を備えた多機能ラベルとなり、消費者に必要とされるラベルとなる。
さらにラベルの製造自体は簡単で特殊技術を必要としない事も画期的である。
シュリンク包装の各種形態はL型三方シール、ピロー型三方シール、オーバーラップ(キャラメル包装)、スリーブラップ四方シール、キャップシール、ラベルシュリンク、R製袋と7タイプに大きく分類出来るが、本発明はL型三方シール、ピロー型三方シールの2タイプの形態にしか基本的には対応出来ない。シュリンク包装のつなぎ目が無いと開封が出来ない特徴を持つものである。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明のシュリンク包装体の開封用ラベルは、つなぎ目を有する容器包装用のシュリンクフィルムに応用できるものである。開封用ラベルとPOPラベルの二つの機能有する多目的ラベルでもある。また開封口を見つけ易く、開くのも簡単で弱者(子供、老人、障害者の方)に優しいユニバーサルデザインラベルである。
【符号の説明】
【0016】
1 ラベル
2 ラベルセンター
3 耳部
4 破断誘導部(ミシン目や切れ込み)
5 粘着面
6 糊無し面
10 シュリンクフィルム
11 つなぎ目
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シュリンクフィルムで包装されたシュリンク包装体に、破断誘導部に沿わせてシュリンクフィルムの上に開封用ラベルを貼り付けるのに、該開封用ラベルをその中央部に破断誘導部を設け、該ミシン目の両側に粘着面を設けると共に両側を糊無し面とした把持用の耳部を備えたものに構成し、該開封用ラベルの破断誘導部をシュリンク包装体のつなぎ目に沿わせて貼り付けたことを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項2】
開封用ラベルの外郭形状を長方形、リボン型、蝶型、ハート型、円型、矢印型、動物のシルエット型などの任意形状に択一的に選択構成したことを特徴とする請求項1記載のシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項3】
開封用ラベルの表面にミシン目を挟んで対照的にラベル操作用の説明を表記してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項4】
ラベル操作用の説明を文字や矢印、図柄などで対照的に印刷表記してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項1】
シュリンクフィルムで包装されたシュリンク包装体に、破断誘導部に沿わせてシュリンクフィルムの上に開封用ラベルを貼り付けるのに、該開封用ラベルをその中央部に破断誘導部を設け、該ミシン目の両側に粘着面を設けると共に両側を糊無し面とした把持用の耳部を備えたものに構成し、該開封用ラベルの破断誘導部をシュリンク包装体のつなぎ目に沿わせて貼り付けたことを特徴とするシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項2】
開封用ラベルの外郭形状を長方形、リボン型、蝶型、ハート型、円型、矢印型、動物のシルエット型などの任意形状に択一的に選択構成したことを特徴とする請求項1記載のシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項3】
開封用ラベルの表面にミシン目を挟んで対照的にラベル操作用の説明を表記してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシュリンク包装体の開封用ラベル。
【請求項4】
ラベル操作用の説明を文字や矢印、図柄などで対照的に印刷表記してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシュリンク包装体の開封用ラベル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−16561(P2011−16561A)
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−163370(P2009−163370)
【出願日】平成21年7月10日(2009.7.10)
【出願人】(502119750)タニダ株式会社 (7)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月10日(2009.7.10)
【出願人】(502119750)タニダ株式会社 (7)
【Fターム(参考)】
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