説明

シューティングシステム、銃ユニット、及び、標的ユニット

【課題】シューティングシステムの安全性が向上させ、銃ユニットの省電力化を図る。
【解決手段】銃ユニットは、標的ユニットにレーザ光を送出して射的するものであり、レーザ光を、第1の発光周期、または、第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出可能なレーザ光発振器と、標的ユニット送出された錘状光を検出する検出部とを有する。レーザ光発振器は、錘状光が、レーザ光が標的に当たっていないことを示している場合には、レーザ光を第1の発光周期で送出し、当たっていることを示している場合には、レーザ光を第2の発光周期で送出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、銃ユニットから標的ユニットにレーザ光を照射することにより、標的をシューティングするシューティングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、銃ユニットから標的ユニットにレーザ光を照射することにより、標的をシューティングするシューティングシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、標的ユニットに備えられた赤外線LEDから発光される錘状の赤外線を、銃ユニットが受光しているときのみ、銃ユニットからレーザ光を発光するシューティングシステムが開示されている。さらに、この文献には、銃ユニットから発光されているレーザ光が標的にあたっているとき、標的ユニットが、レーザ光の軌跡等を検知することができることが開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−38865号公報
【特許文献2】特開2003−240495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載のシューティングシステムにおいて、銃ユニットから発光されているレーザ光が標的にあたっているときには、標的ユニットは、レーザ光の軌跡等を検知することができるため、有意義であるが、レーザ光が標的から外れているときにも、レーザ光が標的に当たっているときと同じようにレーザ光を発光することは、少なくとも標的ユニットにおけるレーザ光の軌跡の検知、という観点では無意味であり、しかも、銃ユニットの省電力性に欠ける。また、万が一、銃ユニットから標的ユニットに発光されるレーザ光を人が遮った場合、人がレーザ光の照射を受けるため、レーザ光の単位時間あたりの出力が大きい場合には、安全性に問題を生じてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、銃ユニットから送出される少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する電磁波、例えば、レーザ光が、標的に当たっているか否かにより、レーザ光の単位時間あたりの出力を変更することができるシューティングシステムを提供することにより、従来のシューティングシステムよりも安全性を向上させ、さらに銃ユニットの省電力化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1のシューティングシステムは、レーザ光を、第1の発光周期、または、前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出可能なレーザ光発振器と、検出部とを有する銃ユニットと、前記レーザ光発振器から送出されたレーザ光を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記レーザ光を検出していない場合には、錘状光を第3の発光周期で送出し、検出している場合には、前記錘状光を前記第3の発光周期とは異なる第4の発光周期で送出する発光器と、前記標的における前記レーザ光の到達位置を示す情報を送信する送信部とを有する標的ユニットと、前記送信部から受信した前記情報に基づいて、前記標的における前記レーザ光の到達位置を表示する情報処理装置とを有し、
前記レーザ光発振器は、前記検出部が前記第3の発光周期で送出された前記錘状光を検出した場合には、前記レーザ光を前記第1の発光周期で送出し、前記検出部が前記第4の発光周期で送出された前記錘状光を検出した場合には、前記レーザ光を前記第2の発光周期で送出することを特徴とする。
【0007】
本発明の第2のシューティングシステムは、少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な第1の送出部と、検出部とを有する銃ユニットと、前記第1の送出部から送出された第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波とは異なる第3の電磁波を送出する第2の送出部と、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を示す情報を送信する送信部とを有する標的ユニットと、前記送信部から受信した前記情報に基づいて、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を表示する情報処理装置とを有し、前記第1の送出部は、前記検出部が第2の電磁波を検出するとともに前記第3の電磁波を検出していない場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記検出部が前記第3の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とする。
【0008】
本発明の第3のシューティングシステムは、少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な第1の送出部と、検出部とを有する銃ユニットと、前記第1の送出部から送出された第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を第3の周期で送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波を前記第3の周期とは異なる第4の周期で送出する第2の送出部と、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を示す情報を送信する送信部とを有する標的ユニットと、前記送信部から受信した前記情報に基づいて、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を表示する情報処理装置とを有し、前記第1の送出部は、前記検出部が前記第3の周期で送出された第2の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記検出部が前記第4の周期で送出された第2の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とする。
【0009】
本発明の第1の銃ユニットは、標的を有する標的ユニットにレーザ光を送出して前記標的を射的するための銃ユニットであって、前記レーザ光を、第1の発光周期、または、前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出可能なレーザ光発振器と、前記標的ユニット送出された錘状光を検出する検出部とを有し、前記レーザ光発振器は、前記錘状光が、前記レーザ光が前記標的に当たっていないことを示している場合には、前記レーザ光を前記第1の発光周期で送出し、当たっていることを示している場合には、前記レーザ光を前記第2の発光周期で送出することを特徴とする。
【0010】
本発明の第2の銃ユニットは、標的を有する標的ユニットに少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を送出して前記標的を射的するための銃ユニットであって、第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な送出部と、前記標的ユニットから錘状に送出されるとともに射的可能な範囲を指定するための第2の電磁波、および、前記第1の電磁波が前記標的に当たっていることを示す第3の電磁波を検出する検出部とを有し、前記送出部は、前記検出部にて前記第2の電磁波を検出しているとともに前記第3の電磁波を検出していない場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記第3の電磁波を検出している場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とする。
【0011】
本発明の第3の銃ユニットは、標的を有する標的ユニットに少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を送出して前記標的を射的するための銃ユニットであって、第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な送出部と、前記標的ユニットから錘状に送出された第2の電磁波を検出する検出部とを有し、前記送出部は、前記検出部にて検出した前記第2の電磁波が、前記第1の電磁波が前記標的に当たっていないことを示している場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、当たっていることを示している場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の標的ユニットは、レーザ光を、標的に当たっていない場合には第1の発光周期で送出し、当たっている場合には前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出する銃ユニットにより前記標的を射的される標的ユニットであって、前記レーザ光を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記レーザ光を検出していない場合には、射的可能範囲を指定するための錘状光を第3の発光周期で送出し、前記標的部が前記レーザ光を検出している場合には、前記錘状光を前記第3の発光周期とは異なる第4の発光周期で前記銃ユニットに送出する送出部とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の第2の標的ユニットは、少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、標的に当たっていない場合には第1の周期で送出し、当たっている場合には前記第1の周期より短い第2の周期で送出する銃ユニットにより前記標的を射的される標的ユニットであって、前記第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、射的可能範囲を指定するとともに錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第3の電磁波を前記銃ユニットに送出する送出部とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の第3の標的ユニットは、少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、標的に当たっていない場合には第1の周期で送出し、当たっている場合には前記第1の周期より短い第2の周期で送出する銃ユニットにより前記標的を射的される標的ユニットであって、前記第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、射的可能範囲を指定するとともに錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を第3の周期で送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波を前記第3の周期とは異なる第4の周期で前記銃ユニットに送出する送出部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、銃ユニットから送出される少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する電磁波、例えば、レーザ光が、標的から外れている場合には、標的に当たっている場合よりも、電磁波の単位時間あたりの出力を小さくすることができるため、従来のシューティングシステムと比較し、安全性が向上するとともに、銃ユニットの省電力化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0017】
まず、図1ないし図3を参照して、本発明の実施の形態のシューティングシステムの構成について説明する。図1は、本実施の形態のシューティングシステムの構成を説明するためのブロック図であり、図2は、本実施の形態のシューティングシステムの外観図であり、図3は、標的ユニット20の外観図である。
【0018】
本実施の形態のシューティングシステムは、銃ユニット10、標的ユニット20、及び、情報処理装置30を備える。ユーザは、銃ユニット10を操作し、後述する光弾を標的ユニット20に向け発射する。そして、光弾の標的27上の着弾位置は、情報処理装置30に表示される。情報処理装置30は、銃ユニットを操作するユーザが着弾位置を視認できる位置にあっても、第三者が着弾位置を視認できる位置にあっても、ユーザ及び第三者の双方が視認できるよう複数あってもよい。
【0019】
銃ユニット10は、ユーザにより操作され、例えばライフル形状をしており、制御部11、レーザ光発振器12、受光部13、及び、スイッチ14を備える。
【0020】
制御部11は、レーザ光発振器12の出力を制御する。レーザ光発振器12は、例えば赤外線レーザを発光する半導体レーザを備え、制御部11の制御に基づき、銃ユニット10の銃口から平行光束性の高いレーザ光17を発光する。レーザ光17の詳細については後述する。受光部13は、例えばフォトダイオードを備えて構成され、制御部11に接続されている。また、受光部13は、レーザ光17の発光方向を向いており、標的ユニット20の錘状光発光器22からの出力光を受光する。スイッチ14は、制御部11に接続され、銃ユニット10のトリガが引かれた際、制御部11に信号を出力する。
【0021】
標的ユニット20は、制御部21、錘状光発光器22、レーザ受光センサ23、及び、送信部24を備える。
【0022】
制御部21は、錘状光発光器22の出力を制御し、また、レーザ受光センサ23からの出力を受信する。錘状光発光器22は、例えば、拡散光を発光する赤外線LEDを備え、錘状光27を銃ユニット10方向に発光する。なお、錘状光27は、射的可能な範囲を指定するためのものであり、銃ユニットのユーザにも照射されるため、人体に安全な光線であることが望ましい。レーザ受光センサ23は、標的28に備えられ、レーザ光17が、標的28上のどの座標に照射されているか、及び、どのような周期で照射されているかを制御部21に送信する。送信部24は、情報処理装置30と通信する。
【0023】
情報処理装置30は、例えば表示部を備えたパーソナルコンピュータで構成され、記憶部に格納されたプログラムを制御部が実行することにより着弾位置描画手段31を論理的に備える。着弾位置描画手段31は、標的ユニット20の送信部から受信した情報に基づき、情報処理装置30の表示部に、標的と、標的上における光弾の着弾位置やレーザ光17が標的に照射されている位置とを表示する。
【0024】
次に図4及び図5を参照して本実施の形態のDSSの動作について説明する。図4は、銃ユニット10の動作を説明するための図であり、図5は、標的ユニット20の動作を説明するための図である。
【0025】
図4を参照すると、銃ユニット10の制御部11は、受光部13からの出力に基づき、標的ユニット20の錘状光発光器22からの錘状光27を受光しているか否かを判断する(ステップS41)。
【0026】
ステップS41における制御部11の判定の結果、受光部13が錘状光27を受光していないと制御部11が判定した場合、すなわち、銃ユニット10が標的ユニット20の方向を全く向いていないときには、制御部11は、レーザ発振器12の出力を制御し、レーザ光17の発光の周期、すなわち、レーザ光17の点滅の間隔を周期Aとする(ステップS42)。ここで、周期Aは、後述する周期Bより長い。また、制御部11は、レーザ光17の周期を周期Aとする代わりに、レーザ光17が発光されないようにレーザ発振器12を制御してもよい。レーザ光17が発光されなければ、銃ユニット10の省電力に寄与する。
【0027】
また、ステップS41における制御部11の判定の結果、受光部13が錘状光27を受光していると制御部11が判定した場合、すなわち、銃ユニット10が標的ユニット20の方向を向いているときには、制御部11は、レーザ発振器12の出力を制御し、レーザ光17の発光の周期を周期Bとする(ステップS43)。ここで、周期Bは、例えば1/3sとする。つまり、1/3sに1回、レーザ光17のパルスが発光される。
【0028】
ここで、ステップS44の処理を説明する前に、図6を参照して、標的ユニット20の動作を説明する。
【0029】
図6を参照すると、標的ユニット20の錘状光発光器22は、制御部21の制御の元、発光周期αの錘状光27を発光する(ステップT51)。
【0030】
次に、レーザ光受光センサ23が、レーザ光17を上述した周期B、及び、周期Bより短い周期で受光しているか否かを制御部21が判断する(ステップT52)。
【0031】
ステップT52の判断の結果、レーザ光受光センサ23が、レーザ光17を上述した周期B、及び、周期Bより短い周期で受光していない場合には、処理はステップT51に戻り、受光している場合には、制御部21は、錘状光発光器22を制御し、周期αとは異なる周期βの錘状光27を発光する(ステップT53)。つまり、銃ユニット10は、受光した錘状光27の周期がαかβかによって、レーザ光17が標的28にあたっているか否かを検知することができる。
【0032】
つぎに、図5のステップS44以降の処理を説明する。
【0033】
銃ユニット10の制御部11は、受光部13が受光している錘状光27の発光周期がαかβかを判断する(ステップS44)。ステップS44の判断の結果、受光部13が受光している錘状光の周期がαの場合、すなわち、レーザ光17が、標的28に照射されていない場合には、制御部11はレーザ発振器12から発光されるレーザ光17の周期をBとする。一方、ステップS44の判断の結果、受光部13が受光している錘状光の周期がβの場合、すなわち、レーザ光17が、標的28に照射されている場合には、制御部11はレーザ発振器12から発光されるレーザ光17の周期をCとする(ステップS45)。ここでレーザ光17の周期Cは、周期Bより短く、例えば1/200sとする。周期Cが短いと、標的ユニット20は、標的28上のレーザ光17の照射位置をより詳しく検出することができる。
【0034】
このように、たとえ銃ユニット10が錘状光27を受光していても、レーザ光17が、標的28に照射されていない場合には、レーザ光17の発光周期がBとなる。したがって、仮に銃ユニット10と標的ユニット20との間に人が入った場合、人に照射されるレーザ光17の発光周期はBであるため、発光周期Cで照射されるレーザ光17より単位時間あたりの出力が小さく安全性が向上するとともに、銃ユニット10の省電力化に寄与する。
【0035】
なお、本実施の形態では、標的ユニット20は、レーザ光17が標的28に照射されているか否かを錘状光発光器22から発光される錘状光27の発光周期の違いにより、銃ユニット10に伝達しているが、レーザ光17が標的28に照射されている場合に、例えば、錘状光27の周波数を変えたり、別の伝達手段、例えば、電波信号や音波信号を用いることにより、レーザ光17が標的28に照射されていることを伝達することもできる。この場合、銃ユニット10側で、錘状光27の周波数の変化を検知する機構や、別の伝達手段により伝達された信号を受信できる機構が備えられている必要があることはもちろんのことである。
【0036】
また、本実施の形態では、標的ユニット20は、錘状光発光器22を1つ備えるよう図3にて図示されているが、錘状光発光器22は複数備えることができ、この場合には、錘状光発光器22それぞれの出力は同期している必要がある。
【0037】
さらに、本実施の形態では、レーザ光17の代わりに少なくとも所定の点方向に進行する特性のある他の電磁波を用いることもできるし、錘状光27の代わりに錘状に拡散する特性を有する他の電磁波を用いることもできる。
【0038】
次に、光弾について説明する。ユーザが銃ユニット10のトリガを引くとスイッチ14からトリガが引かれたことを示す信号が制御部11に送信される。すると、制御部11はレーザ光発振器12を制御し、光弾を示すレーザ光17を所定時間発光する。光弾を示すレーザ光17は、発光周期Cより短い発光周期である。また、光弾が標的28に着弾したことは、着弾位置とともに標的ユニット20のレーザ受光センサ23の出力から制御部21が判断できる。また、銃ユニット10に、トリガを引く毎にカウントアップされるカウンタを設けておけば、ユーザまたは第三者は、トリガが何回引かれたかを知ることがきる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態のシューティングシステムの構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のシューティングシステムの外観図である。
【図3】標的ユニット20の外観図である。
【図4】銃ユニット10の動作を説明するための流れ図である。
【図5】標的ユニット20の動作を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
【0040】
10 銃ユニット
11 制御部
12 レーザ光発振器
13 受光部
14 スイッチ
17 レーザ光
20 標的ユニット
21 制御部
22 錘状光発生部
23 レーザ受光センサ
24 送信部
27 錘状光
28 標的
30 情報処理装置
31 着弾位置描画手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ光を、第1の発光周期、または、前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出可能なレーザ光発振器と、検出部とを有する銃ユニットと、
前記レーザ光発振器から送出されたレーザ光を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記レーザ光を検出していない場合には、錘状光を第3の発光周期で送出し、検出している場合には、前記錘状光を前記第3の発光周期とは異なる第4の発光周期で送出する発光器と、前記標的における前記レーザ光の到達位置を示す情報を送信する送信部とを有する標的ユニットと、
前記送信部から受信した前記情報に基づいて、前記標的における前記レーザ光の到達位置を表示する情報処理装置とを有し、
前記レーザ光発振器は、前記検出部が前記第3の発光周期で送出された前記錘状光を検出した場合には、前記レーザ光を前記第1の発光周期で送出し、前記検出部が前記第4の発光周期で送出された前記錘状光を検出した場合には、前記レーザ光を前記第2の発光周期で送出することを特徴とするシューティングシステム。
【請求項2】
レーザ光を、第1の発光周期、または、前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出可能なレーザ光発振器と、検出部とを有する銃ユニットと、
前記レーザ光発振器から送出されたレーザ光を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記レーザ光を検出していない場合には、錘状光を第3の発光周期で送出し、検出している場合には、前記錘状光を前記第3の発光周期とは異なる第4の発光周期で送出する発光器とを有する標的ユニットとを有し、
前記レーザ光発振器は、前記検出部が前記第3の発光周期で送出された前記錘状光を検出した場合には、前記レーザ光を前記第1の発光周期で送出し、前記検出部が前記第4の発光周期で送出された前記錘状光を検出した場合には、前記レーザ光を前記第2の発光周期で送出することを特徴とするシューティングシステム。
【請求項3】
少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な第1の送出部と、検出部とを有する銃ユニットと、
前記第1の送出部から送出された第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波とは異なる第3の電磁波を送出する第2の送出部と、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を示す情報を送信する送信部とを有する標的ユニットと、
前記送信部から受信した前記情報に基づいて、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を表示する情報処理装置とを有し、
前記第1の送出部は、前記検出部が第2の電磁波を検出するとともに前記第3の電磁波を検出していない場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記検出部が前記第3の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とするシューティングシステム。
【請求項4】
少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な第1の送出部と、検出部とを有する銃ユニットと、
前記第1の送出部から送出された第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波とは異なる第3の電磁波を送出する第2の送出部とを有する標的ユニットとを有し、
前記第1の送出部は、前記検出部が第2の電磁波を検出するとともに前記第3の電磁波を検出していない場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記検出部が前記第3の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とするシューティングシステム。
【請求項5】
少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な第1の送出部と、検出部とを有する銃ユニットと、
前記第1の送出部から送出された第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を第3の周期で送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波を前記第3の周期とは異なる第4の周期で送出する第2の送出部と、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を示す情報を送信する送信部とを有する標的ユニットと、
前記送信部から受信した前記情報に基づいて、前記標的における前記第1の電磁波の到達位置を表示する情報処理装置とを有し、
前記第1の送出部は、前記検出部が前記第3の周期で送出された第2の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記検出部が前記第4の周期で送出された第2の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とするシューティングシステム。
【請求項6】
少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な第1の送出部と、検出部とを有する銃ユニットと、
前記第1の送出部から送出された第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を第3の周期で送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波を前記第3の周期とは異なる第4の周期で送出する第2の送出部とを有する標的ユニットとを有し、
前記第1の送出部は、前記検出部が前記第3の周期で送出された第2の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記検出部が前記第4の周期で送出された第2の電磁波を検出した場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とするシューティングシステム。
【請求項7】
標的を有する標的ユニットにレーザ光を送出して前記標的を射的するための銃ユニットであって、
前記レーザ光を、第1の発光周期、または、前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出可能なレーザ光発振器と、前記標的ユニット送出された錘状光を検出する検出部とを有し、
前記レーザ光発振器は、前記錘状光が、前記レーザ光が前記標的に当たっていないことを示している場合には、前記レーザ光を前記第1の発光周期で送出し、当たっていることを示している場合には、前記レーザ光を前記第2の発光周期で送出することを特徴とする銃ユニット。
【請求項8】
標的を有する標的ユニットに少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を送出して前記標的を射的するための銃ユニットであって、
前記第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な送出部と、前記標的ユニットから錘状に送出されるとともに射的可能な範囲を指定するための第2の電磁波、および、前記第1の電磁波が前記標的に当たっていることを示す第3の電磁波を検出する検出部とを有し、
前記送出部は、前記検出部にて前記第2の電磁波を検出しているとともに前記第3の電磁波を検出していない場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、前記第3の電磁波を検出している場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とする銃ユニット。
【請求項9】
標的を有する標的ユニットに少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を送出して前記標的を射的するための銃ユニットであって、
前記第1の電磁波を、第1の周期、または、前記第1の周期より短い第2の周期で送出可能な送出部と、前記標的ユニットから錘状に送出された第2の電磁波を検出する検出部とを有し、
前記送出部は、前記検出部にて検出した前記第2の電磁波が、前記第1の電磁波が前記標的に当たっていないことを示している場合には、前記第1の電磁波を前記第1の周期で送出し、当たっていることを示している場合には、前記第1の電磁波を前記第2の周期で送出することを特徴とする銃ユニット。
【請求項10】
レーザ光を、標的に当たっていない場合には第1の発光周期で送出し、当たっている場合には前記第1の発光周期より短い第2の発光周期で送出する銃ユニットにより前記標的を射的される標的ユニットであって、
前記レーザ光を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記レーザ光を検出していない場合には、射的可能範囲を指定するための錘状光を第3の発光周期で送出し、前記標的部が前記レーザ光を検出している場合には、前記錘状光を前記第3の発光周期とは異なる第4の発光周期で前記銃ユニットに送出する送出部とを有することを特徴とする標的ユニット。
【請求項11】
少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、標的に当たっていない場合には第1の周期で送出し、当たっている場合には前記第1の周期より短い第2の周期で送出する銃ユニットにより前記標的を射的される標的ユニットであって、
前記第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、射的可能範囲を指定するとともに錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第3の電磁波を前記銃ユニットに送出する送出部とを有することを特徴とする標的ユニット。
【請求項12】
少なくとも所定の点方向に進行する特性を有する第1の電磁波を、標的に当たっていない場合には第1の周期で送出し、当たっている場合には前記第1の周期より短い第2の周期で送出する銃ユニットにより前記標的を射的される標的ユニットであって、
前記第1の電磁波を検出するとともに標的となる標的部と、前記標的部が前記第1の電磁波を検出していない場合には、射的可能範囲を指定するとともに錘状に拡散する特性を有する第2の電磁波を第3の周期で送出し、前記標的部が前記第1の電磁波を検出している場合には、前記第2の電磁波を前記第3の周期とは異なる第4の周期で前記銃ユニットに送出する送出部とを有することを特徴とする標的ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−82615(P2008−82615A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−262641(P2006−262641)
【出願日】平成18年9月27日(2006.9.27)
【出願人】(302069930)NECパーソナルプロダクツ株式会社 (738)
【Fターム(参考)】